| 【発明の名称】 |
搾乳動物の乳首洗浄器具 |
| 【発明者】 |
【氏名】ヴァン デル レライ、コルネリス
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| 【要約】 |
【課題】洗浄工程および搾乳工程を自動的に実施すること。
【解決手段】乳牛等の搾乳動物の乳首洗浄器具にプロセス制御装置を有するコンピュータを設ける。前記コンピュータによって動物の乳房に洗浄装置が設置される。洗浄中、モニタ装置によって使用する洗浄装置の汚染が決定される。洗浄装置の汚染が所定基準値以下になると、洗浄工程が終了し、続いて搾乳工程が開始される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 洗浄部材を動物の乳房に自動的に連結可能にし、この後で該洗浄部材が乳首に沿って回転可能を実施し、液体洗浄剤の汚染を測定するモニタ装置を設け、該汚染が所定基準値以下になると液体洗浄剤の供給を停止して乾燥空気によって乳首を乾燥させ、次に乳首カップを動物の乳首と連結させて搾乳工程を実施することを特徴とする乳牛等の搾乳動物の乳首洗浄器具。
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【発明の詳細な説明】【0001】本出願は、乳牛等の搾乳動物の乳首洗浄器具に関する。衛生上の観点、及び乳に課せられる品質基準を考慮すると、動物の乳房又は少なくとも乳首は搾乳以前に洗浄することが重要である。古来この作業は農場主が手作業で行った。しかしながら器具による自動的な搾乳が行われると、搾乳動物の乳首を洗浄するための器具も必要となった。動物の乳首を効果的に洗浄可能にするために本発明による搾乳動物の乳首洗浄器具は、プロセス制御装置を備えるコンピュータを設けて、動物の乳首に洗浄部材を接続し、液体洗浄剤を加えて洗浄行程を行い、更にモニタ装置を設けて排出される液体洗浄剤の汚染状態を監視し、洗浄装置の汚染が所定基準値以下になった時に洗浄行程を終了して搾乳行程を開始するように決定することを特徴とする。特に洗浄装置が液体洗浄剤を有する場合、モニタ装置には液体洗浄剤の汚染を測定するためのセンサを設けてもよい。洗浄行程及び次の搾乳行程は自動的に実施可能である。 【0002】本発明の好適実施例の場合、少なくとも2つの異なる位置で作動する洗浄部材を本発明器具に設ける。特に前記洗浄部材は上向きの軸線を中心に約90°回転することによって2つの位置で作動が可能である。前記洗浄部材が乳首に対して異なる位置で作動が可能なので、乳首洗浄作業が改善される。洗浄部材は少なくとも2つのブラシから構成され、乳首を両側から洗浄する。2つのブラシでは、1対の乳首の両側で作動可能であり、2組のブラシを設けることによって2対の乳首を両側から同時に洗浄可能となる。 【0003】同じく本発明は、作動中に駆動する少なくとも2個のブラシによって両側から乳首を洗浄するようにした洗浄部材を有することを特徴とする乳牛等の搾乳動物の乳首洗浄器具に関する。前記ブラシは反対方向に回転可能であり、乳首に泊って上から下へ移動可能なように電動式であることが望ましい。かくして乳首に付着したあらゆる汚れは両側のブラシによって下方に除去される。その上、各ブラシはほぼ水平な軸線を中心に回転可能である。実施例において、前記プラシの直径はそれぞれ異なり、例えば、2組の乳首相互間内で回転するブラシは、これらの乳首の外側で回転するブラシの直径を下回ってもよい。前記ブラシは毛状で、及び/又は、合成繊維製である。1対の乳首を洗浄する洗浄部材のうちの少なくとも1個は複数個のほぼ丸い繊維製円板より成るものとする。一般に単数又は複数個の洗浄部材が回転可能な繊維円板を備えることができる。このことから本発明は、洗浄部材が回転可能な繊維円板を備えることを特徴とする乳牛等の搾乳動物の乳首洗浄器具に関する。特に、例えば、対を成す乳首相互間にある洗浄部材は回転可能な繊維円板を含むことが出来るし、対を成す乳首の外側の洗浄部材はブラシを備えてもよい。 【0004】本発明の別な特徴によれば、洗浄部材はボール内に配置可能である。前記ボールには動物の乳房にボールを連結させるのに適した可撓縁を設けてもよい。更に本発明の別の特徴によれば、本発明の器具には液体供給装置を設け、該装置によって液体洗浄剤を洗浄部材の周囲に供給することが出来る。従って本発明は又洗浄部材の周囲に液体洗浄剤を供給するのに適した液体供給装置を備える乳牛等の搾乳動物の乳首洗浄器具に関する。 【0005】同様に、本発明器具には乾操空気供給装置を設けてもよく、該装置によって洗浄部材を介して単数又は複数個の乳首に送風可能である。すなわち本発明は、洗浄部材を介して単数又は複数個の乳首に乾燥空気を送るのに適した乾操空気供給装置を設けることを特徴とする乳牛等の搾乳動物の乳首洗浄器具に関する。