| 【発明の名称】 |
コンバインの排藁移送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】釘宮 啓
【氏名】中井 正司
【氏名】阿波 雅之
【氏名】竹内 賢一朗
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| 【要約】 |
【課題】扱胴カバーの内側面に設けた直線形状の取付用フレームには、排藁の株元側と穂先側とを移送する株元排藁移送装置と穂先排藁移送装置とを吊り下げ状態に装着しているが、この取付用フレームの強度アップを図ろうとするものである。
【解決手段】排藁を受けて株元側と穂先側とを個別に移送する株元・穂先排藁移送装置7、8は、扱胴カバー6の内側面に設けた平面視X形状の取付用フレーム25に吊り下げ状態に設けると共に、扱胴カバー6の開閉に連動して、株元・穂先移送装置7、8が開閉する。又、穂先排藁移送装置8は株元排藁移送装置7より、動力を入力する構成としている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 脱穀済み排藁の供給を受けて株元側を移送する株元排藁移送装置7と、穂先側を移送する穂先排藁移送装置8とを脱穀機4の扱胴カバー6の下部に設けたコンバインにおいて、扱胴カバー6の内側面には、平面視略X形状の取付用フレーム25を設け、該取付用フレーム25には、株元・穂先排藁移送装置7、8を吊り下げ状態に設けたことを特徴とするコンバインの排藁移送装置。 【請求項2】 前記穂先排藁移送装置8への動力の入力は、株元排藁移送装置7から入力すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの排藁移送装置。 【請求項3】 前記穂先排藁移送装置8の穂先移送ラグ35は、穂先排藁移送装置8下側のケーシング23上部の凹溝23a内を通過すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの排藁移送装置。 【請求項4】 前記扱胴カバー6の開閉に連動して株元・穂先排藁移送装置7、8が開閉すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載のコンバインの排藁移送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、脱穀済み排藁を受けて株元側と穂先側とを個別に移送する株元・穂先排藁移送装置は、扱胴カバー内側面に設けた平面視X形状の取付用フレームに吊り下げ状態に設けた技術であり、コンバインの排藁移送装置として利用できる。 【0002】 【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの前部の刈取機で刈取りした刈取り穀稈は、後部の脱穀機のフィードチエンと挟持杆とへ受け渡しされ、このフィードチエンと挟持杆とで引継ぎ挟持して、脱穀機内を移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒はコンバインへ一時貯留される。 【0003】又、脱穀済みの排藁は、前記フィードチエンと挟持杆とから、脱穀機の扱胴カバーの内側面に設けた直線状の取付用フレームで吊り下げ状態に設けた株元側を移送する株元排藁移送装置と、穂先側を移送する穂先排藁移送装置とにより、引継ぎされて後方部へ移送されて、機外へ直接排出されたり、カッタ装置へ供給されて切断されたり、又は結束装置へ供給されて結束される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】脱穀機のフィードチエンと挟持杆とから受け渡しされる排藁を引継ぎして、株元側と穂先側とを移送する株元・穂先排藁移送装置は、扱胴カバーの内側面に設けた直線状の取付用フレームで吊り下げ状態に支持されていることにより、強度的に弱くこのために、株元・穂先排藁移送装置へ排藁の詰りが発生すると、扱胴カバー、及び株元・穂先排藁移送装置が変形することが発生して、詰った排藁を取り除いても、排藁を移送することができなくなったり、又、詰り発生したときに、排藁の除去が困難であったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】このために、この発明は、請求項1の発明においては、脱穀済み排藁の供給を受けて株元側を移送する株元排藁移送装置7と、穂先側を移送する穂先排藁移送装置8とを脱穀機4の扱胴カバー6の下部に設けたコンバインにおいて、扱胴カバー6の内側面には、平面視略X形状の取付用フレーム25を設け、該取付用フレーム25には、株元・穂先排藁移送装置7、8を吊り下げ状態に設けたことを特徴とするコンバインの排藁移送装置としたものである。 