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【発明の名称】 埋込固定用プランターユニット
【発明者】 【氏名】稲垣 義勝

【氏名】古川 稔

【要約】 【課題】舗装面の緑化に適したプランターユニットを提供すること。

【解決手段】排水孔を有する底壁部を有するプランターユニットを、複数組み合わせて構成される埋込固定用プランタユニットであって、前記プランターユニットは、平面形状が異なりかつ同一端面形状のユニットであり、それらを組合せて任意のパターンの埋込プランターを構成することを特徴とする埋込固定用プランタユニット。上記のプランターユニットが、平面形状が円弧状のユニットと直線状のユニットの2種類のプランターユニット、これらにアングル状のプランターユニットを加えた3種類のプランターユニット、さらに弓状のユニット、鋸歯状のユニットを加えた5種類のユニットである。底部に固定ピン挿入孔を設ける。排水孔が固定ピン挿入孔を兼ねる。側壁の上縁に内方又は外方に向かうフランジ、あるいは側壁の上縁より下方に内方又は外方に向かうフランジを設けたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 排水孔を有する底壁部を有するプランターユニットを、複数組み合わせて構成される埋込固定用プランタユニットであって、前記プランターユニットは、平面形状が異なりかつ同一端面形状のユニットであり、それらを組合せて任意のパターンの埋込プランターを構成することを特徴とする埋込固定用プランタユニット。
【請求項2】 プランターユニットが、平面形状が円弧状のユニットと直線状のユニットの2種類のプランターユニットであることを特徴とする請求項1に記載の埋込固定用プランターユニット。
【請求項3】 プランターユニットが、平面形状が円弧状のユニットと直線状のユニットとアングル状のプランターユニットの3種類のプランターユニットであることを特徴とする請求項1に記載の埋込固定用プランターユニット。
【請求項4】 プランターユニットが、円弧状のユニットと直線状のユニットとアングル状のユニットと弓のユニットと鋸歯状のユニットの5種類のユニットであることを特徴とする請求項1に記載の埋込固定用プランターユニット。
【請求項5】 底部に固定ピン挿入孔を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の埋込固定用プランターユニット。
【請求項6】 排水孔が固定ピン挿入孔を兼ねることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の埋込固定用プランターユニット。
【請求項7】 側壁の上縁に内方又は外方に向かうフランジを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の埋込固定用プランターユニット。
【請求項8】 側壁の上縁より下方に内方又は外方に向かうフランジを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の埋込固定用プランターユニット。
【発明の詳細な説明】【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植生用のプランターに関し、特に、道路、広場、駐車場など舗装面に埋め込んで、舗装面を緑化するとともに舗装面に必要な表示としても使用できる埋込固定用プランターに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、都市化が進み、自動車が普及するにつれて、道路や広場や駐車場などの多くが舗装されるようになったが、この舗装化は、表面が平らになって埃もたたないので、人間が生活したり利用したりするには便利になった反面、草木も生えていない殺伐とした環境になってしまった。また、舗装化は透水性がないため排水ができず、僅かな降水によっても出水することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、このような舗装面を緑化することを目的とし、その緑化工法に適した植生用のプランターを開発するとともに、緑化による舗装面の標識や区分けラインや装飾を具現化して人々の要望する緑のある生活環境をつくるとともに、透水性を持たせ地表層への浸透を可能にするプランターユニットを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明のプランターユニットは、次の手段を採用したことを特徴とする。
