| 【発明の名称】 |
植物栽培用容器の給水装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】藤井 清英
【氏名】富永 斉史
【氏名】畑 明宏
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| 【要約】 |
【課題】植物栽培用容器の潅水の管理を効率よく可能にすること。
【解決手段】建物のエントランス等にプランター15や植木鉢等の植物栽培用容器の設置スペースを設け、該設置スペースの地中に配水管4を埋設し、該配水管より水を供給する植物栽培用容器の給水装置において、植物栽培用容器15内にチューブ(点滴チューブ25)を配置し、前記配水管4にチューブの一端を繋ぎ、他端を植物栽培用容器15の土内に突き刺した複数の散水孔を有するペグ26に繋ぎ、配水管4からの水をペグ26の散水孔から潅水する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 建物のエントランス等にプランターや植木鉢等の植物栽培用容器の設置スペースを設け、該設置スペースの地中に配水管を埋設し、該配水管より水を供給する植物栽培用容器の給水装置において、植物栽培用容器内にチューブを配置し、前記配水管にチューブの一端を繋ぎ、他端を植物栽培用容器の土内に突き刺した複数の散水孔を有するペグに繋ぎ、配水管からの水を該ペグの散水孔から潅水することを特徴とする植物栽培用容器の給水装置。 【請求項2】 前記配水管より地表に向けて給水管を突出し、該給水管に前記チューブを連通することを特徴とする請求項1に記載の植物栽培用容器の給水装置。 【請求項3】 前記チューブを植物栽培用容器内の土中に通過させ、その一端を土表面上に出し、該チューブの一端を前記ペグの上端に配したチューブ挿嵌孔に繋ぐことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の植物栽培用容器の給水装置。 【請求項4】 前記植物栽培用容器を設置する設置台を前記設置スペースに取り付け可能とし、該設置台に植物栽培用容器を保持するための凹部を形成し、該凹部に前記給水管を配置したことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の植物栽培用容器の給水装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、植物栽培用容器の給水装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、家庭の園芸用、又は公園等の公共施設の園芸用として使用されるプランター等の植物栽培用容器の給水方法についての技術が公開されている。たとえば、特開平10−33074号公報においては、プランターの底部に多孔質管を配設し、給水タンクから水を該多孔質管に供給する技術が開示されている。また、特開平10−215687号公報には、配水管を地上に這わせ、該配水管の上に複数のプランターを配設し、該プランターの下部に設けた配水管との係合部から水を供給する技術が開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年盛んになった歩道、街路、公園、マンション施設の共有スペース等の緑化対策においては、プランター等の植物栽培用容器の設置方法、及び構成を工夫することが望まれる。従来技術において、潅水を行うための配管が煩雑で、しかも、地上に配管を配している場合は、環境の美観が損なわれてしまうのである。そこで、プランターを配置した際に、潅水装置の配管及びプランターの設置方法が、美観を損ねることがないようにすることが必要である。さらに、屋外の広い範囲でプランターを設置する際には、管理面を考慮して、潅水作業が簡単に、しかも効率よく行われることが望まれるのである。 【0004】また、特に、マンション施設においては、緑豊かな屋外の共有空間を演出することで、建物を自然と調和したものにすることにより、住む人に安らぎを与えることから、上記の緑化対策は非常に重要なのものである。そして、このような緑化対策を考慮したマンション施設は、従来多くの需要があり、今後も一層の需要が見込まれるものである。【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとする課題は以上のごとくであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。すなわち、請求項1に記載のごとく、建物のエントランス等にプランターや植木鉢等の植物栽培用容器の設置スペースを設け、該設置スペースの地中に配水管を埋設し、該配水管より水を供給する植物栽培用容器の給水装置において、植物栽培用容器内にチューブを配置し、前記配水管にチューブの一端を繋ぎ、他端を植物栽培用容器の土内に突き刺した複数の散水孔を有するペグに繋ぎ、配水管からの水を該ペグの散水孔から潅水することである。 【0006】また、請求項2に記載のごとく、前記配水管より地表に向けて給水管を突出し、該給水管に前記チューブを連通することである。 