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【発明の名称】 新規芝生運動場の施工方法
【発明者】 【氏名】大林 久

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】土壌改良資材を敷き均した上へ、芝生・シダ類を植栽すること、即ち土壌改良資材を土壌に混和しない層を形成させることを特長とする運動場・スポーツグランド・公園等の芝生・シダ類植栽施工方法【請求項2】土壌改良資材であるスギ・ヒノキ・ヒノキアスナロ・ユーカリ及びヤシガラの長さ5cm以下の粉砕もので、好ましくは長さ2cm以下のものよりなる[請求項1]記載のもの【請求項3】自然条件下で難腐敗性樹皮に動・植物の焼却灰・活性炭・炭・鹿沼土及び粘性土の粒子径1000μm以下のもの、好ましくは500μm以下のものを1%以上、好ましくは3%以上含む[請求項2]記載のもの【請求項4】自然条件下で難腐敗性樹皮に発酵助材を加え。強制発酵させたものよりなる[請求項2]記載のもの【請求項5】自然条件下で難腐敗性樹皮を1部炭化させたものよりなる[請求項2]記載のもの【請求項6】土壌改良資材を厚さ0.5cm以上、好ましくは3cm〜15cm敷き均して、その上へ張芝・張シダ・まき芝及び芝・シダの播種をすることよりなる[請求項1]記載のもの
【発明の詳細な説明】[発明の属する技術分野]本発明は、特に踏圧の厳しい学校芝生運動場、又は建設残土等粗悪土壌を有効活用する特殊な芝生地の施工方法に属する技術開発である。スギ樹皮粉砕品(0.5cm以下60%以上に粉砕)100部に木灰5部を加えたものを厚さ5〜10cmに敷き均し、その上へ、CC保水堆肥(株式会社大林環境技術研究所)を厚さ1cm播いた後にコウライを張芝する。その上へ、CCグリーン専用肥料(株式会社大林環境技術研究所)を1m当たり150g施肥し、常法に従い目土し、散水する。
[従来の技術]従来は土壌改良資材を土壌に混合するのが標準であり、常識であった。ところが、土壌の特性は、千差万別で土壌特性によりうまく土壌改良出来るもの、出来ないものがあった。近年学校のグランドが芝生化されるに至って、毎日使用する運動場には、芝生競馬場・ラグビー場・サッカー場以上に踏圧によるダメージが大きく、従来の土壌改良資材を土壌に混和する技法では芝生はハゲ、水溜まりは発生して対応出来ない致命的欠陥があった。
[課題を解決するための手段]本発明は土壌改良資材は土壌に混和するとの従来技術の常識にとらわれず、鋭意研究を重ねた結果、自然条件下で難腐敗性樹皮より成る土壌改良材を土壌に全く混和することなく、芝生の運動場・スポーツグランドを施工し得ることを発明した。この新規施工方法は、バーク堆肥・ピートモス・パーライト・軽石・珪藻土等多孔質鉱物質等の従来型土壌改良資材にも応用出来る。特に、自然条件下で難腐敗性樹皮より成る土壌改良資材に有効である。無論、自然条件下で難腐敗性樹皮より成る土壌改良資材にこれら従来型の土壌改良資材を任意に混和して施工することは出来る。ヒノキアスナロは通称青森ヒバと称されものを使い能登半島等に産するのも含み、青森地方に限定するものではない。発酵助材とは、ケイ糞・豚糞・牛糞・米糠・発酵菌等、バーク堆肥等に使用されるものが使用出来る。又、従来工法で土壌改良資材を土壌に混和し、土壌改良した上へ本発明の土壌改良資材を土に混和することなく敷き均して、芝生を植栽することは自由に出来、制限するものではない。又、芝生・シダに限定するものでなく、広く多くの植物にも適応出来る。又、施工場所も限定するものではない。
[作用]上記のように構成された新規芝生運動場等の施工技術により芝生運動場を作ると、次の利点が得られる。
■ 自然条件下で難腐敗性樹皮は永年腐敗しないために、高い気相率を示し、芝生の根張りが著しく増大し、ハゲず、クッション性のある運動場が出来、子供達の怪我や腰痛を防ぐ。
■ 自然条件下で難腐敗性樹皮の天然の殺菌力・殺虫力により、雑菌、害虫の少ない衛生的な芝生運動場が得られ、農薬の使用を必要としない。
■ 自然条件下で難腐敗性樹皮による組成物は断熱性に優れ、冬期の地温を高め、芝生の冬枯れを防ぎ、年中美しい緑を保つ。冬枯れすると空気の浄化能力を失うが、本施工方法では年中空気浄化能力を維持し、グリーンで美感的にも優れる。
■ 建設残土又は現地土のリサイクル化が出来、真砂土による客土の必要がなく、自然破壊を防ぐ。
■ 土壌の撤去や客土の必要なく、夏休みの短期間で芝生運動が出来上がり、低コスト施工を可能にする。
実施例1現地土を整地し、転圧した上へ、スギ樹皮粉砕品(長さ0.5cm以下60%以上に粉砕)100部に木灰5部を加えたものを厚さ10cmに敷き均し、その上へCC保水堆肥(株式会社大林環境技術研究所)を厚さ1cm播いた後にコウライを張芝する。その上へ、CCグリーン専用肥料(株式会社大林環境技術研究所)を1m当たり150g施肥し、常法に従い目土し、散水し、幼稚園の芝生運動場とする。(図1)