【0006】請求項2に記載の発明においては、前記穂先排藁移送装置8への動力の入力は、株元排藁移送装置7から入力すべく設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの排藁移送装置としたものである。請求項3に記載の発明においては、前記穂先排藁移送装置8の穂先移送ラグ35は、穂先排藁移送装置8下側のケーシング23上部の凹溝23a内を通過すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2に記載のコンバインの排藁移送装置としたものである。 【0007】請求項4に記載の発明においては、前記扱胴カバー6の開閉に連動して株元・穂先排藁移送装置7、8が開閉すべく設けたことを特徴とする請求項1、又は請求項2、又は請求項3に記載のコンバインの排藁移送装置としたものである。 【0008】 【発明の作用】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの前部の刈取機で刈取りした刈取り穀稈は、後部の脱穀機4のフィードチエンと挟持杆とへ受け渡しされ、このフィードチエンと挟持杆とで引継ぎ挟持して、脱穀機4内を移送中に脱穀され、脱穀済み穀粒はコンバインへ一時貯留される。 【0009】又、脱穀済みの排藁は、前記フィードチエンと挟持杆とから、脱穀機4に開閉自在に設けた扱胴カバー6の内側面に設けた平面視略X形状の取付用フレーム25で吊り下げ状態に設けた株元側を移送する株元排藁移送装置7の株元チエンと、穂先側を移送する穂先排藁移送装置7の穂先チエンに所定間隔に設けた穂先移送ラグと、これらの下側に設けたケーシング23との間で後方部へ移送される。 【0010】前記株元排藁移送装置7は脱穀機4から動力が入力されて回転駆動する。又、穂先排藁移送装置8は株元排藁移送装置7から動力が入力されて回転駆動する。穂先排藁移送装置8の穂先チエンの穂先ラグは、下部側のケーシング23の上部に設けた凹溝23a内を通過する。 【0011】前記株元排藁移送装置7と穂先排藁移送装置8とにより、後方へ移送される排藁は、後方部から機外の圃場へ直接排されたり、カッタ装置へ供給されて切断されて、圃場へ排出されたり、又は結束装置へ供給されて結束されて、圃場へ排出される。 【0012】 【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、株元・穂先排藁移送装置7、8を吊り下げ状態に設ける扱胴カバー6の内側面に設けた取付用フレーム25は、平面視X形状に形成したことにより、この取付用フレーム25は大幅な強度アップとなり、排藁が株元・穂先排藁移送装置7、8に詰りが発生したときであっても、扱胴カバー6、及び株元・穂先排藁移送装置7、8の変形を防止することができる。 【0013】請求項2に記載の発明においては、前記穂先排出移送装置8への動力の入力は、この穂先排藁移送装置8の移送終端部へ株元排藁移送装置7から入力することにより、穂先排藁移送装置8の穂先チエンを伸張させるテンション装置は移送始端部側に設けることにより、このために、調節が容易である。 【0014】請求項3に記載の発明においては、ケーシング23に凹溝23aを設けて、この凹溝23a内を穂先排藁移送装置8の穂先移送ラグを通過させたことにより、排藁の移送が確実であり、又、移送姿勢が安定した。更に株元排藁移送装置7の株元チエンのストローク量を増加させることができた。 【0015】請求項4に記載の発明においては、脱穀機4の扱胴カバー5の開閉に連動し、株元・穂先排藁移送装置7、8が開閉することにより、この株元・穂先排藁移送装置7、8へ排藁の詰りが発生しても、この排藁の除去が容易であり、又、点検、及び補修が容易である。