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【発明の名称】 支持枠付き支柱及びこれを備えた植木鉢
【発明者】 【氏名】実方 みどり

【氏名】桑原 満

【要約】 【課題】支持枠を付けたままで上下に折り畳み可能な支柱を備えた植物用鉢を更に発展させ、支持枠を付けたままで支柱を折り畳んだときの横幅寸法を一層小さくすることのできる支持枠付き支柱及び植木鉢を提供する。

【解決手段】支持枠104は4つのコーナ部材106と4つの支持枠エレメント107とで構成されている。支持枠エレメント107は、その両端部がピボット軸111を中心として可動であり、隣接する2本の支柱103、103が形成する平面と実質的に平行な平面上で回動する。4本の支柱103は支持枠104を付けたままで束ねることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植物を育成するための鉢と、該鉢に設けられる複数の支柱と、隣接する支柱間に架設される複数の支持枠エレメントとを有し、前記複数の支持枠エレメントの各支持枠エレメントの両端が、各端に対応する支柱に関して回動可能に取り付けられて、前記複数の支柱を前記支持枠エレメントと一緒に束ねることができることを特徴とする支持枠付き植木鉢。
【請求項2】 植物を育成するための鉢と、該鉢に設けられる複数の支柱と、隣接する支柱間に架設される複数の支持枠エレメントを含み且つ該複数の支持枠エレメントが前記複数の支持枠を横断する水平面上で連続してなる支持枠とを有し、前記複数の支持枠エレメントの各端が屈曲することにより、前記複数の支柱を前記支持枠エレメントと一緒に束ねることができることを特徴とする支持枠付き植木鉢。
【請求項3】 植木鉢に設けられる複数の支柱と、該複数の支柱の任意の異なる高さレベルに設けられる複数の支持枠とを有し、該複数の支持枠の各々が、前記支柱に脱着可能に固定されるコーナ部材と、隣接する支柱間に延びる支持枠エレメントとで構成され、該支持枠エレメントの各端が前記コーナ部材に対して可動であり、前記複数の支柱を前記支持枠を付けたままで束ねることができることを特徴とする支持枠付き支柱。
【請求項4】 前記コーナ部材と前記支持枠エレメントとを含む前記支持枠が一体成形品であることを特徴とする請求項3に記載の支持枠付き支柱。
【請求項5】 前記コーナ部材と前記支持枠エレメントとが個々に独立した部品からなることを特徴とする請求項3に記載の支持枠付き支柱。
【請求項6】 前記植木鉢が教材用植木鉢であることを特徴とする請求項1又は2に記載の植木鉢。
【請求項7】 請求項6に記載の教材用植木鉢と、培養土と、植物の種とを含む教材用植木鉢セット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は支持枠付き支柱及びこれを備えた植木鉢に関する。本発明に従う植木鉢は家庭用に適しているが、好適には、低学年の児童が朝顔などの発芽及び成長を観察するために使用する教材用植木鉢に適用される。
【0002】
【従来の技術】小学生の教育の一環として、植物の生育観察があり、これに適した植物として、典型的には、朝顔が選択される。学童は、自分の植木鉢に自らの手で植えた種が発芽し、その生長過程で、蔓を支柱に巻き付け、そして、大きな花を咲かせ後で数多くの種を付ける、という朝顔の一連の生育過程を身近で観察することができ、また、適度に水を与えることで植物が元気に成長すること知ることができる。
【0003】この用途に適した植木鉢は「教材用植木鉢」として市販されている。教育用植木鉢は、鉢(フラワーポット)の他に、オプションとして、支柱、支持枠、フラワーポットの下に敷く受け皿を含む。
【0004】教材用植木鉢の典型的な例としては、フラワーポットの上端開口に、外側に広がる周囲フランジを含み、この周囲フランジに、4本の支柱を抜き差し可能に受け入れる縦孔が形成されている。また、支持枠は、ほぼ矩形の輪郭を備えたリジッドな一体成型品からなり、一般的に、4本の支柱の下部分、中間部分、上端部分に着脱可能に取り付けられる。
【0005】このような教材用植木鉢によれば、発芽した朝顔は支柱及び支持枠を伝いながら縦及び横方向に蔓を伸ばすことができ、また、支持枠によって支柱の倒れを防止することができる。
【0006】教材用植木鉢の他の例としては、4本の支柱を螺旋状の支持枠で固定するようにしたものが知られている。また、別の例としては、各支持枠を4つの個々独立したエレメントで構成し、各支持枠エレメントの両端を、隣接する2本の断面円形の支柱にスナップ嵌めすることにより、4本の支柱に支持枠を取り付けた状態で、一対の支柱に対して他の対の支柱が横方向に移動することで、支持枠付き支柱を折り畳むことのできる教材用植木鉢が知られており、この種の教材用植木鉢は、培養土及び植物の種と一緒にセット品として販売される。
【0007】また、本件出願人にかかる実用新案登録第3065918号(実用新案登録願第11−005412号)や実用新案登録第3070994号(実用新案登録願第2000−000687号)に見られるように、ほぼ矩形輪郭の支持枠の各辺を構成する4つの支持枠エレメントの端同士を揺動可能に連結して、一対の支柱が他の対の支柱に対して縦方向に移動することで、支持枠を付けたままで支柱を折り畳むことのできる教材用植木鉢が知られている。
