| 【発明の名称】 |
鱗茎作物調製機の搬送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】新 裕樹
【氏名】内田 善三
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| 【要約】 |
【課題】従来、鱗茎作物調製機の供給搬送装置は左右一対の横周回ベルト搬送装置で構成され、鱗茎作物を供給するのに搬送装置の先端部から一個ずつ供給するか横倒し姿勢で並べて供給しなければならないため非能率的であった。
【解決手段】本発明は複数個の鱗茎作物を横倒し姿勢でまとめて一括投入して、供給作業能率の向上を図り調製作業を円滑にしたもので、その構造は左右併設した鱗茎支持搬送装置を前後に分割し、前搬送部を一対の縦周回ベルトコンベヤ構造にし、後搬送部を一対の横周回ベルト搬送構造にして、ベルト体に突起や仕切り板を設けて個別搬送を可能とし、前後搬送部の受継部間隙とコンベヤの突起で搬送姿勢を変更して、複数個で一括供給された鱗茎作物を個別に処理して調製作業の能率向上が図れるようにした。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 掘取収穫された鱗茎作物を搬送装置に供給して、該搬送装置の搬送過程で鱗茎作物の茎葉部と髭根を切断する鱗茎作物調製機(T)において、一連の搬送装置に対して、複数個の鱗茎作物を横倒し姿勢でまとめて一括供給して、該一括供給された鱗茎作物を搬送途上で個別に倒立姿勢に姿勢変更を可能とした搬送構成を特徴とする鱗茎作物調製機の搬送装置。 【請求項2】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、搬送装置を左右併設させてなる鱗茎支持搬送装置(5)を前後に分割し、前搬送部を一対の縦周回ベルトコンベヤ構造にして、後搬送部を一対の横周回ベルト搬送構造にした配設構成を特徴とする鱗茎作物調製機の搬送装置。 【請求項3】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、該ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の左右一対のベルトコンベヤ体(5s・5t)の外周面に各々突起体(5tt)又は仕切り板(5ss)を適正間隔で複数個設けた事を特徴とする鱗茎作物調製機の搬送装置。 【請求項4】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ構造にして、該構造からなるベルトコンベヤ装置(5a・5b)の始端側でベルトコンベヤ体(5s・5t)上部に近接させた貯留板(5u)を立設して、搬送物に対する搬送作用に一時待機作用を併設付加したベルト搬送構成を特徴とする鱗茎作物調製機の搬送装置。 【請求項5】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、ベルト上方に略一個分の通過隙間を設けて搬送物の重層部を単層化する均しロ−ラ(25c)を装備した事を特徴とする鱗茎作物調製機の搬送装置。 【請求項6】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、該ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の始端側でベルトコンベヤ体(5s・5t)上部に近接させた貯留板(5u)を立設すると同時にベルトコンベヤ体(5s・5t)上方に搬送物の重層部を単層化する均しロ−ラ(25c)を装備して、前記貯留板(5u)と均しロ−ラ(25c)が適正距離を保持し且つ対峙した相対位置で配設された構成を特徴とする鱗茎作物調製機の搬送装置。 【請求項7】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、ベルト上方に均しロ−ラ(25c)を装備し、該均しロ−ラ(25c)をベルトコンベヤ装置(5a)の伝動プ−リ(25e)を駆動起点として、搬送方向に対して同方向正回転自在に構成した事を特徴とする請求項6記載の鱗茎作物調製機の搬送装置。 【請求項8】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、一方側を縦周回多角形構造にして、その一辺を搬送終端部に対して略垂直方向に茎葉部を掻き下ろす茎葉押下部(5aa)として構成した事を特徴とする鱗茎作物調製機の搬送装置。 