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【発明の名称】 釣り竿用グリップ
【発明者】 【氏名】伊東 浩一

【要約】 【課題】操作性に優れ極めて使い易い釣り竿用グリップを提供する。

【解決手段】釣り竿用グリップ10は、フロントグリップ11とリアグリップ12を相互に結合してなる。リアグリップ12の後部がオフセットされている。グリップエンド側端部をオフセットして配置するためのフレーム部材18を有する。フレーム部材18の両端にオフセットして配置構成された嵌合部23,24を有し、各嵌合部にリアグリップ12の前部側およびグリップエンド側がそれぞれ嵌合結合する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フロントグリップとリアグリップを相互に結合してなる釣り竿用グリップであって、前記リアグリップの後部がオフセットされていることを特徴とする釣り竿用グリップ。
【請求項2】 請求項1に記載の釣り竿用グリップにおいて、グリップエンド側端部をオフセットして配置するためのフレーム部材を有することを特徴とする釣り竿用グリップ。
【請求項3】 前記フレーム部材の両端にオフセットして配置構成された嵌合部を有し、各嵌合部に前記リアグリップの前部側およびグリップエンド側がそれぞれ嵌合結合することを特徴とする請求項2に記載の釣り竿用グリップ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばルアーロッドやフライロッド等のルアー釣りに好適な釣り竿に係り、特にそのグリップまわりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえばルアー釣り等において、図5のようにロッド1のグリップ2を握ってロッド1を操作し、所望のルアーアクションを行なわせる。この例のようにグリップ2の所定部位にリール100が搭載され、ロッド操作にはリール100の重量等が影響する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の釣り竿では長い直線的なグリップ形状の場合、図5の例ではグリップ2が肘あるいは前腕部に当たることがある。このようにグリップが腕と干渉すると、繊細なロッド操作ができず的確なルアーアクションを確保することができない等の問題がある。また、ロッド操作にはグリップまわりの重量バランスが重要であり、従来ではそのような重量バランスをとるのが必ずしも容易でなかった。
【0004】本発明はかかる実情に鑑み、操作性に優れ極めて使い易い釣り竿用グリップを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の釣り竿用グリップは、フロントグリップとリアグリップを相互に結合してなる釣り竿用グリップであって、前記リアグリップの後部がオフセットされていることを特徴とする。
【0006】また、本発明の釣り竿用グリップにおいて、グリップエンド側端部をオフセットして配置するためのフレーム部材を有することを特徴とする。
【0007】また、本発明の釣り竿用グリップにおいて、前記フレーム部材の両端にオフセットして配置構成された嵌合部を有し、各嵌合部に前記リアグリップの前部側およびグリップエンド側がそれぞれ嵌合結合することを特徴とする。
【0008】本発明によれば、グリップエンド側端部がフレーム部材を介して結合し、すなわちリアグリップの後部がオフセットされている。このようにグリップエンド側をオフセットすることで、ロッド操作時に肘あるいは前腕部等がグリップに当たることがなく、円滑かつ的確なロッド操作を行なうことができる。また、リアグリップの後部がオフセットされることで、グリップまわりの適正な重量バランスを確保することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明による釣り竿用グリップの好適な実施の形態を説明する。図1は、本発明による釣り竿用グリップの全体構成例を示している。グリップ10は、フロントグリップ11とリアグリップ12を相互に結合してなる。フロントグリップ11の前端からはロッド13が伸長している。リアグリップ12にはリールシート14が設けられ、このリールシート14に、後述するようにリール100が搭載されるようになっている(図3参照)。
【0010】リアグリップ12の前端部には、フロントグリップ11を螺着させるためのネジ部15が形成されている。フロントグリップ11をねじ込むことにより、リール100をリールシート14に固定することができる。リアグリップ12には金属またはカーボン製等のパイプ16が内挿されており、このパイプ16にロッド13の基部が挿入されるようになっている。
【0011】さて、本発明のグリップ10において図1に示されるようにリアグリップ12の後部がオフセットされている。この実施形態ではグリップエンド側端部17をオフセットして配置するためのフレーム部材18を有する。図示のようにグリップエンド側端部17は、その軸心がリアグリップ12の軸心から平行にずれるように、この例では下側に配置される。なお、グリップエンド側端部17には、後述するようにフレーム部材18が嵌合するようになっている金属またはカーボン製等のパイプ19が内挿されている。
【0012】図2は、フレーム部材18の具体的構成例を示している。フレーム部材18は概して板状で、2枚平行に配置構成される。また、フレーム部材18には適度な大きさのクリヌキ部20が形成されていてもよい。フレーム部材18の両側には円形のフランジ部もしくは鍔部21,22が付設されている。鍔部21,22の外側にはさらに、オフセットして配置構成された円筒状の嵌合部23,24を有する。
【0013】嵌合部23は、リアグリップ12のパイプ16に嵌合し、また嵌合部24は、グリップエンド側端部17のパイプ19に嵌合するようになっている。フレーム部材18の嵌合部23または24に対する傾斜角度θは、たとえば20°程度であるが、この傾斜角度θは適宜調整可能である。
【0014】ここで、フレーム部材18はアルミニウム、真鍮、チタニウム、ステンレス等の金属材料、あるいはカーボン、グラスファイバー、ケブラーもしくは樹脂材料等により形成される。また、その成形方法としては、たとえば削り出し、鋳造、射出成形あるいは圧延加工等が適宜用いられる。
【0015】上記構成において、グリップエンド側端部17がフレーム部材18を介して結合し、すなわちリアグリップ12の後部がオフセットされている。リアグリップ12には図3のようにリール100が搭載され、実使用においては図示のように中指と人差し指の間にステー101を挟み込むかたちでリアグリップ12を把持する。
【0016】上記のようにリアグリップ12のグリップエンド側をオフセットすることで、図3に示されるようにリアグリップ12まわりと腕あるいは肘との間に必要かつ十分な隙間もしくはスペースが確保される。これによりロッド操作に際して長いグリップ10であっても、特にリアグリップ12が肘あるいは前腕部等が当たる心配がない。また、リアグリップ12の後部がオフセットされることで、グリップ10全体として低重心化されグリップ10まわりの適正な重量バランスを確保することができる。
【0017】なお、上記形態においてフレーム部材18の形状等の構成は、図2等に示したもののみに限定されるものでなく、たとえば図4(A)〜(D)等に示すように種々の形態を採用することができる。また、フレーム部材18は軽量化のために2本になっている例を説明したが、その他に1本あるいは3本以上の複数に分割したものなど適宜採用可能である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、この種の釣り竿においてリアグリップの後部をオフセットさせることにより、ロッド操作時に肘あるいは前腕部等がグリップに当たることがなく、円滑かつ的確なロッド操作を行なうことができる。また、リアグリップの後部がオフセットされることで、グリップまわりの適正な重量バランスを確保することができ、操作性を各段に向上させることができる。したがって使用性、取扱性に優れた釣り竿を実現することができる等の利点を有している。
【出願人】 【識別番号】595015214
【氏名又は名称】メガバス株式会社
【出願日】 平成13年1月16日(2001.1.16)
【代理人】 【識別番号】100090273
【弁理士】
【氏名又は名称】國分 孝悦
【公開番号】 特開2002−209482(P2002−209482A)
【公開日】 平成14年7月30日(2002.7.30)
【出願番号】 特願2001−8047(P2001−8047)