| 【発明の名称】 |
原料材混合攪拌装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 惣一
【氏名】吉岡 政利
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| 【要約】 |
【課題】多量の粉塵が発生する条件下においても、籾殻と芯鞘型繊維から成る原料材を適切かつ効率良く混合攪拌して排出することができる原料材混合攪拌装置を得る。
【解決手段】所定量の籾殻と芯鞘型繊維及び他の添加材水溶液を混合攪拌する原料材混合攪拌装置のホッパを支持する支軸36には回転板37が取り付けられており、さらに、発光部43及び受光部45から成る位置検出センサ41が配置されている。これにより、回転板37すなわちホッパの上下反転位置を検出して回転位置制御を行なうことができる。さらに、回転板37には、位置検出センサ41の発光部43及び受光部45に対応してブラシ47が取り付けられており、回転板37の回転に伴って自動的に発光部43及び受光部45を除塵(清掃)することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 上部が開口し前記上部開口から投入された原料材を収容する本体と、前記上部開口を閉鎖可能な蓋体と、前記本体内に収容された前記原料材を攪拌する攪拌スクリューと、を有し、前記攪拌スクリューの軸線に直交する支軸周りに上下反転可能に設けられたホッパと、前記ホッパへ前記籾殻を搬送供給する籾殻供給手段と、前記ホッパへ前記芯鞘型繊維を搬送供給する繊維供給手段と、を備え、所定量の籾殻と芯鞘型繊維とを混合攪拌する原料材混合攪拌装置であって、前記ホッパの前記支軸と同軸的に取り付けられて一体回転する回転板と、発光部及び受光部から成り、前記回転板の回転位置を検出する非接触型の位置検出センサと、前記回転板に取り付けられ、前記回転板の回転に伴って前記位置検出センサの前記発光部及び受光部に接触することで除塵する除塵部材と、を備えたことを特徴とする原料材混合攪拌装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば育苗用培土の原料材、特に基材としての籾殻と結合剤としての芯鞘型繊維とを混合攪拌する原料材混合攪拌装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、水稲等の作物の苗を苗床によって育苗することが行われており、さらに、この苗床の床土としては一般的に土壌培土が用いられていた。ところが、このような土壌培土は、良質(均質)の床土が比較的高価で入手が困難であったり、重く運搬性等が悪かった。そこで、このような土壌培土に代わる床土(培土)として、割れたり崩れることがなく取扱いが容易な育苗用培土、及びこの育苗用培土を安価でかつ量産することができる培土製造装置を既に本出願人が提案している(一例として、特願平10−184893号)。 【0003】前記提案した育苗用培土は、基材としての籾殻と結合剤としての芯鞘型繊維とを混合攪拌し、この混合攪拌した籾殻及び芯鞘型繊維を加熱圧縮成形して得られる。この育苗用培土は、屈曲性及び保水性に富んでおり、割れたり欠け難く、運搬中に形が崩れることがなく、その取扱いも容易になる。 【0004】また、このような育苗用培土を製造するために前記提案した培土製造装置では、上下一対のベルトコンベヤを備えている。この培土製造装置によれば、籾殻と芯鞘型繊維とを攪拌混合した原料材が層状となり上下一対のベルトコンベヤによって挟持されながら搬送され、この搬送の途中において加熱圧縮成形されて所謂マット状の育苗用培土が得られる。したがって、一連の作業を順次連続して自動的に実施することができ、大幅に作業効率が向上し、前述の如き育苗用培土を安価でかつ量産することができる。 【0005】ところで、前記培土製造装置は、前述の如く一連の作業を順次連続して自動的に実施して前述の如き育苗用培土を安価でかつ量産することができるが、この培土製造装置に供給する原料材は、培土製造装置に供給する時点で既に好適に(充分に)混合攪拌されていなければならず、また、その混合割合も設定された最適値(最適量)でなければならない。