| 【発明の名称】 |
釣り用リールの表示装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】栗山 博明
【氏名】川辺 雄三
【氏名】片山 仁志
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| 【要約】 |
【課題】表示装置を有する釣り用リールにおいて、釣人に注意を喚起するとともに、表示部の視認性を向上させる。
【解決手段】表示部5は、釣り糸巻き上げ中に表示される巻上画面58において、上方に配置された水深表示領域5aと、その下方に配置された底水深表示領域5bと、水深表示領域5aの右側に上下に並べて配置された複数のボックスからなる変速段数表示領域5cと、水深表示領域5aと底水深表示領域5bとの間に配置された動画表示可能な画像表示領域5dと、各種の設定モードや変速段数を文字により表示可能な情報表示領域5eとを有している。画像表示領域5dは、釣竿の先端部が上下に動いているような動画表示を行う。ここでは、上下位置における釣竿の先端部の静止画を複数順次繰り返し表示させることにより、釣り糸を巻き上げているという状態の変化を動画表示する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】スプールを回転自在に支持するリール本体に設けられ、仕掛けの水深等の各種の表示を行う釣り用リールの表示装置であって、前記リール本体に設けられたケース部材と、前記ケース部材に設けられ、各種の表示を行う表示部と、前記表示部に動画を表示させる制御を行う制御部と、を備えた釣り用リールの表示装置。 【請求項2】前記表示部はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである、請求項1に記載の釣り用リールの表示装置。 【請求項3】前記表示部は複数の静止画を繰り返し連続表示させることにより前記動画を表示する、請求項1又は2に記載の釣り用リールの表示装置。 【請求項4】前記表示部は各種の増減するデータの変化を前記動画により表示する、請求項1から3のいずれかに記載の釣り用リールの表示装置。 【請求項5】前記表示部は各種の釣りに関する状態の変化を前記動画により表示する、請求項1から4のいずれかに記載の釣り用リールの表示装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、表示装置、特に、リール本体に設けられ仕掛けの水深等を表示する釣り用リールの表示装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、釣り用リールは、リール本体と、リール本体に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンドルと、リール本体の上面に装着され、水深表示用の表示部を有する表示装置とを備えている。表示部は、たとえばセグメント方式の液晶ディスプレイであり、棚位置や現在の仕掛けの水深等を予め設定された所定の位置に表示することができる。 【0003】この種の表示装置では、各種情報を大量に表示したり、視認性を向上させるために表示部にドットマトリックス方式の液晶ディスプレイを用いたものが、たとえば特開2000−139294号公報に開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記従来の表示部は、特にセグメント方式の液晶ディスプレイの場合は、予め設定された所定の表示項目しか表示することができないので、表示内容が単調になりやすい。このため、釣人は表示内容の変化に気付かないおそれがある。 【0005】また、セグメント方式及びドットマトリックス方式の液晶ディスプレイにおいて、表示項目を大量に表示する場合には、表示項目の大きさが小さくなりやすく、釣人が必要な情報を視認するのは困難である。 【0006】本発明の課題は、表示装置を有する釣り用リールにおいて、釣人に注意を喚起するとともに、表示部の視認性を向上させることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】発明1に係る釣り用リールの表示装置は、スプールを回転自在に支持するリール本体に設けられ、仕掛けの水深等の各種の表示を行う釣り用リールの表示装置であって、リール本体に設けられたケース部材と、ケース部材に設けられ各種の表示を行う表示部と、表示部に動画を表示させる制御を行う制御部とを備えている。 