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【発明の名称】 コンバインの選別風供給構造
【発明者】 【氏名】平田 晋

【要約】 【課題】クローラ式走行装置に付着した泥土による損傷の虞や機体の大型化を招くことなく、又、製造コストの高騰や構成の複雑化を抑制しながら、枕地旋回時や枕扱き作業時などにおける穀粒損失の発生を回避できるようにする。

【解決手段】唐箕12からの選別風をシーブケース11に向けて案内する風路13が形成された脱穀装置4を搭載してあるコンバインの選別風供給構造において、風路13内に、複数の通風部22aが形成された選別風調節体Aを、風路13を開放する状態と塞ぐ状態とに切り換え可能に装備した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 唐箕からの選別風をシーブケースに向けて案内する風路が形成された脱穀装置を搭載してあるコンバインの選別風供給構造であって、前記風路内に、複数の通風部が形成された選別風調節体を、前記風路を開放する状態と塞ぐ状態とに切り換え可能に装備してあるコンバインの選別風供給構造。
【請求項2】 前記選別風調節体を、前記選別風の流動方向と直行する軸心周りに切り換え揺動可能に構成してある請求項1記載のコンバインの選別風供給構造。
【請求項3】 前記選別風調節体を、通風孔が前記通風部として縦横に整列形成された網状体で構成してある請求項1又は2記載のコンバインの選別風供給構造。
【請求項4】 刈取クラッチの入り操作に連動して前記選別風調節体が前記風路を開放する状態に切り換えられ、前記刈取クラッチの切り操作に連動して前記選別風調節体が前記風路を塞ぐ状態に切り換えられるように構成してある請求項1〜3のいずれか一つに記載のコンバインの選別風供給構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、唐箕からの選別風をシーブケースに向けて案内する風路が形成された脱穀装置を搭載してあるコンバインの選別風供給構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなコンバインの選別風供給構造においては、植立穀稈の刈り取りを一時的に中断して機体を旋回させる枕地旋回時や、手作業で脱穀装置に刈取穀稈を供給する枕扱き作業時などのように、通常の刈り取り走行時に比較して選別する処理物量が少なくなる場合には、唐箕からシーブケースに向かう選別風を弱めることで、その選別風によって処理物中の穀粒がワラ屑などとともに機外に排出される穀粒損失の発生を回避するように構成されたものがあり、従来では、選別風を弱める手段として、例えば特開平5−308839号公報などで開示されているように、唐箕ケースに開閉揺動可能に装備された蓋体を開き操作して選別風の一部を唐箕ケースの開口から逃がすことや、唐箕の回転数を低下させることなどが考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、唐箕ケースに開閉揺動可能な蓋体を装備した場合には、蓋体の開き操作を許容する空間を唐箕ケースの外方に確保する必要があることから機体が大型化するようになり、又、唐箕ケースはクローラ式走行装置の近傍に配設されていることから、クローラ式走行装置に多量の泥土が付着した際に、その泥が開き操作された蓋体に接触して蓋体などを損傷させる不都合や開口から入り込んで唐箕などを損傷させる不都合を招く虞があった。
【0004】一方、唐箕の回転数を低下させる場合には、唐箕の独立変速操作を可能にする必要があり、そのためには、唐箕を専用のモータで駆動する、あるいは、脱穀装置の伝動系に唐箕専用の変速装置を装備する、などの構成を採用しなければならないことから、大幅な製造コストの高騰や構成の複雑化を招くようになり、しかも、唐箕専用のモータや変速装置を装備するための空間を唐箕ケースの外方に確保する必要があることから、機体が大型化するようになっていた。
