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【発明の名称】 コンバインの穀粒取出し装置
【発明者】 【氏名】仲谷 章一

【氏名】浅原 将人

【氏名】村田 充

【氏名】柏野 信三

【要約】 【課題】運搬や格納を便利に行いながらも、管理も便利行えるようにする。

【解決手段】搭載グレンタンク6から貯留穀粒をその搭載グレンタンク6よりも上方に揚送するバケットコンベヤ28を設け、このバケットコンベヤ28の上端に、揚送されてきた穀粒を横外方に流下排出する排出筒29を連設し、前記バケットコンベヤ28のうち搭載グレンタンク6よりも上方に位置する上方部分28Uを第1支点R1周りでの下方部分28Bに対する揺動により折り畳み可能に構成し、前記排出筒29を第2支点R2周りでの前記上方部分28Uに対する揺動により折り畳み可能に構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 搭載グレンタンクから貯留穀粒をその搭載グレンタンクよりも上方に揚送するバケットコンベヤを設け、このバケットコンベヤの上端に、揚送されてきた穀粒を横外方に流下排出する排出筒を連設してあるコンバインの穀粒取出し装置であって、前記バケットコンベヤのうち搭載グレンタンクよりも上方に位置する上方部分を第1支点周りでの下方部分に対する揺動により折り畳み可能に構成し、前記排出筒を第2支点周りでの前記上方部分に対する揺動により折り畳み可能に構成してあるコンバインの穀粒取出し装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、大豆やそば、麦の収穫に使用されるコンバインの穀粒取出し装置で、詳しくは、搭載グレンタンクから貯留穀粒をその搭載グレンタンクよりも上方に揚送するバケットコンベヤを設け、このバケットコンベヤの上端に、揚送されてきた穀粒を横外方に流下排出する排出筒を連設してあるコンバインの穀粒取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】バケットコンベヤの上方部分が上方に大きく突出したり、排出筒が横外方に大きく突出していると、トラックの荷台に乗せての運搬や納屋での格納などを不便にする。
【0003】そこで、従来では、バケットコンベヤの上方部分を下方部分に対して着脱自在に構成し、運搬時時や格納時にには上方部分を取り外すことにより、前記の不便さを解消するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技術によるときは、上方部分を取り外した際、その取り外した上方部分を別途保管などする必要が生じ、取り外した上方部分の管理面で不便であった。
【0005】本発明の目的は、運搬や格納を便利に行いながらも、管理も便利行えるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明によるコンバインの穀粒取出し装置の特徴・作用・効果は次の通りである。
【0007】〔特徴〕搭載グレンタンクから貯留穀粒をその搭載グレンタンクよりも上方に揚送するバケットコンベヤを設け、このバケットコンベヤの上端に揚送されてきた穀粒を横外方に流下排出する排出筒を連設してあるコンバインの穀粒取出し装置であって、前記バケットコンベヤのうち搭載グレンタンクよりも上方に位置する上方部分を第1支点周りでの下方部分に対する揺動により折り畳み可能に構成し、前記排出筒を第2支点周りでの前記上方部分に対する揺動により折り畳み可能に構成してある点にある。
【0008】〔作用〕通常は、上方部分が上方に大きく突出し、また、排出筒も横外方に大きく突出しながらも、両者を折り畳むことにより、上方部分の上方への突出量を零又は少なくし、また、排出筒の外方への突出量を零又は少なくして、全体をコンパクトにすることができる。しかも、あくまでも、上方部分及び排出筒を取り外すのではなく、装着したままに維持するから、上方部分及び排出筒の保管を考える必要がない。
【0009】〔効果〕従って、所期のバケットコンベヤ及び排出筒による高所での穀粒排出を行いながらも、運搬や格納を便利に行えるようになった。
【0010】
【発明の実施の形態】コンバインは、図1、図2に示すように、クローラ走行装置1と運転キャビン2とを備えた自走機体3の前部に刈取部4を昇降自在に連結し、前記自走機体3に、前記刈取部4からの穀稈を脱穀処理する脱穀部5と脱穀穀粒を貯留するグレンタンク6とを左右に並べて搭載することで構成されている。このコンバインは、主として、大豆、そば、麦の収穫に使用される。
