| 【発明の名称】 |
海苔網に種貝を取り付ける方法及びそれに使用する装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】田中 憲光
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| 【要約】 |
【課題】海苔養殖の採苗作業において、海苔網に海苔の胞子の供給元となる種貝を取り付ける作業の効率化及び省力化を図ることができるようにした、海苔網に種貝を取り付けための装置を提供する。
【解決手段】海苔網用巻き直し装置Aはロール状に巻いた海苔網を回転可能に保持するための保持装置1と、ロール状に巻いた海苔網から引き出した海苔網を巻き取るための巻取装置2とを備えている。保持装置1は、台フレーム10の内側に設けられた側板11と湾曲した滑り板14が設けてある。滑り板14の後部側の上方には作業台15が設けられている。巻取装置2は、支柱フレーム20、20aの上部に軸支してある巻取軸22を有している。巻取軸22は支柱フレーム20、20aに装脱可能である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ロール状に巻いた海苔網を保持手段で保持させ、保持された海苔網の外端部側を引き出して巻取手段に取り付け、巻取手段を操作して海苔網を巻き取り、保持手段と巻取手段の間の海苔網を引き出す経路中で、海苔網に種貝を取り付け、または海苔網に設けられている袋に種貝を収容することを特徴とする、海苔網に種貝を取り付ける方法。 【請求項2】 ロール状に巻いた海苔網から海苔網を引き出して巻き取り、海苔網を引き出す経路中で、海苔網に種貝を取り付け、または海苔網に設けられている袋に種貝を収容することを特徴とする、海苔網に種貝を取り付ける方法。 【請求項3】 ロール状に巻いた海苔網を回転可能に保持するための保持手段と、ロール状に巻いた海苔網から引き出した海苔網を巻き取るための巻取手段と、を備えていることを特徴とする、巻き直し装置。 【請求項4】 ロール状に巻いた海苔網を回転可能に保持するための保持手段と、ロール状に巻いた海苔網から引き出した海苔網を巻き取るための巻取手段と、を備えており、上記保持手段は、ロール状に巻いた海苔網を載置して外周部を滑らせて回転させるための曲面部を備えていることを特徴とする、巻き直し装置。 【請求項5】 巻取手段は巻取軸を備えており、当該巻取軸には装脱可能な芯管が設けられていることを特徴とする、請求項3または4記載の巻き直し装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は海苔網に種貝を取り付ける方法及びそれに使用する装置に関するものである。更に詳しくは、海苔の養殖において、海苔網に海苔の胞子の供給元となる種貝を取り付ける作業の効率化及び省力化を図ることができるようにしたものに関する。 【0002】 【従来技術】海苔の生産においては、一年を通して様々な作業が行われる。ここでは、有明海の支柱漁場における海苔養殖の作業の流れについて説明する。海苔網の大きさは、目合(網の目の大きさ)が1尺(30cm程度)で、幅が5〜6尺(1.5〜1.8m程度)、長さが60尺(10間:18m程度)のものが一般的である。 【0003】(1)整反(7、8月) 海苔網は、漁場の規格に適した整反方法で、30枚重ねにする。例えば、小間あたり10枚張りの漁場では、海苔網の張り方が5×2となるため、5枚重ねにした後、これを6束重ねて30枚にする。また、小間あたり12枚張りの漁場では、海苔網の張り方が6×2となるため、6枚重ねにした後、これを5束重ねて30枚にする。海苔網には、海に張り込んだときに沈まないように、浮き竹といわれる棒を取り付ける。次に、海苔網に種貝(海苔の胞子が育った牡蠣殻)を入れる袋を200〜250個(重ねた30枚当たり)取り付け、ロール状に巻いて濡れないように保管する。 【0004】(2)支柱立て(9、10月) 支柱立てにあたって、あらかじめ8月に漁場を区画しておく。毎年行う抽選で決定した小間に、支柱(主にグラスファイバー製)を立てる。 【0005】(3)屋外採苗及び育苗(10月) 採苗解禁日の前夜、ロール状の30枚重ねに整反した海苔網を拡げ、あらかじめ取り付けていた袋によく湿らせた種貝を1〜2枚入れ、種貝が乾燥しないように速やかに再びロール状に戻す。