| 【発明の名称】 |
被覆シートの巻取り装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】入野 恒司
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| 【要約】 |
【課題】巻取りドラムに巻き取られてロール状となった被覆シートを巻取りドラムから容易に取り外し得るようにする。
【解決手段】架台に取り付けられる巻取りドラム22は、駆動軸21に装着されるドラムコア22aと、これの径方向外方のドラム胴体22bとを有している。ドラムコア22aは駆動軸21と一体的に回転するスリーブ41と、駆動軸21に軸方向に摺動自在に装着されるスリーブ42とからなり、ドラム胴体22bはスリーブ41にリンク51を介して連結され、スリーブ42にリンク52を介して連結される複数本の棒状部材45によって形成されている。駆動軸21には取り外し自在にホイール31bが取り付けられており、このホイール31bはリンク51,52が放射方向となるようにスリーブ42の摺動を規制する。ドラム胴体22bに巻き取られた被覆シートを取り外す際には棒状部材45は径方向内方に変位される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 駆動軸とこの駆動軸を回転駆動する駆動手段が設けられた架台と、前記駆動軸に一体回転自在に設けられる第1のコア部材、および前記駆動軸と一体に回転するとともに前記駆動軸に軸方向に摺動自在に装着される第の2コア部材を備えたドラムコアと、前記ドラムコアの径方向外方に前記駆動軸に対して平行に配置され、ドラム胴体を形成する複数本の棒状部材と、前記第1のコア部材とそれぞれの前記棒状部材とに揺動自在に連結される第1のリンクと、前記第2のコア部材とそれぞれの前記棒状部材とに揺動自在に連結される第2のリンクと、前記駆動軸に取り付けられてそれぞれの前記リンクが放射方向となるように前記第2のコア部材の摺動を規制するストッパとを有し、前記ドラム胴体に巻き取られた農業用の被覆シートを前記ドラム胴体から取り外す際には前記棒状部材を径方向内方に変位させることを特徴とする被覆シートの巻取り装置。 【請求項2】 請求項1記載の被覆シートの巻取り装置において、前記第1のコア部材を前記駆動軸に対して軸方向に摺動自在に装着し、前記ドラムコアが前記駆動軸から取り外し自在であることを特徴とする被覆シートの巻取り装置。 【請求項3】 請求項1または2記載の被覆シートの巻取り装置において、前記駆動軸の一端部に固定される第1のホイールと、前記ストッパとして前記駆動軸の他端部に取り外し自在に装着される第2のホイールとを有することを特徴とする被覆シートの巻取り装置。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の被覆シートの巻取り装置において、前記駆動軸の外周面は角形であり、それぞれの前記コア部材の内周面は角形であることを特徴とする被覆シートの巻取り装置。 【請求項5】 駆動軸とこの駆動軸を回転駆動する駆動手段が設けられた架台と、前記駆動軸に設けられ、農業用の被覆シートを巻き取る巻取りドラムと、前記架台に前記駆動軸に対して平行な回動中心軸周りに回動自在に設けられた2つの支持部材と、前記支持部材にそれぞれ両端部が回転自在かつ相互に平行に支持されて前記巻取りドラムに巻き取られる被覆シートを案内する2本の抵抗ローラと、前記抵抗ローラに対して前記被覆シートに搬送抵抗を加える方向のばね力を加えるばね部材とを有することを特徴とする被覆シートの巻取り装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は土壌の表面に配置される農業用のマルチシートなどの被覆シートを回収するための被覆シートの巻取り装置に関する。 【0002】 【従来の技術】野菜などの農作物を栽培する際には、ポリエチレンフィルムなどの樹脂により製造されマルチシートやマルチングシートとも言われる帯状の被覆シートを圃場の表面に配置するようにしている。このマルチシートによって雨による土壌の浸食を防いだり、土壌からの水分の蒸発を防いだり、雑草の発生を防いだり、土壌の消毒作用を高めることができる。また、ビニールハウスを敷設する場合には、フレームの外側に樹脂製の被覆シートを覆うようにしている。 【0003】被覆シートは農作物の収穫後や土壌消毒後に、再利用したり処分するために土壌の表面から取り除かれる。従来では使用後の被覆シートを手作業によって巻き取るのが通常であったが、この巻取り作業は重労働である。