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の前部には、刈取機3を設け、この刈取機3で立毛穀稈を刈取り、この刈取り穀稈を移送して、刈取機3の後側で、走行車台2に載置した脱穀機4のフィードチエン5aと挟持杆5bとへ受渡しされ、このフィードチエン5aと挟持杆5bで引継ぎ挟持し、脱穀機4内を移送中に脱穀され、脱穀済みの排藁の株元側、及び穂先側は、脱穀機4の扱胴カバー6の内側面の後方部に設けた株元排藁移送装置7と、穂先排藁移送装置8とにより、後方部へ移送される構成である。これら扱胴カバー6と、株元・穂先排藁移送装置7、8とを主に図示して説明する。 【0017】前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図4で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ9aを張設した走行装置9を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機4の扱胴カバー6を開閉自在に上部に装着して載置した構成である。走行車台2の前側の刈取機3で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈はこの刈取機3で移送され、脱穀機4のフィードチエン5aと挟持杆5bとで引継ぎ挟持移送して脱穀し、脱穀済みで選別済み穀粒を回収して一時貯留する穀粒貯留タンク10は、脱穀機4の右横側に配設した構成である。 【0018】前記脱穀機4の前部で走行車台2の前側には、図4で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド11a、及び分草体11bと、この分離された穀稈を引起す引起装置12と、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置13の掻込装置13aと、掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置12aと、刈取りされた穀稈を挟持移送して脱穀機4のフィードチエン5aと挟持杆5bとへ受け渡しする穀稈掻込移送装置13の扱深調節移送装置14aと供給移送装置14b等を設けてなる刈取機3は、油圧駆動による伸縮シリンダ15により、土壌面に対して昇降自在に作用させる構成である。 【0019】前記刈取機3の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆16の上端部には、左右方向の支持パイプ杆16aを設け、この支持パイプ杆16aを走行車台2の上側面に設けた支持装置17で回動自在に支持させて、伸縮シリンダ15の作動により、刈取機3は支持パイプ杆16aを回動中心として、上下に回動する構成である。 【0020】前記脱穀機4側の前部には、図4で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置18aと、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席18bとを設け、この操縦席18bの下側で、走行車台2の上側には、エンジン19を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク10を配設する。これら走行装置9と、刈取機3と、脱穀機4と、エンジン19等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。 【0021】前記刈取機3の穀稈掻込移送装置13によって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機4へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ3aを設けた構成である。前記走行車台2の前端部に装架された走行用のミッションケース20内の伝動機構の伝動経路中には、その出力回転に基づいて走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ20aを設けた構成である。 【0022】前記穀粒貯留タンク10内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク10の後側には、縦移送螺旋21aを内装した排出支持筒21を略垂直姿勢で回動自在に装着して設け、この排出支持筒21の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋22aを伸縮自在に内装した排出オーガ22を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に横方向へ配設した構成である。 