その後、解禁とともに、支柱を立てた漁場に、海苔網を再度拡げて張り込み(種貝は海苔網の下側に位置させる)、採苗を行なう。数日後、網の一部を切り取り、検鏡によって適切な芽数(1.4mm視野あたり3〜5個)になったことを確認したら、種貝を袋ごと網から外す。その後、5枚または6枚に網を展開し、葉体が2〜3cmになるまで干出時間の調整やポンプ゜洗浄等によって網を汚さないように管理する。 【0006】(4)冷凍入庫(10、11月) 上記(3)まで管理した網は、一部を残して海から引き上げ、生乾きになるように乾燥させ、5または6枚ずつ袋に入れて冷凍保存する。保存温度は、−25℃前後である。冷凍保存された海苔網は、先に残した海苔網の養殖期間が2ケ月程度になると、新しい海苔網として入れ替えられる。一方、残した海苔網は、そのまま養殖すると互いの摩擦による芽数の減少、伸び遅れがおこるので、5〜6枚重ねのものを1枚ずつ単張りにする。 【0007】(5)養殖(10〜3月) 単張りした後、2〜3週間すると、海苔は摘採できる長さ(20cm程度)にまで生長する。養殖は、3期作で行われ、10、11月の第1期に始まり、冷凍網と張り替える12、1月の第2期、及び2、3月の第3期で終わる。その後は、摘採および乾海苔の生産(11〜3月)、出荷および入札(11〜3月)、漁期終了(3月)、シーズンオフ(4〜6月)となる。 【0008】上記作業において、(3)の採苗作業における「ロール状の30枚重ねに整反した海苔網を拡げ、袋によく湿らせた種貝を1〜2枚入れ、種貝が乾燥しないように速やかにロール状に戻す」という作業は、全て手作業で行われている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来のような海苔網に種貝を取り付ける方法には、次のような課題があった。すなわち、採苗を行う海苔網の数は、小間当たり五百枚程度にもなるので、30枚単位にして15個以上のロール状の海苔網を短時間で処理しなければならないことになる。しかし、ロール状の海苔網を拡げて種貝を取り付け、更にロール状に戻す作業には多大な労力を要し、しかも、15個以上の海苔網を種貝が乾かないように、限られた時間で処理することは大変な作業である。 【0010】この作業を行うために、一般の業者では、家族や親戚中から応援を得て、更に大勢のアルバイトを雇って人員を確保し、作業にあたっている。しかし、この時期、どの業者も作業日が重なるため、人員の確保は難しくなってきている。本発明者は、このような状況を改善する手段を模索していたが、ロール状に巻いた海苔網を拡げることなく巻き直しながら種貝の取り付けを行えば、作業の大幅な効率化と省力化ができることを知見するに至り、本発明を完成した。 【0011】(本発明の目的)本発明は、海苔養殖の採苗作業において、海苔網に海苔の胞子の供給元となる種貝を取り付ける作業の効率化及び省力化を図ることができるようにした、海苔網に種貝を取り付ける方法及びそれに使用する装置を提供することを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。第1の発明にあっては、ロール状に巻いた海苔網を保持手段で保持させ、保持された海苔網の外端部側を引き出して巻取手段に取り付け、巻取手段を操作して海苔網を巻き取り、保持手段と巻取手段の間の海苔網を引き出す経路中で、海苔網に種貝を取り付け、または海苔網に設けられている袋に種貝を収容することを特徴とする、海苔網に種貝を取り付ける方法である。 【0013】第2の発明にあっては、ロール状に巻いた海苔網から海苔網を引き出して巻き取り、海苔網を引き出す経路中で、海苔網に種貝を取り付け、または海苔網に設けられている袋に種貝を収容することを特徴とする、海苔網に種貝を取り付ける方法である。 【0014】第3の発明にあっては、ロール状に巻いた海苔網を回転可能に保持するための保持手段と、ロール状に巻いた海苔網から引き出した海苔網を巻き取るための巻取手段と、を備えていることを特徴とする、巻き直し装置である。 【0015】第4の発明にあっては、ロール状に巻いた海苔網を回転可能に保持するための保持手段と、ロール状に巻いた海苔網から引き出した海苔網を巻き取るための巻取手段と、を備えており、上記保持手段は、ロール状に巻いた海苔網を載置して外周部を滑らせて回転させるための曲面部を備えていることを特徴とする、巻き直し装置である。 