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【発明の名称】 齧歯類小動物の飼育用巣材供給器
【発明者】 【氏名】松本 博司

【要約】 【課題】飼育器内の空間を余分に占有することなく、ハムスター等自ら巣を作る齧歯類小動物が身動きがとれなくなるという危険を回避することができると共に、衛生的な飼育環境を確保し、かつ良好な外観体裁を呈する齧歯類小動物の飼育用巣材供給器を提供する。

【解決手段】この発明に係る巣材供給器1は、真綿等の巣材を高密度に固めて集塊状とした巣材集塊2が内部に充填された巣材容器からなる。巣材容器3は、その周壁の少なくとも一部に、齧歯類小動物が通り抜けることができない大きさの開口であって、齧歯類小動物が巣材集塊2から巣材を四肢或いは口でほぐしながら引き出し得るような巣材掻き出し用の開口4が1ないし複数個設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 真綿等の巣材を高密度に固めて集塊状とした巣材集塊が内部に充填された巣材容器からなり、該巣材容器は、その周壁の少なくとも一部に、齧歯類小動物が通り抜けることができない大きさの開口であって、前記齧歯類小動物が上記巣材集塊から巣材を四肢或いは口でほぐしながら引き出し得るような巣材掻き出し用の開口が1ないし複数個設けられていることを特徴とする齧歯類小動物の飼育用巣材供給器。
【請求項2】 前記巣材容器は、開閉自在の蓋体を有する請求項1に記載の齧歯類小動物の飼育用巣材供給器。
【請求項3】 前記巣材容器は、飼育器の壁面に着脱自在に取り付けうる取付手段を有する請求項1又は請求項2のいずれかに記載の齧歯類小動物の飼育用巣材供給器。
【請求項4】 前記巣材容器は、網状成形体からなる請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の齧歯類小動物の飼育用巣材供給器。
【請求項5】 前記巣材容器は、合成樹脂成形体からなる請求項4に記載の齧歯類小動物の飼育用巣材供給器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自ら巣を作る齧歯類小動物、例えばハムスター等の飼育に用いられる巣材供給器に関する。さらに具体的には、例えばハムスターを飼育器内で飼育するに際し、飼育器内或いは飼育器外に配置して使用されるものであって、ハムスターに対して真綿等の綿類や牧草等の干し草などの繊維状物、或いは新聞紙等の紙類等の巣材を供給するための齧歯類小動物の飼育用巣材供給器に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ペット用齧歯類としてハムスターが人気を集めており、その飼育器として、ケージ式のものや、プラスチック容器製のものが提供され、その中に小屋や餌箱、水飲み具、運動用の回転車等の飼育器材を備え付けて、飼育が行われている。
【0003】ところで、ハムスターは、保温やテリトリー作りのため、或いは外敵から身を隠す等のために、綿類や干し草等の巣材を自ら狭い場所に持ち込み、これらを固まりにして安息場所たる巣を作る習性を本来的に有している。そこで、特にハムスター等を飼育する場合には上記のような飼育器材に加えて、真綿等の巣材を高密度に固めた状態の巣材集塊としてそのまま飼育器内に設置し、上記ハムスターの習性を満足させるものとしていることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、高密度に固めた状態の真綿等の巣材集塊をそのまま飼育器内に入れておくと、ハムスターが巣材集塊をほぐして少量ずつの繊維状の巣材にして持ち運ぶ際に、巣材集塊の繊維に四肢等を絡めて身動きがとれない状態に陥ることがあり、これによりハムスターの健康に支障を来すという問題があった。そして、このような状態に陥っていることに飼い主が気付かず、この状態のままで長時間放置されると、やがてハムスターが死んでしまうという危険性もあった。飼い主によっては巣材集塊を十分にほぐした状態にして飼育器内に入れるようにして、上記問題に対処しているが、均一にほぐすのに手間暇がかかり面倒であるばかりでなく、巣材集塊の体積が増大し、飼育器内に大きな場所を占有して、他の器材の設置場所や遊び場を十分に確保することができなくなるという難点があった。
