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【発明の名称】 コンバインの操作室装置
【発明者】 【氏名】芳野 正彦

【氏名】土居 一紀

【氏名】萩山 丈士

【氏名】越智 孝司

【要約】 【課題】キャビンフレームを形成する右フレームを強度アップし、この右フレームの下部に近接して設けたエンジンカバーを開閉操作のときに、右フレームへの当接を防止しようとするものである。

【解決手段】操作室4を形成するキャビンフレーム5の右フレーム7を形成する上枠7a、及び前・後枠7b,7cには、エンジンカバーに近接する後下枠7d、及び前下枠7eを設けて一体に形成し、右フレーム7には、開閉扉3を開閉自在に設けると共に、左フレーム6の外側面の上部を回動支点として、二段階に開閉する上・下左窓ガラス板を開閉自在に設けた構成である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車台2の上側には、エンジン22を載置して右外側にエンジンカバー22aと、アルミ材よりなる左右両側の左・右フレーム6、7及び該左・右フレーム6、7間を各接続フレーム8で接続してキャビンフレーム5を形成し、該キャビンフレーム5内には、操作室4等を設けたコンバインにおいて、右フレーム7を形成する上枠7a及び前・後枠7b,7cには、エンジンカバー22aに近接する後下枠7dと、前下枠7eとを設けて一体に形成すると共に、右フレーム7には、開閉自在に開閉扉3を設けたことを特徴とするコンバインの操作室装置。
【請求項2】 前記左フレーム6の外側面に上部を回動支点(イ)として、二段階に開閉する上・下左窓ガラス板31、32を開閉自在に設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの操作室装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行車台上側の操作室を形成するキャビンフレームの右フレームを形成する上枠、前・後枠には、エンジンカバーに近接する後下枠、及び前下枠を設けて一体に形成し、この右フレームには、開閉扉を開閉自在に設けた技術であり、コンバインの操作室装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、走行車台の上側には、エンジンを載置し、このエンジンの右外側には、エンジンカバーを設けると共に、アルミ材よりなる左右両側の左・右フレーム、及びこの左・右フレーム間を各接続フレームで接続してキャビンフレームを形成し、このキャビンフレーム内には、操作室を形成している。又、右フレームは、上枠と、後枠とでコ字形状に形成して、前枠と後枠との下方部は、鉄板の連結板で接続して一体に形成し、この右フレームを開閉自在に設け、この連結板と、エンジンカバーとは、所定の小隙間を有して設けている。
【0003】前記キャビンフレームの右フレームの開閉扉を運転作業者が開操作し、運転作業者は、キャビンフレーム内に形成した操作室内に設けた操縦席へ搭乗して、この操作室内に設けた操作装置で、コンバインを始動、停止、及び各部を調節操作等を行って、このコンバインを走行させて、立毛穀稈を刈取りから脱穀までの一連の作業を行って、収穫作業する。
【0004】この収穫作業のときに、収穫する時期によっては、暑いために、キャビンフレームの右フレームの上部に、開閉自在に設けた開閉扉の右窓ガラス板を外側へ開操作し、開状態にすると共に、左フレームの外側面に、上部を回動支点として開閉自在に設けた左窓ガラス板を上方へ回動操作し、開状態にして、操作室内へ風を入れながら収穫作業を行う。又、エンジンに不具合が発生して、このエンジンの点検、及び補修のときには、エンジンカバーを開操作して、これらの作業を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】操作室を形成するキャビンフレームの右フレームは、上枠と、前枠と、後枠とでコ字形状に形成され、前枠と、後枠とは、鉄板の連結板で接続していることにより、剛性不良で強度的に弱く、このために、右フレームの下部の連結板へエンジンカバーを開閉操作のときに、当接してエンジンカバーの開閉が困難であったり、又、この連結板、及びエンジンカバーを変形させることが発生していたが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の上側には、エンジン22を載置して右外側にエンジンカバー22aと、アルミ材よりなる左右両側の左・右フレーム6、7及び該左・右フレーム6、7間を各接続フレーム8で接続してキャビンフレーム5を形成し、該キャビンフレーム5内には、操作室4等を設けたコンバインにおいて、右フレーム7を形成する上枠7a及び前・後枠7b,7cには、エンジンカバー22aに近接する後下枠7dと、前下枠7eとを設けて一体に形成すると共に、右フレーム7には、開閉自在に開閉扉3を設けたことを特徴とするコンバインの操作室装置としたものである。
