| 【発明の名称】 |
支持枠付き支柱を備えた植木鉢 |
| 【発明者】 |
【氏名】実方 みどり
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| 【要約】 |
【課題】子供が、折り畳み可能な支持枠付き支柱を、これを支持するフラワーポットに組み付ける作業を補助することのできる植木鉢を提供する。
【解決手段】スカイブルーや紺などの青色系に着色したコネクタ120及びアクセプター130を2個ずつ用意して、例えば、2本の支柱103Bには赤色系のコネクタ120を装着し、他の2本の支柱103Aには青色系のコネクタ120を装着する。フラワーポット101にあっては、対角線上に位置する一組の孔101aに、赤色系に着色したアクセプター130を装着し、他の対角線上に位置する他の組の孔101aに青色系に着色したアクセプター130を装着する。学童は、色を手掛かりにして、支柱103を挿入すべき孔101aを特定することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 複数の支柱と該支柱に設けられた支持枠とを備えた折り畳み可能な支柱と、該複数の支柱を支持するフラワーポット又はその受け皿とを備え、前記支柱に、これを他の支柱と識別することができる識別手段が設けられていることを特徴とする支持枠付き支柱を備えた植木鉢。 【請求項2】 支持枠を備えた複数の支柱と、該複数の支柱を支持するフラワーポット又はその受け皿とを備え、該フラワーポット又はその受け皿の前記支柱を支持する部位に、これを他の前記支柱を支持する部位と識別することのできる識別手段が設けられていることを特徴とする支持枠付き支柱を備えた植木鉢。 【請求項3】 支持枠を備えた折り畳み可能な支柱と、該複数の支柱を支持するフラワーポット又はその受け皿とを備え、前記折り畳み可能な複数の支柱の各々が他の支柱から識別可能な第1の識別手段が設けられ、前記フラワーポット又はその受け皿の前記支柱を支持する部位の各々が他の前記支柱を支持する部位から識別可能な第2の識別手段が設けられ、前記第1の識別手段と前記第2の識別手段が、各支柱とこれに対応する前記フラワーポット又はその受け皿の部位との間で共通の特徴を備えていることを特徴とする支持枠付き支柱を備えた植木鉢。 【請求項4】 支持枠を備えた折り畳み可能な支柱と、該複数の支柱を支持するフラワーポット又はその受け皿とを備え、前記折り畳み可能な複数の支柱に、該支柱を展開するときに対をなす一方の対の支柱と他の対の支柱とが識別可能であり、前記フラワーポット又はその受け皿の前記支柱を支持する部位のうち、前記一方の対の支柱を支持する部位と前記他方の対の支柱を支持する部位とが識別可能であり、一方の対の支柱と、この一方の対の支柱を支持する前記フラワーポット又はその受け皿の部位とが共通の特徴を備え、他方の対の支柱と、この他方の対の支柱を支持する前記フラワーポット又はその受け皿の部位とが共通の特徴を備えていることを特徴とする支持枠付き支柱を備えた植木鉢。 【請求項5】 前記折り畳み可能な支柱が、複数の支柱と、隣接する支柱同士を互いに離間接近可能に連結する支持枠とを有し、該支持枠を含む前記複数の支柱が集合した収束状態と、前記複数の支柱が互いに離間した展開状態とをとりうる、請求項4に記載の植木鉢。 【請求項6】 支持枠を備えた複数の支柱と、該支柱を受け入れてこれを支持する孔を備えたフラワーポット又は該フラワーポットの受け皿と;前記支柱の下端に取り付けることのできるコネクタと;該コネクタに設けられ、少なくとも一のコネクタが他のコネクタから識別可能な第1の識別手段と;前記フラワーポット又は受け皿に形成された前記コネクタを受け入れるための挿入孔と;少なくとも一の前記挿入孔を他の挿入孔から識別可能な第2の識別手段と;を有し、前第1の識別手段と前記第2の識別手段が共通の特徴を備えていることを特徴とする支持枠付き支柱を備えた植木鉢。 【請求項7】 前記挿入孔の開口端に形成された凹所に嵌合可能なリング部材を更に有し、該リング部材に前記第2の識別手段が設けられている、請求項6に記載の支持枠付き支柱。 【請求項8】 前記植木鉢が教材用植木鉢である、請求項1〜7のいずれか一項の植木鉢。 【請求項9】 請求項7に記載の教材用植木鉢と、培養土と、植物の種とを含む教材用植木鉢セット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は支持枠付き支柱及びこれを備えた植木鉢に関する。本発明に従う植木鉢は家庭用に適しているが、好適には、低学年の児童が朝顔などの発芽及び成長を観察するために使用する教材用植木鉢に適用される。 【0002】 【従来の技術】小学生の教育の一環として、植物の生育観察があり、これに適した植物として、典型的には、朝顔が選択される。学童は、自分の植木鉢に自らの手で植えた種が発芽し、その生長過程で、蔓を支柱に巻き付け、そして、大きな花を咲かせ後で数多くの種を付ける、という朝顔の一連の生育過程を身近で観察することができ、また、適度に水を与えることで植物が元気に成長すること知ることができる。 【0003】この用途に適した植木鉢は「教材用植木鉢」として市販されている。教育用植木鉢は、培養土や植物の種並びにフラワーポットの他に、オプションとして、支柱、支持枠、フラワーポットの下に敷く受け皿を含む。 【0004】教材用植木鉢の典型的な例としては、フラワーポットの上端開口に、外側に広がる周囲フランジを含み、この周囲フランジに、4本の支柱を抜き差し可能に受け入れる縦孔が形成されている。また、支持枠は、ほぼ矩形の輪郭を備えたリジッドな一体成型品からなり、一般的に、4本の支柱の下部分、中間部分、上端部分に着脱可能に取り付けられる。 【0005】このような教材用植木鉢によれば、発芽した朝顔は支柱及び支持枠を伝いながら縦及び横方向に蔓を伸ばすことができ、また、支持枠によって支柱の倒れを防止することができる。 【0006】教材用植木鉢の他の例としては、4本の支柱を螺旋状の支持枠で固定するようにしたものが知られている。また、別の例としては、株式会社「はくぶん」が販売する折り畳み可能な支持枠付き支柱が知られている。この支持枠付き支柱は、各支持枠を4つの個々独立したエレメントで構成し、各支持枠エレメントの両端を、隣接する2本の断面円形の支柱にスナップ嵌めすることにより、4本の支柱に支持枠を取り付けた状態で、一対の支柱に対して他の対の支柱が横方向に移動することで、支持枠付き支柱を平面的に折り畳むことのできる。