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【発明の名称】 植木鉢支持台および植木鉢
【発明者】 【氏名】白井 洸

【要約】 【課題】本発明は水のやり過ぎを防止し植木鉢の土が異常に乾燥する前に、適切な水やりの時期を知らせることができる植木鉢支持台を得るにある。

【解決手段】植木鉢の含水量の増減による重さの変化で植木鉢を上下動させる弾性部材と、該弾性部材の上に載置した前記植木鉢の上下動の変位を表示する表示部とによって植木鉢支持台を構成している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】植木鉢の含水量の増減による重さの変化で前記植木鉢を上下動させる弾性部材と、該弾性部材の上に載置した前記植木鉢の上下動の変位を表示する表示部とによって構成されたことを特徴とする植木鉢支持台。
【請求項2】植木鉢の含水量の増減による重さの変化で前記植木鉢を上下動させる弾性部材と、水源から前記植木鉢上まで付設された導水管と、水源から前記植木鉢上で開口している給水口に至る前記導水管の中間に前記弾性部材の上に載置した前記植木鉢の上下動によって開閉する栓を設けたことを特徴とする植木鉢支持台。
【請求項3】植木鉢と、該植木鉢の重さを受けるように配置されたチューブと、該チューブに満たされた液体と、前記チューブの内部と連続して結合され前記チューブより高く配置した表示管部とによって構成されたことを特徴とする植木鉢。
【請求項4】植木鉢の重さを電気信号に変換する重さセンサーと、電気信号に変換された前記重さセンサーの出力を一定時間ごとに電気的数値に変換記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された前回の電気的数値と今回変換記憶した電気的数値を一定時間ごとに演算比較しその変化量が定めた量に達した時点で信号を発する電子回路と、該電子回路からの信号を受けることで水やりを促す報知部とによって構成されたことを特徴とする植木鉢支持台。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物を植えた植木鉢の含水量にしたがった重さの変化を利用し水やりの時期を知らせる表示部を備えた植木鉢支持台および植木鉢に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は植木鉢の土の色を見て乾燥の程度を判断して水やりの時期を判断したり、毛細管現象を応用した短冊状の土乾燥度識別用品を植木鉢の土にさし込んで用いて色や透明度が変わったのを見て水やりの時期を知る方法があった。また、長期間の旅行による留守に対応してアンプル状の水容器を植木鉢の土に突き刺して少しづつ水をしみださせて乾燥に対処する方法もあった。このほか毛細管現象を応用して植木鉢にくくりつけた容器から植木鉢の土に水を移す方式の水やり装置も商品化されている。一方、時計装置と電子装置によって一定時間毎に自動的に水をやる方式も実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、植木鉢の土の色は見分けにくく乾燥の程度は素人には分かりにくいという欠点があった。また装飾用の小石やガラス玉などを土の表面に置いた場合は乾燥の程度を土の色で判断することはできない。さらに毛細管現象を用いた方法も突き刺す深さや場所によって水遣り時期が早過ぎたり遅れてしまったりという誤差が生ずるという欠点があった。またアンプル状の水容器を突き刺した場合は突然に水がしみ出してしまうこともあり安定に水を供給することは困難であるという欠点があった。植木鉢に吊るした容器から毛細管現象で水を植木鉢に移す方式は植木鉢の土に含まれる水分を過剰にすると言う欠点と水容器の高さにより微妙に水の供給量が変わるという欠点があった。さらに時計装置と電子装置による方法は装置が高価であることと、配管など装置が大掛かりになることで場所を選ぶという欠点があった。これらの手段に共通の欠点として(1)根ぐされを起こさない、(2)乾燥もしすぎないという適正な水やりの時期を個々の植木鉢について選べないと言う大きな欠点があった。
