| 【発明の名称】 |
花壇外周縁部区画用エッジ材及びその連結部材 |
| 【発明者】 |
【氏名】石井 富士男
【氏名】飛鳥川 俊郎
【氏名】柴冨 卓哉
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| 【要約】 |
【課題】保水ベースを敷設して形成する花壇用にしてその外周縁部を縁石のように画するエッジ材を提供する。
【解決手段】セメント材系の厚肉,アルミ押出材の薄肉等の成形材による正面パネル21とこれらに共通に固定可能な底パネル24によって断面略L字状をなすようにしたエッジ材2を形成して花壇Aの外周縁部に設置する一方,保水ベース1表面からの透水フィルター15を正面パネル21の上端に金具3によって固定するとともに保水ベース1の位置を底パネル24のストッパー26によって規制し,正面パネル21と透水フィルター15間に断熱用の空隙6を形成し,透水フィルター15を擁壁とする土壌7の温度上昇を防止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 土壌受面をなすように表面に透水フィルターを備えた保水ベースを敷設し該保水ベース上に土壌を配置して植栽を可能とした花壇外周の縁石をなすように幅方向に連続的に設置使用する花壇外周縁部を画するエッジ材であって,上記保水ベースから張出突設した透水フィルターの先端を背面上端又はその近傍に固定自在とする正面パネルと,該正面パネルから保水ベースに至るように突出して該保水ベースを載置して正面パネルを起立保持するようにした底パネルとを備えて断面略L字状に形成してなることを特徴とする花壇外周縁部区画用エッジ材。 【請求項2】 上記透水フィルターを,正面パネルの背面との間で断熱用の空隙を形成するとともに土壌の擁壁をなすように正面パネルから離隔配置自在としてなることを特徴とする請求項1に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材。 【請求項3】 上記底パネルの奥行方向中間に上記保水ベースを正面パネルから離隔配置するように保水ベースの外周側端部の位置決め用ストッパーを備えて,上記透水フィルターの正面パネルからの離隔配置を自在としてなることを特徴とする請求項2に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材。 【請求項4】 上記正面パネルの背面上端に突起部を配置し,該突起部の先端乃至その近傍に上記透水フィルターの先端をフィルター固定金具を用いてスナップイン又はネジによって挟持固定自在としてなることを特徴とする請求項2又は3に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材。 【請求項5】 上記正面パネルと底パネルを別体とし,正面パネルの下端に底パネルを固定することにより上記断面略L字状としてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材。 【請求項6】 上記正面パネルを,セメント材系,窯業材系の厚肉成形材,これらの間に中間材を介設した厚肉ブロック材,金属材系の薄肉成形材等の異厚複数種を備えてその選択使用を自在とするとともに底パネルを先端に固定片を備えた単一種とし,上記正面パネルの下端への底パネルの固定を上記固定片を介したネジによって共通になし得るようにしてなることを特徴とする請求項5に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材。 【請求項7】 手曲げ可能又はフレキシブルな材料による帯材の長手方向一端にネジ透孔を,他端に長手方向に沿ってネジをスライド自在とする長孔を設置した正面パネル連結用の連結部材を追加的に備え,正面パネルの面一連結及び折曲連結の双方を自在としてなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5及び6に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材の連結部材。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は花壇の外周縁部の縁石をなすように用いる花壇外周縁部区画用エッジ材に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば中低層ビル等の建物の屋上やベランダ,カーポート等の構築物の屋上等に花壇を設置する場合,例えば土壌受面をなすように表面に透水フィルターを備えた保水ベースを敷設して保水ベース上に土壌を配置して植栽を可能とするものとされるが,この場合を含めて花壇には,公園,庭等におけると同様に例えば天然石による縁石を幅方向連続的に設置してその外周縁部を画するものとされている。 