| 【発明の名称】 |
飼料ホッパー |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 一己
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| 【要約】 |
【課題】飼料に混入した金属片、金属屑等の異物を配管内に供給することを効率的に防止することができる飼料ホッパーを提供する。
【解決手段】飼料Sを配管103に供給する飼料供給槽3の上部正面板11の下端部と背面板13の対向部との間に画成された間隙付近に、複数のリング状を呈する磁石21をその間隙の長手方向に沿って配設する。上部正面板11の前方に着脱自在とした被覆板16を配設する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 飼料を排出する飼料供給槽の下端部に磁石を配設したことを特徴とする飼料ホッパー。 【請求項2】 前記飼料供給槽の正面板及び背面板によって飼料供給槽の下端部に画成された間隙付近に複数の磁石を配設したことを特徴とする請求項1に記載の飼料ホッパー。 【請求項3】 前記飼料供給槽の正面板又は背面板の前方に着脱自在とした被覆板を配設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の飼料ホッパー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、飼料ホッパー、特には、配管内でエンドレスに接続されたディスクケーブルを走行させることにより、家畜用飼料を飼料ホッパーから配管を介して多数個の給餌器へ配送する飼料搬送装置に使用される飼料ホッパーに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、家畜用飼料を飼料ホッパーから配管を介して多数個の給餌器へ配送する飼料搬送装置として、図4に示すような飼料搬送装置101が知られている。この飼料搬送装置101は、エンドレスに接続された配管103に所定間隔を保持して配設された飼料落下管106,106,・・・を介して多数個の給餌器107,107,・・・を配設してあると共に、配管103内に挿入され、エンドレスに接続されたディスクケーブル102を矢印方向xへ押送りする駆動装置104を配設してある。 【0003】また、図中一点鎖線で示す飼料ホッパー105の下端には飼料投入口105aが形成され、飼料落下管106の下端には飼料落下口106aが形成されており、飼料Sは飼料投入口105aから配管103内に投入され、図5に示すディスクケーブル102(ワイヤー102aに所定間隔でディスク102bを固着したもの)によって配管103内を搬送されて、飼料落下口106aから給餌器107内に供給されるようになっている。 【0004】図6には従来の飼料ホッパー105の一例を示してある。飼料タンク111内には飼料Sが充填されており、飼料タンク111の下端と飼料供給槽112の上端との間には略水平方向に摺動自在とした開閉板113が配設され、飼料投入口105aの開口程度を調整できるようになっている。また、開閉板113の下方で、飼料供給槽112内には、飼料Sのブリッジを防止するためのバネ114を配設してある。 【0005】飼料ホッパー105では、開閉板113を摺動させて飼料投入口105aを適宜開口すれば、飼料Sは飼料供給槽112内に流入し、その側壁面に沿って流下し、配管103内へと流入する。ここで、バネ114は、飼料供給槽112内の飼料Sを振動させ、飼料Sがブリッジするのを防止する。これによって、飼料供給槽112内に空隙(巣)が形成され難くなり、飼料Sはスムーズに配管103内に供給される。 【0006】図7には従来の飼料ホッパー205の他例を示してある。飼料タンク211の下端と飼料供給槽212の上端との間には、やはり、略水平方向に摺動自在とした開閉板213が配設され、飼料投入口205aの開口程度を調整できるようになっている。また、飼料供給槽212の背面板214には、飼料Sのブリッジを防止するためのバイブレーター215を固定してある。 【0007】飼料ホッパー205でも、開閉板213を摺動させて飼料投入口205aを適宜開口すれば、飼料Sは飼料供給槽212内に流入し、その内壁面に沿って流下し、配管103内へと流入する。ここで、バイブレーター215は、飼料供給槽212内の飼料Sを振動させ、飼料Sがブリッジするのを防止する。これによって、飼料供給槽212内に空隙(巣)が形成され難くなり、飼料Sはスムーズに配管103内に供給される。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の飼料ホッパー105,205では、時間の経過とともにバネ114が劣化して部分的に剥離され、錆び付いた金属片が発生し易く、また、背面板214が振動して側面板等と擦れ合い、微小な金属屑も発生し易い。さらに、当初より飼料S内に金属片等が混入している場合もある。そして、このような金属片、金属屑を家畜が食べると、家畜の胃、腸等の内臓に突き刺さり、家畜が病気になったり、成長を妨げられたりする虞れがある。また、このような家畜の内臓を人間が食べると、人体にも甚大な影響が及ぶという問題があった。 【0009】本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、飼料に混入した金属片、金属屑等の異物を配管内に供給することを効率的に防止することができる飼料ホッパーを提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために、本発明の飼料ホッパーは、飼料を排出する飼料供給槽の下端部に磁石を配設したことを特徴とする。 【0011】ここで、前記飼料供給槽の正面板及び背面板によって飼料供給槽の下端部に画成された間隙付近に複数の磁石を配設するのが好ましい。 