【0004】これは鉢の大きさによって含水量が異なること、植物の大きさや水の吸い上げの多い、少ないなど植物の性質によって植木鉢の含水量の変化が異なることなどにより水やりの時期もそれぞれ異なる。したがって個々の植木鉢の乾燥度を知ることは植物を丈夫にまた綺麗に育てる上で重要な課題である。本発明は曜日を決めて水をやるとか、経験によって水をやるという非科学的な水やりではなく、だれでも植物の種類、あるいは植木鉢の大きさによって異なる適正な水やりの時期に水をやることができる植木鉢支持台もしくは植木鉢を提供するものである。本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑み、個々の植木鉢の土が異常に乾燥する前に、適切な水やりの時期を知らせることおよび水やりを自動化することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特長は以下の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、植本鉢の含水量の増減による重さの変化で植木鉢を上下動させる弾性部材と、該弾性部材の上に載置した前記植木鉢の上下動の変位を表示する表示部とによって植木鉢支持台を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図6の本発明の第1の実施の形態である植木鉢を戴置する植木鉢支持台において、図1は植木鉢支持台の正面図、図2は右側面図、図3は左側面図、図4は右側面部分拡大図、図5は平面図、図6は底面図である。
【0009】これらの第1の実施の形態である植木鉢支持台において、1は戴置台に戴置される植木鉢で想像線で描かれている、2は弾性部材、3は戴置台、4は伝達ピン、5の指針と6の目盛は表示部をあらわす。6Aは6目盛板と連続している接地面、6Bは指針のシャフトである。
【0010】接地面6Aの上に弾性部材2を配置し、その上に伝達ピン4を植えられた戴置台3を配する。伝達ピン4は、目盛板6下部にもうけられた6Bシャフトを支点とする指針5の一端部に勘合している。指針5の他端部は目盛板6において戴置台3の上下位置の変化すなわち乾湿の程度を指示する。
【0011】戴置台3に戴置された植木鉢1の含水量が減少し重量が軽くなると戴置台3は弾性部材2の反発力で持ち上げられる。すると伝達ピン4と勘合している指針5の、一端部は持ち上げられ指針5はシャフト6Bを回転軸として左に回転させ指針5の他端部は目盛上の左方向すなわち乾の方向に移動し植木鉢1の乾燥を示す。
【0012】このとき植木鉢1に水を注ぐと植木鉢1は重量を増し弾性部材2を圧縮し戴置台3を下方に位置を変化させる。戴置台3に植えられた伝達ピン4はこの変化を勘合している指針5の一端部に伝え指針5はシャフト6Bを中心に右回転させる。これにより指針5の他端部も位置を湿の方向へ変化させ植木鉢1の含水量が増加したことを示す。
【0013】したがって性質の異なる二種類の植物を適した用土を用いてそれぞれの植木鉢に植えた場合、本発明の植木鉢支持台をそれぞれに用いれば、指針5の位置を見るだけで乾燥したことを知りそれぞれに水をやることができる。
【0014】ここで弾性部材2はコイル・スプリング、板ばね、トーションスプリング等で置き換えても全く同じ効果が得られる。また伝達ピン4は戴置台3の一部であっても何ら差し支えない。
【0015】本発明の第1の実施の形態では伝達ピン4をシャフト6Bの右側に置いたが左側においても指針5の他端が示す植木鉢1の含水量を示す位置が本発明の第1の実施の形態と乾、湿が逆になるだけで作用は同じである。また指針5の他端の位置をシャフト6Bの下になるよう配置すれば本発明の第1の実施の形態と指針5の示す乾、湿の指示の位置は同じになることは言うまでもない。