【0003】しかし天然石による縁石を設置した場合,縁石が移動し易いために,花壇の外周縁部が崩れて外観を損なったりすることが多く,これを防止しようとすると,コンクリートで天然石を固定し,また壌の擁壁をなすようにコンクリートで一連の壁面をなすように縁石を形成することが必要になり,上記保水ベースを用いることによって,比較的簡易且つスピーディに花壇を形成し得るにも拘らず,作業が煩雑化する傾向を招くことになる。 【0004】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,上記保水ベースを用いて形成した花壇に縁石をなすように設置して,花壇の外周縁部を簡易且つ確実に区画するとともにその設置の作業を可及的に簡易になし得るようにした花壇外周縁部区画用エッジ材を提供し,また該エッジ材の幅方向の連結を花壇の外周形状に合わせて自在になし得るようにした該エッジ材の連結部材を提供するにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記課題に添って本発明は,花壇外周縁部を区画して,外周縁部の化粧をなす正面パネルと,該正面パネルと断面略L字状をなすように配置した底パネルとによって縁石をなすように用いるエッジ材を形成して,正面パネルによって上記保水ベースに張出突設した透水フィルターの先端を固定して,正面パネル側において透水フィルターによる土壌充填の立上り壁乃至擁壁をなすようにして保水ベースの敷設時にその設置をなし得るようにするとともに底パネルにより上記保水ベースを載置することによって,該保水ベースの重量,即ちその上の土壌の重量によってエッジ材の固定保持と正面パネルの起立保持を行うようにして,その設置作業を簡易化し,外周縁部の区画を簡易且つ確実になし得るようにしたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,土壌受面をなすように表面に透水フィルターを備えた保水ベースを敷設し該保水ベース上に土壌を配置して植栽を可能とした花壇外周の縁石をなすように幅方向に連続的に設置使用する花壇外周縁部を画するエッジ材であって,上記保水ベースから張出突設した透水フィルターの先端を背面上端又はその近傍に固定自在とする正面パネルと,該正面パネルから保水ベースに至るように突出して該保水ベースを載置して正面パネルを起立保持するようにした底パネルとを備えて断面略L字状に形成してなることを特徴とする花壇外周縁部区画用エッジ材としたものである。 【0006】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,上記透水フィルターを正面側において土壌の擁壁をなすように,該透水フィルターを正面パネルの背面から離隔配置することによって,正面パネルと透水フィルター間に断熱用の空隙を形成し,直射日光を浴びる場所に形成された花壇において,そのエッジ材の加熱によって土壌温度が上昇して,植栽した植物に悪影響を及ぼすのを可及的に防止し得るものとするように,これを,上記透水フィルターを,正面パネルの背面との間で断熱用の空隙を形成するとともに土壌の擁壁をなすように正面パネルから離隔配置自在としてなることを特徴とする請求項1に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材としたものである。 【0007】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記擁壁をなす透水フィルターの正面パネルからの離隔を,保水ベースの位置決めによって簡易且つ確実になし得るものとするように,これを,上記底パネルの奥行方向中間に上記保水ベースを正面パネルから離隔配置するように保水ベースの外周側端部の位置決め用ストッパーを備えて,上記透水フィルターの正面パネルからの離隔配置を自在としてなることを特徴とする請求項2に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材としたものである。 