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【発明の名称】 電動リールのスイッチ操作部
【発明者】 【氏名】川辺 雄三

【要約】 【課題】電動リールのスイッチ操作部において、操作部の誤操作を防止するとともに操作部の操作性を向上させる。

【解決手段】スイッチ操作部を有する電動リールは、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、リール本体1の上方に設けられた開閉式の水深表示装置4とを主に備えている。リール本体1のハンドル2側の側部前方には、モータ12をオン、オフするためのモータスイッチ50と、モータスイッチ50の近傍に設けられモータ12の回転速度を変更する速度変更レバー60とを有するスイッチ操作ユニット40が設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】リール本体に装着されたスプールを回転させるモータを制御する電動リールの各種の操作を行うスイッチ操作部であって、前記リール本体に設けられ、中立位置から二方向に揺動自在かつ前記中立位置に付勢された第1操作部と、前記第1操作部の近傍に設けられ、前記第1操作部の揺動軸と沿う軸方向に移動自在な第2操作部と、前記第1操作部の前記二方向への揺動操作に応じてオン、オフ状態が切り替えられる前記モータ増減速用の第1スイッチ部と、前記第2操作部の移動操作に応じてオン、オフ状態が切り替えられる前記モータオン、オフ用の第2スイッチ部と、を備えた電動リールのスイッチ操作部。
【請求項2】前記第1操作部の揺動軸と前記スプールの回転軸とは食い違い軸である、請求項1に記載の電動リールのスイッチ操作部。
【請求項3】前記第1操作部は前記リール本体の側部前方に配置されている、請求項1又は2に記載の電動リールのスイッチ操作部。
【請求項4】前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を防水するシール部をさらに備えている、請求項1から3のいずれかに記載の電動リールのスイッチ操作部。
【請求項5】前記シール部は弾性を有する合成樹脂製である、請求項4に記載の電動リールのスイッチ操作部。
【請求項6】前記第1スイッチ部は前記第1操作部に設けられた磁石を検出するリードスイッチである、請求項1から5のいずれかに記載の電動リールのスイッチ操作部。
【請求項7】前記電動リールは、前記リール本体に設けられ、内部に各種の電気部品を有するケース部材をさらに備え、前記第1操作部及び前記第2操作部は前記ケース部材と別体で設けられ、かつ前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部は前記各種の電気部品と導電線により電気的に接続されている、請求項1から6のいずれかに記載の電動リールのスイッチ操作部。
【請求項8】前記電動リールは、前記リール本体に設けられた第1部材と、前記第1部材に対して開閉自在に設けられ前記ケース部材である第2部材と、前記第1部材と前記第2部材とを揺動自在に連結する連結手段とをさらに備えている、請求項7に記載の電動リールのスイッチ操作部。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチ操作部、特に、リール本体に装着されたスプール回転用モータを制御する電動リールのスイッチ操作部に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、巻き上げ時のスプールの回転をモータで行う電動リールは、たとえば、100m以上の水深を回遊する魚を船の上から釣るときによく使用される。この種の電動リールは、リール本体と、リール本体に装着されたスプールと、スプールを回転させるハンドルと、スプールを巻き上げ方向に回転させるモータとを備えている。リール本体の上面には、水深表示用のディスプレイや各種の入力を行うスイッチが設けられたケース部材が装着されている。
【0003】このような電動リールでは、リール本体の側部に設けられた揺動式の操作部を操作することにより、モータの回転速度を変更している。このような操作部では、操作部の揺動により、モータをオフ状態から最大回転状態まで変化させている。そして、操作部がある揺動位置に揺動したとき、操作部はこの揺動位置で保持され、揺動位置に対応する速度でモータの回転を維持するようになっている。