【0016】第5の発明にあっては、巻取手段は巻取軸を備えており、当該巻取軸には装脱可能な芯管が設けられていることを特徴とする、第3または第4の発明に係る巻き直し装置である。 【0017】保持手段には、ロール状に巻いた海苔網が保持部から外れないようにする手段(カバーなど)を設けることもできる。また、ロール状に巻いた海苔網の中心部を回転可能に軸支して、よりスムーズな引き出しができるようにすることもできる。 【0018】(作用)本発明に係る巻き直し装置は、次のように作用する。 (1)ロール状に巻いた海苔網を保持手段で保持させる。保持された海苔網の外端部側を引き出し、端部を巻取手段に取り付ける。 (2)巻取手段を操作して海苔網を巻き取る。これに伴って、海苔網の保持手段で保持されている部分は回転し、海苔網を繰り出す。 【0019】(3)海苔網の巻取動作と同時に、海苔網を引き出す(海苔網が繰り出される)経路中で、海苔網に設けられている袋に種貝を収容するなどして種貝を取り付ける。 (4)種貝の海苔網への取り付けが終了すると、続いて海苔網の全体が巻取手段で巻き取られる(巻き直される)。 【0020】このようにして、ロール状に巻いた海苔網を解いて拡げる(展開する)ことなく、種貝を取り付けて元のようにロール状に巻くことができるので、効率の良い作業ができ、作業を省力化できる。 【0021】引き出した海苔網の方向または角度を設定または調整するための手段を備えているものは、海苔網の方向または角度を、種貝の取り付け作業が最もしやすいように設定または調整することができる。 【0022】保持手段が、ロール状に巻いた海苔網の外周部を滑らせて回転させるための曲面部を備えているものは、海苔網が引っ掛かるような部分がなく、ロール状の海苔網は曲面部の表面に沿って外周部を変形させ、径小になりながら回転する。これにより、海苔網の引き出し(繰り出し)がスムーズに行われる。なお、巻き直し装置によれば、例えばロール状に巻いた海苔網を点検する際にも、展開することなく簡単に点検できる利点がある。 【0023】巻取手段が巻取軸を備えており、当該巻取軸には装脱可能な芯管が設けられているものは、海苔網を巻き取るときに芯管が中心になるように巻き取ることによって、ロール状に巻き取った後、巻取軸から芯管ごと簡単に取り外すことができる。 【0024】保持手段と巻取手段との間隔を調整する手段を備えているものは、間隔の調整方向が高さ方向である場合は、巻取手段を操作する作業者の背の高さに合うように調整することが可能になる。また、種貝を海苔網に取り付ける作業を行うスペース(海苔網を引き出す経路を構成する)を、作業しやすい広さに調整することができる。 【0025】 【発明の実施の形態】本発明を図面に示した実施の形態に基づき更に詳細に説明する。図1は本発明に係る海苔網用巻き直し装置の一実施の形態を示す斜視図、図2は図1に示す海苔網用巻き直し装置の保持部側の縦断面図である。 【0026】符号Aは海苔網用巻き直し装置で、ロール状に巻いた海苔網を回転可能に保持するための保持装置1と、ロール状に巻いた海苔網から引き出した海苔網を巻き取るための巻取装置2とを備えている。保持装置1は、所要の間隔をおいて設けられた二台の逆T字状の台フレーム10を備えている。台フレーム10は金属製の角管で形成されている。各台フレームの10の内側には、金属製の側板11がそれぞれ固定されている。側板11は、後部側(図1において右側)から底部にかけて円弧状に形成されている。 【0027】側板11間には、幅方向(図1において奥行き方向)の連結部材12、12a、12b、12cが、上記側板11の円弧部分に沿ってほぼ等間隔で平行に架設されている。前端部の連結部材12は角管で形成されており、他の連結部材12a、12b、12cは丸棒(円管でもよい)で形成されている。連結部材12、12a、12b、12c間には、補強リブ13が等間隔で複数設けられている(図1参照)。各補強リブ13は、前端部は連結部材12の外側に固定され、後部側は連結部材12a、12b、12cの内側に固定されている。 【0028】補強リブ13の内側には、補強リブ13の湾曲形状に沿うように湾曲した滑り板14がネジ着により固定されている。滑り板14は、側板10間の全幅にわたり設けられている。滑り板14は、プラスチック製で、表面が平滑に仕上げられている。 【0029】滑り板14の後部側の上方には、作業台15が幅方向の全幅にわたり水平に設けられている。