| 【発明の名称】 |
サッシュ部ペット出入り防止構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】野中 英樹
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| 【要約】 |
【課題】ペットが屋外から入ってくることを簡単に防ぐとともに、換気を確保することができ、しかもペットが破損や汚すことのないサッシュ部ペット出入り防止構造を提供する。
【解決手段】屋内と屋外とを仕切り、屋内の床面近傍まで開放できる開口部13を備え、開口部13を戸11および網戸12で開閉自在とするサッシュ10の屋外側に近接して開口部13の少なくとも下端部に、主要部をペットの足の入らない間隙の縦桟21で形成したペット用フェンス20を開閉自在に設けたことを特徴としたサッシュ部ペット出入り防止構造としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】屋内と屋外とを仕切り、前記屋内の床面近傍まで開放できる開口部を備え、該開口部を戸および網戸で開閉自在とするサッシュの屋外側に近接して前記開口部の少なくとも下端部に、主要部をペットの足の入らない間隙の縦桟で形成したペット用フェンスを開閉自在に設けたことを特徴とするサッシュ部ペット出入り防止構造。 【請求項2】請求項1において、前記屋外には、前記開口部から前記ペットを出して遊ばせるテラスが設けられたことを特徴とするサッシュ部ペット出入り防止構造。 【請求項3】請求項1または2において、前記ペット用フェンスは、着脱自在であることを特徴とするサッシュ部ペット出入り防止構造。 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、前記ペット用フェンスは、その上縁が上方に向かって凸型のアーチ構造にされていることを特徴とするサッシュ部ペット出入り防止構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、建物の外にいるペットが屋内の飼い主の姿等を察知して網戸を傷つけたり、サッシュ開口部から出入りすることを防ぐサッシュ部ペット出入り防止構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】家庭で飼育しているペット(特に犬)をテラスや庭で遊ばせるために自由に放している場合、床面近傍まで開放できるサッシュの開口部が開いていると、飼い主を見たペットが駆け寄ってきて屋内に入ってしまっていた。特にテラスで遊ばせることは、ペットの逃亡や道路などへ飛び出しを防ぐのに有効であって、ペットを飼う人にとって非常にニーズの強いことであったが、サッシュの戸や網戸を開いたままでは、ペットが屋内に入る心配をせずにテラスで遊ばせたり、飼い主と触れ合ったりすることが困難であった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、戸を閉めてしまうと換気がまったく出来なくなる上、屋内と屋外とが完全に隔離して、屋内にいながらペットと触れ合ったり、ペットの行動を監視したりすることは出来なかった。また、換気のためにわずかな隙間を開けておくと、そこからペットがサッシュを開けて入ってきてしまった。 【0004】さらに、サッシュのガラス戸が閉められていると、ペットが室内へ入ろうとして、足や鼻先によってガラス面が汚されることがあった。 【0005】また、網戸だけを閉めて換気している場合では、換気及び採光は可能であるが、ペットが前足の爪や歯で網戸を傷つけ、破損する場合があった。 【0006】そこで、この発明は、ペットが屋外から入ってくることを簡単に防ぐとともに、換気を確保することができ、しかもペットが破損や汚すことのないサッシュ部ペット出入り防止構造を提供することを課題としている。 【0007】 【課題を解決する手段】上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、屋内と屋外とを仕切り、屋内の床面近傍まで開放できる開口部を備え、開口部を戸および網戸で開閉自在とするサッシュの屋外側に近接して開口部の少なくとも下端部に、主要部をペットの足の入らない間隙の縦桟で形成したペット用フェンスを開閉自在に設けたことを特徴としたサッシュ部ペット出入り防止構造である。 【0008】請求項1の発明によれば、ペットが出入り可能なサッシュの開口部の下端部に、ペットの足の入らない縦桟で形成されたペット用フェンスを設けたので、戸や網戸を開放してもペットが屋内に入ってくることを不可能にするとともに、隙間から足を入れることもできないので戸や網戸を傷つけ、汚すことなく戸を開放し、あるいは網戸だけにして換気をしている。 