【0007】請求項2に記載の発明においては、前記左フレーム6の外側面に上部を回動支点(イ)として、二段階に開閉する上・下左窓ガラス板31、32を開閉自在に設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの操作室装置としたものである。
【0008】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、走行車台2の上側には、エンジン22を載置し、このエンジン22の右外側には、エンジンカバー22aを設けると共に、アルミ材よりなる左・右フレーム6、7、及びこの左・右フレーム6、7を各接続フレーム8で接続してキャビンフレーム5を形成し、このキャビンフレーム5内には、操作室4を設けている。又、右フレーム7を形成する上枠7a、及び前・後枠7b,7cには、エンジンカバー22aに近接する後下枠7dと、前下枠7eとを設けて一体に箱形成に形成して設けると共に、開閉扉3を開閉自在に設けている。
【0009】前記キャビンフレーム5の右フレーム7の開閉扉3を運転作業者が開操作し、この運転作業者は、キャビンフレーム5内に形成した操作室4内に設けた操縦席へ搭乗して、この操作室4内に設けた操作装置でコンバインを走行させて、立毛穀稈を刈取りから脱穀までの一連の作業を行って、収穫作業する。
【0010】この収穫作業のときに、収穫する時期によっては、暑いために、キャビンフレーム5の右フレーム7に設けた開閉扉3の上部に開閉自在に設けた右窓ガラス板を外側へ開操作し、開状態にすると共に、左フレーム6の外側面に、上部を回動支点(A)として、二段階に開閉自在に設けた上・下左窓ガラス板31、32を上向へ回動操作し、開状態にして、操作室4内へ風を入れながら収穫作業する。又、エンジン22に不具が発生して、このエンジン22の点検、及び補修のときには、エンジンカバー22aを開操作して、これらの作業を行う。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、操作室4を形成するキャビンフレーム5を形成する左・右フレーム6、7、及び各接続フレーム8は、アルミ材で形成すると共に、右フレーム7を形成する上枠7a、及び前・後枠7b,7cには、エンジンカバー22aへ接近状態に後下板7dと、前下枠7eとを設けて一体に箱形状に形成したことにより、キャビンフレーム5全体の強度アップ、及び右フレーム7の剛性がアップして強度アップとなると共に、右窓ガラス板のシール性の向上を図ることができた。又、エンジンカバー22aを開閉操作のときに変形することがない。
【0012】請求項2に記載の発明においては、キャビンフレーム5の左フレーム6の外側面の上部を、回動支点(イ)として二段階に開閉する上・下左窓ガラス板31、32を設けたことにより、コンバインの上部に前後方向に設けて、穀粒を機外へ排出する排出オーガに当接することなく、この上・下左窓ガラス板31、32を大きく開状態に操作でき、操作室4内へ多量の風を入れることができて、快適な収穫作業を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の上側前方部の一方側(右側)には、操作室4を形成するアルミ材等よりなるキャビンフレーム5を設けた構成である。このキャビンフレーム5は、左・右フレーム6、7と、この左・右フレーム6、7とを接続する各接続フレーム8等よりなる構成である。右フレーム7は、上前枠7aと、前・後枠7b,7c,及び前・後下枠7e,7dとで一体で箱形状に形成した構成である。このキャビンフレーム5を形成する左・右フレーム6、7、及び各接続フレーム8を主に図示して説明する。
【0014】前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図6、及び図7で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ9aを張設した走行装置9を配設し、走行車台2の上側には、脱穀機10を載置した構成である。走行車台2の前側の刈取機11で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈はこの刈取機11で後方上部へ移送され、脱穀機10のフィードチエン12aと挟持杆12bとで引継ぎされて、挟持移送されながら脱穀される。脱穀済みで選別済み穀粒は、脱穀機10の右横側に配設した穀粒貯留タンク13内へ一時貯留される構成である。