【0005】本発明の目的は、クローラ式走行装置に付着した泥土による損傷の虞や機体の大型化を招くことなく、又、製造コストの高騰や構成の複雑化を抑制しながら、枕地旋回時や枕扱き作業時などにおける穀粒損失の発生を回避できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、唐箕からの選別風をシーブケースに向けて案内する風路が形成された脱穀装置を搭載してあるコンバインの選別風供給構造において、前記風路内に、複数の通風部が形成された選別風調節体を、前記風路を開放する状態と塞ぐ状態とに切り換え可能に装備した。
【0007】〔作用〕上記請求項1記載の発明によると、風路を開放する状態に選別風調節体を切り換えると、唐箕からの選別風は、選別風調節体の影響を受けることなく、そのままの流速でシーブケースに向けて流動するようになる。又、風路を塞ぐ状態に選別風調節体を切り換えると、唐箕からの選別風は、選別風調節体に形成された複数の通風部を通過した後に発生する渦流などによって流速が低下した状態でシーブケースに向けて流動するようになる。
【0008】つまり、通常の刈り取り走行時のように選別する処理物量が多くなる場合には、風路を開放する状態に選別風調節体を切り換えるようにすれば、唐箕により生起された選別風を、選別風調節体による流速低下のない強い状態のままでシーブケースに向けて流動させることができるので、選別風によるシーブケース上に供給された大量の処理物からのワラ屑などの排除を効果的に行えるようになる。
【0009】逆に、枕地旋回時や枕扱き作業時などのように選別する処理物量が少なくなる場合には、風路を塞ぐ状態に選別風調節体を切り換えるようにすれば、唐箕により生起された選別風を、選別風調節体によって流速を低下させた弱い状態でシーブケースに向けて流動させることができるので、処理物中の穀粒がワラ屑などとともに選別風によって機外に排出される穀粒損失の発生を回避できるようになる。
【0010】又、選別する処理物の種類や濡れ具合に応じて選別風調節体を切り換えることも可能であり、これによって、例えば、選別する処理物が麦のように脱穀処理時にワラ屑などが発生し易いものである場合や濡れ気味である場合には、風路を開放する状態に選別風調節体を切り換えることによって、シーブケース上の処理物に多く含まれたワラ屑や濡れて重くなったワラ屑などの選別風による排除を確実に行えるようにする一方で、選別する処理物が稲のように脱穀処理時にワラ屑などが発生し難いものである場合や乾き気味である場合には、風路を塞ぐ状態に選別風調節体を切り換えることによって、シーブケース上の処理物に多く含まれた穀粒や乾いて軽くなった穀粒がワラ屑などとともに選別風によって機外に排出される穀粒損失の発生を回避できるようにすることも可能になる。
【0011】更に、選別風の調節を、複数の通風部が形成された選別風調節体の風路を開放する状態と塞ぐ状態との切り換えで行うことから、風路を開放した状態においては当然のことながら、風路を塞いだ状態においても風路内での風量分布を均一にすることができ、これによって、風路内での風量分布に差が生じることに起因したシーブケース上の処理物からのワラ屑などの排除のバラツキや部分的な穀粒損失の発生を回避できるようになる。
【0012】しかも、風路内に選別風調節体を状態切り換え可能に装備することから、唐箕ケースに開閉揺動可能な蓋体を装備する場合に要する唐箕ケースの外方での開閉空間の確保を不要にすることができるとともに、その場合に生じる虞のあるクローラ式走行装置に付着した泥土との接触による損傷を招くこともない。又、唐箕の回転数を調節する場合のように唐箕の独立変速操作を可能にするための唐箕専用のモータや変速装置を装備する必要がないので、製造コストの高騰や構成の複雑化を抑制できるとともに、唐箕ケースの外方に唐箕専用のモータや変速装置の配置空間を確保する必要もない。
【0013】〔効果〕従って、クローラ式走行装置に付着した泥土による損傷の虞や配置空間などの確保による機体の大型化を招くことなく、又、製造コストの高騰や構成の複雑化を抑制しながらも、枕地旋回時や枕扱き作業時などにおける穀粒損失の発生を回避できるとともに選別能力の向上を図れるようになった。
【0014】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、前記選別風調節体を、前記選別風の流動方向と直行する軸心周りに切り換え揺動可能に構成した。