(1)排水孔を有する底壁部を有するプランターユニットを、複数組み合わせて構成される埋込固定用プランタユニットであって、前記プランターユニットは、平面形状が異なりかつ同一端面形状のユニットであり、それらを組合せて任意のパターンの埋込プランターを構成すること。
(2)上記構成のプランターユニットにおいて、プランターユニットが円弧状のユニットと直線状のユニットとアングル状のユニットと状のユニットと弓鋸歯状のユニットの5種類のユニットであること。
(3)底部に固定ピン挿入孔を設けたことを、さらに、その排水孔が固定ピン挿入孔を兼ねること。
(4)側壁の上縁に内方又は外方に向かうフランジを設けたこと、また、そのフランジを側壁の上縁より下方(5mm程度)に設けたことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】舗装面への植生工法を用いて、アスファルト、モルタル、コンクリート、砕石と結合材などを敷き詰めて舗装硬化させてなる舗装面に、ライン、図形、記号、文字またはこれらの結合など適宜の形状の緑化部を形成し、これを舗装面の装飾若しくは標識または区分けラインとして使用することを特徴とする緑化部を備えた舗装面構造である。
【0006】自動車の駐車位置を区分する表示として、舗装面への植生工法を用いて、アスファルト、モルタル、コンクリート、砕石と結合材などを敷き詰めて舗装硬化させてなる舗装面の適宜位置に緑化部を形成したことを特徴とする標識部を有する駐車場である。
【0007】本発明の埋込固定用プランタユニットは、埋込固定用のプランターであり、埋込固定に耐え、雨風にさらされ、土壌と肥料等との接触使用に耐える強度と耐久性が求められる。リサイクルプラスチック材やアルミニウム材が好ましい材料として例示される。
【0008】このように、本実施例の埋込固定用プランタユニットによれば、端部用プランターユニットと、双方の端部それぞれに連結部を備える中間用プランターユニットとを用意し、これらの中から適宜なものを選択して、設置予定の場所に配置できるので、任意所望のプランターレイアウトがきわめて簡単且つ容易に実現することができる。
【0009】また、本発明に係る植生工法で造られた当該緑化部は、プランターユニットの底部に大径の水抜き孔が設けられているので、大量の雨水をいち早く地表に排水することができるので駐車場路面に水溜まりができるのを防ぐととに、植え込まれた植物の地表からの吸水を可能にする。
【0010】
【作用】設置場所に合わせて、プランターをどのように配置するかをまず決定し、当該レイアウトに沿ってプランターユニットが連結される。レイアウトの両方の端部は、端部用プランターユニットが設置され、更に、これら端部用プランターユニットの間には中間用プランターユニットが設置される。各々のプランターユニットは、端部同士を当接させて、側面をコンクリートを打ち込むことにより定位置に固定する。すなわち、本発明の埋込固定用プランタユニットは廃プラスチックのリサイクルとしてコンクリート型枠材として用いるとともに、そのまま埋込型のプランタとして使用するものである。
【0011】
【実施例】以下に、本発明を図示の実施例に基づいて説明するが、本発明の細部の構成は実施例に限定されるものではない。
【0012】実施例1本実施例の埋込固定用プランタユニットは、図1に示す直線状のプラントユニット10と、図2に示す円弧状のユニット20と、の少なくとも2種類のユニットで構成されている。直線状のプランターユニット10は、側壁11及び底壁13で樋状に構成されており、底壁13には大径の水抜き孔14及び固定ピン挿入孔15(図5)が設けられている。また、円弧状のプランターユニット20も、側壁21及び底壁23で樋状に構成されており、底壁23には大径の水抜き孔24及び固定ピン挿入孔(図示せず)が設けられている。
【0013】上記各プランターユニット10、20の端面は、同一寸法同一形状に形成されており、端面同士を突き合わせると連続した植生用溝が形成される。また、各プランターユニットは、上部外側にはフランジ12が設けられており、舗装材の角部を保護するとともに縁飾りとして機能する。
【0014】図6は、上記直線状のプラントユニット10と1/4円弧状のユニット20とを用いて作成した緑地帯のパターンの代表例を示した図であり、直線状のプランターユニット又は円弧のプランターユニットのみを用いた幾何図形や波形模様を現出することができ、直線状のプランターユニットと円弧状のプランターユニットを組み合わせると複雑な図形や模様を現出することができる。