特に、籾殻と芯鞘型繊維とから成る原料材は、適切に(充分に)混合攪拌しなければ、芯鞘型繊維が複雑で細かい網状になって籾殻と絡み合った状態となり難く、また、その混合割合が最適値(最適量)でなければ良好な(良質な)籾殻成形物を得ることができない。 【0006】しかも、このような混合攪拌された原料材は、培土製造装置の処理能力に対応した必要量(多量)を効率良く準備しなければならない。 【0007】そこで、籾殻と芯鞘型繊維から成る原料材を、適切かつ効率良く混合攪拌することができる原料材混合攪拌装置を既に本出願人が提案している(一例として、特願平11−194027号)。 【0008】前記提案した原料材混合攪拌装置では、本体と蓋体と攪拌スクリューとを有するホッパを備えている。この原料材混合攪拌装置によれば、籾殻と芯鞘型繊維とがホッパの本体の上部開口から投入されて本体内に収容される。次いで、本体の上部開口が蓋体によって閉鎖される。さらにこの状態で、攪拌スクリューが駆動することにより、本体内に収容された前記各原料材が混合攪拌される。 【0009】本体内に収容された前記各原料材が混合攪拌された後には、ホッパが、攪拌スクリューの軸線に直交する支軸周りに上下反転され、上部開口が下方へ向けられる。ここで、本体の上部開口が蓋体によって開放され、本体内の混合攪拌された後の前記原料材が外部に排出される。 【0010】このように、前記原料材混合攪拌装置では、籾殻と芯鞘型繊維から成る原料材を効率良く混合攪拌することができ、しかも効率良く排出することができる。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の如く各原料材が混合攪拌された後にはホッパが支軸周りに上下反転され、混合攪拌された後の前記原料材が外部に排出されるが、このようにホッパを反転制御するために、非接触型の位置検出センサ(所謂、フォトセンサ)を適用している。しかしながら、このように単にフォトセンサを設けた構成では、多量の籾殻や芯鞘型繊維を取り扱うことに起因する粉塵がフォトセンサの検出部に付着し、最悪の場合にはホッパの反転位置を検出することができず、その制御が不能になる可能性もあった。 【0012】本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、多量の粉塵が発生する条件下においても、籾殻と芯鞘型繊維から成る原料材を適切かつ効率良く混合攪拌して排出することができる原料材混合攪拌装置を提供することを目的としている。 【0013】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の原料材混合攪拌装置は、上部が開口し前記上部開口から投入された原料材を収容する本体と、前記上部開口を閉鎖可能な蓋体と、前記本体内に収容された前記原料材を攪拌する攪拌スクリューと、を有し、前記攪拌スクリューの軸線に直交する支軸周りに上下反転可能に設けられたホッパと、前記ホッパへ前記籾殻を搬送供給する籾殻供給手段と、前記ホッパへ前記芯鞘型繊維を搬送供給する繊維供給手段と、を備え、所定量の籾殻と芯鞘型繊維とを混合攪拌する原料材混合攪拌装置であって、前記ホッパの前記支軸と同軸的に取り付けられて一体回転する回転板と、発光部及び受光部から成り、前記回転板の回転位置を検出する非接触型の位置検出センサと、前記回転板に取り付けられ、前記回転板の回転に伴って前記位置検出センサの前記発光部及び受光部に接触することで除塵する除塵部材と、を備えたことを特徴としている。 【0014】ここで、請求項1記載の原料材混合攪拌装置は、原料材として籾殻と芯鞘型繊維とを混合攪拌するものであり、さらに、この原料材を加熱圧縮成形することによって籾殻成形物(育苗用培土)が製造される。この育苗用培土は、スポンジのように腰が強くて屈曲性及び保水性に富んでおり、割れたり欠け難く、運搬中に形が崩れることがない。