【0023】前記脱穀機4内で脱穀された脱穀済みの排藁は、該脱穀機4のフィードチエン5aと挟持杆5bとで挟持されて、後方部へ移送される。脱穀機4の上部には、この脱穀機4の脱穀室4aの上側で、この脱穀室4aと後方部とを覆う状態に開閉自在に設けた扱胴カバー6の内側の後方部には、図1〜図3で示す如くフィードチエン5aと挟持杆5bとで挟持移送されて受渡しされる排藁の株元側と穂先側とは、株元排藁移送装置7と穂先排藁移送装置8と、これら株元・穂先排藁移送装置7、8の下側に設けたケーシング23との間を脱穀機4の後端部まで移送する構成である。これら株元・穂先排藁移送装置7、8は平面視左前部から右後部へ向けて、所定角度に傾斜させて設けた構成である。 【0024】前記脱穀機4の後端部まで移送された排藁は、直接脱穀機4の後端部から機外へ排出され、圃場面へ落下排出されるか、又は脱穀機4の後端部の下方部に設けたカッタ装置24aへ切換されて供給され、このカッタ装置24で所定長さに切断されて、圃場面へ落下排出されるか、又は脱穀機4の後端部の上方部に設けた結束装置24bへ切換されて供給され、この結束装置24bで所定束径に結束されて、圃場面へ落下排出される構成である。 【0025】前記扱胴カバー6の内側面には、図1で示す如く左右方向に所定間隔に設けた株元・穂先排藁移送装置7、8を吊り下げ状態に支持する平面視略X形状のパイプ材、又は板材等よりなる左・右取付フレーム25a,25bで形成した取付用フレーム25を設けた構成である。 【0026】前記取付用フレーム25の左・右取付フレーム25a,25bの移送始端部側の左右両側の先端部には、図1で示す如く前左・右取付板26a,26bを固着して設け、この前左取付板26aは、扱胴カバー6の内側面へ固着して設けた中仕切板6aへボルト、及びナット等により、装着した構成である。前右取付板26bは、中仕切板6aに固着して設けた補助取付板6bへボルト、及びナット等により、装着した構成である。中仕切板6aは脱穀機4の後側板(図示せず)の後側へ重合状態に設けた構成である。 【0027】前記取付用フレーム25の左・右取付フレーム25a,25bの移送終端部側の左右両側の先端部には、図1で示す如く後左・右取付板27a,27bを固着して設け、これら後左・右取付板27a,27bは、扱胴カバー6の天井板6cへボルト、及びナット等により装着した構成である。 【0028】前記取付用フレーム25の左・右取付フレーム25a,25bの略中央部の左右両側には、中左・右取付板28a,28bを固着して設け、これら中左・右取付板28a,28bは、扱胴カバー6の天井板6cへボルト、及びナット等で装着した構成である。 【0029】前記株元・穂先排藁移送装置7、8を吊り下げ状態に支持する取付用フレーム25は、平面視X形状に形成して、扱胴カバー6の内側面に装着して設けたことにより、取付用部材である取付用フレーム25は大幅に強度アップした構成であり、排藁の詰りが発生したときであっても、これら扱胴カバー6、及び株元・穂先排藁移送装置7、8は変形することない構成である。 【0030】前記株元排藁移送装置7は、図1、及び図2で示す如く左・右ケース29a,29bの移送始端部側には、支持ケース30を設け、この支持ケース30で軸支した支持軸30aの一方側の端部に軸支した前スプロケット31aと、左・右ケース29a,29bの移送終端部に軸支して設けた後スプロケット31bと、略中央部の中スプロケット31cとには、株元チエン31を掛け渡した構成である。 【0031】前記穂先排藁移送装置8は、図1、及び図3で示す如く左・右ケース32a,32bの移送始端のチエン張り装置33に軸支して設けた前スプロケット34aと、移送終端部で株元排藁移送装置7の中スプロケット31cを軸支した同軸に軸支した後スプロケット34bとに、所定間隔に穂先移送ラグ35aを装着した穂先チエン35を掛け渡した構成である。 【0032】前記株元・穂先排藁移送装置7、8の右ケース29bと、左ケース32aとを接続する前・後接続板36a,36aを固着して設け、これら前・後接続板36a,36bは、取付用フレーム25へボルト、及びナット等で装着して、これら株元・穂先排藁移送装置7、8を吊り下げ状態に設けた構成である。 