| 【発明の名称】 |
コンバインの穀粒排出オ−ガ |
| 【発明者】 |
【氏名】二神 伸
【氏名】水本 武
【氏名】土居原 純二
【氏名】泉 浩二
【氏名】竹内 賢一朗
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| 【要約】 |
【課題】電動モ−タを利用して横オ−ガを昇降する構成において、横オ−ガがオ−ガ受け具に収納された状態で、更に、下げ操作によりスイッチをONすると、回路中のブレ−カが切れたり、オ−ガ上下モ−タが破損する等の課題があった。
【解決手段】本発明は、下部をグレンタンク1に接続した縦オ−ガ2の上部に、横オ−ガ3を枢着連結して穀粒排出オ−ガ4を構成した。該横オ−ガ3は、前記縦オ−ガ2に対して上下方向に調節する昇降手段5としてオ−ガ上下モ−タ5aに連結して設けた。該オ−ガ上下モ−タ5aは、前記横オ−ガ3が下降して収納位置に待機している状態では、下げ方向に操作されても下げ出力を出さない構成としたコンバインの穀粒排出オ−ガとしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下部をグレンタンク1に接続した縦オ−ガ2の上部に、横オ−ガ3を枢着連結して穀粒排出オ−ガ4を構成し、前記横オ−ガ3は、前記縦オ−ガ2に対して上下方向に調節する昇降手段5に連結して設け、該昇降手段5は、前記横オ−ガ3が下降して収納位置に待機している状態では、下げ方向に操作されても下げ出力を出さない構成としたコンバインの穀粒排出オ−ガ。 【請求項2】 横オ−ガ3を、収納位置で保持するオ−ガ受け具6には収納センサ7を設け、該収納センサ7は、前記横オ−ガ3を検出すると、オ−ガ上下モ−タ5aの下げスイッチ8の回路をOFFに切り替える構成とした請求項1記載のコンバインの穀粒排出オ−ガ。 【請求項3】 オ−ガ上下モ−タ5aの回路に安全装置9を接続して設け、該安全装置9は、横オ−ガ3がオ−ガ受け具6に収納された状態において、オ−ガ上下モ−タ5aの下げスイッチ8をON操作すると、設定時間後にはモ−タ5aへの通電をOFFとする構成とした請求項1、又は請求項2記載のコンバインの穀粒排出オ−ガ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの穀粒排出オ−ガに関するもので、農業機械の技術分野に属する。 【0002】 【従来の技術】従来からコンバインは、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置と、脱穀後の穀粒を収納貯溜するためのグレンタンクとを併設して刈取脱穀作業を連続的に行うことができる構成としている。そして、グレンタンクは、作業の進行にともなって順次貯溜される穀粒が満杯に達すると、内装している排出螺旋から、縦オ−ガと横オ−ガとからなる一連の穀粒排出オ−ガを利用して、貯溜穀粒を機外に排出する構成としている。 【0003】そして、前記穀粒排出オ−ガは、縦オ−ガの上部に横オ−ガの基部を枢着連結して、排出位置に合わせるために、上下方向に昇降でき、更に、水平方向に旋回できる構成としている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置において、縦オ−ガに対して横オ−ガを上下方向に昇降調節する機構は、油圧シリンダや、電動モ−タ、ポンプ一体型のシリンダパッケ−ジなどの昇降装置が利用されているが、いずれの構成も横オ−ガを最も低い位置に収納した状態において、オ−ガ操作レバ−を下げ操作(ほとんどの場合、誤操作)すると、種々の問題が生じていた。 【0005】又、既に公知の昇降手段として、電動モ−タを利用した場合、横オ−ガをオ−ガ受け具に収納した状態で、更に、オ−ガ上下モ−タの下げスイッチをON操作すると、回路中のブレ−カが切れたり、オ−ガ上下モ−タが破損する等の課題があった。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるものである。まず、請求項1の発明は、下部をグレンタンク1に接続した縦オ−ガ2の上部に、横オ−ガ3を枢着連結して穀粒排出オ−ガ4を構成し、前記横オ−ガ3は、前記縦オ−ガ2に対して上下方向に調節する昇降手段5に連結して設け、該昇降手段5は、前記横オ−ガ3が下降して収納位置に待機している状態では、下げ方向に操作されても下げ出力を出さない構成としたコンバインの穀粒排出オ−ガとしている。 【0007】つぎに、請求項2の発明は、横オ−ガ3を、収納位置で保持するオ−ガ受け具6には収納センサ7を設け、該収納センサ7は、前記横オ−ガ3を検出すると、オ−ガ上下モ−タ5aの下げスイッチ8の回路をOFFに切り替える構成とした請求項1記載のコンバインの穀粒排出オ−ガとしている。 【0008】つぎに、請求項3の発明は、オ−ガ上下モ−タ5aの回路に安全装置9を接続して設け、該安全装置9は、横オ−ガ3がオ−ガ受け具6に収納された状態において、オ−ガ上下モ−タ5aの下げスイッチ8をON操作すると、設定時間後にはモ−タ5aへの通電をOFFとする構成とした請求項1、又は請求項2記載のコンバインの穀粒排出オ−ガとしたものである。 【0009】 【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから、まず、請求項1の発明は、横オ−ガが収納位置に待機中に下げ操作をしても、ブレ−カが切れることがないから、すぐに上げ操作を行なって作業を続行することができる特徴がある。 【0010】つぎに、請求項2の発明は、横オ−ガがオ−ガ受け具に収納された状態で下げ操作により下げスイッチをONにしても、オ−ガ上下モ−タが焼き付いたり破損することがない特徴がある。つぎに、請求項3の発明は、横オ−ガがオ−ガ受け具に収納された状態で下げ操作により下げスイッチをONにしても、安全装置が機能して設定時間後に通電をカットして回路を守り、オ−ガ上下モ−タの保護ができる特徴がある。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、グレンタンク1は、図4に示すように、クロ−ラを装備したコンバイン車体11上に搭載し、脱穀装置から一番揚穀装置を介して搬送されてきた脱穀・選別後の穀粒を貯溜できる従来から公知の構成と同様の構成を採用している。そして、グレンタンク1は、底部に排出螺旋軸12を伝動可能に軸装して設け、終端側を縦オ−ガ2の下部まで延長して、内装している揚穀螺旋13の下端部に接続して構成している。 【0012】そして、穀粒排出オ−ガ4は、図4に示すように、前記縦オ−ガ2の上部に、屈曲した中継筒を介して横オ−ガ3の基部を枢着して連結し、その横オ−ガ3を、連結部を回動支点として、図4に仮想線で示すように、先端側を上下に回動調節できる構成としている。実施例の場合、中継筒は、内部の図示を省略したが、中継螺旋を内装して軸架し、前記縦オ−ガ2内の揚穀螺旋13と横オ−ガ3に内装している搬送螺旋14とを伝動可能に接続しており、穀粒の受継ぎ搬送ができる構成としている。そして、穀粒排出オ−ガ4は、図示は省略するが、従来から公知であるように、縦オ−ガ2が旋回機構によって仮想縦軸を中心に回転し、これに連結している横オ−ガ3が水平面内で旋回できる構成としている。なお、旋回機構については後述する。 【0013】そして、横オ−ガ3は、先端部に穀粒排出口15を開口し、旋回機構と昇降手段5とによって設定された位置にグレンタンク1内の穀粒を排出する構成としている。6はオ−ガ受け具である。つぎに、昇降手段5の具体的な実施例の構成と、併せて、その作用、及び効果について説明する。 【0014】まず、昇降手段5は、図4に示すように、縦オ−ガ2の上部にオ−ガ上下モ−タ5aを装備し、駆動ギヤ16に横オ−ガ3側の従動上下ギヤ17を歯合して伝動可能に構成し、オ−ガ上下モ−タ5aを正・逆転駆動して横オ−ガ3を上下調節できるものとしている。そして、オ−ガ上下モ−タ5aは、図1に並列回路で示すように、切替えスイッチSを操作して上げスイッチ18、又は下げスイッチ8に通電すると、上リレ−18a、又は下リレ−8aを介して上接点19、又は下接点20が切り替わって通電し、正転、又は逆転駆動する構成としている。 