【0008】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記擁壁をなす透水フィルター先端の正面パネルへの固定を簡易且つ確実に行ない得るものとするように,これを,上記正面パネルの背面上端に突起部を配置し,該突起部の先端乃至その近傍に上記透水フィルターの先端をフィルター固定金具を用いてスナップイン又はネジによって挟持固定自在としてなることを特徴とする請求項2又は3に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材としたものである。 【0009】請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,花壇形成現場への搬入をコンパクトになし得て,設置に際して上記断面略L字状のエッジ材を形成し得るものとするように,これを,上記正面パネルと底パネルを別体とし,正面パネルの下端に底パネルを固定することにより上記断面略L字状としてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材としたものである。 【0010】請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記花壇の化粧を行なう正面パネルを顧客の要望に応じて複数種から選択可能とし乍ら,底パネルを単一種として上記断面略L字状のエッジ材を共通に形成し得るものとするように,これを,上記正面パネルを,セメント材系,窯業材系の厚肉成形材,これらの間に中間材を介設した厚肉ブロック材,金属材系の薄肉成形材等の異厚複数種を備えてその選択使用を自在とするとともに底パネルを先端に固定片を備えた単一種とし,上記正面パネルの下端への底パネルの固定を上記固定片を介したネジによって共通になし得るようにしてなることを特徴とする請求項5に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材としたものである。 【0011】請求項7に記載の発明は,上記連結部材提供の課題に添って,花壇の外周縁部の直線,湾曲,屈曲等各種形状に応じてこれらエッジ材の幅方向の連結を自在になし得るものとするように,これを,手曲げ可能又はフレキシブルな材料による帯材の長手方向一端にネジ透孔を,他端に長手方向に沿ってネジをスライド自在とする長孔を設置した正面パネル連結用の連結部材を追加的に備え,正面パネルの面一連結及び折曲連結の双方を自在としてなることを特徴とする請求項1,2,3,4,5及び6に記載の花壇外周縁部区画用エッジ材の連結部材としたものである。 【0012】本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。 【0013】 【発明の実施の形態】以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,図1乃至図6において,Aは花壇であり,該花壇Aは,土壌受面をなすように表面に透水フィルター15を備えた保水ベース1を敷設し該保水ベース1上に土壌7を配置して植栽を可能とした,例えば中低層ビル等建物の屋上に形成した屋上庭園をなすものとしてあり,本例の保水ベース1は,例えば図示省略の防水シートを介して屋上スラブ上に敷設し又は防水措置を施した屋上スラブのコンクリート面に敷設するようにしてある。 【0014】本例において上記保水ベース1は,例えば塩化ビニールを射出成形して,複数乃至多数の受孔をなすようにした凹陥部13を,該凹陥部13周縁の表面リブ12を介して桝目状に配置するとともに上記表面リブ12にオーバーフロー用の透孔(図示省略)を所定間隔に透設した合成樹脂製の成形パネル11と,該成形パネル11の上記各凹陥部13に充填した,例えばパーライト等の発泡粒による保水材14と,上記表面リブ12に,例えば高周波溶着,接着剤による接着等適宜の固定手段によって一体に配置した表面の,例えば不織布等透水性を有する材料による上記透水フィルター15を備えたものとし,散水や雨水による水の供給によって,凹陥部13とその保水材14が保水を行い,土壌7の乾燥を防止するとともに余剰水を透孔から外部に排出して,花壇Aを植栽に適した環境に維持可能のものとしてあり,このとき上記花壇Aの外周に配置する保水ベース1における上記透水フィルター15にあっては,その面積を上記成形パネル11より広くし,保水ベース1の表面とともに該保水ベース1から,その花壇Aの外周側に大きく張出突設して一連に配置したものとしてある。 