【0008】この表示装置では、たとえば釣人が必要な表示項目を視覚的に動きのある動画表示させることにより、この表示項目が他の表示項目と比して際立った表示を行うことができる。したがって、釣人に注意を喚起するとともに、表示部の視認性を向上させることができる。 【0009】発明2に係る表示装置は、発明1の表示装置において、表示部はドットマトリックス方式の液晶ディスプレイである。この場合、たとえば各種情報を示す文字や図形等を表示させるためにドットマトリックス方式の液晶を用いることにより、複数の表示画面を切り替えて大量の情報を表示させることができる。また、表示部の表現力が豊かになるとともに表示内容が多様化するので、視認性の向上をさらに図ることができる。 【0010】発明3に係る表示装置は、発明1又は2の表示装置において、表示部は複数の静止画を繰り返し連続表示させることにより動画を表示する。この場合、複数の静止画を少しずつ異なるように作成し、それを比較的短い時間で繰り返し連続表示させることにより、動画を容易に生成することができる。 【0011】発明4に係る表示装置は、発明1から3のいずれかの表示装置において、表示部は各種の増減するデータの変化を動画により表示する。この場合、たとえばモータの回転速度や、釣り糸に作用する張力や、モータに通電される電流値や、タイマの経過(残り)時間等を連続的に動画表示させることにより、釣人にとって分かりやすい表示にすることができる。 【0012】発明5に係る表示装置は、発明1から4のいずれかの表示装置において、表示部は各種の釣りに関する状態の変化を動画により表示する。この場合、たとえば各種のモードの設定が完了したときや、各種の警告表示を行うときや、魚等がヒットして釣り糸が繰り出されたときや、リールの電源のオン、オフ時等、釣人に注意を喚起したいときにそれぞれ動画表示させることにより、釣人にとってさらに分かりやすい表示にすることができる。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を採用した釣り用リールは、図1に示すように、モータ駆動によりスプール回転を行う電動リールであって、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、リール本体1の上方に設けられた開閉式の水深表示装置4とを主に備えている。 【0014】リール本体1は、左右1対の側板7a、7bとそれらを連結する複数の連結部材8とからなるフレーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カバー9a、9bとを有している。ハンドル2側の側カバー9bには、ハンドル2の回転軸が回転自在に支持されている。リール本体1後方に配置された連結部材8の側カバー9a側後部には、外部電源接続用のコネクタ19が先端に取り付けられたリールコード18が延出されている。 【0015】リール本体1の内部には、図1に示すように、ハンドル2に連結されたスプール10が回転自在に支持されている。スプール10の内部には、スプール10を糸巻き上げ方向に回転駆動するモータ12が配置されている。また、リール本体1のハンドル2側側面には図示しないクラッチ機構を操作するためのクラッチレバー11が配置されている。リール本体1のハンドル2側側面のクラッチレバー11の前方には、モータ12をオン、オフするためのモータスイッチPWと、モータ12の回転速度を変更する速度変更レバーLVとが設けられている。 【0016】水深表示装置4は、リール本体1の上方にリール本体1と一体で設けられた第1部材4aと、第1部材4aに対して開閉自在に設けられた第2部材4b(ケース部材の一例)と、第1部材4aと第2部材4bとを揺動自在に連結する連結部材4cとにより構成されている。 【0017】第1部材4aは、図1〜図5に示すように、リール本体1の両側部上方にリール本体1と一体成形されている。第1部材4aの内部に収納空間を有しており、この収納空間には、スプールセンサ41(図7参照)等の各種の電気部品が収納されている。また、第1部材4aの前端部は連結部材4cを取り付けるために一部が上方に突出した形状となっている。第1部材4aの上面は、両側部とも同一高さの平坦面になっており、連結部材4c取り付け用の突出部分から後方に向かって斜め下方に傾斜している。 【0018】第2部材4bは、第1部材4aに対して開閉自在に取り付けられている。