【請求項9】 前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、該ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の鱗茎部支持側の受継部と茎葉部支持側の受継部の相対位置を平面上で搬送方向に対して前後にずらして、茎葉部支持側の受継部を若干早めに配設した事を特徴とした鱗茎作物調製機の搬送装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、圃場から鱗茎作物収穫機等により採取されて畝上に置かれた鱗茎作物を拾い上げて、茎葉部と髭根を切断して調製するか、又は定置仕様として同様の調製処理を行う鱗茎作物調製機の搬送装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来から、鱗茎作物収穫機等により圃場から鱗茎作物を採取し圃場に放置して乾燥させ、その後、畝に沿って鱗茎作物調製機を走行させながら鱗茎作物を拾い上げて該調製機に供給搬送装置を介して供給し、該調製機によって鱗茎作物の茎葉部と髭根を切除するようにした鱗茎作物の調製技術が既に色々な形で公知となっている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術においては、鱗茎作物を拾い上げて調製機に供給搬送装置を介して供給する構成で、搬送装置が左右一対の横周回ベルト搬送装置で鱗茎作物を供給するので、搬送装置の先端部から倒立姿勢で一個ずつ供給しなければならないため、調製作業に手間がかかり非能率的であった。そこで本願発明では、供給搬送装置に横倒し姿勢で鱗茎作物を複数個一括供給し、搬送途上で個別に倒立姿勢に姿勢変更しながら移送できる様にして、供給の利便性を向上改善し、且つ従来技術による鱗茎作物の茎葉部と髭根を切除調製と合わせて、従来技術の供給搬送装置の不具合を解消し、複数個の鱗茎作物をまとめて投入する事で能率向上を図った鱗茎作物調製機の搬送装置を提供する。 【0004】 【課題を解決するための手段】本願発明は、前記の不具合を解消するために、圃場より掘取収穫された鱗茎作物を搬送装置に供給して、該搬送装置の搬送過程で鱗茎作物の茎葉部と髭根を切断する鱗茎作物調製機において、供給搬送装置に対して複数個の鱗茎作物を横倒し姿勢でまとめて一括供給して、該一括供給された鱗茎作物を搬送途上で個別に倒立姿勢に姿勢変更を可能とした搬送構成にすることで、従来技術による搬送装置の先端に倒立姿勢で一個ずつ供給していたのを、横倒し姿勢で複数個まとめて供給した後、倒立姿勢で個別に調整処理する事ができ、茎葉部と髭根を切断調製する作業の能率向上が図れる。 【0005】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、搬送装置を左右併設させてなる鱗茎支持搬送装置を前後に分割し、前搬送部を一対の縦周回ベルトコンベヤ構造にして、後搬送部を一対の横周回ベルト搬送構造にした配設構成で、前記縦周回ベルトコンベヤ上では鱗茎作物を横倒し姿勢で搬送し、横周回ベルト上では倒立姿勢で搬送する様にした。 【0006】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ構造にして、該左右一対の縦周回ベルトコンベヤ外周面に各々突起体又は仕切り板を適正間隔で複数個設けて、一括投入された鱗茎作物を個別に分離し、搬送過程において一個づつ分別搬送を確実にして、後搬送部一対の横周回ベルトどうしの対峙同調によって、前後搬送部を構成するベルト搬送装置の受継部で鱗茎作物を横倒し姿勢から倒立姿勢に移送姿勢を変更して、従来慣行の姿勢で鱗茎作物を茎葉部や髭根を切断する調製部に搬送することで、供給能率の向上を行いそれに伴って全体的に調製作業能率の向上を図った。 【0007】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置にして、該ベルトコンベヤ装置の始端側でベルトコンベヤ体上部に近接させた貯留板を立設して、搬送物に対する搬送作用に一時待機作用を併設付加したベルト搬送構成にする事によって、一括投入・個別搬送を可能とした。 【0008】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置で構成して、ベルト上方適正位置に略一個分の通過隙間を設けて搬送物の重層部を単層化する均しロ−ラを装備して、一括投入による重なりを一個づつ均して搬送するように構成した。 【0009】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、搬送装置を左右併設させてなるベルトコンベヤ装置で構成して、該ベルトコンベヤ装置の始端側でベルトコンベヤ体上部に貯留板を近設すると同時にベルト上方に搬送物の重層部を単層化する均しロ−ラを装備して、前記貯留板と均しロ−ラが適正距離を保持し且つ対峙した相対位置を構成した事で、ホッパ機能と個別搬送作用を保有させた。 