この支持枠付き支柱は、教材用植木鉢の一部を構成するものであり、この種の教材用植木鉢は、培養土及び植物の種と一緒にセット品として販売される。 【0007】また、本件出願人にかかる実用新案登録第3065918号(実用新案登録願第11−005412号)や実用新案登録第3070994号(実用新案登録願第2000−000687号)に見られるように、ほぼ矩形輪郭の支持枠の各辺を構成する4つの支持枠エレメントの端同士を揺動可能に連結して、一対の支柱が他の対の支柱に対して縦方向に移動することで、支持枠を付けたままで支柱を平面的に折り畳むことのできる教材用植木鉢が知られている。 【0008】支持枠を付けたままで、一方の対の支柱に対して他方の対の支柱を移動させて、平面的に上下に折り畳み可能な支柱は、これをフラワーポットに組み付けるときに、先ず、一対の支柱をフラワーポットの孔に挿入し、次いで、他方の対の支柱を引き寄せることで4本の支柱を簡単に展開させることができ、また、支持枠によって他方の支柱をフラワーポットの孔まで案内することができ、これにより他方の支柱をフラワーポットに固定する作業が簡単になるという利点を有する。また、この支柱は、支持枠を付けたままでも、これを折り畳むことで、扁平な且つ比較的横幅の小さな寸法になることから、収納や搬送の際にも都合が良いなどの多くの利点を備えている。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】折り畳み可能な支持枠付き支柱に限らず、折り畳み不能な支持枠付き支柱にあっても、これをフラワーポットに取り付けることは、就学間もない学童にとって必ずしも容易な作業とは言えないし、また、大人が子供に対して適切なインストラクションを与えることも容易ではない。 【0010】株式会社「はくぶん」が提供する折り畳み可能な支柱や、本件出願人が既に提案した折り畳み可能な支柱(実用新案登録第3065918号、実用新案登録第3070994号)は、大人であれば、例えばパンフレットなどを見ることで、直ちに、支柱を展開させる方法や、展開した支柱をフラワーポットに組み付ける方法を知り且つ実行することは容易であるが、これが就学間もない学童となると必ずしも容易とは言えず、先生や親からの適切なインストラクションが必要となる。 【0011】そこで、本発明の目的は、就学間もない学童などの子供が、支持枠付き支柱を、これを支持する支持体つまりフラワーポットなどに組み付ける作業を補助することのできる支持枠付き支柱を備えた植木鉢を提供することにある。 【0012】本発明の別の目的は、大人が子供に対して、支持枠付き支柱を、これを支持する支持体つまりフラワーポットなどに組み付ける作業を指導するのが容易な支持枠付き支柱を備えた植木鉢を提供することにある。 【0013】本発明の更なる目的は、就学間もない学童などの子供が、折り畳み可能な支持枠付き支柱を、これを支持する支持体つまりフラワーポットなどに組み付ける作業を補助することのできる支持枠付き支柱を備えた植木鉢を提供することにある。 【0014】本発明の更に別の目的は、大人が子供に対して、折り畳み可能な支持枠付き支柱を展開し、次いで、これを支持する支持体つまりフラワーポットなどに組み付ける作業を指導するのが容易な支持枠付き支柱を備えた植木鉢を提供することにある。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記の課題は、本発明の一つの局面によれば、複数の支柱と該支柱に設けられた支持枠とを備えた折り畳み可能な支柱と、該複数の支柱を支持するフラワーポット又はその受け皿とを備え、前記支柱に、これを他の支柱と識別することができる識別手段が設けられていることを特徴とする支持枠付き支柱を備えた植木鉢を提供することにより達成される。 【0016】また、本発明の他の局面によれば、支持枠を備えた複数の支柱と、該複数の支柱を支持するフラワーポット又はその受け皿とを備え、該フラワーポット又はその受け皿の前記支柱を支持する部位に、これを他の前記支柱を支持する部位と識別することのできる識別手段が設けられていることを特徴とする支持枠付き支柱を備えた植木鉢を提供することにより達成される。 【0017】更に、本発明の別の局面によれば、支持枠を備えた折り畳み可能な支柱と、該複数の支柱を支持するフラワーポット又はその受け皿とを備え、前記折り畳み可能な複数の支柱に、該支柱を展開するときに対をなす一方の対の支柱と他の対の支柱とが識別可能であり、前記フラワーポット又はその受け皿の前記支柱を支持する部位のうち、前記一方の対の支柱を支持する部位と前記他方の対の支柱を支持する部位とが識別可能であり、一方の対の支柱と、この一方の対の支柱を支持する前記フラワーポット又はその受け皿の部位とが共通の特徴を備え、他方の対の支柱と、この他方の対の支柱を支持する前記フラワーポット又はその受け皿の部位とが共通の特徴を備えていることを特徴とする支持枠付き支柱を備えた植木鉢を提供することにより達成される。 【0018】 【発明の実施の形態】折り畳み可能な支持枠付き支柱に、他の支柱と識別することのできる識別手段を設けることにより、支柱を展開する作業に関し、この識別手段を目印にして、大人が子供に対して適当なインストラクションを与えるのが容易になる。 【0019】支柱を他の支柱から識別することのできる識別手段としては、支柱の径、支柱の長さ、支柱の外形形状など任意の手段を採用することができるが、最も分かり易い手段として色がある。全ての支柱を夫々別の色で着色してもよいが、支柱を展開する際に対をなす支柱を単位として、一方の対の支柱を第1の色で着色し、他方の対の支柱を、第1の色とは異なる第2の色で着色するようにしてもよい。 【0020】折り畳み可能な支持枠付き支柱に関し、先に説明した株式会社「はくぶん」の製品や本件出願人が実用新案登録第3065918号などで提案した支持枠付き支柱に対して、本発明を適用することができる。 【0021】支柱をフラワーポット又はその受け皿に取り付ける作業に関連して、フラワーポット又はその受け皿の支柱取り付け部位に、他の部位から識別可能な手段を設けることにより、支柱をフラワーポットなどに取り付ける作業に関し、この識別可能な手段を目印にして、大人が子供に対して適当なインストラクションを与えるのが容易になる。 【0022】このフラワーポット又はその受け皿に識別可能な手段を設けることに関し、支持枠付き支柱としては、折り畳み不能な支持枠付き支柱であってもよいし、また、既に例示した折り畳み可能な支持枠付き支柱であってもよい。 