【0015】実施例2図3は、本発明の実施例2を示す図であり、この実施例は、上記実施例1のプランターユニット10、20に、アングル状のプランターユニット30、鋸歯状のプランターユニット40を加えたものであり、水抜き孔、固定ピン挿入孔及びフランジを設ける点、及び、断面の構成は実施例1のプランターユニットと同様である その結果、図5に示すようにより変化に富んだパターンを形成できる。
【0016】実施例3本実施例は、上記1、2の実施例は、フランジを外側面に設けた例を示したが、本実施例は上記実施例におけるフランジを、図6に示すようにフランジを上部内側に設けて植生した植物の根部を保護するとともに、植物の抜け出しを防止することもできるようにしたものであり、基本的構成は、上記実施例1、2と同様である。
【0017】なお、この実施例においては、平面形状+字状、L字状、及び、一方の側壁を削除したユニットを例示したが、この平面形状は、上記実施例1に記載されたものに適用できることはいうまでもない。また、上記実施例1〜3では、フランジを側壁の上縁部から内方又は外方に向かって設けたが、上縁部よりやや下方(5mm程度)に設けてもよい。
【0018】上記実施例のプランターユニットをを用いると、1例として図7に示すような駐車場の舗装面を作成することができる。
【0019】次に、図8にもとづいて、実施例3のプランターユニットを用いた駐車場床面の施行方法を説明する。
【0020】第1工程:駐車場予定地平に整地した地面の上に舗装表面層とほぼ同じ厚さをしたプランターユニットを所望する位置に設計形状となるように配置し、底部のピン挿入孔に固定ピン26を挿入し土中に打ち込み、定位置に固定する。なお、隣接する土との境界には図6(c)に示す、一方の側壁を削除したユニットを使用すると、コンクリート面と土壌面との境界を違和感のないものにすることができる。
第2工程: 前工程で配置したプランターユニットの周囲にアスファルト、モルタル、コンクリート、砕石と結合材などを敷き詰めて、硬化させ舗装を完成させる。
第3工程:埋込固定されたプランター内に土壌と肥料とを充填し、蛇の鬚(別名:沿階草、竜の鬚)を植え込んだ。この例では、植え込む植物として蛇の鬚を用いたが、洋芝等踏み付けに強い草類ならば以上、第1工程から第3工程を行うことによって、図3に示すように、設計形状にそってきれいに芝生が成長し、舗装面上に美しい模様の緑化部を形成する。
【0021】このように、本実施例の埋込固定用プランタユニットによれば、端部用プランターユニットと、双方の端部それぞれに連結部を備える中間用プランターユニットとを用意し、これらの中から適宜なものを選択して、設置予定の場所に配置できるので、任意所望のプランターレイアウトがきわめて簡単且つ容易に実現することができる。
【0022】また、本発明に係る植生工法で造られた当該緑化部は、プランターユニットの底部に大径の水抜き孔が設けられているので、大量の雨水をいち早く地表に排水することができるので駐車場路面に水溜まりができるのを防ぐととに、植え込まれた植物の地表からの吸水を可能にする。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成されるので、設置場所の大きさや長さ等、任意のレイアウトに自在に適応することが可能で、しかも水や肥料の供給を始めとするプランターの管理が容易化され、【0024】駐車場に適用すると、自動車の駐車位置を区分する表示として緑化部を形成したところ、駐車場の環境が良好となり、自動車の停車位置を決める目安となり事故やトラブルも少なくなる。
【0025】底面に設けたピン挿入孔を利用して接地面に固定するので、端部に接続部を設ける必要がないので、適宜切断することにより長さを調節して、任意の大きさの緑地帯を作成することができる。
【0026】プランターユニットを埋め込んだ状態で使用するので、路面の舗装に結着力の弱い舗装材を用いても、プランターユニットの側壁が舗装材の崩壊を防止し、植生溝及び植生した草木の埋没を防ぐことができ、また、境界用のユニットを使用することにより土壌面との境界を違和感なく形成することができる。
【出願人】 【識別番号】593175224
【氏名又は名称】稲垣 義勝
【識別番号】501134510
【氏名又は名称】古川 稔
【出願日】 平成13年4月3日(2001.4.3)
【代理人】 【識別番号】100102314
【弁理士】
【氏名又は名称】須藤 阿佐子 (外1名)
【公開番号】 特開2002−291345(P2002−291345A)
【公開日】 平成14年10月8日(2002.10.8)
【出願番号】 特願2001−104190(P2001−104190)