【0010】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置で構成して、ベルトコンベヤ上方に均しロ−ラを装備し、該均しロ−ラをベルトコンベヤの伝動プ−リを伝動起点として、搬送方向に対し同方向正回転構成にして、ベルトコンベヤと同調した速度で均しロ−ラを回転させ、鱗茎作物に対する衝撃を回避し、且つ回転により重なり合って当接する鱗茎を跳ね返し個々に繰り出す様にし、且つ簡易な伝動機構を構成した。 【0011】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置を左右併設させてなる一対のベルト搬送装置で構成して、一方側を縦周回多角形構造にして、その一辺を搬送終端部に対して略垂直方向に茎葉部を掻き下ろす茎葉押下部として構成し、横倒し姿勢から倒立姿勢への姿勢変更を容易にした。 【0012】前記鱗茎作物調製機の搬送装置に関して、搬送装置を左右併設させてなる鱗茎支持搬送装置の鱗茎部支持側の受継部と茎葉部支持側の受継部の相対位置を平面上で搬送方向に対して前後にずらして、茎葉部支持側の受継部を若干早めに配設して、受継部のずれを利用して受継ぎ間隙から茎葉部を下向きに落ち込ませて、倒立姿勢を容易に可能ならしめた。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態について、図面に基づき実施例を以って説明する。図1は本願発明の要部であるベルトコンベヤ装置の側面図である。図2は同じく本願発明の要部であるベルトコンベヤ装置の平面図である。図3は同ベルトコンベヤ装置の受継部を拡大した側面図である。図4は本願発明に係る鱗茎作物調製機の全体側面図であり、図5は同じく鱗茎作物調製機の主要部を示した全体平面図である。図6は鱗茎作物調製装置の仕上げ調整部の伝動機構平面図であり、図7は伝動機構側面図である。図8は図2におけるA‐A断面図で、図9は同図2におけるB‐B断面図であり、図10は図2におけるC‐C断面図である。 【0014】本願発明の実施例である鱗茎作物調製機(T)の全体構成について図4の図示に基づき説明する。鱗茎作物調製機(T)は走行装置(T1)上に載置された機台(T2)に各種搬送装置及び鱗茎作物調製装置(T3)が搭載され、前記機台(T2)の後部にエンジン(E)と走行伝動装置(T4)及び操縦ハンドル(T5)等が配設されている。そして鱗茎作物調製装置(T3)と操縦ハンドル(T5)の間に左右切替え自在の排出シュ−タ−(16)が配設され、その左右下端には折畳み収納可能なる排出口(16a)が設けてある。 【0015】次に、前記鱗茎作物調製装置(T3)の構成を図4〜図5に基づいて記述する。前部に配設される粗処理部(1)と、後部に配設される仕上げ調製部(2)とに大別されその組合せで構成されている。この粗処理部(1)と仕上げ調製部(2)はそれぞれカバ−(13・14)によって覆われ、該粗処理部(1)のカバ−(13)の上面高さは仕上げ調製部(2)のカバ−(14)の上面高さより低く配置構成して、この粗処理部(1)のカバ−(13)の上面には幅方向中央部に進行方向と平行に通路溝が形成してある。 【0016】又、図1と図4に示す様に、前記粗処理部(1)の前端には鱗茎支持搬送装置(5)のベルトコンベヤ装置(5a・5b)が突設されカバ−(13)から前方に露出し、該鱗茎支持搬送装置(5)のベルトコンベヤ装置(5a・5b)は上下に回動自在となり、回動調節金具(7)で位置決めできる様にしてあり、圃場に置かれた鱗茎作物を拾い上げて供給するときの高さを作業者や作業位置に任意に合わせられる様にしてある。 【0017】そして、前記の鱗茎支持搬送装置(5)の下部に茎引張ベルト(6・6)が配置され、該茎引張ベルト(6・6)の始端側のプ−リで実施例では左右一対の茎引張受動プ−リ(6c・6c)を軸着するプ−リ軸(6e・6e)を下方に延出させ、該プ−リ軸(6e・6e)に左右一対の茎葉粗切刃(8・8)が各々軸着され同軸回転するようにし、茎葉の通路側に向かって各々始端側内向きに回転する様になっている。 【0018】ここで、本願発明の要旨を図1〜図3に基づいて記述する。前記鱗茎支持搬送装置(5)は左右併設するベルトコンベヤ装置(5a・5b)及び丸ロ−プベルト搬送装置(5c・5c)から構成され、各装置はベルトを各々駆動プ−リと受動プ−リ及び中間プ−リとに掛け回してあり、実施例は鱗茎支持搬送装置(5)を前後に分割して、その前搬送部を左右併設するベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成し、後搬送部を左右併設する無端丸ロ−プベルト搬送装置(5c・5c)で構成して、前記ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の左右一対のベルトコンベヤ体(5s・5t)は外周面に適正間隔で複数個の突起(5tt)又は仕切り板(5ss)が固着され縦周回構造をなしていて、丸ロ−プベルト搬送装置(5c・5c)は左右一対の無端丸ロ−プベルトからなり横周回構造をなし、複数個の鱗茎作物を横倒し姿勢で一括供給して、該一括供給された鱗茎作物を搬送途上で個別に倒立姿勢に姿勢変更を可能とした搬送構成になっている。 