| 【発明の名称】 |
コンバインのグレンタンク構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】織田 正明
【氏名】山崎 正憲
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| 【要約】 |
【課題】連続作業中の選別状態が任意に直視できるようにしたサンプル穀粒の採取装置をグレンタンク内に設け、外面に添設する透視窓から直視できるグレンタンク構造にしたものである。
【解決手段】グレンタンク(1)内に横設した受け箱(2)と揚穀筒(3)の搬出経路を上方で接続させ、シャッター(10)の開閉操作によってサンプル穀粒を採取するとともに、充填穀粒を直視する透視窓(5)を前記グレンタンク(1)の外面に設け、至近位置から作業中の選別状態を判別できるグレンタンク構造にしたものである。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脱穀部で選別をした良穀粒を揚穀コンベアで搬出し、グレンタンクに一時貯留するコンバインにおいて、脱穀部(B)に併設した揚穀筒(3)の搬出路に接続する受け箱(2)をグレンタンク(1)に設け、サンプル穀粒を採取させたことを特徴とするコンバインのグレンタンク構造。 【請求項2】 揚穀筒(3)に連通口(6)と吐出口(8)を各々開口させ、受け箱(2)と前記連通口(6)を連結させるとともに、吐出口(8)をグレンタンク(1)の放出方向に開設したことを特徴とする請求項1に記載したコンバインのグレンタンク構造。 【請求項3】 受け箱(2)の下面にシャッター(10)を配設し、充填穀粒をグレンタンク(1)に還流させる開閉弁にしたことを特徴とする請求項1に記載したコンバインのグレンタンク構造。 【請求項4】 受け箱(2)の側面がグレンタンク(1)の側面(23)と接当する重合部に透視窓(5)を設けたことを特徴とする請求項1に記載したコンバインのグレンタンク構造。 【請求項5】 揚穀筒(3)に接続する受け箱(2)の上面を開放し、直上位置のグレンタンク(1)に天蓋(33)を設けたことを特徴とする請求項1に記載したコンバインのグレンタンク構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】グレンタンクに一時貯留する穀粒の選別状態を直視できるサンプルの採取装置を備えたコンバインのグレンタンク構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】良穀粒を一時貯留するグレンタンクの選別状態は、庫内が密閉され粉塵が充満して直視の妨げになり、初回の穀粒排出時に確認することが多くなるために、時折発生する調節誤りや風選部の詰まりによる選別異常の発見が遅れることがある。又、作業の開始時点で一旦停止させて前記グレンタンクの天蓋を開き採光して選別状態を確認することがあるが、堆積初期の穀粒面は低く遠隔した天井位置から直視するようになり、選別状態の良否が判別し難くなっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】収穫作業を中断してグレンタンクの天蓋を開き採光しても庫内は薄暗く、しかも、低い穀粒面は遠隔位置からの状況確認がし難くなったり、放出中の穀粒を採取するには補助者の協力を要して手間取る。又、天蓋を開閉する視認行為は作業の中断をともない作業能率を低下させるなどの問題点がある。 【0004】これらの問題点を解決すべく、連続作業中の選別状態を任意に直視できるサンプル穀粒の採取装置をグレンタンク内に設け、外面に添設した透視窓や天蓋から近視できるグレンタンク構造を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】サンプル採取用の受け箱を揚穀筒の搬送路と接続させてグレンタンクに内設し、揚穀粒を任意に充填して選別状態の視認を行ないながら連続の収穫作業ができるグレンタンク構造にしたものである。 