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【発明の名称】 粒状の排泄物処理材及び製造方法
【発明者】 【氏名】伊藤 博

【要約】 【課題】人叉は動物が排泄した尿の吸収性及び保水性が良く、排泄物に接して塊状化でき、また焼却でき、しかも、廃物の汚泥乾燥物の持つ臭気及び色彩を緩和して、室内でも衛生的に安全に使用できる粒状の排泄物処理材を提供する。

【解決手段】汚泥乾燥物及び配合材料を含有し、また該汚泥乾燥物より少ない量で吸水性樹脂を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、このように汚泥を利用することにより、汚泥であっても室内で、衛生的に安全に使用できるものに活用することができ、使用後の処理も容易にすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 汚泥乾燥物を含有し、また該汚泥乾燥物より少ない量で吸水性樹脂を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項2】 汚泥乾燥物及び配合材料を含有し、また該汚泥乾燥物より少ない量で吸水性樹脂を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項3】 汚泥乾燥物及び配合材料を含有し、また汚泥乾燥物より夫々少ない量で吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項4】 乾燥造粒物が、汚泥乾燥物を50重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項5】 乾燥造粒物が、汚泥乾燥物を30重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項6】 乾燥造粒物が、汚泥乾燥物を10重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項7】 汚泥乾燥物が有機性汚泥乾燥物若しくは無機性汚泥乾燥物、又は有機性汚泥乾燥物及び無機性汚泥乾燥物であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項8】 乾燥造粒物の水分含有率が15重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項9】 乾燥造粒物の水分含有率が10重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項10】 乾燥造粒物の水分含有率が5重量%以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項11】 乾燥造粒物の接着剤含有率が、10重量%以下であることを特徴とする請求項3に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項12】 乾燥造粒物の脱臭剤含有率が、10重量%以下であることを特徴とする請求項3に記載の粒状の排泄物処理材【請求項13】 殺菌作用を有する物質が、殺菌剤若しくは防黴剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項3に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項14】 汚泥乾燥物を含有し、1ミリメートル以上の粒度を有する芯部と、被覆材料及び吸水性樹脂を含有して、前記芯部の表面の少なくともその一部を被覆する被覆部とを有する乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項15】 汚泥乾燥物及び配合材料を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する芯部と、被覆材料及び吸水性樹脂を含有して、前記芯部の表面の少なくともその一部を被覆する被覆部とを有する乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項16】 汚泥乾燥物及び配合材料を含有し、また汚泥乾燥物より夫々少ない量で吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する芯部と、紙粉及び吸水性樹脂を含有して、前記芯部の表面の少なくともその一部を被覆する被覆部を有する乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材。
【請求項17】 芯部が、汚泥乾燥物を50重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項18】 芯部が、汚泥乾燥物を30重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項19】 芯部が、汚泥乾燥物を10重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項20】 乾燥被覆粒状物の水分含有率が15重量%以下であることを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項21】 乾燥被覆粒状物の水分含有率が10重量%以下であることを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項22】 乾燥被覆粒状物の水分含有率が5重量%以下であることを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項23】 汚泥乾燥物が有機性汚泥乾燥物若しくは無機性汚泥乾燥物、又は有機性汚泥乾燥物及び無機性汚泥乾燥物であることを特徴とする請求項14乃至19の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項24】 芯部の接着剤含有率が10重量%以下であることを特徴とする請求項16に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項25】 芯部の脱臭剤含有率が10重量%以下のであることを特徴とする請求項16に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項26】 被覆層が、被覆材料及び吸水性樹脂の混合物に、接着剤若しくは着色物質又はこれらの混合物が混合された混合物により形成されていることを特徴とする請求項14乃至16の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項27】 被覆部の接着剤含有率が10重量%以下であることを特徴とする請求項24に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項28】 殺菌作用を有する物質が、殺菌剤若しくは防黴剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項16に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項29】 被覆部が、被覆材料を50重量%以上含有して形成されていることを特徴とする請求項13乃至15の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材。
【請求項30】 汚泥乾燥物に該汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合して造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項31】 汚泥乾燥物に、配合材料及び汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項32】 汚泥乾燥物に、配合材料及び汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合し、この混合物に、汚泥乾燥物より少ない量の殺菌性を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は殺菌性を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項33】 汚泥乾燥物に該汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物の表面に、被覆材料及び吸水性樹脂を含む被覆層を形成して、被覆粒状物を形成し、この被覆粒状物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項34】 汚泥乾燥物に配合材料を配合し、この配合物に汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合して造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物の表面に被覆材料及び吸水性樹脂を含む被覆層を形成して、被覆粒状物を形成し、この被覆粒状物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項35】 汚泥乾燥物に、配合材料及び汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を配合し、この配合物に、汚泥乾燥物より少ない量の殺菌性を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は殺菌性を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上を混合して造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物の表面に被覆材料及び吸水性樹脂を含む被覆層を形成して、被覆粒状物を形成し、この被覆粒状物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項36】 造粒物が、汚泥乾燥物を50重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項30乃至35の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。。