【0033】前記脱穀機4の脱穀室4aへ内装した扱胴(図示せず)を軸支する扱胴軸4bに軸支した扱胴プーリ4cと、株元排藁移送装置7の前部に設けた伝動ケース37で軸支した伝動軸37aの一方側の端部に軸支して設けたプーリ37bとには、ベルト37cを掛け渡した構成である。 【0034】前記伝動ケース37の伝動軸37aの他方側の端部に軸支したギヤー37dと、支持ケース30の支持軸30aの他方側の端部に軸支したギヤー30bとは噛合する構成である。脱穀機4の扱胴軸4bの回転により、伝動ケース37と支持ケース30とを介して、株元排藁移送装置7の株元チエン31が回転駆動する構成である。この株元排藁移送装置7の中スプロケット31cの回転により、この中スプロケット31cと同軸に軸支した穂先排藁移送装置8の後スプロケット34aが回転され、穂先チエン35が回転駆動する構成である。 【0035】前記穂先排藁移送装置8の穂先チエン35の伝動は、移送終端部を伝動する構成であり、このために、この穂先チエン35を伸縮調節するチエン張り装置33は、移送始端部側に設けて、穂先チエン35の伸張調節を容易にした構成である。 【0036】前記株元・穂先排藁移送装置7、8は、扱胴カバー6の開閉操作に連動して、該扱胴カバー6と一体で開閉する構成であり、これら株元・穂先排藁移送装置7、8へ排藁の詰りが発生したときに、この排藁の除去を容易にした構成であると共に、点検、及び補修等を容易にした構成である。 【0037】前記株元・穂先排藁移送装置7、8の下側には、所定の隙間を有して前後方向に所定幅で、左右方向に所定長さのケーシング23を設けた構成である。このケーシング23の上部で穂先排藁移送装置8の穂先移送ラグ35aの位置には、図1、及び図3で示す如く所定深さの凹溝23aを設け、この凹溝23a内を穂先移送ラグ35aが通過する構成である。 【0038】前記ケーシング23の凹溝23a内を穂先排藁移送装置8の穂先移送ラグ35aが通過する構成として、排藁の移送を確実にし、又、移送姿勢を安定させ、更に株元排藁移送装置7の株元チエン31のストローク量を増加させた構成である。 【0039】前記支持ケース30、及び伝動ケース37は、図5で示す如く支持ケース30には、左支持軸38aを軸支して設け、該左支持軸38aには、左カップリング39a軸支して設けた構成である。伝動ケース37には、右支持軸38bを軸支して設け、該右支持軸38bには、右カップリング39bを軸支して設けた構成である。 【0040】前記左・右カップリング39a,39bは、噛合する構成であり、このカップリング39a,39bの噛合を分離させることにより、株元・穂先排藁移送装置7、8等よりなる排藁排出部を一体で着脱自在な構成である。又、これらカップリング39a,39bを介して、株元・穂先排藁移送装置7、8を回転駆動する構成であると共に、株元チエン31と前スプロケット31aとは、一体で着脱可能な構成である。 【0041】これにより、重量物である排藁排出部の株元・穂先排藁移送装置7、8を一体で着脱できることにより、メンテナンスの容易化を図ることができる。前記株元排藁移送装置7の株元チエン31の株元挟持杆40aと、穂先排藁移送装置8の穂先チエン35の穂先挟持杆40bとは、図2、図3、及び図6で示す如く平面視移送終端部は、前後方向に略同じ位置にして設けた構成である。 【0042】これにより、穂先側の前記穂先挟持杆40bをカッタ装置24aの入口近傍まで長くしたこととなり、排藁の穂先側の作用長さが拡大して、カッタ装置24a内への移送姿勢が安定して、該カッタ装置24aの切断性能が安定する。又、直接排出するドロッパ排出のとき、又は結束装置24bで結束するときは、排藁の引出し力が向上することにより、ドロッパ排出、及び結束のときも性能が安定する。 【0043】株元挟持杆40aは、図7〜図9で示す如く平面視へ字形状に形成すると共に、移送始端部側は、脱穀機4の左側板4dの外側で、フィードチエン5aの内側に位置させると共に、このフィードチエン5aと略平行に設けた構成である。前記株元挟持杆40aの移送始端部の略垂直部41aの所定距離後方位置には、前支持杆41bと移送終端部近傍の後支持杆41cとは、株元挟持杆41の下側面へ固着して設けた構成である。 【0044】前記株元挟持杆40aの前・後支持杆41b,41cは、前・後ホルダ42a,42bへ挿入すると共に、これら前・後ホルダ42a,42bには、弾発する前後スプリング43a,43bを設け、株元挟持杆40aを上下に弾発する構成である。 