【0015】2は,該花壇Aにおいて,その外周の縁石をなすように幅方向に連続的に設置使用する花壇外周縁部を画する,本例にあって奥行方向に段状に形成した花壇Aの各段部においてその外周縁部を画するようにしたエッジ材であり,該エッジ材2は,これを,上記保水ベース1から上記張出突設した透水フィルター15の先端を背面上端又はその近傍に固定自在とする正面パネル21と,該正面パネル21から保水ベース1に至るように突出して該保水ベース1を載置して正面パネル21を起立保持するようにした底パネル24とを備えて断面略L字状に形成したものとしてあり,本例にあって該エッジ材2は,これを,上記透水フィルター15を,正面パネル21の背面との間で断熱用の空隙6を形成するとともに土壌7の擁壁をなすように正面パネル21から離隔配置自在とし,また上記底パネル24の奥行方向中間に上記保水ベース1を正面パネル21から離隔配置するように保水ベース1の外周側端部の位置決め用ストッパー26を備えて,上記透水フィルター15の正面パネル21からの離隔配置を自在としたものとしてある。 【0016】このとき本例のエッジ材2は,上記正面パネル21と底パネル24を別体とし,正面パネル21の下端に底パネル24を固定することにより上記断面略L字状としたものとし,上記正面パネル21を,セメント材系,窯業材系の厚肉成形材,これらの間に中間材を介設した厚肉ブロック材,金属材系の薄肉成形材等の異厚複数種を備えてその選択使用を自在としたものとしてあり,本例にあって該正面パネル21は,これを上記セメント材による厚肉成形材及び金属材として,例えばアルミ押出材による薄肉成形材の2種による異厚複数種を備えたものとし,これらを適宜に選択してエッジ材2とし得るようにしてある。 【0017】本例にあって,図3に示す上記厚肉成形材の正面パネル21は,例えば1cm程度の厚さにして,端部を背面側に突出して外周を囲繞するように突起部22を形成し,背面側に皿状の凹陥部を形成し,該空凹陥部を上記正面パネル21と透水フィルター15の空隙6とし得るようにセメントを流し込み成形し,必要に応じて表面に着色乃至模様等の化粧措置を施した断面略コ字状乃至C字状にして正面矩形乃至方形のものとし,図4に示す薄肉成形材の正面パネル21は,1.5乃至2mm程度の厚さにして,上下端部に背面側に突出した,例えば上端においてほぼL字状,下端において更に先端を折り返したし字状の突起部22を形成し,本例において上記正面パネル21と透水フィルター15との間の空隙6を確実に確保するように上下中間位置に単一乃至複数の中間突起23を形成してアルミを押出成形した,同様に断面略コ字状乃至C字状にして背面に適宜の中間突起23を備えた正面矩形乃至方形のものとしてある。 【0018】一方底パネル24は,本例において上記正面パネル21の下端に固定することによりエッジ材2を上記断面略L字状とするものとし,本例にあって先端に固定片25を備えた単一種とし,上記正面パネル21の下端への該底パネル24の固定を上記固定片25を介したネジ5によって共通になし得るようにしたものとしてあり,本例にあって該底パネル24は,上記正面パネル21と略等しい幅を持ち,奥行を10乃至15cm程度とした板状にして,先端に例えば略L字状に起立した固定片25を,また奥行方向中間の上面に上記保水ベース1位置決め用ストッパー26として低突出のリブをそれぞれ形成して,アルミを押出成形した略板状のものとしてあり,本例にあっては奥行方向後端に上記位置決め用ストッパー26と対をなす後端リブ27を形成したものとしてある。 【0019】正面パネル21への底パネル24の固定は,上記固定片25を,各正面パネル21下端の突起部22先端に,例えば被嵌状に当接するように突き当て配置し,固定片25側からのネジ5を突起部25に螺入することによって正面パネル21と底パネル24を一体化するように行なったものとしてある。 【0020】このように底パネル24を固定することによって断面略L字状をなすようにしたエッジ材2は,その正面パネル21における背面上端の上記突起部22の先端乃至その近傍に上記透水フィルター15の先端をフィルター固定金具3を用いてスナップイン又はネジ5によって挟持固定自在としてあり,本例にあって該フィルター固定金具3は,上記厚肉成形材の正面パネル21において上記ネジ5による挟持固定を行い,薄肉成形材の正面パネル21において上記スナップインの挟持固定を行なうように,前者において透水フィルター15を介して正面パネル21の突起部22に突き当て対接する対接部を有する側面略L字状,後者において透水フィルター15とともに正面パネル21の突起部22にスナップイン被嵌する側面U字状乃至し字状のピース金具によるものとしてある。 