作業台15は、補強リブ13の後部側の最上部に設けられた連結部材12cと、各台フレーム10の垂直部材100に架設された支持部材150を介し取り付けられている。また、各台フレーム10の垂直部材100の上端部は四角形に開口している。垂直部材100の上端寄りには、上下二箇所に固定ボルト101が垂直部材100の側壁を貫通して螺合されている。 【0030】巻取装置2は、各台フレーム10の垂直部材100に接続されている支柱フレーム20、20aを備えている。支柱フレーム20、20aは、垂直部材100と同じ太さを有する角管で、下端部には垂直部材100の内部空隙部にほぼ隙間なく、かつスライド可能に挿入できる所要長さの挿入部材200を備えている。支柱フレーム20、20aは、下端寄りに水平に設けられている案内ロッド21により、相互に平行に連結されている。 【0031】支柱フレーム20、20aの上端部には、後述する巻取軸22を回転可能に支持する軸受部201、202が設けられている。軸受部201、202は、両側に側板を有し、上方は開放された構造で、巻取軸22を上下方向へ装脱することができる。支柱フレーム20、20aの上端部には、巻取軸22が回転可能に水平に軸支されている。巻取軸22は、金属製の棒体で形成されており、一方側(図1において奥側)となる端部には、ハンドルホイール24を着脱可能に取り付けるための軸線を共通にする取付軸220(以下、巻取軸22の構造に関しては、後述する図4参照)が設けられている。取付軸220は、四角棒形状である。 【0032】巻取軸22の両端部寄りには、巻き取る海苔網の一端側を巻取軸22に取り付ける補助具となるピン221、222が設けられている。ピン221、222は、巻取軸22の軸線方向とは直角方向に設けられている。一方側(図1において奥側)のピン221は、単に直線状で巻取軸22に固着されている。また、他方側のピン222は、基端部にループが設けられており、先端部のネジ部を巻取軸22のネジ孔223に螺合して着脱可能に設けられている。 【0033】巻取軸22のうち、ピン221と取付軸220の間には、軸線方向に所要間隔をおいて円板状のストッパー224が二箇所に設けられている。ストッパー224間は、上記支柱フレーム20の軸受部201に嵌め入れられる。そして、巻取軸22には、ピン221、222間に位置させて、芯管である装脱管23が嵌め入れられている。装脱管23はプラスチック製で、巻き取られた海苔網の中心部に位置し、海苔網の巻取軸22からの取り外しを容易にするものである。 【0034】取付軸220には、ハンドルホイール24が着脱可能に取り付けられる。ハンドルホイール24は、放射状に設けられた細板240と、その先端部を繋ぐ環体241により、外形が八角形状になるように形成されている。一本の細板240の先端部には、ハンドル242が設けられている。ハンドルホイール24の中心部には、取付軸220に嵌め入れる四角形の挿通孔(図示省略)が設けられている。 【0035】(作 用)図3は図1に示す海苔網用巻き直し装置を使用し、海苔網を巻き取りながら、種貝を袋に収容している状態を示す断面説明図、図4は種貝を取り付けて巻き取り、再びロール状となった海苔網を巻取軸から取り外す方法を示す説明図である。図1ないし図4を参照して、本実施の形態に係る海苔網用巻き直し装置Aの作用を説明する。海苔網用巻き直し装置Aは、海苔の養殖において、海苔網に海苔の胞子の供給元となる種貝を取り付ける作業に使用するものである。 【0036】(1)ロール状に巻いた海苔網N(種貝が取り付けられていないもの)を滑り板14の内側に載置収容して保持する。海苔網Nの収容時の方向は、引出側が前部側になるように設定する(図3参照)。保持された海苔網Nの外端部側を引き出し、案内ロッド21の後部側に回し掛け、海苔網N先端部の両側部に設けられている紐を巻取軸22の両側のピン221、222に巻き付けて取り付ける。 【0037】(2)ハンドルホイール24を回して、海苔網Nを図3に示すように巻き取る。このとき、巻取軸22はストッパー224の作用によって軸線方向にずれないので、回しやすく、外れにくい。なお、海苔網Nの巻き取られる部分は、装脱管23を中心部に包むようにして巻き取られる。これに伴って、海苔網Nの下部のロール部分は、滑り板14内で外周部を滑らせて外形部を変形させ、径小になりながらスムーズに回転し、海苔網Nを繰り出す。 