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【発明の名称】 脱穀機の揺動選別構造
【発明者】 【氏名】佐藤 忠義

【氏名】三好 正剛

【要約】 【課題】揺動選別盤本体15a内に多数の可動案内フィン25からなるチャフシーブ22を簡易迅速に組み付けることを可能とするほかチャフシーブ22の選別処理面を合理的に形成できるものとなす。

【解決手段】左右一対の側面壁151、152を有する揺動選別盤本体15aの内方に多数の可動案内フィン25を有するチャフシーブ22の設けられた揺動選別盤15を有する脱穀機において、前記揺動選別盤15の左右何れか一方の側面壁にこれの前後方向へ長い透孔tk1を形成すると共に、各可動案内フィン25の左右各側部を結合するための付加部材29bを介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブ22を前記透孔tk1を介して組み付けた構成となす。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右一対の側面壁を有する揺動選別盤本体の内方に多数の可動案内フィンを有するチャフシーブの設けられた揺動選別盤を有する脱穀機において、前記揺動選別盤の左右何れか一方の側面壁に前後方向へ長い透孔を形成すると共に、各可動案内フィンの左右各側部を結合するための付加部材を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブを前記透孔を介して組み付けたことを特徴とする脱穀機の揺動選別盤。
【請求項2】 左右一対の側面壁を有する揺動選別盤本体の内方に多数の可動案内フィンを有するチャフシーブの設けられた揺動選別盤を有する脱穀機において、前記揺動選別盤の左右何れか一方の側面壁に前後方向へ長い透孔を形成し、且つ、揺動選別盤本体の左右各側部に位置され多数の可動案内フィンのそれぞれの左右各側部を結合させ枢支させた縦向き支持板及び、各可動案内フィンを連動連結するための縦向き連結板を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブを前記透孔の外方からその内方へ差し込まれた状態に組み付けてあることを特徴とする脱穀機の揺動選別盤。
【請求項3】 左右一対の側面壁を有する揺動選別盤本体の内方に多数の可動案内フィンを有するチャフシーブの設けられた揺動選別盤を有する脱穀機において、前記揺動選別盤の左右何れか一方の側面壁に前後方向へ長い透孔を形成し、且つ、各可動案内フィンの左右各側部を結合するための付加部材を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブを前記透孔を介して組み付け、この際、左右の前記付加部材がこれの対応する側の前記側面壁に支持された構成を特徴とする脱穀機の揺動選別盤。
【請求項4】 平面視略方形状となされた独立状構造の揺動選別盤本体の内方に多数の可動案内フィンを位置させてなるチャフシーブを設けた揺動選別盤を有する脱穀機において、多数の可動案内フィンをそれぞれ左右各側部を結合させた前後向きの付加部材を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブを前記揺動選別盤本体に組み付けると共に、左右何れか一側の前記付加部材を揺動選別盤本体の左右側面壁のうち対応する側の側面壁の外面に固定させたことを特徴とする脱穀機の揺動選別盤。
【請求項5】 左右向きの多数の可動案内フィンを前後方向へ並列させ、これら可動案内フィンの左右方向の一方の端部の特定部位saをその対応する側の前後方向へ長い縦向き支持板26aの支点部材27に枢支させ、且つ、この端部の他の特定部位naと同体状に変位される入力部材28a、28bをこの縦向き支持板26aの円弧状孔enに挿通させると共に前後方向へ長い縦向き連結板手段29aで連動連結し、また可動案内フィンの左右方向の他方の端部の特定部位saをその対応する側の前後方向へ長い縦向き支持板26bの支点部材27に枢支させると共にこの端部の他の特定部位naと同体状に変位される入力部材28a、28bを前後方向へ長い縦向き連結板手段29bにより連動連結し、この際、可動案内フィンの左右両側の縦向き連結板手段29a、29bが左右対称構造となされ、それぞれの側の縦向き連結板手段は直列状且つ折れ曲がり自在に結合された3つ以上の縦向き連結板からなり、多数の可動案内フィンの前側の一群と後側の一群とが異なる傾斜状態で連動される構成を特徴とする脱穀機の揺動選別盤に使用されるチャフシーブ。
【請求項6】 支点部材が各縦向き支持板に突設した支点ピンであり、入力部材が左右各側の縦向き連結板に突設した連結ピンと、左右の縦向き連結板及び可動案内フィンにその左右方向へ挿通されて左右の縦向き連結板及び可動案内フィンを結合状態に保持するものとした入力軸とからなることを特徴とする請求項8記載の脱穀機の揺動選別盤に使用されるチャフシーブ。