【0008】支持枠を付けたままで上下に折り畳み可能な支柱は、これをフラワーポットに組み付けるときに、先ず、一対の支柱をフラワーポットの孔に挿入し、次いで、他方の対の支柱を引き寄せることで4本の支柱を簡単に展開させることができ、また、支持枠によって他方の支柱をフラワーポットの孔まで案内することができ、これにより他方の支柱をフラワーポットに固定する作業が簡単になるという利点を有する。また、この支柱は、支持枠を付けたままでも、これを折り畳むことで、扁平な且つ比較的横幅の小さな寸法になることから、収納や搬送の際にも都合が良いなどの多くの利点を備えている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、支持枠を付けたままで上下に折り畳み可能な支柱を備えた植物用鉢を更に発展させ、支持枠を付けたままで支柱を折り畳んだときの横幅寸法を一層小さくすることのできる支持枠付き支柱及び植木鉢を提供することにある。本発明の他の目的は、植木鉢から取り外した支柱を支持枠を付けたままで幅方向の寸法が小さくなるように折り畳むことのできる支持枠付き支柱を備えた植木鉢を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、支持枠を付けた複数本の支柱を支持枠と一緒に束ねることができるようにしたことを特徴とする。
【0011】具体的には、上記の課題は、本発明の一つの観点によれば、植物を育成するための鉢と、該鉢に設けられる複数の支柱と、隣接する支柱間に架設される複数の支持枠エレメントとを有し、前記複数の支持枠エレメントの各支持枠エレメントの両端が、各端に対応する支柱に関して回動可能に取り付けられて、前記複数の支柱を前記支持枠エレメントと一緒に束ねることができることを特徴とする支持枠付き植木鉢を提供することにより達成される。
【0012】上記の課題は、本発明の他の観点によれば、植物を育成するための鉢と、該鉢に設けられる複数の支柱と、隣接する支柱間に架設される複数の支持枠エレメントを含み且つ該複数の支持枠エレメントが前記複数の支持枠を横断する水平面上で連続してなる支持枠とを有し、前記複数の支持枠エレメントの各端が屈曲することにより、前記複数の支柱を前記支持枠エレメントと一緒に束ねることができることを特徴とする支持枠付き植木鉢を提供することにより達成される。
【0013】上記の課題は、本発明の別の観点によれば、植木鉢に設けられる複数の支柱と、該複数の支柱の任意の異なる高さレベルに設けられる複数の支持枠とを有し、該複数の支持枠の各々が、前記支柱に脱着可能に固定されるコーナ部材と、隣接する支柱間に延びる支持枠エレメントとで構成され、該支持枠エレメントの各端が前記コーナ部材に対して可動であり、前記複数の支柱を前記支持枠を付けたままで束ねることができることを特徴とする支持枠付き支柱を提供することにより達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施例の形態の具体的な構造を説明する前に、これら実施例で採用した機構の原理を図1〜図5に基づいて説明する。図1〜図5において、参照符号1、2は支柱を示し、また、参照符号3は支持枠エレメントを示す。
【0015】図1は、例えば支柱1、2に横又は水平のピンを設け、この水平ピンに対して、隣接する支柱1、2の間に延びる支持枠エレメント3の端を回動可能に取り付けたような場合を模式的に示している。各支柱1、2に対する支持枠エレメント3のピボット点を参照符号4で示してある。これによれば、一方の支柱1と他方の支柱2は互いに相対的に上方動又は下方動しながら離反接近することができる(図1のB参照)。上記の水平ピンは、支柱1に一体に形成してもよく、また、支柱1に着脱可能な部材に水平ピンを形成するようにしてもよい。
【0016】図2は、例えば、4つの支持枠エレメント5を備えたほぼ矩形の輪郭の支持枠を支柱1、2に着脱自在に取り付けたような場合を模式的に示している。隣接する支柱1、2に亘って延びる支持枠エレメント5は、長手方向に離間した2つの箇所6、7で上方向及び/又は下方向に屈曲可能である。この図2に示す例によっても、一方の支柱1と他方の支柱2は互いに相対的に上方動又は下方動しながら離反接近することができる(図2のB参照)。上記の2の屈曲箇所7、7は、ヒンジ又はピボット機構で構成することができる。前記ヒンジは、プラスチック製支持枠の成形時に一体に形成するのがコスト面で有利であるが、独立したヒンジ部材を用意し、このヒンジ部材又はピボット部材に対して支持枠エレメントを取り付けることで支持枠を作るようにしてもよい。
【0017】図3は、図1に関連した図であり、この図3に示す例では、支持枠エレメント3の長手方向中間部分に追加の屈曲可能な箇所8を設けた場合を模式的に示している。これによれば、支持枠エレメント3は、その両端のピボット点4で揺動し且つ屈曲箇所8で折れ曲がることで、一方の支柱1と他方の支柱2が互いに相対的に上方動又は下方動することなく離反接近して、支持枠エレメント3と一緒に支柱1、2を束ねることができ、或いは、展開することができる(図3のB参照)。屈曲箇所8は、ヒンジ又はピボット機構で構成することができ、ヒンジはプラスチック製支持枠の成形時に一体に形成するのがコスト面で有利である。