【0015】つぎに、収納センサ7は、図1、及び図5に示すように、上述したオ−ガ受け具6に設け、収納されてきた横オ−ガ3を検出すると、上述の下げスイッチ8、下リレ−8a側の下げ回路にある収納スイッチ7aをOFFにする構成としている。 【0016】以上のように、穀粒排出オ−ガ4は、図4に実線で示すように、横オ−ガ3がオ−ガ受け具6に収納されている状態では、常に、収納センサ7によって存在が検出されており、上述した図1の収納スイッチ7aがOFFを保持している。したがって、オ−ガ上下モ−タ5aは、図1に示すように、整備点検中や調整中に、仮に操作間違いにより切替えスイッチSを下げスイッチ8側に操作しても、通電することがないから下リレ−8aは機能せず、駆動することはない。 【0017】このように、実施例に係る穀粒排出オ−ガ4は、横オ−ガ3がオ−ガ受け具6に収納された状態にあるときには、切替えスイッチSを下げ操作しても、通電しないからブレ−カが切れることもなく、逆に、すぐに上げ操作を行なうことができ作業を続行することが可能である。 【0018】又、別の構成例として、図2に示すように、安全装置9を下げ回路中の収納スイッチ7a(図1参照)に代えて接続し、通電を阻止する構成にして回路、特に、オ−ガ上下モ−タ5aを保護する構成にすることができる。この場合、安全装置9は、プロテクタであって、通電開始後、所定時間で通電カットが自動的に可能になっている。そして、実施例の場合、上記所定時間とは、横オ−ガ3が最も高い位置からオ−ガ受け具6に達するまでに要する時間を設定している。 【0019】このように構成すると、オ−ガ上下モ−タ5aは、横オ−ガ3がオ−ガ受け具6に収納された状態で切替えスイッチSを、下げスイッチ8側に切り替え操作すると、一度は通電状態に切り替わるが所定時間が経過するとすぐに通電がカットされて停止する。したがって、オ−ガ上下モ−タ5aは、焼き付き等により破損することがなく、長期間の使用に耐えることができる。 【0020】つぎに、安全装置9は、図1の収納スイッチ7a、及び図2の安全装置9に代えて、図3に示すように、下げ回路側に安全装置9を接続して構成してもよい。この実施例の場合、安全装置9は、横オ−ガ3が最も高い位置からオ−ガ受け具6に達するまでに要する時間を所定時間に設定しており、これを経過すると、自動的に下げ回路の通電をカットする構成としている。 【0021】このように構成すると、オ−ガ上下モ−タ5a、及び下げ回路は、保護されて安全に守られることになる。つぎに、旋回機構とこれに関連する電気回路を、図1、乃至図4に基づいて説明する。 【0022】まず、旋回モ−タ25は、図4に示すように、グレンタンク1の後側で縦オ−ガ2に近い位置に装備し、駆動ギヤ26と縦オ−ガ2の旋回ギヤ27とを歯合して設け、旋回可能に構成している。そして、旋回モ−タ25は、図1に示すように、切替えスイッチS1の切り替え操作によって左スイッチ28、又は右スイッチ29を切り替えて、左リレ−30、又は右リレ−31を機能させ、左接点32、又は右接点33を切り替えて正転、又は逆転して左右方向に旋回する回路構成としている。なお、回路中において、34は左リミットスイッチ、35は右リミットスイッチである。 【0023】以上の構成によって、穀粒排出オ−ガ4は、切替えスイッチS1の切り替え操作によって、まず、縦オ−ガ2を旋回し、これの上部に一体に連結している横オ−ガ3を左旋回、又は右旋回しながら穀粒の排出位置を選択して位置決めすることができる。 【0024】別実施例1つぎに、図7、乃至図9に基づいて別実施例1を説明する。別実施例1は、横オ−ガ30を縦オ−ガ31に対して、上下に調節する構成において、オ−ガのロック装置32に関するものである。 【0025】まず、穀粒排出オ−ガ33は、図9に示すように、下部を図外のグレンタンクに接続した縦オ−ガ31の上部に横オ−ガ30を上下回動調節自由に連結して、オペレ−タの手動操作で上下調節する構成としている。なお、図9において、34は揚穀螺旋、35は搬送螺旋を示す。 【0026】そして、ロックプレ−ト36は、図7、及び図8に示すように、円弧形状にして外周縁に沿ってロック溝37を連続的に配置して形成し、前記横オ−ガ30側に取り付けて構成している。