【0019】即ち、前記のベルトコンベヤ体(5s・5t)上では鱗茎作物を横倒し姿勢で搬送し、前後搬送部を構成する各ベルト搬送装置の受継部で鱗茎作物を横倒し姿勢から倒立姿勢に移送姿勢を変更して、横周回左右搬送ベルト(5m・5n)上では倒立姿勢で搬送する様になり、一括投入された鱗茎作物を個別に分離し、搬送過程において一個づつ分別搬送を確実にしている。その結果、鱗茎作物の茎葉部や髭根を切断する調製部には従来慣行の倒立姿勢で搬送されるので、供給能率の向上に伴って全体的に調製作業能率の向上を図ることができる。 【0020】一方、左右併設した一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)の始端側にはベルトコンベヤ体(5s・5t)上部に近接して貯留板(5u)が立設され、該貯留板(5u)によって一括投入された鱗茎作物は一時貯留された後、ベルトコンベヤ装置(5a・5b)に固設した各突起(5tt)間又は各仕切り板(5ss)間に一個づつ支持され搬送される。上記のようにして、一時待機作用を併設付加したベルト搬送構成にする事によって、一括投入・個別搬送を可能とした。 【0021】更に、図8に示す様に右ベルトコンベヤ装置(5b)の上方に略一個分の通過隙間を設けてロ−ラ装置(25)が装着されていて、該ロ−ラ装置(25)は均しロ−ラ(25c)と上プ−リ(25a)と下プ−リ(25d)と伝動ベルト(25b)及び伝動プ−リ(25e)とで構成され、均しロ−ラ(25c)の回転によって一括投入された鱗茎作物が重なり合って重層しても、均して一個づつ繰り出し個別搬送する様に構成されている。 【0022】具体的には、前記均しロ−ラ(25c)は搬送方向に対して同方向正回転していて、その伝動機構は右ベルトコンベヤ装置(5b)に装着した伝動プ−リ(25e)を軸着した回転軸を右ベルトコンベヤ装置(5b)の側方に突設して、該回転軸に同軸回転する下プ−リ(25d)を軸着し伝動ベルト(25b)を介して上プ−リ(25a)に動力を伝達し、該上プ−リ(25a)と同軸回転する均しロ−ラ(25c)が搬送方向に対して同方向で回転する様に構成されている。そして、前記の貯留板(5u)と適正距離を持って対峙した相対位置で配設されている。一括投入された鱗茎作物は重なり合って貯留板(5u)と均しロ−ラ(25c)の間に一時的に貯留され、下層のものからベルトコンベヤ装置(5a・5b)の突起(5tt)又は仕切り板(5ss)によって一個づつ繰り出され、重なり合った上層のものは送出されようとしても均しロ−ラ(25c)に当接し、その回転作用によって跳ね返され一時待機した後で順々に単層化され一個づつ鱗茎部は突起(5tt)間に茎葉部は仕切り板(5ss)間に入り支持搬送されて行く様に、一時待機のホッパ機能と個別搬送作用を併せ持った搬送構成になっている。上記の如く、前記均しロ−ラ(25c)は右ベルトコンベヤ装置(5b)の伝動プ−リ(25e)を駆動起点として、同方向正回転自在に構成され均しロ−ラ(25c)とベルトコンベヤ装置(5a・5b)の回転速度を同調させたので、鱗茎作物に対して衝撃を回避し、円滑に個別搬送を可能にすると同時に駆動構成を簡素化した。 【0023】また、前記左右ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の鱗茎部支持側の受継部と茎葉部支持側の受継部の相対位置を平面上で搬送方向に対して前後にずらして、茎葉部支持側の受継部を若干早めに配設してあり、受継部のずれを利用して、鱗茎部が支持搬送終端部に差し掛かると茎葉部は速くも受継部に到達し、受継間隙から茎葉部を下向きに落ち込ませる。この時、茎葉部を支持搬送する(実施例では)左ベルトコンベヤ装置(5a)を縦周回多角形構造にして、その一辺を搬送終端部に対して略垂直方向に茎葉部を掻き下ろす茎葉押下部(5aa)として構成し、横倒し姿勢から倒立姿勢への姿勢変更を容易に可能ならしめた。 【0024】更に、前記鱗茎支持搬送装置(5)の縦周回構造からなる左ベルトコンベヤ装置(5a)と横周回構造からなる左側の丸ロ−プベルト搬送装置(5c)の受継部へ作物誘導装置を装着し、該作物誘導装置を前記左側丸ロ−プベルト搬送装置(5c)の始端側プ−リ(5d)と同軸回転する鱗茎作物誘導体(5e)及び左搬送ベルト(5m)の周回径より大径なる突起部を断続形成した掻込突起体(5f)を前記始端側プ−リ(5d)を挟んで上下に重合軸着した構造にして、円滑に横倒し姿勢から倒立姿勢に移送姿勢を変更させるようにした。 