【0023】フラワーポット又はその受け皿の支柱取り付け部位に設ける識別手段としては、数字などの符号や三角などの模様など任意の手段を採用することができるが、最も分かり易く且つ簡便な手段として着色がある。全ての取り付け部位を夫々別の色で着色してもよいが、支柱を取り付ける際に対をなす支柱を単位として、一方の対の支柱を取り付ける部位を第1の色で着色し、他方の対の支柱を取り付ける部位を、第1の色とは異なる第2の色で着色するようにしてもよい。 【0024】着色の方法としては、例えば支柱を取り付ける部位に塗料を塗布してもよいが、着色テープを貼着してもよく、或いは、別ピースの着色リングをフラワーポット又は受け皿に形成した凹所に嵌合させるようにしてもよい。 【0025】好ましくは、支柱に第1の識別手段と設けると共に、フラワーポット又は受け皿に第2の識別手段を設け、第1の識別手段と、一の支柱を取り付けるべきフラワーポットの部位に設けた第2の識別手段とが共通の特徴を有しているのがよい。例えば支柱に赤色を付したときには、この赤色を付した支柱の取り付け部位に赤色を付しておけば、赤色を目印にして、支柱の取り付け作業を進めることができる。 【0026】これに関連して最も好ましくは、支柱と、これを取り付けるべきフラワーポット又は受け皿の取り付け部位とに共通の目印を付すことに関し、支柱を展開し且つフラワーポットなどに取り付けるときに対をなす支柱及びこの対の支柱を取り付けるべき対をなすフラワーポットなどの部位に共通の特徴を有する識別手段を設けるのが好ましい。本発明の上記の目的、他の目的及びその作用効果は、以下の好ましい実施例の詳しい説明から明らかになろう。 【0027】 【実施例】本発明の好ましい実施例を詳しく説明する前に、実施例を好適に適用可能な例示としての支持枠付き支柱の基本構成に関する原理を図1〜図5に基づいて説明する。図1〜図5において、参照符号1、2は支柱を示し、また、参照符号3は支持枠エレメントを示す。 【0028】図1は、例えば支柱1、2に横又は水平のピンを設け、この水平ピンに対して、隣接する支柱1、2の間に延びる支持枠エレメント3の端を回動可能に取り付けたような場合を模式的に示している。各支柱1、2に対する支持枠エレメント3のピボット点を参照符号4で示してある。これによれば、一方の支柱1と他方の支柱2は互いに相対的に上方動又は下方動しながら離間接近することができる(図1のB参照)。上記の水平ピンは、支柱1に一体に形成してもよく、また、支柱1に着脱可能な部材に水平ピンを形成するようにしてもよい。 【0029】図2は、例えば、4つの支持枠エレメント5を備えたほぼ矩形の輪郭の支持枠を支柱1、2に着脱自在に取り付けたような場合を模式的に示している。隣接する支柱1、2に亘って延びる支持枠エレメント5は、長手方向に離間した2つの箇所6、7で上方向及び/又は下方向に屈曲可能である。この図2に示す例によっても、一方の支柱1と他方の支柱2は互いに相対的に上方動又は下方動しながら離間接近することができる(図2のB参照)。上記の二カ所の屈曲箇所6、7は、ヒンジ又はピボット機構で構成することができる。前記ヒンジは、プラスチック製支持枠の成形時に一体に形成するのがコスト面で有利であるが、独立したヒンジ部材を用意し、このヒンジ部材又はピボット部材に対して支持枠エレメントを取り付けることで支持枠を作るようにしてもよい。 【0030】図3は、図1に関連した図であり、この図3に示す例では、支持枠エレメント3の長手方向中間部分に追加の屈曲可能な箇所8を設けた場合を模式的に示している。これによれば、支持枠エレメント3は、その両端のピボット点4で揺動し且つ屈曲箇所8で折れ曲がることで、一方の支柱1と他方の支柱2が互いに相対的に上方動又は下方動することなく離間接近して、支持枠エレメント3と一緒に支柱1、2を束ねることができ、或いは、展開することができる(図3のB参照)。屈曲箇所8は、ヒンジ又はピボット機構で構成することができ、ヒンジはプラスチック製支持枠の成形時に一体に形成するのがコスト面で有利である。 【0031】図4は、図2に関連した図であり、この図4に示す例では、隣接する支柱1、2に亘って延びる支持枠エレメント5の長手方向に離間した2つの箇所6、7に加えて、支持枠エレメント5の中間部分に、追加の屈曲可能な箇所9を設けた場合を模式的に示している。これによれば、支柱1、2に亘って延びる支持枠エレメント5は、長手方向に離間した2つの箇所6、7で上方向及び/又は下方向に屈曲可能であると共にその中間の追加の屈曲箇所9で折れ曲がることができる。これにより、一方の支柱1と他方の支柱2が互いに相対的に上方動又は下方動することなく離間接近して(図4のB参照)、支持枠エレメント5と一緒に支柱1、2を束ねることができる。屈曲箇所8は、ヒンジ又はピボット機構で構成することができ、ヒンジは、プラスチック製支持枠の成形時に一体に形成するのがコスト面で有利である。 【0032】図1〜図4で説明した支持枠エレメント3又は5を総称して参照符号Fで表し、また、支柱1、2を総称して参照符号Pで表すと、図5に示すように、複数本の支柱Pの様々な配置に関して支持枠Fを適用することができる。図5の(イ)は、偶数つまり4本の支柱Pの互いに隣接する支柱同士を連結するように支持枠Fを配置した例であり、同図の(ロ)は、奇数つまり5本の支柱Pの互いに隣接する支柱同士を互いに連結するように支持枠Fを配置した例であり、同図の(ハ)は、中心支柱Pctの回りに周囲支柱Pcfを配置し、中心支柱Pctと各周囲支柱Pcfと連結するように支持枠Fを配置した例を示す。 【0033】図5は、本発明の実施例で採用可能な支柱の配置例を例示するものであるが、ここに例示した支柱の配置に関連して、図1〜図4の機構又は構造から適当なものを採用すればよいが、例えば、図5の(ロ)のレイアウトでは、図3又は図4の中折れ式の支持枠であるのが好ましいであろう。支持枠Fに図1〜図4の機構又は構造を採用することにより、支持枠Fを付けた状態で複数の支柱Pを支持枠Fと一緒に束ねることができ、また、束ねた支柱Pを展開することができる。この支柱Pの展開において、互いに対向する支柱を把持して、これを互いに離間させるように、つまり、間隔を広げるように操作し、次いで、残る支柱を把持して、これを互いに離間するように操作することで比較的簡単に支柱Pを展開することができる。 【0034】図6は、例示としての具体的な教材用植木鉢100の全体概要を示す斜視図である。