第2部材4bの取り付け部分は第1部材4aの突出部分に合致する形状になっている。第1部材4a及び第2部材4bの取り付け部分には連結部材4cが装着されている。第2部材4bは、第1部材4aと対向する面に配置された表示部5と、表示部5の近傍に配置され複数のスイッチからなるスイッチ操作部6とを有している。 【0019】第2部材4bの内部には、表示部5の表示制御及びモータ制御を行うリール制御部30(図7参照)と、モータ12をPWM駆動するPWM駆動回路31(図7参照)と、ブザー40(図7参照)とが配置されている。 【0020】連結部材4cは、図2〜図5に示すように、揺動軸芯Xを有する金属製のシャフトであり、第1部材4aに対して回転不能に、かつ第2部材4bに対して揺動可能に取り付けられている。また、連結部材4cは、ねじりばね等による図示しない位置決め機構を備えており、第2部材4bの開閉位置を段階的に決めることができる。なお、第2部材4bの揺動角は0度以上180度以下であり、第2部材4bが完全に開くまで揺動させることができる。 【0021】表示部5は、図6に拡大して示すように、最初に起動した際に初期画面50が表示される。初期画面50の表示項目は、上方に配置された水深表示領域5aと、その下方に配置された底水深表示領域5bと、水深表示領域5aの右側に上下に並べて配置された複数のボックスからなる変速段数表示領域5cと、水深表示領域5aと底水深表示領域5bとの間に配置された動画表示可能な画像表示領域5dと、各種の設定モードや変速段数を文字により表示可能な情報表示領域5eとを有している。情報表示領域5eには、たとえば現在の巻き上げモードを示す「テンション一定モード」や現在の変速段数が8段であることを示す「8」の文字が表示されている。 【0022】画像表示領域5dは、たとえば釣竿や釣り糸等の画像であり、図20に示すように、釣り糸巻き上げ中に表示される巻上画面58において、釣竿の先端部が上下に動いているような動画表示を行う。ここでは、上下位置における釣竿の先端部の静止画を複数順次繰り返し表示させることにより、釣り糸を巻き上げているという状態の変化を動画表示する。 【0023】表示部5は、ドットマトリックス方式の液晶ディスプレイであり、後述するメニューモードにおける各種設定のための複数のメニュー画面等を階層的に切り替えて表示させることができる。また、メニューモードにおける表示設定により、図6や図20に示す標準画面から、図19に示す簡易表示を行う簡易画面57に切り替え表示可能である。簡易画面57は、水深表示領域5aと、底水深表示領域5bと、変速段数表示領域5cとから構成されており、表示項目の数は標準画面のそれよりも少なくなっている。水深表示領域5a及び底水深表示領域5bの文字の大きさは、標準画面のそれよりも大きくなっている。 【0024】スイッチ操作部6は、図1及び図6に示すように、表示部5の下側の連結部材4cの揺動軸芯X近傍に左右に並べて配置されたメニュー選択スイッチMNと、モードスイッチMDと、底メモスイッチSMとを有している。 【0025】メニュー選択スイッチMNは、キー入力処理においてメニューモードに入るためのスイッチであり、図13以降に示すように、メニューモードでは後述する選択項目60及び設定項目61を決定するためのスイッチである。 【0026】モードスイッチMDは、キー入力処理において各種のモードを設定するためのスイッチであり、たとえばモータ12の回転制御としてテンション一定モードとスピード一定モードとが切り替えられる。モードスイッチMDは、メニューモードにおいてカーソル65を上下方向に移動させるためのものである。 【0027】底メモスイッチSMは、キー入力処理において仕掛けが底に到達したときに押されるスイッチであり、そのときの水深が底として設定される。底メモスイッチSMは、メニューモードにおいてカーソル65を左右方向に移動させるためのものである。 【0028】モータスイッチPWは、速度変更レバーLV近傍に設けられ、後述する速度変更レバーLVの揺動軸芯Yに沿って下方向への押圧操作(移動操作)を行うことによって、モータ12のオン、オフを行っている。なお、メニューモードにおいてモータスイッチPWを押すと、メニューモードが解除されメニュー選択スイッチMNが無効になり、瞬時にモータ12を回転させることができる。 【0029】速度変更レバーLVは、揺動軸芯Yを基準として前後方向に揺動自在に設けられ、前方の増速位置Aに揺動させるとモータ12が増速し、後方の減速位置Bに揺動させるとモータ12が減速する。