【0018】図4は、図2に関連した図であり、この図4に示す例では、隣接する支柱1、2に亘って延びる支持枠エレメント5の長手方向に離間した2つの箇所6、7に加えて、支持枠エレメント5の中間部分に、追加の屈曲可能な箇所9を設けた場合を模式的に示している。これによれば、支柱1、2に亘って延びる支持枠エレメント5は、長手方向に離間した2つの箇所6、7で上方向及び/又は下方向に屈曲可能であると共にその中間の追加の屈曲箇所9で折れ曲がることができる。これにより、一方の支柱1と他方の支柱2が互いに相対的に上方動又は下方動することなく離反接近して(図4のB参照)、支持枠エレメント5と一緒に支柱1、2を束ねることができる。屈曲箇所8は、ヒンジ又はピボット機構で構成することができ、ヒンジは、プラスチック製支持枠の成形時に一体に形成するのがコスト面で有利である。
【0019】図1〜図4で説明した支持枠エレメント3又は5を総称して参照符号Fで表し、また、支柱1、2を総称して参照符号Pで表すと、図5に示すように、複数本の支柱Pの様々な配置に関して支持枠Fを適用することができる。図5の(イ)は、偶数つまり4本の支柱Pの互いに隣接する支柱同士を連結するように支持枠Fを配置した例であり、同図の(ロ)は、奇数つまり5本の支柱Pの互いに隣接する支柱同士を互いに連結するように支持枠Fを配置した例であり、同図の(ハ)は、中心支柱Pctの回りに周囲支柱Pcfを配置し、中心支柱Pctと各周囲支柱Pcfと連結するように支持枠Fを配置した例を示す。
【0020】図5は、本発明の実施例で採用可能な支柱の配置例を例示するものであるが、ここに例示した支柱の配置に関連して、図1〜図4の機構又は構造から適当なものを採用すればよいが、例えば、図5の(ロ)のレイアウトでは、図3又は図4の中折れ式の支持枠であるのが好ましいであろう。支持枠Fに図1〜図4の機構又は構造を採用することにより、支持枠Fを付けた状態で複数の支柱Pを支持枠Fと一緒に束ねることができ、また、束ねた支柱Pを展開することができる。
【0021】本発明の上記の目的及び他の目的ならびに作用効果は、以下の本発明の好ましい実施例の詳しい説明から明らかになろう。
【0022】
【実施例】図6以降の図面を参照して、本発明の好ましい実施例を詳しく説明する。
【0023】第1実施例(図6〜図11)図6は、第1実施例の教材用植木鉢100の全体概要を示す斜視図である。植木鉢100は、従来から知られている植物用鉢つまりフラワーポット101を備えている。フラワーポット101は、一般的にはプラスチック成形品であるが、金属製鉢、木製鉢、瀬戸物製の鉢であってもよい。フラワーポット101の上端開口の周囲には、外側に延びる水平フランジ102が設けられ、この水平フランジ102の四隅には、4本の支柱103の下端を挿入するための孔(作図上の関係から図面に現れていない)が形成されている。水平フランジ102の各辺の中央部分に支柱挿入用の孔を形成するようにしてもよい。
【0024】教材用植木鉢100は、オプションとして、支柱103及び支持枠104を備えている。支柱103は、断面円形の真っ直ぐなプラスチック製中実又は中空ロッドで構成され、この中実又は中空ロッドは、全長に亘って同一の径を有する。支柱103には、高さレベルの異なる例えば3つの部分つまり上端、中間部、下端部に、夫々、共通の支持枠104が取付られている。もし、支持枠104の取付位置を固定したいのであれば、例えば、支柱103に上下に僅かに離間した一対の大径リング(図示せず)を取り付ける又は一体に成形するようにして、この一対の大径リングで支持枠104の上下の移動を防止するようにしてもよい。
【0025】支持枠104は、図7から分かるように、平面視したときに略矩形の輪郭を備え、この支持枠104の4つのコーナ部分の内側には、支柱103の外形輪郭と相補的な形状の嵌合部105が形成されている。この嵌合部105は、支持枠104の外側に配置してもよい。支持枠104の外側に嵌合部105を配置したときには、4本の支柱103で囲まれた空間の中に支持枠104が配置されることになる。
【0026】嵌合部105は、支持枠104の内方に向けて一部を切り欠いた円形リングで構成されている。支柱103に支持枠104を取り付けるには、支柱103の側面に嵌合部105の開口を臨ませて押し込むことにより嵌合部105を支柱103に脱着可能にスナップ嵌めすることができる。
【0027】支持枠104は2つの部品から作られている(図8)。第1の部品は、支持枠104を各支柱103に脱着可能に固定するための固定部材又はコーナ部材106である。第2の部品は、隣接する支柱103、103間に架設され、これらの間に延びる細長い支持枠エレメント107である。支持枠104は、4本一組の支柱103に対応するために、4つのコーナ部材106と、4本の支持枠エレメント107とで構成され、4本の支柱103を横断する水平面上でリング状に連続している。
【0028】コーナ部材106は、図8に示すように、嵌合部105を挟んで、その外側に第1、第2の2つの垂直面108、109を含み、第1の垂直面108と第2の垂直面109とは互いに直交する関係にある。第1の垂直面108と第2の垂直面109との交差角度は、支柱103の本数との関係で規定されるものであり、例えば、支柱103を6本で一組にしたときには、第1、第2の垂直面108、109の交差角度を120度に設定すればよい。