植木鉢100は、従来から知られている植物用鉢つまりフラワーポット101を備えている。フラワーポット101は、一般的にはプラスチック成形品であるが、金属製鉢、木製鉢、瀬戸物製の鉢であってもよい。フラワーポット101の上端開口の周囲には、外側に延びる水平フランジ102が設けられ、この水平フランジ102の四隅には、4本の支柱103を支持するための部位としての孔(図6には作図上の関係から図面に現れていない)が形成されている。水平フランジ102の各辺の中央部分に支柱挿入用の孔を形成するようにしてもよい。フラワーポット101の支柱受け入れ孔に代えて、フラワーポット101に、上方に向けて突起を設け、この突起に、例えば支柱の下端開口を嵌合させるようにしてもよい。 【0035】教材用植木鉢100は、オプションとして、支柱103及び支持枠104を備えている。支柱103は、断面円形の真っ直ぐなプラスチック製の中実又は中空ロッドで構成され、この中実又は中空ロッドは、全長に亘って同一の径を有する。支柱103には、高さレベルの異なる例えば3つの部分つまり上端、中間部、下端部に、夫々、共通の支持枠104が取付られている。もし、支持枠104の取付位置を固定したいのであれば、例えば、支柱103に上下に僅かに離間した一対の大径リング(図示せず)を取り付ける又は一体に成形するようにして、この一対の大径リングで支持枠104の上下の移動を防止するようにしてもよい。 【0036】支持枠104は、図7から分かるように、平面視したときに略矩形の輪郭を備え、この支持枠104の4つのコーナ部分の内側には、支柱103の外形輪郭と相補的な形状の嵌合部105が形成されている。この嵌合部105は、支持枠104の外側に配置してもよい。支持枠104の外側に嵌合部105を配置したときには、4本の支柱103で囲まれた空間の中に支持枠104が配置されることになる。 【0037】嵌合部105は、支持枠104の内方に向けて一部を切り欠いた円形リングで構成されている。支柱103に支持枠104を取り付けるには、支柱103の側面に嵌合部105の開口を臨ませて押し込むことにより嵌合部105を支柱103に脱着可能にスナップ嵌めすることができる。 【0038】支持枠104は2つの部品から作られている(図8)。第1の部品は、支持枠104を各支柱103に脱着可能に固定するための固定部材又はコーナ部材106である。第2の部品は、隣接する支柱103、103間に架設され、これらの間に延びる細長い支持枠エレメント107である。支持枠104は、4本一組の支柱103に対応するために、4つのコーナ部材106と、4本の支持枠エレメント107とで構成され、4本の支柱103を横断する水平面上でリング状に連続している。 【0039】コーナ部材106は、図8の(C)に示すように、嵌合部105を挟んで、その外側に第1、第2の2つの垂直面108、109を含み、第1の垂直面108と第2の垂直面109とは互いに直交する関係にある。第1の垂直面108と第2の垂直面109との交差角度は、支柱103の本数との関係で規定されるものであり、例えば、支柱103を6本で一組にしたときには、第1、第2の垂直面108、109の交差角度を120度に設定すればよい。 【0040】各垂直面108、109には、夫々、各面に対して鉛直に起立した断面円形のピン110が形成されており、このピン110は、後述する支持エレメント107のピボット軸111を構成する。 【0041】支持枠エレメント107は、その両端部に、上記垂直面108又は109と対面する垂直面を有し、また、貫通孔112を含む(図8の(C))。支持枠エレメント107は、貫通孔112に上記ピン110を挿入することによって、ピボット軸111を中心として揺動又は回動であり、支持枠エレメント107はその両端が可動である。この支持枠エレメント107は、隣接する2本の支柱103、103が形成する平面と実質的に平行な平面上で回動する。 【0042】支持枠エレメント107の両端部の間は、外方に向けて若干突出した湾曲形状を有する。この湾曲の程度は任意であるだけでなく、例えば水平面内で波形にするなど任意の形状を採用することができ、例えば支持枠エレメント107は直線状の形状を有していてもよい。 【0043】図9、図10は、フラワーポット101から外した後で、支持枠104を付けたままで4本の支柱103を束ねる第1の態様を説明するための図である。図9に示すように、4本の支柱103のうち、対角線上に対向する一対の支柱103Aが相対的に上方に、他方の対の支柱103Bが相対的に下方に移動しつつ、これら4本の支柱103が互いに接近して、支持枠104と一緒に最終的に一カ所に束ねることができる。図10は、4本の支柱103が集合した収束状態の支持枠付き支柱を示す。 【0044】また、逆の動作により、4本の支柱103は互いに離間して、支持枠104が展開した状態になる。図6は、4本の支柱103が相互に離間した展開状態の支持枠付き支柱を示す。 【0045】図11は、4本の支柱103の別の束ね方を説明するための図である。図11から理解できるように、4本の支柱103のうち、1本の支柱103Cに注目したときに、この支柱103Cに隣接する2本の支柱103Dを相対的に下方に、また、この2本の支柱103D間に挟まれた残る1本の支柱103Eを更に下方に移動することで、これら4本の支柱103が互いに接近して、支持枠104と一緒に最終的に一カ所に束ねた収束状態になる。また、逆の動作により、4本の支柱103は互いに離間して展開状態になる。 【0046】図12は、教材用植木鉢100は、フラワーポット101及び支柱103に付随する部品として、コネクタ120と、これを受け入れるアクセプター130とを含み、この両者120、130は、支柱103と共にオプション品として販売される。 【0047】コネクタ120は支柱103の下端に装着され、他方、アクセプター130は、フラワーポット101の支柱用孔101aに装着される。コネクタ120及びアクセプター130はコストの観点からプラスチック成型品であるのが好ましい。 【0048】コネクタ120について説明すると、コネクタ120は、円形孔121を有する筒状部分122を有する。筒状部分122は、この実施例では断面円形の外形輪郭を有するものであるが、その上端に、外方に広がるフランジ123を有し、下端は、先細りの略円錐形状をしたガイド部分124に連なっている。フランジ123は円形の外形輪郭を有する。