| 【発明の名称】 |
釣り具とその相対位置認識システム |
| 【発明者】 |
【氏名】千葉 真
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| 【要約】 |
【課題】本発明は釣り具とその相対位置認識システムに関し、釣り船での釣りに於て、自分のいる位置がポイントからどのくらいずれているかを把握することのできる釣り具とその相対位置認識システムを提供することを目的とする。
【解決手段】請求項1に係る釣り具の相対位置認識システムは、釣り人に釣り情報を報知する報知手段を備えた釣り具と、当該釣り具の現在位置を検出する位置検出手段,任意に設定可能な所定の位置を記憶する記憶手段及び当該記憶手段の記憶位置と釣り具の現在位置とを比較する比較手段とからなる相対位置検出装置とで構成され、上記相対位置検出装置で導かれた釣り具の現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を、上記報知手段に報知させることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 釣り人に釣り情報を報知する報知手段を備えた釣り具と、当該釣り具の現在位置を検出する位置検出手段,任意に設定可能な所定の位置を記憶する記憶手段及び当該記憶手段の記憶位置と釣り具の現在位置とを比較する比較手段とからなる相対位置検出装置とで構成され、上記相対位置検出装置で導かれた釣り具の現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を、上記報知手段に報知させることを特徴とする釣り具の相対位置認識システム。 【請求項2】 釣り具は、魚釣用リールであることを特徴とする請求項1記載の釣り具の相対位置認識システム。 【請求項3】 釣り具の現在位置を検出する位置検出手段,任意に設定可能な所定の位置を記憶する記憶手段及び当該記憶手段の記憶位置と釣り具の現在位置とを比較する比較手段とからなる相対位置検出装置のうちの少なくとも何れか一つの手段と、当該手段を除く相対位置検出装置の残りの手段で得られたデータを送信する外部送信手段からの送信データを受信する受信部と、釣り人に釣り情報を報知する報知手段とを備え、上記報知手段に、相対位置検出装置で導かれた自らの現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を報知可能としたことを特徴とする釣り具。 【請求項4】 釣り具の現在位置を検出する位置検出手段,任意に設定可能な所定の位置を記憶する記憶手段及び当該記憶手段の記憶位置と釣り具の現在位置とを比較する比較手段とからなる外部の相対位置検出装置で得られたデータを送信する外部送信手段からの送信データを受信する受信部と、釣り人に釣り情報を報知する報知手段とを備え、当該報知手段に、相対位置検出装置で導かれた自らの現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を報知可能としたことを特徴とする釣り具。 【請求項5】 釣り具の現在位置を検出する位置検出手段,任意に設定可能な所定の位置を記憶する記憶手段及び当該記憶手段の記憶位置と釣り具の現在位置とを比較する比較手段とからなる相対位置検出装置と、釣り人に釣り情報を報知する報知手段とを備え、当該報知手段に、相対位置検出装置で導かれた自らの現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を報知可能としたことを特徴とする釣り具。 【請求項6】 釣り具は、魚釣用リールであることを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の釣り具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、釣り具とその相対位置認識システムに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、多くの魚釣用リールには、回転数検出手段で検出したスプールの回転数を基に釣糸の繰出し量を計測する糸長計測装置が備えられており、斯かる糸長計測装置の糸長計測値を基に、所定の棚位置に仕掛けを繰り出すことができるようになっている。 