【0021】エッジ材2の花壇A外周縁部への設置は,本例にあって選択した正面パネル21の背面上端の突起部22に上記フィルター固定金具3を用いて保水ベース1から張出突設した透水フィルター15の先端を挟持固定するとともに,保水ベース1を上記底パネル24の位置決め用ストッパー26と後端リブ27間に嵌挿するように載置し,上記位置決め用ストッパー26によって正面パネル21との間に断熱用の空隙6を形成するとともに上記透水フィルター15の張出突設部分が土壌7の擁壁をなすようにしてあり,該エッジ材2を花壇Aの外周に沿って幅方向に連続的に設置して花壇Aの縁石をなすようにその外周縁部を画し,該花壇Aの外周縁部の区画をなすようにしてある。 【0022】このとき本例にあってエッジ材2の幅方向の連続的設置は,エッジ材2相互を,例えば連結部材4によって連結するようにしてあり,本例にあって該連結部材4は,手曲げ可能又はフレキシブルな材料による帯材の長手方向一端にネジ透孔41を,他端に長手方向に沿ってネジ5をスライド自在とする長孔42を設置した正面パネル21連結用のものとして,正面パネル21の面一連結及び折曲連結の双方を自在としたものとしてある。 【0023】本例の連結部材4は,例えば薄肉の金属板,例えば鋼板を用いて手曲げ可能の帯材に上記ネジ透孔41と長孔42を透設した正面パネル21の上下に対をなすように設置してこれらを連結する金属製の金具によるものとしてあり,ネジ透孔41と長孔42にそれぞれネジ5を挿通して連結部材4を正面パネル21の,例えば上記突起部22にネジ止め固定するとともにネジ透孔41側の正面パネル21を基準にして,長孔4側のネジ5をスライドし,その固定位置を変化させるようにすることによって,隣接する正面パネル21を面一に連結し,また所定角度に折曲して連結し得るようにしてあり,上記長孔42の長さを正面パネル21の直角の折曲による連結を可能とする長さとすることによって,該連結部材4を正面パネル21の正面乃至背面に配置するようにすれば,正面パネル21の任意の角度の連結を自在とすることができる。 【0024】エッジ材2を設置することによって,保水ベース1上に土壌7,例えば人工土壌を入れるようにすれば,植物の植栽を可能として花壇Aとして使用することができ,このとき保水ベース1の重量,即ちその上の土壌7の重量がエッジ材2の固定保持と正面パネル21の起立保持を行い,本例にあっては更に上記連結部材4によるエッジ材2の連結,即ちその正面パネル21の連結と相俟って,エッジ材2の長期に安定した定位置固定を行なうことが可能になるとともに,その設置作業と外周縁部の区画,ひいては花壇Aの形成を簡易且つ確実に行なって,作業性を高度に確保したものとすることができる。 【0025】また本例のエッジ材2を用いることによって,正面パネル21と透水フィルター15間に断熱用の空隙6が形成されるから,直射日光を浴びる場所に形成された花壇Aにおいて,そのエッジ材2の加熱によって土壌7の温度が上昇して,植栽した植物に悪影響を及ぼすのを可及的に防止することができ,特に本例のように屋上に形成する花壇Aのエッジ材2として好ましいものとすることができる。 【0026】図7及び図8は,エッジ材2の他の例を示すもので,図7の例にあってエッジ材2における正面パネル21は,これを上記と同様に金属系の薄肉成形材によるものとし,例えばアルミ押出材を用いて,上記と同様に断面略コ字状乃至C字状にして中間突起23を備えたものとして,その剛性を確保するとともに下端の突起部22に嵌合溝乃至嵌合突起,本例にあっては嵌合溝28を設置する一方,底パネル24の先端に,上記固定片25に代えて嵌合突起乃至嵌合溝,本例にあっては嵌合突起29を設置し,これら嵌合溝28と嵌合突起29の嵌合によって,正面パネル21の正面側への転倒を防止するように,正面パネル21に底パネル24を連結してその固定を行なった例である。 【0027】また図8の例は,エッジ材2における正面パネル21を,例えばセメント系,窯業系等の厚肉成形材間に中間材として,例えば発泡樹脂系のクッション材を介設した,例えば厚さを10乃至15cm程度とし表裏をフラット面とした厚肉ブロック材によるものとし,例えば該厚肉ブロック材の正面パネル21を,塀ブロック,物置小屋形成用の壁面ブロック等の各種屋外構築物に使用するように形成したものと共用して,部材の共通化を図り,必要に応じて屋上設置の塀,物置小屋等と花壇Aの外周縁部との外観デザインを統一し得るようにした例であり,本例においてはアルミ押出材による上記底パネル24を共通に用い,その下端の側面略L字状の固定片の折り返し部分を切除することによってI字状の固定片25とし,該固定片25を正面パネル21の背面に当接して,同様にネジを用いて正面パネル21に底パネル24の固定を行なうようにしたものとしてある。 