| 【発明の名称】 |
犬糞の始末具および始末補助シート |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴村 博俊
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| 【要約】 |
【課題】犬の散歩時、犬の排糞の前兆行動のための余裕ある時間を利用して、落下中途にて排糞を捕捉することにより、衛生的で、かつ爾後処理容易な、その構成簡易にして、かつ取扱簡便な始末具を提供する。
【解決手段】本体を構成する把手部12および環状枠15は合成樹脂材にて一体に成形され、把手部12には切込み溝13が把手部の一部にブリッジ14を残して形成され、これにて把手部12はブリッジ14部を介して開閉可能な一対の把手材12A,12Aにて構成されている。各把手材12Aには半円弧状枠材15Aが一体に成形され、一対の枠材からなる環状枠15には、上縁に環状筒状部19Aを設けた収容袋19が筒状部に設けたスリット21を用いて枠材の自由端16を挿通することにより装着される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 本体を長手把手部とその先端に収容袋装着用環状枠をもって構成する始末具にあって、把手部は一対の把手材を帯状ブリッジにて繋ぎ、折り重ね自在に、一方環状枠は先端を自由端とした一対の半円弧状枠材を、前記一対の把手材の先端にそれぞれ一連一体に形成した構成からなり、各自由端を突き合せて組立てられた環状枠部には、犬糞収容袋が、その上縁開口部の全周に設けた環状筒状部の一部に設けたスリットより各枠材の自由端を挿入して装着されている犬糞の始末具。 【請求項2】 前記本体を構成する把手部と環状枠とは合成樹脂にて一連一体に形成され、該把手部は、その裏側長手方向に帯状ブリッジを残して設けられた切込み溝をもって折り重ね自在に構成されている請求項1の犬糞の始末具。 【請求項3】 前記本体を構成する把手部の一部たる把手材とその先端に連接する環状枠の一部たる半環状枠材とは一体に形成され、半環状枠材の各自由端を突き合せ開拡状に組立てられた折の、一対の把手材は、その表面に貼着された粘着テープをもって繋がり、該テープにより形成された帯状ブリッジ部にて折り重ね自在に構成されている請求項1の犬糞の始末具。 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の始末具にあって、略正方形の水溶性中敷補助シートの四個所の隅三角部分のうち、三個所の隅三角舌片をシートの裏側に折畳み、重なり合った三角舌片の角部同士を型付け圧着手段などによりスポット状に仮止め固定して、シート裏側に袋部を形成し、残った一つの隅三角舌片をシート表側にジグザグ状に折曲げてなる折り畳み形中敷補助シートの前記袋部に始末具の収容袋を装着した環状枠部を挿入し、中敷補助シートを装備してなる犬糞の始末具。 【請求項5】 前記収容袋の上縁開口部の全周に亘って形成された環状筒状部の上縁部は緩やかに外側に弯出し、かつ該筒状部に挿入される始末具本体の環状枠部を構成する半円弧状枠材の弯曲度を吸収しうるに十分の幅広に形成されている請求項1乃至3記載の犬糞の始末具。 【請求項6】 前記環状枠を形成する一対の半円弧状枠材の重ね合される面の相対的位置には、それぞれS極およびN極からなる一対の磁石が配設されている請求項1乃至4のうち1項に記載の犬糞の始末具。 【請求項7】 略正方形からなる水溶性シートの四個所の隅三角部分のうち、三個所の隅三角舌片をシートの裏側に折り畳み、重なり合った三角舌片の角部同士を型付け圧着手段などによりスポット状に仮止め固定して、シート裏側に袋部を形成すると共に、残った一個所の隅三角舌片をシート表側にジグザグ状に折曲重ね合せてなる折り畳み形犬糞始末具用中敷補助シート。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は犬の散歩時に多発する、犬糞の始末具およびその補助シートに関し、より詳しくは、地面に落下する直前の状況下にて犬糞を捕捉し、回収の手数および周辺への汚損を未然に防止する道具およびその補助シート部材に関する。 【0002】 【従来の技術】犬糞の後始末にあって、地上に落下する直前に犬糞を捕捉する用具は種々提案されている。この種の用具の基本的構成は、例えば特開2000−217461号公報に開示されているように、テニス用ラケット状を呈し、把手杆の先端部に袋体の開口周縁部を開口状に支持する環状受枠体を一体に固着せしめたものである。 