| 【発明の名称】 |
ペットの散歩用洗浄セット |
| 【発明者】 |
【氏名】杉山 隆
【氏名】伊藤 教行
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| 【要約】 |
【課題】簡易な技術で容易にかつ確実に消臭および除菌を伴う洗浄を行うことができる、散歩時におけるペットのマーキング等の排便の洗浄セットを提供する。
【解決手段】散歩時におけるペットの排泄物の洗浄に使用する洗浄用セットであって、消臭・除菌効果を有する粉末または顆粒物質2が一回の散歩で使用する分量封入されている袋体1と、携帯用ボトルとからなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 散歩時におけるペットの排泄物の洗浄に使用する洗浄用セットであって、消臭・除菌効果を有する粉末または顆粒物質が一回の散歩で使用する分量封入されている袋体と、携帯用ボトルとからなることを特徴とするペットの散歩用洗浄セット。 【請求項2】 前記粉末または顆粒物質がフィトンチッドを主成分とする消臭・除菌剤である請求項1記載のペットの散歩用洗浄セット。 【請求項3】 前記携帯用ボトルがペットボトルである請求項1または2記載のペットの散歩用洗浄セット。 【請求項4】 ボトルホルダーを含む請求項1〜3のうちいずれか一項記載のペットの散歩用洗浄セット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ペットの散歩用洗浄セットに関し、詳しくは、散歩時におけるペットのマーキング等の排泄物の洗浄に使用する洗浄用セットに関する。 【0002】 【従来の技術】住宅地や公園などにおける犬の散歩において、犬が糞をした場合、飼い主がその糞を袋に収容して持ち帰ったりすることは、今日、飼い主のマナーとして広く浸透してきている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、犬がその習性として行う小便によるマーキングに対して飼い主は、たとえ住宅地や公園であっても何ら措置を施していないのが現状である。また、糞の場合にも、その場の臭気までは完全に取り除くことはできず、単に糞の本体を除去するだけの措置であった。この理由として、これまではマーキング箇所や糞を取り除いた箇所を洗浄するのに適した携帯可能な洗浄品がなく、あったとしてもペットの散歩用としては不便なものであったり、効果が不十分であったりしたことが挙げられる。例えば、近年、トイレ用などとして知られている携帯用消臭スプレーでは一時的な消臭効果は得られても、その場の除菌および洗浄という面では全く不十分であった。 【0004】今日、住宅地や公園の美化が進む中で、衛生面や環境面から飼い主に、より高度なマナーが求めら、マーキング箇所や糞を取り除いた箇所における除菌、洗浄を容易にかつ確実に行うことのできる安価な商品が現れればそのような飼い主に広く使用されるに至ることは明らかであると考えられる。 【0005】そこで本発明の目的は、簡易な技術で容易にかつ確実に消臭および除菌を伴う洗浄を行うことができる、散歩時におけるペットのマーキング等の排便の洗浄セットを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題を解決すべく、できるだけ簡易、安価な技術で十分な効果が得られる手法につき鋭意検討した結果、散歩の直前に、予め分量の定められた袋体に封入された消臭・除菌剤を水道水に分散または溶解させ、得られた水溶液をボトルに入れて携帯することが最も手軽でかつ効果的であることを見出し、本発明を完成するに至った。 【0007】即ち、本発明は、散歩時におけるペットの排泄物の洗浄に使用する洗浄用セットであって、消臭・除菌効果を有する粉末または顆粒物質が一回の散歩で使用する分量封入されている袋体と、携帯用ボトルとからなることを特徴とするペットの散歩用洗浄セットである。 【0008】本発明においては、前記粉末または顆粒物質は、消臭および除菌の効果の面から、好ましくはフィトンチッドを主成分とする消臭・除菌剤とする。また、前記携帯用ボトルは、勢いよく内容液を押し出すことができることから、ペットボトルが好ましい。さらに、携帯用ボトルは、そのまま直接手に持って散歩にでかけてもよいが、散歩時には常に片手はペットの首輪等に繋がれた鎖を握っていなければならないことから、ボトルホルダーに入れて携帯することが便利である。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明においては、消臭・除菌効果を有する水溶性の粉末または顆粒物質を一回の散歩で使用する分量だけ袋体に封入することが重要である。消臭・除菌効果を有する粉末または顆粒物質は特に限定されるべきものではなく、従来より、ペット用またはトイレ用の消臭剤として使用されている物質を使用することができる。 【0010】好適例としては、活性炭、ゼオライト、硅藻土等の多孔性無機物質、これを包接したシクロデキストリン、グリチルリチン、フィトンチッド等を挙げることができる。 【0011】ここで、グリチルリチンとは、甘草から抽出されるトリテルペン系配糖体であり、本来グリチルリチンは有機酸またはその塩として甘草から抽出されるものである。また、かかるグリチルリチンは遊離グリチルリチン酸、あるいはその塩のいずれでもよく、さらには天然に存在する18β−グリチルリチン等でもよい。 