【0029】各垂直面108、109には、夫々、各面に対して鉛直に起立した断面円形のピン110が形成されており、このピン110は、後述する支持エレメント107のピボット軸111を構成する。
【0030】支持枠エレメント107は、その両端部に、上記垂直面108又は109と対面する垂直面を有し、また、貫通孔112を含む(図8のC)。支持枠エレメント107は、貫通孔112に上記ピン110を挿入することによって、ピボット軸111を中心として揺動又は回動であり、支持枠エレメント107はその両端が可動である。この支持枠エレメント107は、隣接する2本の支柱103、103が形成する平面と実質的に平行な平面上で回動する。
【0031】支持枠エレメント107の両端部の間は、外方に向けて若干突出した湾曲形状を有する。この湾曲の程度は任意であるだけでなく、例えば水平面内で波形にするなど任意の形状を採用することができ、例えば支持枠エレメント107は直線状の形状を有していてもよい。
【0032】図9、図10は、フラワーポット101から外した後で、支持枠104を付けたままで4本の支柱103を束ねる第1の態様を説明するための図である。図9に示すように、4本の支柱103のうち、対角線上に対向する一組の支柱103Aが相対的に上方に、他方の組の支柱103Bが相対的に下方に移動しつつ、これら4本の支柱103が互いに接近して、支持枠104と一緒に最終的に一カ所に束ねることができる(図10)。また、逆の動作により、4本の支柱103は互いに離間して、図6に示すように、支持枠104が展開した状態になる。
【0033】図11は、4本の支柱103の別の束ね方を説明するための図である。図11から理解できるように、4本の支柱103のうち、1本の支柱103Cに注目したときに、この支柱103Cに隣接する2本の支柱103Dを相対的に下方に、また、この2本の支柱103D間に挟まれた残る1本の支柱103Eを更に下方に移動することで、これら4本の支柱103が互いに接近して、支持枠104と一緒に最終的に一カ所に束ねることができる。また、逆の動作により、4本の支柱103は互いに離間して、図6に示すように、支持枠104が展開した状態になる。
【0034】図11を参照して説明した折り畳み又は結束方法を採用したときには、図10の折り畳み方法のときに比べて、一本の支柱103が下方に大きく突出することになるが、例えば、この支柱103を比較的短尺に作り、その分、フラワーポット水平フランジ102の一部を隆起させて、この隆起した部分に形成した孔に短尺の支柱103を差し込むようにしてもよい。
【0035】上述した支柱103及び支持枠104は、フラワーポット101のオプション品として販売され、ユーザである学童は、培養土及び朝顔などの種を含むフラワーポット101と共に支柱、支持枠104をセット品として入手することができる。
【0036】図12以降の図面は、他の実施例又は変形例を示すものである。これらの説明において、上述した第1実施例で説明した要素と同一又は類似の要素には、同一の参照符号を付すことによりその説明を省略して、各実施例又は変形例の特徴部分を説明する。
【0037】第2実施例(図12〜図16)図12は、第2実施例の教材用植木鉢200の全体概要を示す斜視図である。第2実施例の教材用植木鉢200に含まれる支持枠201は、一体成形のプラスチック品である。支持枠201は、図13から分かるように、平面視したときに略矩形の輪郭を備え、この支持枠201の4つのコーナ部分202の内側には、支柱103の外形輪郭と相補的な形状の嵌合部203が突設され、この嵌合部203は、一部を切り欠いた円形リングで構成されている。この嵌合部203は、支持枠201の外側に配置させてもよい。
【0038】支持枠201は、4本一組の支柱103に対応して、4つのコーナ部分202と、隣接するコーナ部分202、202を連結する4つの支持枠エレメント204とで構成されている。各支持枠エレメント204の端とコーナ部分202との間には、一体成形ヒンジ205が設けられている。
【0039】すなわち、各コーナ部分202は、第1、第2の2つの垂直壁206、206を含み(図14)、この第1、第2の垂直壁206、206は、互いに直交する関係で配置されている。この第1、第2の垂直壁206、206の交差角度は、先の第1実施例の垂直面108、109と同様に、支柱103の本数との関係で規定されるものであり、例えば、支柱103を6本で一組にしたときには、第1、第2の垂直壁206、206の交差角度を120度に設定すればよい。
【0040】支持枠エレメント204は、その一端と他端に、上記の第1、第2の垂直壁206、206と対向する垂直の端面207、207を備えている。これらの垂直壁206と垂直端面207とは、これらが衝合することにより支持枠エレメント204の一方向の屈曲又は揺動を禁止するストッパーの機能を奏する。
【0041】支持枠エレメント204の揺動角度を何度で規制させるかは、上記の壁206、端面207を傾斜面で構成したりヒンジ205の幅寸法を変えることにより任意に決定することができる。
【0042】図13は、支持枠201を上方から見た平面図である。この図13から理解できるように、一つの支持エレメント204に注目したときに、一方の端の垂直端面207と、これに対向するコーナ部分202の垂直壁206とは、その上端縁同士が薄肉の一体成形ヒンジ205Aで連結され、反対に、他方の端の垂直端面207と、これに対向するコーナ部分202の垂直壁206とは、その下端縁同士が薄肉の一体成形ヒンジ205Bで連結されている。