速度変更レバーLVは、増速位置A及び減速位置Bのいずれかに位置していても、常に中立位置Nに付勢されている。 【0030】リール制御部30は、第2部材4b内に配置されたCPU、RAM、ROM、I/Oインターフェイス等を含むマイクロコンピュータを含んでいる。リール制御部30は、制御プログラムに従って表示部5の表示制御やモータ駆動制御等の各種の制御動作を実行する。リール制御部30には、図7に示すように、スイッチ操作部6の各種のスイッチとスプール10の回転方向及び回転数(回転位置データ)を検出するためのスプールセンサ41及びスプールカウンタ42とが接続されている。また、リール制御部30には、ブザー40とPWM駆動回路31と表示部5と記憶部43と他の入出力部とが接続されている。 【0031】PWM駆動回路31は、モータ12を駆動するための駆動素子としてのFETを含んでいる。PWM駆動回路31は、リール制御部30によりモータ駆動電流のデューティ比が制御されてモータ12を速度可変に駆動する。 【0032】スプールセンサ41は、前後に並べて配置された2つのリードスイッチから構成されている。リードスイッチは、磁石ホイールに装着された2個の磁石を検出する。この検出パルスをスプールカウンタ42で計数することでリールの回転数を検出できる。また、いずれのリードスイッチが先に検出パルスを発したかによりスプール10の回転方向を検出できる。 【0033】スプールカウンタ42は、スプールセンサ41のオンオフ回数を計数するカウンタであり、この計数値によりスプール回転数に関する回転位置データが得られる。スプールカウンタ42は、スプール10が正転(糸繰り出し方向の回転)すると計数値が減少し、逆転すると増加する。 【0034】記憶部43は、たとえばEEPROM等の不揮発メモリからなり、学習結果のデータや糸長算出時に使用する各種のデータ等が記憶されている。次に、リール制御部30によって行われる具体的な制御処理を、図8以降の制御フローチャートに従って説明する。 【0035】電動リールがリールコード18を介して外部電源に接続されると、図8のステップS1において初期設定を行う。この初期設定では各種の変数やフラグをリセットする。 【0036】次にステップS2では表示処理を行う。表示処理では、水深表示やメニューモードにおけるメニュー等の各種の表示処理を行う。ここで、上からモードのときには、水深表示領域に水面基準の水深が表示される。また、底メモスイッチSMにより底位置がセットされていると底位置が底水深表示領域に表示される。なお、外部電源からの電圧値が所定の電圧値よりも高いときや、端子を逆接した場合には、このステップS2の表示処理において、たとえば「電圧が高すぎます」や「接続が逆です」等その旨を知らせる警告表示を行う。 【0037】ステップS3ではスイッチ操作部6のいずれかのキーが押されたか否かを判断する。キー入力がなされた場合にはステップS3からステップS6に移行し、メニューモードであるか否かを判断する。メニューモードがオフであればステップS7に移行してキー入力処理を実行する。メニューモードがオンであればステップS8に移行してメニューキー入力処理を実行する。スイッチ入力がなされていない場合にはステップS4に移行する。 【0038】ステップS4ではスプール10が回転しているか否かを判断する。この判断は、スプールセンサ41の出力により判断する。また、スプール10の回転が検出された場合には、ステップS4からステップS9に移行する。ステップS9では各動作モード処理を実行する。 【0039】ステップS5ではその他の指令や入力がなされたか否かを判断する。その他の指令あるいは入力がなされた場合にはステップS5からステップS10に移行してその他の処理を実行する。 【0040】ステップS7のキー入力処理を図9に示す。このキー入力処理では、まずステップS11においてモータスイッチPWがオン操作されたか否かを判断する。モータスイッチPWがオン操作されればステップS15に移行し、モータ制御処理を行う。またステップS12では、速度変更レバーLVが揺動操作されているか否かを判断する。ここで「YES」と判断されればステップS16に進み、速度制御処理を行う。 【0041】ステップS13では、メニュー選択スイッチMNが操作されたか否かを判断する。ここで「YES」と判断されればステップS17に進み、モータ12がオンされているか否かを判断する。