【0012】また、フィトンチッドとは、天然の樹木、枝葉、根茎、木皮、果実等により水蒸気蒸留、圧搾、または各種抽出法により得られる天然の木精油や木酢油であり、例えば、茶樹、サカキ、山茶花等の葉部から抽出された木精油、ひのき、杉、松等の針葉樹やユーカリの木から抽出される木精油等である。 【0013】かかる物質は、(C5H8)nで表されるイソプレン誘導体である。これらのうち、n=2,3のモノテルペン、セキステルペン類は揮発性が高く、馥郁たる香りを伴う物質であり、その代表的な例としてはα−ピネン、β−ピネン、さらにはジテンペン、ε−リモネン、テルピノレン、リナロール、テレピネオール、ボルネオール、シネオール等の主にテルペン系物質を含むものである。 【0014】フィトンチッド内のテルペン類には、腐敗臭、排泄臭、煙草臭などの中和作用があり、また、杉、ひのき、松などの針葉樹、ユーカリなどの広葉樹から発散されるフィトンチッドには、微生物やカビ、菌の増殖を抑えたり、虫を寄せ付けない抗菌効果があることが知られている。 【0015】例えば、本発明においてフィトンチッドを主成分とする消臭・除菌剤を使用する場合には、図1に示すような袋体1に、消臭・除菌剤2を好適には0.5〜3.0g程度封入する。そして、散歩する際に、この袋体1を開封し、以下で詳述する携帯用ボトルに全量投入する。投入した消臭・除菌剤2は水道水で希釈し、撹拌して溶解させる。袋体の材質は、外気との遮断を完全ならしめるために、アルミ材とすることが好ましく、また、この袋体の端部には、開封を容易ならしめるための切り込み3を入れておくことが好ましい。保管は、直射日光をさけ、室内で常温にて保管することが好ましい。 【0016】なお、携帯用ボトルに入れる分量は、ペットの状態や散歩の程度に応じ適宜変更すればよく、特に限定されるものではない。したがって、ペットの種類や大きさに応じ、内容量や内容物の異なる袋体としてもよい。 【0017】本発明において使用する携帯用ボトルは、空になったキャップ付き飲料水用ボトルをそのまま使用することが資源の再利用の観点から好ましく、例えば、アルミボトル、グラスボトル、ペットボトル等を挙げることができる。これらのうち、内容液を勢い良く放出することができ、透明で軽量である等の点から、図2に示すようなペットボトル4が最も好ましい。市販の飲料水用ペットボトルを使用する場合、キャップは市販時のものをそのまま使用することができるが、内容液を勢いよく放出されるために、キャップを台所用合成洗剤用ボトルキャップとして広く使用されているタイプのキャップ5とすることが好ましい。 【0018】携帯用ボトルの容量は特に制限されるものではなく、ペットの大きさに応じ適宜定めればよいことであり、市販の飲料用ペットボトルも350ミリリットルから1リットルまたはそれ以上のものと多種多様である。 【0019】ペットの散歩に際しては、散歩時には常に片手はペットの首輪等に繋がれた鎖を握っていなければならないことから、ボトルホルダーを使用することが好ましい。ボトルホルダーとしては、飲料水用のペットボトルとして知られているものを使用することができ、例えば、図3に示するような肩ひもを有する構造のボトルホルダー6とする。 【0020】 【実施例】以下、本発明を実施例に基づき具体的に説明する。天然植物抽出エキスのフィトンチッドを主成分とし、他に炭酸ナトリウムを含む消臭・除菌剤(株)タジマヤ製1.5gを封入したアルミニウム製の袋体(70(長さ)×30(幅)mm)を作製した。 【0021】使用に際しては、袋体の切り込みから封を切り、内容物を500ミリリットルのペットボトルに入れ、500ミリリットルの水道水で希釈し、溶解させた。この溶液を、犬のマーキング箇所に散布し、マーキングを洗浄したところ、消臭、除菌に優れた効果が得られた。この実施例で使用した消臭・除菌剤でアンモニア脱臭試験を行ったところ、下記の表1に示す結果が得られた。 【0022】 【表1】
尚、本実施例で使用した消臭・除菌剤によるラットにおける急性経口毒性試験では、LD50値が2000mg以上である。 【0023】 【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれば、家庭内に置いておく複数の袋体の保存スペースは極めて小さくてよく、ペットの散歩の直前に一包を取り出し、水道水を用いて容易に洗浄用水溶液を準備でき、また、ペットのマーキング箇所や糞を取り除いた箇所に、ある程度まとまった量の水を散布できることから消臭および除菌能力のみならず、洗浄能力にも優れ、しかも1回の散歩で使いきることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500427925 【氏名又は名称】有限会社セブンセンスラボラトリー
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| 【出願日】 |
平成13年2月2日(2001.2.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096714 【弁理士】 【氏名又は名称】本多 一郎
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| 【公開番号】 |
特開2002−223657(P2002−223657A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月13日(2002.8.13) |
| 【出願番号】 |
特願2001−27306(P2001−27306) |
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