【0043】換言すれば、一つのコーナ部分202に注目したときに、その2つの垂直壁206、206は、これに対向する2つの支持枠エレメント204、204と、支持枠エレメント204の幅方向にいっぱいに延びる上方ヒンジ205A又は下方ヒンジ205Bで連結されている。このヒンジ205の幅を大きくするほど、支持枠エレメント204をブレを少なくして一つの平面内で揺動させることができる。
【0044】支持枠201について更に詳しく説明すると、対角線上に位置して互いに対向する2つのコーナ部分202Aが上方ヒンジ205Aを介して支持枠エレメント204と連結され、他の組の2つのコーナ部分202Bが下方ヒンジ205Bを介して支持枠エレメント204と連結されている(図13)。
【0045】これにより、支持枠201の4つの支持枠エレメント204は、対角線上に位置する一組のコーナ部分202Aに関しては、このコーナ部分202Aに対して上方ヒンジ205Aの回動軸線208を中心にして上方に揺動することができ且つこれとは反対の方向(下方)への揺動が禁止される。また、他の組のコーナ部分202Bに関しては、このコーナ部分202Bに対して下方ヒンジ205Bの回動軸線208を中心にして下方に揺動することができ且つこれとは反対の方向(上方)への揺動が禁止される。
【0046】第2実施例の教材用植木鉢200によれば、フラワーポット101から外した後で、支持枠201を付けたままで4本の支柱103を束ねることができる。図15は、この束ね動作を説明するための図である。同図から理解できるように、下方ヒンジ205Bを備えたコーナ部分202Bが相対的に上になり、上方ヒンジ205Aを備えたコーナ部分202Aが相対的に下になるように4本の支柱103の相対的な上下動作を伴いながら、これら支柱103を支持枠201と一緒に一カ所に束ねることができる(図16)。また、逆の動作により、4本の支柱103は互いに離間して、図12に示すように、支持枠201が展開した状態になる。
【0047】上記第2実施例の教材用植木鉢200において、支持枠201に形成した4つのヒンジ205に関し、対角線上に位置して互いに対向する一組の2つのコーナ部分202、例えば図13のコーナ部分202Aのうち、一方のコーナ部分の2つのヒンジについては上方ヒンジ205Aで構成し、他方のコーナ部分の2つのヒンジについては下方ヒンジ205Bで構成すると共に、対角線上に位置する他の組の2つのコーナ部分202Bについては、一方のコーナ部分の2つのヒンジを下方ヒンジ205Bで構成し、他方のコーナ部分の2つのヒンジを上方ヒンジ205Aで構成するようにすれば、この第2実施例の教材用植木鉢200においても、図11と同じように束ねることができる。
【0048】この変形例について詳しく説明すれば、4つのコーナ部分202と4つの支持枠エレメント204との間のヒンジを、図13の図の左上のコーナ部分の2つヒンジを下方ヒンジ205Bで構成し、次に、その右隣のコーナ部分に移って、この右上のコーナ部分では、左上のコーナ部分と対向するヒンジ(縦に延びるヒンジ軸線208)を上方ヒンジ205Aで構成し、右下のコーナ部分と対向するヒンジ(横に延びるヒンジ軸線208)を下方ヒンジ205Bで構成し、次に、右下のコーナ部分に移って、この右下のコーナ部分では、右上のコーナ部分と対向するヒンジ(横に延びるヒンジ軸線208)を上方ヒンジ205Aで構成し、左下のコーナ部分と対向するヒンジ(縦に延びるヒンジ軸線208)を上方ヒンジ205Aで構成し、次に、左下のコーナ部分に移って、この左下のコーナ部分では、右下のコーナ部分と対向するヒンジ(縦に延びるヒンジ軸線208)を下方ヒンジ205Bで構成し、左上のコーナ部分と対向するヒンジ(横に延びるヒンジ軸線208)を上方ヒンジ205Aで構成するようにすれば、支柱103を、図11と同じように、支持枠201と一緒に束ねることができる。
【0049】第2実施例の教材用植木鉢200にあっては、各コーナ部分の2つのヒンジを上下に揺動可能に形成するようにしてもよい。これによれば、支柱103を、支持枠201と一緒に、図16又は図11のように束ねることができる。
【0050】第3実施例(図17)図17は、第3実施例の教材用植木鉢に含まれる支持枠を示す。図示の支持枠は、第1実施例に含まれる支持枠104の変形例でもある。同図に示すように、最下段の支持枠104Lと中位段の支持枠104Mと最上段の支持枠104Uとでは、支持枠エレメント107の側方への張り出し量が異なっている。つまり、最下段の支持枠104Lと中位段の支持枠104Mとを比較すると、中位段の支持枠104Mの支持枠エレメント107の方が横方向外方への張り出し量が大きく、また、中位段の支持枠104Mと最上段の支持枠104Uとを比較すると、最上段の支持枠104Uの支持枠エレメント107の方が横方向外方へ大きく突出している。図17では第1実施例に関する支持枠104を例に説明したが、第2実施例の支持枠201に対しても同様に適用することができる。
