| 【発明の名称】 |
鉢物収容ケース及び鉢物収容トレー |
| 【発明者】 |
【氏名】景山 英治
【氏名】山田 康浩
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| 【要約】 |
【課題】構造が簡単で容易に製造でき、その複数を分離可能に組み付けできる鉢物収容ケースと、該鉢物収容ケース単体を連結してなる利便性と取扱性に優れた鉢物収容トレーを提供すること。
【解決手段】軟質の植栽容器を収容するために、方形枠21の内周端縁部から下方で相互に接近する方向へ傾斜させて脚部23を垂設し、該脚部23の下端部を底枠25の外周端縁部に連結してなる収容部27を有する植栽容器収容ケース20であって、前記方形枠21の対向辺に、互いに隣接する収容ケース20間を略同一平面状に連結する連結部22を形成したところに構成特徴があり、植栽容器収容トレーは、前記植栽容器収容ケース20の複数を分離可能に連結してなるところに構成特徴がある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】鉢物を収容するために、方形枠の内周端縁部から下方で相互に接近する方向へ傾斜させて脚部を垂設し、該脚部の下端部を底枠の外周端縁部に連結してなる収容部を有する鉢物収容ケースであって、前記方形枠の対向辺に、互いに隣接する収容ケース間を略同一平面状に連結する連結部が形成されていることを特徴とする鉢物収容ケース。 【請求項2】前記収容部の複数が一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載の鉢物収容ケース。 【請求項3】前記方形枠に、表示機能部を取り付けるための取付部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鉢物収容ケース。 【請求項4】前記方形枠に、取手を着脱自在に取り付けるための被取付部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鉢物収容ケース。 【請求項5】前記鉢物収容ケースが、生分解性を有する素材で形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の鉢物収容ケース。 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の鉢物収容ケースの複数を、前記方形枠に形成した連結部にて互いに隣接する収容ケース間を略同一平面状に連結してなる鉢物収容トレー。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、構造が簡単で容易に製造でき、かつ、分離可能に連結できる鉢物収容ケース単体と、該鉢物収容ケース単体の複数を連結してなる鉢物収容トレーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のかかる鉢物収容トレーとしては、原材料が合成樹脂であり、底部と該底部の外周端部に立ち上げられる脚部とこの脚部の上端に固定される枠板とからなる収容部を縦方向及び横方向に連ねて一体成形したものが公知であり(例えば実公平4−27314号公報、特開平7−31288号公報等)、各収容部に軟質鉢物をそれぞれ1個ずつ収容するようになっている。また、底面がメッシュ状に構成され全体形状が平鉢状に構成されたいわゆる「カゴトレー」と呼ばれるものも公知である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来の鉢物収容トレーは、生産現場における鉢物収容トレーとして、育成した植物を移動、搬送する際の収容トレーとして、また、店頭で展示する際の展示販促用収容トレーとして使用でき、いずれの場合にも、複数の鉢物を一括して取扱いできるものの、全収容部に鉢物を収容しない場合でも、鉢物収容トレーをそのまま一括して取扱いする必要があって逆に取扱上不便であるとか、作業スペースに無駄ができるという欠点があり、また、廃品となったとき、埋め立て若しくは焼却処分するほかはなく、環境問題を提起する一因ともなっていた。 【0004】一方、園芸店等で鉢物に入った花や野菜の苗または樹木の苗等を購入すると、一般には、鉢物が手で持ち運びし難い形状であるため、ダンボール箱やカゴトレーなどに収容して持ち帰ることになるが、持ち帰る際に、鉢物を安定固定できないため、輸送損傷を引き起こす一因になっていた。 