【請求項7】 一方の前記縦向き支持板が揺動選別盤本体の一方の側面壁の外面に固定され、他方の前記縦向き支持板が揺動選別盤本体の他方の側面壁に固定されることを特徴とする請求項8又は9記載の脱穀機の揺動選別盤に使用されるチャフシーブ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は脱穀機の揺動選別盤並びに、この揺動選別盤に使用されるチャフシーブ、縦向き支持板及び可動案内フィンに関する。
【0002】
【従来の技術】コンバインの一部としての脱穀機や、単独構造の脱穀機等は周知であり、これらの脱穀機では一般に扱胴の下方に揺動選別盤が配設される。この揺動選別盤には受け皿状の揺動選別盤本体内に多数の可動案内フィンからなるチャフシーブを位置させたものがある。
【0003】この揺動選別盤を組み立てる際に揺動選別盤本体に直接に各可動案内フィン及びその関連部材を組み付ける処理は、比較的大きくて重い揺動選別盤本体をしばしば上げ下ろししなければならず多大な労力を必要とすることから、チャフシーブのほぼ全体を予め組み立てておいて、これを揺動選別盤本体に上方から挿入して組み付けることを可能となした揺動選別盤は存在している。(特公平8−17631号公報にはこのようなことを直接の目的した記載はないが、このような処理が可能となる技術が開示されている。)
【0004】このような揺動選別盤では、チャフシーブの多数の可動案内フィンの左右各端部を結合し支持するための付加部材を可動案内フィンの左右各側部に設けることが必要となり、その分、揺動選別盤本体の左右巾のうちチャフシーブの選別作用面として利用し得る範囲が減少するものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実状に対処せんとするもので、即ち、揺動選別盤本体内に多数の可動案内フィンからなるチャフシーブを簡易迅速に組み付けることを可能とするほかチャフシーブの選別処理面を合理的に形成できるものとした脱穀機の揺動選別盤を提供するほか、この揺動選別盤に使用されるチャフシーブ、縦向き支持板及び可動案内フィンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明では次のようになす。即ち、請求項1に記載した本発明に係る脱穀機の揺動選別盤では、左右一対の側面壁を有する揺動選別盤本体の内方に多数の可動案内フィンを有するチャフシーブの設けられた揺動選別盤を有する脱穀機において、前記揺動選別盤の左右何れか一方の側面壁にこれの前後方向へ長い透孔を形成すると共に、各可動案内フィンの左右各側部を結合するための付加部材を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブを前記透孔を介して組み付けた構成となす。
【0007】この発明によれば、チャフシーブは揺動選別盤本体から離れた場所で組み立てられるため、左右一対の側面壁を有する比較的大きくて重い揺動選別盤本体と無関係に組み立てられるものとなり、また各可動案内フィンの左右各側部を結合するための付加部材を介して独立状構造に組み立てられてなるチャフシーブであることは揺動選別盤本体へのこれの組付けを容易となし、また揺動選別盤本体の側面壁に透孔を形成したことは揺動選別盤本体の側面壁とチャフシーブとの不都合な干渉を回避させるのであり、これらのことが揺動選別盤本体へのチャフシーブの組付を一層、簡易迅速となす。
【0008】さらに透孔を通じてチャフシーブを揺動選別盤本体に組み付けることは、左右何れか一方の付加部材を揺動選別盤本体の側面壁の外面に固定させることを可能となし、これにより付加部材が揺動選別盤本体の左右巾を減少させる事態を回避してチャフシーブの選別処理面の左右巾を広く確保する上で寄与すると共に、チャフシーブを予め組み立てて揺動選別盤本体にその側面壁の透孔を通じて比較的容易に組み付けることを可能となす上で寄与し、さらに多数の可動案内フィンの連動機構を揺動選別盤本体の側面壁の外方に位置させて保守管理の行い易い構造となす上で寄与するものである。
【0009】請求項2に記載した本発明に係る脱穀機の揺動選別盤では、左右一対の側面壁を有する揺動選別盤本体の内方に多数の可動案内フィンを有するチャフシーブの設けられた揺動選別盤を有する脱穀機において、前記揺動選別盤の左右何れか一方の側面壁にこれの前後方向へ長い透孔を形成し、且つ、揺動選別盤本体の左右各側部に位置され多数の可動案内フィンのそれぞれの左右各側部を結合させ枢支させた縦向き支持板及び、各可動案内フィンを連動連結するための縦向き連結板を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブが前記透孔の外方からその内方へ差し込まれた状態に組み付けてある構成となす。
