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【発明の名称】 雪囲い
【発明者】 【氏名】平井 明夫

【要約】 【課題】地上において、結束紐体を引き下げることにより複数個の支柱体の上部は集束結束されることになり、結束紐体の両端部を引き下げるだけで、支柱体の上部を結束して雪から樹木を保護する雪囲い作業を行うことができ、このため、縄やロープの縛着作業を必要とせずに、短時間で容易に冬囲いができる。

【解決手段】複数個の反り自己弾性を有する支柱体1を雪から保護すべき樹木Wの周囲に立設可能な複数個の保持体2と、複数個の支柱体1の上部を巻回結束可能な結束紐体3と、結束紐体を複数個の支柱体の上部に巻回案内すると共に結束紐体の両端部を下方に垂下可能な複数個の紐案内体4とからなる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数個の反り自己弾性を有する支柱体を雪から保護すべき樹木の周囲に立設可能な複数個の保持体と、該複数個の支柱体の上部を巻回結束可能な結束紐体と、該結束紐体を該複数個の支柱体の上部に巻回案内すると共に該結束紐体の両端部を下方に垂下可能な複数個の紐案内体とからなることを特徴とする雪囲い。
【請求項2】 上記保持体に上記支柱体を挿通可能な挿通部及び地中突刺部を形成してなることを特徴とする請求項1記載の雪囲い。
【請求項3】 上記紐案内体は上記支柱体に着脱自在に取り付けられ、該結束紐体を挿通可能な挿通案内部を有することを特徴とする請求項1又は2記載の雪囲い。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は庭木、草花、農作物等を雪から保護する際に用いられる雪囲いに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の雪囲いとして、例えば、複数個の竹や合成樹脂、金属等の支柱体を庭木等を囲む状態で多角錐状に立設し、この複数個の支柱体の上端部を縄やロープにより集束結束すると共に支柱体の中間部間を縄やロープ等により上下多段状に縛着した構造のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来構造の場合、縄やロープの縛着作業は熟練を要すると共に厄介であって手間が掛かり、大変な作業となることがあり、又、取り外しも手間の掛かる厄介な作業となることがあるという不都合を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不都合を解決することを目的とし、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、複数個の反り自己弾性を有する支柱体を雪から保護すべき樹木の周囲に立設可能な複数個の保持体と、該複数個の支柱体の上部を巻回結束可能な結束紐体と、該結束紐体を該複数個の支柱体の上部に巻回案内すると共に該結束紐体の両端部を下方に垂下可能な複数個の紐案内体とからなることを特徴とする雪囲いにある。
【0005】又、請求項2記載の発明にあっては、上記保持体に上記支柱体を挿通可能な挿通部及び地中突刺部を形成してなることを特徴とするものであり、又、請求項3記載の発明は、上記紐案内体は上記支柱体に着脱自在に取り付けられ、該結束紐体を挿通可能な挿通案内部を有することを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】図1乃至図6は本発明の実施の形態例を示し、1は支柱体であって、自己反り弾性を有する竹、木材、合成樹脂、金属等により製作され、この場合、竹が用いられている。
【0007】2は保持体であって、この場合、逆U状の金属線材により形成され、下部に地中突刺部2aが先鋭状に形成され、上部に支柱体1を挿通可能なリング状の挿通部2b・2bが形成され、下部に板状の倒れ防止部2cを設け、雪から保護すべき樹木Wの周囲の地面に突き刺し、挿通部2b・2bに支柱体1を挿通することにより支柱体1を雪から保護すべき樹木Wを囲む状態で立設するように構成している。