【0003】そして、実用新案登録第2500266号公報に開示されるように、従来、リール本体に装着した表示器には上カラ表示部と棚カラ表示部が設けられており、糸長計測装置の計測結果を基に、水面からの仕掛けの水深が上カラ表示部に表示され、棚からの仕掛けの水深が棚カラ表示部に表示されるようになっている。ところで、近年、海上に於ける釣り船の位置を把握する方法としてGPS等の位置検索システムが釣り船に装備されており、特にGPSの場合、複数の衛星から発信された信号を受信してその信号到達の時間差を計測することで位置の割り出しを行うため、釣り船の現在位置を正確に把握することが可能となっている。 【0004】そして、船釣りを行う場合、釣り人は釣り船で魚の多いポイントまで運んでもらい、そのポイントで表示器の表示を見乍ら、仕掛けを棚位置まで繰り出して釣りを行うのが一般的である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、釣りを行っている間に釣り船は潮の流れや風の影響でポイントから流されてしまい、仕掛けの投入位置とポイントとの間に誤差が生じてしまうが、船での釣りに於ては、まわりにランドマーク等が極めて少ないためにポイントの位置を認識する方法が乏しく、このため、釣り人はポイントまでなるべく仕掛けを正確に投入するのに経験と勘に頼らざるを得ず、経験の多い人と少ない人とで釣果に大きな差が生じているのが実情であった。 【0006】また、既述したようにGPS等の位置検索システムによって釣り船の位置を把握することはできるが、釣り人は実釣中にキャビンに入ることは稀であり、実際に自分の位置を把握することは困難である。而も、実際に釣り人が欲しい情報は、自分の位置がどこであるかということではなく、自分がどれだけポイントから離れているかという相対的な位置情報である。 【0007】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、釣り船での釣りに於て、自分のいる位置がポイントからどのくらいずれているかを把握することのできる釣り具とその相対位置認識システムを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するため、請求項1に係る釣り具の相対位置認識システムは、釣り人に釣り情報を報知する報知手段を備えた釣り具と、当該釣り具の現在位置を検出する位置検出手段,任意に設定可能な所定の位置を記憶する記憶手段及び当該記憶手段の記憶位置と釣り具の現在位置とを比較する比較手段とからなる相対位置検出装置とで構成され、上記相対位置検出装置で導かれた釣り具の現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を、上記報知手段に報知させることを特徴とし、請求項2に係る発明は、請求項1記載の釣り具の相対位置認識システムに於て、釣り具が魚釣用リールであることを特徴とする。 【0009】そして、請求項3に係る釣り具は、釣り具の現在位置を検出する位置検出手段,任意に設定可能な所定の位置を記憶する記憶手段及び当該記憶手段の記憶位置と釣り具の現在位置とを比較する比較手段とからなる相対位置検出装置のうちの少なくとも何れか一つの手段と、当該手段を除く相対位置検出装置の残りの手段で得られたデータを送信する外部送信手段からの送信データを受信する受信部と、釣り人に釣り情報を報知する報知手段とを備え、上記報知手段に、相対位置検出装置で導かれた自らの現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を報知可能としたことを特徴とし、請求項4に係る釣り具は、釣り具の現在位置を検出する位置検出手段,任意に設定可能な所定の位置を記憶する記憶手段及び当該記憶手段の記憶位置と釣り具の現在位置とを比較する比較手段とからなる外部の相対位置検出装置で得られたデータを送信する外部送信手段からの送信データを受信する受信部と、釣り人に釣り情報を報知する報知手段とを備え、当該報知手段に、相対位置検出装置で導かれた自らの現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を報知可能としたことを特徴とする。 【0010】また、請求項5に係る釣り具は、釣り具の現在位置を検出する位置検出手段,任意に設定可能な所定の位置を記憶する記憶手段及び当該記憶手段の記憶位置と釣り具の現在位置とを比較する比較手段とからなる相対位置検出装置と、釣り人に釣り情報を報知する報知手段とを備え、当該報知手段に、相対位置検出装置で導かれた自らの現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を報知可能としたことを特徴とし、請求項6に係る発明は、請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の釣り具に於て、釣り具が魚釣用リールであることを特徴とする。 