| 【発明の名称】 |
排稈処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】川本 和義
|
| 【要約】 |
【課題】カッター作業と他の排稈処理作業及びメンテナンス作業を容易に行う。
【解決手段】排稈処理作業の切替を行う切替板2を、この作業切替装置と分離して単独で容易に大きく後方に回動すべく構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】搬送される排稈をカッター(1)と該カッター(1)後方とに切替案内する切替板(2)の回動軸(3)を、操作レバー(4)側の操作軸(31)と切替板(2)を回動自在に枢支する枢支軸(32)とに分割構成するとともに、切替板(2)に取着のステー(5)と該ステー(5)に対向して操作軸(31)から突出するステー(6)との間に回動方向において係脱自在の連結具(7)を設けてなる排稈処理装置。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、コンバイン等に装着され搬送される脱穀済の排稈をカッターにより切断し、又、カッターより後方に案内してドロッパーにより所定量毎にまとめて放出し、又、ノッターにより結束する等の処理を行う排稈処理装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】排稈処理装置にあって、搬送される排稈をカッターと、該カッター後方とに切替案内する切替板を設ける技術は、特開平8−228578号公報等に開示されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記の如く搬送される排稈をカッターと、該カッター後方とに切替案内する切替板をカッターのメンテナンス等の為にカッター後方に向け大きく回動可能に構成するとともに、その構成を簡潔にし、且つ、切替操作を確実に行わせようとするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】搬送される排稈をカッター1と該カッター1後方とに切替案内する切替板2の回動軸3を、操作レバー4側の操作軸31と切替板2を回動自在に枢支する枢支軸32とに分割構成するとともに、切替板2に取着のステー5と該ステー5に対向して操作軸31から突出するステー6との間に回動方向において係脱自在の連結具7を設けてなる排稈処理装置の構成とする。 【0005】 【発明の作用及び効果】排稈の処理作業を行なう場合には、切替板2に取着のステー5と操作軸31から突出するステー6との間を連結具7により回動方向に係止した状態で操作レバー4を回動操作すると、操作軸31に取着のステー6とともに連結具7を介してステー5を取着する切替板2が枢支軸32を中心に一体に回動され、該切替板2をカッター1へ排稈を案内供給する姿勢と、カッター1上方を閉鎖し該カッター1後方へ案内する姿勢とに確実に切替えることができる。次に、カッター1のメンテナンス等を行なう場合には、連結具7を操作して、操作軸31から突出するステー6と切替板2に取着のステー5との係合を外せば、切替板2は枢支軸32を中心に単独で回動操作可能となり、カッター1後方に大きく回動させてカッター1上方を開放して切断刃等の点検整備や軸等に巻付いた排稈を取除く等のメンテナンス作業を容易に行うことができる。 【0006】 【発明の実施の形態】図例において8は排稈搬送チェンであり、コンバインの脱穀部で脱穀処理された後の排稈を下方のガイド杆9との間で挟持して後方へ搬送するものであり、ガイド杆9の伸縮調節により、カッター1上方と、カッター1後部に取着のドロッパー10上方とに搬送可能に構成してある。カッター1はコンバインの後部に取着され、左右前後を覆うカッターケース11内に、所定間隔毎に複数の円盤刃12,12を装着する一対の回転軸13,13を対向回転すべく軸架してあり、供給される排稈を細断して下方のガイドケース14を介して圃場に散布すべく構成してある。 【0007】ドロッパー10はカッターケース11の後部に取着され、供給される排稈を受杆15,15で受け、所定量毎まとめて圃場に放出する。カッターケース11の上面は側面視後方下方に向け傾斜されるとともに、その後部両側板16,16間に回動軸3を軸架し、該回動軸3に搬送される排稈をカッター1とカッター1後方のドロッパー10とに切替案内する切替板2を設けてある。又、該回動軸3は、操作レバー4を連結取着する操作軸31と、切替板2を回動自在に枢支する枢支軸32とに分割するとともに、両端間に嵌合可能のボス部17と小径軸部18を形成し両軸31,32間が回動可能に連結してある。35は側板16に固着の軸受、36はカバーである。 【0008】切替板2は、枢支軸32に基部を回動自在に枢支され、カッターケース11上面を覆い排稈を後方のドロッパー10に案内する姿勢と、略垂直に立設され供給される排稈をカッター1に供給される姿勢とに切替えられる。又、切替板2は、その閉鎖時はカッターケース11上面との接当により、又、立設時は、操作レバー4のボス部から延出する係止杆20と側板16に取着の係止板21との接当によりその回動範囲を設定され、又、該係止杆20と側板16間に圧縮バネ19を係止してその位置を保持させてある。 【0009】切替板2の一側裏面には、板状ステー5を立設溶着してあり、その端面は排稈のカッター1への供給案内の支障とならないよう滑らかな傾斜面となすとともに、前後に挿通孔22,22を設けてある。又、操作軸31には、上記のステー5と一定間隔をおいて対向する板状のステー6を突設していあり、該ステー6には、コの字の連結具7を設けてある。該連結具7は、ステー5の挿通孔22,22に対応してステー6に設ける通孔23,23挿通される二本の係止杆24,24とこれを連結する把手部25とでコの字状に形成するとともに、一方側の係止杆24の受座26とステー6との間にバネ27を巻装し該係止杆24,24をステー5の挿通孔22,22に向け弾発してある。28はストッパーであり、係止杆24に固着され係止杆24の突出位置を設定してある。又、他方の係止杆24のステー5,6間にはパイプ29を嵌合させ連結具7を安定支持させてある。 【0010】33はスイッチボックスであり、ステー6の一側に取着され、該スイッチボックス33から突出するリミッタスイッチ34を切替板2の裏面に接当位置させてあり、連結具7を操作して切替板2を後方に回動させた際に、該リミットスイッチ34によりこれを検出し、搬送チェン8、又は脱穀部全体の駆動を断つよう構成してある。又、このリミッタスイッチ34は、搬送される排稈の穂先側で切替板2の最外側に位置し、又、その表面を傾斜させて排稈の流れに支障のない様構成してある。排稈処理作業を行う際には、まず、カッター1による切断作業を行うには、操作レバー4を操作して切替板2を略垂直に立設させ、搬送チェン8により搬送される排稈をカッターケース11内に案内供給し対向して回転する複数の円盤刃12,12間で細断し、ガイドケース14を介して圃場に放出する。又、ドロッパー10による排稈の集束放出作業を行うには、操作レバー4を回動操作して切替板2をカッターケース11上面を覆う姿勢に切替えるとともに、ガイド杆9を伸出させ、搬送される排稈をドロッパー10上に案内供給して作業を行う。 【0011】又、カッター1の点検やメンテナンス作業を行う場合には、まず、操作レバー4を操作して切替板2を起立させカッター作業位置に設定し、次に連結具7の把手部25を持ち、バネ27に抗して係止杆24,24をステー5の挿通孔22から引出すと、操作レバー4側と切替板2の連結状態が解除される。従って、切替板2は枢支軸32を中心に自由に回動することができ、切替板2をカッター1後方に向け大きく回動させ、該カッター1上方を完全に開放させて容易に作業を行うことができる。 【0012】
|
| 【出願人】 |
【識別番号】000144980 【氏名又は名称】株式会社アテックス
|
| 【出願日】 |
平成13年3月12日(2001.3.12) |
| 【代理人】 |
|
| 【公開番号】 |
特開2002−262651(P2002−262651A) |
| 【公開日】 |
平成14年9月17日(2002.9.17) |
| 【出願番号】 |
特願2001−68150(P2001−68150) |
|