そして、ロックピン38は、中間部を固定側に取り付けた部材に枢着したロック作動ア−ム39の上部に設け、前記ロックプレ−ト36のロック溝37に係合する構成とし、そのロック作動ア−ム39の下部に操作ワイヤ−40を連結して図外の排出レバ−に連動可能に接続して構成している。 【0027】以上述べた別実施例1において、最も重要な構成は、ロック装置32の主要部であるロックプレ−ト36が、ロックピン38を上下両側に逃げないように確実にロックするロック溝37の形状に形成した点にある。この構成に基づいて、別実施例1に係るロック装置32は、ロックプレ−ト36とロックピン38との係合が、横オ−ガ30の上側、及び下側へロック状態を確保できる特徴がある。 【0028】なお、横オ−ガ30は、ガススプリングで支持する構成にした場合、筒内に籾がなくなると自然に上がる場合があり、これを確実に防止できる。 別実施例2つぎに、図10に基づいて別実施例2を説明する。 【0029】別実施例2は、脱穀装置45の選別制御に関し、機体内部を流動する選別処理物を、CCDカメラ43によって検出し、これに基づいて制御を行なわんとするものである。従来から、脱穀装置45は、機内を流動する選別処理物の量を検出してその検出情報に基づいて、圧風唐箕46の選別風量を自動的に増減制御したり、揺動選別棚47のシ−ブ48の選別間隔を広く、又は狭く調節制御する構成が知られている。 【0030】まず、脱穀装置45は、図10に示すように、扱室49の下側に揺動選別棚47を揺動可能に支架して設け、その下方に圧風唐箕46、一番移送螺旋50、二番移送螺旋51を設けて構成している。そして、揺動選別棚47は、図面に示すように、選別方向上手側から、移送棚52、チャフシ−ブ48、ストロ−ラック53の順に設けて構成している。 【0031】そして、層厚センサSは、図面に示すように、CCDカメラ43からなり、扱室49の排藁側で揺動選別棚47の上方位置に設け、棚47上の選別処理物の流動量を検出する構成としている。そして、コントロ−ラは、具体的には図示しないが、制御プログラムや基準デ−タ等を内蔵したメモリを有するマイクロコンピュ−タの演算制御部からなり、算術、論理および比較演算等を行なう構成となっている。そして、コントロ−ラは、棚47上の検出(撮影)によって上記CCDカメラ43から入力された検出情報に基づいて、圧風唐箕46の選別風量を調節(実施例の場合は、唐箕回転数を制御する構成にしている。)したり、チャフシ−ブ48の選別間隔を制御調節する構成としている。 【0032】別実施例2は、CCDカメラ43の検出精度によって、揺動選別棚47上を流動している選別処理物の層厚(量)を正確に検出できる特徴を利用した制御である。特に、CCDカメラ43は、層厚を輝度の差異によって正確に検出することが可能であるから、精度の高い選別制御が可能である。 【0033】別実施例3つぎに、図11、及び図12に基づいて別実施例3を説明する。別実施例3は、脱穀装置の選別制御装置において、処理中の穀粒の水分率(量)と、そのときの穀稈の搬送量(供給量)とを検出し、それに基づいて揺動選別棚上の処理物の層厚、及び重量を判断し、選別制御を行なわんとするものである。 【0034】まず、脱穀装置55は、図12に示すように、扱胴56を内装軸架した扱室57の下方に揺動選別棚58を支架し、その下方に選別方向の上手側から圧風唐箕59、一番移送螺旋60、二番移送螺旋61の順に装備して構成している。そして、上記揺動選別棚58は、選別方向の上手側から、移送棚62、チャフシ−ブ63、ストロ−ラック64の順に設けて構成している。そして、前記圧風唐箕59は、図外のコントロ−ラから出力される制御信号に基づいて回転速度が増減制御され、選別風量を自動的に調節する構成としている。そして、チャフシ−ブ63は、同様にコントロ−ラから出力される制御信号に基づいて連続的に配列している選別板63aの相互の選別間隔を広く、又は狭く調節制御する構成としている。 【0035】そして、搬送量検出センサ65は、図11に示すように、刈取前処理装置66の穀稈搬送装置67に設け、搬送する刈取穀稈の量を検出して図外のコントロ−ラに入力する構成としている。