特に、地面を覆う被覆シートを剥がした直後は、被覆シートの内面に多量の水滴や土砂などが付着しており、その重量は乾燥したものに比してかなり大きくなる。一方、巻き取った被覆シートを処分する場合には、所定の集荷日まで保管し、集荷場所まで運搬する必要があり、これらの作業は重労働である。そこで、被覆シートの土壌の表面からの剥ぎ取り作業を自動的に行うために、たとえば、特開2000-188972号公報に示されように、被覆シートを巻取りドラムに巻き取るようにした巻取り装置が開発されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】この巻取り装置を用いて巻取りドラムにロール状に巻き取られた被覆シートは、巻取り時の抵抗によって巻取りドラムに強く巻き付けられることになるので、被覆シートのロール径が所定の外径となった後に被覆シートのロールつまり巻取り物を巻取りドラムから取り外す際には、ロールを強い力で引っ張る必要がある。このため、ロールの取り外し作業が困難であった。また、巻取りドラムを回転させてその外周に被覆シートを自動的に巻き取る場合には、被覆シートに一定の張力を加えた状態で被覆シートを巻き取るようにしないと、ロール全体が均一な巻き付け状態とならず、ロールが緩んだり、くずれることがある。 【0005】本発明の目的は、巻取りドラムに巻き取られてロール状となった被覆シートを巻取りドラムから容易に取り外し得るようにすることにある。 【0006】本発明の他の目的は、被覆シートを巻取りドラムに対して一定の張力を加えて巻取り得るようにすることにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の被覆シートの巻取り装置は、駆動軸とこの駆動軸を回転駆動する駆動手段が設けられた架台と、前記駆動軸に一体回転自在に設けられる第1のコア部材、および前記駆動軸と一体に回転するとともに前記駆動軸に軸方向に摺動自在に装着される第の2コア部材を備えたドラムコアと、前記ドラムコアの径方向外方に前記駆動軸に対して平行に配置され、ドラム胴体を形成する複数本の棒状部材と、前記第1のコア部材とそれぞれの前記棒状部材とに揺動自在に連結される第1のリンクと、前記第2のコア部材とそれぞれの前記棒状部材とに揺動自在に連結される第2のリンクと、前記駆動軸に取り付けられてそれぞれの前記リンクが放射方向となるように前記第2のコア部材の摺動を規制するストッパとを有し、前記ドラム胴体に巻き取られた農業用の被覆シートを前記ドラム胴体から取り外す際には前記棒状部材を径方向内方に変位させることを特徴とする。 【0008】本発明の被覆シートの巻取り装置は、前記第1のコア部材を前記駆動軸に対して軸方向に摺動自在に装着し、前記ドラムコアが前記駆動軸から取り外し自在であることを特徴とし、前記駆動軸の一端部に固定される第1のホイールと、前記ストッパとして前記駆動軸の他端部に取り外し自在に装着される第2のホイールとを有することを特徴とし、前記駆動軸の外周面は角形であり、それぞれの前記コア部材の内周面は角形であることを特徴とする。 【0009】本発明の被覆シートの巻取り装置は、駆動軸とこの駆動軸を回転駆動する駆動手段が設けられた架台と、前記駆動軸に設けられ、農業用の被覆シートを巻き取る巻取りドラムと、前記架台に前記駆動軸に対して平行な回動中心軸周りに回動自在に設けられた2つの支持部材と、前記支持部材にそれぞれ両端部が回転自在かつ相互に平行に支持されて前記巻取りドラムに巻き取られる被覆シートを案内する2本の抵抗ローラと、前記抵抗ローラに対して前記マルチシートに搬送抵抗を加える方向のばね力を加えるばね部材とを有することを特徴とする。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である被覆シートの巻取り装置を示す側面図であり、図2は図1の矢印A方向から見た正面図である。 【0011】この巻取り装置は、圃場に配置されたマルチシート10を巻き取るために使用されており、ほぼ四辺形の枠体からなる架台11を有し、架台11の図1における左右方向の一端部両側には車輪12が設けられ、他端部には脚部13が取り付けられている。架台11の図2における左側部には、垂直フレーム14が上下方向に伸びて固定され、右側部には垂直フレーム15が図1に示すように丁番つまりヒンジ16により回動自在に取り付けられている。一方の垂直フレーム14には水平フレーム17が固定され、この水平フレーム17には他方の垂直フレーム15の上端部に固定されたフック18に係合する引きクランプ19が取り付けられている。 