【0015】前記走行車台2の前側には、図7で示す如く前端位置から立毛穀稈を分離するナローガイド14a、及び分草体14bと、この分離した立毛穀稈を引起す引起装置15aと、引起された穀稈を掻込みする穀稈掻込移送装置16の掻込装置17aと、掻込された穀稈を刈取りする刈刃装置15bと、刈取りされた穀稈を挟持移送する穀稈掻込移送装置16の穀稈移送装置17b等よりなる刈取機11を設けている。該刈取機11は、油圧駆動による伸縮シリンダ18により、土壌面に対して昇降自在に移動する構成である。
【0016】前記刈取機11の前方下部から後方上部へ傾斜する支持杆19aの上端部には、左右方向の支持パイプ杆19bを設け、この支持パイプ杆19bを走行車台2の上側面に設けた支持装置19cで回動自在に支持させて、伸縮シリンダ18の作動により、刈取機11は支持パイプ杆19bを回動中心として、上下に回動する構成である。
【0017】前記穀粒貯留タンク13の前部には、図7で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置20aと、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席20bとは、キャビンフレーム5と天井板21等によって箱形状に形成して、この箱体内の操作室4内に設けた構成である。この操縦席20bの下側で、走行車台2の上側には、エンジン22を載置すると共に、後方部には、穀粒貯留タンク13を配設する。これら走行装置9と、刈取機11と、脱穀機10と、エンジン22等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0018】前期操作室4は、図1〜図7で示す如く袋状に形成した上端部の天井部26の下側には、アルミ材等よりなる左・右フレーム6、7、及びこの左・右フレーム6、7を接続する各接続フレーム8で箱形状にキャビンフレーム5を形成して、このキャビンフレーム5内に設けた構成である。
【0019】前記左フレーム6は、図1、及び図7で示す如く前・後枠6a,6bと、上・下枠6c,6dとにより、一体に箱形状に形成した構成である。右フレーム7は、図1、及び図6で示す如く上枠7aと、前・後枠7b,7cと、前・後下枠7e,7dにより、一体で変形の箱形状に形成した構成である。これら左・右フレーム6、7は、図1で示す如く前側の上・下端部と、後側の上・下端部と、上側の後方部とは、接続フレーム8と、中枠8aとで接続した構成であると共に、中枠8aと後部の接続フレーム8との間は、前後枠8bを所定間隔に設けた構成である。
【0020】前記左・右フレーム6、7の後枠6b,7c間の後側には、図1、図6、及び図7で示す如く鉄板よりなる後カバー27を設けると共に、この後カバー27の上部には、後窓ガラス板27aを設けた構成である。前記左・右フレーム6、7の後枠6b,7cは、図2で示す如く中空部(ロ)を2箇所に設けて、略L字形状に形成している。左右両側の前枠6a,7b,及び上枠6c,7aは、図3で示す如く中空部(ロ)を2箇所に設けて、略L字形状に形成している。下枠6d,及び前下板7eは、図4で示す如く中空部(ロ)を2箇所に設けて、略L字状に形成している。後下枠7dは、図5で示す如く中空部(ロ)を2箇所に設けて、略L字状に形成している。
【0021】前記右フレーム7は、図6で示す如く後カバー27に所定間隔に設けた開閉具28、28によって、開閉自在に開閉扉3を設けた構成である。この右フレーム7の開閉扉3上部の一方側には、固定部材29aで支持した右窓ガラス板29を設けると共に、他方側には、所定間隔に設けた窓開閉具28a,28aによって、開閉自在に右窓ガラス板29を設けている。下部には、固定部材29aで支持した右窓ガラス板29を設けている。上部の右窓ガラス板29aと、下部の右窓ガラス板29との間には、連結板30を設けた構成であり、この連結板30には、開閉扉3を開閉操作のときに把持する把持具30aを設けた構成である。又、開閉自在な上部の右窓ガラス板29には、開閉操作のときに把持する窓把持具29bを設けた構成である。
【0022】前記キャビンフレーム5を形成する一部品である右フレーム7の下部には、前・後下枠7d,7eを追加して設けて、変形の箱状にしたことにより、このキャビンフレーム5全体が強度アップされると共に、右フレーム7の剛性がアップして、強度アップになると共に、前・後下枠7e,7dと、エンジンカバー22aとの間には、開閉のために所定の小隙間を設けているが、右フレーム7の剛性がアップしたことにより、エンジンカバー22aを開閉操作を行ったときに、右フレーム7は変形していなく、このために、エンジンカバー22aが右フレーム7へ当接することなく、又、所定の小隙間を常に維持することができる。