【0015】〔作用〕上記請求項2記載の発明によると、風路を開放する状態と塞ぐ状態とにかかわらず選別風調節体が風路内に位置するようになることから、選別風の流動方向と直行する方向へのスライド操作で風路を開放する状態と塞ぐ状態とに選別風調節体を切り換える場合に必要となる風路開放時における選別風調節体の格納空間の確保を不要にすることができるようになる。
【0016】しかも、風路を開放する状態においても選別風調節体が風路内に位置するものでありながら、その開放状態での選別風調節体の姿勢を選別風の流動方向に沿う姿勢に設定すれば、風路開放状態の選別風調節体が選別風の流動に及ぼす影響を極僅かなものにすることができるようになり、又、風路開放状態での選別風調節体の姿勢を、風路の天井壁や底壁あるいは風路を上下に区分する状態に配設される風向板などに沿って接合する姿勢に設定すれば、風路開放状態の選別風調節体が選別風の流動に及ぼす影響を更に減少させることができるようになり、これによって、風路を開放する状態の選別風調節体が選別風の流動に及ぼす影響が大きくなることに起因して、風路開放状態での風路内の風量分布に差が生じることを防止でき、その風量分布の差に起因したシーブケース上の処理物からのワラ屑などの排除のバラツキや部分的な穀粒損失の発生を回避できるようになる。
【0017】〔効果〕従って、選別風調節体を、風路を開放する状態と塞ぐ状態とにかかわらず風路内に位置させることで、風路開放時に選別風調節体を格納する空間の確保を不要にして、その空間の確保に要する手間を省けるようにしながらも、風路を開放する状態の選別風調節体が選別風の流動に及ぼす影響が大きくなることに起因した、通常の刈り取り走行時における穀粒損失の増加や選別能力の低下を回避できるようになった。
【0018】〔構成〕本発明のうちの請求項3記載の発明では、上記請求項1又は2記載の発明において、前記選別風調節体を、通風孔が前記通風部として縦横に整列形成された網状体で構成した。
【0019】〔作用〕上記請求項3記載の発明によると、選別風調節体で風路を塞いだ状態での風路内の風量分布をより精度良く均一にすることができ、これによって、風路内での風量分布に差が生じることに起因したシーブケース上の処理物からのワラ屑などの排除のバラツキや部分的な穀粒損失の発生をより確実に回避できるようになる。
【0020】〔効果〕従って、枕地旋回時や枕扱き作業時などにおける穀粒損失の発生をより確実に回避できるとともに選別能力の向上をより効果的に図れるようになった。
【0021】〔構成〕本発明のうちの請求項4記載の発明では、上記請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、刈取クラッチの入り操作に連動して前記選別風調節体が前記風路を開放する状態に切り換えられ、前記刈取クラッチの切り操作に連動して前記選別風調節体が前記風路を塞ぐ状態に切り換えられるように構成した。
【0022】〔作用〕上記請求項4記載の発明によると、刈取クラッチが入り操作されることにより、脱穀装置に向けての刈り取り搬送が開始されて選別する処理物量が多くなる場合には、刈取クラッチの入り操作に連動して選別風調節体が風路を開放する状態に切り換えられて、唐箕により生起された選別風が、選別風調節体による流速低下のない強い状態のままでシーブケースに向けて流動するようになることから、選別風調節体を手動で切り換える手間を要することなく、選別風によるシーブケース上に供給された大量の処理物からのワラ屑などの排除を効果的に行えるようになる。
【0023】逆に、刈取クラッチが切り操作されることにより、脱穀装置に向けての刈り取り搬送が中断されて選別する処理物量が少なくなる場合には、刈取クラッチの切り操作に連動して選別風調節体が風路を塞ぐ状態に切り換えられて、唐箕により生起された選別風が、選別風調節体により流速が低下された弱い状態でシーブケースに向けて流動するようになることから、選別風調節体を手動で切り換える手間を要することなく、処理物中の穀粒がワラ屑などとともに選別風によって機外に排出される穀粒損失の発生を回避できるようになる。
【0024】〔効果〕従って、操作性の向上を図りながら、枕地旋回時や枕扱き作業時などにおける穀粒損失の発生を回避できるとともに選別能力の向上を図れるようになった。
【0025】