モータ12がオンであれば、メニュー選択スイッチMNの操作が無効となってそのままステップS14へ移行する。モータ12がオフであればステップS18に進み、メニューモードをオンにする。 【0042】ステップS14では、その他のキーが操作されたか否かを判断する。その他のキーの操作にはモードスイッチMDや底メモスイッチSM等の操作を含んでいる。他のキー入力がなされると、ステップS14からステップS19に移行し、各キー入力に応じた他のキー入力処理を行う。 【0043】ステップS15のモータ制御処理を図10に示す。このモータ制御処理では、モータスイッチPWが移動操作によりオンされている状態から始まる。まずステップS21で、モータスイッチPWが所定時間内に2回オン操作されたか否かを判断する。ここで「NO」、つまりモータスイッチPWがオンされ続けているとき、ステップS22へ進み、モータ12がオンされているか否かを判断する。モータ12がオフであればステップS23へ進み、モータ12を回転させてステップS24に進む。またステップS22で「YES」と判断されたとき、すなわちモータ12が既にオンであれば、ステップS24へ移行する。ステップS24ではモータスイッチPWがオフか否かを判断し、モータスイッチPWがオフにされるとステップS25へ進みモータ12の回転を停止させる。ステップS21からステップS25ではモータスイッチPWが押されている間にモータ12を回転させる寸動巻き上げを行うことができる。 【0044】一方、ステップS21で「YES」と判断されたとき、ステップS26へ移行しモータ12が回転しているか否かを判断する。モータ12が回転していればステップS28で回転を停止させ、モータ12が回転していなければステップS27で回転が開始される。ここではモータ12が回転していないときには、モータスイッチPWが2回オンされることによってモータ12を回転させる連続巻き上げを実行することができる。 【0045】ステップS16の速度制御処理を図11に示す。この速度制御処理では、ステップS31において、速度変更レバーLVが増速位置Aに揺動されているか否かを判断する。速度変更レバーLVが増速位置Aに揺動されると、ステップS31からステップS33に移行する。ステップS33では、デューティ比を徐々に大きくしてモータ12の回転を増加させる。ステップS31で「NO」と判断されたとき、ステップS32に移行する。ステップS32では、速度変更レバーLVが減速位置Bに揺動されているか否かを判断する。速度変更レバーLVが減速位置Bに揺動されると、ステップS32からステップS34に移行する。ステップS34では、デューティ比を徐々に小さくしてモータ12の回転を減少させる。ここで速度変更レバーLVを増速位置A又は減速位置Bに揺動させ続けると、ステップS33又はステップS34を繰り返すことになり、結果的に速度変更レバーLVの揺動時間に応じてモータ12の回転を増減させている。 【0046】ステップS8のメニューキー入力処理を図12に示す。ここでは、ステップS41においてモータ12がオンされているか否かを判断する。モータ12がオンされているとステップS51へ進み、メニューモードをオフにする。モータ12がオフであればステップS42へ移行する。 【0047】ステップS42では、モードスイッチMDが押されたか否かを判断する。モードスイッチMDが押されると、ステップS47へ進み、モードスイッチMDが押された回数だけカーソル65が上下方向に移動するカーソル上下移動処理を行う。カーソル65の移動方向はたとえば予め下方向への移動のみが許可されており、最下位の選択項目60に移動すれば、次は最上位の選択項目60に移動するようになっている。モードスイッチMDが押されなければ、ステップS43に移行する。 【0048】ステップS43では、底メモスイッチSMが押されたか否かを判断する。底メモスイッチSMが押されると、ステップS48へ進み、底メモスイッチSMが押された回数だけカーソル65が左右方向に移動するカーソル左右移動処理を行う。なお、カーソル65の移動方向は、左方向または右方向の一方に切り替えることができる。底メモスイッチSMが押されなければ、ステップS44に移行する。 【0049】ステップS44では、メニュー選択スイッチMNが押されたか否かを判断する。メニュー選択スイッチMNが押されるとステップS49へ進み、メニュー選択スイッチMNが押されなければステップS45へ進みメニューモードをオフにする。