【0010】この発明によれば、チャフシーブは揺動選別盤本体から離れた場所で組み立てられるため、左右一対の側面壁を有する比較的大きくて重い揺動選別盤本体と無関係に組み立てられるものとなり、また揺動選別盤本体の左右各側部に位置され多数の可動案内フィンのそれぞれの左右各側部を結合させ枢支させた縦向き支持板及び、各可動案内フィンを連動連結するための縦向き連結板を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブであることはチャフシーブ全体の定形化を促進させて揺動選別盤本体へのこれの組付けを容易となし、また揺動選別盤本体の側面壁に透孔が形成してあることは揺動選別盤本体の側面壁とチャフシーブとの不都合な干渉を回避させ、またチャフシーブが透孔の外方からその内方へ差し込まれるように組み付けられることは組付け処理を容易となすのであり、これらのことが揺動選別盤本体へのチャフシーブの組付けを一層、簡易迅速となす。
【0011】またチャフシーブが透孔の外方からその内方へ差し込まれた状態に揺動選別盤本体に組み付けられることは、左右何れか一方の付加部材を揺動選別盤本体の側面壁の外面に固定させることを可能となし、これにより請求項1記載の発明の場合と同様に、付加部材が揺動選別盤本体の左右巾を減少させる事態を回避してチャフシーブの選別処理面の左右巾を広く確保する上で寄与すると共に、チャフシーブを予め組み立てて揺動選別盤本体にその側面壁の透孔を通じて比較的容易に組み付けることを可能となす上で寄与し、さらに多数の可動案内フィンの連動機構を揺動選別盤本体の側面壁の外方に位置させて保守管理の行い易い構造となす上で寄与するものである。
【0012】請求項3に記載した本発明に係る脱穀機の揺動選別盤では、左右一対の側面壁を有する揺動選別盤本体の内方に多数の可動案内フィンを有するチャフシーブの設けられた揺動選別盤を有する脱穀機において、前記揺動選別盤の左右何れか一方の側面壁にこれの前後方向へ長い透孔を形成し、且つ、各可動案内フィンの左右各側部を結合するための付加部材を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブを前記透孔を介して組み付け、この際、左右の前記付加部材がこれの対応する側の前記側面壁に支持された構成となす。
【0013】この発明によれば、チャフシーブは揺動選別盤本体から離れた場所で組み立てられるため、左右一対の側面壁を有する比較的大きくて重い揺動選別盤本体と無関係に組み立てられるものとなり、また各可動案内フィンの左右各側部を結合するための付加部材を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブであることは揺動選別盤本体へのこれの組付けを容易となし、また揺動選別盤本体の側面壁に透孔が形成してあることは揺動選別盤本体の側面壁とチャフシーブとの不都合な干渉を回避させるのであり、これらのことが揺動選別盤本体へのチャフシーブの組付を簡易迅速となす。
【0014】またチャフシーブを透孔を介して組み付けたことは、左右何れか一方の付加部材を揺動選別盤本体の側面壁の外面に固定させることを可能となし、これにより請求項1記載の発明の場合と同様に、付加部材が揺動選別盤本体の左右巾を減少させる事態を回避してチャフシーブの選別処理面の左右巾を広く確保する上で寄与すると共に、チャフシーブを予め組み立てて揺動選別盤本体に比較的容易に組み付けることを可能となす上で寄与し、さらに多数の可動案内フィンの連動機構を揺動選別盤本体の側面壁の外方に位置させて保守管理の行い易い構造となす上で寄与するものである。
【0015】さらにチャフシーブの左右各側部がこれの対応する側の前記側面壁に支持されたことが、揺動選別盤本体へのチャフシーブの組付け剛性を大きくなす上で寄与するものである。
【0016】請求項4に記載した本発明に係る脱穀機の揺動選別盤では、平面視略方形状となされた独立状構造の揺動選別盤本体の内方に多数の可動案内フィンを位置させてなるチャフシーブを設けた揺動選別盤を有する脱穀機において、多数の可動案内フィンのそれぞれの左右各側部を結合させた前後向きの付加部材を介して独立状構造に組み立てられたチャフシーブを前記揺動選別盤本体に組み付けると共に、左右何れか一側の前記付加部材を揺動選別盤本体の左右側面壁のうち対応する側の側面壁の外面に固定させた構成となす。
【0017】この発明によれば、チャフシーブは揺動選別盤本体から離れた場所で組み立てられるため、比較的大きくて重い揺動選別盤本体とは無関係に簡便に組み立てられるものとなり、また予め独立状構造に組み立てられたチャフシーブは揺動選別盤本体に簡易なネジ止め部材等により迅速に固定されるものとなる。そして、多数の可動案内フィンのそれぞれの左右各側部を結合させた前後向きの付加部材のうち左右何れか一側の付加部材を、揺動選別盤本体の左右側面壁のうち対応する側の側面壁の外面に固定させたことは、請求項1記載の発明の場合と同様に、付加部材が揺動選別盤本体の左右巾を減少させる事態を回避してチャフシーブの選別処理面の左右巾を広く確保する上で寄与すると共に、チャフシーブを予め組み立てて揺動選別盤本体にその側面壁の透孔を通じて比較的容易に組み付けることを可能となす上で寄与し、さらに多数の可動案内フィンの連動機構を揺動選別盤本体の側面壁の外方に位置させて保守管理の行い易い構造となす上で寄与するものである。
