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【発明の名称】 自走式ロールベーラ
【発明者】 【氏名】中村 隆正

【氏名】加藤 英一

【要約】 【課題】刈取り部で刈取った飼料作物をベーラ室に送給してベールを成形する自走式ロールベーラにおいて、ベーラ室の幅方向に刈取った飼料作物を略均等に送給することができるようにした自走式ロールベーラを提供する。

【解決手段】刈取り部6からベーラ室4に飼料作物を搬送する搬送路5の中途部に飼料作物を細断する細断スプレッダー部14を設け、同細断スプレッダー部14において飼料作物を細断するとともにベーラ室4側に圧送し、かつ、細断スプレッダー部14とベーラ室4とを連通連結する送給ホッパー15の下面壁21及び上面壁22にそれぞれ下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35を配設し、細断されて圧送される飼料作物をベーラ室4の幅方向に略均等に拡散させながら送給するようにした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 刈取り部(6)で刈取った飼料作物をベーラ室(4)に送給してベールを成形する自走式ロールベーラにおいて、刈取り部(6)からベーラ室(4)に飼料作物を搬送する搬送路(5)の中途部には飼料作物を細断する細断スプレッダー部(14)を設け、同細断スプレッダー部(14)において飼料作物を細断するとともにベーラ室(4)側に圧送し、かつ、細断スプレッダー部(14)とベーラ室(4)とを連通連結する送給ホッパー(15)内には拡散ガイド板を配設して、細断されて圧送される飼料作物を同拡散ガイド板によってベーラ室(4)の幅方向に略均等に拡散させてベーラ室(4)に送給するようにしていることを特徴とする自走式ロールベーラ。
【請求項2】 拡散ガイド板によって拡散されながら送給された飼料作物を、送給ホッパー(15)の後端に配設した送込みローラ(26)によってベーラ室(4)内に送給するようにしていることを特徴とする請求項1記載の自走式ロールベーラ。
【請求項3】 前記拡散ガイド板は、送給ホッパー(15)の下面壁(21)に設けた下部拡散ガイド板(34)と、送給ホッパー(15)の上面壁(22)に設けた上部拡散ガイド板(35)であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の自走式ロールベーラ。
【請求項4】 下部拡散ガイド板(34)及び上部拡散ガイド板(35)はそれぞれ送給ホッパー(15)の伸延方向に伸延させていることを特徴とする請求項3記載の自走式ロールベーラ。
【請求項5】 送給ホッパー(15)には複数の下部拡散ガイド板(34)及び上部拡散ガイド板(35)をそれぞれ並設し、伸延方向に進むにしたがって隣り合った拡散ガイド板との間隔を拡開させて配設していることを特徴とする請求項4記載の自走式ロールベーラ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家畜の飼料作物として青刈りの水稲等の作物を利用する場合において、この水稲を引き起こしながら刈取ってベーラ室に搬送し、同ベーラ室内でベールに成形することによって持回り作業及び保存作業を容易に行うことができるようにしている自走式ロールベーラに関するものである。特に、成形されるベールの密度バラツキを抑制しながら成形することができるようにしているものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自走可能とした機体前方に刈取り部を配設し、同刈取り部で水稲等の飼料作物の刈取りを行い、刈取られた飼料作物を機体後方に設けたベーラ室に搬送・投入し、同ベーラ室内で略円筒状のベールに成形加工することができるようにした自走式ロールベーラが存在している。
【0003】このような自走式ロールベーラを用いることによって、水稲のような背丈が高いために倒れやすい飼料を刈取りながらそのままベールに成形することができ、作業効率を向上することができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このような自走式ロールベーラにおいては次のような問題があった。
【0005】すなわち、成形されるベールはできるだけ大きく成形した方が成形されたベールのベーラ室からの放出作業の回数を少なくすることができ、また、放出されたベールの回収作業の手間を省くことができるので作業効率を高めることができ、可能な限りベールを大きく成形することができるようにベーラ室を構成しているため、かえって同ベーラ室に送給される飼料作物を均等にベーラ室内に送給することが困難となり、成形されるベールを均整のとれた円筒形状とすることが困難となるという問題があった。