【0005】また、真綿等の巣材集塊が直接飼育器内の底面に設置されることから、糞などの底面の汚れが巣材集塊に付着し、非衛生的であるばかりでなく、外観体裁が悪いという問題もあった。
【0006】この発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、飼育器内の空間を余分に占有することなく、ハムスター等自ら巣を作る齧歯類小動物が身動きがとれなくなるという危険を回避することができると共に、衛生的な飼育環境を確保し、かつ良好な外観体裁を呈する齧歯類小動物の飼育用巣材供給器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を達成するために、真綿等の巣材を高密度に固めて集塊状とした巣材集塊が内部に充填された巣材容器からなり、該巣材容器は、その周壁の少なくとも一部に、齧歯類小動物が通り抜けることができない大きさの開口であって、前記齧歯類小動物が上記巣材集塊から巣材を四肢或いは口でほぐしながら引き出し得るような巣材掻き出し用の開口が1ないし複数個設けられていることを特徴とする。ここで、周壁とは、巣材容器の外面を構成するすべての壁をいい、該容器の前後両面壁を含む周側壁だけでなく、上下両側壁をも含むものである。また巣材は、巣を作るための材料をいい、真綿だけでなく、その他の綿類や干し草等の繊維状物、或いは新聞紙等の紙類などを含むものである。
【0008】この発明によれば、真綿等の巣材を高密度に固めて集塊状とした巣材集塊が内部に充填された巣材容器からなり、該巣材容器は、その周壁の少なくとも一部に、齧歯類小動物が通り抜けることができない大きさの開口であって、前記齧歯類小動物が上記巣材集塊から巣材を四肢或いは口でほぐしながら引き出し得るような巣材掻き出し用の開口が1ないし複数個設けられているので、巣材容器の体積以上の空間を占有することなく、ハムスター等の齧歯類小動物の巣材集塊内への進入を阻止し、該集塊の繊維に四肢を絡めて身動きがとれなくなるという危険を回避することができる。しかも、飼い主は、齧歯類小動物が前記掻き取り用の開口から高密度に固められた真綿等の巣材集塊を細かく裂いて引き出す様子を観賞して楽しむこともできる。さらに、巣材集塊は容器内部に充填され、巣材集塊が直接飼育器底面に接触することがなくなるので、巣材集塊に飼育器底面の汚れが付着されるのを防止することができ、衛生的な飼育環境を確保することができると共に、良好な外観体裁を呈することができる。
【0009】また、前記巣材容器が、開閉自在の蓋体を有する場合には、巣材集塊がなくなった際にこれを補給することができ、反復して使用することができることから、経済的に優れたものとなる。
【0010】さらに、前記巣材容器が、飼育器の壁面に着脱自在に取り付けうる取付手段を有する場合には、巣材供給器を飼育器の側壁に取り付けることにより、飼育器底面を一層有効に活用することができ、かつ巣材集塊への汚れの付着を一層効果的に防止することができる。しかも、巣材容器が取り付け手段により飼育器の壁面に固定されているので、ハムスターの巣材掻き取り作業が容易になると共に、固定物を好んで齧るというハムスターの習性を満足させることができ、ストレスの発散にもなる。
【0011】また、前記巣材容器が、網状成形体からなる場合には、その網目が前記掻き取り用開口として機能し、巣材容器の至る所から巣材を引き出すことができるので、ハムスターの巣材掻き取り作業が一層容易になる。しかも、網目から巣材容器内部を観察することができるので、巣材集塊の減り具合を一目で判断することができ、巣材集塊の補給を遅滞なく行うことができる。
【0012】さらに、前記巣材容器が、合成樹脂成形体からなるものとなされている場合には、一体成形することができることから、能率的に量産することができ、廉価に製作提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る巣材供給器を図面に示した一実施例に基づいて説明する。
【0014】この発明に係る巣材供給器は、齧歯類小動物の飼育用のものであり、図1ないし図6に示す巣材供給器(1)は、ハムスターの飼育に好適に用いられるものである。該巣材供給器(1)は、図1及び図2に示すように、巣材集塊(2)が充填された巣材容器(3)からなる。