【0012】したがって、垂直フレーム15をその上端部が水平フレーム17に接触させた閉じた状態として、引きクランプ19をフック18に引っ掛けてクランプすると、垂直フレーム14,15と水平フレーム17とにより門形の枠体が形成される。一方、クランプを解くと垂直フレーム15は図2において二点鎖線で示すように開いた状態となる。 【0013】それぞれの垂直フレーム14,15には駆動軸21が回転自在に支持されるようになっており、この駆動軸21には巻取りドラム22が装着される。駆動軸21を回転駆動するために、図1に示すように、エンジン支持フレーム23にはエンジン24が取り付けられており、エンジン24の出力軸の回転は減速機25を介してスプロケット26に伝達される。駆動軸21に固定されたスプロケット27とスプロケット26とには無端のチェーン28が掛け渡されており、エンジン24を駆動手段として駆動軸21は回転駆動される。 【0014】図3は巻取りドラム22の断面図であり、図4は図3におけるB−B線に沿う方向から見た巻取りドラムの側面図であり、図5は図3におけるC−C線に沿う断面図であり、図6は巻取りドラムの変形状態を示す断面図である。 【0015】駆動軸21は図3における左側部分が一端部つまり基端部となっており、基端部は垂直フレーム14に設けられた図示しない軸受により回転自在に支持され、先端部は垂直フレーム15に設けられた軸受29に回転自在に支持されるようになっており、垂直フレーム15を閉じた状態とすると、軸受29は駆動軸21の先端部に嵌合することになる。 【0016】図3に示すように、駆動軸21の基端部側には第1のホイール31aが固定され、先端部には第2のホイール31bが取り外し自在に装着されるようになっている。第1のホイール31aは駆動軸21にねじ部材32により固定されるスリーブ33aを有し、このスリーブ33aに固定されたボスディスク34aには複数本のスポーク35aを介して円形のリング36aが取り付けられている。第2のホイール31bは第1のホイール31aと同様にボスディスク34bが固定されたスリーブ33bを有し、ボスディスク34bにはスポーク35bを介してリング36bが取り付けられているが、ホイール31bのスリーブ33bは駆動軸21に対して摺動自在となっている。なお、スリーブ33aの駆動軸21に対する固定はねじ部材によらず、溶接により固定するようにしても良い。 【0017】巻取りドラム22は図3に示すように駆動軸21に嵌合されるドラムコア22aとその外側のドラム胴体22bとを備え、ドラムコア22aはそれぞれ駆動軸21の外側に軸方向に摺動自在に嵌合される第1のコア部材としてのスリーブ41と、第2のコア部材としてのスリーブ42とを有している。スリーブ41の外周面には回転方向に等間隔となり軸方向に伸びて6つの連結部材43が固定されており、スリーブ42の外周面にも同様に6つの連結部材44が固定されている。 【0018】駆動軸21のうち4つのスリーブ33a,33b,43,44が嵌合する部分は、図4および図5に示されるように、外周面の断面形状が六角形となっており、それぞれのスリーブの内周面は駆動軸21の外周面に対応して六角形となっている。したがって、駆動軸21の回転はそれぞれのスリーブに伝達されることになる。ただし、駆動軸21の回転がそれぞれのスリーブに伝達される構造であれば、駆動軸21の外周面の断面形状は六角形に限られず、四角形、五角形あるいは楕円形などの円形以外の異形としても良く、スプライン結合としても良い。さらには、キーを用いて動力を伝達するようにすれば、駆動軸21の外周面の形状を断面円形としても良い。 【0019】ドラム胴体22bは、図4および図5に示されるように、それぞれ駆動軸21に平行な6本の棒状部材45により形成されており、それぞれの棒状部材45には軸方向に伸びて連結部材46が固定されている。それぞれの連結部材43と対応する連結部材46との間にはそれぞれ2本の第1のリンク51が両端部でピン47により連結されており、6本の棒状部材45のそれぞれと第1のコア部材としてのスリーブ41とが揺動自在のリンク51により連結されている。 【0020】同様に、それぞれの連結部材44と対応する連結部材46との間にはそれぞれ第2のリンク52がその両端部でピン48により連結されており、6本の棒状部材45のそれぞれと第2のコア部材としてのスリーブ42とが揺動自在のリンク52により連結されている。 