【0011】前記刈取部4は、左右向き軸芯P1周りに回転することで植立穀稈を後方に掻き込む回転リール7と、掻き込まれた植立穀稈の株元を切断するバリカン型の刈刃8と、刈り取られた穀稈を左右中央に寄せるオーガ9と、中央に寄せられた穀稈を前記脱穀部5の入口側に供給するフィーダ10と、このフィーダ10との協同で穀稈を脱穀部5内に送り出し供給する送出し回転体11とを設けて構成されている。
【0012】前記脱穀部5は、前記刈取部4からの穀稈を後方に送る受入れコンベヤ12と、この受入れコンベヤ12と協同して穀稈を後部の脱穀室13に送り込む回転ローラ14とを設け、前記脱穀室13の下方に、脱穀室13からの脱穀物を揺動選別する揺動選別体15と風選別用の唐箕16と比重選別用の選別コンベヤ17とを備えた選別室18を配置し、この選別室18の底部に、選別物のうち1番穀粒を回収して左右一方側に搬送する1番回収スクリューコンベヤ19と、2番物を回収して左右一方側に搬送する2番回収スクリューコンベヤ20とを配置し、前記1番回収スクリューコンベヤ19で搬送されてきた1番物を前記グレンタンク6に搬送する1番回収バケットコンベヤ21を設け、前記2番スクリューコンベヤ20で搬送されてきた2番物を前記揺動選別体15上に還元する2番還元バケットコンベヤ22を設けて構成されている。
【0013】前記脱穀室13内には、左右向き軸芯P2周りで回転することにより前記受入れコンベヤ12からの穀稈をその上側に位置する抵抗板23との協同で扱ぎ脱穀する第1扱胴24と、この第1扱胴24から送られてくる処理物を左右向き軸芯P3周りで回転することにより下側に張設した受網25との協同で扱ぎ脱穀する第2扱胴26と、左右向き軸芯P4周りで回転することにより前記第2扱胴26からの処理物を脱穀室外に掻き出し放出する掻き出し回転体27とが設けられている。
【0014】そして、前記グレンタンク6から穀粒を取出す手段、つまり、穀粒取出し装置は、前記グレンタンク6の後部で左右外側に偏った位置に、前記グレンタンク6の底部から穀粒を取り出してグレンタンク6よりも上方にまで揚送するバケットコンベヤ28を設け、このバケットコンベヤ28の上端に、揚送されてきた穀粒を横外方に流下排出する排出筒29を連設して構成されている。
【0015】前記バケットコンベヤ28は、図3〜図5に示すように、下部駆動プーリ28aと上部テンションプーリ28bとにわたって張設した搬送ベルト28cに複数のバケット28dを搬送方向に設定間隔を隔てて固着してなるコンベヤ本体と、このコンベヤ本体を覆うバケットケースとから構成されている。
【0016】前記バケットコンベヤ28のうちグレンタンク6よりも上方に位置する上方部分28Uは、前後向きの第1支点R1周りでの下方部分28Bに対する揺動により左右内方に倒れた格納姿勢に折り畳み可能に構成され、前記排出筒29は、格納姿勢にある前記上方部分28Uに対する前後向きの第2支点R2周りでの揺動により垂れ下がった格納姿勢に折り畳み可能に構成されている。
【0017】前記バケットコンベヤ28における下方部分28Bのバケットケース28eのうち後側板と左右両側板とは、前記グレンタンク6の後壁6aに取り付けた断面形状ほぼコの字形の部材30から構成され、前側板のうちグレンタンク6の上面よりも下方に位置する部分は、前記グレンタンク6の後壁6aから構成され、上方に位置する部分は、前記部材30に固着した平板から構成されている。31は、グレンタンク6内の穀粒をバケットコンベヤ28側に搬送する底スクリューであり、32は前記下部駆動プーリ28aを伝動ベルト33を介して駆動する出力プーリであり、34は、下方部分28Bに上方部分28Uを作用姿勢で固定するためのボルト利用の固定具であり、35は、排出筒29を上方部分28Uに作用姿勢で固定するためのボルト利用の固定具である。
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【出願日】 平成13年2月14日(2001.2.14)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開2002−238335(P2002−238335A)
【公開日】 平成14年8月27日(2002.8.27)
【出願番号】 特願2001−37132(P2001−37132)