【0015】この巣材容器(3)内に充填された巣材集塊(2)は、巣材を高密度に固めて集塊状としたものであり、これから、後述する巣材掻き取り用の開口(4)を通してハムスターが四肢、或いは口でほぐしながら巣材を引き出すことができるものである。巣材集塊(2)から引き出された巣材は、ハムスターにより飼育器内の小屋内等の狭い場所に持ち込まれ、一カ所に固めて巣の材料として利用される。この巣材としては、綿類や干し草等の繊維状物、或いは紙類などが用いられるが、本実施例においては綿類の一つである真綿が用いられている。
【0016】前記巣材容器(3)は、ポリプロピレン樹脂やABS樹脂等の合成樹脂成形体であり、ほぼ直方体形状を呈し、その周壁の全部に巣材掻き取り用の開口(4)が形成されている。すなわち、巣材容器(3)は、図1及び図2に示すように、後端縁から前端縁に向かってその厚さが若干薄くなるような直方体状の枠体に形成され、その前面壁及び後面壁が放射状の桟により形成されていると共に、上下左右側壁が後端縁から前端縁に向かって延びる複数の桟により形成され、全体として網状成形体を構成している。さらに詳述すると、隣接する桟と前記枠体によって囲まれた開口が網目状開口をなし、該網目状開口が巣材掻き取り用の開口(4)として機能している。この巣材掻き取り用の開口(4)は、ハムスターが通り抜けることができない大きさに設定され、巣材容器(3)内部へのハムスターの進入を阻止するものとなされている。すなわち、巣材掻き取り用の開口(4)の幅或いは長さのどちらか一方がハムスターの大きさよりも小さく設定されている。望ましくは、巣材掻き取り用の開口(4)は、その幅或いは長さが5〜20mm程度に設定されるのが良い。すなわち、巣材掻き取り用の開口(4)の幅或いは長さが20mmより大きくなると巣材容器(3)内部へのハムスターの進入を許す虞があり、5mmより小さくなるとハムスターが巣材を掻き出すことができなくなる虞があるため、望ましくない。さらに望ましくは、巣材掻き取り用の開口(4)の幅或いは長さは、8〜13mm程度に設定されるのが良い。
【0017】また巣材容器(3)は、図1及び図2に示すように、容器本体(5)と蓋体(6)とから構成され、これらがヒンジ部(7)を介して一体的に形成されている。蓋体(6)は、ヒンジ部(7)を中心にして回動させることにより、開閉自在に構成されていると共に、図1及び図3に示すように、前記ヒンジ部(7)が形成された一端縁に対向する遊端縁に鈎状係止部(8)が設けられ、閉蓋状態に保持することができるものとなされている。また蓋体(6)のズレを防止して閉蓋状態を安定して保持するために、容器本体(5)の後端縁に小突起(5a)が突設されている一方、蓋体(6)には前記小突起(5a)に対応する位置に小孔(6a)が貫通して設けられ、閉蓋状態において前記小突起が前記小孔(6a)に嵌入されるものとなされている。さらに蓋体(6)の中央部には、図2に示すように、取付手段(9)が突設されている。取付手段(9)は、一端縁が蓋体(6)に連接された角軸部(9b)と該角軸部(9b)の他端縁に連接された翼部(9a)とからなり、図4に示すように、側面視においてT字状形状を呈する。この取付手段(9)は、ケージ式飼育器(A)のケージを構成する線材(C)(C)間の隙間に差し込んで90度回転させることによりケージ式飼育器の内側壁に係止して取り付けうるものとなされている。
【0018】次に、上記巣材供給器(1)を図6に示すケージ式飼育器(A)へ取り付ける方法について説明する。
【0019】まず、図5に示すように、巣材供給器(1)を90度回転させた状態で、その取付手段(9)を飼育器(A)内部から側壁の隣接する線材(C)(C)間に挿入する。すなわち、巣材供給器(1)の取付手段(9)を、飼育器(A)内部から、図5に実線で示すように、その後面視における長手方向が線材(C)と平行となる態様に、隣接する線材(C)(C)間に挿入する。そして、該挿入状態で、図5に破線で示すように、取付手段(9)の角軸部(9b)を中心に巣材供給器(1)を90度回転する。これにより、図4に示すように、翼部(9a)の前面と蓋体(6)の後面との間に飼育器(A)側壁の隣接する線材(C)(C)がそれぞれ挟み込まれる。こうして、巣材供給器(1)がケージ式飼育器(A)の側壁に係止状態に取り付けられる。また、この手順を逆に行うことにより、巣材供給器(1)を飼育器(A)の側壁から容易に取り外すことができる。