上述した円形孔121は、支柱103の外径とほぼ一致した内径を備え、この円形孔121の中に支柱103の下端部を嵌入することによって、コネクタ120を支柱103に着脱可能に取り付けることができる。 【0049】アクセプター130は、上下に開放した貫通孔131を有する円筒部分132を有し、円筒部分132は、その上端に、外方に広がるフランジ133を有し、このフランジ133は円形の外形輪郭を有する。貫通孔131は、コネクタ120の円筒部分132の外径を実質的に等しい内径を有し、コネクタ120の円筒部分132を受け入れて、コネクタ120を保持することができる。 【0050】アクセプター130の円筒部分132は、下端縁から軸線に沿って上方に延びる切欠き134を有し、この切欠き134は、特に限定するものではないが、径方向に対向して2つ設けるのが好ましい。アクセプター130の円筒部分132は、フラワーポット101の支柱用孔101aの内径とほぼ一致した外径を備え、この支柱用孔101aの中に嵌入することによって、アクセプター130をフラワーポット101に着脱可能に取り付けることができる。 【0051】教材用植木鉢100は、また、オプションとして、図6及び図13に示す摘み部材140を含んでいてもよい。摘み部材140は、支柱103の外周に沿って延びる略円筒状の嵌合部分141と、この嵌合部分141から径方向外方に向けて真っ直ぐに延びるリップ部分142とを有する。略円筒状の嵌合部分141は、長手方向、つまり上下方向に延びるスリット143を含み、支柱103をスリット143を通じて嵌合部分141の中に収容することにより、摘み部材140を支柱103に着脱可能に取り付けることができる。リップ部分142は、互いに対向する平らな2つの平面142a、142bを有し、この2つの平面142a、142bに、自分の所属するクラス名、氏名及び/又は植物の成長記録を書き込むことができるようにしてもよい。 【0052】摘み部材140は、これを2つ用意して、互いに対向する2本の支柱103、103に夫々取り付けるのがよい。図10では、対角線上に位置する支柱103A、103Aに、夫々、摘み部材140が取り付けられているが、この摘み部材140を他の対角線上に位置する支柱103B、103Bに取り付けるようにしてもよい。 【0053】教材用植木鉢100は、ユーザである学童に次の状態で供給される。 (1)コネクタ120が支柱103に取り付けられている; (2)アクセプター130がフラワーポット101の支柱用孔101aに装着されている; (3)対向する2本の支柱103A又は103Bに摘み部材140が取り付けられている; (4)支柱103は束ねた状態にある(図10)。 【0054】学童は、次の作業手順で、支柱103を展開させながら、この支柱103をフラワーポット101に固定することができる。 (1)先ず、摘み部材140を目印にして、一方の手の指で一方の摘み部材140を摘み、他方の手の指で他方の摘み部材140を摘んで、これを横方向外方に引っ張ることで、対向して位置する2本の支柱103A、103Aを互いに離間させる。なお、この2本の支柱103A、103Aの動きに連動して、他の対の支柱103B、103Bも、若干、離間動作するかも知れない; (2)この2本の支柱103A、103Aを、フラワーポット101の対角線上に位置する2つのアクセプター130、130に挿入する。この挿入作業は、各支柱103Aの実質的な下端を形成するコネクタ120のガイド部分124が先細りの形状に形成されているため、このガイド部分124によって、容易に、支柱103Aをフラワーポット101の実質的な支柱挿入孔を構成するアクセプター130の孔131の中に挿入できることは、容易に理解できるであろし、また、このことが、就学間もない学童にとって助かるであろう; (3)他の2本の支柱103B、103Bを夫々の手で把持してこれを広げるようにしながら、フラワーポット101の対角線上に位置する他の2つのアクセプター130、130に挿入する。 【0055】以上の操作によって、束ねた支柱103を展開させながらフラワーポット101に組み付けることができる(図6)。この展開の際に、互いに対向する2本の支柱103Aの各々に摘み部材140を取り付けてあるため、例えば、先生が適当なインストラクションを学童に与えることにより、学童は、摘み部材140を目印に最初に操作すべき支柱103Aを特定することができる。 【0056】すなわち、摘み部材140は、識別可能な表示手段を構成すると共に、学童が、一方の手で一方の摘み部材140を掴み、他方の手で他方の摘み部材140を摘んだ後で、両腕を広げる動作をすることで容易に支柱103を展開することができる。 【0057】より詳しく説明すると、一対の摘み部材140は、収束状態の4本の支柱103を展開させる際に操作すべき支柱103Aを指し示す目印として且つこれを識別させる機能と、摘み部材140を摘みながらこれを実質的に横方向に引っ張ることで4本の支柱103の展開動作を行わせることができるという、展開作業の手順を容易且つ確実にするためのアシスト機能とを有する。 【0058】このような一対の摘み部材140と一緒に又はこれに代えて、この摘み部材140と同様の識別機能やアシスト機能を実現するために、先に説明した支持枠のコーナ部材106(図8)又は後に説明するコーナ部分202(図18)を着色し、一方の対角線上に位置する2つのコーナ部材106又はコーナ部分202を赤色にし、他方の対角線上に位置する他の2つのコーナ部材106又はコーナ部分202を青色にするようにしてもよい。 【0059】更に、一対の摘み部材140と一緒に又はこれに代えて、この摘み部材140と同様の識別機能やアシスト機能を実現するために、例えば、一方の対角線上に位置する2本の支柱103Aの少なくとも下端部分を大径にし、他方の対角線上に位置する他の2本の支柱103Bの少なくとも下端部分を小径にするようにしてもよく、及び/又は、一方の対の支柱103Aの少なくとも一部にこれらの間の共通の特徴として赤色の印を付ける又は例えば「1」などの符号を付け、他の対の支柱103Bの少なくとも一部にこれらの間の共通の特徴として他の色相の色(例えば、黄や緑)の印を付ける又は例えば「2」などの符号を付ようにしてもよい。 【0060】しかしながら、例えば、先生が「フラワーポット101の対角線上に位置する2つの孔101aに、夫々、対をなす支柱103Aを差し込みなさい」と指示を与えたとしても、学童のなかには、摘み部材140を介して両手で掴んだ支柱103A、103Aをフラワーポット101のどの孔101aに挿入してよいのか迷ってしまう子供が居るかも知れない。 