【0025】更に図1と図2及び図4に示す様に、前記鱗茎支持搬送装置(5)を構成する左右一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)は左右後プ−リ(5x・5z)を軸着した出力軸(5h)を軸支している軸受(24a)を回動支点として、二個の蝶番(39)を介して相対位置を維持しながら上下回動自在に構成されている。 【0026】一方、図4〜図6に示すごとく、仕上げ調製部(2)にてカバ−(14)の内側には、前記鱗茎支持搬送装置(5)の上方に位置し、球形をした鱗茎作物の鱗茎部を挟持搬送する挟持搬送装置(9)が配設され、更に挟持搬送装置(9)の上方に髭根切断装置(3)が配設してあり、前記挟持搬送装置(9)の下方には茎葉仕上切装置(4)が配設してある。さらに、図5及び図6に図示するように、前記の挟持搬送装置(9)は左右一対の挟持ベルト(9a・9a)によって挟持搬送通路を形成し、該挟持搬送装置(9)の前部が前記鱗茎支持搬送装置(5)の後部上方にラップするように配設され、該挟持搬送装置(9)の後端には排出部(15)が配設されている。 【0027】以上の様な配置構成の鱗茎作物調製機(T)において、該鱗茎作物調製機(T)は畝の肩上を走行し、作業者は畝上に置かれた鱗茎作物を拾い上げて、複数個の鱗茎作物を一括して横倒し姿勢で茎葉部が機体左側になり髭根部が右側になる様にして鱗茎支持搬送装置(5)の前搬送部のベルトコンベヤ装置(5a・5b)上に供給する。 【0028】そして、鱗茎支持搬送装置(5)の前搬送過程においては、左右のベルトコンベヤ装置(5a・5b)によって鱗茎作物を横倒し姿勢で搬送し、後搬送過程の左右丸ロ−プベルト搬送装置(5c・5c)との受継部に至ると、左右受継部の前後方向のずれによって、鱗茎部は右ベルトコンベヤ装置(5a)に支持されながら茎葉部は左ベルトコンベヤ装置(5b)の終端部と後搬送部の搬送装置との受継間隙に自重で垂れ下がり、鱗茎作物は横倒し姿勢から倒立姿勢に移送姿勢を変更するが、この時左ベルトコンベヤ装置(5a)の茎葉押下部(5aa)を周回移動する仕切り板(5ss)によって茎葉部は強制的に掻き下ろされ確実に倒立姿勢になり、更に左丸ロ−プベルト搬送装置(5c)の始端側プ−リ(5d)と同軸回転する鱗茎作物誘導体(5e)及び掻込突起体(5f)からなる作物誘導装置によって、後半部の支持搬送過程へと受継がれて鱗茎部は引続き左右丸ロ−プベルト搬送装置(5c・5c)に支持され後方へ搬送される。同時に茎葉部は茎引張ベルト(6・6)に挟持され左右前プ−リ(6c・6c)と同軸回転する茎葉粗切刃(8)によって長く伸びた茎葉部は粗切断され姿を整えて倒立姿勢のまま後方へ搬送される。 【0029】そして、鱗茎作物は粗処理部(1)を搬送される間、通路溝(図示省略)の左右両側の傾斜面にガイドされ適正な倒立姿勢を維持しながら搬送され、仕上げ調製部(2)に至ると挟持搬送装置(9)によって鱗茎作物の鱗茎部は挟持搬送される。この搬送過程の中で、髭根部は髭根切断装置(3)によって切断され、茎葉部は茎葉仕上切装置(4)によって切断される。髭根部および茎葉部を切断された鱗茎部は、前記の挟持搬送装置(9)の終端部で挟持を解かれ、排出部(15)を転がり出て排出シュ−タ−(16)を介して機外に排出される。尚、図4に示す様に前記排出部(15)は挟持ベルト(9a・9a)の後部下方から排出シュ−タ−(16)までの間にガイド杆(15a・15a・・)が前後方向に後下りに傾斜して配設されてある。 【0030】図10に断面図示した様に、前記鱗茎支持搬送装置(5)を構成する丸ロ−プベルト搬送装置(5c・5c)の左右搬送ベルト(5m・5n)は断面形状が丸形のロ−プベルトで成形され、図5に示す様に、仕上げ調製部(2)内に配設される駆動プ−リ(5p)と粗処理部(1)前部に設けられた受動プ−リ(5g)と遊動プ−リ(5k)及び中間プ−リ(5r・5r・・)の間に掛け回されている。一方、鱗茎支持搬送装置(5)を構成する前搬送部は縦周回ベルト構造からなる左右ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の左ベルトコンベヤ体(5s)は仕切り板(5ss)付ベルトで構成され、後左プ−リ(5z)と前左プ−リ(5y)及び左遊動プ−リ(5j)の間に側面三角形状に掛け回され、右ベルトコンベヤ体(5t)は突起(5tt)付ベルトで構成され、後右プ−リ(5x)と前右プ−リ(5q)及び伝動プ−リ(25e)の間に掛け回されている。