【0028】図7及び図8のその余は上記例と変わらないので,同一符号を付してその説明を省略する。 【0029】図示した例は以上のとおりとしたが,上記張出突設した透水フィルターをエッジ材の正面パネル背面に当接するように,その先端を正面パネル上端又はその近傍に固定し且つ保水ベースの底パネルへの載置を行なうようにすること,正面パネルと底パネルを断面略L字状にして一体のものとし,また断面略L字状にして重合状に折畳み自在にヒンジ連結したものとすること,保水ベースの位置決め用ストッパーを底パネルに設置するとき,該ストッパーを後付けし,また該当部分に切起し形成すること,上記固定片を底パネル先端の起立片とすることによって,単一の底パネルを用いて上記厚肉成形材,厚肉ブロック材,薄肉成形材等に共通にネジ固定自在とすること,上記連結部材を用いるとき,これをフレキシブルな樹脂製のものとすること等を含めて,保水ベース,その透水フィルター,土壌,花壇,エッジ材,その正面パネル,底パネル,必要に応じて形成する空隙,位置決めストッパー,正面パネルの突起部,フィルター固定金具,連結部材等の各具体的形状,構造,材質,寸法,数,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々の形態のものとすることができる。 【0030】 【発明の効果】本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,保水ベースを用いて形成した花壇に縁石をなすように設置して,花壇の外周縁部を簡易且つ確実に区画するとともにその設置の作業を可及的に簡易になし得るようにした花壇外周縁部区画用エッジ材を提供し,また該エッジ材の幅方向の連結を花壇の外周形状に合わせて自在になし得るようにした該エッジ材の連結部材を提供することができる。 【0031】請求項2に記載の発明は,上記に加えて,上記透水フィルターを正面側において土壌の擁壁をなすように,該透水フィルターを正面パネルの背面から離隔配置することによって,正面パネルと透水フィルター間に断熱用の空隙を形成し,直射日光を浴びる場所に形成された花壇において,そのエッジ材の加熱によって土壌温度が上昇して,植栽した植物に悪影響を及ぼすのを可及的に防止し得るものとすることができる。 【0032】請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記擁壁をなす透水フィルターの正面パネルからの離隔を,保水ベースの位置決めによって簡易且つ確実になし得るものとすることができる。 【0033】請求項4に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記擁壁をなす透水フィルター先端の正面パネルへの固定を簡易且つ確実に行ない得るものとすることができる。 【0034】請求項5に記載の発明は,同じく上記に加えて,花壇形成現場への搬入をコンパクトになし得て,設置に際して上記断面略L字状のエッジ材を形成し得るものとすることができる。 【0035】請求項6に記載の発明は,同じく上記に加えて,上記花壇の化粧を行なう正面パネルを顧客の要望に応じて複数種から選択可能とし乍ら,底パネルを単一種として上記断面略L字状のエッジ材を共通に形成し得るものとすることができる。 【0036】請求項7に記載の発明は,花壇の外周縁部の直線,湾曲,屈曲等各種形状に応じてこれらエッジ材の幅方向の連結を自在になし得るようにした花壇外周縁部区画用エッジ材の連結部材を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000222130 【氏名又は名称】東洋エクステリア株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月7日(2001.2.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073276 【弁理士】 【氏名又は名称】田村 公總
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| 【公開番号】 |
特開2002−233241(P2002−233241A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月20日(2002.8.20) |
| 【出願番号】 |
特願2001−30646(P2001−30646) |
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