【0016】図7ないし図11の本発明の第2の実施の形態である植木鉢において、図7は正面図、図8は側面図、図9は平面図、図10は底面図、図11は平面図のAA断面図である。
【0017】この第2の実施の形態において1は植木鉢、7はチューブ、7Aは接続部、8は表示管、9は目盛板、9Aは戴置台、10は植木鉢の排水口を表す。
【0018】第2の実施の形態に於いては第1の実施の形態の弾性部材2に代えてチューブ7と液体7Bを用いた。目盛板9には表示管8を固定し、目盛板9と連続して設けられた戴置面9Aの上に植木鉢1を配置した。液体7Bを充填されたチューブ7と表示管8の下端は接続部7Aで接続されている。
【0019】チューブ7内の液体7Bは植木鉢1の重量で圧力を受け接続部7Aを経由し表示管8内に伝わり液体7Bは表示管8内を昇り表示管8内で液体7Bの体積に見合った重量により発生する圧力と、戴置板9Aとチューブ7の接触面で発生する圧力がバランスしたところで液面8Aは停止する。
【0020】植木鉢1の含水量が減少し戴置面9Aとチューブ7の接触面で発生する圧力が減少すると表示管8内に伝わる圧力も減少し両者の圧力がバランスするところまで液面8Aを下げ水遣りの時期を知らせる。植木鉢1に水を注ぐと植木鉢1の含水量が増加し戴置板9Aとチューブ7の接触面で発生する圧力も増加する。この圧力は表示管8内に伝わることとなり液面8Aをバランスするまで上昇させ植木鉢1の含水量が増加したことを示す。
【0021】したがって性質の異なる二種類の植物をそれぞれに適した用土を用いて本発明の第2の実施の形態の植木鉢にそれぞれ植えれば、表示管8内の液面8Aを見るだけで乾燥した時期にそれぞれに水をやることができる。
【0022】チューブ7は、戴置面9Aから受ける圧力で変形しやすいゴムまたはポリエチレンのような石油化学製品など柔軟で、植木鉢1の重さで変形しやすい素材を用いる。また同じく接続部7Aもチューブ7と表示管8、目盛板9、戴置板9Aとの相対位置の変化を許容できる柔軟さが必要であるから材質はチューブ7と同質のものが要求される。液体7Bは水のほか塩水あるいは比重の大きな化学製品を用いることができる。液体7Bの比重が大きいほど本発明の第2の実施の形態の表示管8は短くできるので重たく大きい植木鉢に対応できる。
【0023】液体7Bを着色しておけば表示管8内の液体7Bの液面8Aの位置は見やすくなる。表示管8内の液体7Bの液面8Aを見やすくするため浮きを用いることもできる。この浮は液体7Bの蒸発を防止する効果もある。またセンサーによってこの浮の位置を検知することで電気的に液体7Bの液面8Aの位置の変化を拡大して観察することも可能である。さらに表示管の取付け角度を垂直ではなく傾斜させることによって液体7Bの液面8Aの位置の変化を拡大することも可能である。
【0024】ここまでは、表示管8の上端を開放した状態の説明をしたが一定の空間を保って表示管8の上端を閉じておけば、閉じられた空間に閉じ込められた気体の圧力も表示管8内の液体7Bの重量によって発生した圧力に加わり植木鉢1の個々の重量の範囲を広げることができる。また万が一誤って重過ぎる植木鉢を乗せても、過剰な圧力によってチューブ7内の液体7Bを損なうことを防止できる。
【0025】本発明の第1の実施の形態の指針5の示す位置(または本発明の第2の実施の形態の液面8Aの位置)を観察すると時間が経過し、植物からそして土の表面などから水が蒸発することによって植木鉢1の含水量が減少すると指針5の位置(または液面8Aの位置)は変化しそれぞれ乾燥の位置を示すことが理解できるであろう。
【0026】この変化を毎日あるいは二日に一度観察し目盛を読む。すると、やがて指針5の位置(または液面8Aの位置)は前回の位置と変わらないようになる、いいかえれば指針5の位置(または液面8Aの位置)の変化量が少なくなりさらに放置すると変化量はゼロになる。植物の種類によって水を好む植物には変化量が通常の四分の一に減ったとき水をやり、乾燥を好む植物の場合は水遣りの時期を変化量が通常の八分の一、十六分の一などと決めて水をやればいい。本発明は植物の個性にあわせて水やりの時期を知ることができる特徴も兼ね備えたものである。