【請求項37】 造粒物が、汚泥乾燥物を30重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項30乃至35の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項38】 造粒物が、汚泥乾燥物を10重量%以上の量で含有するものであることを特徴とする請求項30乃至35の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項39】 造粒物の接着剤含有率が、10重量%以下であることを特徴とする請求項30叉は35に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項40】 造粒物の脱臭剤含有率が、10重量%以下であることを特徴とする請求項30叉は35に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項41】 汚泥乾燥物が有機性汚泥乾燥物若しくは無機性汚泥乾燥物、又は有機性汚泥乾燥物及び無機性汚泥乾燥物であることを特徴とする請求項30乃至35の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項42】 乾燥された被覆粒状物の水分含有率が15重量%以下であることを特徴とする請求項31乃至33の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項43】 乾燥された被覆粒状物の水分含有率が10重量%以下であることを特徴とする請求項31乃至33の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項44】 乾燥された被覆粒状物の水分含有率が5重量%以下であることを特徴とする請求項31乃至33の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項45】 殺菌作用を有する物質が、殺菌剤若しくは防黴剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項32叉は35に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項46】 被覆層が、被覆材料及び吸水性樹脂の混合物に、接着剤若しくは着色物質又はこれらの混合物が混合された混合物により形成されていることを特徴とする請求項33乃至35の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項47】 被覆層が、被覆材料を80重量%以上の量で含有して形成されていることを特徴とする請求項33乃至35の何れか一項に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【請求項48】 被覆層の接着剤含有率が、10重量%以下であることを特徴とする請求項46に記載の粒状の排泄物処理材の製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人用及びは動物用の排泄物処理材に関し、特に人用、叉は猫科及び犬科動物並びにその他愛玩動物等の動物用の粒状の排泄物処理材及びその製造方法に関し、特に、汚泥乾燥物、即ち、製紙汚泥乾燥物、下水汚泥乾燥物、消化汚泥乾燥物、活性汚泥乾燥物等の有機性汚泥乾燥物、及び浄水場沈殿泥、ベントナイト泥等の無機性汚泥乾燥物の有効利用を図る、人用及び動物用、特に猫科及び犬科動物並びにその他愛玩動物等の動物用の粒状の排泄物処理材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家畜、愛玩動物等の動物用の粒状の排泄物処理材、特に屋内での粒状の排泄物処理材は、砂、ベントナイト、ゼオライト、製紙用パルプ、パルプスラッジなどを小塊状叉は粒状に成形されている。この種の愛玩動物用の粒状の排泄物処理材は、例えば室内で使用されるところから、清潔で、衛生的であることが望まれ、使用後、清潔さ及び衛生上の点から、廃棄処理され易いのが望まれる。しかし、砂、ゼオライト、ベントナイトなどの無機物の場合は、使用時、砕けて埃となり易く、また、使用後放置する間に汚臭を発生しても、非可燃物であるため焼却処理を行うことができず、また下水等に流すこともできない。そこで、消臭効果が低く、価格が高いが、吸水能に優れ、可燃物であるところから、製紙用パルプ及び紙粉の小塊状成形物が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、製紙用パルプ及び紙粉は排泄物処理材の原料としては比較的高価であり問題とされている。そこで、猫砂等の粒状の排泄物処理材の原材料として、製紙用パルプ廃材や、吸収体を有する衛生用品廃材などのその他廃材が使用されている。しかし、これらの廃材も、利用用途の開発に伴い、有用材化されて、廃材としての入手が困難となっており、問題とされている。
【0004】一方、汚泥は、下水道の普及に伴い増加しており、その一部は、堆肥などに利用されているものの、堆肥としての用途も限界に達し、廃棄が困難なために、その殆どが焼却処理が不可欠とされており、問題とされている。本発明は、排泄物処理材の原材料を廃物に求めるとしても、保水性及び吸水性を有する廃材は、比較的有用であり、入手が困難であり、廉価な排泄物処理材を提供する上で問題とされている。本発明は、汚泥処理に係る問題点及び、廃材による動物排泄物処理材としての商品価値の低下に係る問題点を解決することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、汚泥乾燥物、即ち、製紙汚泥乾燥物、下水汚泥乾燥物、消化汚泥乾燥物、活性汚泥乾燥物等の有機性汚泥乾燥物、及び浄水場沈殿泥、ベントナイト泥等の無機性汚泥乾燥物の乾燥物の造粒物は、保水性及び吸水性を有することに基づいている。本発明は、動物が排泄した尿の吸収性及び保水性が良く、排泄物に接して塊状化でき、また焼却でき、しかも、廃物の汚泥乾燥物の持つ臭気及び色彩を緩和して、室内でも不快感を与えること無く、衛生的に安全に使用できる粒状の排泄物処理材を提供することを目的としている。
【0006】即ち、本発明は、汚泥乾燥物を含有し、また該汚泥乾燥物より少ない量で吸水性樹脂を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、また、本発明は、汚泥乾燥物及び配合材料を含有し、また該汚泥乾燥物より少ない量で吸水性樹脂を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらに本発明は、汚泥乾燥物及び配合材料を含有し、また汚泥乾燥物より夫々少ない量で吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にある。
【0007】そして、本発明は、殺菌作用を有する物質が、殺菌剤若しくは防黴剤又は殺菌剤及び防腐剤であることを特徴とする請求項3に記載の粒状の排泄物処理材にあり、また本発明は、汚泥乾燥物を含有し、1ミリメートル以上の粒度を有する芯部と、紙粉及び吸水性樹脂を含有して、前記芯部の表面の少なくともその一部を被覆する被覆部とを有する乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらに、本発明は、汚泥乾燥物及び配合材料を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する芯部と、被覆材料及び吸水性樹脂を含有して、前記芯部の表面の少なくともその一部を被覆する被覆部とを有する乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にあり、さらにまた、本発明は、汚泥乾燥物及び配合材料を含有し、また汚泥乾燥物より夫々少ない量で吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する芯部と、被覆材料及び吸水性樹脂を含有して、前記芯部の表面の少なくともその一部を被覆する被覆部を有する乾燥被覆粒状物であることを特徴とする粒状の排泄物処理材にある。
【0008】そして、本発明は、汚泥乾燥物に該汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合して造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にあり、また本発明は、汚泥乾燥物に、配合材料及び汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この形成された造粒物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にあり、さらに、本発明は、汚泥乾燥物に、配合材料及び汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合し、この混合物に、汚泥乾燥物より少ない量の殺菌性を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は殺菌性を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にあり、さらにまた、本発明は、汚泥乾燥物に該汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合し、この混合物を造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物の表面に、被覆材料及び吸水性樹脂の混合物を含む被覆層を形成して、被覆粒状物を形成し、この被覆粒状物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にあり、さらに加えて本発明は、汚泥乾燥物に配合材料を配合し、この配合物に汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を混合して造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物の表面に被覆材料及び吸水性樹脂の混合物を含む被覆層を形成して、被覆粒状物を形成し、この被覆粒状物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にあり、これらの他に、本発明は、汚泥乾燥物に、配合材料及び汚泥乾燥物より少ない量の吸水性樹脂を配合し、この配合物に、汚泥乾燥物より少ない量の殺菌性を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は殺菌性を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上を混合して造粒して、1ミリメートル以上の粒度の造粒物を形成し、この造粒物の表面に被覆材料及び吸水性樹脂の混合物を含む被覆層を形成して、被覆粒状物を形成し、この被覆粒状物を乾燥することを特徴とする粒状の排泄物処理材の製造方法にある。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、排泄物処理材の原材料の一つとして、汚泥叉は汚泥乾燥物、即ち、製紙汚泥、下水汚泥、消化汚泥、及び活性汚泥等の有機性汚泥又はその乾燥物、並びに浄水場沈殿泥、ベントナイト泥等の無機性汚泥又はその乾燥物を、単一で又は複数混合して使用することができる。本発明において、汚泥とは、有機性汚泥若しくは無機性汚泥又は有機性汚泥及び無機性汚泥を意味し、ここで、有機性汚泥は、製紙汚泥、下水汚泥、消化汚泥若しくは活性汚泥、又はこれら汚泥の二種以上の混合物を意味し、無機性汚泥は、製紙汚泥、下水汚泥、消化汚泥若しくは活性汚泥、又はこれらの二種以上の混合物を意味する。これら汚泥は、人又は動物が接触して、毒性が少ないものが選ばれる。