【0061】このような問題を解消するには、例えば、フラワーポット101の4つの孔101aの少なくとも一つ又はその近傍に識別可能な表示手段を付けておくようにすればよい。識別可能な手段としては、着色や、四角や三角などの特定の形状の目印や、「1」などの符号を挙げることができる。先生は、この識別可能な表示手段を差し示しながら、学童に、支柱を最初に差し込むべき孔101aを指示することで、学童は、識別可能な表示手段を目印にこれを特定することができる。 【0062】このような識別可能な手段は、全ての孔101aに異なる目印を付けてもよいが、好ましくは、対角線上に位置する孔101a、101aに共通の識別可能な表示手段を設けておくのがよい。先に説明した展開手順(1)において、摘み部材140を把持して互いに対向して位置する2本の支柱103Aを展開させながら、フラワーポット101に設けた識別可能な表示手段を手掛かりに、この2本の支柱103Aを差し込むべき孔101a、つまり対角線上に位置する2つの孔101a、101aを認識させて、把持している2本の支柱103Aを、対角線上に位置する2つの孔101a、101aに挿入するようにインストラクションを与えればよい。この作業が完了したら、次に、残る他の2本の支柱103B、103Bを、残る孔101a、101aに差し込むようにインストラクションを学童に与えればよい。 【0063】最初に把持すべき支柱103の特定及び/又はこれを差し込むべき孔101aの特定を容易にするのに、支柱103及びフラワーポット101とは別体の部品であるコネクタ120及びアクセプター130を用い、これらに共通の特徴を付与しておくようにしてもよい。 【0064】先に説明した図12に関連して、例えば、赤やピンクなど赤色系に着色したコネクタ120及びアクセプター130を2個ずつ用意し、スカイブルーや紺などの青色系に着色したコネクタ120及びアクセプター130を2個ずつ用意して、例えば、2本の支柱103Bには赤色系のコネクタ120を装着し、他の2本の支柱103Aには青色系のコネクタ120を装着した状態で学童に供給すればよい。他方、フラワーポット101にあっては、対角線上に位置する一組の孔101aに、赤色系に着色したアクセプター130を装着し、他の対角線上に位置する他の組の孔101aに青色系に着色したアクセプター130を装着した状態でフラワーポット101を学童に供給すればよい。この場合には、摘み部材140の装着の有無に関係なく、色を手掛かりにして、学童は、支柱103を展開し、これをフラワーポット101に組み付けることができる。 【0065】すなわち、学童に対して、「赤のコネクタ120の付いている一組の支柱103Bを把持してこれを広げながら、これと共通の色のフラワーポット101の赤アクセプター130の中に挿入しなさい。」とのインストラクションを与えることで、上述した作業手順(1)及び(2)の作業内容を適切に伝達することができ、また、学童にとっても容易にこの作業を実行することができるであろう。次に「青のコネクタ120の付いている一組の支柱103Aを把持してこれを広げながら、これと共通の色のフラワーポット101の青のアクセプター130の中に挿入しなさい。」とのインストラクションを学童に与えることで、同様に、上述した作業手順(3)の作業内容を適切に伝達することができ、また、学童にとっても容易にこの作業を実行することができるであろう。 【0066】色相の異なる2種類のコネクタ120及びアクセプター130を例示して説明したが、支柱103及びフラワーポット101に装着するコネクタ120及びアクセプター130を全て異なる色に着色してもよい。すなわち、各コネクタ120及びこれを受け入れるアクセプター130を単位にして色分けするようにしてもよいが、この場合にあっても、赤色、青色、緑色、黄色のコネクタ120を用意したのであれば、各コネクタ120と共通の特徴を備えた赤色系、青色系、緑色系、黄色系のアクセプター130を用意し、コネクタ120の色と共通の色相を備えたアクセプター130によって、特定の支柱103とこれを受け入れるフラワーポット101の孔(アクセプター130)とを関連付けるようにしてもよい。 【0067】図14〜図17は、上述した識別可能な表示手段に関連した変形例を例示するものである。これらの図面に基づく説明において、既に説明した要素又は部材と同一の要素又は部材には同一の参照符号を付すことにより、その詳しい説明は省略して、特徴部分について説明する。 【0068】図14は、コネクタ120のフランジ123及びアクセプター130のフランジ133の形状によって、コネクタ120とこれに対応するアクセプター130に共通の特徴を付与する、識別可能な手段を構成することを説明するための図面である。図14に図示のように、コネクタ120A及びアクセプター130Aのフランジ123、133は矩形の外形輪郭を有する。この矩形フランジを備えたコネクタ120A及びアクセプター130Aを夫々2個ずつ用意し、他に、図12に例示した円形フランジを備えたコネクタ120及びアクセプター130を夫々2個ずつ用意して、例えば、2本の支柱130Aにコネクタ120A(図14)を装着し、他の2本の支柱130Bにコネクタ120(図12)を装着した状態で学童に供給し、他方、フラワーポット101には、対角線上に位置する2つの孔101aに矩形フランジのアクセプター130A(図14)を装着し、他の対角線上に位置する2つの孔101aに円形フランジのアクセプター130(図12)を装着した状態で学童に供給するようにしてもよい。 【0069】支柱103を展開してフラワーポット101に組み付ける際に、学童は、コネクタ120のフランジ123の形状及びアクセプター130のフランジ133の形状を目印にして作業を進めることができる。 【0070】言うまでもないことであるが、矩形フランジを備えたコネクタ120A及びアクセプター130A(図14)を例えば黄色に着色し、他方、円形フランジを備えたコネクタ120及びアクセプター130(図12)を黄色とは異なる色相の例えば赤色系の色で着色することにより、フランジの形状と色との組み合わせで識別させるようにしてもよい。 【0071】また、先の摘み部材140(図6)を支柱103側の識別可能な手段として利用するのであれば、フラワーポット101側の識別可能な手段として、先に説明したように、アクセプター130の色及び/又はアクセプター130のフランジ133の形状を利用するようにしてもよい。