【0008】3は結束紐体であって、この場合、両端部3a・3aが地上の作業者に届くと共に中程部が複数個の支柱体1の上部に掛回可能な長さの一本のロープが用いられている。
【0009】4は紐案内体であって、この場合、支柱体1に挿通可能な筒状体4aに支柱体1の外周面により圧接係止可能な止着ネジ4bを螺着し、外周面に結束紐体3を挿通可能なリング状の挿通案内部4cを複数個止着して構成している。この場合、図5の挿通案内部4cが二個のものを二個と、図6の三個のものを一個の計三個の紐案内体4を形成している。
【0010】この実施の形態例は上記構成であるから、図2の如く、雪から保護すべき樹木Wの周りに複数個の保持体2を設置し、複数個の保持体2により支柱体1を立設し、複数個の支柱体1の内の、樹木Wの廻りのほぼ三等配位置の三個の支柱体1にそれぞれ紐案内体4を計三個取付け、挿通案内部4cが三個の紐案内体4の挿通案内部4cに結束紐体3を挿通したのち、隣り合う次ぎ及び更に次の挿通案内部4cが二個の紐案内体4の挿通案内部4cに結束紐体3を挿通したのち挿通案内部4cが三個の紐案内体4の挿通案内部4cに挿通し、これを繰り返して二回分複数個の支柱体1を外側から巻回し、その後結束紐体3の端部を下方に垂下し、地上の作業者が結束紐体3の両端部を地上から引き下げることにより、図1の如く、紐案内体4の案内作用により複数個の支柱体1は内方に反って上部は結束されることになり、従って、複数個の支柱体1により樹木Wを雪から保護することができ、地上において、結束紐体3の両端部を引き下げるだけで、支柱体1の上部を結束して雪から樹木Wを保護する雪囲い作業を行うことができ、このため、縄やロープの縛着作業を必要とせずに、短時間で容易に冬囲いができ、又、冬期間外の不使用時においては、コンパクトに収納保管することができ、使用の利便性を高めることができる。
【0011】又、この場合、上記保持体2に上記支柱体1を挿通可能な挿通部2b及び地中突刺部2aを形成してなるから、保持体2を容易に地中に突刺固定することができ、複数個の支柱体1を容易に立設することができ、又、この場合、上記紐案内体4は上記支柱体1に着脱自在に取り付けられ、結束紐体3を挿通可能な挿通案内部4cを有するので、結束紐体3の結束案内が円滑になされ、それだけ支柱体1の結束を確実に行うことができる。
【0012】尚、本発明は上記実施の形態例に限らず、支柱体1及び保持体2、紐案内体4の個数や形態や構造、大きさ等は適宜変更して設計される。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、雪から保護すべき樹木の周りに複数個の保持体を設置し、複数個の保持体により支柱体を立設し、支柱体に紐案内体を取付け、紐案内体により結束紐体を複数個の支柱体に巻回し、地上において、結束紐体を引き下げることにより複数個の支柱体の上部は集束結束されることになり、従って、結束紐体の両端部を引き下げるだけで、支柱体の上部を結束して雪から樹木を保護する雪囲い作業を行うことができ、このため、縄やロープの縛着作業を必要とせずに、短時間で容易に冬囲いができ、又、冬期間外の不使用時においては、コンパクトに収納保管することができ、使用の利便性を高めることができる。
【0014】又、請求項2記載の発明にあっては、上記保持体に上記支柱体を挿通可能な挿通部及び地中突刺部を形成してなるから、保持体を容易に地中に突刺固定することができ、複数個の支柱体を容易に立設することができ、又、請求項3記載の発明にあっては、上記紐案内体は上記支柱体に着脱自在に取り付けられ、結束紐体を挿通可能な挿通案内部を有するので、結束紐体の結束案内が円滑になされ、それだけ支柱体の結束を確実に行うことができる。
【0015】以上所期の目的を充分達成することができる。
【出願人】 【識別番号】300077331
【氏名又は名称】平井 明夫
【出願日】 平成13年2月28日(2001.2.28)
【代理人】 【識別番号】100092691
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 勇治
【公開番号】 特開2002−253063(P2002−253063A)
【公開日】 平成14年9月10日(2002.9.10)
【出願番号】 特願2001−55853(P2001−55853)