この場合洗浄部材の回転軸は、乾操空気供給装置に連結する孔を備えた管とすることができる。更に洗浄部材の回転速度は比較的高く、部材内の液体洗浄剤が、乾操空気の供給によって、遠心力で全て外部に追い出される程高い速度であることが望ましい。 【0006】本発明の更にもう一つの特徴によれば、洗浄部材と動物の乳房との自動的な連結を可能にする乳首位置決定装置を設ける。従って本発明は更に洗浄部材と動物の乳房との自動的な連結を可能にする乳首位置決定装置を設けることを特徴とする乳牛等の搾乳動物の乳首洗浄器具に関する。本発明の好適実施例の場合、洗浄過程後に乳首カップを即座に連結可能なように制御部材はほぼ水平な軸線を中心に約120°回転可能である。こうして、洗浄部材と乳首カップを自動搾乳装置のロボットアームの末端(外端)上又はその付近に互いに約120°の角度で配置可能にし、該ロボットア−ムの少なくとも先端部分を回転させることによって洗浄部材又は乳首カップのいずれかを動物の乳房の下に正確な位置に配置する。 【0007】本発明のもう一つの特徴によれば、プロセス制御装置を有するコンピュータを設け、動物の乳房に洗浄部材を連結可能にし、液体洗浄剤を加えて洗浄行程を実施し、更に排出すべき液体の汚染を決定して洗浄行程を終了し、モニタ装置によって汚染値が所定の基準以下になった時に搾乳行程を開始する。 【0008】最後に本発明は、洗浄部材が自動的に動物の乳房と連結し、次に該洗浄部材が乳首に沿って回転運動すると、モニタ装置が液体洗浄剤の汚染度を測定し、汚染度が所定基準に達すると液体洗浄剤の供給は停止されて乾燥空気によって乳首を乾燥させ、動物の乳首に乳首カップを連結させて搾乳行程を開始することを特徴とする乳牛等の搾乳動物の乳首洗浄器具に関する。 【0009】本発明は実施例を示す添付の図面を参照して以下に詳述する。第1図において、搾乳室2の乳牛1には搾乳ロボット3を設置する。前記搾乳ロボットは概略のみを示し、本発明の範囲ではないので以下においてもこれ以上詳述しない。重要なことは、前記搾乳ロボットが搾乳室2の長手方向に移動可能であり、搾乳ロボット3の単数又は複数個のアームがほぼ水平面にて揺動可能で、乳首カップ5の担持体として働く後方アーム4も上方へ移動可能である点である。このような搾乳ロボットの各種実施例が既知であり、これら全ての実施例は乳首カップを有するロボットアームを乳牛の乳房の下に位置決め可能にし、乳首カップの各々又は連結型乳首カップのいずれかを上方に移動させることによって、後者の場合にはロボットアームの少なくとも外端部も同時に移動させることによって該乳首カップは動物の乳房の乳首と連結可能である。ロボットアーム4にも乳首を洗浄するための器具6を設ける。乳首カップ5及び本発明による器具6を設置するロボットアーム4は、昇進揺動可能なロボットアーム8の末端部にて軸受装置によって支持される長手方向軸線を中心に回転可能である。ロボットアーム4の回転軸線に垂直な面において、乳首カップ5及び本発明による器具6は、互いに対して120°の角度で位置するので、それの長手方向軸線を中心にロボットアーム4が120°回転することによって、乳首カップ5又は洗浄器具のいずれかが上方向きになり、乳首カップ5が乳房の乳首と連結するか又は洗浄器具6が乳房全体と連結可能となる位置に来る。乳首カップ5又は洗浄器具6の回転は可逆モーターによる。当然のことながらこれも例えば、液圧制御式レバーギアによって実施可能である。器具6には、例えば、垂直軸線14を中心に約90°回転することによって得られる少なくとも2種類の異なる位置にて作動可能なブラシ13を介して洗浄部材10を設ける。2種類以上の位置における洗浄作業は、ボール15内に洗浄部材を配置することによってここでは行われ、該ボール15は軸16の形態をした底端部によってロボットアーム4の軸受17内を回転可能である。ボール15はレバーギア17及び制御シリンダ18によって軸線14を中心に回転駆動する。洗浄部材は、2個の乳首毎に一対のブラシ10、11及び12、13を有し、一対のうちの一つのブラシ11、12はそれぞれ乳首相互間に配置され、他方のブラシ10、13はそれぞれ関連対の乳首の外側に配置される。言い換えれば、洗浄部材は、乳首、又はもっと適切に言えば対を成す乳首が前記ブラシによって両側から洗浄されるように作動中に駆動するブラシ10乃至13を含む。 【0010】ブラシ10、11及びブラシ12、13は互いに反対方向に回転可能であり、該ブラシは乳首又は一対の乳首の上から下へ移動可能である。従って汚れは乳首に沿って下方に除去される。ブラシ10乃至13はそれぞれほぼ水平な軸19乃至22を中心に回転可能であり、該軸上に設ける歯車24乃至27とモーター23によって駆動する。ブラシ10、13の直径はブラシ11、12の直径より大きい。軸19及び22上の相応する歯車24,27は軸20、21上の歯車25、26より大きいので、ブラシ11、12はブラシ10、13より高速度で駆動する。