【0004】また、モータを最小回転状態から最大回転状態まで変化させるためにリール本体の側部に設けられた揺動式の第1操作部と、モータのオン、オフを行うためにケース部材の上面に他の複数のスイッチとともに並べて配置された第2操作部とを備えたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の操作部では、操作部の揺動位置とモータの回転速度とが対応しているため、希望の回転速度を実現するためには、操作部を所定の揺動位置に揺動させる必要がある。このため、たとえばリール本体側に設けられた所定の揺動位置に対応する速度位置を示す目盛に、操作部に設けられた矢印等の指針を合致させなければならないので、操作部の操作が面倒である。
【0006】また、操作部及び第1操作部によりオン状態からオフ状態にするには、操作部及び第1操作部をある速度位置からオフ位置まで揺動させる必要があり、瞬時にモータをオフにすることができない。このため、モータのオン、オフ操作を行う毎にモータの回転速度が変更されてしまうので、モータをオフするときの操作部の操作が行いにくい。
【0007】一方、第2操作部は、第1操作部と離反した位置に設けられ、かつ他の複数のスイッチと並べて配置されているので、誤操作による誤動作を招聘しやすい。本発明の課題は、電動リールのスイッチ操作部において、操作部の誤操作を防止するとともに操作部の操作性を向上させることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係るスイッチ操作部は、リール本体に装着されたスプールを回転させるモータを制御する電動リールの各種の操作を行うスイッチ操作部であって、リール本体に設けられ中立位置から二方向に揺動自在かつ中立位置に付勢された第1操作部と、第1操作部の近傍に設けられ第1操作部の揺動軸と沿う軸方向に移動自在な第2操作部と、第1操作部の二方向への揺動操作に応じてオン、オフ状態が切り替えられるモータ増減速用の第1スイッチ部と、第2操作部の移動操作に応じてオン、オフ状態が切り替えられるモータオン、オフ用の第2スイッチ部とを備えている。
【0009】このスイッチ操作部では、モータの速度を変更する第1操作部が、一方向に揺動させた増速位置及び他方向に揺動させた減速位置に位置していても、常に中立位置に付勢されている。このため、モータを増速したい場合、たとえば増速位置に位置させる回数や、増速位置に維持させる時間等によって速度を決めることができる。そして、第1操作部は常に中立位置に戻るので、この中立位置を基準として増速位置又は減速位置に位置させるだけで速度を変更できる。したがって、操作部を回転速度に対応する所定の揺動位置に合わせる必要がなく、操作部の操作性を向上させることができる。
【0010】また、モータをオン、オフするには、第1操作部の近傍に配置された第2操作部の移動操作を行う。ここでは、第1操作部と第2操作部との2つの操作部が互いに近接した位置に配置されているので、操作部の誤操作を防ぐことができる。
【0011】一方、第1操作部及び第2操作部を片手で把持しながら揺動操作及び移動操作することにより、それぞれモータの速度変更及びモータのオン、オフを容易に行うことができるので、操作部の操作性をさらに向上させることができる。
【0012】発明2に係るスイッチ操作部は、発明1のスイッチ操作部において、第1操作部の揺動軸とスプールの回転軸とは食い違い軸である。この場合は、第2操作部は、第1操作部の揺動軸と沿う軸方向、すなわちスプールの回転軸と食い違う軸方向に移動自在である。このため、第2操作部は、たとえばスプールの回転軸よりずれた位置において上下方向に移動自在な構成にすることにより、操作部の操作性をさらに向上させることができる。
【0013】発明3に係るスイッチ操作部は、発明1又は2のスイッチ操作部において、第1操作部はリール本体の側部前方に配置されている。この場合は、たとえば第1操作部をスプールの回転軸より前方に配置することにより、リール後方を把持しながら、第1操作部を操作することができる。なお、第2操作部は第1操作部の近傍に配置されており、第2操作部もリール本体の側部前方に配置されているので、同様の効果を奏する。
