| 【発明の名称】 |
花壇付きデッキ |
| 【発明者】 |
【氏名】白土 文夫
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| 【要約】 |
【課題】車椅子利用者が、気軽に、植物の栽培や鑑賞を楽しむことのできる花壇付きデッキを提供すること。
【解決手段】部屋の床面21と略同じ高さ位置に設けられ、車椅子利用者3が該部屋2から車椅子4で直接出入り可能なデッキ5と、該デッキ5に隣接する花壇6とからなり、該花壇6は、車椅子の足部載置部41と共に車椅子利用者3の足部31を挿入可能な空間64を有し、該デッキ5上の該車椅子利用者3が車椅子4に座ったままで、該花壇6に植えた植物Pを手入れ可能になされている花壇付きデッキ1。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 部屋の床面と略同じ高さ位置に設けられ、車椅子利用者が該部屋から車椅子で直接出入り可能なデッキと、該デッキに隣接する花壇とからなり、該花壇は、車椅子の足部載置部と共に車椅子利用者の足部を挿入可能な空間を有し、該デッキ上の該車椅子利用者が車椅子に座ったままで、該花壇に植えた植物を手入れ可能になされている花壇付きデッキ。 【請求項2】 前記花壇は、コンクリート製である請求項1記載の花壇付きデッキ。 【請求項3】 前記デッキに、スロープ部を有する車椅子用の通路が連設されている請求項1又は2記載の花壇付きデッキ。 【請求項4】 前記車椅子用の通路は、第2の花壇が設置された庭に通じており、該第2の花壇は、車椅子の足部載置部と共に車椅子利用者の足部を挿入可能な空間を有し、該車椅子利用者が車椅子に座ったままで、該花壇に植えた植物を手入れ可能になされている請求項3記載の花壇付きデッキ。 【請求項5】 部屋の床面と略同じ高さ位置に設けられ、車椅子利用者が該部屋から車椅子で直接出入り可能なデッキと、該デッキ上に固定された花壇とからなり、該花壇は、車椅子の足部載置部と共に車椅子利用者の足部を挿入可能な空間を有し、該デッキ上の該車椅子利用者が車椅子に座ったままで、該花壇に植えた植物を手入れ可能になされている花壇付きデッキ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車椅子利用者が、気軽に、植物の栽培や鑑賞を楽しむことのできる花壇付きデッキに関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】植物の栽培や植物の鑑賞は、精神を安定させたり、生活に潤いを与える効果を有しており、それは、身体障害者や病人、けが人、老人等で車椅子を利用する者にとっても同じである。従来、車椅子利用者用の花壇が知られており、例えば特開平9−252651号公報や特開平11−113403号公報には、車椅子利用者が車椅子に腰掛けた状態のままで、植物の栽培や鑑賞を楽しむことのできる、車椅子用の植栽ブロックや花壇が提案されている。しかし、これらは、庭に設置されるものであるため、栽培や植物の鑑賞を楽しもうとする場合には、車椅子利用者は、他人の手を借りて、玄関や縁側等から車椅子を降ろしてもらう必要がある。また、自力での移動等が可能な場合においても、その設置場所までの移動に相当の労力を要する。即ち、従来の植栽ブロックや花壇においては、植物の栽培や鑑賞を楽しもうとしても、他人の手を煩わせることへの遠慮、移動の煩わしさ、移動による疲労等により、気軽に、栽培や植物の鑑賞を楽しむことができないという問題がある。 【0003】従って、本発明の目的は、車椅子利用者が、気軽に、植物の栽培や鑑賞を楽しむことのできる花壇付きデッキを提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、部屋の床面と略同じ高さ位置に設けられ、車椅子利用者が該部屋から車椅子で直接出入り可能なデッキと、該デッキに隣接する花壇とからなり、該花壇は、車椅子の足部載置部と共に車椅子利用者の足部を挿入可能な空間を有し、該デッキ上の該車椅子利用者が車椅子に座ったままで、該花壇に植えた植物を手入れ可能になされている花壇付きデッキを提供することにより、上記の目的を達成したものである(以下、第1発明というときは、この発明をいう)。 