また、育苗のために灌水しても形が崩れることがなく、その取扱いも容易になる。 【0015】そこで、このような育苗用培土を製造するために、請求項1記載の原料材混合攪拌装置では、本体と蓋体と攪拌スクリューとを有するホッパを備えている。この原料材混合攪拌装置によれば、籾殻供給手段及び繊維供給手段によってそれぞれ籾殻と芯鞘型繊維とがホッパの本体の上部開口から投入されて本体内に収容される。次いで、本体の上部開口が蓋体によって閉鎖される。さらにこの状態で、攪拌スクリューが駆動することにより、本体内に収容された前記各原料材が混合攪拌される。 【0016】本体内に収容された前記各原料材が混合攪拌された後には、ホッパが、攪拌スクリューの軸線に直交する支軸周りに上下反転され、上部開口が下方へ向けられる。次いで、本体の上部開口が蓋体によって開放され、本体内の混合攪拌された後の前記原料材が外部に排出される。 【0017】この場合、ホッパにはこれと一体に回転する回転板が取り付けられており、発光部及び受光部から成る非接触型の位置検出センサによってこの回転板の回転位置すなわちホッパの回転位置(上下反転位置)が検出され、これに基づいてホッパの反転制御を行なうことができる。 【0018】またここで、前記回転板には除塵部材が取り付けられており、この除塵部材が回転板の回転に伴って位置検出センサの発光部及び受光部に接触してこれを除塵(清掃)する。したがって、籾殻や芯鞘型繊維を取り扱うことに起因する多量の粉塵が発生する条件下においても、位置検出センサによって確実にホッパの反転位置を検出することができ、その制御が不能になることがない。 【0019】このように、請求項1記載の原料材混合攪拌装置では、多量の粉塵が発生する条件下においても、籾殻と芯鞘型繊維から成る原料材を適切かつ効率良く混合攪拌することができ、しかも効率良く排出することができる。 【0020】なお、前述した請求項1における芯鞘型繊維としては、例えば、芯鞘型ポリエステル(ユニチカ製)やビオノーレ(昭和高分子(株)製)を用いることができる。また、籾殻は、圧縮粉砕した籾殻を用いることが好ましい。 【0021】さらに、籾殻と芯鞘型繊維の混合割合としては、例えば、籾殻が600gの場合に芯鞘型繊維を15gとすると良いが、この混合割合は、適宜変更可能である。 【0022】また、他の添加材として、育苗用肥料や吸水性を良くするための界面活性剤を併せて混合攪拌してもよい。 【0023】なお、育苗用肥料としては、中期育成用肥料(例えば、商標:ロングM100)、良質土壌菌繁殖用剤(例えば、ゼオライト)、初期育成用肥料(例えば、硫加燐安)、健苗育成剤(例えば、商標:FTE)、PH調整剤兼用の発芽抑制物質除去剤(例えば、クエン酸)、等が含まれる。 【0024】さらに、籾殻と芯鞘型繊維、及び各育苗用肥料の混合割合としては、例えば、籾殻が600gの場合に、芯鞘型繊維を15g、中期育成用肥料を60g、良質土壌菌繁殖用剤を6g、初期育成用肥料を7g、健苗育成剤を0.36g、発芽抑制物質除去剤を1.2gとすると良いが、この混合割合は適宜変更可能である。 【0025】 【発明の実施の形態】図4には本発明の実施の形態に係る原料材混合攪拌装置20が適用されて製造された育苗用培土10の外観斜視図が示されている。 【0026】この育苗用培土10は、培土基材としての籾殻12と、結合剤としての芯鞘型繊維14、及び他の添加材としての複数の育苗用肥料16を含んで構成されており、本実施の形態においては、例えば育苗箱に入るように、縦寸法28cm、横寸法58cm、厚さ寸法2cmのマット形状に成形されている。ここで、以下に育苗用培土10の各構成材の種類及び含有量の一例を示す。 【0027】 籾殻 :600g 芯鞘型繊維(芯鞘型ポリエステル:ユニチカ製) : 15g 中期育成用肥料(商標:ロングM100) : 60g 良質土壌菌繁殖用剤(ゼオライト) : 6g 初期育成用肥料(硫加燐安) : 7g 健苗育成剤(商標:FTE) : 0.36g 発芽抑制物質除去剤(クエン酸) : 1.2g【0028】前記の芯鞘型繊維14として用いた芯鞘型ポリエステル(ユニチカ製)は、芯部14A及び鞘部14B(図5に概略的に図示)によって構成されており、鞘部14Bは110℃で軟化し、芯部14Aは250℃で軟化する。