【0006】脱穀部に併設した揚穀筒の搬出路に接続する受け箱をグレンタンクに設け、揚穀粒の任意充填を可能にしたサンプル採取装置の手段を講じた。 【0007】揚穀筒に連通口を開口させて受け箱と接続し、先端に放出羽根を内設する吐出口を設けて穀粒採取用と庫内放出用を個別に開口させ、前記受け箱の満充填にともなう連通口の遮蔽で吐出口側の放出に切替わる手段を講じた。 【0008】受け箱の下方に開閉自在のシャッターを配設して採取穀粒のグレンタンク還流と、サンプル穀粒の再充填を可能にした開閉弁にする手段を講じた。 【0009】受け箱の側面がグレンタンクの側面と接当する重合部に透視窓を設けて、充填したサンプル穀粒が直視できる手段を講じた。 【0010】揚穀筒に接続する受け箱の上面を開放し、直上位置のグレンタンクに透明材で成形した天蓋を設け、前記受け箱の充填穀粒を運転席から直視できる天蓋構造の手段を講じた。 【0011】 【発明実施の形態】 【実施例】以下、この発明によるコンバインのグレンタンク構造について実施例図を参照に説明すると、図3は要部を断面したコンバインの全体側面図であって、クローラ走行装置(11)を備えた機台(12)の右側にサンプル採取用の受け箱(2)を内設したグレンタンク(1)と、操向レバー(28)や変速レバー(30)等を設けた運転席(13)を連設してあり、機体前方には引起装置(15)を斜設する刈取部(A)を昇降自在に装着して植立穀稈を起立させながら刈取り、後送する揚上搬送によって図1に示す脱穀部(B)に供給し、脱粒処理と選別を行ない良穀粒を揚穀筒(3)に連設した吐出口(8)から前記グレンタンク(1)に放出し一時貯留する形態である。 【0012】適宜のサンプル穀粒を採取するには、作業中に揚穀筒(3)に開口する連通口(6)から自然に穀粒が受け箱(2)に逸流して満充填になった採取状態から、シャッター(10)を一旦開き庫内に落粒させた後、改めて前記シャッター(10)を閉ざし、新たに搬出中の穀粒を前記連通口(6)から受粒するサンプル穀粒の採取装置であって、再充填した前記受け箱(2)の穀粒をシート(14)の裏面位置に配設した透視窓(5)や、天蓋(33)から直視できる構成にしたものである。尚(27)は、グレンタンク(1)に貯留した穀粒を随時排出する旋回自在の排出オーガである。 【0013】図1は、グレンタンクの要部を断面した正面図であって、扱胴(16)や処理胴(17)を内装する脱穀部(B)で脱粒と選別を行ない、良穀粒をコンベア(18)で集穀し、機外に立設する揚穀筒(3)に受継ぎ揚穀コンベア(20)でグレンタンク(1)に放出する搬送経路にしたものであって、前記揚穀筒(3)の上方に連通口(6)を開口して庫内に横設した受け箱(2)の背面に臨ませ、破線矢印(ニ)の方向に揚穀粒を逸流させるサンプル穀粒の採取装置にしたので、選別状態を判別する視認行為が繰返し行なえる構成にしてある。 【0014】搬出中の穀粒をサンプル採取用と庫内放出用に自動切替えをする構造は、受け箱(2)が満充填された状態で、連通口(6)は穀粒で遮断され後続する穀粒は揚穀コンベア(20)によって更に上昇し、揚穀筒(3)の先端に設けた放出羽根(7)から吐出口(8)を経由して矢印(ロ)の方向に放出するようになり、自動的に放出位置が切替わることでグレンタンク(1)に通常の均等充填をする構成にしてある。 【0015】任意にサンプル穀粒を採取する場合は、連続作業中にシャッター(10)を図示した鎖線位置に開口する矢印(イ)方向の回動操作を行ない、庫内に一旦落粒させて前記受け箱(2)を空載状態にした後に閉じることにより、前記連通口(6)から搬出穀粒が逸流してサンプル穀粒が再充填されて吐出口(8)側に放出方向が切替わり、充填した穀粒を至近位置に設けた透視窓(5)や天蓋(33)から直視し選別の良否を判別するサンプル穀粒の採取装置にしたものである。 