【0038】(3)海苔網Nに設けられている袋4は、案内ロッド21と巻取軸22に巻き取られる海苔網Nの間(海苔網Nを引き出す経路中)の後面側に現れるので、海苔網用巻き直し装置Aの後部側の作業者が手作業で種貝を入れる。また、作業台15は、必要に応じて種貝を載せる台として使用される。 【0039】(4)種貝の海苔網Nへの取り付けが終了すると、続いて海苔網Nの全体が巻取軸22に巻き取られる。このようにして、ロール状に巻いた海苔網Nを解いて拡げることなく、種貝を取り付けて元のようにロール状に巻くことができる。 【0040】(5)ロール状に巻かれた海苔網Nは、次のようにして巻取軸22から取り外される。まず、巻取軸22からハンドルホイール24を外し、海苔網Nを巻取軸22ごと持ち上げて、軸受部201、202から取り外す。巻取軸22からピン222を回して取り外し、ピン222を外した側を装脱管23に通すようにして巻取軸22を海苔網Nから引き抜く。なお、装脱管23は、海苔網Nの中心部に残っている。このようにして、種貝を取り付け、ロール状に丸めた海苔網Nを用意できる。 【0041】なお、例えば、案内ロッド21と巻取軸22に巻き取られる海苔網Nの間の後面(作業面)が短すぎて、角度が浅く、種貝の収容作業がしにくい場合などは、台フレーム10の各固定ボルト101を緩めて、支柱フレーム20を上方向にスライドさせ、軸受部201、202で軸支される巻取軸22の高さを調整して各固定ボルト101を締めることにより、上記作業面の広さや角度(方向)を作業がしやすいように調整できる。 【0042】本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。 【0043】 【発明の効果】本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。 (a)本発明に係る、海苔網に種貝を取り付ける方法及びそれに使用する装置によれば、ロール状に巻いた海苔網を解いて拡げることなく、種貝を取り付けて元のようにロール状に巻くことができるので、効率の良い作業ができ、作業を省力化できる。 【0044】(b)引き出した海苔網の方向または角度を設定または調整するための手段を備えているものは、海苔網の方向または角度を、種貝の取り付け作業が最もしやすいように設定または調整することができる。 【0045】(c)保持手段が、ロール状に巻いた海苔網の外周部を滑らせて回転させるための曲面部を備えているものは、海苔網が引っ掛かるような部分がなく、ロール状の海苔網は曲面部の表面に沿って外周部を変形させながら回転する。これにより、海苔網の引き出しがスムーズに行われる。 【0046】(d)巻取手段が巻取軸を備えており、当該巻取軸には装脱可能な芯管が設けられているものは、海苔網を巻き取るときに芯管が中心になるように巻き取ることによって、ロール状に巻き取った後、巻取軸から芯管ごと簡単に取り外すことができる。 【0047】(e)保持手段と巻取手段との間隔を調整する手段を備えているものは、間隔の調整方向が高さ方向である場合は、巻取手段を操作する作業者の背の高さに合うように調整することが可能になる。また、種貝を海苔網に取り付ける作業を行うスペースを、作業しやすい広さに調整することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593034688 【氏名又は名称】田中 憲光
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| 【出願日】 |
平成13年5月31日(2001.5.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085327 【弁理士】 【氏名又は名称】梶原 克彦
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| 【公開番号】 |
特開2002−354953(P2002−354953A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月10日(2002.12.10) |
| 【出願番号】 |
特願2001−165337(P2001−165337) |
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