【0010】本発明は、人叉は動物用の粒状の排泄物処理材であり、汚泥乾燥物を含有し、また該汚泥乾燥物より少ない量で吸水性樹脂を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物に形成される。本発明において、排泄物処理材に、吸水性及び保水性を与えるために、吸水性樹脂が混合することができる。また本発明の排泄物処理材には、汚泥を使用するために、その臭気及び色調が室内の環境を低下させることが無いように、また、衛生的に安全であるように、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質若を混合することができる。
【0011】本発明において、使用される汚泥の影響を緩和するために、配合材料を汚泥に配合して泄物処理材中の汚泥含有率を低下させることができる。本発明において、排泄物処理材は、触って、さらさらした感触を与え、また、排泄物処理材の長期保存に当たって、黴等を生じないようにし、さらに、排泄物処理材中の汚泥乾燥物から発生する臭を和らげるために、造粒物又は被覆粒状物の水分含有率、即ち排泄物処理材の水分含有率は、15重量%以下、好ましくは、10重量%以下、さらに好ましくは、5重量%以下にされる。このように水分含有率が15重量%以下となるように、熱風乾燥等の加熱乾燥により乾燥して、汚泥乾燥物の造粒物の汚泥臭や感触の悪さを大いに減少することができ、衛生的に安全なものにすることができ、猫等の動物の排泄に使用する上で影響を与えない。
【0012】また、本発明において、排泄物処理材は、汚泥乾燥物を主として含有するので、造粒物の表面及び外観は、該汚泥乾燥物の本来有する暗灰色になっており、室内等において使用するのに、見た目が一見悪い。したがって、本発明において、汚泥乾燥物及び汚泥乾燥物を含む粒状の排泄物処理材は、この汚泥乾燥物の固有の色とは異なる色の着色物質により着色されるのが好ましい。例えば、白色粉状の配合材料を、排泄物処理材の40重量%以下の量、好ましくは、10重量%以下の量で、造粒に先立って、該汚泥に混合したり、該汚泥乾燥物の造粒物の表面にまぶしたりして、汚泥乾燥造粒物の色調を、汚泥乾燥物の色調と異なる色調に、例えば、略白色又は白色に近づかせるなどして、汚泥乾燥造粒物の汚泥乾燥物の色を緩和させることができる。
【0013】また、本発明において、汚泥粒子を造粒した造粒物、汚泥粒子を前記着色物質により着色し、次いで、この着色された汚泥粒子を造粒して、汚泥の色を確実に隠した造粒物とすることもでき、またこの造粒物を更に着色することもできる。またこの他に、造粒された汚泥乾燥物の造粒物の色を、着色物質により着色する場合、使用後に濡れて、顕色するように、例えば、地の色が透けて見えるようにすることができる。本発明において、このような着色物質として、顔料及び染料を使用することができる。このような顔料及び染料には、白色のものとして、紙粉、炭酸カルシウム、酸化チタン及び合成パールがあり、黒色のものとしては、カーボン、エリオクロムブラックT、アミノブラック10B及びクロラゾルブラックBHがある。青色の顔料及び染料としては、シアニンブルー、アゾブルー及びパテントブルーがあり、緑色の顔料及び染料としては、シアニングリーン及びエメラルドグリーンがあり、黄色の顔料及び染料としては、アゾイエロー、アシッドイエロー及びハンサイエローがある。紙粉は、染料、顔料等により予め着色して、各種着色用の材料として使用することができる。
【0014】本発明において、吸水性樹脂を含有させた汚泥の乾燥造粒物又は着色され乾燥された被覆粒状物は、その侭、動物の排泄物処理材として使用することかできるが、この場合、埃となるのを避けるために、例えば、0.1mmより小さい粒径の細かい粉状部分を分離しておくのが好ましい。本発明において排泄物処理材は、汚泥乾燥物等の微細な粉塵の発生を極力避けるために、例えば1mm以上の粒径の造粒物に造粒されるのが好ましいが、3mm以上の粒径の粒子に造粒すると、例えば、トイレ用の箱から室内に散り難くなり、仮令散ったとしても、粒子を拾い集めるのが容易であり、室内の衛生を保つ上で好ましい。しかし、これらの場合、1mm以下の粒子の存在や、3mm以下の粒子の存在を完全に排斥するものではない。本発明において、造粒物及び被覆粒状物は、球状、柱状、粒状及び/又は顆粒状等各種形状に形成することができる。
【0015】本発明において、汚泥乾燥物の着色乾燥造粒物に配合される配合材料は、5mm以下の粒度、好ましくは3mm以下の粒度で混合され、造粒物における汚泥の性質を緩和し、また該造粒物の粘着性及び吸水性を向上させ、さらに押出し造粒装置における造粒物の滑り易さを増すために配合される。本発明において、配合材料としては、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、紙ナプキン廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、動物用排泄物処理材の廃材、寝具用シーツ廃材、マスク廃材、アイマスク廃材、座席用ヘッドカバー廃材、枕カバー廃材、紙おむつ廃材、生理用ナプキン廃材、動物用紙おむつ廃材、動物用生理用ナプキン廃材、乳パッド廃材、汗パッド廃材、失禁パッド廃材、排泄物処理材の廃材、動物用シーツ廃材、衛生用品の廃材、鮮魚輸送用ラミネート紙廃材、野菜輸送用ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、茶殻、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、チタン紙廃材、製紙スラッジ、パルプスラッジ、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、不織布屑、ビート糖の粕、蜜柑の実の皮等の柑橘果皮、製紙用パルプ廃材、活性炭入りパルプ廃材、茶殻、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、紙粉、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、おから、即ちビートパルプ、ベントナイト、ゼオライト、シリカゲル若しくは製紙用パルプ、又はこれら2種以上の混合物がある。
【0016】これらの配合材料は、5mm以下の粒度、好ましくは、3mm以下の粒度、さらに好ましくは、2mm以下の粒度に粉砕されて、粒状の排泄物処理材の造粒に使用される。本発明において、廃棄物は、製品の製造時に発生する規格外の不良品若しくは裁断屑、該不良品の再生処理時に発生する廃品及び使用済みの廃品の再生処理時に発生する廃品であって、前記製品の製造工程、並びに不良品及び廃品の再生工程において利用されないものである。例えば、紙食器廃棄物は、製造時に発生する紙食器の不良品、例えばラミネート紙食器の不良品廃棄物の他に、食事に供された使用済みの使い捨て紙食器類の廃棄物をも包含する。
【0017】前記配合材料の中、例えば、乳パッド廃棄物、失禁パッド廃棄物、紙おむつ廃棄物や生理用ナプキン廃棄物等の吸収体を含む廃棄物の有機質の廃棄物は、ポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン及び合成ゴム材などのプラスチック材料を、フィルムなどの形態で含有するが、この他に、吸水性を有する材料のフラッフパルプや紙粉を含み、さらに、吸水性樹脂をも含んでいるので、吸水性を有する芯部の形成材料として使用することができる。この場合、これらの廃棄物は、5mm以下の粒度、好ましくは、3mm以下の粒度、さらに好ましくは2mm以下の粒度に粉砕されて使用されるが、このような粒度に粉砕すると、前記廃棄物に含有されているプラスチックフィルムは、フィルム間に水分を保持し易くなって保水機能を発揮できるので、保水材として使用可能である。また、廃棄物に残留するフラッフパルプ及び吸水性樹脂は、吸水性材料として使用可能である。
【0018】また、乳パッド廃棄物、失禁パッド廃棄物、紙おむつ廃棄物又は生理用ナプキン廃棄物等の吸収体を有する衛生用品の廃棄物は、20mm以下の粒度に破砕して分級することにより、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分と、プラスチック類に富む部分とに分別することができ、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分を分級回収して、衛生用品等に再利用されている。本発明は、このフラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分の回収の際に発生するプラスチック類に富む部分を、5mm以下の粒度に粉砕して、汚泥乾燥物に混合することにより、造粒物叉は、芯材の原料として使用するものである。しかし、この回収の際に発生するプラスチック類に富む部分と、回収されるフラッフパルプ及び高吸水性樹脂に富む部分を夫々5mm以下の粒度に粉砕して、適宜の割合で配合することにより、造粒物、芯材又は粒状物の原料として使用することもできる。プラスチックフィルムに富む部分の場合は、汚泥乾燥物粒子とプラスチックフィルム又はフィルム相互間に水分を保持することができるので、保水性を有し、保水材料として使用可能である。また、プラスチック類に富む材料は、フラッフパルプ及び高吸水性樹脂をも含んでおり、プラスチック類に富む材料について、吸水性を付与することができるので、5mm以下、好ましくは3mm以下の粒度に粉砕することにより、保水性を有し、かつ吸水性を有する材料として使用可能である。この場合、汚泥乾燥物は、プラスチック材料が配合されて造粒されることとなるので、汚泥乾燥物を含有していても、粒状の排泄物処理材の燃焼熱を高めて、粒状の排泄物処理材が、使用後においても可燃性とすることができる。