【0023】前記キャビンフレーム5を形成する一部である左フレーム6は、図7〜図11で示す如くこの左フレーム6の外側面に、上部に所定間隔に設けた上回動具33aを回動支点(イ)として、二段階に開閉する上・下左窓ガラス板31、32間には、所定間隔に設けた下回動具33bを介して、ガスダンパ34の作動により、開閉自在に設けた構成であり、この上・下左窓ガラス板31、32を開操作するときには、コンバイン1の上部に前後方向に設けて、穀粒を機外へ排出する排出オーガ25に当接しない位置まで、外側へ開操作した後に、下左窓ガラス板32は垂下状体に自重で回動され、その後に上左窓ガラス板31を、更に上方へ回動操作して、これら上・下左ガラス板31、32は大きく開状態にする構成である。最大開状態に操作したときは、下左窓ガラス板32は、自重で垂下状態になる構成である。
【0024】前記左フレーム6に設ける上・下左窓ガラス板31、32は、図7〜図11で示す如く上左窓ガラス板31の上端部近傍の両側部には、回動自在に支持板33cに上回動具33aを装着して設けると共に、上端部には、弾性材等よりなる固定部材29aを設けた構成である。
【0025】前記上左窓ガラス板31の下端部近傍の両側部と、下左窓ガラス板32の上端部近傍の両側部との間には、折り畳み自在な下回動具33bを設けた構成であると共に、上下端部には、弾性材等よりなる固定部材29aを設けた構成である。両端部の下回動具33b,33b間には、把持具35を固着して設けた構成である。下回動具33b,33bの一方側端部には、ノブボルト36を設け、この各ノブボルト36の締付により、下左窓ガラス32は、ロック状態になる構成である。又、この各ノブボルト36の締付けを弛めて、内側へ移動させることにより、ロック解除状態になる構成である。
【0026】前記前後両端部の近傍の上回動具33aに設けた上取付板37a,37aと、前・後枠6a,6bに設けた下取付板37b,37bとの間には、各ガスダンパ34を設けた構成である。前記上・下左窓ガラス板31、32を開状態にするときは、各下回動具33bへ設けた各ノブボルト36の締付けを弛めて、内側へ移動操作し、ロック解除状態にして、各ガスダンパ34を始動させると、各上回動具33a,33aの回動支点(イ)を回動中心として、上・下左窓ガラス板31、32は、開状態へ上昇制御され、この上左窓ガラス板31が略水平状態になるまで上昇制御される。略水平状態になると、下左窓ガラス板32は自重により、略垂下状態になる二段階の開状態になる構成である。
【0027】前記上・下左窓ガラス板31、32を閉状態にするときは、把持具35把持して、閉状態に操作して、その後に、各下回動具33bに設けた各ノブボルト35を外側へ移動操作して、このノブボルト35を締付けて、ロック状態にする。又、ガスダンパ34を途中で停止させると、開閉を途中で停止させることができる構成である。
【0028】これにより、前記キャビンフレーム5の左フレーム6の外側面の上部を、回動支点(イ)として二段階に開閉する上・下左窓ガラス板31、32を設けたことにより、コンバイン1の上部の前後方向に設けて、穀粒を機外へ排出する排出オーガ25に当接することなく、この上・下左窓ガラス板31、32を大きく開状態に操作でき、操作室4内へ多量の風を入れることができて、快適な収穫作業ができる。又、途中で開閉を停止させることもできて便利である。又、把持具35を設けたことにより、上・下左窓ガラス板31、32を大きく開状態にしたとき、閉状態への操作が容易であり、更に該下左窓ガラス板32の折れ曲り状態から垂直状態への操作が容易である。
【0029】前記キャビンフレーム5の前側面には、図6、及び図7で示す如くフロントガラス板38を設け、操作室4内の操縦席20bに搭乗した運転作業者が操縦が容易に行える構成である。前記刈取機11の穀稈掻込移送装置16移送終端部の穀稈移送装置17bによって形成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される穀稈に接触作用することにより、脱穀機10へ穀稈の供給の有無を検出する穀稈センサ11aを設けた構成である。
【0030】前記走行車台2の前端部に装架された走行用のミッションケース23内の伝動機構の伝動経路中には、その出力回転に基づいて走行車速を検出するポテンションメータ方式の車速センサ23aを設けた構成である。前記穀粒貯留タンク13内に貯留した穀粒を機外へ排出するこの穀粒貯留タンク13の後側には、縦移送螺旋24aを内装した排出支持筒24を略垂直姿勢で回動自在に装着して設け、この排出支持筒24の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋25aを伸縮自在に内装した排出オーガ25を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に横方向へ配設した構成である。