【0012】また、前記飼料供給槽の正面板又は背面板の前方に着脱自在とした被覆板を配設すれば、より好ましい。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の飼料ホッパーの実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の飼料ホッパーの斜視図であり、飼料ホッパー1は、開閉板4を介して飼料タンク2及び飼料供給槽3から構成されている。飼料タンク2は飼料Sを貯蓄しておくもので、飼料ホッパー1の上部に配設されている。開閉板4は飼料タンク2と飼料供給槽3との間に配設され、飼料タンク2からの飼料供給量を調整する作用を奏する。開閉板4を略水平方向に適宜摺動させて、飼料投入口5の開口程度を調整し、飼料タンク2に貯留した飼料Sを飼料供給槽3に流出するようになっている。 【0014】飼料供給槽3は上部正面板11、下部正面板12、背面板13及び両側面板14,15から構成され、飼料供給槽3の下端部には配管103が貫通しており、飼料供給槽3から流入した飼料Sを給餌器107まで搬送、供給するようになっている。上部正面板11、下部正面板12の前方には被覆板16を配設してあり、飼料供給槽3内の飼料Sに水、異物等が侵入しないようにしている。また、被覆板16にはガラス、プラスチック等からなる透明な窓部16aを形成したから、この窓部16aを通して飼料Sの供給状態も容易に確認することができる。 【0015】下部正面板12は、図1に示すように、所定角度傾斜した状態で固定されているが、上部正面板11は適宜傾斜角度範囲内で可動するようになっている。すなわち、上部正面板11はその上端部で軸支されて回動自在となっている。そして、ボルト17の一端部17aを上部正面板11に固着し、ネジ部17bを下部正面板12に固定したナット19に螺合させ、他端部17cにハンドル18を固着してある。よって、ハンドル18を適宜回転することにより、上部正面板11を揺動させ、適宜角度傾斜した状態に設定することができる。 【0016】また、図2に示すように、背面板13にはバイブレーター20が固着されており、背面板13を振動させることができるようになっている。 【0017】上部正面板11及び背面板13は下方に向かうに従って内側に傾斜しているので、上部正面板11の下端部と背面板13の対向部との間には狭小な間隙が画成され、その間隙より飼料Sが流下して配管103へ供給される。そして、その間隙付近には、図1及び図3に示すように、複数のリング状を呈する磁石21を間隙の長手方向に沿って配設してあり、磁石21は支持部材22を介して背面板13に固定してある。尚、磁石21の形状、固定方法は本実施例に限定されるものではなく、他の形状、固定方法を採用してもよいこと勿論である。 【0018】次に、飼料ホッパー1の作用について説明する。開閉板4を適宜摺動して飼料投入口5を適宜開放すれば、飼料タンク2に貯留した飼料Sは飼料供給槽3に流入する。そして、背面板13に固着されたバイブレーター20によって飼料供給槽3内の飼料Sを振動するから、飼料Sはブリッジを発生することなく、スムーズに飼料供給槽3内を流下する。この際、飼料Sの配管103への供給量は、ハンドル18を適宜回転し、上部正面板11の傾斜角度を適宜設定することによっても調整できる。 【0019】そして、上部正面板11の下端部と背面板13の対向部との間に画成された間隙を通過する際、その間隙付近に複数のリング状を呈する磁石21が配設してあるから、飼料S内に混入している金属片、金属屑は磁石21に吸着され、配管103に供給されることがない。ここで、上記間隙に磁石21を配設すれば、この間隙では飼料が集中し、略全量の飼料が磁石21に接触又は接近するため、金属片、金属屑等を吸着し易く、他の箇所に配設する場合に比べて確実に金属片等を吸着することができる。尚、被覆板16を取り外した上で、ハンドル18を適宜回転し、上部正面板11の傾斜角度を適宜設定すれば、上部正面板11と下部正面板12との間隙から磁石21に吸着された金属片、金属屑を容易に取り除くことができる。 【0020】 【発明の効果】本発明によれば、飼料供給槽の下端部に磁石が配設してあるので、飼料が飼料供給槽の下端部を通過する際、飼料に混入した金属片、金属屑等を容易に吸着することができ、配管へ金属片等を供給するのを防止することができる。よって、金属片、金属屑等を飼料とともに家畜が食べて内臓に突き刺さり、病気になったり、成長を妨げられたりすることを防止でき、さらには、人体に影響が及ぶことを防止できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390032263 【氏名又は名称】株式会社藤井商会
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| 【出願日】 |
平成13年2月28日(2001.2.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103399 【弁理士】 【氏名又は名称】橋本 清
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| 【公開番号】 |
特開2002−253080(P2002−253080A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月10日(2002.9.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−55721(P2001−55721) |
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