また、芯鞘型繊維14としては、例えば、ビオノーレ(昭和高分子(株)製)を用いることができる。この場合には、鞘部14Bは90℃で軟化し、芯部14Aは115℃で軟化する。実際に使用される芯鞘型繊維14は、短く裁断された状態のものであって、所定温度で加熱されることにより鞘部14B同士が溶着し合い、複雑で細かい網状になって籾殻12と絡み合うものである。 【0029】なお、前記籾殻12や芯鞘型繊維14及び複数の育苗用肥料16の混合割合は、適宜変更可能である。 【0030】次に、この育苗用培土10を製造するための本実施の形態に係る原料材混合攪拌装置20について説明する。 【0031】図1には、原料材混合攪拌装置20の全体構成が正面図にて示されている。 【0032】この原料材混合攪拌装置20は、傾斜した状態で静止するホッパ22を備えている。図2に示す如く、ホッパ22は、上部が開口した樽状の本体24を有しており、その上部開口に蓋体26が取り付けられている。この蓋体26は、エアシリンダ28によって傾斜方向に作動されて本体24の傾斜方向上部の開口を閉鎖可能にしてある。さらに、本体24内には攪拌スクリュー30が設けられている。この攪拌スクリュー30は、シャフト32周りに螺旋羽根34が固着された構成となっており、回転することで本体24内に収容された前記各原料材を下から上へ押し上げるようにして混合攪拌することができるようになっている。 【0033】また、ホッパ22の本体24は、攪拌スクリュー30のシャフト32に直交して設けられた支軸36によって支持フレーム38に上下反転可能に取り付けられている。さらに、支軸36には反転モータ40が接続されている。すなわち、ホッパ22の本体24は、反転モータ40の駆動によって、支軸36周りに180度回転して上下反転し、上部開口が下方へ向いた状態とすることができるように構成されている。 【0034】またここで、図3に示す如く、ホッパ22の本体24を支持する支軸36には、回転板37が同軸的に取り付けられており、常にホッパ22の本体24と一体回転するようになっている。この回転板37には、周縁部分に切欠部39が形成されている。さらに、回転板37の近傍には、位置検出センサ41が配置されている。この位置検出センサ41は発光部43及び受光部45から成る非接触型のセンサとされており、発光部43と受光部45との間に回転板37の周縁部分が対向して位置するように配置されている。これにより、回転板37の切欠部39の存在を検出することができ、結果的に回転板37の回転位置すなわちホッパ22の本体24の回転位置を検出することができる。 【0035】さらに、前記回転板37には、除塵部材としてのブラシ47が取り付けられている。このブラシ47は、例えばフェルト製の刷毛とされており、回転板37の両側(発光部43の側及び受光部45の側)に延出されている。しかも、回転板37の回転に伴うこのブラシ47の移動軌跡上に、前述した位置検出センサ41の発光部43及び受光部45が位置するように、各部の配置寸法等が設定されている。これにより、回転板37の回転に伴ってブラシ47が位置検出センサ41の発光部43及び受光部45に接触してこれを除塵(清掃)することができる構成となっている。 【0036】以上の構成のホッパ22は、支持フレーム38が、計量秤としてのロードセル42上に載置されている。したがって、ホッパ22(本体24)内に収容されたえ前記原料材の収容量(重量)を計量し、各原料材の混合割合を所定量に設定することができる構成である。 【0037】また、ホッパ22(本体24)の直下には、支持フレーム38やロードセル42とは無関係に(接触せず自立した状態で)、排出ベルトコンベヤ44が配置されている。この排出ベルトコンベヤ44は、前述の如くホッパ22の本体24が支軸36周りに回転して上下反転し、上部開口が下方へ向いた状態となった際に、本体24内から落下する前記原料材を受け止めて、所定個所へ搬送することができるようになっている。 