【0031】前記上・下左窓ガラス板31、32は、図12で示す如くこの上左窓ガラス板31は、外側に設け、この下左窓ガラス板32は、内側に設けた構成である。これにより、上からの雨水の浸入を防止することができる。前記上・下左窓ガラス板31、32は、図13で示す如く上下方向の略中間部で回動自在に折り畳み自在に設けた構成である。
【0032】これにより、前記上・下左窓ガラス板31、32を大きく開状態にすることが可能であり、又、穀稈の供給部での作業が容易になる。前記キャビンフレーム5の前側面に設けるフロントガラス板38は、図14、及び図15で示す如く天井板21で形成した天井部26の下側面から下部内側へ傾斜状態に設けた構成である。冷暖房装置39は、フロントガラス板38と、窓ガラス板40との間に形成された空間の上部の天井部26へ配設した構成である。
【0033】これにより、運転作業者の頭部の空間を確保することができる。前記エンジン22用のエアクリーナ41と、冷暖房装置39とは、図16、及び図17で示す如く箱形状のエアコンケース42内に設けると共に、このエアコンケース42の外側には、箱形状のエアクリーナケース43を着脱自在に設け、このエアクリーナケース43の箱体の内側部には、吸入網43aを張設すると共に、エアクリーナケース43内で冷暖房装置39の前方部には、プレート43bを設けた構成である。冷暖房装置39には、操作室4の天井部26へ冷暖房風を送風する天井送風筒44aを設けると共に、操作室4内の運転作業者の足元へ冷暖房風を送風する足元送風筒44bを設けた構成である。プレート43bは、網43c、スポンジ43d、ペーパ43eの3両よりなる構成であり、このプレート43bで確実に防塵する構成である。
【0034】前記冷暖房装置39への外気の吸入は、エアクリーナケース43からプレート43bを経て吸入される構成である。エアクリーナ43への外気の吸入は、エアクリーナケース43の吸入網43a部から吸入される構成である。又、冷暖房装置39に不具合が発生して、点検、及び部品交換等を行うときは、エアクリーナケース43を取り外して行う構成である。
【0035】これにより、前記エアクリーナケース43を取り外しすることにより、エアコンケース42部の仕切部が大きく開くこととなり、冷暖房装置39のメンテネンスが容易にできる。前記エアコンケース42の箱体の一方側の側板42aには、図18、及び図19で示す如く複数個の吸入孔42bを設けると共に、この吸入孔42bの上下部には、受板42c,42cを固着して設けた構成である。
【0036】前記エアコンケース42に設けた受板42c,42cには、図19で示す如く複数個の吸入孔45aを設けた吸入板45を移動自在に挿入して設けた構成である。この吸入板45の一方側の端部には、突出部45bを設け、この突出部45bには、円形状の長孔45cを設けた構成である。
【0037】前記エアコンケース42の側板42aには、図19で示す如くコ字形状の取付板42dを固着して設け、この取付板42dには、移動用モータ46を装着して設け、この移動用モータ46のモータ軸46aの軸端部には、回動板46bを固着して設け、この回動板46bの先端分には、ピン46cを固着して設けた構成である。このピン46cは、吸入板45の突出部45bの長孔45c部へ挿入した構成であり、移動用モータ46の回転駆動により、エアコンケース42に設けた吸入孔42bと、吸入板45の吸入孔45aとは、重合して外気を吸入したり、又はエアコンケース42の吸入孔42bを、吸入板45で塞ぐ状態になり、外気を吸入しない構成である。
【0038】前記エアコンケース42の吸入孔42bは、夏期で外気温が高く、塵埃が少ない状態での収穫作業のときは、この吸入孔42bを吸入板45aで塞ぐ状態に、移動用モータ46を回転制御し、吸入孔42bを閉状態に制御する構成である。又、春、及び秋期で外気温が低く、塵埃が多い状態での収穫作業のときには、吸入孔42bと、吸入板45の吸入口45aとは、重合状態に移動用モータ46を回転制御して、吸入孔42bを開状態に制御する構成である。
【0039】これにより、夏期は外気の吸入をしぼって、冷暖房効果を向上させ、又、春、及び秋期は外気の吸入口を広げることにより、外気を吸入するプレート43bの全面を利用して、塵埃の目詰り防止を図った。又、吸入板45は移動用モータ46により、エアコンケース42の側板42aに設けた複数個の吸入孔42bの開閉は、簡単で容易になった。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成13年5月31日(2001.5.31)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−354928(P2002−354928A)
【公開日】 平成14年12月10日(2002.12.10)
【出願番号】 特願2001−164829(P2001−164829)