【0051】第4実施例(図18)図18は、第4実施例の教材用植木鉢に含まれる支持枠400を示す。図示の支持枠400は、上述した第1実施例に含まれる支持枠104の変形例でもある。支持枠400は、真っ直ぐに延びる支持枠エレメント401を含み、この支持枠エレメント401の両端が、コーナ部材106のピン110に回動可能に連結されている。
【0052】支持枠エレメント401に関し、図18の最下段の支持枠400Lのように、同一平面に配置された4本の実質的に同じ長さの支持枠エレメント401を使って支持枠400を構成してもよいが、互いに対向する比較的短い一対の支持枠エレメント401Sと他の対の比較的長い支持枠エレメントLとで支持枠400を構成してもよい。すなわち、比較的短い支持枠エレメント401Sは、実質的に、隣接する支柱103、103間の離間距離と同じ長さを有し、比較的長い支持枠エレメント401Lは、その両端が、隣接する支柱103、103よりも外方に突出する長さを有する。これら2対の支持枠エレメント401S、401Lは同一平面に配置される。
【0053】図18は、また、最下段の支持枠400Lと、中位段の支持枠400Mと、最上段の支持枠400Uとで、外方への突出量を異ならせてある。すなわち、最下段の支持枠400Lは、4本の上述した比較的短い支持枠エレメント401Sで構成され、中位段及び上位段の支持枠400M、400Uは、夫々、2本の比較的短い支持枠エレメント401Sと、2本の比較的長い支持枠エレメント401Lとで構成され、中位段と上位段とでは、支持枠エレメント401Lの長さ寸法が異なり、上位段400Uの支持枠エレメント401Lの方が中位段400Mの支持枠エレメント401Lよりも長い。
【0054】第5実施例(図19)図19は、第5実施例の教材用植木鉢に含まれる支持枠500を示す。図示の支持枠500は、支柱103の上端に取り付けられた、上述した第1実施例に含まれる支持枠104を含んでいてもよい。第5実施例に含まれる支持枠500は、また、先に例示した2本のピン110を備えたコーナ部材106とは異なり、1本のピン110を備えた単一ピン付きコーナ部材501を含み、このコーナ部材501は、先に説明した嵌合部105を備えている。
【0055】また、支持枠500は、先に第1実施例で説明した支持枠エレメント107を含み、この支持枠エレメント107の両端は、一対のコーナ部材501、501にピン110を中心にして回動自在に連結されている。
【0056】単一ピン付きコーナ部材501を両端に取り付けた支持枠エレメント107からなる支持枠500にあっては、独立して、支柱103の任意の箇所に固定することができ、また、支持枠500を付けた状態のままで支柱103を束ねることができる(図19のB)。
【0057】嵌合部105を備えたコーナ部材501と支持枠エレメント107とはヒンジを介して連結してもよく、また、支持枠エレメント107の両端に嵌合部105を一体に形成し、支持枠エレメント107の両端部分に一体成形ヒンジを形成するようにしてもよい。
【0058】以上、幾つかの実施例を説明したが、本発明に従う支持枠は、先の実施例で例示した形状に限定されるものではない。第1実施例の支持枠に含まれる支持枠エレメント107を例に説明すれば、図20に示すように、4本のエレメント107で全体として円になるような円弧形状を有していてもよく、また、長円となるような形状を有していてもよく(図21)、また、四角形(図22)や六角形(図23)のように多角形の輪郭を作るようにしてもよい。
【0059】第6実施例(図24)図24は、第6実施例の教材用植木鉢に関するものであるが、この図24は、変形例の支柱600を説明する図でもある。支柱600は、先に説明した支柱103の長手方向に3つに分割した第1〜第3の分割支柱601〜603を含む。第1〜第3の分割支柱601〜603は、互いに、端同士が嵌り合うことで一体化して長尺の支柱600を作る。すなわち、最も下の第1の分割支柱601の上端開口に、その上の中間分割支柱つまり第2の分割支柱602の下端部が嵌入し、この第2の分割支柱602の上端開口に、その上の最上位の分割支柱つまり第3の分割支柱603の下端部が嵌入される。
【0060】各分割支柱601〜603の例えば上端には、夫々、先に第1から第5実施例で説明した任意の支持枠104などが取り付けられる。例えば各支持枠104と各分割支柱601〜603とを一体成形するようにしてもよい。なお、図24では、例示として第1実施例に含まれる支持枠104が図示されている。
【0061】このような分割支柱からなる支柱600にあっては、分割支柱601〜603を組み付けて一本の支柱した状態で、先の第1実施例などと同様に、支持枠104と一緒に束ねることができるが、各分割支柱601、602、603を分離した状態で、各分割支柱毎に、支持枠104と一緒に束ねることができる。
【0062】分割式の支柱600にあっては、3分割でなくて、これを2分割に分割するようにしてもよい。また、テレスコピック式の伸縮可能な支柱であってもよい。テレスコピック式の支柱を作るには、例えば、第1〜第3の分割支柱601〜603を段階的に小径になるパイプで構成し、第1の分割支柱601の中に第2の分割支柱602を進退可能に設け、また、この第2の分割支柱602の中に第3の分割支柱603を進退可能に設ければよい。