【0006】また、一見円筒形状になっているように見えても、ベール内において飼料作物の密度バラツキが生起されていることが多く、成形後に型くずれを生起したり、発酵速度にバラツキが生起されたりするという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、刈取り部で刈取った飼料作物をベーラ室に送給してベールを成形する自走式ロールベーラにおいて、刈取り部からベーラ室に飼料作物を搬送する搬送路の中途部には飼料作物を細断する細断スプレッダー部を設け、同細断スプレッダー部において飼料作物を細断するとともにベーラ室側に圧送し、かつ、細断スプレッダー部とベーラ室とを連通連結する送給ホッパー内には拡散ガイド板を配設して、細断されて圧送される飼料作物を同拡散ガイド板によってベーラ室の幅方向に略均等に拡散させてベーラ室に送給するようにした。
【0008】また、以下の点にも特徴を有するものである。すなわち、■拡散ガイド板によって拡散されながら送給された飼料作物を、送給ホッパーの後端に配設した送込みローラによってベーラ室内に送給するようにしていること。
■前記拡散ガイド板は、送給ホッパーの下面壁に設けた下部拡散ガイド板と、送給ホッパーの上面壁に設けた上部拡散ガイド板であること。
■下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板はそれぞれ送給ホッパーの伸延方向に伸延させていること。
■送給ホッパーには複数の下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板をそれぞれ並設し、伸延方向に進むにしたがって隣り合った拡散ガイド板との間隔を拡開させて配設していること。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の自走式ロールベーラは機体前方に刈取り部を具備し、同刈取り部で刈取った飼料作物を機体後方に配設したベーラ室に送給してベールを成形することができるようにしている自走式ロールベーラであって、刈取り部からベーラ室に飼料作物を搬送する搬送路の中途部には飼料作物を細断する細断スプレッダー部を設け、同細断スプレッダー部とベーラ室側とを送給ホッパーによって連通連結しているものである。
【0010】特に、細断スプレッダー部では搬送路中を搬送されてきた飼料作物を細断するとともに、後方のベーラ室へと圧送することができるようにしている。
【0011】さらに、送給ホッパーの下面壁及び上面壁にはそれぞれ拡散ガイド板として下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板を配設し、同下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板によって細断されて圧送されてきた飼料作物を、ベーラ室の幅方向に略均等に拡散させてベーラ室に送給することができるようにしている。
【0012】そして、拡散されながら送給された飼料作物を、送給ホッパーの後端に設けた送込みローラによってベーラ室内に送給することによって、ベーラ室の幅方向において飼料作物を常に等量ずつ送給することができるので、ベーラ室において成形されるベールの密度を略均一とすることができる。従って、成形後に型くずれが生起されることがなく、また、全体として均一に発酵を促すことができるので、発酵効率を高めることができる。
【0013】特に、下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板はそれぞれ送給ホッパーの伸延方向に伸延させて配設するとともに、伸延方向に進むにしたがって隣り合った拡散ガイド板との間隔を拡開させて配設するようにしている。従って、細断スプレッダー部で細断されて圧送された飼料作物が下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板の細断スプレッダー部側前端縁を通過すれば、そのまま下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板に案内されて満遍なく拡散させることができ、かつ、途中でガイド板間に挟まることも防止することができるので、ベーラ室に飼料作物を幅方向に略均等に拡散させながら搬送することができる。