【0003】さらに、この基本的構成を変えることなく、携帯に便利なようにその小型化と処理後の防臭面に考慮した用具が提案されている。例えば特開平9−149739号公報に開示された犬の糞受具は、図8に示すように左右に開閉可能に蝶番2を用いて連結した両方の柄1,1′の先方に、左右対称に2分し、且つ側壁5A,5A′を有する袋取付け枠5,5′の片側をブラケット3,3′を用いて夫々取付ける。両方の袋取付け枠5,5′の両端をブラケット6,6′を介して支軸7,7′で開閉可能に連結する。両袋取付け枠5,5′間に袋取付け枠5,5′の開口時は支軸7の下方に位置し、袋取付け枠5,5′を常時開口方向に引張し、袋取付け枠5,5′の閉鎖時は支軸7の上方に位置し、袋取付け枠5,5′を常時閉鎖方向に引張する引っ張り作用を有する弾性体8を張設する。袋取付け枠5,5′の外側壁5A,5A′に巻着し、ビニール袋の上方を袋取付け枠5,5′の外側壁5A,5A′に固定する伸縮性を有する弾性体9を着脱可能に袋取付け枠の外側壁に設ける、構成からなる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述の特開平9−149739号公報にて開示された発明は、衛生面で、また用具の軽量化およびその操作面で顕著な効果を期待することができるも、それ自体は小型の用具でありながら、かなりその構造は複雑で、その構成には多数の部品を要し、かつその組立てにも手数を要し、さらに本具への収容袋の着脱も決して容易なものではない。 【0005】この点、この発明に係る始末具は、その本体を構成する収容袋取付け用の環状枠および長手の把手部が一連一体に形成され、かつ全体的に環状を呈する収容袋取付け用の環状枠にあっては、その一部に分断個所を設け、該部により相対的に構成される一対の自由端の存在により、収容袋の環状枠への着脱を容易に実行せしめ得るなど幾多の顕著な効果を奏しうる改良型犬糞の始末具を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達成するために、つぎのような構成を採用している。すなわち、この発明に係る犬糞の始末具の本体は長手把手部とその先端に取付けられた収容袋を装着せしめる環状枠にて構成されている。この把手部と環状枠とは適度の剛性を有する部材をもって一連一体に形成され、把手部と環状枠はそれぞれ一対の把手材とその先端に繋がる半円弧状の枠材の半割部材の組合せからなり、一対の枠材の先端自由端は突き合わされて環状枠を形成し、一方一対の把手材は帯状ブリッジを介して繋がり、把手部延いては環状枠は折り重ね自在に構成されている。 【0007】まず第一の始末具の本体の構成は把手部および環状枠は、適度の剛性と可撓性を有する合成樹脂にて全体一連一体に形成され、長手の把手部は開拡時、全体形状は平板状を呈し、把手部はその裏側長手方向に形成された切込み溝にて、把手部の一部に残された帯状ブリッジを介して、折り重ね可能な一対の把手材にて構成されている。 【0008】つぎに、第二の始末具本体の構成は耐水処理を施した厚紙あるいは適度の剛性を保有する合成樹脂からなり、把手部の半割部材たる把手材と、その先端に把手材と一体に連接された環状枠の半割部材たる半円弧状の枠材は、枠材の先端自由端を突き合せた状態にて、一対の把手材は、その表面に貼着された粘着テープをもって連結され、該テープをもってする帯状ブリッジ部を介して把手部は折り重ね可能に構成されている。 【0009】これら第一および第二の始末具本体を構成する把手部の先端部に連接する一対の半円弧状枠材の先自由端を突き合せ状に組立てなる環状枠には柔軟性に富む犬糞収容袋が装着される。 【0010】前記収容袋はその上方開口部にはその全周に亘って幅広の筒状部が形成され、筒状部の一部には前記半円弧状枠材の自由端が挿入されるスリットが形成され、かつこの筒状部の上側は緩やかに外側に向け弯出している。 【0011】長手の板状把手部を構成する一対の把手材が二つ折に重ね合されることにより、半円弧状枠材も重なり合い、この状態にて半円弧状枠材の各自由端が収容袋の筒状部に設けたスリット部を介して互いに異方向に挿入され、挿入深度を深め筒状部の全周に亘り枠材の挿入が完了した折、一対の把手材は開拡され、これに呼応して一対の枠材も開拡し、これにより環状枠にその開口部を全開せしめた状態にて収容袋は装着される。半円弧状に弯曲した枠材の筒状部への円滑な挿入を助けるために、この筒状部は十分に幅広に、さらに収容袋開口部に開拡状態にある弯曲枠材がよくなじむように筒状部の上縁は外側に緩やかに弯曲した形状を採用している。 