そして、穀粒水分センサ68は、図12に示すように、脱穀装置55の穀稈供給口69の上方で穂部の通路に臨ませて設け、機内に供給する穀粒の水分を検出してコントロ−ラに入力する構成としている。 【0036】そして、コントロ−ラは、具体的には図示しないが、制御プログラムや基準デ−タ等を内蔵したメモリを有するマイクロコンピュ−タの演算制御部からなり、算術、論理および比較演算等を行なう構成となっている。そして、コントロ−ラは、搬送量検出センサ65と穀粒水分センサ68とから入力された検出情報に基づいて演算処理して、揺動選別棚58上の処理物の量(体積)と重量とを判断して圧風唐箕59とチャフシ−ブ63とに制御信号を出力して選別制御を行なう構成としている。 【0037】以上のように、別実施例3は、揺動選別棚58上を流動する選別処理物の体積と、水分含量に基づく重量に応じて選別制御ができる特徴があり、例えば、処理物の量が少なくても、湿って重量がある場合、チャフシ−ブ63を閉じて選別風量を下げずに選別作業を適確に行なうことが可能になった。 【0038】別実施例4つぎに、図13に基づいて別実施例4を説明する。別実施例4は、穀稈センサ70と複数の風圧センサ71の検出情報に基づいて脱穀装置72内の選別処理物の詰まり状態を判定する装置である。 【0039】まず、穀稈センサ70は、実施例の場合、脱穀装置72の穀稈供給口73の上側に装備して扱室74に供給される穀稈を検出する構成としている。そして、複数の風圧センサ71は、揺動選別棚75、及びその上方の機枠にそれぞれ配置して設けているが、以下それを述べる。 【0040】まず、風圧センサ71は、選別網76の上方に網上風圧センサ71aを、実施例の場合3個を配置して設け、選別網76を通過した選別風を検出する構成としている。そして、グレンシ−ブ上風圧センサ71bは、グレンシ−ブ77の上方に設け、グレンシ−ブ77を通過した選別風を検出する構成としている。そして、チャフシ−ブ上風圧センサ71cは、チャフシ−ブ78の上方に設け、チャフシ−ブ78を通過した選別風を検出する構成としている。このように、各風圧センサ71a、71b、71cは、圧風唐箕79から吹き出される選別風が、選別網76、グレンシ−ブ77、チャフシ−ブ78をそれぞれ通過したとき、その選別風を検出する構成としている。 【0041】そして、コントロ−ラは、図示は省略しているが、制御プログラムや基準デ−タ等を内蔵したメモリを有するマイクロコンピュ−タの演算制御部からなり、算術、論理および比較演算等を行なう構成としており、上記各センサ70、71から入力された検出情報に基づいて機内の詰まり状態を判断する構成としている。 【0042】以上の構成によって、別実施例4は、正常な状態で脱穀選別作用が行われているときには、それぞれの風圧センサ71が適正な風圧を検出しており、穀稈センサ70が供給穀稈量が0であることを検出すると、それに応じて高い風圧を検出することになる。 【0043】そして、風圧センサ71a、71b、71cは、穀稈センサ70が供給穀稈が0であることを検出して所定時間が経過しても適正な風圧が検出できなくなると、機内に詰まりが発生したものと判断することになる。この場合は、オペレ−タは、各センサ毎に詰まり情報の警報があるから、詰まり箇所を知ることができる。通常、脱穀装置72は、濡れ扱ぎ時に処理物が貼り付くように滞積して選別風の通過を妨害することがある。 【0044】別実施例5つぎに、上記別実施例4の変形例について、上記別実施例4(図13)を参照しながら、図14、及び図15に基づいて別実施例5を説明する。まず、上述の別実施例4において説明した風圧センサ71(71a、71b、71c)で機内の各部の風圧を検出して揺動選別棚75上の処理物の層厚を検出する選別制御装置において、図示を省略したがコンバイン車体の旋回操作を検出する旋回検出スイッチ(旋回操作レバ−に検出スイッチを設ける)を装備する。この場合、別実施例5は、別実施例4の穀稈センサ70に代えて上記旋回検出スイッチを装備する構成としている。 【0045】以上のように構成してコンバイン作業を開始すると、風圧センサ71は、通常の脱穀選別作業中には、各装置76、77、78を通過した選別後の風圧を検出し、又旋回操作が開始されると、所定のタイミング差を持って穀稈が供給されない状態になるから、正常の場合、増大した検出値を検出して入力する。 