【0038】一方、ホッパ22の側方には、籾殻供給手段を構成する籾殻タンク46が配置されている。籾殻タンク46は、前記培土基材としての籾殻12を収容している。さらに、この籾殻タンク46は、籾殻供給手段を構成するスクリューコンベヤ48によって、ホッパ22の本体24の上部開口と接続されている。これにより、籾殻タンク46内の籾殻12を、スクリューコンベヤ48によってホッパ22の本体24内へ順次供給することができる。 【0039】また、ホッパ22の直上には、繊維供給手段を構成する繊維タンク50が配置されている。繊維タンク50は、前記結合剤としての芯鞘型繊維14を短く裁断した状態で収容しており、下部開口にはベルトコンベヤ52を備えている。このベルトコンベヤ52は、計量秤53付きのベルトコンベヤ54を介してホッパ22の本体24の上部開口と接続されている。これにより、繊維タンク50内の芯鞘型繊維14を、所定量に計量してホッパ22の本体24内へ順次供給することができる。 【0040】さらに、ホッパ22の側方には、添加材供給手段を構成する水溶液タンク56が配置されている。水溶液タンク56は、前記他の添加材としての複数の育苗用肥料16の水溶液を収容している。この水溶液タンク56は、パイプ60を介してポンプ58、流量計62及び電磁弁63に接続されており、さらに、電磁弁63は、ホッパ22の本体24に取り付けられた噴霧ノズル64に可撓性のパイプ61を介して接続されている。これにより、水溶液タンク56内の育苗用肥料16の水溶液を、所定量に計量してホッパ22の本体24内へ供給することができる。 【0041】次に、本実施の形態の作用を前述した育苗用培土10の製造手順と共に説明する。 【0042】前述の如き構成の原料材混合攪拌装置20によれば、籾殻タンク46に収容された籾殻12がスクリューコンベヤ48によってホッパ22の本体24内へ順次供給される。また、繊維タンク50からは、収容された芯鞘型繊維14が、ベルトコンベヤ52及び計量秤53付きのベルトコンベヤ54を介してホッパ22の本体24内へ順次供給される。 【0043】ここで、ホッパ22は、その支持フレーム38がロードセル42上に載置されているため、籾殻12の供給量を適切に設定することができる。また、芯鞘型繊維14は計量秤53によって計量して供給されるため、極軽量のこのような芯鞘型繊維14を正確に計量して供給することができる。 【0044】次いで、エアシリンダ28が作動して本体24の上部開口が蓋体26によって閉鎖される。さらにこの状態で、攪拌スクリュー30が駆動することにより、本体24内に収容された前記各原料材が混合攪拌される。その後、複数の育苗用肥料16の水溶液が水溶液タンク56からポンプ58、流量計62及び電磁弁63を介して送り込まれ、噴霧ノズル64からホッパ22の本体24内へ供給され、混合攪拌されている原料材に噴霧される。 【0045】この場合、育苗用肥料16の水溶液は、流量計62によって計量されて供給されるため、この育苗用肥料16の水溶液も正確に計量して供給することができる。なお、電磁弁63は流量計62からの信号によって開閉制御される。 【0046】これにより、芯部14Aと鞘部14Bから成る芯鞘型繊維14は、籾殻12及び各育苗用肥料16の水溶液と共に攪拌混合されることにより、複雑で細かい網状になって籾殻12と絡み合うと共に、育苗用肥料16の水溶液が籾殻12の隅々まで満遍なく付着する。 【0047】次いで、本体24内に収容された前記各原料材が混合攪拌された後には、反転モータ40が駆動してホッパ22の本体24が支軸36周りに180度上下反転され、上部開口が下方へ向けられる。さらに、エアシリンダ28の作動により蓋体26が移動されて本体24の上部開口が開放され、本体24内の混合攪拌された後の前記原料材が上部開口から外部に排出される。さらに、排出された原料材は、排出ベルトコンベヤ44によって受け止められて、所定個所へ搬送集積される。 