| 【発明の名称】 |
植物生育基盤材と造成方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】雨貝 洋
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| 【要約】 |
【課題】斜面上で行われるネット類や金網の張設作業を回避すると共に、資機材が煩雑な連続長繊維にたよらずに、斜面上に安定した植物生育基盤を造成する方法を提供する。
【解決手段】土砂、バーク堆肥、ピートモス等からなる植物生育基盤材2にコイヤ繊維1を混入して生育基盤を造成する。造成方法は土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココピート等の植物生育基盤材料3にコイヤ繊維1、接合剤等を混合吹付ける方法、コイヤ繊維と接合剤を吹付け、マット状繊維体を形成し、土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココピート等の植物生育基盤材料をこのマット状繊維体の上面に及び/あるいは一緒にもしくは植物生育基盤材の上面にマット状繊維体を形成する方法がある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココピート等の植物生育基盤材料に長繊維のコイヤ繊維が、混合あるいは混入されている事を特徴とする植物生育基盤材料。 【請求項2】 土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココピート等の植物生育基盤材料にコイヤ繊維、接合剤等を混合吹付ける事を特徴とする植物生育基盤造成方法。 【請求項3】 コイヤ繊維の長さが5cm〜20cmであり、混入される量が容量で10%〜50%程度である事を特徴とする請求項1及び2記載の植物生育基盤材料とその造成方法。 【請求項4】 コイヤ繊維と接合剤を吹付け、マット状繊維体を形成し、土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココピート等の植物生育基盤材料をこのマット状繊維体の上面に及び/あるいは一緒にもしくは植物生育基盤材の上面にマット状繊維体を形成する事を特徴とする植物生育基盤の造成方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、植物生育基盤材料及びその造成方法を提供するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、斜面に植物生育基盤を造成するためには、合成樹脂ネットや菱形金網をピン等で斜面に固定し、これに土砂や、バーク堆肥、ピートモス等からなる植物生育基盤材料を吹付け造成するか、ボビンに巻き取られた連続長繊維を水圧あるいは圧縮空気によって搬送し、基盤材料と共に吹付けて造成していた。 【0003】斜面上にネットあるいは金網等を張設する作業は煩雑であり、且つ斜面での作業は危険性を伴ない工程も長くなる。又、連続した長繊維を生育基盤に混入するためには、専用のボビンやボビンケース、給糸装置等の資機材が必要であり、資機材の管理が煩雑であり、そのためのスペースも必要である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明では、斜面上で行われるネット類や金網の張設作業を回避すると共に、資機材が煩雑な連続長繊維にたよらずに、斜面上に安定した植物生育基盤を造成する方法を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明では、土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココピート等の植物生育基盤材料に長さ5cm〜20cm程度のコイヤ繊維を10%〜50%の容量で混入することによって、コイヤ繊維と接合剤による生育基盤材料のフィックス効果によって、より安定した生育基盤を簡単に造成しようとするものである。 【0006】植物生育基盤材料として使用される土砂、バーク堆肥、ピートモス、ココピート等の材料は、ほとんどが粉体あるいは粒体であり、これらの粉体、粒体はアスファルト乳剤、セメント、アクリル樹脂、酢酸ビニール樹脂等の接合剤によって固着される。しかしあまり強力に固着し過ぎると硬くなりすぎて、植物の発芽障害になるため、その使用量は限定される。従って、その固着力を補い、雨水による流下水や浸透水による生育基盤材の流亡やエロージョンを防ぎ、植物の根系が充分発達するまで安定を保つための補助材料として、ネット類や金網類、連続長繊維等が使用されている。 【0007】本発明では、これにかえて粉体、粒体からなる植物生育基盤材料に5cm〜20cm程度の長さのコイヤ繊維を混入し、この長繊維と接合剤、植物生育基盤材料との固着力によってフィクス効果を発揮して、雨水や浸透水による流失に対抗する安定した生育基盤を造成するものである。コイヤ繊維の長さや長短繊維の混合割合、あるいはコイヤ繊維の容積比率等は生育基盤材料の種類や斜面の勾配、接合剤の種類によって適宜選定される。又、これ等のコイヤ繊維は生育基盤材料と混合して吹付けるか、別々に搬送して一緒に吹付ける等の方法を取る事も可能である。又、他方法として斜面にコイヤ繊維と接合剤によって吹付し、マット状体を形成し、その上面に生育基盤材を吹付ける事により、ネットを張設したのと同様の効果を得ることができる。逆に、生育基盤材の上面にコイヤ繊維のマット状体を形成する事により、雨水による浸食を防止すると共に、マルチング効果が発揮され均一な発芽と安定した植物生育基盤となる。 【0008】本発明による特徴はネット類あるいは金網類による補強か、一方向性あるいは二方向であるのに対して、コイヤ繊維が多数本ランダムに、多方向に絡み合って、コイヤ繊維間の絡みと交絡した組織が定着され、生育基盤材料の乾燥に伴って発生するクラック、ひび割れ等を防止する効果を持つと共に、擬似根系として植物の根系が充分発達するまでの間、生育基盤材の安定を保つ事ができる。又、コイヤ繊維は繊維そのものが抱水性の材料である事は良く知られており、その性質によって生育基盤材の保水能を向上させ、植物の発芽、発根を促進し、乾燥害から幼芽期の植物を保護する。 【0009】又、コイヤ繊維そのものは有機質であり、合成樹脂系ネットや金網と異なり、腐朽と共に土にかえり、環境にも優しい材料である。又、ワラ等に比較すると、腐朽の速度は遅く、補強繊維材料としての強度もあり、植物の根系が充分発達するまでの間、擬似根系としての機能を充分発揮する。 【0010】 【発明の効果】本発明による植物生育基盤材及びその造成方法によれば、斜面上におけるネット類あるいは金網類の張設は不要となり、工程は短縮され、経済的な効果も大きく、斜面における危険な作業も軽減される。又、連続繊維のような機材を必要とせず、一般の吹付機械によって簡易に且つ安全に、安定した植物生育基盤を造成する事が可能となる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392010533 【氏名又は名称】株式会社水戸グリーンサービス
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| 【出願日】 |
平成13年1月15日(2001.1.15) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−209436(P2002−209436A) |
| 【公開日】 |
平成14年7月30日(2002.7.30) |
| 【出願番号】 |
特願2001−6944(P2001−6944) |
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