| 【発明の名称】 |
落果防止用果実袋 |
| 【発明者】 |
【氏名】棟安 紘一
【氏名】橋本 圭二
【氏名】吉村 常夫
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| 【要約】 |
【課題】強風時の果実生育阻害,落果防止を図ることにある。
【解決手段】滑りとめとなる突起または段差を設けた果実袋201を使用し、止め金401先端の板状中央部分のビニールを取り除いて設けた穴に通してねじることにより、果実の枝に容易に取付け可能で、かつ、つかみ金具301で果実袋201を把持し、止め金401中央部をねじることにより張力を与えて、果実袋201が風であおられないようにできる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】少なくとも両側端に突起を有する果実袋と、針金を主体とするものであって、支持部材に結合可能な2つの止め金と、前記止め金の端部に結合可能な2つのはさみ具と、からなる落果防止用果実袋。 【請求項2】U字状に曲げた針金と、前記U字状の針金を被覆した板状のビニールと、前記U字状の部分において、該U字状の部分内の前記ビニールの板状の部分に貫通させた長穴と、からなる落果防止用止め金。 【請求項3】請求項2の落果防止用止め金において、前記ビニールの両端に前記長穴があり、前記針金は前記長穴の外側にあること、を特徴とする落果防止用止め金。 【請求項4】果実を入れる袋であって、両側端部に突起を有する落果防止用果実袋。 【請求項5】請求項4の落果防止用果実袋において、前記突起はホッチキス針であること、を特徴とする落果防止用果実袋。 【請求項6】請求項4の落果防止用果実袋において、前記突起は前記袋の紙を折り重ねて設けており、前記折り重ねた部分を接着していること、を特徴とする落果防止用果実袋。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、梨の栽培において、強風・台風のとき果樹袋の振れをとめて、果梗(果柄)に加わる衝撃を緩和して、果実の生育不良防止や落果防止を図る方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】特開平05−304842号や実開平05−51055号のように果樹落下防止帯や落下防止吊り具を使って、果実を包むように両端を木の枝または支持部材に縛りつけている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】果樹栽培農家においては強風・台風のとき、果実の落果防止対策に工数がかかり過ぎ、経費も無視出来ない状況にある。 【0004】本発明の目的は安価な落果防止用果実袋を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的は、少なくとも両側端に突起を有する果実袋と、針金を主体とするものであって、支持部材に結合可能な2つの止め金と、前記止め金の端部に結合可能な2つのはさみ具と、からなる落果防止用果実袋を構成することによって、達成できる。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の一実施例を図1から図7により説明する。果樹の枝101は果実袋201で包んで栽培されるが、台風などの強風のときは風によって果梗(果柄)に衝撃が加わり、落果や果実の生育不良を引き起こす。このため、果実を果実袋201で包み、果実袋201を止め金401で支持部材102や枝に固定する。 【0007】果実袋201は、その両端部の下部の近傍にホッチキス針202を打っている。ホッチキス針202は果実袋201を果実に取り付ける前に打ってある。この固定したホッチキス針202によって、果実袋201の縁部には突起があることになる。ホッチキス針202は果実袋201に他の部材を固定することを目的としたものではない。外面に突起を設けることを主目的としたものである。果実袋201を構成するために、紙の端部を閉鎖するためにこのホッチキス針202を用いることができる。図2ではホッチキス針202は各端部に1つであるが、複数個あってもよい。また、側方の端部と下端とが成す角部にホッチキス針を打ってもよい。また、下端にホッチキス針を打ってもよい。 【0008】止め金401は細い針金402をビニールで板状に被覆したものである。針金402を細長いU字状に配置して、これをビニールで板状に被覆している。少なくとも一端(針金402をU条にした側)には、長穴403を設けている。長穴403の大きさは板状の針金402を容易に貫通させることができる大きさである。この貫通は長穴403の状態で貫通させる場合もあるし、図4のように、長穴403を円の状態にして貫通させることができる。 【0009】止め金401の他端につかみ具301が固定されている。つかみ具301はいわゆる洗濯はさみとして多く用いられているものである。つかみ具301は、大きな把持力を備え、着脱が容易で、安価であれば他のものでよい。つかみ具301の柄の穴に止め金401の端部を通し、ねじって固定している。または、つかみ具301のばね302に止め金401の端部を通して固定してもよい。つかみ具301は金属製またはプラスチック製である。つかみ具301は洗濯はさみの他、把持力があり、ある安価な公知のはさみ具を利用できる。 【0010】つかみ具301は果実袋201の端部を挟んでいる。ホッチキス針202の突起によって、袋201とつかみ具301は離脱が困難になっている。これによって強風時に果実100を保護することができる。 【0011】使用方法を説明する。果実栽培の農閑期(強風の到来時期の前)に、図4のように、果実の近傍の支持部材102や枝に止め金401を設置する。長穴403に止め金401を貫通させてできた穴に支持部材102や枝が貫通する。次に、止め金401の他端につかみ具301を固定する。 【0012】一方、果実100は果実袋201をかぶせた状態で栽培される。果実袋201は公知の手段で固定されている。 【0013】果実が成熟した時期で強風が予測されるときは、止め金401先端のつかみ具301で果実袋201の側方の端部を挟み、止め金401の中間部分をねじって、果実袋201を引っ張る。このときの張力は概ね1〜2Kgf 程度である。これによって、果実袋201が風であおられないようになる。 【0014】果実100を収穫するときは、つかみ具301を開放する。また、止め金401,つかみ具301は農閑期に取り外して、再使用する。支持部材102や枝を通した状態の長穴403に、つかみ具301を通過させることができれば、つかみ具301を止め金401から外す必要がなくなり、作業を容易にできる。また、再利用の際も容易に取り付け作業ができるものである。 【0015】止め金401を果樹の枝101に固定する場合、止め金401は板状であるので、果樹の枝101の損傷を抑制できる。 【0016】上記実施例では長穴403は止め金401の一端にあったが、長穴403は両端にあってもよい。この他端側の針金402は図6および図7のように長穴403の外側のビニールの板状の部分にある。この端部のU字状の針金402はビニールで被覆されている。針金402の両端部は一端の長穴403と他端の長穴の間にあるとよい。 【0017】図8および図9の実施例を説明する。これはつかみ具301のためと突起としてホッチキス針202では、果実袋201の強度や廃棄物処理などに問題があるときのものである。果実袋201の両側の端部を折り重ね、重ねた部分205を接着している。重ねは2層であるが、全ての層を接着するとよい。端部側は中央部側よりも突出して、突起となっている。ホッチキス針202の場合と同様に、折り重ねた部分205よりも中央部側をはさみ具301は挟む。 【0018】 【発明の効果】本発明によれば、強風のとき、果実袋の振れを防止して果梗(果柄)に加わる衝撃を緩和して果樹の生育不良や落果を防止でき、このための支持具を容易に再利用できるものである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005108 【氏名又は名称】株式会社日立製作所 【識別番号】000125484 【氏名又は名称】日立笠戸機械工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年4月20日(2001.4.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100075096 【弁理士】 【氏名又は名称】作田 康夫
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| 【公開番号】 |
特開2002−315450(P2002−315450A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月29日(2002.10.29) |
| 【出願番号】 |
特願2001−122053(P2001−122053) |
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