これら左右ベルトコンベヤ装置(5a・5b)は図9にて断面を図示した様に、左右ベルトコンベヤ体(5s・5t)は一方側の幅を他方側より広くして、その広い方に鱗茎部を狭い方に茎葉部を支持し、左右同調して機体の後方に向かって周回して横倒し姿勢の鱗茎作物を後方に搬送し、後搬送部との受継部で鱗茎作物は倒立姿勢になって前記丸ロ−プベルト搬送装置(5c・5c)で支持搬送される。 【0031】更に、鱗茎支持搬送装置(5)の下方に配設されている前記茎引張ベルト(6・6)を構成する茎引張ベルト体(6a・6a)はスポンジベルトが用いられ、茎引張駆動プ−リ(6b・6b)と茎引張受動プ−リ(6c・6c)と茎引張中間プ−リ(6d・6d・・)の間に掛け回されている。該茎引張ベルト(6・6)は鱗茎支持搬送装置(5)に対して、後方になる程徐々に上下間隔が広がる様に配設している。この様な構成によって、前記の茎引張ベルト体(6a・6a)で茎葉部を下方に引張った時、鱗茎部は断面丸形の右搬送ベルト(5n)と左搬送ベルト(5m)で下側を支持され、向きが正しくなる様に矯正される。 【0032】図4又は図5に示す様に、前記茎葉仕上切装置(4)は、左右一対の駆動軸(4a・4a)上部にそれぞれ回転刃(4b・4b)が軸着されて、両回転刃(4b・4b)の外周縁部が搬送中心線上で一部重なる様に配設されている。前記の左右一対の駆動軸(4a・4a)は前記鱗茎支持搬送装置(5)を駆動する伝動ケ−ス(17)より立設した軸に、自在継手(18・18)を介して上方に延設されている。又、前記の回転刃(4b・4b)は平面視において、前記鱗茎支持搬送装置(5)の右搬送ベルト(5n)と左搬送ベルト(5m)の後部ハ字状広がり部分の後位置で、前記の挟持搬送装置(9)の後部寄りに対応して位置し、側面視においては、前記挟持搬送装置(9)の下方に位置して設けられ、この挟持搬送装置(9)における挟持ベルト(9a・9a)で鱗茎部を挟持搬送する際に、鱗茎作物の茎葉部を両回転刃(4b・4b)によって切断するようにしている。 【0033】図4に示す様に、前記髭根切断装置(3)は仕上げ調製部(2)において、その前端部上方に配設されている支持枠(3a)に支承する髭根起し装置(3b)と髭根切り装置(3c)からなり、該髭根切り装置(3c)は支持枠(3a)に上下動自在に連設した平行リンク(3d)の後延端に支持されている。又、髭根起し装置(3b)は前記髭根切り装置(3c)に設けた軸受支承部に支承設置されて、前記挟持搬送装置(9)が挟持搬送している鱗茎作物の髭根部を髭根起し装置(3b)で起立整姿して、起立整姿した髭根部を髭根切り装置(3c)で切除する様に構成されている。 【0034】同じく図4に基づき記述すると、前記の髭根切り装置(3c)は前記平行リンク(3d)の後延端に取着するヘッド枠(3f)と、該ヘッド枠(3f)に設けた円盤刃駆動ケ−ス(3g)より突出した駆動軸に固設した円盤刃(3h・3h)と、該円盤刃(3h・3h)の前部上側及び後部上側に配設されたゲ−ジ輪(3k・3k)とで構成される。 【0035】また、前記平行リンク(3d)と支持枠(3a)との間にはコイルばね(3n)を介装し引張して、前記のゲ−ジ輪(3k・3k)が鱗茎作物に当接した際に、その当接荷重でヘッド枠(3f)が軽くスム−ズに上方に退動できる様にしている。又、前記円盤刃(3h・3h)は、前記茎葉仕上切装置(4)の回転刃(4b・4b)に対して搬送方向上手側または下手側に位置をずらせて配設され、両者の切断タイミングをずらせて、切断負荷の重なりを避け最大負荷を低下する様にしている。 【0036】次に、図4〜図7に基づいて伝動機構について記述する。実施例では、鱗茎作物調製機(T)を駆動する駆動源としてエンジン(E)が搭載され、該エンジン(E)の出力軸(E1)から伝動ベルト(E2)を介し動力は分配軸(21)に伝達され、該分配軸(21)によって各種ベルト搬送装置や茎葉切断部等の駆動系と髭根切断装置(3)の駆動系に分配され、該髭根切断装置(3)の駆動力は伝動ベベルケ−ス(22)に入力し、内蔵されたベベルギヤを介してカウンタ−軸(23)へ伝動され、該カウンタ−軸(23)と縦伝動ベルト(30)を介し髭根切断装置(3)を駆動する。具体的には、前記カウンタ−軸(23)から縦伝動ベルト(30)を介して髭根切断駆動軸(31)に動力が伝達され、該髭根切断駆動軸(31)から自在継手(32)と中継軸(33)を介して円盤刃駆動ケ−ス(3g)の入力軸(34)に伝えられ、該入力軸(34)によってベベルギヤ(35・36)を介して円盤刃(3h・3h)を回転駆動すると同時にベベルギヤ(37・38)を介して根起しブラシ(3b・3b)を駆動するのである。