【0063】図25〜図29は、コーナ部材106を例示として、支持枠を支柱に取り付ける機構又は構造に関する実施例又は変形例を説明するための図である。独立した部材としてのコーナ部材106(図7)又は支持枠と一体成形のコーナ部分202(図13)は、支柱103に対して固定する機構として嵌合部105又は203を備えているが、図25〜図29は、この支柱に対して固定する部分をコーナ部材106を例に図示したものである。したがって、図25〜図29に図示の構造又は機構は、支持枠と一体のコーナ部分202に対しても適用可能であると理解すべきである。
【0064】図25は、コーナ部材106の本体内部に入り込むような形態で嵌合部105を形成した例を示す。図26は、コーナ部材106から外部に突出した形態で嵌合部105を形成した例を示す。
【0065】図25に図示の形態で嵌合部105をコーナ部材106に設けることで、支柱と支持枠エレメントとを近接した状態で配置させることができる。他方、図26に図示の形態で嵌合部105をコーナ部材106に設けることで、支柱と支持枠エレメントとを離した状態で配置させることができ、支持枠を支柱から外方に突出した状態にするのに有利である。
【0066】図27及び図28は、コーナ部材106の本体内に上下に貫通する孔15を設け、この孔15を支柱の外形輪郭と相補的な形状に作って、この孔15の中に支柱を貫通させることで、支柱にコーナ部材106を固定するものである。仮に支柱103が矩形断面を有していれば、図27に示すように孔15を矩形にすればよく、また、支柱103が円形断面を有していれば、図28に示すように孔15を円形にすればよい。
【0067】図29は、コーナ部材106を支柱103に固定する別の方法を提案するものである。同図から分かるように、コーナ部材106には、クリップ16が設けられ、基端を軸支した一方のフィンガー16aの先端部分と他方のフィンガー16bの先端部分とが閉じる方向にバネ(図示せず)付勢されており、この一対のフィンガー16a、16bで支柱を挟持することでコーナ部材106を支柱103に離脱可能に固定することができる。
【0068】図30〜図38は、コーナ部材106のピン110を介して支持枠を回動又は揺動自在に取り付ける様々な方法を例示するものである。
【0069】図30に示すようにピン110の先端に拡大ヘッド110aを設ける一方で、支持枠エレメント107の端の横孔17を段付き孔で構成して、横孔17の大径部分17aで拡大ヘッド110aを受けるようにすれば、支持枠エレメント107がピン110から不用意に離脱するのを防止することができる。拡大ヘッド110aを備えたピン110に対して支持枠エレメント107を嵌め込むのを容易にするために、図31に示すように、ピン110の先端から基端に向けて延びるスリットSを設けるようにしてもよい。
【0070】図32は、支持枠エレメント107の両端に、長手方向外方に向けて開口する嵌合部18を設け、コーナ部材106のピン110の側方から支持枠エレメント107の嵌合部18を嵌め込むようにしてもよい。
【0071】図33は、図32の構造の変形例を示すものであり、コーナ部材106の本体内に、上下に向けて開放した切欠き19を形成し、この切欠き19内にピン110を設けるようにしてもよい。
【0072】また、次の図34では、支持枠エレメント107の両端の両側面に、側方に向けて突出する一対のピン20を設ける一方で、コーナ部材106の本体内に、上方又は下方に向けて開放した切欠き21を形成し、この切欠き21の両側壁にピン20を受け入れる軸受け孔22を形成し、この軸受け孔22の径よりも小さな幅の溝23を側壁の下端又は上端に開口させるようにしてある。
【0073】支持枠エレメント107は、ピン20を溝23を通じて軸受け孔22の中に押し入れることにより、コーナ部材106に取り付けることができる。また、このコーナ部材106によれば、切欠き21の天井壁又は底壁が、ピン20を中心にした支持枠エレメント107の一方向の動きつまり上方向又は下方向の揺動を規制するストッパーの機能を奏することになる。切欠き21の両側壁間の間隔は、支持枠エレメント107の幅と実質的に同じであるのがガタ防止に効果的である。
【0074】上述したストッパー機能に関し、例えば、図30に仮想線で示すように、コーナ部材106の本体の上端縁又は下端縁から側方に張り出すようにプレートなどの突起25を設けるようにしてもよい。
【0075】図35〜図38は、コーナ部材106に揺動自在に取り付けられた支持枠エレメント107を、展開時(図6、図7)にコーナ部材106との関係で位置決めするための機構を示すものである。
【0076】図35に示すように、支持枠エレメント107の端部内面とコーナ部材104の垂直面108、108とに、互いに対応する凹凸を設けるようにしてもよい。図35の例では、垂直面108、109に半球状の突起26が設けられ、支持枠エレメント107には、半球状の凹所27が形成されているが、逆に、突起26を支持枠エレメント107に設け、凹所27をコーナ部材104に設けるようにしてもよい。
【0077】支持枠を装着した支柱103を支持枠と一緒に展開すると、支柱103が所定位置まで離間して支持枠が展開し切ると、支持枠エレメント107の凹所27とコーナ部材104の突起26とが離脱可能に係合する。
【0078】上述した位置決め機構に関し、図36に示すように、ピン110の周面に軸線方向に延びる細長い凹所又は溝27を設け、支持枠エレメント107の横孔17の内周面に軸線方向に延びる細長い突起26を設けることで上述した位置決め機構を構成してもよい。なお、凹所27を横孔17側に設け、突起26をピン110側に設けてもよいことは勿論である。