【0012】犬の排糞時、落下途中にて犬糞をこの収容袋中に受け止めるわけであるが、収容袋への犬糞の直接的収容に代えて、収容袋中に水溶性中敷シートを介して受け止めることにより、後程のより衛生的な後始末が可能となる。この中敷シートは、排糞時、常にシートの中央部分にてこれを受け止め、かつシートの周縁部が収容袋中にて上方に立ち上った状態にあれば、このシート周縁部を持ってのシートの水洗便器への投棄が一段と容易なものとなる。 【0013】中敷シートに僅かな折り畳みおよびその一部に型付け圧着などの接合圧着工作を施すことにより、上記投棄作業の簡易化が実現する。即ち、略正方形の水溶性シートの四個所の三角隅部のうち、三個所の隅三角舌片をシートの裏側に折畳み、重なり合った三角舌片の角部同士を型付け圧着手段などによりスポット的に仮止め固定して、シートの裏側に袋部を形成する。さらに残った一個所の隅三角舌片をシートの表側にジグザグ状に折り曲げ重ね合せて中敷用補助シートを予め形作っておく。この折り畳みシートの裏側に形成された袋部に、収容袋を装着した始末具の開拡状態の環状枠を挿入し、この中敷補助シートを装備した始末具にあって、まずシートの中央部にて犬糞を受け止めると、犬糞の自重により、シートの仮止め固定部は解放され、このシートの収容袋内への落下の過程にて、シートは収容袋にガイドされてシートの周縁部、特に三角隅部舌片は上向きとなって、収容袋中に落下し、爾後のこのシートの収容袋よりの取出しを容易なものとする。 【0014】この発明は構成的に簡易な、環状枠と把手部からなる始末具本体と環状枠に装着された収容袋の組立構造、さらにこの始末具に装備せしめた折畳み形の始末補助シートの組合せ、さらにこの種の始末具に広く装着しうる折畳み形始末中敷補助シートにその特徴を有する。 【0015】 【発明の実施の形態】つぎにこの発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は開拡状態時の始末具本体の斜視図、図2は他の実施例を示す図1に相当する図、図3は折畳み閉鎖時の図1に示す始末具本体の斜視図、図4は犬糞収容袋の斜視図、図5は折畳まれた中敷補助シートを裏側より見た折の斜視図、図6は折畳まれた中敷補助シートを装着した始末具の斜視図である。 【0016】この発明に係る始末具は、全体形状がテニスのラケット状を呈する本体部と収容袋から構成されている。まず本体11にあって、長手把手部12は開拡時平板状を呈し、該把手部12の先端には、収容袋を装着せしめる把手部12と一連一体に形成された環状枠15が固着されている。この長手把手部12と環状枠15は、強靱性と共に剛性を有する合成樹脂あるいは厚紙等をもって一連一体に形成されている。 【0017】平板状把手部12は、長手方向にて分割される一対の把手材12A,12Aにて構成され、これら一対の把手材をその略全長に亘って繋ぐ帯状ブリッジ14部を介して、水平面状を呈する開拡動、把手材の平板部を重ね合せる二つ折の閉鎖動の動作を採り得る。 【0018】一対の把手材12A,12Aの先端部からはそれぞれ半円弧状の枠材15A,15Aが一連一体に延出し、把手材12A,12Aの水平面状を呈する開拡動に呼応して、一対の枠材15A,15Aはその先自由端16,16部を略突き合す状態にて、全体形状円形の環状枠15が把手部12先端に形成される。そして一対の把手材12A,12Aが折り重ねられる閉鎖動により、一対の半円弧状の枠材15A,15Aも同じく重なり合され、小型化される。そして一対の枠材15A,15Aが重なり合う面の略中央部の相対的位置には、それぞれN極、S極からなる比較的強力なシート状の永久磁石17A,17Bが定着され、重なり合った一対の枠材の閉鎖状態、延いては後述する収容袋の開口部の閉鎖状態を持続するよう構成されている。 【0019】19は犬糞収容袋で、強靱性、耐水性に富み、かつ柔軟性に優れた素材、例えばポリエチレン製をもってこれにあて、収容袋19の上縁開口の周縁部には全周に亘って環状筒状部19Aが形成され、この収容袋19を折畳んだ折、該環状筒状部19Aの上縁部は図4に示すように、外側に向かって緩やかに弯出部20を形成し、かつ環状筒状部19Aは上下幅方向に十分余裕のある幅広に形成され、該筒状部の一部には、前記環状枠15を構成する一対の枠材15A,15Aの先自由端16部を筒状部に挿入せしめるための挿通口となるスリット21が形成されている。この収容袋19の筒状部19Aの上縁部を外側に緩やかに弯出せしめることにより、半円弧状の枠材15Aの外形々状となじみ易く、また環状筒状部を幅広とすることにより、半円弧状枠材15Aの筒状部への挿入を容易にすることができる。 