【0018】請求項5に記載した本発明に係る脱穀機揺動選別盤のチャフシーブでは、左右向きの多数の可動案内フィンを前後方向へ並列させ、これら可動案内フィンの左右方向の一方の端部の特定部位(枢止孔sa)をその対応する側の前後方向へ長い縦向き支持板の支点部材(支点ピン27)に枢支させ、且つ、この端部の他の特定部位(入力孔na)と同体状に変位される入力部材(連結ピン28a及び入力軸28b)をこの縦向き支持板の円弧状孔に挿通させると共に前後方向へ長い縦向き連結板手段で連動連結し、また可動案内フィンの左右方向の他方の端部の特定部位をその対応する側の前後方向へ長い縦向き支持板の支点部材に枢支させると共にこの端部の他の特定部位と同体状に変位される入力部材を前後方向へ長い縦向き連結板手段により連動連結し、この際、可動案内フィンの左右両側の縦向き連結板手段が左右対称構造となされ、それぞれの側の縦向き連結板手段は直列状且つ折れ曲がり自在に結合された3つ以上の縦向き連結板からなり、多数の可動案内フィンの前側の一群と後側の一群とが異なる傾斜状態で連動される構成となす。
【0019】この発明によれば、多数の可動案内フィンが縦向き支持板と縦向き連結板手段を介して独立状構造に組み立てられ、またこのように組み立てられたチャフシーブは形状の安定性を保持された状態となる。また1つの縦向き連結板手段を前後へ移動させることにより、各可動案内フィンの左右方向各端部の特定箇所が支点部材回りに案内されて揺動するのであり、従って多数の可動案内フィンの前側の一群と後側の一群とが連動して変位し、それぞれの群毎に異なる傾斜状態に保持されるものとなる。
【0020】この発明は次のように具体化することができる。請求項6に記載したように、支点部材が各縦向き支持板に突設した支点ピンであり、入力部材が左右各側の縦向き連結板に突設した連結ピンと、左右の縦向き連結板及び可動案内フィンにその左右方向へ挿通されて左右の縦向き連結板及び可動案内フィンを結合状態に保持するものとした入力軸とからなる構成となす。このようにすれば、各可動案内フィンの所要箇所に支点ピン及び連結ピンを嵌挿することにより、多数の可動案内フィンは全体形状の安定性を保持され且つ独立状の一体構造となる。この際、入力軸が各可動案内フィンの所要箇所から支点ピン及び連結ピンが抜け出るのを規制するものとなる。
【0021】また請求項7に記載したように、一方の前記縦向き支持板が揺動選別盤本体の一方の側面壁の外面に固定され、他方の前記縦向き支持板が揺動選別盤本体の他方の側面壁に固定される構成となす。これによれば、チャフシーブが揺動選別盤本体に容易に装着されるものとなり、また各可動案内フィンが揺動選別盤本体の左右の側面壁に強固に装着されるものとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る揺動選別盤を具備したコンバインを示す側面図、図2は前記揺動選別盤の周辺を示す側面図、図3は図2のx1−x1部を示す断面図、図4は図2のx2−x2部を示す断面図、図5は前記揺動選別盤の本体等を一側から見た斜視図、図6は前記揺動選別盤の本体等を他側から見た斜視図、図7は前記揺動選別盤のチャフシーブを示す平面図、図8は前記チャフシーブを示し、Aは一側から見た斜視図でBは他側から見た斜視図、図9は前記チャフシーブに使用される一側の縦向き支持板を示し、Aは側面図、Bはx3−x3部を示す断面図、Cはx4−x4部を示す断面図、図10は前記チャフシーブに使用される他側の縦向き支持板を示し、Aは側面図でBはx5−x5部を示す断面図、図11は前記チャフシーブに使用される前側の縦向き連結板を示し、Aは側面図でBは正面図、図12は前記チャフシーブに使用される後側の縦向き連結板を示し、Aは側面図でBは正面図、図13は前記チャフシーブに使用される中間の縦向き連結板を示す側面図、図14は前記チャフシーブに使用される可動案内フィンを示し、Aは正面図でBは側面図、図15は前記揺動選別盤を一側から見た斜視図、図16は前記揺動選別盤を他側から見た斜視図である。
【0023】図1に示す本実施例のコンバインの概要について説明すると、左右一対の走行クローラ1を備え、これら走行クローラ1に機台2を支持させ、機台2前部に刈取部3を前方張出状の上下変位可能に設け、また機台2上方の前部右側に操縦操作レバー4や主変速操作レバー5及び運転席6等からなる操縦部7を設け、前部左側に穀稈縦搬送部8を設けている。また機台2上方でこの穀稈縦搬送部8の後方に脱穀機9及び排藁処理部10を設けると共に操縦部7の後方に籾タンク11を設けている。
【0024】稲の収穫作業時においては、走行クローラ1で圃場を走行しつつ、刈取部3で圃場に植生した稲を刈り取り、この刈り取った稲を穀稈縦搬送部8で脱穀部9まで搬送し、ここで稲の脱穀処理を行い、こうして脱穀された籾は穀粒タンク11内に蓄積させ、一方では、脱穀部9から送り出された排藁を排藁処理部10で寸断する等して圃場へ排出するように作動する。