【0009】請求項2に係る発明は、請求項1に記載のサッシュ部ペット出入り防止構造において、屋外には、開口部からペットを出して遊ばせるテラスが設けられたことを特徴としている。 【0010】請求項2の発明によれば、請求項1の効果に加え、ペットの足の汚れを心配することなく、逃亡や事故の恐れもなく、屋外でペットを遊ばせることができる。 【0011】請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載のサッシュ部ペット出入り防止構造において、ペット用フェンスは、着脱自在であることを特徴としている。 【0012】請求項3の発明によれば、請求項1または2の効果に加え、ペット用フェンスが簡単に着脱できるので、不必要な場合や人の出入りの邪魔になる場合には外しておくことができる。 【0013】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のサッシュ部ペット出入り防止構造において、ペット用フェンスは、その上縁が上方に向かって凸型のアーチ構造にされていることを特徴としている。 【0014】請求項4の発明によれば、請求項1〜3の効果に加え、ペット用フェンスの上縁はペットが足をかけても滑り落とす形状にされているので、上縁部に前足をかけた状態で立ち上がったり、網戸を傷つけたりすることを防止する。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明を説明する。 【0016】図中、10は建物50の屋内と屋外とを仕切るサッシュであり、屋内の床面近傍まで開放できる開口部13を備えた枠15の中に二枚の戸11および一枚の網戸12が嵌め込まれており、戸11及び網戸12をそれぞれ左右に移動して、開口部13を開閉自在にしている。ここでサッシュ10は、いわゆる掃き出しタイプであるが、床面から枠15の位置が少し上がっていて跨いで出入りするタイプも含まれる。 【0017】また、テラス30が屋外のサッシュ10の開口部13に臨まされた位置に設けられている。 【0018】テラス30は、床31がコンクリートや木等で地面から高く作られ、例えば公知のウッドデッキ等が使われ、周囲が腰高の柵壁32で取り囲まれている。このような柵壁32は、飼うペットに応じて、逃亡したり外へ飛び出したりできない間隙や高さが必要である。 【0019】このサッシュ10の屋外側に近接して開口部13の下端部には、ここでは戸11を開けてできる開口部13の下端から上方に向かって中央までを覆う位置に、ペット用フェンス20が開閉自在に設けられている。 【0020】ペット用フェンス20は、ここではサッシュ10に隣接する建物50の壁面に軸支されている。 【0021】また、ペット用フェンス20は、外枠22の内側である主要部が間隙をあけて並列された多数の縦桟21で形成され、さらに上縁22aが略全体にわたり、上方に向かって凸型のアーチ構造に形成されている。 【0022】縦桟21は、ペット用フェンス20の主要部をなすもので、縦桟21の上端および下端が外枠22に保持されるとともに、ペット(特に犬)の足が入らない間隙に形成されている。 【0023】縦桟21は、円筒形、多角形、正方形など所望の断面形状に形成され、通気性及び強度を考慮して適当な太さに形成される。 【0024】また、外枠22は、ペットの網戸22に届かない高さであるとともに、戸11を開けてできる開口部13を覆う幅にされている。 【0025】上縁22aは、ペットが前足をかけて立ち上がることができないアーチ角度が望ましく、両側端の高さから中央の最高点まで150mm程度の高低差を持って滑らかな凸型アーチ構造をなすのがよい。 【0026】ペット用フェンス20は、金属、硬質プラスチック、木などで、ペットがぶつかったり、引っ掻いたりするので耐衝撃性および耐擦過性のものであればいかなるものでよい。ただし、屋外に設置されるものであるため腐食に強い材質であることが望ましい。 【0027】ペット用フェンス20は、図2に示す場合においては、サッシュ10に隣接した建物50の壁面に、図3に示す自在蝶番40を利用して開閉自在に取り付けられている。 【0028】この自在蝶番40は、壁面に固定されたメス蝶番41と、ペット用フェンス20の外枠22に取り付けられてメス蝶番41に遊嵌状に挿入されるオス蝶番42とで構成されている。この自在蝶番40に、バネ等を組み込んでペット用フェンス20を閉じ方向に付勢させてもよいし、周知のロック手段で閉じさせておいてもよい。 