【0079】また、図37に示すように、コーナ部材104に、支持枠エレメント107の端面と摺接する壁30を一体に設け、この壁30に横方向に延びる溝31を設け、他方、支持枠エレメント107の端面に横方向に延びる細長い突起32を設けることで、上述した位置決め機構を構成するようにしてもよい。
【0080】図38は、図36の変形例を示すものである。図38に示すように、ピン110の周面に軸線方向に延びる細長い突起26を例えば90度間隔で4本設け、他方、支持枠エレメント107の横孔17の内周面に180度間隔で2本の軸線方向に延びる凹所又は溝27を設けるようにしてもよい。この図38に示す位置決め機構又はストッパー機構を設けることで、支持枠エレメント107は、折り畳んだとき及び展開したときにコーナ部材104に対して位置決めされ、不用意な揺動を禁止するができる。
【0081】以上、本発明の数々の実施例や変形例を説明したが、支持枠を含む支柱を展開したときに、支持体としての剛性を向上するために、図39に示すように、例えば互いに対向する2本の支柱103、103間に固定バー35を着脱自在に架設するようにしてもよい。
【0082】また、支持枠を含む支柱103を展開するときに助勢力を与えるために、図40に示すように、上下に離間した支持枠エレメント107、107間又はコーナ部材106のピンに、例えばクロス状に配置したゴムなどの伸縮可能な要素37を配置してもよい。これによれば、要素37の付勢力又は助勢力によって、支持枠を含む支柱103が実質的に自動的に展開される。
【0083】他の助勢機構の他の例を図41を参照して説明する。この図41は、第2実施例の支持枠201に関連したものであるが、第1実施例の支持枠104についても同様に適用することができる。図41を参照して、コーナ部分202と支持枠エレメント204との間には、支持枠エレメント204を展開方向に付勢するゴムなどの伸縮可能な要素38が介装されている。
【0084】以上、本発明の実施例に関し、複数本の支柱103の下端部を、フラワーポット101の水平フランジ102に形成された垂直孔に嵌入することを前提として説明してきたが、特に、このような形態に限定されるものではない。例えば、図42に仮想線で示すように、教材用植木鉢のオプションとして販売されている受け皿700の上端開口縁に外側に突出するフランジ701を形成し、このフランジ701に孔702を設けて、この孔702に支柱103を挿入するようにしてもよい。この場合、フラワーポット101の水平フランジ102に縦方向(上下方向)に延びる窪みを形成して、この窪みで支柱103を受け入れるようにしてもよい。
【0085】また、上述した折り畳み可能な支持枠104(201)の外形輪郭を矩形に形成し、この支持枠104(201)を支柱103の下端に装着すると共に、この下端の支持枠104をフラワーポット101の植物育成用空間(土壌を受け入れる空間)の内壁面と係合させることにより支柱103をフラワーポット101に立設させるようにしてもよい。
【0086】あるいは、支柱103の下端を、フラワーポット101内の土に突き刺すことにより支柱103を立設させるようにしてもよいし、例えば学校の花壇にフラワーポット101を定置したような場合には、フラワーポット101の回りの土に支柱103を突き刺すようにしてもよい。
【0087】また、支柱103を中空のパイプで構成したときに、この中空パイプの内周壁面と係合する形状の突起をフラワーポット101の水平フランジ102に形成し、この突起に支柱103の下端を差し込むことにより支柱103を立設させるようにしてもよい。このフラワーポットの突起の形状は、支柱103の内周壁面の全周にわたって係合する例えば円柱形状であってもよいが、例えば四角柱又は横断面十文字の形状であってもよい。
【0088】また、フラワーポット101の開口周縁に引っ掛ける別部品の支柱受け具を複数用意し、この支柱受け具に各支柱101の下端を差し込むことで支柱101を立設するようにしてもよい。
【0089】また、他の形態として、リジッドなフレーム705を用意し、このフレーム705に支柱103の下端部を受け入れる孔706を形成し、この孔706に支柱103を固定するようにしてもよい。支持枠を装着した支柱103を予めフレーム705に固定しておき、ユーザである学童は、フレーム705を、例えば、フラワーポット101の周囲溝又は段付き部707に嵌め込むようにしてもよい。
【0090】フレーム705は、図42に例示のように矩形の輪郭形状を有していなくとも、例えば2本の支柱103を固定する細長いバーやプレートで構成し、これをフラワーポット101の内壁と係合させるようにしてもよい。
【出願人】 【識別番号】598034513
【氏名又は名称】株式会社 東栄社
【出願日】 平成13年5月21日(2001.5.21)
【代理人】 【識別番号】100098187
【弁理士】
【氏名又は名称】平井 正司 (外1名)
【公開番号】 特開2002−335772(P2002−335772A)
【公開日】 平成14年11月26日(2002.11.26)
【出願番号】 特願2001−151633(P2001−151633)