また、前記カウンタ−軸(23)には排葉ベルト(11)を駆動するロ−ラ(12)が軸着され、該ロ−ラ(12)によって前記カウンタ−軸(23)に平面視で直交する方向に排葉ベルト(11)が設けられ、該排葉ベルト(11)は無端状のコンベヤベルトで構成され、切断された排葉を機外に排出するものである。 【0037】一方、前記の分配軸(21)からベルト伝動によって、駆動ケ−ス(17)に内蔵された伝動装置に伝達された動力は、該伝動装置を構成する横入力軸(26)と左右二組のベベルギヤ(27・28)を介して自在継手(18・18)によって連動連結される左右一対の駆動軸(4a・4a)に各々伝達され、該左右一対の駆動軸(4a・4a)は上方に延設され、その上端に回転刃(4b・4b)を軸着して回転駆動する様にして、茎葉仕上切装置(4)の駆動系が構成されている。 【0038】そして、図6に図示する如く、各々の駆動軸(4a・4a)は仕上げ調製部(2)の機枠に平面視で前広がりハ字状に装設される左右の搬送駆動ケ−ス(19・19)の後部で図7に図示する如く縦向きに嵌挿軸支され、各駆動軸(4a)から搬送駆動ケ−ス(19・19)内のギヤ機構(29・29)を経て、搬送駆動ケ−ス(19・19)の前部に軸支立設されている左右の搬送駆動軸(20・20)に動力伝達し、該左右搬送駆動軸(20・20)を互いに前側内向きに同速回転させ、該左右搬送駆動軸(20・20)に装着された各種の搬送装置を対向面が後方に移送する様に構成されている。また、前記左右駆動軸(4a・4a)には茎引張ベルト(6・6)の左右茎引張ベルト体(6a・6a)を駆動する各々の茎引張駆動プ−リ(6b・6b)が軸着され、更に受動プ−リ(6c・6c)の下側に同軸回転する茎葉粗切刃(8)がその外周縁部を搬送中心線上で一部重なるように対峙装設され、その回転方向は前側内向き回転にしている。 【0039】更に、左右搬送駆動ケ−ス(19・19)から上方に延出している左右搬送駆動軸(20・20)に、鱗茎支持搬送装置(5)の丸ロ−プベルト搬送装置(5c・5c)を駆動する左右両駆動プ−リ(5p・5p)を嵌着固定して、左右両駆動プ−リ(5p・5p)の回転によって鱗茎支持搬送装置(5)の左右丸ロ−プベルト搬送装置(5c・5c)が始端側内向きに回転される。そこで、右受動プ−リ(5g)を軸着した受動軸を上方に延出させて、一組のベベルギヤを内蔵したベベルギヤケ−ス(24b)を介してチェン伝動装置(24)によって左右ベルトコンベヤ装置(5a・5b)を駆動する伝動構成になり、該チェン伝動装置(24)はチェン(24d)と二個のスプロケット(24e)を仕組としてチェンケ−ス(24c)に内蔵した構成で、前スプロケット(24e)に軸支された出力軸(5h)が左右ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の各後プ−リ(5x・5z)を同軸回転によって駆動する。 【0040】同じく図5〜図7に図示するように、左右の搬送駆動ケ−ス(19・19)から上方に延出している前記の左右搬送駆動軸(20・20)には、左右各々横ベルト伝動装置(10・10)の駆動プ−リ(10a・10a)が軸着され各横ベルト伝動装置(10)を駆動するが該各横ベルト伝動装置(10)は左右とも各搬送駆動軸(20)に軸着された駆動プ−リ(10a)と前記回転刃(4b)を駆動する駆動軸(4a)に遊着された遊動プ−リ(10b)及び挟持搬送駆動プ−リ(10c)によって平面視にて三角状に掛け回されているが、更に該挟持搬送駆動プ−リ(10c)の回転軸を上方に延出して同回転軸に挟持搬送入力プ−リ(9b)を軸着し、該挟持搬送入力プ−リ(9b)によって前記の挟持搬送装置(9)に動力が伝えられ、左右一対の挟持ベルト(9a・9a)を同速で互いに始端側内向きに回転駆動し対向面が後方移動するように構成されている。 【0041】この様な構成において、作業者は鱗茎作物調製機(T)を前進走行させながら、畝上に置かれた鱗茎作物を拾い上げて、鱗茎作物の茎葉部を進行方向に対し左側にして横倒し姿勢で鱗茎支持搬送装置(5)の移送方向に対して直角に供給する。この場合、従来は茎葉部を下にして髭根部を上に向けた倒立姿勢で供給する為に、一個ずつしか供給出来なかったが、本願発明は横倒し姿勢で供給できるので複数個の鱗茎作物を一括して供給できて能率的である。更に、既述のように搬送過程の途中で鱗茎作物は横倒し姿勢から倒立姿勢に姿勢を変える事ができるので、調製過程に入ると従来からの倒立搬送姿勢になって粗切処理された後で仕上げ調製部(2)へ搬送される。 【0042】更に、調製過程を詳述すると、鱗茎作物が鱗茎支持搬送装置(5)によって後方に支持搬送されて、茎引張ベルト(6・6)の始端部で茎葉粗切刃(8)により茎葉部の長く伸びた部分が切断されて機外に放出され、茎葉部が切り揃えられた鱗茎作物は前記左右一対の茎引張ベルト(6・6)によって茎葉部が下方へ引っ張られて、玉形状の鱗茎部の肩は所定の位置に揃えられる。