【0021】2つのスリーブ41,42を接触させた状態では、それぞれのリンク51,52は駆動軸21に対してほぼ直角方向を向いて放射方向となり、ドラム胴体22bを形成する6本の棒状部材45は駆動軸21から最も離れた巻き付け可能状態となる。この状態のもとでドラム胴体22bの外側に被覆シート10が巻き付けられることになり、駆動軸21の先端部にホイール31bを装着すると、ホイール31bのスリーブ33bがスリーブ42に接触してスリーブ42の摺動を規制する。つまり、ホイール31bは第2コア部材としてのスリーブ42の摺動を規制するストッパとして機能する。 【0022】一方、図6(A)に示すように、ホイール31bを駆動軸21から取り外した状態のともで、スリーブ42を駆動軸21の先端側に摺動させると、図6(B)に示すように、スリーブ42に連結された6つのリンク52が駆動側のリンクとなり、6本の棒状部材45はそれぞれ駆動軸21に対して平行な状態を維持しながら、従動側のリンクとして機能するリンク51を介して駆動軸21に接近するように径方向内方に連動して変位する。このように棒状部材45が径方向内方に変位した状態となると、全てのリンク51,52は折り畳まれてドラム筒体22bはシートロール取り外し可能状態となる。 【0023】上述のように、巻き付け可能状態のもとで被覆シートがドラム胴体22aの外周に巻き付けられることになるが、それぞれドラムコア部材としての2つのスリーブ41,42は駆動軸に対して摺動自在に嵌合されているので、図6(A)に示すように、ホイール31bを取り外し、それぞれのリンク51,52が放射方向を向いた状態のもとで、両方のスリーブ41,42を取り外すことができる。したがって、ホイール31bを駆動軸21から取り外した後に、巻取りドラム22をそのままの状態で駆動軸21から取り外し、取り外した後にドラム筒体22bを図6(B)に示すようにシートロール取り外し可能状態として、ロールを巻取りドラム22から取り外すようにしても良く、巻取りドラム22を駆動軸21に装着した状態のままロールを取り外すようにしても良い。 【0024】ただし、スリーブ41を駆動軸21に固定するようにし、スリーブ42のみを摺動自在に駆動軸21に嵌合させるようにしても良く、その場合には巻取りドラム22を駆動軸21に取り付けたままドラム筒体22bをロール取り外し可能状態とすることになる。 【0025】連結部材43と棒状部材45とがそれぞれ2本のリンク51により連結され、連結部材44と棒状部材45とがそれぞれ1本のリンク52により連結されているが、少なくとも1本ずつのリンクとしても良く、複数本ずつとしても良い。また、連結部材43,44の長さの割合は任意とすることができ、両方の部材を同一の長さとしても良い。 【0026】一対をなす3本のリンク51,52のうち2本のリンク51は、ほぼ相互に平行となった平行四辺形リンクを構成しており、スリーブ42をスリーブ41に接触させた状態では、図6(A)に示すように、2本のリンク51は図において僅かに右方向に傾斜し、リンク52は逆方向に僅かに傾斜している。これにより、被覆シートを巻取りドラム22に巻き付ける際のシートの張力がドラム同部22bに加わっても、それぞれの棒状部材45には軸方向の負荷が加わることを防止できる。 【0027】架台11の図2における左右両側には支持ブラケット53a,53bが固定され、それぞれの支持ブラケット53a,53bにはピン54によってこれを回動中心軸として回動自在に棒状の回動部材55a,55bが回動自在に設けられている。それぞれの回動部材55a,55bの両端部には相互に平行となって2本の抵抗ローラ56,57がそれぞれ回転自在に取り付けられている。被覆シート10は下側の抵抗ローラ57の下側で案内された後に、上側の抵抗ローラ56の上側で案内されて巻取りドラム22に入り込むようになっており、巻取りドラム22に対しては被覆シート10は2つの抵抗ローラ56,57によって蛇行してから巻取りドラム22に巻き付けられるようになっている。 【0028】回動部材55a,55bには、2つの抵抗ローラ56,57によって被覆シートに対して巻取り抵抗を加えるために、ばね部材である引張コイルばね58によって回動力が加えられている。被覆シート10を地面から剥離する抵抗力が小さければ、回動部材55a,55bは、図1において実線で示す蛇行角最大状態となり、被覆シート10の剥離抵抗力が大きければ、二点鎖線で示す蛇行角最小状態となる。このようにして、剥離抵抗に応じてばね部材58によって被覆シート10には搬送抵抗が加えられることになる。これにより、巻取りドラム22に巻き付けられる被覆シート10によって形成されるシートロールは、全体的に均一な張力が加えられてロール状となるので、ロールを巻取りドラム22から取り外しても緩んだり、崩れたりすることが防止される。 