【0011】(作用)請求項1に係る相対位置認識システムによれば、釣り具の報知手段に、相対位置検出装置で導かれた自らの釣り具の現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を釣り人に報知し、請求項2に係る発明によれば、自らの魚釣用リールの現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を、報知手段を介して釣り人に報知する。 【0012】また、請求項3乃至請求項5に係る発明にあっても、釣り具の報知手段を介して、相対位置検出装置で導かれた自らの現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を釣り人に報知し、請求項6に係る発明では、自らの魚釣用リールの現在位置と記憶手段の記憶位置との相対位置を報知手段を介して釣り人に報知する。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。 【0014】図1は請求項1及び請求項2の一実施形態に係る相対位置認識システムを構成する請求項3及び請求項6の魚釣用リールの一実施形態を示し、図中、1はリール本体3のフレーム、5,7は当該フレーム1の左右に取り付く側板で、両側板5,7間にスプール軸を介してスプール9が回転可能に支持されている。スプール9は、スプールモータの駆動やハンドル11の巻取り操作で回転して釣糸が巻回されるようになっており、スプールモータはスプール9前方のフレーム1に一体成形されたモータケース内に収納されている。 【0015】そして、側板7の上部前方には、特許第2977978号公報で開示された電動リールと同様、スプールモータ13のモータ出力を調節するレバー形状のモータ出力調節体(以下、「パワーレバー」という)13がハンドル11と同方向へ回転操作可能に取り付けられており、当該パワーレバー13の操作で、制御ボックス15内に装着した図2のマイクロコンピュータ(制御手段)17が、モータ出力をモータ停止状態から最大値(0〜100%)まで連続的に増減してスプール9の巻取り速度を制御するようになっている。 【0016】また、制御ボックス15の上部の操作パネル19上には、側板7内に装着したクラッチ機構のクラッチスイッチ21が装着されており、当該クラッチスイッチ21の操作でクラッチ機構がON/OFFに切り換わって、スプール9へのスプールモータやハンドル11の駆動力が伝達,遮断されるようになっている。 【0017】一方、図1中、23はスプール9の回転数とその回転方向を検出する回転数検出手段で、当該回転数検出手段23は、フレーム1に装着された一対のリードスイッ25と、これに対向してスプール9の一端側周縁部に固着された複数のマグネット27とで構成されており、リードスイッチ25はマイクロコンピュータ17のCPUに接続されている。 【0018】而して、CPUは、特開平5−103567号公報で開示された魚釣用リールと同様、リードスイッチ25から出力されるスプール9の正転,逆転の判定信号を取り込んで釣糸の繰出しか巻取りかを判定すると共に、リードスイッチ25から取り込むスプール9の回転パルス信号をカウントして、この計数値を基にマイクロコンピュータ17のROMに記憶された糸長計算式を演算実行するようになっている。 【0019】そして、CPUは、表示駆動回路を介してその演算結果を、操作パネル19上の表示器29に表示させるようになっており、釣り人は斯かる表示値を確認し乍ら、所定の水深に仕掛けを繰り出したり、ハンドル11やパワーレバー13の操作で釣糸を巻き上げることができることとなる。また、操作パネル19上には、表示器29に隣接してリセットスイッチ31やモードスイッチ33,棚スイッチ35,コマセスイッチ37等が装着されており、図3に示すようにモードスイッチ33の操作で、マイクロコンピュータ17は「実釣モード」,「自船位置表示モード」,「相対位置表示モード」に順次切り換わるようになっている。 