【0048】ここで、前述の如く本体24内に収容された各原料材が混合攪拌された後にホッパ22の本体24が支軸36周りに上下反転される際には、本体24の上下反転位置は位置検出センサ41によって検出されて制御される。すなわち、ホッパ22の本体24にはこれと一体に回転する回転板37が取り付けられており、発光部43及び受光部45から成る非接触型の位置検出センサ41によってこの回転板37の回転位置すなわちホッパ22の本体24の回転位置(上下反転位置)が検出され、これに基づいてホッパ22の本体24の反転制御を行なうことができる。 【0049】またここで、前記回転板37にはブラシ47が取り付けられており、このブラシ47が回転板37の回転に伴って位置検出センサ41の発光部43及び受光部45に接触してこれを除塵(清掃)する。したがって、籾殻12や芯鞘型繊維14を取り扱うことに起因する多量の粉塵が発生する条件下においても、位置検出センサ41によって確実にホッパ22の本体24の反転位置を検出することができ、その制御が不能になることがない。 【0050】また特に、前述の如く位置検出センサ41の発光部43及び受光部45を除塵(清掃)するブラシ47は、回転板37に取り付けられて回転板37の回転に伴って自動的に発光部43及び受光部45を除塵(清掃)するため、例えば発光部43及び受光部45を除塵(清掃)するためにその都度取り外す必要がなく、また、他の特別な清掃具を用いて作業者が煩雑なクリーニング作業を行なう必要もなくなり、極めて効率的になる。 【0051】このように、本実施の形態に係る原料材混合攪拌装置20では、籾殻12と芯鞘型繊維14及び他の育苗用肥料16の水溶液から成る原料材を、適切かつ効率良く混合攪拌することができる。またしかも、多量の粉塵が発生する条件下においても、位置検出センサ41によって確実にホッパ22の本体24の反転位置を検出して制御することができ、効率良く排出することができる。 【0052】以上により混合攪拌された原料材(籾殻12と芯鞘型繊維14及び育苗用肥料16)は、圧縮成形装置によって、加熱されながら圧縮成形される。このようにして加熱圧縮成形することで、芯鞘型繊維14の鞘部14Bが軟化して溶着し合い、網状になって籾殻12と絡み合う。さらに、加熱圧縮成形された原料材(籾殻12と芯鞘型繊維14及び育苗用肥料16)は、直ちに冷却圧縮成形される。これにより、芯鞘型繊維14の鞘部14Bが網状になって籾殻12と絡み合った状態のままで固化され、所謂マット状の育苗用培土10が完成する。 【0053】このようにして完成した育苗用培土10は、図5に模式的に示す如く、芯鞘型繊維14の鞘部14Bが軟化して溶着し合い、網状になって籾殻12と絡み合い結合された状態に成形され、これにより、所謂スポンジのような屈曲性及び保水性のある育苗用培土10が得られる。 【0054】 【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る原料材混合攪拌装置は、多量の粉塵が発生する条件下においても、籾殻と芯鞘型繊維から成る原料材を適切かつ効率良く混合攪拌して排出することができるという優れた効果を有している。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000144898 【氏名又は名称】株式会社山本製作所
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| 【出願日】 |
平成13年1月16日(2001.1.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079049 【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−209438(P2002−209438A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−7736(P2001−7736) |
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