ステップS49ではカーソル65が終了位置に移動しているか否かを判断する。カーソル65が終了位置であれば、ステップS51に移行してメニューモードをオフにする。カーソル65が終了位置でなければ、ステップS50に移行してカーソル65の位置に対応するカーソル位置決定処理を行う。 【0050】ステップS46では、その他のキーが操作されたか否かを判断する。他のキー入力がなされると、ステップS46からステップS52に移行し、各キー入力に応じた他のキー入力処理を行う。 【0051】次に、表示部5に表示される表示画面をそれぞれ図6、図13〜図18に示す。まず、図6の初期画面50から、メニュー選択スイッチMNを押すと図13に示すように第1メニュー画面51を表示する。第1メニュー画面51は、上から「次ページ」、「巻上」、「糸送り」、「棚」の4つの選択項目60が表示されている。さらに、「巻上」、「糸送り」、「棚」の選択項目60の右側には、それぞれ択一的に設定可能な「寸動」及び「連続」、「あり」及び「なし」、「上から」及び「下から」の設定項目61が表示されている。ここでは、「寸動」、「あり」、「上から」の設定項目61は反転表示される反転項目62であり、前回それらが設定されたことを示している。選択項目60及び設定項目61の左側には略三角形の上下左右移動自在なカーソル65が表示されている。なお、第1メニュー画面51が表示されたときのカーソル65の位置は、常に終了項目63である「次ページ」を指すようになっている。 【0052】第1メニュー画面51において、「次ページ」を選択すると、すなわち「次ページ」の選択項目60にカーソル65を合わせてメニュー選択スイッチMNを押すと、図14に示すように、第2メニュー画面52を表示する。 【0053】第2メニュー画面52は、上から「キャンセル」、「糸巻学習」、「表示」、「さそい」の4つの選択項目60と、「糸巻学習」、「表示」、「さそい」の選択項目60の右側に「標準」及び「簡易」、「する」及び「しない」の設定項目61とが表示されている。ここでは、「標準」、「しない」の設定項目61は反転表示される反転項目62であり、前回それらが設定されたことを示している。なお、第2メニュー画面52が表示されたときのカーソル65の位置は、常に終了項目63である「キャンセル」を指すようになっている。 【0054】第2メニュー画面52において、「糸巻学習」を選択すると、すなわちモードスイッチMDを1回押し「糸巻学習」の選択項目60にカーソル65を合わせてメニュー選択スイッチMNを押すと、図15に示すように、第3メニュー画面53を表示する。 【0055】第3メニュー画面53は、上から「キャンセル」、「指定PE」、「普通学習」、「下巻学習」の4つの選択項目60と、「普通学習」の選択項目60の右側に「PE」及び「ナイロン」の設定項目61とが表示されている。ここでは、「指定PE」の設定項目61は反転表示される反転項目62であり、前回それらが設定されたことを示している。なお、第3メニュー画面53が表示されたときのカーソル65の位置は、常に終了項目63である「キャンセル」を指すようになっている。 【0056】第3メニュー画面53において、「指定PE」を選択すると、すなわちモードスイッチMDを1回押し「指定PE」の選択項目60にカーソル65を合わせてメニュー選択スイッチMNを押すと、図16に示すように、第4メニュー画面54を表示する。 【0057】第4メニュー画面54は、上から「キャンセル」、「号数(号)−糸長(m)」、「釣り糸の会社名」の3つの選択項目60と、図示しない「号数(号)−糸長(m)」及び「釣り糸の会社名」の選択項目60には、「4−400」、「5−350」、「6−300」、「8−200」及び「A社」、「B社」、「C社」、「D社」、「E社」、「F社」の設定項目61が表示されている。ここでは、「6−300」及び「B社」の設定項目61は反転表示される反転項目62であり、前回それらが設定されたことを示している。なお、第4メニュー画面54が表示されたときのカーソル65の位置は、常に終了項目63である「キャンセル」を指すようになっている。 【0058】第4メニュー画面54において、「6−300」を選択後「B社」を選択すると、すなわちモードスイッチMDを2回押し「6−300」の選択項目60にカーソル65を合わせてメニュー選択スイッチMNを押し、さらにモードスイッチMDを1回押し「A社」の選択項目60にカーソル65を合わせ、底メモスイッチSMを1回押し「B社」の選択項目60にカーソル65を合わせてメニュー選択スイッチMNを押すと、図17に示すように、メニューモードが解除されて学習設定画面55を表示する。 