【0020】そして、巣材供給器(1)内部に収容された巣材集塊(2)が減った場合には、巣材供給器(1)に巣材集塊(2)を補給する。すなわち、まず上記手順により巣材供給器(1)を飼育器(A)から取り外す。その後、巣材供給器(1)の上下周壁を指などで挟んで押圧し、蓋体(6)の鈎状係止部(8)が係止されている容器本体(5)の枠体を外方に弾性変形させる。これにより、前記鈎状係止部(8)の係止状態が解除され、蓋体(6)が拡開する。そして、巣材集塊(2)を容器本体(5)内に収容し、補給する。次に、蓋体(6)を強制閉塞して、その鈎状係止部(8)を容器本体(5)の対応枠体に係止させる。最後に、上記取付手順に従って、巣材供給器(1)を飼育器(A)に取り付けることにより、巣材集塊(2)の補給を完了する。
【0021】この実施例に係る巣材供給器(1)によれば、真綿等の巣材集塊(2)が巣材容器(3)内部に収容されている一方、巣材掻き取り用の開口(4)はハムスターの大きさよりも小さく設定されているので、ハムスターは巣材容器(3)内に進入することができず、巣材集塊(2)の繊維に四肢を絡めて身動きがとれなくなるという事態を回避することができる。しかも、巣材容器(3)の体積以上の空間を占有することもないことから、飼育器内の空間を無駄に占有して他の器材の設置場所に困ることもない。また、該巣材容器(3)の周壁に巣材集塊(2)から巣材を引き出すための掻き取り用開口(4)が、網目状開口として複数個設けられているので、ハムスターはこの掻き取り用開口(4)から巣材を自ら四肢或いは口を使ってほぐしながら引き出すことができる。従って、飼い主は、ハムスターが巣材を引き出す際のかわいい様子を観察して楽しむことができる。さらに、巣材集塊(2)が巣材容器(3)内部に収容され、この巣材供給器(1)が飼育器(A)の側壁面に取り付けられているので、巣材集塊(2)に飼育器(A)底面の汚れが付着されることがなく、衛生的であるばかりか、良好な外観体裁を呈することができる。
【0022】また、巣材供給器(1)の巣材容器(3)は、開閉自在の蓋体(6)を有するので、ハムスターが巣材集塊(2)から巣材を引き出すことによって巣材容器(3)内部に収容された巣材集塊(2)が減ってきた場合には、簡単にこれを補給することができ、巣材供給器(1)全体を取り替える必要がないことから経済的に優れたものとしてなされている。
【0023】さらに、巣材供給器(1)の蓋体(6)には、ケージ式飼育器(A)壁面に着脱自在に取り付けうる取付手段(9)が設けられているので、飼育器(A)底面を有効に活用することができ、かつ巣材集塊(2)への汚れの付着を一層効果的に防止することができる。しかも、巣材供給器(1)が取付手段(9)により固定されているので、ハムスターの巣材の掻き取りが容易になるばかりか、固定物を好んで齧るというハムスターの習性を満足させることができ、ストレスの発散にもなる。
【0024】また、巣材容器(3)が合成樹脂製の網状成形体からなるので、巣材容器(3)の至る所が掻き取り用開口(4)として機能し、ハムスターの巣材掻き取り作業が一層容易になる。しかも、網目から巣材容器(3)内部を観察することができるので、巣材集塊(2)の減り具合を一目で判断することができ、巣材集塊(2)の補給を遅滞なく行うことができる。また、巣材容器(3)が合成樹脂成形体からなるので、巣材容器(3)を一体的に形成することができ、低コストの巣材供給器(1)を提供することができる。
【0025】なお、以上に本発明に係る巣材供給器の一実施例について説明したが、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
【0026】本実施例においては、巣材容器(3)としてほぼ直方体状の網状成形体を用いたが、これに限定されるものでなく、その他の形状の巣材容器、例えば図7に示すように、テーパー状に形成された略円筒状の巣材容器(53)を用いるものであっても良い。