【0014】以下において実施例を示した図面に基づいてさらに詳説する。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係る拡散ガイド板を配設した自走式ロールベーラAの一部切欠右側面図、図2は同一部切欠平面図である。
【0016】自走式ロールベーラAは、左右一対のクローラ走行装置1,1の上部に基台2を配設し、同基台2の右前側部分に運転席3a、操作ハンドル3b、操作レバー3cなどを配設した運転部3を設け、同運転部3の後部にエンジン等の駆動装置を配設したエンジン室(図示せず)を設け、自走可能としている。
【0017】そして、基台2の後部にベールの成形を行うベーラ室4を配設している。同ベーラ室4の前端には、運転部3の左側に配設した搬送路5の後端を連通連結させ、かつ、同搬送路5の前端に刈取り部6を連通連結させて、同刈取り部6で刈取った飼料作物を、搬送路5を介してベーラ室4に送給し、ベーラ室4内においてベールに成形するようにしている。
【0018】以下、各構成部について飼料作物の流れに沿って順番に詳説する。
【0019】まず、飼料作物の刈取りを行う刈取り部6では、掻込みリール7によって丈の長い飼料作物を引き起こしながら刈取りデッキ8に送給し、同刈取りデッキ8の前端縁に設けた刈刃9によって飼料作物の根元部分を刈るようにしている。刈取られた飼料作物は、刈取りデッキ8内に配設した刈寄せオーガ10によって搬送路5の後述するフィーダーハウス12への連通口に送給されるようにしている。符号13は刈取りデッキ8の両側にそれぞれ配設した分草板である。
【0020】搬送路5は、前方から順番にフィーダーハウス12、同フィーダーハウス12の後端に連通させてフィーダーハウス12によって送給された飼料作物の細断を行う細断スプレッダー部14、同細断スプレッダー部14において細断された飼料作物をベーラ室4に送給するための送給ホッパー15を配設した筒状としている。特に、フィーダーハウス12は前低後高となるように配設して細断スプレッダー部14の部分が高位置に位置するようにし、さらに、細断スプレッダー部14の後端に連通させた送給ホッパー15は前高後低の後ろ下がりとして、搬送路5が側面視で略への字状となるようにしている。
【0021】フィーダーハウス12では、刈取り部6の刈寄せオーガ10によって送給された飼料作物を、同フィーダーハウス12内に配設した送給コンベア16によって後方に搬送することができるようにしている。なお、フィーダーハウス12は、後端に配設される枢軸17を介して枢着されることにより回動自在としており、一端を刈取りデッキ8の後部に、他端を基台2に取着した昇降アクチュエータ18によって刈取り部6を昇降させることができるようにし、刈り高さの調整を行うことができるようにしている。
【0022】細断スプレッダー部14には、自走式ロールベーラAの左右方向と略平行に細断羽根用回転軸19を配設し、同細断羽根用回転軸19に細断刃付き羽根20を立設して、細断羽根用回転軸19を回転させることによりフィーダーハウス12内を搬送されてきた飼料作物を細断刃付き羽根20で細断するとともに、細断された飼料作物を後方に押送することによって圧送することができるようにしている。本実施例では細断羽根用回転軸19を略中心として細断刃付き羽根20を側面視で略十字状に配設している。
【0023】送給ホッパー15は、前高後低の後ろ下がりとした筒状としている。特に送給ホッパー15を構成している下面壁21の後ろ下がりの斜度を、送給ホッパー15を構成している上面壁22の斜度よりも大きくして、送給ホッパー15が後方に向けて拡開状となるようにしている。従って、細断刃付き羽根20の回転によって飼料作物に加えられる圧送の力と、飼料作物自体に作用する重力とによって、細断スプレッダー部14で細断された飼料作物を、搬送装置を用いることなくスムーズに後方に送給することができるようにしている。
【0024】そのうえ、送給ホッパー15では、図2に示すように、成形されるベールの幅寸法よりも幅細とされたフィーダーハウス12からベールの幅寸法に合わせるように送給ホッパー15の右側面壁23を送給ホッパー15の外側方向に後退状態に配設し、平面視においても送給ホッパー15が拡開状となるようにしている。その分、下面壁21及び上面壁22はそれぞれ右側面壁23側を膨出させている。
【0025】そして、下面壁21及び上面壁22には、図1及び図2に示すように、同下面壁21及び上面壁22を幅方向に略等分するように、それぞれ複数枚の拡散ガイドとしての下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35を起立させて並設している。