【0029】また、ペット用フェンス20は、サッシュ10の枠15に取り付けたマグネットによって取り付けることも可能である。この場合、ペット用フェンス20が磁気を帯びる金属製でなければ、ペット用フェンス20にもマグネットを取り付け、磁気によってサッシュ10に付着させる。 【0030】以下にこの発明のサッシュ部ペット出入り防止構造の作用を説明する。 【0031】図2において、屋内と屋外とを仕切るサッシュ10の屋外側に設けたテラス30に、犬などのペットを解放して遊ばせる場合、サッシュ10の開口部13の屋外側に取り付けたペット用フェンス20を閉めてテラス30にペットを出しておくと、ペットが屋内に勝手に入ることはできずに遊んでいる。 【0032】屋内居住者は、戸11も網戸12も開け放ち、外気取入れや解放感を味わうことができ、また、戸11だけを開けて網戸12にして外気を取り入れたりすることもできる。 【0033】このとき、ペットが飼い主等を見つけて開口部13に近づいてきても、ペット用フェンス20に妨げられ、屋内に入ることはできない。さらに、ペットは縦桟21に妨げられ足を中に入れられず、網戸12を傷つけることも、戸11を汚すこともない。 【0034】また、ペット用フェンス20を軸支している自在蝶番40は、オス蝶番42をメス蝶番41から引き抜くだけで分割され、ペット用フェンス20を壁面から取り外すことができ、不必要時には他にしまうことができる。 【0035】また、ペット用フェンス20は、建物50の形状や設置スペースによって両開きの状態で取り付けられてもよい。 【0036】さらに、ペット用フェンス20が、バネなどによって網戸12に付勢されている場合では、屋内からペットが出て行くときはペット用フェンス20を自分で押し開けて出て行き、勝手に入ることはできなくなるので、放し飼いにしているペットには特に有効である。 【0037】一方、マグネットの磁気によってサッシュ10にペット用フェンス20を付着させた場合では、ペット用フェンス20を外したときにサッシュ10の周りに不要な蝶番が残らず見栄えがよくなるとともに、着脱がより簡便となる。 【0038】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明は、屋内の床面近傍まで開放しうるサッシュの開口部の下端を、ペットの足の入らない縦桟を有するペット用のフェンスで覆っているので、サッシュを開放したり網戸にしたりして換気をしながらでも、ペットが屋内に入ることがない上に、サッシュに嵌め込まれた網戸や戸を傷つけることなく自由にさせることができた。 【0039】したがって、この発明は、ペットが屋外から入ってくることを簡単に防ぐとともに、換気を確保することができるサッシュ部ペット出入り防止構造である。 【0040】請求項2の発明は、請求項1の効果に加え、サッシュの開口部に隣接する屋外側にはペットを遊ばせることの多いテラスが設けられているので、その有効性がさらに高まる。 【0041】請求項3の発明は、請求項1または2の効果に加え、ペット用フェンスが着脱自在に設けられているので、必要なときだけ簡単に取り付け、不要なときに取り外し、収納することが可能となってより有効である。 【0042】請求項4の発明は、請求項1〜3の効果に加え、ペット用フェンスの上縁中央部がペットの足のかけにくい凸型アーチ構造になされているので、足をかけてペットが怪我をしたり、網戸や戸、サッシュを傷つけたり汚したりすることがなくさらに有効になっている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】596088646 【氏名又は名称】アドホック株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月12日(2001.3.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082670 【弁理士】 【氏名又は名称】西脇 民雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−262694(P2002−262694A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月17日(2002.9.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−68308(P2001−68308) |
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