【0005】また、本発明は、部屋の床面と略同じ高さ位置に設けられ、車椅子利用者が該部屋から車椅子で直接出入り可能なデッキと、該デッキ上に固定された花壇とからなり、該花壇は、車椅子の足部載置部と共に車椅子利用者の足部を挿入可能な空間を有し、該車椅子利用者が車椅子に座ったままで、該花壇に植えた植物を手入れ可能になされている花壇付きデッキを提供することにより、上記の目的を達成したものである(以下、第2発明というときは、この発明をいう)。 【0006】 【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第1発明の一実施形態である花壇付きデッキ1は、部屋2の床面21と略同じ高さ位置に設けられ、車椅子利用者3が該部屋2から車椅子4で直接出入り可能なデッキ5と、該デッキ5に隣接する花壇6とからなる。 【0007】部屋2は、木造住宅である建物20の一階部分に設けられており、該部屋2とデッキ5との間には、該部屋2から該デッキ5に出入りするための出入り口(引戸式の掃き出し窓等)22が形成されている。デッキ5は、床材51を、縦横の下地材52と束53とで所定高さに支持して形成されており、該デッキ5の地面Gからの高さ(地面から床材51の上面までの高さ)Hは、例えば15〜70cm程度である。また、デッキ5と部屋2との間には、車椅子4での通行の障害となるような段差、例えば2cm以上の段差は存在しない。 【0008】花壇6は、デッキ5に対して、前記出入り口22とは反対側に設置されている。花壇6は、平面視して長方形状であり、植物栽培用の土を収容する土の収容部61と、該収容部61内の水を外部に排水するための排水孔(図示せず)を有している。本実施形態における花壇6は、コンクリート製であり、上方に向けて開口する収容部61の開口周縁部62のみが、デザイン性等を考慮して木製である。本明細書において、花壇がコンクリート製であるという場合、花壇全体がコンクリート製である場合のみならず、本実施形態の花壇のように、コンクリート製の花壇の安定性や堅牢性に影響を及ぼさない程度に、他の部材が用いられている場合も含まれる。 【0009】コンクリート製の花壇は、極めて安定且つ強固なものとなるため、花壇6に大きな荷重が加えられたような場合であっても、該花壇6が破壊されるようなことがなく、例えば車椅子利用者3が花壇6にある程度の体重を掛けながら作業することもでき、また、花壇6を、デッキ5からの脱落防止用の柵として利用することもできる。また、建物20と花壇6との間にデッキ5を介在させた構成とすることにより、デッキ5の安定性や強度等を向上させることもできる。 【0010】花壇6には、車椅子4の足部載置部41と共に車椅子利用者3の足部31を挿入可能な空間(以下、足部挿入空間という)64が形成されている。そして、デッキ5上の該車椅子利用者3は、車椅子4に座ったままで、該花壇6に植えた植物Pの手入れを行うことができる。尚、収容部61内に手を入れることができれば、花壇に植えた植物Pを手入れ可能であると言える。 【0011】また、図1及び図3に示すように、デッキ5には、スロープ部71を有する車椅子用の通路7が連設されている。このように、スロープ部71を有する車椅子用の通路7を連設されていると、デッキ5を、ガーデニングを楽しむ場所以外に、部屋2から建物20外へ出るための通路として活用でき、車椅子利用者の行動の自由度を一層向上させることができる。 【0012】車椅子用の通路7は、車椅子での通行の障害となるような段差のない通路であり、本実施形態における通路7には、所定の勾配を有するスロープ部71と、勾配を有しない平坦なフラット部72とが交互に配されている。車椅子用の通路7は、車椅子利用者の車椅子での自力移動を容易にする観点から、その最大勾配が1/12.5以下であることが好ましく、各スロープ部71の勾配は、1/15〜1/20であることが好ましい。 【0013】本実施形態における車椅子用の通路7は、第2の花壇11が設置された庭8に通じている。第2の花壇11は、図4に示すように、車椅子4の足部載置部41と共に車椅子利用者3の足部31を挿入可能な空間14を有し、該車椅子利用者3が車椅子4に座ったままで、該花壇11に植えた植物Pを手入れ可能になされている。