【0016】図2は、要部を断面したグレンタンクの平面図であって、扱胴(16)を内装した脱穀部(B)に並設したグレンタンク(1)との間に揚穀筒(3)を立設させ、バイプの外周を挟着する唇縁(21)を受け箱(2)の接合部に設けて連通口(6)に密着させた連結構造にしてあり、前記グレンタンク(1)の背面(22)と側面(23)で形成するコーナ部に受け箱(2)を横設し、全幅にシャッター(10)を回動自在に架設するとともに、軸端に手動で開閉するレバー(25)を固設し、他端に常時は閉じる方向に作用する引張ばね(26)をばね掛け(37)に張設した開閉弁の構成にしたものである。 【0017】図4は、受け箱を透視した斜視図であって、グレンタンク(1)のコーナー部に横設した受け箱(2)は、後方を揚穀筒(3)の連通口(6)に臨む矩形状にし、吐出口(8)から放出される穀粒の飛行範囲を天井板(31)で覆い、サンプル穀粒が満充填になって放出位置が自動的に吐出口(8)に切替えられた放出穀粒が前記受け箱(2)の開放部に浸入することを防止するとともに、直上位置のタンク上面(32)に透明材で成形した天蓋(33)を張設し、側面(23)に設けた透視窓(5)の双方から採光してサンプル穀粒の選別状態を判別するようにしたものである。 【0018】任意にサンプル採取を行なうシャッターの構造は、底板(35)を傾斜させた受け箱(3)の側方全幅に支点軸(36)を架設し、これを回動中心にしたシャッター(10)を垂下させてあり、軸端に設けたばね掛け(37)と受板(38)の間に引張ばね(26)を張設し、常時は閉方向を保持する開閉弁の構成にしたものである。又、グレンタンク(1)の外側に突設させた一方の軸端には、手動で操作できるレバー(25)を固設してあって、サンプル穀粒の採取をするには充填穀粒を一旦排出する前記シャッター(10)を開く操作をした後に閉ざして、揚穀中の新たな穀粒を空載状態の前記受け箱(3)に充填させ、現状の選別状態を確認できるサンプル採取の構成にしたものである。尚(40)は引張ばね(26)に作用する貯留穀粒の圧力を回避させるカバーである。 【0019】 【発明の効果】本発明は、以上説明したようにグレンタンクのコーナー部に開閉シャッターを有する受け箱を横設し、任意にサンプル穀粒の採取を行ない作業中の選別状態が直視できるグレンタンク構造にしたので、以下に掲げるような効果を発揮する。 【0020】脱穀部に併設した揚穀筒の搬出路に接続する受け箱をグレンタンクに内設し、揚穀粒の任意充填を可能にしたサンプル穀粒の採取装置であり、作業中の選別状況が容易に判別でき選別精度がより向上した。 【0021】揚穀筒に連通口を開口させて受け箱に接続させ、先端に放出羽根を内設した吐出口を設けて、サンプル採取用と庫内放出用を個別に開口させ前記受け箱の満充填によって連通口が遮蔽され、吐出口側の放出に切替わるようにしたので、サンプルの採取忘れによって採取口を塞ぐなどの搬送詰まりが防止できた。 【0022】受け箱の下方に開閉自在のシャッターを配設して充填穀粒の排出と、サンプル穀粒の再充填を可能にした開閉弁にしてあり、任意の穀粒採取が作業中に行なえ選別異常に対する調節効果の確認がし易くなった。 【0023】受け箱の側面がグレンタンクの側面と接当する重合部に透視窓を設けて、充填したサンプル穀粒を直視する構成にしたので、運転席の後方位置から近視でき選別の良否を正確に判断できるようになった。 【0024】揚穀筒に接続する受け箱の上面を開放し、直上位置のグレンタンクに透明材で成形した天蓋を設け、前記受け箱の充填穀粒を運転席から直視できる天蓋構造にしたので、受け箱は採光されて明るく選別状況がより判別し易くなった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年2月5日(2001.2.5) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−223629(P2002−223629A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月13日(2002.8.13) |
| 【出願番号】 |
特願2001−27649(P2001−27649) |
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