【0019】本発明の人又は動物用の粒状の排泄物処理材においては、汚泥乾燥物及び配合材料を含む芯部の吸水機能及び保水機能を高めるために、粉状の吸水性樹脂を、汚泥及び配合材料の混合物に配合することができる。本発明において、造粒時に、汚泥には、配合材料と吸水性樹脂が混合される。この場合、吸水性樹脂は、粒状物又は粒状芯部を形成する造粒時において、潤滑材として機能するものであり、このように吸水性樹脂を潤滑材として機能させる場合には、例えば、α澱粉やポリアクリル酸ナトリウム等の吸水性能が低い吸水性樹脂を使用することができる。吸水性樹脂をこのように使用する場合には、吸水性樹脂は、汚泥及び配合材料を含む被造粒材料を造粒機で造粒するときの潤滑材として機能する量で使用される。この場合、吸水性樹脂の量は、形成される粒状芯部の20重量%以下とするのが好ましく、特に10重量%以下であるのが好ましい。
【0020】本発明において、汚泥乾燥物を含む造粒物の芯部の表面の一部を被覆して被覆部が形成される。この被覆部には、被覆部が速やかに水を吸収でき、かつ粒子相互が尿に濡れて粘着又は接着できるように、吸水及び接着機能を有するパルプ粉叉は紙粉、及び吸水性樹脂が選ばれる。芯部の上に形成される被覆層部は、吸水及び接着機能を有するように、各種パルプ粉叉は紙粉の他に各種吸水性樹脂を配合して形成することができる。この場合、被覆層部は、例えば、パルプ粉叉は紙粉に加えて、吸水及び接着機能を有する吸水性樹脂、吸水量が比較的大きい高吸水性樹脂及び増粘剤として機能する吸水性樹脂を、実験的に求められた適当な比率で配合して形成することができる。
【0021】本発明において、芯部に使用される接着剤としては、汚泥乾燥物の粘着性を向上させてするための増量物質として使用されるものであり、ポリビニルアルコール、小麦粉、おから、コーンスターチ、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、高吸水性樹脂、ビニルエステル、澱粉、カルボキシメチルセルロース、ベントナイト、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、紙粉、茶殻、おから、木屑、蜜柑の実の皮等の柑橘果皮、ビート糖の粕、即ちビートパルプ、製紙用パルプ、製紙スラッジ、活性炭入りパルプ廃物、パルプスラッジ、ポリビニルアルコール(PVA)(ポバール:商品名)、小麦粉、α−澱粉、コーンスターチ、カルボキシメチルセルロース(CMC)、アルギン酸ナトリウム、プルラン、カゼイン又はゼラチンなどがあり、これらは、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して接着剤として使用される。また、アルコール溶解性の接着剤としては、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)又はポリビニルピロリドン或は(PVP)などがあり、この場合も同様に、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して配合材料として使用することができる。ゼラチン等のゲル化剤及びポリビニルアルコールは、汚泥乾燥物の固形化を安定させる接着剤として機能するので好ましい。
【0022】本発明において、配合材料の紙粉としては、鮮魚輸送用ラミネート紙廃材、野菜輸送用ラミネート紙廃材、ラミネート紙の印刷屑、ラミネート紙の端屑、バフ粉、ダンボール屑、新聞紙屑、雑誌屑、チタン紙廃材、パンチ屑、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉又はこれら2種以上の混合物がある。
【0023】本発明において、殺菌作用を有する物質としては、酢酸、コハク酸、乳酸、リンゴ酸、クエン酸、酒石酸、アジピン酸、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、、デヒドロ酢酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、ヒノキチオール、次亜塩素酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸イソブチル、パラオキシ安息香酸イソプロピル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸ブチル、パラオキシ安息香酸プロピル、二酸化塩素若しくは食塩、又はこれら2種以上の混合物がある。
【0024】本発明において使用される脱臭剤としては、活性炭、シリカゲル、木酢液、竹酢液、焙煎コーヒー豆の抽出残渣、茶殻、ゼオライト、ベントナイト、カテキン類、カルコン、フラバノン、フラボン、フラボノール、フラバノノール、フラバノール、イソフラボン、アントシアン類若しくはヒバ油、又はこれらの二種以上の混合物がある。
【0025】本発明の動物の排泄物処理材においては、その吸水能及び保水機能を高めるための配合材料とし、粉状の高吸水性樹脂を配合することができる。本発明において配合される吸水性樹脂は、不良品の吸水性樹脂、高吸水性樹脂廃棄物、比較的吸水性能の小さい吸水性樹脂及び吸水性能の高い高吸水性樹脂を意味する。しかし、吸水性の高いものを使用すると、吸水性樹脂の使用量を少なくできるので好ましい。高吸水性樹脂は、該樹脂に対し重量で数十倍から二千倍程度の水を吸収しても、形を保持できる樹脂であり、例えば、ビニルエステルとエチレン系不飽和カルボン酸又はその誘導体との共重合体鹸化物、澱粉とアクリル酸のグラフト重合体、ポリアクリル酸の架橋物、ビニルアルコールとアクリル酸の共重合体、ポリアクリロニトリルの部分加水分解物、カルボキシメチルセルロースの架橋物、ポリエチレングリコールの架橋物、キトサンの塩又はプルランのゲルなどがある。これら高級水性樹脂は、造粒に先立って、汚泥乾燥物の粒子に、単独で又は2種以上の混合物の形で配合することができる。
【0026】本発明において、汚泥粒子には、造粒に先立って、粉状の配合材料を40重量%以下の量で、好ましくは10重量%以下の量で混合することができる。この場合、配合材料の色調は、本発明の排泄物処理材の色調に合わせた色調とするのが好ましい。汚泥粒子が、造粒に先立って予め着色される場合には、配合材料の色調は、着色粒子の色調と混合して、単一色又は混合色とすることができる。しかし、本発明において、汚泥乾燥物の着色粒子の色調と配合材料の色調とを一致させると、斑模様を少なくできるので好ましい。
【0027】本発明において、配合材料は、汚泥乾燥物の着色又は未着色の粒子と混合して加えてもよく、また別途に加えても良いが、造粒物中で、汚泥粒子と合体させるようにするのが好ましい。本発明において、着色物質及び配合材料の色彩を、紙粉又はパルプ等により、例えば白一色に揃えると、人叉は動物用の診断用指示薬を配合して、排泄物についての検査用指示薬の発色の確認が容易となり、人叉は動物の排泄物による検診を簡単に行うことができる。本発明において使用される排泄物検査用指示薬としては、例えば、従来の人叉は動物用の尿検査用指示薬、例えば、人の尿検査用指示薬、即ち尿pH指示薬、尿蛋白指示薬、尿糖指示薬、尿ヘモグロビン指示薬及びその他の人の尿検査用指示薬が使用することができる。
【0028】本発明において、このような指示薬,、特にpH指示薬を配合する場合には、指示薬の発色を正確かつ容易に検出できるようにするために、造粒物の表面を紙粉叉はパルプ粉で被覆して、被覆部を形成し、指示薬を配合するのが好ましい。pH指示薬以外の他の指示薬の場合には、乾燥造粒物又は被覆粒状物の粒子表面を白色の着色剤で着色し、これに白色乃至略白色の配合材料に指示薬を添加混合したものを配合するのが好ましい。この場合、上記の白色の顔料及び染料に替えて、白色乃至略白色の増量材等の配合材料を着色物質として使用することができる。
【0029】したがって、例えば上に列記の白色の着色物質以外に、例えば、ベントナイト、ゼオライト、炭酸カルシウム及び石膏等の鉱物質の白色配合材料、並びに小麦粉、紙粉、製紙用パルプ粉、製紙スラッジ及びCMC等の白色配合材料を、汚泥乾燥物粒子の表面の着色物質として、使用することができる。
【0030】尿pH指示薬の場合は、使用される着色物質及び配合材料はpHに影響を与えないものとされる。例えば、パルプ粉、紙粉、チタン白等が使用される。また、本発明において、汚泥乾燥物の着色乾燥造粒物は、それ自体脱臭能を有しているが、動物が排泄した尿等が分解して汚臭となるのを極力避けるために、本発明の動物の排泄物処理材には、汚泥乾燥物の着色乾燥造粒物に、補助脱臭剤として、10重量%以下の量で、吸着能を有する白色粉状のベントナイト、ゼオライト等、又は例えば黒色のたばこ用のチャコールフイルターの屑といった活性炭入りパルプ廃物などを配合することができる。これらは造粒物中に配合されるのが好ましい。
【0031】本発明において、排泄物処理材は、保存時の黴の発生を避けるために、汚泥乾燥物の乾燥造粒物に、殺菌作用を有する物質を添加することができる。本発明において、このような殺菌作用を有する物質は、着色された汚泥乾燥物を脱色しないように、脱色作用を有しないものが好ましい。例えば、食品の保存及び殺菌に使用される食品用の保存料及び殺菌料を使用するのが好ましい。したがって、有機酸、食塩、ソルビン酸又はその塩、プロピオン酸カルシウム、ヒノキチオール並びに安息香酸又はその塩、などの殺菌剤、防腐剤及び防黴剤が使用される。酸化により容易に脱色されない顔料を汚泥乾燥物の着色物質とする場合には、次亜塩素酸又はその塩、例えば次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸カルシウム、これらの他に二酸化塩素を配合することができる。ヒバ油の中の有効成分であるヒノキチオールの添加は、桧及びひば等のヒノキチオールを含有する木粉を添加して行なうことができる。このようなヒノキチオール含有の木粉を使用することは、製材工場の廃物を有効に利用することができるので好ましい。