車椅子4に乗ったまま行き来できる庭8に、このような車椅子用の花壇11を設けることにより、例えば、花壇6と花壇11とで花の咲く時期が異なる植物を植えたり、花壇6には視界を遮らない背の低い植物を植える一方、第2の花壇11には花壇6に植えた場合には視界を遮ることになるような背の高い植物を植えるなど、植物の栽培や鑑賞の楽しみ方の自由度が増大し、また、花壇6の広さを大きくとれない場合にその不足を補うこともできる。 【0014】また、本実施形態における車椅子用の通路7は、更に車庫9及び敷地外10にも通じている。即ち、車椅子利用者3は車椅子4のままで、庭8から車庫9や敷地外10に出ることができる。車椅子用の通路7が車庫9や敷地外10に通じていると、車椅子利用者は、該通路7を介して、車や車椅子で外出できる。また、車椅子利用者は、車で運搬した植物栽培用具、例えば土や植物の苗、肥料等を、軽いものであれば、自分でデッキ5にまで運搬することができる。また、車椅子の非利用者に運搬してもらう場合においても、台車等を利用してデッキ5にまで運搬できるので、便利である。 【0015】本実施形態の花壇付きデッキにおいては、車椅子利用者3は容易にデッキ5に出ることができ、また、デッキ5に出れば直ちに、植物の栽培や植物の鑑賞を楽むことができる。そのため、他人の手を煩わせることへの遠慮、花壇までの移動の煩わしさ等の精神的な負担や労力的(肉体的)な負担から開放され、車椅子利用者は、気軽に、植物の栽培や植物の鑑賞を楽しむことができる。従って、車椅子利用者の生活に潤いを与えることができ、車椅子利用者の生活の質を向上させることができる。また、適度な運動を促すことにもなるので、リハビリや健康の回復、健康の維持増進にも好ましい結果が得られる。また、花壇6がデッキ5に隣接しているため、デッキ5上の作業等によりデッキ5に揺れが生じた場合等においても、花壇6にその影響が及ばない。 【0016】次に、第2発明の一実施形態(第2実施形態)について説明する。第2実施形態の花壇付きデッキは、上述した花壇付きデッキ1において、花壇6をデッキ5に隣接させるように設置するのに代えて、花壇6と同様に、足部挿入用空間を有する花壇をデッキ上に固定した点においてのみ相違し、その他の点については上述した花壇付きデッキ1と同様であり、上述した説明が適宜適用される。第2実施形態の花壇付きデッキに用いる花壇としては、例えば、特開平9−252651号公報や特開平11−113403号公報に記載の植栽ブロックや花壇を用いることができ、花壇のデッキ上への固定方法としては、ボルトによる固定等、従来公知の各種の固定方法を使用することができる。 【0017】本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、デッキ5の平面視形状は、矩形状の他、台形、菱形、三角形等の任意形状とすることができる。また、花壇6は、部屋の出入り口22の正面に設置されていることが好ましいが、デッキ5の側部に設置されていても良い。また、デッキ5の建物20に面する部分を除いて、該デッキ5を囲むように設置されていても良い。更に、花壇6、11の足部挿入空間64,14は、車椅子利用者の膝まで挿入できるものであっても良い。 【0018】 【発明の効果】本発明の花壇付きデッキによれば、車椅子利用者は、気軽に、植物の栽培や鑑賞を楽しむことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000183428 【氏名又は名称】住友林業株式会社 【識別番号】391024696 【氏名又は名称】住友林業緑化株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月7日(2001.2.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076532 【弁理士】 【氏名又は名称】羽鳥 修 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−233247(P2002−233247A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月20日(2002.8.20) |
| 【出願番号】 |
特願2001−31013(P2001−31013) |
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