【0026】特に、上述したように、送給ホッパー15が平面視においても拡開状となるように、本実施例の場合では下面壁21及び上面壁22の右側面壁23側をそれぞれ膨出させているので、下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35はそれぞれ、飼料作物の搬送方向の下流側端部を上流側端部よりも右側面壁23側に寄せた傾斜状態に伸延させて配設するようにしている。
【0027】なお、本実施例では、下部拡散ガイド板34と上部拡散ガイド板35とを上下方向で対向させて設けるようにしており、上下の下部拡散ガイド板34と上部拡散ガイド板35とで一対とするようにしている。
【0028】従って、細断スプレッダー部14の細断刃付き羽根20により圧送される細断された飼料作物は、各下部拡散ガイド板34及び各上部拡散ガイド板35で案内されることによって送給ホッパー15の幅方向に拡散されながら搬送され、ベーラ室4の幅方向に均一に拡散させることができる。
【0029】特に、下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35は、送給ホッパー15が平面視においても拡開状となっていることにともなって、互いに隣り合った拡散ガイド板の間隔を伸延方向に進むにしたがって拡開させるように配設している。
【0030】従って、細断スプレッダー部14で細断されて圧送された飼料作物は、下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35の細断スプレッダー部14側の前端縁によって圧送の圧力を利用して櫛分けられながら拡散ガイド板間に挿通されるとともに、拡散ガイド板間に挿通された飼料作物がそのまま下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35に案内されることによって満遍なく拡散させることができ、かつ、途中で拡散ガイド板間に挟まることを防止することができるので、ベーラ室4に飼料作物を幅方向に略均等に拡散させながら搬送することができる。
【0031】本実施例では、図2に示すように、下部拡散ガイド板34は伸延方向に伸びた平板状としているが、平板状ではなく適度に湾曲させるようにしてもよい。上部拡散ガイド板35についても同様である。
【0032】また、下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35はそれぞれ、下面壁21及び上面壁22に対して着脱自在としており、刈取る飼料作物の種類に応じて配設枚数を増やしたり、形状を異ならせたりして効率よく細断された飼料作物をベーラ室4に圧送することができるようにしている。
【0033】さらに、他の実施例として、下面壁21及び上面壁22にそれぞれ下面揺動板(図示せず)及び上面揺動板(図示せず)を重合させて配設するとともに、同下面揺動板及び上面揺動板を下面壁21及び上面壁22に沿ってそれぞれ自走式ロールベーラAの左右方向に揺動させることができるようにしておき、同下面揺動板及び上面揺動板にそれぞれ下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35を配設して、同下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35を左右方向に揺動させることができるようにしてもよい。
【0034】下部拡散ガイド板34及び上部拡散ガイド板35を左右方向に揺動させることによって細断された飼料作物が下部拡散ガイド板34、上部拡散ガイド板35、あるいは、送給ホッパー15の内周面に被着して送給ホッパー15を閉塞することを抑制することができる。
【0035】送給ホッパー15の後端には、自走式ロールベーラAの左右方向と略平行に送込み用回転軸24を配設し、同送込み用回転軸24の周面に複数の送込み羽根25を設けて送込みローラ26を形成し、細断スプレッダー部14で細断された飼料作物を掻き上げるようにベーラ室4内に送給することができるようにしている。
【0036】ベーラ室4は、基台2に固定配設した固定ケース27と、同固定ケース27の上部後端に設けた枢支点28に枢着して回動自在とした回動ケース29とによって中空の箱状に形成している。そして、固定ケース27及び回動ケース29の内側部分には、送込みローラ26によって送り込まれた飼料作物をベールに成形するためのベール成形装置30を配設している。
【0037】同ベール成形装置30は、成形コンベア31と、同成形コンベア31を駆動させる複数の駆動歯車32とによって構成しており、駆動歯車32を固定ケース及び回動ケースの内側に沿って配設し、各駆動歯車32に、成形コンベア31に設けた無端チェーンを歯合さて成形コンベア31を掛装するようにしている。そして、成形コンベア31に、図示していない円弧状ガイドを当接させることにより、側面視略円弧状に湾曲させた転動成形面36を形成するようにしている。