【0005】本発明は、上述した従来の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、鉢物収容ケース単体の構造が簡単で容易に製作でき、その複数個を分離可能に連結でき、生産現場での鉢物収容トレー、移動、搬送用の収容トレー、そして、展示販促用の収容トレーとして一貫使用でき、さらには、鉢物を入れたまま持ち帰り用の収容ケースとしても使用できる利便性と取扱性に優れた鉢物収容ケース単体を提供せんとするものである。 【0006】他の目的は、ラベルや広告板、POP板などに代表される広告媒体等の表示機能部の取り付けが可能であり、さらには、別体に形成された取手を着脱自在に取り付けることができる、鉢物収容トレー、移動、搬送用の収容トレー、展示販促用の収容トレー、及び持ち帰り用の収容トレーを、提供せんとするところにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明が採用した構成は、請求項1の発明の要旨とするところは、軟質の鉢物を収容するために、方形枠の内周端縁部から下方で相互に接近する方向へ傾斜させて脚部を垂設し、該脚部の下端部を底枠の外周端縁部に連結してなる収容部を有する鉢物収容ケースであって、前記方形枠の対向辺に、互いに隣接する収容ケース間を略同一平面状に連結する連結部を形成したことにあり、請求項2の発明の要旨とするところは、請求項1の発明に係る鉢物収容ケースにおいて、前記収容部の複数を一体に形成したことにある。 【0008】これらの鉢物収容ケース単体は、構造が簡単で容易に製作でき安価に提供できる。また、互いに隣接する鉢物収容ケースの単体を連結部にて連結することで所望する所定数を分離可能に連結することができ、植物を生産する際に鉢物を安定に保持する植栽用収容トレーとして、鉢物を安定固定し輸送損傷を防止する搬送用収容トレーとして、また生産された植物を有する鉢物を安定に保持し店頭展示する展示用収容トレーとして使用でき、さらに、購入者が所望する所定数を分離して持ち帰る際の持ち帰りの収容ケースとしても使用できる。 【0009】請求項3の発明の要旨とするところは、請求項1又は2に記載の鉢物収容ケースにおいて、前記方形枠に広告媒体等の表示機能部を取り付けるための取付部を形成したことにあり、上記作用に加えて、これら取付部に、当該植物に関する情報、例えば植物の種類や形質などを明記したラベルや、広告機能などを備えた広告板或いはPOP板などを取り付けることができる。すなわち、植物の種類や形質などを常時表示できることにより、生産者、販売者及び購入者が、植物を取り間違えることなどを防止でき、植物の栽培上で有用な情報を得ることができ、さらには、販売者の拡販戦略上の一助となる。 【0010】請求項4の発明の要旨とするところは、請求項1〜3のいずれかの発明に係る鉢物収容ケースにおいて、前記方形枠に、取手を着脱自在に取り付けるための被取付部を形成したことにあり、上記作用に加えて、購入者が持ち帰る際に、所望する所定数の鉢物を植物とともに安定的に固定できるから、輸送損傷を防止できる。 【0011】請求項5の発明の要旨とするところは、請求項1〜4のいずれかの発明に係る鉢物収容ケースが、生分解性を有する素材で形成したことにある。この鉢物収容ケースによると、上記作用に加えて、従来のプラスチック製カゴトレー等とは異なり、持ち帰り後に埋め立て処分しても生分解させることができるので、地球環境の保全を図る観点において有用且つ有益である。 【0012】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の鉢物収容ケースの複数を、前記方形枠に形成した連結部にて互いに隣接する収容ケース間を略同一平面状に連結してなる鉢物収容トレーを、その要旨とするものである。 【0013】この鉢物収容トレーによると、請求項1〜5のいずれかに記載の鉢物収容ケースが奏する作用に加えて、植物を生産する際に鉢物を安定に保持する植栽用収容トレーとして、鉢物を安定固定し輸送損傷を防止する搬送用収容トレーとして、また生産された植物を有する鉢物を安定に保持し店頭展示する展示用収容トレーとして使用でき、さらに、購入者が持ち帰る際に、所望する所定数の鉢物に分離でき、持ち帰り用の収容ケースとしても使用できる。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明を具体化した実施例に基づいて詳細に説明する。本発明に係る鉢物収容トレーは、以下の構造を有する各実施例の鉢物収容ケースを、縦方向若しくは横方向に又は縦横両方向に整列させて平面配置した状態で分離可能に連結したものであり、各鉢物収容ケースに設けた収容部には、図示しない軟質の鉢物をそれぞれ一個ずつ収容するようになっている。 