【0032】本発明において、尿に触れて排泄物処理材粒子相互を接着させて、容易に塊を形成して、尿に触れた部分を容易に取り出し易くさせるようにしたり、使用時の排泄物処理材の粉化を避けるために、汚泥乾燥物に、接着機能を有する配合材料を配合するのが好ましい。このような配合材料には、水溶性又は水分散性の配合材料として、紙粉、製紙用パルプ、製紙スラッジ、パルプスラッジ、ポリビニルアルコール(PVA)、小麦粉、澱粉、コーンスターチ、カルボキシメチルセルロース(CMC)、プルラン又はゼラチンなどがあり、これらは、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して混合物の形で使用される。また、アルコール溶解性の配合材料としては、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)又はポリビニルピロリドン或(PVP)などがあり、この場合も同様に、単独で使用されるか、又はこれら2種以上を混合して混合物の形で使用される。
【0033】本発明において、汚泥乾燥物は、造粒装置により造粒される。造粒装置としては、従来周知の、スクリュー式、ラム式及びロール式等の押出し造粒装置を使用することができる。しかし、この他に、圧縮造粒装置、パン型造粒装置、ドラム型造粒装置及び流動層型造粒装置などの各種造粒装置を使用することができる。これらの造粒装置において、成形された造粒物の表面への白色粉末の付着は、造粒物が形成されたところで、造粒物表面に、例えば白色粉末を直接付着させたり、又は白色粉末を溶液又は懸濁液に変えて、噴霧等により付着させることができる。
【0034】本発明において、排泄物処理材を、造粒物で形成される芯部と、該芯部の表面を被覆する被覆部とで形成した乾燥被覆粒状物とすることができる。この場合、着色され又は着色されない汚泥の造粒物叉は汚泥の乾燥造粒物には、その表面を覆って、被覆材料及び高吸水性樹脂で形成され、又は被覆材料、高吸水性樹脂及び接着剤で形成された被覆部が設けられる。被覆部は、濡れて互いに接触する排泄物処理材粒子同士が接着して、凝集塊を形成することができるように、被覆材料は、濡れて接着可能である材料が好ましい。この場合、被覆材料としては、紙粉を使用するのが好ましい。この場合、被覆部を形成する紙粉の量は、被覆部の50重量部以上であり、好ましくは60重量%であり、さらに好ましくは、紙粉55重量%である。また,被覆部を形成する吸水性樹脂の量は、被覆部に対して40重量%以下であり、好ましくは、35重量%である。被覆部を形成する接着剤の量は、被覆部に対して10重量%以下であり、好ましくは、0.5重量%、であり、さらに好ましくは、10重量%である。この場合、例えば、汚泥の造粒物に、紙粉と吸水性樹脂の混合物を付着させ、その後乾燥することにより容易に剥落しないようにすることができる。しかし、この場合、接着剤を使用すると、被覆部の芯部に対する接着が強固にできるので好ましい。
【0035】本発明において、このような被覆材料としては、トイレットペーパー廃材、ティッシュペーパー廃材、化粧紙廃材、ちり紙廃材、紙綿廃材、紙タオル廃材、便座シート廃材、バフ粉、ダンボール屑、木材屑、鉋屑、木粉、家屋の解体材、新築廃材、不織布屑、製紙用パルプ廃材、機械パルプ廃材、化学パルプ廃材、セミケミカルパルプ廃材、綿状パルプ廃材、木材パルプ廃材、古紙パルプ廃材、紙粉、衛生用品廃棄物の分級産物のフラッフパルプ、吸水性繊維廃材、吸水性樹脂廃材、吸水性樹脂を含む紙粉、製本時に発生する紙粉、不織布製造時に発生する紙粉、製紙工程において発生する紙粉若しくは衛生材料製造時に発生する紙粉、ベントナイト若しくは製紙用パルプ、又はこれら2種以上の混合物がある。これらの被覆材料は、0.5mm以下の粒度、好ましくは0.3mm以下の粒度、さらに好ましくは0.1mm以下の粒度に粉砕されて被覆部の形成に使用される【0036】本発明において、排泄物処理材は、汚泥乾燥物を含む造粒物表面が、被覆層叉は着色層で覆われているので、汚泥特有の暗灰色は隠されて、排泄物処理材の使用時における、例えば室内の調度との調和、衛生感、使用者の好み及び色彩雰囲気等に応じることが可能なり、商品の多色化を可能にすることができる。本発明において、排泄物処理材は、泥乾燥物を含む造粒物表面を、被覆部で覆って形成することができる。被覆部で覆われた排泄物処理材において、被覆部は、乾燥被覆粒状物の被覆部の表面に排泄物を付着させて、排泄物を排泄物処理材により包み込むように、排泄物処理材の粒子相互も接着可能に形成されて、排泄物処理材粒子はその周囲から排泄物を包み込むことができるので、排泄物の汚臭等は、排泄物処理材に吸着されて周囲に汚臭が放散されることはない。
【0037】しかも、本発明においては、排泄物処理材は、汚泥に配合材料を混合して造粒して形成される。配合材料を混合する場合、配合材料の中には、配合材料自体が、吸着能を有するものがあるので、この場合は、吸着物質を特に加えることなく、動物の排泄物処理材として使用することができる。したがって、本発明の動物の排泄物処理材は、動物の排泄した尿を吸収し、消臭性が良好である。さらに、本発明の排泄物処理材は、特に着色物質で着色してあるので、尿検査用指示薬を配合しても、その発色を際立たせることが容易であり、動物の排泄した尿の色を検査して、動物の健康状態を監視することが容易となる。
【0038】本発明において、ポリビニルアルコール及び/又は小麦粉が混合されている場合には、人叉は動物の排泄物に付着して、排泄物を塊状に包み込むこととなり、後始末が簡単かつ容易である。また、動物の排泄処理材中に補助脱臭剤及び/又は高吸水性樹脂が混合されている場合には、排泄物処理材として更に優れた脱臭性並びに吸水性及び保水性を発揮する。
【0039】本発明は、従来、廃物とされて、その処理が問題とされていた汚泥乾燥物、茶殻、活性炭入りパルプ廃物、紙粉等の可燃性の廃物を、動物の排泄物処理材として有効に利用するものであり、しかも、主たる量を可燃物で構成するので、焼却等廃棄処理が容易である。本発明は、動物の排泄物処理材は、脱臭性に優れる汚泥乾燥物を主として含有し、1mm以上、好ましくは3mm以上の粒径の造粒物に、吸水性及び/又は脱臭性の配合材料と共に成形されるので、動物の排泄した尿の吸収が良く、また保水性が良く、消臭性が顕著に良好である。
【0040】しかも、本発明の排泄物処理材には、特に高吸水性樹脂、又は小麦粉、ポリビニルアルコール、澱粉若しくはゲル化剤その他接着能を有する配合材料、又は殺菌作用を有する物質或はこれら配合材料の二以上のものを混合して配合できるので、動物の排泄物に付着して、排泄物を塊状に包み込むこととなり、後始末が簡単かつ容易である。また、脱臭剤及び/又は吸水剤が混合されている場合には、排泄物処理材として更に優れた脱臭性及び吸水性を発揮する。さらにまた、殺菌作用を有する物質が混合されている場合には、排泄物処理材は、黴などの発生がなく長期間に亙って保存することができる【0041】
【実施例】以下、本発明の実施の態様の例を説明するが、本発明は、以下の説明及び例示によって何等制限されるものではない。図1は、本発明の一実施例の粒状の排泄物処理材を製造する工程を示す概略の平面図である。
【0042】図1において、下水処理場から最終的に排出される濃縮され脱水された下水汚泥の脱水汚泥供給用の計量ホッパー1は、ベルトコンベヤ2の搬送路上に位置して、ベルトコンベヤ2に、脱水汚泥を供給可能に設けられている。また、本例において、主としてプラスチック廃棄物を含む紙おむつ分級残渣供給用の計量ホッパー3は、ベルトコンベヤ4の搬送路上に位置して、ベルトコンベヤ4に紙おむつ分級残渣を供給可能に設けられている。本例において、下水汚泥供給用のベルトコンベヤ2の搬出口5及び紙おむつ分級残渣供給用のベルトコンベヤ4の搬送出口6は、夫々、第一混合用ベルトコンベヤ装置7の導入口に位置して設けられている。ベルトコンベヤ2及びベルトコンベヤ4で第一混合用ベルトコンベヤ装置7に供給された脱水汚泥及び紙おむつ分級残渣は、第一混合用ベルトコンベヤ装置7の排出口8から混合用ホッパー9に収容される。
【0043】混合用ホッパー9に収容されたラミネート紙屑及び紙おむつ分級残渣は、混合用ホッパー9の供給口10から第二混合用ベルトコンベヤ装置11に供給され、第二混合用ベルトコンベヤ装置11から造粒装置12の混合装置13に供給される。混合装置13には、水道水供給管14が接続しており、混合装置13において、脱水汚泥と紙おむつ分級残渣の混合物に、水道水供給管12から水道水が供給される。水道水が供給された脱水汚泥と紙おむつ分級残渣の混合物は、スクリュー式押出し造粒装置12に導入されて、ダイス15から、径が4mm長さが10mmの柱状の造粒物として押し出される。造粒装置12のダイス15の下方には、押し出された造粒物を、円形篩16に送るための造粒物搬送用のベルトコンベヤ装置17が設けられている。本例において、円形篩16の目の開きは、粒子径の4mmより小さく、約3.5mmである。篩上粒子は、篩上出口18から出て、該篩上出口18に接続する篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ装置19に供給される。
【0044】篩上粒子搬送用ベルトコンベヤ装置19は、振動型整粒機20に接続している。振動型整粒機20は、互いに付着する造粒物を、振動させることにより,付着し合った粒を一粒の粒子に解すものであり、使用時の粉化を極力少なくするために設けられている。篩上粒子は、搬送用ベルトコンベヤ装置19により、振動型整粒機20に供給され、個々の粒子に解される。一方、円形篩16の篩下粒子は、篩下出口21に設けられている篩下粒子搬送用のベルトコンベヤ装置22により、造粒装置12への第二混合用ベルトコンベヤ装置11に戻される。
【0045】振動型整粒機20に送られた造粒物は、粒状で芯部となるものであり、振動型整粒機20の振動により一粒宛解されて送り出される。本例においては、振動型整粒機20の出口側には、目の開きが4mm以下の篩23が設けられ、篩23の篩下出口の下方には、混合物搬送用のベルトコンベヤ装置11に接続する篩下搬送用ベルトコンベヤ装置24が設けられており、篩23の篩下粒子は、篩下搬送用ベルトコンベヤ装置24により、造粒装置12に接続する第二混合用ベルトコンベヤ装置11に戻される。