【0038】すなわち、転動成形面36が、図1に示すように側面視略C字状となるようにしており、開口部分を送給ホッパー15の後端に連通させて送込みローラ26によるベーラ室4への飼料作物の送給を行うことができるようにしている。
【0039】転動成形面36に送込みローラ26によって飼料作物を送給しながら、エンジンの動力によって駆動歯車32を回転させて成形コンベア31を駆動させることにより、転動成形面36に送給された飼料作物を同転動成形面36部分において自転させ、その状態で逐次飼料作物を送給することにより、転動成形面36で自転している飼料作物に飼料作物が巻き付けられて、あたかも雪だるまのように徐々に径を大きくし、所定の大きさのベールが成形されるようにしている。
【0040】ベールが所定の大きさとなると、図示していない結束装置によって紐やテープをベールに巻き付けて結束するようにしている。ベールの結束が終了すると、枢支点28を中心として回動ケース29を回動させることによりベーラ室4が開放され、結束されたベールを放出することができるようにしている。図1中の符号33は、放出されるベールの放出ガイドであって、同放出ガイド33の上面をベールが転がりながら落下していくようにしている。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の本発明によれば、刈取り部からベーラ室に飼料作物を搬送する搬送路の中途部には飼料作物を細断する細断スプレッダー部を設け、同細断スプレッダー部において飼料作物を細断するとともにベーラ室側に圧送し、かつ、細断スプレッダー部とベーラ室とを連通連結する送給ホッパー内には拡散ガイド板を配設して、細断されて圧送される飼料作物を同拡散ガイド板によってベーラ室の幅方向に略均等に拡散させてベーラ室に送給するようにしているので、ベーラ室において成形されるベールの密度を略均一とすることができる。従って、成形後の型くずれが少なく、かつ、全体として均一な発酵を促すことができるベールの成形を行うことができる。
【0042】特に、請求項2記載の本発明のように、拡散ガイド板によって拡散されながら送給された飼料作物を、送給ホッパーの後端に配設した送込みローラによってベーラ室内に送給するようにしていることによって、ベーラ室にはベーラ室の幅方向において常に略均等に飼料作物を送給することができるので、ベーラ室において成形されるベールの密度をより略均一とすることができる。
【0043】請求項3記載の本発明によれば、拡散ガイド板を、送給ホッパーの下面壁に設けた下部拡散ガイド板と、送給ホッパーの上面壁に設けた上部拡散ガイド板としていることによって、下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板が送給ホッパーに送給された飼料作物に対して障害物となることなく、飼料作物の確実な拡散を行うことができる。
【0044】特に、請求項4記載の本発明のように、下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板はそれぞれ送給ホッパーの伸延方向に伸延させていることによって、細断スプレッダー部での圧送の力を殺すことなく十分に利用することができ、圧送された飼料作物を下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板に案内させやすくして確実に拡散を行うことができる。
【0045】さらに、請求項5記載の本発明のように、送給ホッパーには複数の下部拡散ガイド板及び上部拡散ガイド板をそれぞれ並設し、伸延方向に進むにしたがって隣り合った拡散ガイド板との間隔を拡開させて配設していることによって、拡散ガイド板間に細断された飼料作物が挟まることがなく、スムーズにベーラ室への案内・送給を行うことができるので、常に飼料作物を略均等に拡散させながら送給を行うことができる。
【出願人】 【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【出願日】 平成13年5月24日(2001.5.24)
【代理人】 【識別番号】100080160
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 憲一郎
【公開番号】 特開2002−345325(P2002−345325A)
【公開日】 平成14年12月3日(2002.12.3)
【出願番号】 特願2001−155627(P2001−155627)