【0014】発明4に係るスイッチ操作部は、発明1から3のいずれかのスイッチ操作部において、第1スイッチ部及び第2スイッチ部を防水するシール部をさらに備えている。この場合は、たとえばタクトスイッチ等の電気的なスイッチング素子である第1スイッチ部及び第2スイッチ部を防水するシール部が設けられているので、第1スイッチ部及び第2スイッチ部の接触不良を防ぐことができる。なお、第1スイッチ部及び第2スイッチ部は互いに近接した位置に配置されているので、たとえば1つのシール部により第1スイッチ部及び第2スイッチ部をまとめて防水しやすくなる。
【0015】発明5に係るスイッチ操作部は、発明4のスイッチ操作部において、シール部は弾性を有する合成樹脂製である。この場合は、シール部としてたとえばパッキン等を用いることにより、シール部の装着が容易になる。
【0016】発明6に係るスイッチ操作部は、発明1から5のいずれかのスイッチ操作部において、第1スイッチ部は第1操作部に設けられた磁石を検出するリードスイッチである。この場合は、たとえば複数のリードスイッチの全体を覆うようにシール部を配置することにより、第1スイッチ部を防水することができる。
【0017】発明7に係るスイッチ操作部は、発明1から6のいずれかのスイッチ操作部において、電動リールは、リール本体に設けられ、内部に各種の電気部品を有するケース部材をさらに備えている。第1操作部及び第2操作部はケース部材と別体で設けられ、かつ第1スイッチ部及び第2スイッチ部は各種の電気部品と導電線により電気的に接続されている。この場合は、第1操作部及び第2操作部はケース部材と別体で設けられているので、揺動自在な第1操作部及び移動自在な第2操作部の装着が容易になる。
【0018】発明8に係るスイッチ操作部は、発明7のスイッチ操作部において、電動リールは、リール本体に設けられた第1部材と、第1部材に対して開閉自在に設けられケース部材である第2部材と、第1部材と第2部材とを揺動自在に連結する連結手段とをさらに備えている。ここでは、ケース部材である第2部材が第1部材に対して開閉する表示装置である場合においても、操作部の操作性を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を採用した釣り用リールは、図1に示すように、モータ駆動によりスプール回転を行う電動リールであって、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用のハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3と、リール本体1の上方に設けられた開閉式の水深表示装置4とを主に備えている。
【0020】リール本体1は、左右1対の側板7a、7bとそれらを連結する複数の連結部材8とからなるフレーム7と、フレーム7の左右を覆う左右の側カバー9a、9bとを有している。ハンドル2側の側カバー9bには、ハンドル2の回転軸が回転自在に支持されている。リール本体1後方に配置された連結部材8の側カバー9a側後部には、外部電源接続用のコネクタ19が先端に取り付けられたリールコード18が延出されている。
【0021】リール本体1の内部には、図1に示すように、ハンドル2に連結されたスプール10が回転自在に支持されている。スプール10の内部には、スプール10を糸巻き上げ方向に回転駆動するモータ12が配置されている。また、リール本体1のハンドル2側側面には図示しないクラッチ機構を操作するためのクラッチレバー11が配置されている。リール本体1のハンドル2側側面のクラッチレバー11の前方には、水深表示装置4と別体で設けられ、モータ12をオン、オフするためのモータスイッチ50と、モータ12の回転速度を変更する速度変更レバー60とを有するスイッチ操作ユニット40(スイッチ操作部の一例)が設けられている。
【0022】水深表示装置4は、リール本体1の上方にリール本体1と一体で設けられた第1部材4aと、第1部材4aに対して開閉自在に設けられた第2部材4bと、第1部材4aと第2部材4bとを揺動自在に連結する連結部材4cとにより構成されている。
【0023】第1部材4aは、図1〜図5に示すように、リール本体1の両側部上方にリール本体1と一体成形されている。第1部材4aの内部に収納空間を有しており、この収納空間には、いずれも図示しないが、モータ12をPWM駆動するPWM駆動回路や、スプールセンサ等の各種の電気部品が収納されている。また、第1部材4aの前端部は連結部材4cを取り付けるために一部が上方に突出した形状となっている。第1部材4aの上面は、両側部とも同一高さの平坦面になっており、連結部材4c取り付け用の突出部分から後方に向かって斜め下方に傾斜している。