このような考えに基づくのであれば、任意のコネクタ120を支柱103に装着すればよい。 【0072】図15は、コネクタ120のフランジ123及びアクセプター130のフランジ133の形状に加えて、コネクタ120の筒状部分122又はその先細りの部分の外形形状も識別可能な手段として利用できることの例示である。図15から分かるように、コネクタ120Bのフランジ123及びアクセプター130Bのフランジ133は共に六角形の外形輪郭を有し、また、コネクタ120Bの筒状部分112は断面六角形の外形輪郭を有する。 【0073】六角形のフランジ及び筒状部分を備えたコネクタ120Bと、六角形フランジを備えたアクセプター130Bとを、夫々、2個ずつ用意し、他に、図14又は図12に例示したコネクタ120A又は120及びアクセプター130A又は130を、夫々、2個ずつ用意して、例えば、2本の支柱130Aにコネクタ120B(図15)を装着し、他の2本の支柱130Bにコネクタ120(図12又は図14)を装着した状態で学童に供給し、他方、フラワーポット101には、対角線上に位置する2つの孔101aに六角形フランジのアクセプター130B(図15)を装着し、他の対角線上に位置する2つの孔101aに円形フランジのアクセプター130(図12又は図14)を装着した状態で学童に供給することができる。 【0074】支柱103を展開してフラワーポット101に組み付ける際に、学童は、コネクタ120のフランジ123及び/又は筒状部分112の形状及びアクセプター130のフランジ133の形状を目印にして、これらの間の共通の特徴を手掛かりに作業を進めることができる。 【0075】コネクタ120に関し、図16に示すコネクタ120Cように、砲弾形本体126の上端に小径円柱部127を備え、この小径円柱部127を中空支柱103の下端に挿入するようにしてもよい。このようなコネクタ120Cは、着色によって識別化するのに適しているであろう。また、この図16のコネクタ120Cを用いたときには、これを受け入れるアクセプター130を用意してもよいが、アクセプター130無しに、従来から知られている支柱差込孔に直接挿入するようにしてもよい。 【0076】もしフラワーポット101の支柱差込孔に識別手段を設けるのであれば、この支柱差込孔の回りにリング状の着色テープを貼着してもよいし、また、別ピースの着色リングを用意し、この着色リングを支柱差込孔の開口端に形成した着色リング受け入れ凹所に嵌合させるようにしてもよい。 【0077】この着色リングは、特に図示していないが、図12、図14〜図16に例示したアクセプター130から円筒部分132を省いてフランジ133だけを残した形状を備えていればよい。この着色リングは、コネクタ120と同一系統の色を有するのがよく、例えば4つの異なる色を備えた4つのコネクタ120を用意したのであれば、これに対応した色の4つの着色リングを用意すればよく、或いは、2組の色の異なるコネクタ120を用意したのであれば、これに対応した色を有する2組の着色リングを用意すればよい。学童は、コネクタ120の色と、これと同一系統の色の着色リングとを手掛かりにして、手にした支柱103を差し込むべきフラワーポットの孔を知ることができる。 【0078】以上、コネクタ120及び/又はアクセプター130で識別可能な手段を構成することを説明したが、簡便な方法としては、図17に示すように、支柱103の任意の箇所に着色領域140を設け、他方、この支柱103を受け入れるフラワーポット101の孔101aの回りを塗料などで着色する又は着色テープ141で孔101aを覆うようにして接着させるようにしてもよい。この着色テープ141は、孔101aの回りを取り巻くリング状の形状を備えていてもよい。 【0079】支柱103に着色領域140は、特に限定されるものではないが、支柱103の下端部分であるのが好ましい。また、この着色領域140を形成するには、支柱103に例えば塗料を塗布したり、着色テープを貼着すればよい。 【0080】例えば、2本の支柱130Aに黄色の着色領域140を形成し、他の2本の支柱130Bに赤色の着色領域140を形成した状態で学童に供給し、他方、フラワーポット101には、対角線上に位置する2つの孔101aに黄色のテープ141を貼り、他の対角線上に位置する2つの孔101aに赤色のテープ141を貼った状態で学童に供給すればよい。 【0081】支柱103を展開してフラワーポット101に組み付ける際に、学童は、支柱130の着色領域140の色と、フラワーポット101の着色テープ141の色とを目印にして、共通の色を手掛かりにして、手にした支柱103を、支柱103の色と共通の色の支柱挿入孔101aに挿入することで、その作業を進めることができる。 【0082】フラワーポット101の孔101aを識別するために着色テープ141を用いる場合、フラワーポット101から剥離可能な接着テープを採用してもよい。学童が支柱103を孔101aに挿入する際に、着色テープ141を取り除いてもよいし、着色テープ141を貼ったままで、このテープ141を突き破るようにして支柱103を孔101aに挿入することができるようにしてもよい。 【0083】上述した支柱103、支持枠104、コネクタ120、アクセプター130などは、フラワーポット101のオプション品として販売され、ユーザである学童は、培養土及び朝顔などの種を含むフラワーポット101と共に支柱103、支持枠104などと共にセット品として入手することができる。 【0084】以上、第1実施例を説明したが、本発明が適用可能な支持枠として、先に例示した支持枠104に制限されるものではない。例えば、図18に示す支持枠201であってもよい。同図に図示の支持枠201は、一体成形のプラスチック品である。支持枠201は、先の支持枠104と同様に、平面視したときに、全体として矩形の形状を有し、4つのコーナ部分202と、これらの間に亘って延びる支持枠エレメント204とを含む。 【0085】各コーナ部分202の内側には、支柱103の外形輪郭と相補的な形状の嵌合部203が突設され、この嵌合部203は、一部を切り欠いた円形リングで構成されている。コーナ部分202と、これに隣接する2つの支持枠エレメント204との間には、夫々、一体成形ヒンジ205が設けられている。 【0086】すなわち、各コーナ部分202は、第1、第2の2つの垂直壁206、206を含み(図18)、この第1、第2の垂直壁206、206は、互いに直交する関係で配置されている。