【0020】環状枠15部に収容袋19を装着する折には、把手部12を構成する一対の把手材12A,12Aを重ね合せる閉鎖動に呼応して、一対の半円弧状枠材15A,15Aも重なり合う。この重合状態にある両枠材15A,15Aの各先自由端16を収容袋19の環状筒状部19Aに設けたスリット21部より、筒状部の左右異方向にそれぞれ挿入し、両枠材15A,15Aの挿入深度を高めて後、開拡される一対の枠材により、円形を呈する環状枠15により、収容袋19は、その上縁部を開口状態として装着される。 【0021】犬の散歩に出かける折には、予め環状枠15部に収容袋19を装着せしめておき、把手部12および環状枠15を二つ折に重ね合わせて本具自体を小型化し、本具を耐水性に優れた合成樹脂製ポシェットなどに収納する。散歩の行程中、犬の排糞の前兆行動が開始された時点にて、ポシェットより折畳まれた本具を取出し、把手部12を開拡せしめ、同時に開拡した一対の枠材15A,15Aにて、開口状態にある収容袋19を犬の肛門直下に挿置し、排糞の途上にて、これを収容袋内に受けとめる。その後は把手部の折畳みにより、一対の枠材15A,15Aも磁石17A,17Bに助勢されて重ね合されて、収容袋の開口部を一対の枠材15A,15Aにて閉鎖した後、本具をポシェット内に納め、帰宅後この収容袋を犬糞と共に廃棄する。 【0022】上記の収容袋ともどもの犬糞の廃棄手段にかえて、予め収容袋内に水溶性シートからなる中敷補助シートを装備せしめ、犬糞をこの中敷シートにて直接受け止め、帰宅後、収容袋より犬糞を包み込んだ中敷補助シートを取出し、このシートを水洗便器内に投棄し、より衛生的な犬糞の始末が達成できる。 【0023】しかし、収容袋に予め中敷補助シートを内装せしめて散歩に出かけた折にも、犬の排糞の前兆行動の開始時、環状枠15を開拡状態にセットしても、収容袋の開口と同時に、中敷シート内に正確に犬糞を受け止めうるかは心もとない。最悪の折には、犬糞は収容袋と中敷シート間に落下する事態も発生する。そこで本具を用いてあるいは本具と類似する始末具を用いて犬糞を受け止める折、常に中敷シートの略中央部にて犬糞を受け止め、これを包み込みうる本具および本具に類似する始末具に装着可能な折畳み型中敷補助シートの具体的実施例を図面を用いて説明する。 【0024】この発明に関連する犬糞の始末補助シートとしての水溶性折畳み型中敷補助シート22は略正方形を呈し、正方形シートの四個所の隅三角舌片のうち、三隅三角舌片はシートの裏側の略中央部に折り重ねられて集中し、互いに僅かながらその三角形の角部が重なり合った三角形舌片23,24,25三つの角部分は型付け圧接手段、薄められた接着剤あるいは粘着剤その他適宜の手段を用いて局部的なスポット状の仮止め固定個所27が形成される(図5参照)。さらに、残された一隅三角形舌片26は、今度はシートの反対側、即ちシートの表側に折り返され、折り曲げられた三角状舌片26はさらにジグザグ状に折曲げられ折り畳み形の舌片を形成する。 【0025】これによりシートの裏側にて、三角舌片の角部をスポット状に仮止め固定された三片からなる三角舌片23,24,25にて一箇所に入口を設けた形にて袋部28が形成される。この折り畳まれた中敷補助シートの袋部28内に、本具の収容袋19を装着し開拡状態にある環状枠15を挿入する(図6参照)。 【0026】中敷補助シートにて、環状枠の表面部を包み込まれた本具は、ポシェット内に納められて犬の散歩に出発する。犬の排糞の前兆行動が開始すると共に、中敷補助シートを表面側に装着した本具は、犬糞の落下位置に差し出される。落下糞は中敷補助シートの略中央部分にて受け止められ、落下せる犬糞の自重により、仮止めされた三角形の折曲げ片の角部の仮止め状態は解放され、中敷シートは排糞を包み込みながら収容袋の底部に落下し、中敷シートの隅三角形の四折曲げ舌片部分は中敷シート落下の折、収容袋と接触、ガイドされて犬糞を中敷補助シートの略中央部に抱き込みながら収容袋内にて四個所の三角舌片を上向きとして収納される(図7参照)。 【0027】その後、環状枠15の磁石17A,17Bの助勢を加えての二つ折畳みに伴う収容袋開口部の閉鎖により、臭気の発散は阻止され、本具はポシェット内に納められる。帰宅後、中敷補助シートは収容袋内にて上向きに位置する四個所の三角形の舌片群部分を持ち上げられて、水洗便器内に投棄される。 【0028】 【実施例】前述の把手部12および環状枠15からなる始末具本体11部分の、さらに一段の具体的実施例1,2を以下改めて説明する。