【0015】本発明の鉢物収容ケースを製造するための材質を特に限定するものではないが、成型し易さやコストなどの観点からは、ポリスチレン(PS)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ABS等の合成樹脂を素材として使用し成形されていることが好ましく、地球環境汚染防止の観点からは、ポリ乳酸やカプロラクトン等の脂肪族ポリエステル樹脂や、古紙を含む植物繊維などの生分解性の素材を使用して成形されていることが好ましい。 【0016】図1は第1実施例の鉢物収容ケース10の平面図であり、図2はその側面図である。図において、鉢物収容ケース10は、ポリプロピレンを主成分とした樹脂材料、例えばポリプロピレンを主成分として所定量のポリエチレンを混入した樹脂材料を金型を使用して射出成形したものであり、方形枠11の内周端縁部から下方で相互に接近する方向へ傾斜させて脚部13を垂設し、該脚部13の下端部を底枠15の外周端縁部に連結することで上方に開口を有する収容部17を構成し、方形枠11の対向辺には、互いに隣接する収容ケース間を略同一平面状で着脱自在に連結する連結部12が一体に形成されている。 【0017】ただし、収容部17の寸法形状、言い換えると、収容部17を実質的に構成する方形枠11、脚部13及び底枠15の各寸法形状などは、収容する軟質の鉢物の寸法形状に基づいて設計変更される事項である。 【0018】連結部12は、嵌合孔12bと、該嵌合孔12bに勘合する突起12dとからなるものである。嵌合孔12bは、収容ケース10の方形枠11のうち一方の周端部12aを下方を切欠いた段違い平面状に形成し、周縁に補強リブを有する嵌合孔12b2個を適宜間隔離間して穿設してなり、突起12dは、周端部12aと対峙する対向辺12cの周端部の上方を切欠いた段付き平面状に形成し前記嵌合孔12bと対応する位置にそれぞれ突起12dを突設したものであり、その頭部には図示しない係止部を形成し、自然挿脱し難くしてある。 【0019】隣接して対向する鉢物収容ケース10の周端部12c,12aをオーバーラップし、嵌合孔12bに突起12dをそれぞれはめ込むと、互いに隣接する収容ケースを分離可能に連結することができる。なお、嵌合孔12bより突起12d上端が上方に突出する構成を採用すると(図3)、これらの複数を連結してなる収容トレーの複数を積み重ねても互いに密着することがないから、取り外し使用時に取扱い易くなる。 【0020】また、嵌合孔12bに突起12dを嵌め込みした時に、その全体が、方形枠の厚さと同じになるように構成するとか(図4)、互いに対向する方形枠11にそれぞれ連結部12を設けるとか(図5)、方形枠11に、当該植物に関する情報、例えば植物の種類や形質などを明記したラベルや、広告機能などを備えた広告板或いはPOP板などを取着、固定するための取付部14を設けるとか(図5)、方形枠11の対向辺の端部に、別体の取手18(図示されていない)をセットするための被取手部16a及び16bを設ける(図6)等、適宜設計変更することができる。 【0021】つぎに、図7は、第2実施例の収容ケース20の平面図であり、図8は同収容ケース20の複数を連結し、持ち帰り用の収容ケースとして使用している一状態を模式的に示す斜視図であり、各収容部に収容された鉢物は省略されている。この収容ケース20は、二個の収容ケース10を一体に形成した点を除き、他の構造は第1実施例の収容ケース10と実質同一である。上記各実施例の鉢物収容ケース単体は、構造が簡単で容易に製作できるから、極めて安価に提供できる。 【0022】特に、上記各鉢物収容ケース単体において、方形枠11に取付部14を形成したものにあっては、この取付部14に、植物に関する情報、例えば植物の種類や形質などを明記したラベルなどの情報媒体を、簡単に且つ確実にセットできる。すなわち、生産者、販売者などにあっては、例えばラベルに植物の種類や形質、栽培記録などを常時表示させておくことができるから、植物の取り違えが防止でき、誤まって出荷するなどの取り間違えが防止できる。また、ラベルに、植物体の写真(特に開花時の写真)や育て方などを記載しておくと、購入者に対して、これらの植物などに関する有用且つ有益な情報を確実に提供できる。 【0023】また、鉢物収容ケース単体において、前記方形枠11に、取手18を着脱自在に取着するための被取付部16をさらに形成したものにあっては、上記作用効果に加えて、持ち帰り時だけでなく、出荷時や店頭への陳列時にも、鉢物を安定的に固定でき、輸送損傷を防止できる。 