【0046】ところが、風圧センサ71は、揺動選別棚75の各部に詰まりが発生し始めると、その詰まった部位の検出値が低くなり、その結果、濡れ扱ぎを検出することになる(図14のフロ−チャ−ト参照)。そして、選別制御装置におけるシ−ブ77、78の開度(図13参照)と、風圧値との関係は、図15のグラフに示すように、通常の場合(正常な乾燥度合のとき)には比例関係(実線a参照)を保つように調節制御し、旋回操作時(点線b参照)は、同一の風圧値に対して通常の開度より広く開いて漏下を促進する制御を行なう構成としている。 【0047】以上のように、別実施例5は、濡れ扱ぎの状態を早期に検出して対応することができる利点がある。なお、別実施例5の場合も、コントロ−ラは、図示を省略しているが、各風圧センサ71、及び旋回操作レバ−(パワステレバ−)の検出スイッチから入力される検出情報に基づいて脱穀装置72の内部の濡れ状態(詰り状態)を検出することができる構成を採用している。 【0048】そして、別実施例4、及び別実施例5で説明した風圧センサ71(図13参照)は、別実施例3の穀粒水分センサ68(図12参照)と有機的に組み合わせて機内を流動する選別処理物を検出する構成の別実施例が考えられる。このような別実施例を構成すると、選別制御装置は、風圧の検出値と水分値との両検出値により選別処理物の層厚、内部状態(水分含量)を正確にとらえて適確な制御ができる特徴がある。 【0049】別実施例6つぎに、図16、乃至図19に基づいて別実施例6を説明する。まず、排塵調節板80は、図16、及び図17に示すように、扱室81の上側板82に回動調節自由に枢着し、調節連杆83に連結して配置し、従来から知られているように室内の排塵物の送り作用を調節(扱室81の負荷状態に応じて調節する)する構成としている。そして、戻し板84は、図17に平面視で示すように、上記各排塵調節板80とは逆向きにして取り付け、扱室81の排塵口85の上方に配置して設けている。 【0050】このように、別実施例6は、複数の排塵調節板80の後部で排塵口85の上方に配置した戻し板84を逆向きにして通常の場合、排塵物にブレ−キをかける角度に傾斜して構成し、四番ささり粒を減少させてロスを少なくできるものとしている。 【0051】なお、図16、及び図17において、86は調節レバ−、87は扱胴である。つぎに、刈取前処理装置88は、図18に示すように、穀稈搬送装置89を構成する挟持杆90に穀稈の層厚を計測する穀稈層厚センサ91を設けて構成している。そして、フィ−ドチエン92は、エンジンから伝動される回転動力を後部の変速装置93を介して伝動される構成としている。そして、コントロ−ラは、図示は省略しているが、前記穀稈層厚センサ91から入力される検出情報に基づいて変速装置93に制御信号を出力して変速する構成としている。 【0052】そして、別実施例6の場合、フィ−ドチエン92の変速範囲は、図19のグラフに示すように、中間部分の一定の穀稈層厚の範囲に設定しており、その範囲内で搬送穀稈量が多くなれば高速に、減少すれば低速で搬送するように制御する構成としている。 【0053】このように、別実施例6に係るフィ−ドチエン92は、刈取前処理装置88の穀稈搬送装置89から受継穀稈の量に応じて搬送速度が自動制御されるから、扱室81に供給する穀稈量を一定に保ちながら搬送できる特徴がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月19日(2001.2.19) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−238337(P2002−238337A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月27日(2002.8.27) |
| 【出願番号】 |
特願2001−42060(P2001−42060) |
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