【0020】即ち、既述したようにマイクロコンピュータ17は、リードスイッチ25から取り込むスプール9の回転パルス信号をカウントし、この計数値を基に糸長計算式を演算実行して演算結果を表示器29に表示させるが、図1に示すように表示器29には、従来と同様、上カラ表示部29aと棚カラ表示部29bが設けられており、実釣モードや相対位置表示モードに於て、マイクロコンピュータ17はリードスイッチ25からの回転パルス信号を基に釣糸の繰出し量を演算して、この演算結果を上カラ表示部29aに表示する。 【0021】そして、釣糸が竿先から水面まで繰り出された処で釣り人がリセットスイッチ31を操作すると、上カラ表示部29aの表示値が「0.0」にリセットされるようになっている。この後、釣り人が釣糸を繰り出していくと、糸長計測手段で計測された糸長計測値が上カラ表示部29aに表示され、そして、釣糸が例えば95.5m繰り出された処で棚スイッチ35を操作すると、棚カラ表示部29bに「0.0」が表示されて棚位置が設定され、以後、釣糸の巻上げに伴う棚位置からの仕掛けの位置と水面からの繰出し量が、上カラ表示部29aと棚カラ表示部29bに、夫々、表示されるようになっている。 【0022】更にまた、表示器29には、図4に示すように上カラ表示部29aと棚カラ表示部29bに加え、デジタル文字によるデジタル表示部29c-1と、当該デジタル表示部29c-1を囲む8片のセグメント29c-2とで構成された従来周知のタイマー表示部29cが設けられており、上述したコマセスイッチ37の操作で制御ボックス15内の計時手段が作動し、そして、計測された時間がタイマー表示部29cに表示されて、コマセの詰替え時期が確認できるようになっている。 【0023】ところで、既述したように釣りを行っている間に釣り船は潮の流れや風の影響でポイントから流され、仕掛けの投入位置と所定のポイントとの間に誤差が生じる。そして、海上にはまわりにランドマークが極めて少ないためポイントの位置を認識する方法が乏しく、釣り人はポイントまで仕掛けを正確に投入するのに経験と勘に頼らざるを得なかった。 【0024】しかし、近年、海上に於ける自船位置を把握するためにGPS等の位置検索システムが釣り船に備わっており、図2に示すように釣り船47では、GPS受信機41のアンテナ(ANT)43で受信した複数のGPS衛星からの電波をマイクロコンピュータ45で演算処理して、自船の現在位置が把握できるようになっている。 【0025】そこで、本実施形態は、上記構成に加え、釣り船47にジャイロ49を装着し、これをマイクロコンピュータ45に接続することで釣り船47の現在位置と向きを判断させると共に、そのデータを送信機51のアンテナ(ANT)53を介して魚釣用リール55側に送信させるようになっている。一方、魚釣用リール55には、送信機51からの送信データをアンテナ(ANT)57を介して受信する受信機59が装着されており、受信機59は受信データをマイクロコンピュータ17に入力する。 【0026】そして、釣り人がモードスイッチ33を押して実釣モードから自船位置表示モードに切り換えると、図5に示すようにマイクロコンピュータ17は、釣り船47側から受信した魚釣用リール55(乗船している釣り船47)の現在位置を、表示駆動回路64を介して上カラ表示部29aと棚カラ表示部29bに、夫々、表示させるようになっている。 【0027】尚、図5に示すように本実施形態では、上カラ表示部29aに経度(東経)、そして、棚カラ表示部29bに緯度(北緯)を表示させている。そして、斯かる自船位置表示モードで釣り人がモードスイッチ33を長押しすると、その現在位置がポイントとしてマイクロコンピュータ17の自船位置記憶装置(RAM)63に記憶されて、マイクロコンピュータ17が相対位置表示モードに移行するようになっている。 【0028】而して、既述したように釣りを行っている間に釣り船47は、図7に示すように潮の流れや風の影響で設定したポイントPから流され、仕掛けの投入位置とポイントPとの間に誤差が生じる。そこで、相対位置表示モードに於てマイクロコンピュータ17のCPUは、釣り船47側から受信するデータ(釣り船47の現在位置と向き)に基づき、魚釣用リール55の現在位置と設定したポイントPとを比較して、図6に示すようにタイマー表示部29cのデジタル表示部29c-1にポイントPまでの距離を表示させると共に、セグメント29c-2を用いてポイントPの方向を表示させるようになっている。 【0029】尚、セグメント29c-2は船首が上に設定されている。