【0025】上記脱穀機9についてさらに詳細に説明すると、次のとおりである。即ち、図1及び図2に示すように、扱室内には扱胴12を軸架し、扱室の右寄り後部に処理胴室を形成し、この処理胴室内に処理胴13を軸架している。扱胴12の下方には受け網14が張架されており、この受け網14の下方に揺動選別盤15を前後揺動可能に装設すると共に、揺動選別盤15の下方には前方から順に、斜め後上方へ風を送り出すものとした唐箕ファン16、一番樋17内に落下した穀粒を穀粒タンク11内へ送り込むための一番コンベア18、二番樋19内に落下した穀粒を処理胴室に還元するものとした二番コンベア20を設けている。そして、扱室後部の選別空間にはこの選別空間内の塵埃を吸引排出するための吸排塵ファン21が設けてある。
【0026】上記揺動選別盤15は平面視略方形状で独立状構造となされた揺動選別盤本体15aにチャフシーブ22、グレンシーブ23、ストローラック24を装着したものとなしてある。揺動選別盤本体15aは全体が金属又は樹脂で図2〜図6に示すようなものとなされており、左右一対の側面壁151、152を有し、前底面をフィード部153となされると共に後底面をグレンパン部154となされ、グレンパン部154の後方に前部通過口ftの形成されるように上がり状の流穀板部155を形成され、またこの流穀板部155の後方に後部通過口atの形成されるように後上がり状のリターンパン部156を形成されたものとなされている。そして、一方の側面壁151にこれの前後方向へ長い比較的広巾の透孔tk1を形成すると共にこの透孔tk1に関連したネジ孔neを設けており、また他方の側面壁152にその横外方へ膨出した部分bsを形成してこの膨出した部分bs範囲内にこの側面壁152の前後方向へ長い比較的細巾の透孔tk2を形成すると共にこの透孔tk2に関連してボルト孔bnを形成している。
【0027】チャフシーブ22は揺動選別盤本体15aの内方でグレンシーブ23の上方箇所に装着されるもので、次のようなものとなされている。即ち、図2、図3、図4、図7、図8、図15及び図16に示すように、左右向きの多数の可動案内フィン25を前後方向へ並列させ、これら可動案内フィン25の左右方向の各端部25a、25bをその対応する側の付加部材である前後方向へ長い縦向き支持板26a、26bに枢支させている。一側の縦向き支持板26aは比較的広巾で図3及び図4に示すような中窪み形状となされてあって揺動選別盤本体15aの一方の側面壁151の透孔tk1を外方から覆うように位置され且つボルトbをそのボルト孔bnに挿通させてネジ孔neにねじ込むことにより固定されており、他側の縦向き支持板26bは図3及び図4に示すように揺動選別盤本体15aの他方の側面壁152の透孔tk2に沿ったその近傍部分でこの側面壁152の内面に当接され且つボルトを側面壁152の外方からそのボルト孔bn(図6参照)に差し込んで縦向き支持板26bのネジ孔部ne1にねじ込むことにより固定されている。
【0028】図3及び図4に示すように、前記可動案内フィン25の左右方向の一方の端部25aの上側部位はその対応する側の縦向き支持板26aに固定された支点ピン27に枢支させ、且つ、この端部26aの下側部位と同体状に変位されるものとした入力部材(連結ピン28a、入力軸28b)をこの縦向き支持板26aの円弧状孔en(図9参照)に挿通させて前後方向へ長い縦向き連結板手段29aで連動連結し、また可動案内フィン25の左右方向の他方の端部25bの上側部位をその対応する側の前後方向へ長い縦向き支持板26bの支点ピン27に枢支させると共にこの端部25bの下側部位と同体状に変位されるものとした入力部材(連結ピン28a、入力軸28b)を付加部材である前後方向へ長い縦向き連結板手段29bにより連動連結している。
【0029】前記左右の縦向き連結板手段29a、29bは左右対称構造となされており、それぞれは図8に示すように連結ピン28aを固定され且つ入力軸28bを介して直列状且つ折れ曲がり自在に結合された3つ以上の縦向き連結板30、31、32を備え、これら縦向き連結板30、31、32の前後移動により多数の可動案内フィン25の前側の一群fgと後側の一群agとを異なる傾斜状態で連動させる構成となしている。この際、各可動案内フィン25は前低後高状に傾斜され、また前側の一群fgの可動案内フィン25が後側の一群agのそれよりも緩やかな傾斜となるように連動される。
【0030】ここで縦向き支持板26a、26bについて詳細に説明すると、一側の縦向き支持板26aは図9に示すように、前後方向へ長い縦向き板部材261の前後方向部位に、複数からなる可動案内フィン25の左右方向の一端部25aを枢支するための支点ピン27を列設すると共に、各支点ピン27を曲率中心とする円弧状孔enを設けるほか、側面壁151に固定するためのボルト孔bnを形成したものとなされており、また他側の縦向き支持板26bは図10に示すように、前後方向へ長い縦向き板部材262の前後方向部位に、複数からなる可動案内フィン25の左右方向の他端部25bを枢支するための支点ピン27を列設すると共に、側面壁152に固定するためのネジ孔部ne1を形成したものとなされている。