【0029】架台11には図2に示すように、2つのホイール31a,31bの間隔に対応して、左右に2つのサイドローラ61,62が回転自在に設けられており、巻取りドラム22に巻き付けられる被覆シート10の左右方向の位置が規制されるようになっている。 【0030】このような被覆シートの巻取り装置によって被覆シートの巻取り操作を行うには、図1〜図3に示すように、巻取りドラム22をホイール31bで挟み付けた状態とし、垂直フレーム15を閉じた状態とする。この状態のもとでは、図5に示すように、棒状部材45が回転方向に等間隔となっており、スポーク35a,35bも回転方向に等間隔となっているので、それぞれのスポークは回転棒材45に接触し、回転時には巻取りドラム22とそれぞれのホイール31a,31bは一体となって回転することになる。ただし、これらを接触させないようにすることも可能である。 【0031】次いで、被覆シート10を巻取り装置まで引き寄せて、抵抗ローラ56,57に蛇行させるようにして被覆シート10を掛け渡して巻取りドラム22に部分的に巻き付ける。このようにして準備が完了したら、エンジン24を起動する。エンジン24が起動すると、エンジン24の回転駆動力が減速機25、チェーン28を介して駆動軸21に伝達される。 【0032】これにより、巻取りドラム22およびそれぞれのホイール31a,31bは回転駆動され、巻取りドラム22のドラム胴体を構成する棒状部材45の外側に巻き付けられる。このようにして、一定量の被覆シート10によってシートローラが形成された後に、シートローラの巻取りドラム22からり取り外し作業を行う。この取り外し作業は、まず、引きクランプ19のロックを解除することにより開閉式の垂直フレーム15を図2において二点鎖線で示すように開く。次いで、この状態のもとでホイール31bを駆動軸21から取り外す。 【0033】次いで、スリーブ42をスリーブ41から離す方向に移動させると、リンク機構を介して全ての棒状部材45は径方向中心部に移動することになり、巻取り物つまりシートロールを容易に巻取りドラム22から取り外すことができる。この操作は、巻取りドラム22を駆動軸21に装着した状態で行っても良く、取り外した状態で行っても良い。 【0034】本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまてもない。たとえば、図示する被覆シートの巻取り装置は地面に配置されマルチシートを剥ぎ取って巻取るために使用されているが、圃場から剥ぎ取って所定の場所にまとめ置きされたマルチシートや、ビニールハウスに設けられた被覆シートを巻取るために使用することもできる。架台11には車輪12が設けられているが、この巻取り装置をトラックの荷台などに搭載して被覆シートの巻取りを行うのであれば、車輪は設けなくとも良い。 【0035】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、巻取りドラムに自動的に被覆シートを巻き付けてドラムに形成されたシートロールを巻取りドラムから取り外す際には、巻取りドラムのドラム胴体が径方向内方に収縮変位するので、ロールつまり巻取り物を容易かつ迅速に取り外すことができる。 【0036】巻取りドラムに巻き付けられる被覆シートは巻き始めから巻き終わりまで一定の張力が加えられた状態で巻き取られるので、巻き取られて形成されたロールが緩んだり、崩れたりすることが防止される。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000140465 【氏名又は名称】株式会社岡山農栄社
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| 【出願日】 |
平成13年1月17日(2001.1.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080001 【弁理士】 【氏名又は名称】筒井 大和 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−209456(P2002−209456A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−8437(P2001−8437) |
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