【0027】
【発明の異なる実施の形態】次に図12ないし図20に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当たって、前記本発明の第1、第2の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0028】図12及び図13の本発明第3の実施の形態において、前記本発明の第2の実施の形態と異なる点は、植木鉢1の部分を含まない構造としたことである。こうすることによってすでに使用中の植木鉢を戴置するだけで本発明の第2の実施の形態の機能を発揮することができるので本発明の第2の実施の形態の植木鉢に移植する手間が省ける。
【0029】次に図14に示す本発明の第4の実施の形態につき説明する。前記本発明の第1の実施の形態と異なる点は伝達ピン4の位置を変更可能にしたことである。本発明の第4の実施の形態においては、一例としてその位置を4A,4B,4C,4Dと4箇所設けた。
【0030】こうすることで含水量の変化の幅が大きい植木鉢とか単純に重量の大きな植木鉢に対応できるようになる。いま伝達ピン4を伝達ピン4Dの位置に変更すると含水量の変化の幅が大きい植木鉢に対応し、伝達ピン4の位置を伝達ピン4Aの位置に変更すると含水量の変化の幅が小さく重量が大きな植木鉢に対応できるようになる。
【0031】さらに図示しないが指針5をシャフト6B上で重複する構造の二重軸構造とし両者を摩擦結合することにより載置台3の高さにかかわらず目盛上の指針の位置を植木鉢の乾、湿の状態に適合した位置に合わせこむことが可能となる。
【0032】次に図15ないし図17に示す本発明の第5の実施の形態について説明する。前記本発明の第4の実施の形態と異なる第1の点は弾性部材2を含む戴置台3と指針5を含む表示部を別体にした点である。第2の点は含水量の変化によって変わる上下の位置の計測点を載置台3ではなく植木鉢の上縁部にした点と、指針5を含む表示部の高さを可変にした点である。指針5を含む表示部は、表示接地部12に設置された支柱13に沿って上下に摺動可能な摺動部15に結合されている。摺動部15にはつまみネジ14が設けられておりこれを締めることによって上下の位置を固定できる。
【0033】弾性部材2を含む戴置台3と指針5を含む表示部を別体にしたのは植木鉢の大きさや含水量のばらつきに自由に対応でき、前記本発明の第4の実施の形態の伝達ピン4の位置変更と同じ効果を錘部11Aと植木鉢上縁部との接触点を相互に移動させることができる特徴も発揮する。
【0034】次に図18、図19に示す本発明の第6の実施の形態について説明する。前記本発明の第2の実施の形態と異なる点は目盛板9、戴置面9Aを省略した点と、本発明品全体をチューブ7と同じ素材を用いて構成した点である。これによる効果はほぼ平面状に折りたたむことが可能となるので輸送コストが節約できる点にある。その他の利点や特徴は累々と説明したとおりである。
【0035】次に図20に示す本発明の第7の実施の形態について説明する。前記本発明第1の実施の形態から第6の実施の形態までは機械的構造であった点と乾、湿の状態を視覚的に知る方法であった。本発明の第7の実施の形態の特徴は電子化することによって音や光によっても乾燥状態を知ることができる点にある。本発明の第7の実施の形態を示す図20において1は植木鉢、16は重さセンサー、17は計測ユニット、18は記憶ユニット、19は時刻制御ユニット、20は比較ユニット、21は判断ユニット22は乾燥サイン発生ユニットである。
【0036】図20は第7の実施の形態のブロックダイヤグラムの一例である。図20において重さセンサー16の出力は計測部17で数値化される。計測部17で数値化された重さ数値は時刻制御部19の時刻情報によって例えば毎日一度記憶部18に一旦記憶される。また同時に計測部17で数値化された重さ数値は比較器20に伝達される。比較器20は記憶部18に記憶している前回数値化された重さ数値と、今回数値化された重さ数値を比較演算しその結果を判定部21に伝達する。判定部21はその値がまえの比較結果の例えば8分の一とか16分の一になったとき乾燥サイン発生ユニット22に信号を伝送し「水を差してください」などの音声を発音させる。