【発明の実施の形態】図1には自脱形コンバインの全体側面が示されており、このコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1で走行する走行機体2の前部に、植立穀稈を刈り取って後方に向けて搬送する刈取搬送部3を昇降可能に連結し、走行機体2に、刈取搬送部3からの刈取穀稈を受け取って脱穀・選別処理を施す脱穀装置4と、脱穀装置4からの穀粒を貯留する穀粒タンク5とを搭載するとともに、穀粒タンク5の前方箇所に搭乗運転部6を形成することによって構成されている。
【0026】図1及び図2に示すように、脱穀装置4は、刈取搬送部3により搬送された刈取穀稈の株元側を挟持して後方に向けて搬送するフィードチェーン7、フィードチェーン7により搬送される刈取穀稈の穂先側を受け止める受網8、前後向きの軸心P1周りに回転駆動されることで受網8上の刈取穀稈の穂先側に対して脱穀処理を施す扱胴9、前後方向に揺動駆動されることで受網8から漏下した処理物や受網8の後方に形成された送塵口10から流出した処理物に対して篩い選別処理を施すシーブケース11、左右向きの軸心P2周りに回転駆動されることで風力選別用の選別風を生起させる唐箕12、唐箕12からの選別風をシーブケース11に向けて案内する風路13、篩い選別及び風力選別によって選別された穀粒を回収する1番物回収部14、篩い選別及び風力選別によって選別されなかった穀粒とワラ屑などとの混在物を回収する2番物回収部15、及び、篩い選別及び風力選別によって選別されたワラ屑などを機外に排出する排塵ファン16や排塵口17、などを備えて構成されている。
【0027】1番物回収部14には、回収した穀粒を揚送スクリュー18に向けて搬送する1番スクリュー19が、又、2番物回収部15には、回収した混在物を2番還元スクリュー20に向けて搬送する2番スクリュー21が装備されている。揚送スクリュー18は、1番スクリュー19からの穀粒を揚送して穀粒タンク5に供給し、2番還元スクリュー20は、2番スクリュー21からの混在物を揚送してシーブケース11に還元するようになっている。
【0028】図2〜4に示すように、風路13内には、選別風の流動方向と直行する左右向きの軸心P3周りの揺動で、風路13を開放する状態と塞ぐ状態とに切り換え可能な選別風調節体Aが装備されている。選別風調節体Aは、通風部22aの一例である通風孔が縦横に整列形成された網状体22の一例としての樹脂網によって構成されるとともに、風路13を開放する状態では選別風の流動方向に沿う姿勢となるように設定されている。又、選別風調節体Aには、風路13を開放する状態に選別風調節体Aを復帰させるバネ23が装備されるとともに、そのバネ23の付勢に抗して風路13を塞ぐ状態に選別風調節体Aを切り換え保持する操作レバー24が操作ワイヤ25及び操作アーム26を介して連係されている。操作レバー24は搭乗運転部6に配備されている。尚、図3に示す符号27は、バネ23の付勢で選別風調節体Aとともに風路13を開放する方向に復帰揺動する操作アーム26との接当で、風路13を開放する状態で選別風調節体Aを保持するストッパである。
【0029】つまり、搭乗運転部6にて操作レバー24を操作することによって、選別風調節体Aを、風路13を開放する状態と塞ぐ状態との2状態に、左右向きの軸心P3周りに切り換えることができるようになっている。
【0030】そして、風路13を開放する状態に選別風調節体Aを切り換えた場合には、唐箕12からの選別風が、選別風調節体Aに沿って選別風調節体Aの影響を殆ど受けることなく流動するようになることから、唐箕12からの選別風を、そのままの流速で風路13内での風量分布に乱れを生じさせることなく均一にシーブケース11に向けて流動させることができ、又、風路13を塞ぐ状態に選別風調節体Aを切り換えた場合には、唐箕12からの選別風が、選別風調節体Aの縦横に整列形成された複数の通風孔22aを通過するようになることから、唐箕12からの選別風を、それらの通風孔22aを通過した後に発生する渦流などによって、風路13内での風量分布に乱れを生じさせることなく均一に流速を低下させた状態でシーブケース11に向けて流動させることができるようになっている。
【0031】以上の構成から、通常の刈り取り走行時のように選別する処理物量が多くなる場合には、操作レバー24を操作して、風路13を開放する状態に選別風調節体Aを切り換えることによって、唐箕12により生起された選別風を、選別風調節体Aによる流速低下のない強い状態のままでシーブケース11に向けて流動させることができ、もって、選別風によるシーブケース11上に供給された大量の処理物からのワラ屑などの排除を効果的に行えるようになっている。