そして、図6に示すようにマイクロコンピュータ17は、この相対位置表示モードで、上カラ表示部29aと棚カラ表示部29bを、釣糸の繰出しに伴う糸長計測値の表示に切り換えるようになっている。また、実釣モードまたは相対位置表示モードで釣り人がコマセスイッチ37を操作すると、相対位置表示モードに於て、タイマー表示部29cは例えば1分毎に当初の機能であるコマセタイマの表示と、図6に示すポイントPまでの距離と方向の表示とに順次切り換わるように構成されている。 【0030】そして、図6の相対位置表示モードで釣り人がモードスイッチ33を再び長押しすると、マイクロコンピュータ17は実釣モードに切り換わって、図4に示すようにタイマー表示部29cが当初のタイマ表示機能に切り換わるようになっている。本実施形態に係る魚釣用リール55はこのように構成されており、先ず、釣り船47に乗船した釣り人は、釣り船47によって所定のポイントに案内され、斯かるポイントで釣りを行うこととなるが、ポイントに着いて釣り船47側から釣り船47の現在位置と向きを送信機51を介して魚釣用リール55側に送信させ、魚釣用リール55ではこれを受信機59で受信して、この受信データをマイクロコンピュータ17に入力させる。 【0031】そして、釣り人がモードスイッチ33を操作してマイクロコンピュータ17を自船位置表示モードに切り換えると、釣り船47側から受信した釣り船47、即ち、魚釣用リール55の現在位置が図5の如く上カラ表示部29aと棚カラ表示部29bに表示されることとなる。 【0032】而して、斯かる状態で釣り人がモードスイッチ33を長押しすれば、その現在位置がポイントPとしてマイクロコンピュータ17の自船位置記憶装置63に記憶され、この後、モード切換えスイッチ33を再び長押ししてマイクロコンピュータ17を実釣モードに切り換えて釣りを開始すればよい。斯かる実釣モードに於て、クラッチスイッチ21の操作でクラッチ機構がクラッチON/OFFに切り換わり、釣糸の繰出しに伴い、糸長計測手段で計測された糸長計測値が上カラ表示部29aに表示され、釣糸が例えば95.5m繰り出された処で底/棚設定スイッチ35を操作すると、棚カラ表示部29bに「0.0」が表示されて底位置が設定され、以後、釣糸の巻上げに伴う棚位置からの仕掛けの位置と水面からの繰出し量が、上カラ表示部29aと棚カラ表示部29bに夫々表示されることとなる。 【0033】そして、魚の当たりが合った場合に、クラッチスイッチ21の操作でクラッチ機構をクラッチONに切り換えれば、ハンドル11やパワーレバ13の操作で釣糸がスプール9に巻き取られ、また、釣場の状況に応じたパワーレバー13の操作でスプールモータが停止したり、巻取り速度が低速から高速へ連続的に切り換わることとなる。 【0034】しかし、釣りを行っている間に釣り船47は、図7に示すように潮の流れや風の影響で設定したポイントPから流され、仕掛けの投入位置とポイントPとの間に誤差が生じてくる。そこで、釣り人が実釣時にモードスイッチ33を操作してマイクロコンピュータ17を実釣モードから自船位置表示モードを経て相対位置表示モードに切り換えると、マイクロコンピュータ17は、図6及び図7に示すように釣り船47側から受信するデータ(釣り船47の現在位置と向き)に基づき、魚釣用リール55の現在位置と設定したポイントPとを比較,演算して、タイマー表示部29cのデジタル表示部29c-1にポイントPまでの距離を表示し、また、セグメント29c-2を用いてポイントPの方向を表示させると共に、上カラ表示部29aと棚カラ表示部29bの表示を、釣糸の繰出しに伴う糸長計測値に切り換える。 【0035】従って、釣り人は、タイマー表示部29cの表示値を見乍ら、ポイントPの方向に仕掛けを投入することで設定したポイントPに仕掛けが繰り出され、また、釣り船47がポイントPから余りにも遠くへ流されている場合には、釣り船47をポイントPまで戻してもらえばよい。このように本実施形態に係る相対位置認識方法とこれを用いた魚釣用リール55によれば、釣り船47での釣りに於て、自分のいる位置がポイントPからどのくらいずれているかを把握することができるため、勘と経験に頼っていた従来に比し始めての釣場でも確実に釣果を伸ばすことが可能となった。 【0036】また、本実施形態によれば、魚釣用リール55の表示器29を通して自分のいる位置とポイントPとの相対位置が認識できるようにしたので、相対位置を認識する釣り具以外の別途の余分な荷物(装置)を釣り場に持っていく必要がない利点を有する。