【0037】この場合は水やりの時期がくれば「水を差してください」とか「水をくれないと枯れてしまいます」とか発声するが、人がいないときに発声しても意味がないので接近センサーを付加して水やりの時期到達した時点で人が近づいたとき発声するようにすることもできる。音声発声部を発光ダイオードや電球などの発光体と置き換えたり、併用することで障害者用にもなる。時刻制御部19の時刻数値を表示することによって置き時計の機能を付加することも可能である。
【0038】このような電子装置は商用電源や乾電池その他二次電池も電源として使用可能であるが太陽電池を電源にすればどんな場所でも使用できるし、太陽光を必要とする植物に用いる植木鉢置き台だから太陽電池を使用することによってコードを引き回したり電池を取り替えるなどの手数が要らなくなり非常に便利になる。
【0039】次に本発明の第8の実施の形態について説明する。図21は本発明の第8の実施の形態の正面図である。図22は六面体表示部23の展開図である。前記本発明の第1の実施の形態(図1ないし図6)及び第4の実施の形態(図14)及び第5の実施の形態(図15ないし図17)と異なる点は、植木鉢1の重さの変化によって生ずる弾性部材2の変形すなわち戴置台3の高さ変位と指針5による表示部に至る機構を省略し戴置台3の高さ変位を直接六面体表示部23の任意の一面、たとえば六面体表示部23Aの第1面で読み取るごとくした点である。
【0040】本発明の第8の実施の形態では正六面体を表示部とし、各面に少しづつ異なる目盛を施し、いろいろな重さの植木鉢に対応できるようにした。この実施例では立方体を例示したが三角柱、五角注、あるいは六角注など多面柱状であっても効果は同じである。植木鉢の重さは、十分に水をやった状態の重さはある値以上にならない点と、植物が生きていればある値以下にはならないという関係にある。従って六面体表示部23は六面体表示部23Aの第1面から六面体表示部23Fの第6面につけた1ないし6の番号は植木鉢の大きさを示す8号とか12号などにあわせた数字(番号)にしてもよい。また、目盛り線は、予め付けずに置けば本発明品の使用者が、使用者の植木鉢に合わせて書き入れることもできる。
【0041】次ぎに本発明の第9の実施の形態について説明する。図23および図24は本発明の第9の実施の形態を示す概念図である。図23は乾燥状態を検知し水を供給している導水状態である。図24は水を充分供給され植木鉢は重量を増し弾性部材を圧縮し位置を下げた状態となり給水は止められている。
【0042】図23において24は水源である貯水槽、25Aは貯水槽側導水管、25Bは給水口側導水管、26は25A,25Bと共に導水止水を司る回転栓部、27は伝達ピン4の上下動によって位置を反転する乾湿回転部、27Aは乾湿回転部27に接続されたアーム部、28は伝達ピン4の位置を検知する乾湿検知切り欠き部、29はアーム部27Aの位置をアーム部27Aの垂直位置を境に左右すなわち乾側と湿側に位置を安定させるための錘、30は状態を示す文字この場合は回転栓部26が導水状態にあることを示す文字「開」を見るための覗き穴、31は回転栓部26を跳躍的に反転させるための栓駆動切り欠き部、32は回転栓部を駆動する駆動突起、33は回転栓部26および乾湿回転部27を支持する軸受け部支持台である。
【0043】植木鉢が乾燥状態になり植木鉢戴置台3が弾性部材2の反発力で図23の位置まで上がると乾湿検知切り欠き部28を押し上げて乾湿回転部27を右方向に回転させアーム部27Aが垂直点(臨界点)を通過した途端に27Aに取付けられた錘29の影響で急激に右に傾く傾斜運動を始める。これと同時に栓駆動切り欠き部31は回転栓部駆動突起32に接触し駆動を始める。アーム部27の傾斜運動が終了するとその時点で回転栓部26は貯水側導水管25Aと給水口側導水管25Bとを結合する図23の位置に到達し植木鉢への給水を開始する。