【0046】振動型整粒機20において、4mm以上の粒度の粒子は、0.3mmの粒度の紙粉及び高吸水性樹脂の混合物により被覆するために、篩上出口25に接続する篩上搬送用のベルトコンベヤ装置26から搬出される。該篩上搬送用のベルトコンベヤ装置26の出口は第一の造粒物被覆装置27の供給装置28に接続しており、供給装置28には、0.3mmの粒度の例えば紙粉等の被覆材料及び高吸水性樹脂の混合物の供給ホッパー29に接続しており、該混合物は、供給路30により、振動篩を有する被覆装置27に供給される。振動型整粒機20において解された4mm以上の粒度の粒子は、篩上出口25に接続する篩上搬送用のベルトコンベヤ装置26から搬出され、該篩上搬送用のベルトコンベヤ装置26に接続する第一の造粒物被覆装置27の供給装置28に供給される。芯部となる粒子は、供給装置28から第一の造粒物被覆装置27に搬送されて、供給路30により、0.3mmの粒度の被覆材料及び高吸水性樹脂の混合物が散布されて、該混合物により表面が被覆される。
【0047】本例において使用される第一、第二及び第三の造粒物被覆装置27、31及び32は、共に振動型被覆装置であり、本例においては、これら三基の造粒物被覆装置27、31及び32は直列に接続して設けられている。即ち、第一の造粒物被覆装置27の排出路33は第二の造粒物被覆装置31に接続し、第二の造粒物被覆装置31の排出路34は第三の造粒物被覆装置32に接続している。第一、第二及び第三の造粒物被覆装置27、31及び32において、振動型整粒機20において解された4mm以上の粒度の粒子は、0.3mmの粒度の被覆材料及び高吸水性樹脂の混合物が散布されて、芯部の表面上に被覆部が形成される。本例において、第三の造粒物被覆装置32には、水道水の噴霧装置35が設けられており、被覆部が形成された被覆粒子の被覆部に、噴霧装置35からは、水道水が噴霧される。
【0048】第三の造粒物被覆装置32において、被覆部に水道水が噴霧された被覆粒子は、第三の造粒物被覆装置32の排出路36から、その下方に設けられている被覆造粒物搬送用ベルトコンベヤ37によつて、該被覆造粒物搬送用ベルトコンベヤ37が接続する乾燥機38に送られる。被覆された造粒物は、乾燥機38、例えば熱風乾燥機に導入され、乾燥されて、乾燥物出口39に設けられている乾燥造粒物搬送用のベルトコンベヤ40により、製品タンク41に送られる。乾燥造粒物の粒状の排泄物処理材の製品は、製品タンク41の下方の出口下方に設けられた製品搬出用のベルトコンベヤ42により袋詰め領域43に取り出され、袋詰めされて出荷される。
【0049】本例の装置は以上のように構成されているので、所定量の脱水汚泥を計量ホッパー1に入れ、また所定量の紙おむつ分級残渣を計量ホッパー3に入れる。そこで、脱水汚泥供給用のベルトコンベヤ2、紙おむつ分級残渣供給用のベルトコンベヤ4を作動させて、混合用ホッパー9に、夫々、所定量の脱水汚泥及び紙おむつ分級残渣を供給する。これら所定量の脱水汚泥及び紙おむつ分級残渣の混合用ホッパー9で混合された混合物は、混合物搬送用のベルトコンベヤ11に供給され、予備混合装置11に送られる。予備混合装置13には、脱水汚泥と紙おむつ分級残渣の他に水道水が供給管14から供給されており、予備混合装置13で脱水汚泥、紙おむつ分級残渣及び水道水が一様に混合される。この混合物は、水分含有率が約30乃至45重量%であり、本例においては、約40重量%に調整されて造粒装置12に供給される。
【0050】本例において、造粒装置12は、押出し型造粒機であり、スクリュウの回転により押されて、ダイス15の穴に相当する断面を有し、チョッパーにより切断されて所定の長さの粒子、例えば、平均径が約4mm、平均長さが10mmの造粒物粒子が得られる。造粒装置12のダイス15から押し出される造粒物粒子は、造粒物搬送用のベルトコンベヤ17により、円形篩16に送られて、篩分けされ、篩下の4mm以下の粒度の造粒物は、篩下粒子搬送用のベルトコンベヤ21によつて、混合物搬送用のベルトコンベヤ11に戻される。4mm以上の粒度の篩上粒子は、篩上粒子搬送用のベルトコンベヤ19によって、振動型整粒機20に送られ、一粒づつに解される。一粒づつに解されて、4mm以上の粒子は、篩23の篩上搬送用のベルトコンベヤ26によつて、第一の造粒物被覆装置27に送られ、そこで被覆用の材料が造粒物に対し所定の比率で被覆される。被覆用の材料は、被覆用の材料調整装置29で、被覆用の材料の被覆材料及び吸水性樹脂は、所定の配合比に調製され、供給コンベヤ装置30により第一の造粒物被覆装置27に送られる。他方、振動型整粒機20で解されて4mm未満の粒子は、篩23の篩下出口から篩下搬送用ベルトコンベヤ24を介して混合物搬送用のベルトコンベヤ11に戻され、再度造粒処理される。
【0051】第一の造粒物被覆装置27で被覆用の材料が被覆された造粒物粒子は、被覆用の材料と共に、第一の造粒物被覆装置27の排出路33から、第二の造粒物被覆装置31に送られ、さらに被覆される。第二の造粒物被覆装置31でさらに被覆処理された造粒物粒子は、第二の造粒物被覆装置27の排出路34から、第三の造粒物被覆装置32に送られて、被覆用の材料により被覆される。第三の造粒物被覆装置32で被覆用の材料で被覆された造粒物粒子は、第三の造粒物被覆装置32の排出路36から乾燥機38に送られて、熱風により乾燥される。乾燥機の温度は100℃以上の温度に保たれる。乾燥された造粒物は、乾燥造粒物搬送用のベルトコンベヤ40により、製品タンク41に送られ、出荷用の製品とされる。配合材料を撹拌装置9内に導入して、撹拌装置9により撹拌を行う。着色物質及び配合材料が撹拌配合された汚泥配合物は、着色物質の色に応じて、白色、黄色、緑色又は青色等の色を呈する。
【0052】例1.下水処理場から排出された、濃縮され、脱水された下水汚泥の脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳:有機質80重量%無機質20重量%))100重量部に紙おむつ廃材分級残渣(成分内訳:プラスチック類70重量%、パルプ粉24重量%及び高吸水性樹脂6重量%)600重量部を混合機に入れて混合した。混合物は水分含有率12重量%であった。この混合物をディスクペレッターの押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒した。この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離し、熱風乾燥機で水分が10%以下になるまで乾燥し、主として、直径4.2mm、長さ10mmのペレットを得た。このペレットを集めて、猫のトイレ用の砂とした。本例においては、ディスクペレッター型の押し出し造粒装置により猫のトイレ用の砂を製造したが、スクリュー型の押し出し装置により猫のトイレ用の砂を製造する場合は、スクリュー型の押し出し装置の押し出しの潤滑を助けるために、押し出し装置に導入される脱水汚泥と紙おむつ廃材分級残渣の混合物の水分含有率を40重量%とする必要があり、混合装置13において、脱水汚泥と紙おむつ廃材分級残渣の混合物に、水道水供給管12から、消臭及び抗菌剤のパンシルBA−210−1(リリース科学工業株式会社製)の水道水による50倍希釈溶液175重量部を供給して混合を行った。この50倍希釈溶液が供給されて混合された脱水汚泥と紙おむつ廃材分級残渣の混合物は、スクリュー式押出し造粒装置12に導入されて、ダイス15から、径が4.2mm長さが10mmの柱状の造粒物として押し出された。
【0053】室内において、本例で作製された猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排泄した部分については、容易に取り出すことができた。しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができた。また、本例の猫のトイレ用の砂を、使用後、水洗トイレに流したが、何等問題がなかった。
【0054】例2.例1で使用した脱水汚泥と同一のロットから得られた脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳、有機質80重量%無機質20重量%))100重量部に紙おむつ廃材(成分内訳:綿状パルプ40乃至50重量%,高吸水性樹脂20乃至30重量%、ポリプロピレン製の不織布の表面材10乃至15重量%、ポリエチレンフィルム製の防水材10乃至15重量%及びエラスチックゴム製のテープ類)475重量部を混合装置13に入れて混合した。混合物は水分含有率15重量%であった。この混合物をディスクペレッターの押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒した。この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離し、熱風乾燥機で水分が10%以下になるまで乾燥し、主として、直径4.2mm、長さ10mmのペレットを得た。このペレットを集めて、猫のトイレ用の砂とした。本例においては、例1の場合と同様に、ディスクペレッター型の押し出し造粒装置を使用して猫のトイレ用の砂を作製したが、スクリュー型の押し出し装置を使用する場合は、スクリュー型の押し出し装置の潤滑を助けるために、押し出し装置に導入される脱水汚泥と紙おむつ廃材の混合物の水分含有率を40重量%とする必要があり、混合装置13において、脱水汚泥と紙おむつ廃材の混合物に、水道水供給管12から、消臭及び抗菌剤のパンシルBA−210−1(リリース科学工業株式会社製)の水道水による50倍希釈溶液125重量部を供給して混合を行った。この50倍希釈溶液125重量部の水道水を供給して混合を行った。この50倍希釈溶液が供給されて混合された脱水汚泥と紙おむつ廃材の混合物は、スクリュー式押出し造粒装置12に導入されて、ダイス15から、径が4.2mm長さが10mmの柱状の造粒物として押し出された。
【0055】室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50m を加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排泄した部分については、容易に取り出すことができた。しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができた。また、本例の猫のトイレ用の砂を、使用後、水洗トイレに流したが、何等問題がなかった。