【0007】また、請求項3に記載のごとく、前記チューブを植物栽培用容器内の土中に通過させ、その一端を土表面上に出し、該チューブの一端を前記ペグの上端に配したチューブ挿嵌孔に繋ぐことである。 【0008】また、請求項4に記載のごとく、前記植物栽培用容器を設置する設置台を前記設置スペースに取り付け可能とし、該設置台に植物栽培用容器を保持するための凹部を形成し、該凹部に前記給水管を配置したことである。 【0009】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は実施例を表す概要図、図2は同じく側面図、図3は植物栽培用容器としてのプランターにペグ及び点滴チューブを配した実施例を表す図、図4は植物栽培用容器としてのプランターの設置の実施例を表す図、図5は階段スペースに植物栽培用容器としてのプランターを設置した実施例を表す図である。【0010】まず、図1及び図2を用いて、本発明の実施例の概要について説明する。図1に示すごとく、本実施例では設置スペースをマンションの屋外共有スペースとしている。その他、歩道、街路、公園等としてもよい。図1に示すごとく、支柱2・2及び横枠3から構成する支持フレーム1を設置し、該支持フレーム1にハンギングバスケット20・21・22を吊り下げている。そして、該共有スペースには、タイル7・7・・・が一面に敷き詰められ、図2に示すごとく、地下8には、配水管4が埋設されている。該配水管4は、マンション施設の水道を管理する管理装置14につながれているものとし、該管理装置14から、配水管4により水が供給される構成としている。なお、該管理装置14は、自動的に水の供給の量及び時間を制御する装置としてもよいし、簡易にボールバルブなどを用いて、管理者が水の供給を管理するようにしてもよい。 【0011】そして、前記配水管4から地上に向けて複数の給水管6・6・・・(本実施例では、3箇所に設けている)を配し、該給水管6・6・・・は前記タイル7・7・・・の下面まで到達している。該給水管6・6・・・の上に位置するタイル7・7・・・には、設置台となるように、後述するプランター設置孔13・13・・・が貫通され、該プランター設置孔13・13・・・には、植物栽培用容器としてプランター15・15・・・が設置されている。【0012】次に、図3を用いて、植物栽培用容器としてのプランター15の構成について説明する。本実施例のプランター15は、鉢形の一般的なプランターであって、上側に土18及び植物を充填するための開口部19を広く設け、底面には複数の設置脚31・31・・・と、中心には水抜き穴24が貫通している。そして、該水抜き穴24が前記給水管6・6・・・と重なるように、プランター15が配置されている。【0013】このように構成したプランター15には、土18が充填されている。そして、該土18には、外側表面に複数の散水孔27・27・・・を設けた複数(本実施例では二本)のペグ(以下ポリペグ26とする)が、その後端部を土から出された状態で突き刺されている。該ポリペグ26は、ポリエチレンなどの合成樹脂からなるもので、その先端を三角柱状に構成し、土18に挿入しやすい形状としている。そして、ポリペグ26の後端に位置する挿嵌孔29には、チューブ(以下点滴チューブ25とする)の一端が挿入されている。該点滴チューブ25は、その一端を前記給水管6に挿嵌し、水抜き穴24から土18中を通過して一端土18の上に出た後で、挿嵌孔29に挿嵌されている。なお、本実施例では、一本の点滴チューブ25を分岐させて二本のポリペグ26に挿嵌する構成としている。水抜き穴24より点滴チューブ25をプランター15の内側に挿入するので、一般に流通されたプランターを利用することができ、施工に係るコストを低減できる。 【0014】以上のように構成し、前記水道の管理装置14から供給される水は、配水管4、給水管6、そして点滴チューブ25を介して、プランター15の内側を通って、ポリペグ26から、プランター15の土18に供給されるのである。このようにしてプランター15に水を供給することにより、水の蒸発を最小限にとどめ、効率的な給水を行うことができ、付近に水が飛散することがない。このため、周辺が汚れることなく、美観を維持できる。 【0015】さらに、給水のための配管が埋設されるので、通路等に段差を生じることなく、プランターに給水を行うことができる。これにより、通路等の路面状態を良好に保つことができ、給水管が踏まれることがなく、給水装置の耐久性を向上できる。また、地中に配設された給水管よりプランターに給水されるので、給水管内の水が日射や気温の影響を受けにくい。このため、夏場は水温の上昇を抑制でき、冬場は水の凍結を抑制することができ、給水管理の手間を減少できる。 【0016】そして、点滴チューブ25がプランター15の下面より内側に通され、プランター15内に充填された土に刺さったポリペグ26の上部に接続されるので、該点滴チューブ25による抗力をプランター上部に作用させることができ、該プランター26転倒防止用の係止具とすることも可能である。