【0024】さらにまた、互いに隣接する鉢物収容ケース間を上述した連結部12にて略同一平面状に連結することができ、植物を生産する際に鉢物を安定に保持する植栽用収容トレーとして、鉢物を安定固定し輸送損傷を防止する搬送用収容トレーとして、また生産された植物を有する鉢物を安定に保持し店頭展示する展示用収容トレーとして使用でき、さらに、購入者が持ち帰る際に、所望する所定数の鉢物に分離でき、持ち帰り用の収容ケースとしても使用できる。 【0025】なお、鉢物収容ケースが生分解性の素材にて成形されていると、上記作用に加えて、プラスチック製品とは異なり、持ち帰り後に廃品となったとき、埋め立て処分しても生分解させることができ、地球環境問題の解決の一手段となる。 【0026】 【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る各鉢物収容ケースは、構造が極めて簡単で、プラスチックの成型加工技術によって極めて容易に製造できるものであり、大量生産に適合する点において、経済的に極めて有利なものであるといえる。 【0027】また、本発明に係る各鉢物収容ケースは、鉢物収容ケース単体間を略同一平面状に連結することができるから、植物を生産する生産現場では複数の鉢物を安定に保持する植栽用収容トレーとして使用することができ、出荷時には複数の鉢物を安定固定して輸送損傷防止するための搬送用収容トレーとして使用することができ、また、店頭販売時には複数の鉢物を安定的に固定して展示するための展示用トレーとしても使用できる。 【0028】すなわち、生産現場から店頭展示まで、複数の鉢物を一括して取り扱いできる鉢物収容トレーとして一貫して使用できる。言い換えれば、他の場所に植栽植物をポット毎移動する場合、従来のように収容部から鉢物を1個ずつ摘んで取り出す必要がなく、かかる手間がかかって面倒な作業が不要となり、その作業効率に極めて優れる。 【0029】さらにまた、必要な鉢物数に応じた鉢物収容トレーを自在に組み立てできるから、生産時や搬送時、店頭展示時の各スペースに対応させることができ、スペース空間を無駄なく活用できる。 【0030】さらにまた、購入者が持ち帰る際に、鉢物収容ケース単体に、必要ならばその複数に分離、分割でき、そのまま持ち帰り用のケースとしても使用できる。 【0031】特に、請求項3の発明に係る鉢物収容ケースによると、上記効果に加えて、前記方形枠に取付部を形成し、この取付部に、ラベルや、広告板またはPOP板などに代表される広告媒体等の表示機能部を着脱自在に取り付けできるから、植物の種類や形質などを常時表示でき、当該植物に関する有用かつ有益な情報を提供でき、さらには、生産者、販売者または購入者などの植物取り間違えなどを防止できる。 【0032】請求項4の発明に係る鉢物収容ケースによると、前記方形枠に被取付部が形成されており、この被取付部に取手を着脱自在に取着することができるから、持ち運び時に、鉢物を安定的に固定するための一搬送具としても使用でき、植物の輸送損傷を防止することができる。 【0033】請求項5の発明に係る鉢物収容ケースによると、鉢物収容ケース全体が生分解性を有する素材にて形成されているから、仮に廃品となったとして、従来のプラスチック製カゴトレーなどとは異なり、埋め立て処分してこれを生分解させ且つ資化させることができるから、環境問題解決の一手段となる。 【0034】つぎに、請求項6の発明に係る鉢物収容トレーは、請求項1〜5の発明に係る複数の鉢物収容ケース間を各収容ケースの方形枠に設けた連結部にて略同一平面状に連結したものであるから、請求項1〜5の発明が奏する作用効果と実質的に同一の作用効果を奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593049914 【氏名又は名称】株式会社東海化成 【識別番号】000001904 【氏名又は名称】サントリー株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月26日(2001.2.26) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083932 【弁理士】 【氏名又は名称】廣江 武典
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| 【公開番号】 |
特開2002−247920(P2002−247920A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月3日(2002.9.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−50151(P2001−50151) |
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