【0056】例3.例1で使用した脱水汚泥と同一のロットから得られた脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳、有機質80重量%無機質20重量%))100重量部、ラミネート廃材345重量部及びポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(AS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)5重量部を混合装置13に入れて混合した。混合物は水分含有率20重量%であった。この混合物をディスクペレッターの押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒した。この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離し、熱風乾燥機で水分が10%以下になるまで乾燥し、主として、直径4.2mm、長さ10mmのペレットを得た。このペレットを集めて、猫のトイレ用の砂とした。本例においては、例1及び例2の場合と同様に、ディスクペレッター型の押し出し造粒装置を使用して猫のトイレ用の砂を作製したが、スクリュー型の押し出し装置を使用する場合は、スクリュー型の押し出し装置の押し出しの潤滑を助けるために、押し出し装置に導入される脱水汚泥とラミネート廃材の混合物の水分含有率を40重量%とする必要があり、混合装置13において、脱水汚泥とラミネート廃材の混合物に、水道水供給管12から、消臭及び抗菌剤のパンシルBA−210−1(リリース科学工業株式会社製)の水道水による50倍希釈溶液75重量部を供給して混合を行った。この50倍希釈溶液が供給されて混合された脱水汚泥と紙おむつ廃材分級残渣の混合物は、スクリュー式押出し造粒装置12に導入されて、ダイス15から、径が4.2mm長さが10mmの柱状の造粒物として押し出された。
【0057】室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50m を加えたが、強力な吸水性及び脱臭性を有し、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂は、猫が排泄した部分が塊状となつており、容易に取り出すことができた。しかも吸水性及び脱臭性に優れ、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができる。また、本例の猫のトイレ用の砂を、使用後、水洗トイレに流したが、何等問題がなかった。
【0058】例4.例1で使用した脱水汚泥と同一のロットから得られた脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳、有機質80重量%無機質20重量%))100重量部、木粉160重量部及びポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(アクアパールAS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)2重量部を混合装置13に入れて混合した。混合物は水分含有率40重量%であった。スクリュー型の押し出し造粒装置の押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒した。この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離し、熱風乾燥機で水分が10%以下になるまで乾燥し、主として、直径5mm、長さ10mmのペレットを得た。このペレットを集めて、猫のトイレ用の砂とした。室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50m を加えたが、強力な吸水性及び脱臭性を有し、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂は、猫が排泄した部分が塊状となつており、容易に取り出すことができた。しかも吸水性及び脱臭性に優れ、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができる。また、本例の猫のトイレ用の砂を、使用後、水洗トイレに流したが、何等問題がなかった。
【0059】例5.例1乃至例4で使用した脱水汚泥と同一のロットから得られた脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳、有機質80重量%無機質20重量%))100重量部、不織布屑135重量部及びポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(AS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)6.5重量部を混合装置13に入れて混合した。混合物は水分含有率45重量%であった。この混合物をスクリュー型の押し出し造粒装置の押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒した。この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離し、熱風乾燥機で水分が10%以下になるまで乾燥し、主として、直径5mm、長さ10mmのペレットを得た。このペレットを集めて、猫のトイレ用の砂とした。室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50m を加えたが、強力な吸水性及び脱臭性を有し、室内にアンモニア臭を感じなかった。またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂は、猫が排泄した部分が塊状となつており、容易に取り出すことができた。しかも吸水性及び脱臭性に優れ、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができる。また、本例の猫のトイレ用の砂を、使用後、水洗トイレに流したが、何等問題がなかった。
【0060】例6.下水処理場から排出された、濃縮され、脱水された下水汚泥の脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳:有機質80重量%無機質20重量%))100重量部に紙おむつ廃材分級残渣(成分内訳:プラスチック廃材70重量%、パルプ粉24重量%、高吸水性樹脂6重量%)600重量部を混合機に入れて混合した。混合物は水分含有率12重量%であった。この混合物をディスクペレッターの押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒し、この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離して、主として、直径5mm、長さ10mmの造粒物を得た。この造粒物83重量部に、コーティング材17重量部を被覆し、熱風乾燥して主として、直径4.2mm、長さ10mmの被覆粒状物を得た。この被覆粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。本例において、コーティング材は、0.3mmの粒度の紙粉60重量%、澱粉アクリル酸系の高吸水性樹脂(ハイモサブHS1100(商品名):ハイモ株式会社)14重量%、ポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(アクアパールAS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)12重量%、T−α化澱粉(商品名)(松谷化学工業株式会社製)8重量%及びC級石膏(商品名)(吉野石膏株式会社製)6重量%の混合物を使用した。
【0061】室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。吸水力は重量の3倍以上得られた。またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排泄した部分については、容易に取り出すことができた。しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性に優れ、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができた。また、本例の猫のトイレ用の砂を、使用後、水洗トイレに流したが、何等問題がなかった。
【0062】例7.例1で使用した脱水汚泥と同一のロットから得られた脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳、有機質80重量%無機質20重量%))100重量部に紙おむつ廃材(成分内訳:綿状パルプ40乃至50重量%,高吸水性樹脂20乃至30重量%、ポリプロピレン製の不織布の表面材10乃至15重量%、ポリエチレンフィルム製の防水材10乃至15重量%及びエラスチックゴム製のテープ類)475重量部を混合装置13に入れて混合した。混合物は水分含有率15重量%であった。この混合物をディスクペレッターの押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒し、この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離して、主として、直径4.2mm、長さ10mmの造粒物を得た。この造粒物83重量部に、コーティング材17重量部を被覆し、熱風乾燥して主として、直径4.2mm、長さ10mmの被覆粒状物を得た。この被覆粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。本例において、コーティング材は、例6と同様の混合物であり、その組成は、0.3mmの粒度の紙粉60重量%、澱粉アクリル酸系の高吸水性樹脂(ハイモサブHS1100(商品名):ハイモ株式会社)14重量%、ポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(アクアパールAS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)12重量%、T−α化澱粉(商品名)(松谷化学工業株式会社製)8重量%及びC級石膏(商品名)(吉野石膏株式会社製)6重量%であった。
【0063】室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。吸水力は重量の3倍以上得られた。またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排泄した部分については、容易に取り出すことができた。しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性に優れ、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができた。また、本例の猫のトイレ用の砂を、使用後、水洗トイレに流したが、何等問題がなかった。