【0059】学習設定画面55は、設定された釣り糸の会社名及び号数を「B社」、「6号」と表示し、その右側に「学習中」の文字を反転表示する。また、下方には釣人に具体的な指示を出すメッセージである説明文64として「3のテンションで巻き取ってください」を表示する。糸巻学習が終了すると、図18に示すように、学習終了画面56を表示する。学習終了画面56は、説明文64として「糸巻学習終了」を表示して、図6の初期画面50に戻る。 【0060】この水深表示装置4では、表示部5は、画像表示領域5dにおいて、釣竿の先端部が上下に動いているような動画を表示する。このように、表示部5に動画を表示させることにより、画像表示領域5dが他と比して際立った表示を行うことができるので、釣人に注意を喚起するとともに、表示部5の視認性を向上させることができる。 【0061】〔他の実施形態〕 (a) 前記実施形態では、釣り用リールとして開閉式の電動リールを例にあげて説明したが、これに限定されるものではなく、開閉式でないタイプのケース部材を有する電動リールや手巻きリール等にも本発明を適用できる。 【0062】(b) 前記実施形態では、表示部5はドットマトリックス方式の液晶表示を行っていたが、セグメント方式の液晶表示を行うようにしてもよい。 (c) 前記実施形態では、第1部材4aは、リール本体1と一体で設けられていたが、別体で設けてもよい。 【0063】(d) 前記実施形態では、モータスイッチPWが移動操作されている間モータ12を回転させていたが、移動操作を行う毎にモータ12をオン、オフにするようにしてもよい。図21に示すように、モータ制御処理は、まずステップS61で、モータ12がオンされているか否かを判断する。モータ12がオフのときステップS62へ進みモータ12を回転させ、ステップS63に進む。またステップS61で「YES」と判断されたときはステップS63へ移行する。ステップS63ではモータスイッチPWがオフか否かを判断し、モータスイッチPWがオフにされるとステップS64へ進みモータ12の回転を停止させる。ここではモータスイッチPWがオン操作されている間、モータ12を回転させる。 【0064】(e) 前記実施形態では、表示部5の簡易画面57への切り替えは、第2メニュー画面52の設定で行っていたが、図22に示すように、スイッチ操作部6にさらに設けた表示画面選択スイッチSSの操作により切り替えを行ってもよい。 【0065】(f) 前記実施形態では、表示部5は、釣り糸を巻き上げているという状態の変化を動画表示していたが、他の釣りに関する状態の変化や、各種の増減するデータの変化を動画表示させるようにしてもよい。図23に示すように、画面全体を動画表示可能な画像表示領域5dとして、たとえば魚が遊泳している様子を起動時や待機時等に表示させてもよい。また、図24に示すように、画像表示領域5dに描画されたキャラクタの表情や色調等をモータ12の状態の変化に応じて変化させるようにしてもよい。 【0066】 【発明の効果】本発明によれば、表示装置を有する釣り用リールにおいて、表示部に動画を表示することにより、釣人に注意を喚起するとともに、表示部の視認性を向上できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002439 【氏名又は名称】株式会社シマノ
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| 【出願日】 |
平成13年2月26日(2001.2.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100094145 【弁理士】 【氏名又は名称】小野 由己男 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−247939(P2002−247939A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月3日(2002.9.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−49612(P2001−49612) |
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