【0031】また縦向き連結板手段29a、29bについて詳細に説明すると、前側の縦向き連結板30は図11に示すように、前後方向へ長い縦向き板部材301の前後方向部位に、複数からなる可動案内フィン25の左右方向の一端部25a、25bを連動連結するための連結ピン28aを列状に固設すると共に、連結ピン28aの配列に関連した特定箇所に可動案内フィン25の入力部位と同体状に変位される前記入力軸28bの挿通される軸孔jaを設けたものとなされており、また後側の縦向き連結板32は図12に示すように前側のそれに準じて、連結ピン28aを列状に固設すると共に、連結ピン28aの配列に関連した特定箇所に前記入力軸28bの挿通される軸孔jaを設けたものとなされており、また中間の縦向き連結板31は図13に示すように前後方向へ長い縦向き板部材311の両端部に前記入力軸28bの挿通される軸孔jaを設けたものとなされている。
【0032】そして各可動案内フィン25は次のようになされているのであって、即ち、図14に示すように、左右方向へ長い短冊状の合成樹脂製板からなり、左右方向の各端面にこれを枢支するための支点ピン27の挿入される枢支孔saと、この端面を枢支孔sa回りへ揺動変位させるための前記連結ピン28a又は前記入力軸28bの挿入される入力孔naとを形成したものとなされている。この際、左右の入力孔na、naは何れも透孔となされて一線状に配置されており、一本の入力軸28bがこれら入力孔na、naに挿通されたときこの入力軸28bの左右端部が可動案内フィン25の左右端面から張り出すようになされている。
【0033】グレンシーブ23は平面視方形となされた網体からなり、図2等に示すように前記前側通過口ft内に後上がり傾斜状に張設されており、これの前縁とグレンパン154の後縁との間に適当な隙間が形成されており、またグレンシーブ23後縁と流穀板部155との間にも適当な隙間が形成されている。
【0034】流穀板部155の後縁には図2に示すように可動流穀板体33がヒンジ34及び図示しないコイルバネを介して左右向き軸回りの揺動変位可能に連設してあり、この可動流穀板体板33はその一つの使用状態では流穀板部155と同じ勾配の傾斜状態s1に保持され、他の一つの使用状態では流穀板部155に対し90度下向きに折れ曲がった状態s2に保持されるものとなされ、何れの使用状態でも前記コイルバネの弾力により可動流穀板体33の位置が安定的に保持されるようになされている。
【0035】図2、図3及び図4において、35は左右の各側面壁151、152に固定された前後向きゴムシールであって脱穀機9の選別空間の左右の縦仕切壁面9a、9bと各側面壁151、152との隙間を閉塞するためのものである。そして、36a及び36bは流穀板部155の下面に止着されたゴム製のシール板であって、前側のシール板36aはこれの上面に落下した穀粒を一番樋17に案内するためのものであり、後側のシール板36bは二番物となるべきものが一番樋17に侵入するのを阻止するためのものである。
【0036】上記揺動選別盤15の前部の支持構造について説明すると、図2及び図5等に示すように、揺動選別盤本体15aの下面前部の左右箇所に支持アーム部37、37を下向き突出状に形成し、これらアーム部37に左右向き軸部材38を架設してこれの左右端部にローラ39、39を装着し、これらローラ39、39が脱穀機9の左右縦仕切壁面9a、9bに固定された断面コ形の案内軌道部材40により後上がり方向へ繰り返し変位されるように支持されるものとなす。
【0037】そして揺動選別盤15の後部の支持構造を説明すると、図1及び図2に示すように、脱穀機9の機体フレームに固定された左右向き支持軸部材41に左右一対のリンク部材42を枢着し、一方では揺動選別盤本体15aのリターンパン部156の下面の左右箇所から突出させた支持部材43に左右向き軸部材44を架設し、この軸部材44に前記左右一対のリンク部材42の上端部を枢着し、且つ、この左右向き軸部材44とこれに対向させて装設したカムクランク45とを連接棒46を介して結合し、カムクランク45の回転により揺動選別盤15の後部が略前後方向へ繰り返し揺動される構成となされている。
【0038】次に上記した揺動選別盤15の組立手順等について例示的に説明する。揺動選別盤本体15aにグレンシーブ23、左右向き軸部材38、44、ローラ39、ゴムシール35、シール板36a、36b等を装着し、一方ではチャフシーブ22を組み立てる。
【0039】チャフシーブ22の組立においては、一方の縦向き支持板26aの各支点ピン27に各可動案内フィン25の一方端面の枢支孔saを外嵌させ、次にこれら可動案内フィン25の他方の端面の枢支孔saに他方の縦向き支持板26bの各支点ピン27を内嵌させる。これにより左右の縦向き支持板26a、26b及び多数の可動案内フィン25は相互に比較的安定した状態に結合された状態となる。