ブラシ10乃至13は毛状で、合成繊維製でもよいが、ブラシとして洗浄部材10及び13を構成可能であり、洗浄部材11及び12が複数個のほぼ丸型の繊維製円板で構成されたものである。洗浄部材11及び12がブラシ又は回転繊維製円板のいずれを含もうとも、いずれの場合も洗浄部材は互いに重なりあう。言い換えれば、軸20、21は洗浄部材のいずれかの直径より小さい間隔にある。洗浄部材10乃至13を内蔵するボール15には柔軟な縁28を設けるので、動物の乳房周辺部とボール15とが適切に密閉される。 【0011】動物の乳首洗浄のためには液体洗浄剤を使用する。従って本発明器具には液体供給装置を設け、洗浄部材周辺部に該液体洗浄剤を供給する。前記液体供給装置に関しては第3、4図にボール15上のラインコネクタ29のみを示す。洗浄部材10乃至13に供給される液体洗浄剤は、ボール15内の一定の液体レベルまで乳首に沿って案内され、又液体洗浄剤は回転洗浄部材10乃至13によって運ばれる。液体はボール15の軸状底端部16内の出口及び排出示−ス30を介して除去される。液体洗浄剤の汚染度を監視可能なモニタ装置の一部であるセンサ31をボール15の軸状底端部16の下部に設ける。原則として、ボール15上のライン29の全長に渡る液体の供給及びボール15の底端部16及び排出ホース30を介しての液体の排出は、液体洗浄剤の汚染が所定基準値以下になったことをセンサ31が感知するまで継続される。次に動物の乳首が十分に洗浄されると、ロボットア−ムは下方に移動し、続いてロボットアーム4の長手方向軸線を中心に回転することによってボール15が外され、乳首カップ5が動物の乳首の直ぐ下の位置に置かれ、ロボットアーム4が上方移動して乳首カップ5が乳首と連結してから搾乳工程が開始可能となる。 【0012】しかしながら濡れた洗浄工程と搾乳工程との間に乾操工程を設けることが望ましい。従って本発明の器具に乾燥空気伏給装置を設けて単数又は複数個の乳首に乾燥空気を供給する。かかる乾燥空気供給装置に関しては第4図に示すようにボール15上にラインコネクク32を設けるようにしただけである。洗浄部材を介して乾燥空気を供給することが望ましく、第4図において乾燥空気は洗浄部材10、13の管33の形式の中空軸である軸19、20を介して供給される。この場合前記管には半径方向孔34を設ける。この管状構造と洗浄部材の比較的速い回転速度とを組み合わせることによって、関連の洗浄部材内にある液体洗浄剤は遠心効果で外部に追い出される。洗浄工程と次の搾乳工程を完全に自動化可能にするために、乳首の位置決定装置を設け、ボール15が簡単かつ正確に動物の乳房と連結可能となるようにロボットアーム15を動物の下に位置決め可能にする。洗浄工程後、ボール15を下方に移動して逸らし、次に乳首カップ5を動物の乳房の乳首の下に配置し、必要ならばロボットアーム4を僅かに調整して乳首カップ5の連結を確実なものにする。このための位置決め装置は通常ボール15を乳房の下に位置決めするものと同一であるが、乳首の下に乳首カップ5を位置決めする場合の必要条件はボール15のみを位置決めするためのものよりも厳しい。更に本発明による器具は、前記位置決め装置を有するプロセス制御装置を備えるコンピュータを包含し、それによって洗浄部材が動物の乳房と連結可能になり、液体洗浄削が供給されて洗浄工程が実施され、又前記モニタ装置によって液体洗浄剤の汚染度が決定されて、汚染度が所定の基準値以下になると洗浄工程が停止して搾乳工程が開始される。 【0013】本発明は前文にて説明してきたものめみに限定されるものでなく、図示の全てのものにも関する。ここでは一実施例のみを取り上げたが、当業者には明らかなように以下の特許請求の範囲に記載のあらゆる別型にも関わるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501378790 【氏名又は名称】テキサス インダストリーズ インコーポレイテッド
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| 【出願日】 |
平成4年10月1日(1992.10.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100060690 【弁理士】 【氏名又は名称】瀧野 秀雄 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−136237(P2002−136237A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2001−296212(P2001−296212) |
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