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【発明の名称】 広口花瓶用花立て具
【発明者】 【氏名】中村 文治

【要約】 【課題】口が広く、かつ深い花生け容器に、水盤に於ける剣山の役目をするような花立て具を提供する。

【解決手段】上部の花の差し入れ口1部分と下部の底7部分とを柱3で連結して花立て具とする。花立て具の胴体部分は、上部と下部をつなげる部分を残して削除する。また、高さは、花を立てるのに可能な範囲でできるだけ低くして、底部は重くする。花の茎と花の切り口を支えるための滑り止めとして、花の差し入れ口1内壁と内底表面に凹凸を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】上部の花の差し入れ口部分と下部の内底部分を、1本乃至複数の固定した柱、乃至伸縮出来る柱で連結した花立て用具。
【請求項2】側壁面に複数の穴を明けた花立て用具。
【請求項3】上部の花の差し入れ口部分の内周壁と内底部分の表面を粗面とするか、若しくは、表面に複数の小突起、または凹凸を設けた、請求項1及び請求項2の花立て用具。
【請求項4】内底部分と同じ高さに排水口を設けた、請求項1及び請求項2の花立て用具。
【請求項5】底部に鉄、鉛等比重の高い物を埋め込んだ、請求項1及び請求項2の花立て用具。
【請求項6】底部を鉄、鉛、ガラス等比重の高い物で作成した、請求項1及び請求項2の花立て用具。
【発明の詳細な説明】【0001】[発明の属する技術分野]この発明は、パイプ状の花立ての壁面に、水の流通口を設け、上部の花の差入れ口の内部壁面と内底表面に凹凸を設け、内底表面の高さに排水口を設け、かつ底部を重く作成した花立て用具である。流通口は、花瓶全体の水を活用するためのものであり、花の差し入れ口内部壁面と内底表面の凹凸は、花を一定の位置に保持するための滑り止めである。また、排水口は、花瓶から花立て具を取り出すときに、花瓶周辺に水を撒き散らす事のないように、花瓶の中で水を切るためのものである。底部を重く作成したのは、花立て具を安定させるためのものである。
【0002】[従来の技術]従来、広口花瓶に本数の少ない花を生ける場合には、剣山を用いるか花瓶の口に小枝や木片を用いて支えを作り、花を一定の位置に保持するのが一般的である。これも勿論良い方法ではあるが、発明の花立て具を用いるのも一法である。また、花瓶以外の容器、例えば漬物瓶、味噌瓶、水瓶などを花器として用いる場合、口が広いために、中にコップを入れたり筒状のかんを入れたり小形の花瓶を入れたりと種々考えられているが、この発明の花立て具を用いれば非常に便利である。他に、花立て専用のスポンジがあり、これはなかなか使い勝手のよいものであるが、使用後に廃棄物となるのが難点である。
【0003】[発明が解決しようとする課題]口が広く、かつ深い花生け容器に、水盤に於ける剣山の役目をするような花立て専門用具の発明。
【0004】[課題を解決するための手段]広口の花瓶に小口の花瓶を入れた状態を考えた。広口の花瓶全体の水を活用するために、小口花瓶の上部と下部のみを残し胴体部分を削除して、その間を柱でつなぐか、胴体部分に水の流通口を設ける。また、花立て具の高さは、花立て具の頭部が、花器の上辺よりはみ出さないようにするために、花器の上辺より低くしたいため出来るだけ短く作成する必要がある。そのため花を支える位置が低くなり、花を定位置で保持するためには一層の摩擦が必要になるため、花の差し入れ口の内壁と内底表面に滑り止めの凹凸を設けた。また、水中で使用する事と、花立て自体の重さだけで花を支えなければならないために、底部を重く作成した。また、花の切り口が花立て具の外にはみ出さないために胴体下部の壁面は残す必要がある。また、花立て具を水中から取り出す時に水を周辺に撒き散らす事のないように、内底表面と同じ高さに排水口を設けた。
【0005】[発明の実施の形態]発明の花立て具に、花の形を整えてから差し入れ、それを、水を満たした広口の花器に差し入れる。入れた後、改めて花の形を整えて見目良く仕上げる。
【0006】[実施例]発明の花立て具は、合成樹脂、アルミ等の金属、陶磁器、木、竹での作成が可能である。花の差し入れ口の形状は、円形、楕円形、多角形、瓢箪形のほか、網目状、蜂の巣状等に区分された形がある。また、底面の形状は、円形、楕円形、多角形がある。胴体部分に設けられた流通口の形状には、多角形、円形、楕円形のほか、植物、動物を模したものもある。底部は、鉄、鉛等比重の高いものを埋め込んだものと、底部自体を鉄、鉛等比重のたかいもので作成したものとがある。また、硝子、アルミ等比較的比重のたかいもので全体を作成したものもある。そのほか、底裏に吸着板をつけたものもある。花の差し入れ口と底部表面の滑り止めの凹凸は、本体を削って作成したものと、ゴム、合成樹脂等の凹凸のあるテープを貼り付けたものとがある。
【0007】[発明の効果]口の広い花器に、本数の少ない花を生ける時に便利である。また、剣山と違って、花の差し入れ口に花を差し込むだけなので、花の位置の変更も容易である。スポンジのようにその都度廃棄物を発生することも無い。大形の口の広い花器に、発明の花立て具を数本使用することにより、広がりのある生け花を楽しむ事ができる。本来、通常の花瓶は、花を立てる目的をもって作成されている。そのために形状に制約があり、花を支える口は小さめに、水を入れる胴体は大きめに出来ている。しかし、この発明の花立て具を用いれば、形状の制約は解除される。剣山と水盤との関係の様に、この発明の花立て具を用いる事により、広口で深めの桶状、鉢状の花瓶が一般的になれば発明の効果は大きい。
【出願人】 【識別番号】501256502
【氏名又は名称】中村 文治
【出願日】 平成13年5月23日(2001.5.23)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−345336(P2002−345336A)
【公開日】 平成14年12月3日(2002.12.3)
【出願番号】 特願2001−193701(P2001−193701)