【0064】例8.例1で使用した脱水汚泥と同一のロットから得られた脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳、有機質80重量%無機質20重量%))100重量部、ラミネート廃材345重量部及びポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(AS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)5重量部を混合装置13に入れて混合した。混合物は水分含有率20重量%であった。この混合物をディスクペレッターの押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒した。この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離して、主として、直径4.2mm、長さ10mmのペレットを得た。この造粒物83重量部に、コーティング材17重量部を被覆し、熱風乾燥して主として、直径4.2mm、長さ10mmの被覆粒状物を得た。この被覆粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。本例において、コーティング材は、例6及び7で使用したものと同様の混合物であり、その組成は、0.3mmの粒度の紙粉60重量%、澱粉アクリル酸系の高吸水性樹脂(ハイモサブHS1100(商品名):ハイモ株式会社)14重量%、ポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(アクアパールAS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)12重量%、T−α化澱粉(商品名)(松谷化学工業株式会社製)8重量%及びC級石膏(商品名)(吉野石膏株式会社製)6重量%であった。
【0065】室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50mを加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。吸水力は重量の3倍以上得られた。またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排泄した部分については、容易に取り出すことができた。しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性に優れ、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができた。また、本例の猫のトイレ用の砂を、使用後、水洗トイレに流したが、何等問題がなかった。
【0066】例9例1で使用した脱水汚泥と同一のロットから得られた脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳、有機質80重量%無機質20重量%))100重量部、木粉160重量部及びポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(アクアパールAS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)2重量部を混合装置13に入れて混合した。混合物は水分含有率40重量%であった。スクリュー型の押し出し造粒装置の押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒した。この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離して、主として、直径4.2mm、長さ10mmの造粒物を得た。この造粒物80重量部に、コーティング材20重量部を被覆し、熱風乾燥して主として、直径4.2mm、長さ10mmの被覆粒状物を得た。この被覆粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。本例において、コーティング材はの組成は、0.3mmの粒度の紙粉60重量%、澱粉アクリル酸系の高吸水性樹脂(ハイモサブHS1100(商品名):ハイモ株式会社)24重量%、ポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(アクアパールAS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)13重量%及び吸水性樹脂のダイヤフロックK−201G(商品名)(ダイヤフロック株式会社製)3重量であった。
【0067】室内において、この猫のトイレ用の砂100gに、35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50m を加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。この猫のトイレ用の砂は、全体が白色を呈して清潔的であり、猫のトイレに厚さ3cmの厚さに敷いて使用されたが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂は、猫が排泄した部分については、容易に取り出すことができた。しかも脱臭性に優れ、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができた。
【0068】例10.例1乃至例4で使用した脱水汚泥と同一のロットから得られた脱水汚泥(含水率75重量%、固体成分25重量%(固体成分内訳、有機質80重量%無機質20重量%))100重量部、不織布屑135重量部及びポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(AS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)6.5重量部を混合装置13に入れて混合した。混合物は水分含有率45重量%であった。この混合物をスクリュー型の押し出し造粒装置の押出部に入れて、直径4mmの開口のスクリーンを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒した。この造粒物について、上段に10mm開口の篩、下段に4mm開口の篩を備える円形篩装置で、比較的大きい粒子と細かい粒子を篩分けて分離して、主として、直径4.2mm、長さ10mmの造粒物を得た。この造粒物83重量部に、コーティング材17重量部を被覆し、熱風乾燥して主として、直径4.2mm、長さ10mmの被覆粒状物を得た。この被覆粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。本例において、コーティング材はの組成は、0.3mmの粒度の紙粉60重量%、澱粉アクリル酸系の高吸水性樹脂(ハイモサブHS1100(商品名):ハイモ株式会社)24重量%、ポリアクリル酸ナトリウム系の高吸水性樹脂(アクアパールAS−900S(商品名):三菱化学株式会社製)13重量%及び吸水性樹脂のダイヤフロックK−201G(商品名)(ダイヤフロック株式会社製)3重量であった。
【0069】室内において、この猫のトイレ用の砂100gに、35℃の温度の20倍に希釈したアンモニア水50m を加えたが、非常に吸水性及び脱臭性が良好であり、室内にアンモニア臭を感じなかった。この猫のトイレ用の砂は、全体が白色を呈して清潔的であり、猫のトイレに厚さ3cmの厚さに敷いて使用されたが、猫は普段と同様にトイレとして使用しており、使用の上で何等支障がなかった。猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂は、猫が排泄した部分については、容易に取り出すことができた。しかも脱臭性に優れ、屋内に不快な臭い発生するのを避けることができた。
【0070】本発明は、汚泥乾燥物を含有し、また該汚泥乾燥物より少ない量で吸水性樹脂を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する乾燥造粒物により粒状の排泄物処理材とするので、その儘廃棄物として処理されていた汚泥を有効利用することができることとなり、また原料として使用される汚泥は、排泄物処理材の製造過程で水分が減少されて、殆ど可燃物となり、汚泥の処理が容易となる。
【0071】また本発明は、汚泥乾燥物及び配合材料を含有し、また汚泥乾燥物より夫々少ない量で吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質若しくは接着剤、又は吸水性樹脂、殺菌作用を有する物質、脱臭剤、着色物質及び接着剤の中の二種以上を含有して、1ミリメートル以上の粒度を有する芯部と、紙粉及び吸水性樹脂を含有して、前記芯部の表面の少なくともその一部を被覆する被覆部を有する乾燥被覆粒状物である粒状の排泄物処理材とするので、原料として汚泥を使用しても、使用場所の色調に合わせて、種々の色調、即ち適宜の色彩の排泄物処理材を選ぶことが可能となり、衛生的な雰囲気はもとより、室内の色彩の調和を保つことができる。しかも、適宜の色調わ選び、適宜の発色指示薬を排泄物処理材の表面に塗布できるので、安価な検尿用指示薬を提供でき、人及び動物の健康状態を把握することが容易となる。
【0072】本発明は、従来、廃物とされて、その処理が問題とされていた汚泥を、排泄物処理材として有効に利用するものであり、しかも、プラスチック材料を混合することにより、保水性を高めると共に、発熱量を増加して、使用後においても、燃焼可能であり、汚泥を有効に使用することができる。
【出願人】 【識別番号】000148977
【氏名又は名称】株式会社大貴
【出願日】 平成13年2月28日(2001.2.28)
【代理人】 【識別番号】100075085
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 正彦 (外3名)
【公開番号】 特開2002−253076(P2002−253076A)
【公開日】 平成14年9月10日(2002.9.10)
【出願番号】 特願2001−56040(P2001−56040)