【0024】第2部材4bは、第1部材4aに対して開閉自在に取り付けられている。第2部材4bの取り付け部分は第1部材4aの突出部分に合致する形状になっている。第1部材4a及び第2部材4bの取り付け部分には連結部材4cが装着されている。
【0025】第2部材4bは、第1部材4aと対向する面に配置された表示部5と、表示部5の近傍に配置され複数のスイッチからなるスイッチ操作部6とを有している。第2部材4bの内部には、いずれも図示しないが、表示部5の表示制御及びモータ12の駆動制御を行うマイクロコンピュータ等のリール制御部や、ブザー等の各種の電気部品が収納されている。これらの電気部品には、スイッチ操作ユニット40の内部部品と図示しない導電線により電気的に接続されている。
【0026】連結部材4cは、図2〜図4に示すように、揺動軸芯Xを有する金属製のシャフトであり、第1部材4aに対して回転不能に、かつ第2部材4bに対して揺動可能に取り付けられている。また、連結部材4cは、ねじりばね等による図示しない位置決め機構を備えており、第2部材4bの開閉位置を段階的に決めることができる。なお、第2部材4bの揺動角は0度以上180度以下であり、第2部材4bが完全に開くまで揺動させることができる。
【0027】表示部5は、第2部材4bに設けられ第1部材4aと対向する面に配置されたドットマトリックス方式の液晶ディスプレイであり、外側に透明樹脂製の図示しないレンズカバーを有している。表示部5は、図6に拡大して示すように、仕掛けの水深や棚位置を水面からと底からとの2つの基準で表示するためのものであり、中央に配置された4桁の水深表示領域と、その下方に配置された3桁の底水深表示領域と、水深表示領域の右側に配置された変速段数表示領域とを有している。なお、表示部5は、ドットマトリックス方式の液晶ディスプレイであるので、たとえば各種設定のためのメニュー画面や、現在のテンション等を切り替えて表示させることができる。
【0028】スイッチ操作部6は、図1及び図6に示すように、表示部5の下側の連結部材4cの揺動軸芯X近傍に左右に並べて配置されたメニュースイッチMNと、モードスイッチMDと、底メモスイッチSMとを有している。
【0029】メニュースイッチMNは各種のメニューを設定するためのスイッチである。モードスイッチMDは各種のモードを設定するためのスイッチであり、たとえばモータ12の回転制御としてテンション一定モードとスピード一定モードとが切り替えられる。底メモスイッチSMは、仕掛けが底に到達したときに押されるスイッチであり、そのときの水深が底として設定される。
【0030】スイッチ操作ユニット40は、リール本体1の側部前方に設けられ、モータスイッチ50と速度変更レバー60とを一体的に設けたスイッチ操作部である。スイッチ操作ユニット40は、図8に拡大して示すように、後述するタクトスイッチ52や配線部材等が設けられる基板部材41と、基板部材41の下方に設けられ基板部材41を支持する支持部材42と、支持部材42の下方にねじ止め固定される下カバー部材43と、基板部材41の上方に設けられ後述するモータスイッチ操作部51の周囲に筒状に配置される壁部材44aを有する上カバー部材44とを備えている。
【0031】モータスイッチ50は、速度変更レバー60近傍に設けられ、後述する速度変更レバー60の揺動軸芯Yに沿って下方向への押圧操作(移動操作)を行うことによって、モータ12のオン、オフを行っている。モータスイッチ50は、図7及び図8に拡大して示すように、基板部材41の上方に配設され、弾性を有する合成樹脂製のモータスイッチ操作部51(第2操作部の一例)と、モータスイッチ操作部51の移動操作に応じてオン、オフ状態が切り替えられるタクトスイッチ52(第2スイッチ部の一例)とを有している。モータスイッチ操作部51は、上部が上カバー部材44より上方に突出してb設けられ押圧操作を行う押圧部51aと、押圧部51aを押圧した時に変形する変形部51bと、変形部51bの縁部に設けられ基板部材41と壁部材44aとの間に挟持される挟持部51cとを備えている。