【0032】逆に、枕地旋回時や枕扱き作業時などのように選別する処理物量が少なくなる場合には、操作レバー24を操作して、風路13を塞ぐ状態に選別風調節体Aを切り換えることによって、唐箕12により生起された選別風を、選別風調節体Aによって流速を低下させた弱い状態でシーブケース11に向けて流動させることができ、もって、処理物中の穀粒がワラ屑などとともに選別風によって排塵口17から機外に排出される穀粒損失の発生を回避できるようになっている。
【0033】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態を列記する。
【0034】〔1〕コンバインとしては全稈投入形のものであってもよい。
【0035】〔2〕図5に示すように、選別風調節体Aを、唐箕ケース28に沿ったスライド移動で風路13を開放する状態と塞ぐ状態とに切り換え可能となるように構成してもよい。
【0036】〔3〕図6の(イ)に示すように、選別風調節体Aが、風路13を開放する状態では風路13の天井壁13Aに沿って接合する姿勢、あるいは、風路13の底壁13Bに沿って接合する姿勢(図示せず)となるように構成してもよく、又、図6の(ロ)に示すように、風路13を上下に区分する風向板29を備えるものにおいては、選別風調節体Aが、風路13を開放する状態では風向板29に沿って接合する姿勢となるように構成してもよい。
【0037】〔4〕選別風調節体Aを、通風部22aの一例である通風孔が縦横に整列形成された網状体22の一例であるクリンプ網、あるいは、通風部22aの一例である通風孔が千鳥状で縦横に整列形成された多孔板、などで構成するようにしてもよく、又、通風部22aの一例であるスリットが縦横に整列形成された格子状体、あるいは、通風部22aの一例であるスリットが横方向に整列形成された櫛状体、などで構成するようにしてもよい。
【0038】〔5〕選別風調節体Aにおける通風部22aの配設ピッチ、形状、大きさ、分布などは種々の変更が可能なものである。
【0039】〔6〕図7に示すように、選別風調節体Aを、刈取搬送部5に対する伝動を断続する刈取クラッチ30に、処理物量が多くなる刈取クラッチ30の入り操作に連動して風路13を開放する状態に切り換えられ、処理物量が少なくなる刈取クラッチ30の切り操作に連動して風路13を塞ぐ状態に切り換えられるように連係してもよい。尚、刈取クラッチ30としては手動操作されるものであってもよく、又、刈取搬送部5の昇降操作に伴って連動操作されるものであってもよい。
【0040】〔7〕選別風調節体Aを、刈り取り走行速度を切り換える変速レバーに、処理物量が多くなる高速域への変速操作に連動して風路13を開放する状態に切り換えられ、処理物量が少なくなる低速域への変速操作に連動して風路13を塞ぐ状態に切り換えられるように連係してもよい。
【0041】〔8〕選別風調節体Aを、フィードチェーン7の搬送始端部に、フィードチェーン7の搬送始端部を露出して刈取搬送部5からフィードチェーン7への刈取穀稈の受け渡しを可能にする通常作業状態と、フィードチェーン7の搬送始端部を覆い隠して刈取搬送部5からフィードチェーン7への刈取穀稈の受け渡しを不能にする枕扱き状態とに切り換え可能に装備されたカバー体に、処理物量が多くなる通常の刈り取り走行を行うためのカバー体の通常作業状態への切り換え操作に連動して風路13を開放する状態に切り換えられ、手作業で刈取穀稈を供給することから処理物量が少なくなる枕扱き作業を行うためのカバー体の枕扱き状態への切り換え操作に連動して風路13を塞ぐ状態に切り換えられるように連係してもよい。
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【出願日】 平成13年3月12日(2001.3.12)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開2002−262653(P2002−262653A)
【公開日】 平成14年9月17日(2002.9.17)
【出願番号】 特願2001−68466(P2001−68466)