まず図1及び図3に示す(実施例:1)にあって、環状枠15を形成する一対の半円弧状の枠材15A,15Aを先端部に一連一体に設けた把手部12は、全体を適宜の剛性を有し、かつ可撓性と共に適当な柔軟性をも併せ保有する合成樹脂、例えばポリプロピレンにて構成され、特に把手部12の裏側中央部長手方向には、把手部の一部に帯状ブリッジ14部を残して切込み溝13を形成することにより、把手部12は相対的に一対の把手材12A,12Aをもって構成される形となり、これにより先端に自由端16を設けた一対の枠材15A,15Aは把手部の帯状ブリッジ14を介して一対の把手材12A,12Aの折り重ねにより、一対の枠材15A,15Aの重ね合せも併せ実行される。 【0029】つぎに図2に示す(実施例:2)にあって、環状枠15を形成する一対の半円弧状の枠材15A,15Aの一枠材15Aを先端部に設けた把手部12の一部を形成する把手材12Aは、強靱かつ剛性を有し、望ましくは耐水処理を施した厚紙あるいは適宜の剛性を有する合成樹脂にて一連一体に形成され、一対の枠材15A,15Aの自由端16同士を突き合わせて環状枠15が形成された折、開拡状態にある把手部12を構成する一対の把手材12A,12Aの表面には、強靱なる、望ましくは布製粘着テープ(布製ガムテープ)18が貼着され、一対の把手材12A,12Aの接合端面部分にこのテープ18により形成される帯状ブリッジ14部を介して一対の把手材12A,12Aは折り重ね可能に、延いては一対の枠材15A,15Aの重ね合せも併せ実行される。 【0030】 【発明の効果】本具は本体を構成する把手部および環状枠を一連一体に形成することにより、その構造は簡易なものとなり、特に、把手部の開閉動に連動する環状枠部の開閉動は簡略化でき、これにより製品自体のコストは廉価なものとなる。構造の簡略化の面にあって、環状枠を構成する一対の枠材の開閉動を助ける把手部の構成にては、帯状ブリッジを用いての一対の把手材の連結およびその開閉動を助ける蝶番的な役割を果たせしめることにより、機構的には簡略化され、特別な組立て機構、機材は一切不要となるので、その取扱いは一段と簡便なものとなる。 【0031】また収容袋を装着せしめる対象部材としての環状枠は、一対の半円弧状枠材の組合せ構成を採用することにより、この一対の枠材の先自由端部分を積極的に収容袋の装着に活用することができるため、改めて収容袋装着のための部材、部品は一切不要となり、かつ収容袋の環状枠への着脱の両作業は迅速、簡易かつ確実なものとなり、排糞の始末の簡便化にさらに大きく貢献するものとなる。 【0032】また始末具の折り重ね開閉動の出発点となる把手部を構成する一対の把手材を連結し、かつ折り重ねの中心部材として働く帯状ブリッジ部を、把手部の中央部の長手方向に設けた切込み溝の形成に伴い相対的に派生した把手部の一部残余部材により、あるいは一対の把手材を連結するための必須の部材たる粘着テープ自体を積極的に活用することにより、この始末具において重要な一部材を生み出すことができ、始末具自体の機構の簡素化の面で、これまた大きな貢献を果たしている。 【0033】また折り畳まれて収容袋に装着される中敷補助シートは、落下する犬糞をシートの略中央部分にて確実に受け止めることにより、落下する犬糞の自重により中敷シートの四隅角部は上向きに立ち上り、中敷シートによる犬糞のシート略中央部による捕捉、これにつづく収容袋よりのシートの四隅三角舌片部の立上り部分を把持しての取出し作業は容易なものとなり、この折り畳み形中敷補助シートの存在は、衛生面では勿論のこと、犬糞の迅速な廃棄処分を目的とする本具を一段と効果あるものとすることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599036646 【氏名又は名称】鈴村 博俊
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| 【出願日】 |
平成12年11月2日(2000.11.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066577 【弁理士】 【氏名又は名称】岡田 収司
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| 【公開番号】 |
特開2002−136239(P2002−136239A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−375294(P2000−375294) |
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