【0032】速度変更レバー60は、図7及び図8に拡大して示すように、揺動軸芯Yを基準として前後方向に揺動自在に設けられ、前方の増速位置A(図7参照)に揺動させるとモータ12が増速し、後方の減速位置B(図7参照)に揺動させるとモータ12が減速する。速度変更レバー60の揺動軸芯Yは、スプール10の回転軸芯S(図2、図4及び図5参照)とは食い違う軸である。速度変更レバー60は、増速位置A及び減速位置Bのいずれかに位置していても、ばね部材70により常に中立位置Nに付勢されている。速度変更レバー60は、速度変更レバー操作部61(第1操作部の一例)と、速度変更レバー操作部61の増速位置A及び減速位置Bのへの揺動操作に応じてオン、オフ状態が切り替えられる2個のリードスイッチ62(第1スイッチ部の一例)と、速度変更レバー操作部61の内部に設けられリードスイッチ62検出用の磁石63とを有している。また、スイッチ操作ユニット40は、基板部材41と下カバー部材43との間に揺動自在に装着され、速度変更レバー操作部61に揺動不能にねじ止め固定される揺動部材45をさらに備えている。揺動部材45の下端には、ばね部材70の両端がそれぞれ係止される係止部材45aを備えており、これにより、速度変更レバー操作部61が常に中立位置Nに付勢される。
【0033】また、モータスイッチ操作部51の下端には、タクトスイッチ52及びリードスイッチ62を防水するためのシール部80が設けられている。シール部80は、壁部材44aと基板部材41とが挟持部51cを挟持することにより、押圧部51aの内部に密閉空間100を形成して、タクトスイッチ52を防水している。一方、シール部80は、壁部材44aと基板部材41とが挟持部51cを挟持することにより、壁部材44aと上カバー部材44の側壁との間にも密閉空間101を形成して、リードスイッチ62を防水している。
【0034】この電動リールでは、速度変更レバー60は常に中立位置に付勢されているので、操作性を向上させることができる。また、モータスイッチ50及び速度変更レバー60は互いに近接した位置に配置されているので、誤操作を防ぐことができる。
【0035】〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、開閉式の電動リールを例にあげて説明したがこれに限定されるものではなく、開閉式でないカウンタが装着された電動リールにも本発明を適用できる。
【0036】(b) 前記実施形態では、モータスイッチ50及び速度変更レバー60は、リール本体1の側部前方に配置されていたが、これに限定されるものではなく、モータスイッチ50及び速度変更レバー60の移動方向及び揺動方向は任意に設定できる。また、モータスイッチ50及び速度変更レバー60の形状も任意に設定可能である。図9に示すように、速度変更レバー操作部61を上方に隆起させて把持しやすい形状にしてもよい。
【0037】(c) 前記実施形態では、シール部80は、壁部材44aと基板部材41とが挟持部51cを挟持することにより、タクトスイッチ52及びリードスイッチ62を防水していたが、たとえば別部材を設けることによりタクトスイッチ52及びリードスイッチ62を個々に防水するような構成にしてもよい。
【0038】(d) 前記実施形態では、第1部材4aは、リール本体1と一体で設けられていたが、別体で設けてもよい。
(e) 前記実施形態では、磁石63は、速度変更レバー操作部61の内部に設けられていたが、図9に示すように、速度変更レバー操作部61に固定された揺動部材45の内部に設けてもよい。この場合、リードスイッチ62は基板部材41の下面に配置されている。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、電動リールのスイッチ操作部において、第1操作部は常に中立位置に付勢されているので、操作部の操作性を向上させることができる。また、第1操作部と第2操作部との2つの操作部が互いに近接した位置に配置されているので、操作部の誤操作を防ぐことができる。
【出願人】 【識別番号】000002439
【氏名又は名称】株式会社シマノ
【出願日】 平成13年2月13日(2001.2.13)
【代理人】 【識別番号】100094145
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 由己男 (外1名)
【公開番号】 特開2002−238419(P2002−238419A)
【公開日】 平成14年8月27日(2002.8.27)
【出願番号】 特願2001−35731(P2001−35731)