【0027】また、巣材容器(3)は、その周壁を網状に形成し、その網目を巣材引き出しための掻き取り用開口(4)として構成されたものを用いたが、1の巣材掻き取り用開口が設けられているものであっても良く、例えば図7に示すように、略円筒状巣材容器(53)の前面周縁部に方形状の掻き取り用開口(54)を設けられているものであっても良い。
【0028】さらに、飼育器(A)の壁面に着脱自在に取り付けうる取付手段(9)は、本実施例における場合に限らず、その他の公知の取付手段、例えばプラスチック容器製の飼育器の側壁に取り付け可能な吸盤やケージ式飼育器のケージを構成する線材にくくりつけ可能な紐、或いはケージ式飼育器の線材に引っ掛け可能なフック等も採用することができる。
【0029】また、巣材容器(3)は、合成樹脂からなるものに限らず、針金等その他の材料により形成されるものであっても良い。
【0030】さらに、本実施例において巣材供給器(1)は、図6に示すように、ケージ式飼育器(A)の内部に設けたが、ケージ式飼育器(A)の外部に巣材供給器(1)を設け、ケージ柵間から掻き取り用開口(4)を介して巣材(2)を引き出すことができるものとしても良い。
【0031】また、本実施例における巣材供給器(1)は、ハムスターの飼育に好適なものであるが、他のネズミ科の小動物等の齧歯類小動物の飼育にも適用することができるのはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】上述のように、この発明に係る巣材供給器によれば、ハムスター等の齧歯類小動物が巣材集塊内に進入して、その繊維に足を絡めたりして、身動きがとれない状態に陥るという危険を回避することができる。従って、これらの小動物の健康を良好なまま維持することができる。しかも、巣材容器の体積以上の空間を占有することがなく、飼育器内部の空間を無駄に占有することがない。従って、他の器材の設置場所に困ったり、ハムスターの遊び場が狭くなったりすることがない。また、ハムスター自らが四肢や口などを使って掻き取り用開口から巣材をほぐして引き出すので、飼い主はハムスターが巣材を引き出す様子を観賞して楽しむこともできる。さらに、飼育器底面の汚れが巣材集塊に付着することを防止することができるので、衛生的な飼育環境を提供することができると共に、良好な外観体裁を保つことができる。
【0033】また、前記巣材容器が、開閉自在の蓋体を有する場合には、巣材容器内の巣材集塊がなくなった際にこれを補給することができ、巣材容器を反復して使用することができることから、経済的に優れたものになるという利点がある。
【0034】さらに、前記巣材容器が、飼育器の壁面に着脱自在に取り付けうる取付手段を有する場合には、巣材供給器を飼育器の壁面に取り付けることにより、飼育器底面を有効に活用することができ、かつ巣材集塊への汚れの付着を一層効果的に防止することができるという利点がある。しかも、巣材容器が取り付け手段により飼育器の壁面に固定されているので、ハムスターの巣材掻き取り作業が容易になると共に、固定物を好んで齧るというハムスターの習性を満足させることができ、ストレスの発散にもなる。
【0035】また、前記巣材容器が、網状成形体からなる場合には、巣材容器の至る所から巣材を引き出すことができるので、ハムスターの巣材掻き取り作業が一層容易になるという利点がある。しかも、網目から巣材容器内部の観察をすることができるので、巣材集塊の減り具合を一目で判断することができ、巣材集塊の補給を遅滞なく行うことができる。
【0036】さらに、前記巣材容器が、合成樹脂成形体からなる場合には、一体的に成形することができることから、能率的に量産することができ、廉価に製作提供することができるという利点がある。
【出願人】 【識別番号】594033846
【氏名又は名称】株式会社マルカン
【出願日】 平成13年1月16日(2001.1.16)
【代理人】 【識別番号】100071168
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 久義 (外3名)
【公開番号】 特開2002−209466(P2002−209466A)
【公開日】 平成14年7月30日(2002.7.30)
【出願番号】 特願2001−7686(P2001−7686)