給水用の点滴チューブ25によりプランター15への給水および転倒防止を行うことができるため、風等によるプランターの転倒を防止できるとともに、美観を維持できる。 【0017】次に、図4を用いて上述のプランター15を使用する実施例について説明する。本実施例では、地下8にタイル7・7・・・を敷き詰めた敷地にプランター15・15・・・を配置するものとする。前述のごとく、地下8には、複数の配水管4・4・・・を内設し、該配水管4と平行するように敷かれたタイル7・7・・・の下には、夫々に給水管6・6・・・が配設されている。該タイル7・7・・・には、プランター15を収めるプランター設置孔13を設けたタイル7aと、下面に前記給水管6・6・・・の開口部を塞ぐ円筒状のプラグ32を有するタイル7bが使用される。プランター15を配設する位置には、タイル7aが敷かれている。そして、植物及び土18を充填したプランター15の水抜き穴24から引き出した点滴チューブ25を給水管6・6・・・に繋ぎ、該プランター15を、タイル7aのプランター設置孔13の内側に納めるのである。一方で、プランター15を配設しない位置には、タイル7bが敷かれており、該タイル7bから突出したプラグ32は、給水管6の開口部を塞いでいる。【0018】以上のごとく、二種類のタイル7a・7bを自由に組み合わせることにより、複数のプランター15の配置を自由に組み合わせることが出来るのである。すなわち、タイル7bをタイル7aと交換することにより、プランター15を設置することが可能となり、一方で、プランター15を撤去する際は、タイル7aをタイル7bと交換するだけでよいのである。なお、本実施例では、配水管4・4・・・を平行となるように一定の間隔をあけて配設する構成としているが、縦横に配設してプランター15の配置の自由度をさらに広げることも可能であることは言うまでもない。さらに、図5に示すごとく、階段スペースにプランター15を配設するようにしてもよい。すなわち、給水管6を内装する設置台としてのプランター設置台33を複数設けて、プランター15をプランター設置台33に配設するのである。【0019】上述のごとくの実施例においては、プランター15の外周はタイル7aのプランター設置孔13及び、プランター設置台33に緩挿させる大きさにして、強風等によりプランター15が転倒しないようにすることが望ましい。【0020】 【発明の効果】本発明は以上のごとく構成したので、次のような効果を奏するのである。すなわち、請求項1のごとく、建物のエントランス等にプランターや植木鉢等の植物栽培用容器の設置スペースを設け、該設置スペースの地中に配水管を埋設し、該配水管より水を供給する植物栽培用容器の給水装置において、植物栽培用容器内にチューブを配置し、前記配水管にチューブの一端を繋ぎ、他端を植物栽培用容器の土内に突き刺した複数の散水孔を有するペグに繋ぎ、配水管からの水を該ペグの散水孔から潅水するので、複数のプランターを屋外の広い範囲に設置する際にも、簡単に潅水をすることが出来るのである。また、土中のペグから潅水されるので、潅水された水が蒸発することなく、植物の根に直接給水させることが出来るので、効率のよい潅水を行うことが出来るのである。さらに、敷地に埋設した給水管により、潅水を行うため、配管が地上に存在しないので、敷地の美観を損ねることがないのである。また、点滴チューブの露出量を少なくでき、プランターの美観を損ねることなく、潅水を行えるのである。【0021】また、請求項2に記載のごとく、前記配水管より地表に向けて給水管を突出し、該給水管に前記チューブを連通するので、チューブと給水管を容易に繋ぐことが可能となるのである。 【0022】また、請求項3に記載のごとく、前記チューブを植物栽培用容器内の土中に通過させ、その一端を土表面上に出し、該チューブの一端を前記ペグの上端に配したチューブ挿嵌孔に繋ぐので、点滴チューブ内への土や雨水の流入を防止できる。そして、点滴チューブとペグの接続状態を外部から確認することもできる。 【0023】また、請求項4に記載のごとく、前記植物栽培用容器を設置する設置台を前記設置スペースに取り付け可能とし、該設置台に植物栽培用容器を保持するための凹部を形成し、該凹部に前記給水管を配置したので、植物栽培用容器を凹部に嵌挿させることで、設置の安定性が増し、さらに、設置台を設けずに直に設置する際に比較して、美観を向上させることが出来るのである。 |
| 【出願人】 |
【識別番号】000198787 【氏名又は名称】積水ハウス株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月29日(2000.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2002−10715(P2002−10715A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月15日(2002.1.15) |
| 【出願番号】 |
特願2000−196184(P2000−196184) |
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