実施例2建設残土を整地・転圧し、その上へスギ・ヒノキ混合樹皮100部に、粒状炭10部を加え粉砕し、厚さ15cmに敷き均し、みやこ芝を張芝する。その上へ、CCグリーン専用肥料(株式会社大林環境技術研究所)を、1m当たり100gを施肥し、常法に従い目土し、散水し、ハゲ難い芝生公園とする。(図5)
実施例3真砂土を客土し、整地し、転圧した上へ、青森ヒバ樹皮100部に鹿沼土10部を加え、粉砕(長さ1cm以下60%以上に粉砕)し、厚さ3cmに敷き均し、その上へ発酵させた牛糞を1m当たり3リットル播き、常法通り、ティフトンをまき芝し、CCグリーンを1m当たり100g施肥し、土をかぶせ、散水する。(図1)
実施例4新設又は既設の運動場の表層土に、杉・檜樹皮を主材にした土壌改良資材を1m当たり10〜40リットル土壌に混和し、整地転圧し、その上へスギ樹皮100部に粒状炭5部を加え粉砕したもの(繊維長は1cm以下30%以上、粒状炭は500μm以下3.7%)を3cmに敷き均し、その上へノシバを張芝し、施肥し、目土して芝生運動場とする。(図2)
実施例5粘土・シルト又は砕石微分土・沈積土・脱水ケーキ等微粒子土で土壌安定性の悪い土壌を整地し、その表層土10cmにスギ樹皮を主材にした土壌改良資材を30リットル配合し、整地し、軽く転圧し、その上に、スギ樹皮100部、ヒノキ樹皮30部に加え粉砕(0.5cmし、軽く転圧して、その上にスギ樹皮100部、ヒノキ樹皮30部に加え粉砕(0.5cm以下80%以上に粉砕)したものと、厚さ3cmに広げ、その上へバミューダグラス種子1m当り15g播き、その後真砂土1m当たり20リットル播き、転圧して散水し、芝生運動場・ゴルフ場のグリーン及びティグランドに使用する。(図4)
実施例6粘土・シルト又は砕石微分土・沈積土・脱水ケーキ等微粒子土で土壌安定性の悪い土壌を整地し、転圧した上へ、ヤシガラ100部に粒状炭5部を加え粉砕(1cm以下55%以上に粉砕)し、厚さ5cmに播き、豚糞を1m当たり5リットル播き、その上へ化成肥料を1m当たり40g施肥し、その上へみやこを張芝する。常法通り目土して散水する。(図3)
■ 粒状炭・鹿沼土粒は、そのままでは効力を発揮しないため、必ず製造時、粉砕前の工程に仕込み、粉砕により微粉砕し、1,000μm以下、好ましくは500μ以下の微粒子にする。
■ バーク堆肥・ピートモス・パーライト・イソライト等、従来型の土壌改良資材をそのまままたは、自然条件下で難腐敗性樹皮粉砕品に任意に混合して、本発明の方法により施することは本発明に属する。
■ 実施例の部は容積比を示し、これに限定するものではない。
対照−1(従来工法)
バーク堆肥70部・ピートモス30部・パーライト20部・粒状化成肥料10部を加えたものを、真砂土500部に加え、よく混和し、厚さ10cmに敷き均し、転圧して整地した上へ、コウライを常法に従い張芝して目土し、散水する。(図6)
対照−2(従来工法の改良型)
スギ樹皮粉砕品(0.5cm以下60%以上に粉砕)100部に粒状化成肥料10部・木灰5部を加えたものを真砂土500部に加え、よく混和し、厚さ10cmに敷き均し、転圧して整地した上へ、コウライを常法に従い張芝して目土し、散水する。(図6)
[発明の効果]本発明は、以上説明したように構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
[芝生の緑葉期間と芝生のハゲ率(%)]

〔測定条件〕
■緑葉期間 : 葉緑素計(SPAD−502型ミノルタ製)及び緑色標準品を対照にして、冬眠により冬枯れしない期間を測定■芝生のハゲ難さ: 運動場で人が通る道の所に、各試験区共に1mの幅を直角に取り、踏圧を同じになるよう揃えて、1年後の芝生のハゲ率を求めた。
〔考察〕本発明によるものは、殆ど冬枯れせず、周年緑を保つことが証明された。又、本発明によるものは、芝生が冬枯れして休眠しないため、芝生に再生回復力があるため、芝生のハゲ率は著しく少ないことが確認された。同時に冬枯れせず、炭酸同化作用により、空気浄化能力の高いことも証明された。
【出願人】 【識別番号】500266324
【氏名又は名称】株式会社大林環境技術研究所
【識別番号】301064507
【氏名又は名称】株式会社ジャパン緑化
【出願日】 平成13年5月15日(2001.5.15)
【代理人】 【識別番号】100077780
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 泰甫 (外2名)
【公開番号】 特開2002−335749(P2002−335749A)
【公開日】 平成14年11月26日(2002.11.26)
【出願番号】 特願2001−185639(P2001−185639)