【0044】給水が進むにしたがって植木鉢は重量を増し戴置台3は弾性部材2の反発力に打ち勝って位置を下げ始める。そのため戴置台3の伝達ピン4は乾湿回転部27を左に回転させ始める。やがてアーム部27が垂直点(臨界点)を通過すると錘29が乾湿回転部に与えるモーメントは右回転力から左回転力に急激に変化し左に傾く傾斜運動を開始する。このとき栓駆動切り欠き部31は回転栓駆動部突起に接触し回転栓部26を図24の位置まで回転させ一気に給水を停止する。時間が経過しやがて植木鉢の土が乾燥し重量が減少すると戴置台3は弾性部材2の反発力に負けて上昇を開始する。そして乾湿検知切り欠き部に伝達ピン4を接触させさらに乾燥が進むと乾湿回転部27を回転させ始め錘29を臨界点へと運ぶ。臨界点を過ぎると給水が始まりこれらの動作を繰り返す。水源の貯水槽の水がある限り植木鉢に水をやる心配は要らなくなる。
【0045】この自動給水機構は本発明の第2、第3、第4、第5の方式と組み合わせても実施できることは言うまでもない。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果が得られる。
【0046】(1)植木鉢の含水量の増減による重さの変化で植木鉢を上下動させる弾性部材と、該弾性部材の上に載置した前記植木鉢の上下動の変位を表示する表示部とによって構成されているので、植木鉢への水やりの時期を的確に知ることができる。
(2)前記(1)によって、植木鉢の植物や用土の性質で異なる水やりの時期を的確に知ることができる。
(3)前記(1)によって、過剰に水をやり根ぐされをおこしたり、異常に乾燥しすぎて枯れさせることを防止できる。
(4)前記(1)によって、複数の植木鉢を管理する場合に毎週土曜日に水をやるというような非科学的な水遣りではなく、水を欲しがっている植木鉢に水をやるという科学的な水遣りができる。
(5)前記(1)によって、水やりを最適の時期に実施できるので、植物の根は呼吸を妨げられることはなく健康な生育をすることができる。
(6)請求項3も前記(1)〜(5)と同様な効果が得られる。
【0047】(7)請求項4の実施の形態では、植木鉢の重さを電気信号に変換する重さセンサーと、電気信号に変換された前記重さセンサーの出力を一定時間ごとに電気的数値に変換記憶する記憶部と、該記憶部に記憶された前回の電気的数値と今回変換記憶した電気的数値を一定時間ごとに演算比較しその変化量が定めた量に達した時点で信号を発する電子回路と、該電子回路からの信号を受けることで水やりを促す報知部とによって構成されているので、前記(1)〜(5)と同様の効果に加え、「水をください」とか「かれてしまいそうです」と発声させたり、水をやることによって「ありがとう」とか「助かりました」と礼を言うこともできる。
(8)前記(7)によって、植物愛好家や孤独な人暮らしの生活に植物との擬人的な対話をもたらすことができる。
(9)また前記(1)及び(7)によって育成が難しい植物も水遣りについては初心者に対し福音となる。
【0048】(10)植木鉢の含水量の増減による重さの変化で植木鉢を上下動させる弾性部材と、水源から植木鉢上まで付設された導水管と、水源から植木鉢上で開口している給水口に至る前記導水管の中間に前記弾性部材の上に載置した前記植木鉢の上下動によって開閉する栓を設け、水やりを自動化した植木鉢支持台得るにより前記(1)から(6)および(8)、(9)の効果が得られるほか、貯水槽なる水源に水を満たしておけば長期間放置できるので旅行など長期の外出も可能になって大変便利である。
【出願人】 【識別番号】501140784
【氏名又は名称】白井 洸
【出願日】 平成13年3月5日(2001.3.5)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−253066(P2002−253066A)
【公開日】 平成14年9月10日(2002.9.10)
【出願番号】 特願2001−109211(P2001−109211)