【0045】これにより、前記株元挟持杆40aの作動がスムーズである。又、この株元挟持杆40aを脱穀機4のフィードチエン5aに近接させて設けたことにより、このフィードチエン5aから株元排藁移送装置7への排藁の引継ぎ性能が向上した。 【0046】前記脱穀機4の横側に設けた穀粒貯留タンク10の横側には、穀粒を揚送する揚送装置(図示せず)を前方へ所定角度に傾斜させて設けた構成である。前記穀粒貯留タンク10の一方側の面は、図10、及び図11で示す如く揚送装置を覆う構成であり、このために、凹部44を形成する直線面部44aから傾斜面部44bへと変化させた側壁を形成した構成である。この傾斜面部44bの内側面には、この穀粒貯留タンク10内へ供給されて、順次増加する穀粒量を下部より、順次検出する穀粒センサ45を所定間隔に設けた構成である。満量を検出する穀粒センサ45は、穀粒貯留タンク10の上部の突出部10aに設けた構成である。 【0047】又、前記穀粒センサ45は、図12で示す如く最下端部の穀粒センサ45は直線面部44aへ設け、満量を検出する穀粒センサ45は突出部10aへ設け、其の他の穀粒センサ45は所定間隔で傾斜面部44bへ設けた構成である。これにより、穀粒センサ45を傾斜面部44bへ設けたことにより、この穀粒センサ45の検出精度が向上した。 【0048】脱穀機46は、図13〜図16で示す如く脱穀室47内には、前扱胴47aと後扱胴47bとに、二分割して、前扱胴47aは外扱胴軸48aで軸支して設け、後扱胴47bは内扱胴軸48bで軸支して設けた構成である。前扱胴47aは後扱胴47bより、所定回転低速回転で回転駆動する構成である。(前扱胴47aは低速回転、後扱胴47bは高速回転。)前記脱穀機46の左側には、図13〜図16で示す如くフィードチエン49aと挟持杆49bとを設け、これらフィードチエン49aと挟持杆49bとは、移送始端部から前扱胴47aの後端部までは、順次上り傾斜に形成して設けたと共に、該前扱胴47aの後端部から移送終端部までは、略平行状に形成した構成である。 【0049】前記フィードチエン49a、及び挟持杆49bの前方部は、図15で示す如く外・内扱胴軸48a,48bより、下方部に位置させて設け、後方部は、図16で示す如く該外・内扱胴軸48a,48bより、上方部に位置させて設けた構成である。 【0050】これにより、前記脱穀室47の前方部では、深扱ぎ状態とし、フィードチエン49aの傾斜角度を急角度にすることにより、徐々に浅扱ぎに変化させると共に、前半部の前扱胴47aの回転を低速回転であり、このために、枝梗の発生、及び藁屑の発生が減少し、又、後半部で後扱胴47bの回転が高速回転であり、このために、こなれが向上して、脱穀精度が向上する。 【0051】前記脱穀機46は、図17〜図20で示す如く脱穀室47内には、扱胴50を内装して設け、この扱胴50の前後方向略中央部の前部側には、扱歯50aを多数本植設すると共に、後部側には、螺旋プレート50bを設け、この螺旋プレートの外周部には、所定間隔でツース50cを設けた構成である。 【0052】前記脱穀機46の左側には、図17〜図20で示す如くフィードチエン49aと挟持杆49bとを設け、これらフィードチエン49aと挟持杆49bとは、移送始端部から扱胴50の扱歯50aの終端部位置までは、順次上り傾斜に形成して設けると共に、螺旋プレート50bの移送始端部から移送終端部までは、略水平状に形成した構成である。 【0053】前記フィードチエン49a、及び挟持杆49bの前方部は、図19で示す如く扱胴50の中心より、下方部に位置させて設け、後方部は、図20で示す如く該扱胴50の中心より、上方部に位置させて設けた構成である。これにより、枝梗、及び藁屑の発生が減少して、脱穀精度が向上する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月2日(2000.11.2) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−136218(P2002−136218A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−336143(P2000−336143) |
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