この第1、第2の垂直壁206、206の交差角度は、先の第1実施例の垂直面108、109と同様に、支柱103の本数との関係で規定されるものであり、例えば、支柱103を6本で一組にしたときには、第1、第2の垂直壁206、206の交差角度を120度に設定すればよい。 【0087】支持枠エレメント204は、その一端と他端に、上記の第1、第2の垂直壁206、206と対向する垂直の端面207、207を備えている。これらの垂直壁206と垂直端面207とは、これらが衝合することにより支持枠エレメント204の一方向の屈曲又は揺動を禁止するストッパーの機能を奏し、これにより、支持枠エレメント204の揺動範囲を規定することができ、この結果、図10、図11に例示した支柱103の収束の仕方を規定することができる。 【0088】支持枠エレメント204の揺動角度を何度に規定するかは、上記の壁206、端面207を傾斜面で構成したりヒンジ205の幅寸法つまり壁206と端面207との離間距離を変えることにより任意に設定することができる。 【0089】本発明が適用可能な別の支持枠として、例えば図19に示す支持枠301であってもよい。同図の支持枠301は、支柱103の上端に取り付けられた、先に説明した支持枠104(図7)又は支持枠201(図18)を含んでいてもよい。 【0090】支持枠301は、また、先に例示した2本のピン110を備えたコーナ部材106とは異なり、1本のピン110を備えた単一ピン付きコーナ部材302を含み、このコーナ部材302は、先に説明した嵌合部105を備えている。 【0091】また、支持枠301は、支持枠エレメント107を含み、この支持枠エレメント107の両端は、一対のコーナ部材302、302にピン110を中心にして回動自在に連結されている。 【0092】単一ピン付きコーナ部材302を両端に取り付けた支持枠エレメント107からなる支持枠301にあっては、独立して、支柱103の任意の箇所に固定することができ、また、支持枠301を付けた状態のままで支柱103を束ねることができる(図19の(B))。 【0093】嵌合部105を備えたコーナ部材302と支持枠エレメント107とはヒンジを介して連結してもよく、また、支持枠エレメント107の両端に嵌合部105を一体に形成し、図18の支持枠201と同じように、支持枠エレメント107の両端部分に一体成形ヒンジを形成するようにしてもよい。 【0094】本発明が適用可能な支柱として、例えば図20に示す支柱400であってもよい。この支柱400は、先に説明した支柱103を長手方向に3つに分割した第1〜第3の分割支柱401〜403を含む。第1〜第3の分割支柱401〜403は、互いに、端同士が嵌り合うことで一体化して長尺の支柱400を作る。すなわち、最も下の第1の分割支柱401の上端開口に、その上の中間分割支柱つまり第2の分割支柱402の下端部が嵌入し、この第2の分割支柱402の上端開口に、その上の最上位の分割支柱つまり第3の分割支柱403の下端部が嵌入される。 【0095】各分割支柱401〜403の例えば上端には、夫々、先に説明した任意の支持枠104などが取り付けられる。例えば各支持枠104と各分割支柱401〜403とを一体成形するようにしてもよい。なお、図20では、例示として第1実施例に含まれる支持枠104が図示されている。 【0096】このような分割支柱からなる支柱400にあっては、分割支柱401〜403を組み付けて一本の支柱した状態で、先の第1実施例などと同様に、支持枠104と一緒に束ねることができるが、各分割支柱401、402、403を分離した状態で、各分割支柱毎に、支持枠104と一緒に束ねることができる。 【0097】分割式の支柱400にあっては、3分割でなくて、これを2分割に分割するようにしてもよい。また、テレスコピック式の伸縮可能な支柱であってもよい。テレスコピック式の支柱を作るには、例えば、第1〜第3の分割支柱401〜403を段階的に小径になるパイプで構成し、第1の分割支柱401の中に第2の分割支柱402を進退可能に設け、また、この第2の分割支柱402の中に第3の分割支柱403を進退可能に設ければよい。 【0098】以上、本発明の実施例に関し、複数本の支柱103、400の下端部を、フラワーポット101の水平フランジ102に形成された垂直孔101aに嵌入することを前提として説明してきたが、特に、このような形態に限定されるものではない。例えば、図21に仮想線で示すように、教材用植木鉢のオプションとして販売されている受け皿400の上端開口縁に外側に突出するフランジ401を形成し、このフランジ401に孔402を設けて、この孔702に、アクセプター130及びコネクタ120を介して支柱103を挿入するようにしてもよい。 【0099】また、受け皿400の孔402に目印を付すことに関し、例えば着色テープ141を貼着するなどの全ての提案をこの受け皿400に適用できることは勿論である。 【0100】以上、本発明の実施例を詳しく説明したが、本発明は、先に従来技術の欄で説明した既知の折り畳み式の支持枠付き支柱を備えた植木鉢に適用可能であり、更に、コネクタ120及び/又はアクセプター130に関しては、従来技術の欄で説明した既知の折り畳み式や本発明の実施例で説明した新規の折り畳み式の支持枠付き支柱を備えた植木鉢に限定されず、展開状態で固定されている支持枠付き支柱を備えた植木鉢に対しても適用可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598034513 【氏名又は名称】株式会社 東栄社
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| 【出願日】 |
平成13年7月25日(2001.7.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098187 【弁理士】 【氏名又は名称】平井 正司 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−209445(P2002−209445A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−224534(P2001−224534) |
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