尚、上記実施形態では、表示器29を通して自分のいる位置とポイントPとの相対位置が認識できるようにしたが、別途音声による報知によって相対位置を認識させてもよい。 【0037】また、上記実施形態では、相対位置検出装置のうち、自らの現在位置を検出する位置検出手段としてのGPS受信機41とジャイロ49,マイクロコンピュータ45、そして、このデータを送信する外部送信手段としての送信機51を釣り船47側に装着すると共に、相対位置検出装置の残りの手段、即ち、任意に設定可能なポイントPを記憶する記憶手段としての自船位置記憶装置63と、ポイントPと現在位置とを比較する比較手段としてのマイクロコンピュータ17、そして、送信機51からの送信データを受信する受信機59を魚釣用リール55側に装着したが、図示しない請求項4及び請求項6の一実施形態のようにGPS受信機41とジャイロ49,自船位置記憶装置63を釣り船47側に装着すると共に、ポイントPと現在位置とを比較する比較手段としての機能を釣り船47側のマイクロコンピュータ45に持たせ、魚釣用リール側には、単に送信機51からの送信データを受信する受信機59と、マイクロコンピュータ47で処理済みのデータを表示させる表示器29のみを装着してもよい。 【0038】而して、この実施形態によっても、釣り人は釣り船47での釣りに於て、自分のいる位置がポイントPからどのくらいずれているかを把握することができることは勿論、上記実施形態の魚釣用リール55に比しリール全体の小型,軽量化が図れる利点を有する。更にまた、図示しない請求項5及び請求項6の一実施形態のように相対位置検出装置の総ての手段、即ち、自らの現在位置を検出する位置検出手段としてのGPS受信機とジャイロやマイクロコンピュータ,任意に設定可能な所定のポイントを記憶する記憶手段としての自船位置記憶装置,表示器等を総て魚釣用リール側に装着すると共に、ポイントと現在位置とを比較する比較手段としての機能を上記マイクロコンピュータに持たせてもよい。 【0039】而して、この実施形態によっても、釣り人は釣り船47での釣りに於て、自分のいる位置がポイントPからどのくらいずれているかを把握することができることは勿論、様々なポイントに於て、釣り人自らがリールを通してポイントの設定が可能となるので、実績のあるポイントや複数回訪れるポイント等を魚釣用リールに記憶させることで独自のデータを複数保有することができることとなって、更に釣果を期待することができる。 【0040】そして、上記各実施形態は、請求項1に係る発明と請求項3乃至請求項5の発明を魚釣用リールに適用したものであるが、これらの発明は、魚釣用リールに限定されず、例えば釣竿やクーラーボックスといったその他の釣り具に適用可能である。 【0041】 【発明の効果】以上述べたように、請求項1及び請求項2に係る発明によれば、釣り人は釣り船での釣りに於て、自分のいる位置がポイントからどのくらいずれているかを把握することができるため、勘と経験に頼っていた従来に比し始めての釣場でも確実に釣果を伸ばすことが可能となった。 【0042】また、請求項3及び請求項6に係る発明にあっても、釣り人は釣り船での釣りに於て、自分のいる位置がポイントからどのくらいずれているかを把握することができ、更にまた、相対位置を認識する釣り具以外の余分な荷物(装置)を釣り場に持っていく必要がない利点を有する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002495 【氏名又は名称】ダイワ精工株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年3月2日(2001.3.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072718 【弁理士】 【氏名又は名称】古谷 史旺
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| 【公開番号】 |
特開2002−253088(P2002−253088A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月10日(2002.9.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−58263(P2001−58263) |
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