【0040】次に左右方向の一側の縦向き連結板手段29aにおける前後2つの縦向き連結板30、32の各連結ピン28aを、一方の縦向き支持板26aの円弧状孔enを通じてその対応する可動案内フィン25の一方の端面の入力孔naに内嵌させると共に、左右方向の他側の縦向き連結板手段29bにおける前後2つの縦向き連結板30、32の各連結ピン28aを、その対応する可動案内フィン25の他方の端面の入力孔naに内嵌させる。次に縦向き支持板26a側の前後2つの縦向き連結板30、32の間に中間の縦向き連結板31を位置させて、これら縦向き連結板30、31、32の対応する各軸孔jaと、これら軸孔jaに対応する可動案内フィン25の入力孔naとに入力軸28bを挿通させ、また縦向き支持板26aの前後端の円弧状孔enと、多数の可動案内フィン25のうち前後端のものの入力孔naとに対応させて入力軸28b、28bを挿通させ、これら入力軸28bの縦向き支持板26b側の端部をこれと同じ側の前後二つの縦向き連結板30、32の軸孔jaに挿通させた状態となし、このように装着された4本の入力軸28bの縦向き支持板26a側の端部に、抜け出し規制ピン47(図8参照)を嵌着させる。
【0041】次に縦向き支持板26b側の前後2つの縦向き連結板30、32をこれら連結板の対向側の軸孔jaに挿通された状態となっている2本の入力軸28b、28bを介して結合すべく、これら入力軸28b、28bに中間の縦向き連結板31の軸孔jaに挿通させるのである。そして、これら入力軸28b、28bの縦向き支持板26b側の端部と、同じ側の前後2つの縦向き連結板30、32の非対向端側の軸孔jaに挿通された状態となっている2本の入力軸28b、28bの端部とに抜け出し規制ピン47を嵌着させる。
【0042】このように組み立てたチャフシーブ22の縦向き支持板26b側を揺動選別盤本体15aの一方の側面壁151に形成された比較的広巾の透孔tk1内にこれの外方から揺動選別盤本体15aの内方へ向けて差し込むのである。これにより一側の縦向き支持板26aは揺動選別盤本体15aの一方の側面壁151の外面に当接してその透孔tk1を覆った状態となり、また他方の縦向き支持板26bは揺動選別盤本体15aの他方の側面壁152の内面に当接した状態となる。
【0043】この後、一側の縦向き支持板26aを、これの外方からそのボルト孔bnを通じることによりボルトbを側面壁151のネジ孔neにねじ込んでこの側面壁151に固定させると共に、他方の側面壁152の外方からそのボルト孔bnを通じることによりボルトbを縦向き支持板のネジ孔部ne1にねじ込み、他側の縦向き支持板26bをこの側面壁152に固定させる。この際、側面壁152の透孔tk2は、チャフシーブ22の縦向き連結板30、31、32、入力軸28bの端部、抜け出し規制ピン47等が側面壁152に干渉するのを回避させる状態となる。上記のように組み立てた後の揺動選別盤15のチャフシーブ22周辺は図15及び図16に示すようになる。
【0044】次に上記のように構成した脱穀機9等の取扱い及び作動を説明する。コンバインの刈取作業中、図示しないフィードチェンが刈取穀稈の穂先部を扱室内に供給し、扱胴12が穂先部の脱穀を行い、この脱穀により生じた穀粒や小稈切れ等は受け網14から漏下して、揺動選別盤15のフィード部153やグレンパン154上に落下する。
【0045】一方、揺動選別盤15は、前部をローラ39、39で支持され且つ、後部を左右向き軸部材44、リンク部材42、横向き支持軸部材41に支持された状態の下で、カムクランク45の回転による前後上下方向変位を付与されて繰り返し往復揺動されるのであり、この揺動によりグレンパン154上の穀粒や小稈切れ等は均平化され比重選別されつつ後方へ送られてグレンシーブ23上に落下し、さらに穀粒や稈切れ小片はグレンシーブ23を漏下して一番樋17内に向けて落下する。このようなグレンパン154後の穀粒の流動状況の下で、穀粒や稈切れ微小片等は唐箕ファン16による送風を受けて空気選別され、一番籾が一番樋17に集められて一番コンベア18により穀粒タンク11内に搬送され、また比較的軽い穀粒や小稈切れ等の二番物は二番樋19に集めらて二番コンベア20により処理胴室内に還元される。
【0046】また受け網14を漏下しなかった穀粒や稈切れ等は扱胴12の回転により受け網14上を後方へ運ばれて処理胴室内へ送られ、二番物と共にここで処理された後にチャフシーブ22上に落下し、その一部はグレンパン154やグレンシーブ23上へ落下して先と同様に選別処理され、その他のものはストローラック24上を経た後、吸排塵ファン21により機外へ排出される。チャフシーブ23上の被処理物は前側の緩傾斜の可動案内フィン25の一群による比較的小さな目合いの層選別作用を受け、次に後側の急傾斜の可動案内フィン25の一群による比較的大きな目合いの層選別作用を受けることにより合理的な選別が行われるのである。なお、排藁中のささり粒はチャフシーブ22上に落下して、前述同様の選別作用を受ける。
【0047】上記した揺動選別盤15の選別能力を変化させる際は、チャフシーブ22の可動案内フィン27の角度を変更したり、唐箕ファン16の送風力を加減したり、流穀板部155の可動流穀板体33の傾斜角度を変更するようになされる。
【0048】
【発明の効果】上記した本発明によれば、多数の可動案内フィンを揺動選別盤本体とは無関係に付加部材を介して独立状構造に結合させることができるため、可動案内フィン群からなるチャフシーブを簡易に組み立てることができ、またこのように組み立てられたチャフシーブを揺動選別盤本体に簡易な固定手段により容易に組み付けることができるのであり、この結果、比較的大きくて重い揺動選別盤本体を頻繁に上げ下げしたり姿勢変更させなくても揺動選別盤本体内に可動案内フィン群からなるチャフシーブを迅速に組み付けることができるのである。
