| 【発明の名称】 |
栽培床の散水装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】今西 忠雄
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| 【要約】 |
【課題】栽培床に均一、簡単に散水出来、また重複散水を無くした栽培床の散水装置を提供する。
【解決手段】栽培床10の上部にベルト12に固定されかつベルトの動きに従って動く移動水槽1を設ける。ベルト12はモーター4の回転を歯車5から受けて移動するようになっている。移動水槽1は逆台形の横断面を有しかつ底部はシャワー孔3が栽培床10の幅に渡って均一に分布するよう開けられていて、このシャワー孔3から移動水槽1内の水を均一に栽培床10に散布する。移動水槽1が一定量の水を満たすと、左端より右端に向かって散水しながら移動する。そして片道散水の場合は右端まで散水すると停止する。往復散水の場合は移動水槽1が右端まで散水しながら移動し、そこでモータ4が反対回転するため再び右端から左端に向かって散水しながら左端即ち始点まで戻る。そして左端で移動水槽1の移動及び給水も停止する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】底部に小孔を有する樋状貯水タンクを栽培床の上部でかつその長さ方向で、水平に往復可能に設け、スタート位置で前記貯水タンクに給水を開始し一定水位に達した後給水と底部小孔からの散水を行いながら往路もしくは往復路で栽培床の一端から他端まで移動しながら均一に散水出来るように栽培床の全幅に行き渡るように前記樋状貯水タンクの下部に小孔を複数設けたことを特徴とする栽培床の散水装置。 【請求項2】前記樋状貯水タンクの横断面形状を逆台形としたことを特徴とする請求項1の栽培床の散水装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】農業、園芸等の植物栽培床の散水装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、農業、園芸等の植物栽培床の散水装置は前記栽培床もしくは栽培床の上部空間に一定間隔にシャワーが配置され、このシャワーより必要なときに散水されていた。そのため散水を栽培床全体に行おうとすると1個のシャワーノズルからの散水面積はシャワーノズルを中心とした円形面積となるため栽培床全体にむらなく均一に散水は難しいという問題があった。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明による植物栽培床用の散水装置は従来技術の欠点である散水のむらをなくすのみならず、従来技術がむら散水をなくそうとすると重複散水部分が発生するが、この重複をなくすことにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、シャワーによる円形状の散水孔を線状に並べた散水方式に変えたことにある。そのための装置構造は、底部に最小限1列に栽培床の全幅に渡るように複数個の小孔を有する樋状の貯水タンクを栽培床の上部で栽培床の幅方向に平行でかつ長さ方向に往復可能に設け、少なくとも往路もしくは往復路の各工程で、栽培床の一端から他端まで栽培床へ前記貯水タンクへの給水と底部小孔よりの散水を行いながら前記タンクが移動し、かつ栽培床の全幅に行き渡るように前記小孔を複数個設け、樋状貯水タンクの横断面形状は逆台形としたことにある。 【0005】 【作用及び効果】前述のように散水装置を樋状貯水タンクとし、かつその樋状貯水タンクの底部に散水用の小孔を栽培床の幅の範囲に設け散水の開始端で前記樋状貯水タンクに給水を開始し、一定水位に満たした後、給水と底部小孔からの散水を行いながら栽培床の一端から少なくとも前記樋状タンクの他端まで移動するのであるから、結果的に栽培床全体に均一に散水が行われるのである。また前記樋状タンクの形状を逆台形とすることによって、正方形断面もしくは長方形断面の場合よりは次の点から優れる。逆台形断面の方が正方形断面・長方形断面に比べて所定の水位までの時間的速さ並びに水量の無駄がなくなるため、樋状貯水タンクの形状を逆台形とするのが良い。 【0006】 【実施例】次に本発明の1実施例を図1を中心に説明する。栽培床(10)で植物(15)に必要な水を補給するために前記栽培床(10)の上部にベルト(もしくはチェーン)(12)に固定されかつベルトの動きに従って動く移動水槽(1)が設けてある。ベルト(12)はモーター(4)の回転を歯車(5)から受けて移動するようになっている。移動水槽(1)は逆台形の横断面を有しかつ底部は図2に示すようにシャワー孔(3)が全面に均一に分布するよう開けられていて、このシャワー孔(3)から移動水槽(1)内の水を均一に栽培床(10)に散布出来るようになっている。図1の左端には水受け(6)が設けてあり、その上部に移動水槽(1)がある時、前記移動水槽(1)に給水出来るように給水管(8)と流量調整弁(9)・ホース(13)が設けられている。更に栽培床の両端にはリミットスイッチ(11)(11′)が設けられている。栽培床(10)の植物(15)に散水を行う時はタイマーでスイッチが入ると移動水槽(1)に給水を開始する。しかしながら、給水の開始と共に移動水槽(1)の下部のシャワ孔(3)より水が散水を始めるが、給水量の方が多いため、ある時間が経過すると前記逆台形の移動水槽(1)は一定量の水がたまる。この時のシャワ孔よりの散水は排水管(7)を通って排水される。移動水槽(1)が一定量の水になるとモータ(4)の回転の開始と共に歯車(5)が回転し、従ってベルト(12)の移動即ちベルト(12)に固定された可動の移動水槽(1)が左端より右端に向かって散水しながら移動する。そして右端まで散水すると移動水槽(1)はリミットスイッチ(11)に接触し、さらに右への移動は出来ずに停止する。片道散水の場合はこの右端にも水受け(図省略)を設けて置き、リミットスイッチ(11)に接触した時、移動水槽(1)への給水は停止し、また移動水槽(1)中の残余の水は下部小孔よりすべて排出され、空になってスタート時点(即ち左端)へ戻るようになっている。この制御方法はタイマ制御でもシーケンス制御でも特にこだわらない。要はこのようなプログラムが行えればよい。往復散水の場合は上記移動水槽(1)が右端まで散水しながら移動し、そこでリミットスイッチ(11)に接触することによりモータ(4)が反対回転するため再び右端から左端に向かって移動水槽(1)は散水しながら左端即ち始点まで戻っていく。そして左端のリミットスイッチ(11′)に接触してモータの回転は停止し、移動水槽(1)の移動及び給水も停止する。この移動水槽(1)の停止位置は水受け(6)の上部となるので移動水槽(1)の中の残余の水は栽培床(10)へは過剰に散水されることは防げられる。散水用の水槽の移動方式はベルト方式を述べたが、特にこれにこだわる必要はない。移動水槽(1)への所定の水量の維持はタイマでもレベルセンサでもこの方法は特に問わない。更にシャワ孔の配列も均一に複数個設けられ、栽培床全幅に均一に散水できれば特に制限はない。
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| 【出願人】 |
【識別番号】593109584 【氏名又は名称】伸栄産業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年1月19日(2001.1.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−209459(P2002−209459A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−49391(P2001−49391) |
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