【0049】さらに透孔を通じてチャフシーブを揺動選別盤本体に組み付けるため、左右何れか一方の付加部材を揺動選別盤本体の側面壁の外面に固定させることができるのであり、これにより付加部材が揺動選別盤本体の左右巾を減少させる事態を回避してチャフシーブの選別処理面の左右巾を広く確保することができると共にチャフシーブを比較的容易に組み付けることができ、さらに多数の可動案内フィンの連動機構を揺動選別盤本体の側面壁の外方に位置させて保守管理の行い易い構造となすことができるものである。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、チャフシーブが揺動選別盤本体の左右各側部に位置される縦向き支持板及び、各可動案内フィンを連動連結するための縦向き連結板を介して独立状構造に組み立てられるため、揺動選別盤本体へのこのチャフシーブの組付けを容易に行うことができると共に組立後に縦向き連結板を組み付ける必要がなくなるのであり、また揺動選別盤本体の側面壁に透孔が形成してあること、及び、チャフシーブが透孔の外方からその内方へ差し込まれるように組み付けられること等により、揺動選別盤本体へのチャフシーブの組付けを一層、簡易迅速に行うことができるのである。またチャフシーブが透孔の外方からその内方へ差し込まれた状態に揺動選別盤本体に組み付けられるため、左右何れか一方の付加部材を揺動選別盤本体の側面壁の外面に固定させることが可能となるのであり、これに基づいて請求項1記載の発明の場合と同様な効果を得ることができるのである。
【0051】請求項3に記載の発明によれば、透孔に基づいて請求項1記載の発明の場合と同様な効果を得ることができるのであり、またチャフシーブの左右各側部がこれの対応する側の前記側面壁に支持される構成としたため、揺動選別盤本体へのチャフシーブの組付け剛性を確実に維持させることができるのである。
【0052】請求項4に記載した発明によれば、多数の可動案内フィンを揺動選別盤本体とは無関係に付加部材を介して独立状構造に結合させることができるため、可動案内フィン群からなるチャフシーブを簡易に組み立てることができ、またこのように組み立てられたチャフシーブを揺動選別盤本体に簡易な固定手段により容易に組み付けることができるのであり、この結果、比較的大きくて重い揺動選別盤本体を頻繁に上げ下げしたり姿勢変更させなくても揺動選別盤本体に可動案内フィン群からなるチャフシーブを迅速に形成することができるのである。
【0053】そして、多数の可動案内フィンのそれぞれの左右各側部を結合させた前後向きの付加部材のうち左右何れか一側の付加部材を、揺動選別盤本体の左右側面壁のうち対応する側の側面壁の外面に固定させたため、付加部材が揺動選別盤本体の左右巾を減少させる事態を回避してチャフシーブの選別処理面の左右巾を広く確保することができると共に、チャフシーブを予め組み立てて揺動選別盤本体にその側面壁の透孔を通じて比較的容易に組み付けることができ、さらに多数の可動案内フィンの連動機構を揺動選別盤本体の側面壁の外方に位置させてこれらの保守管理の行い易い構造となすことができるものである。
【0054】請求項5に記載のチャフシーブによれば、多数の可動案内フィンを縦向き支持板の支点部材と縦向き連結板手段を介して独立状構造に組み立てることができ、チャフシーブの形状安定性を簡易構造により効果的に保持させることができる。また1つの連結板手段を前後へ移動させることにより、各可動案内フィンをこれの左右方向各端部の特定箇所の支点部材(支点ピン27)回りに揺動させ且つ各可動案内フィンを的確に連動させて特定角度に傾斜させることができ、さらには多数の可動案内フィンの前側の一群と後側の一群とを連動して変位させることができ、しかも各群の可動案内フィンをそれぞれの群毎に異なる傾斜状態に保持させることができるものである。。
【0055】請求項6に記載のチャフシーブによれば、各可動案内フィンの所要箇所に支点ピン及び連結ピンを嵌挿することにより、多数の可動案内フィンを比較的簡易に全体形状の安定性が保持されるように且つ独立状の一体構造となるように組み立てることができ、この際、入力軸を介することにより、各可動案内フィンの左右端面から支点ピン及び連結ピンが抜け出るのを規制することができる。
【0056】請求項7に記載のチャフシーブによれば、各可動案内フィンを揺動選別盤本体の左右の側面壁に強固に装着できてそれらの装着剛性を効果的に増大させることができる。
【出願人】 【識別番号】000005164
【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
【出願日】 平成13年1月17日(2001.1.17)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−209426(P2002−209426A)
【公開日】 平成14年7月30日(2002.7.30)
【出願番号】 特願2001−8563(P2001−8563)