そして、仕上げ調製部(2)に受継がれると挟持搬送装置(9)によって鱗茎部が挟持搬送され、髭根部は髭根切断装置(3)によって切断されて、茎葉部は茎葉仕上切装置(4)によって切断される。髭根部及び茎葉部が切断され調製された鱗茎部は、挟持搬送装置(9)の終端部で挟持を解かれ、排出部(15)のガイド杆(15a・15a・・)上に落下し、該ガイド杆(15a・15a・・)上を後方へ転がり出て、排出シュ−タ−(16)を介して機外に排出されるが、一方、茎葉部は既述の通り排葉ベルト(11)を介して機外に排出される。 【0043】 【発明の効果】本願発明は、以上説明したような構成と実施の形態によって、次のような効果を奏するものである。掘取収穫された鱗茎作物を搬送装置に供給して、該搬送装置の搬送過程で鱗茎作物の茎葉部と髭根を切断する鱗茎作物調製機(T)において、一連の搬送装置に対して、複数個の鱗茎作物を横倒し姿勢でまとめて一括供給して、該一括供給された鱗茎作物を搬送途上で個別に倒立姿勢に姿勢変更を可能とした搬送構成にしたので、従来技術では鱗茎作物を倒立姿勢で搬送装置の先端に供給するために一個ずつか、又は横倒し姿勢でも重層しない様に並べてしか供給出来なかったから手間がかかり供給能率を低下させ調製作業全体の能率低下となっていたのを、本願発明によって横倒し姿勢で複数個まとめて一括供給可能として、しかも搬送途上で倒立姿勢にする事ができ、鱗茎作物の茎葉部と髭根を切断調製する作業の能率向上が図れる。 【0044】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、搬送装置を左右併設させてなる鱗茎支持搬送装置(5)を前後に分割し、前搬送部を一対の縦周回ベルトコンベヤ構造にして、後搬送部を一対の横周回ベルト搬送構造にしたので、鱗茎作物を前搬送は横倒し姿勢にしても安定した支持搬送を可能とし、後搬送は前後搬送の受継部で倒立姿勢にして鱗茎部を支持搬送する事が可能となり、複数個の鱗茎作物を一括供給する事によって供給作業の能率向上が図れる。 【0045】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、該ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の左右一対のベルトコンベヤ体(5s・5t)の外周面に各々突起体(5tt)又は仕切り板(5ss)を適正間隔で複数個設けたので、鱗茎作物を横倒し姿勢で複数個まとめて一括投入し重ね合っても、前記突起体(5tt)又は仕切り板(5ss)の各々の間に一個づつ分別して搬送する事が可能で、後搬送部への受継部での倒立姿勢への姿勢変更を確実にする事ができ、従来慣行の鱗茎作物調製技術と相俟って、一括供給による供給能率の向上と同時に調整機能に適合した搬送姿勢を提供する事ができ、鱗茎作物調製作業を円滑にすることができる。 【0046】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ構造にして、該構造からなるベルトコンベヤ装置(5a・5b)の始端側でベルトコンベヤ体(5s・5t)上部に近接させた貯留板(5u)を立設して、搬送物に対する搬送作用に一時待機作用を併設付加したベルト搬送構成にしたので、鱗茎作物を横倒し姿勢で複数個まとめて一括投入し重なり合っても、一時貯留した後で自動的に一個づつ個別搬送する事ができ、鱗茎作物を供給する作業で手間がかからず楽になり、鱗茎作物調製作業の容易化を図る事ができる。 【0047】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、ベルト上方に搬送物の重層部を単層化する均しロ−ラ(25c)を装備したので、鱗茎作物を横倒し姿勢で複数個まとめて一括投入し重ね合った重層部を均しロ−ラ(25c)に当接させ、該均しロ−ラ(25c)の回転作用によって、一個づつ送出す事ができ自動的に個別搬送を可能として、安定した搬送作用を円滑に提供する事ができる。 【0048】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関し、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、該ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の始端側でベルトコンベヤ体(5s・5t)上部に近接させた貯留板(5u)を立設すると同時にベルトコンベヤ体(5s・5t)上方に搬送物の重層部を単層化する均しロ−ラ(25c)を装備して、前記貯留板(5u)と均しロ−ラ(25c)が適正距離を保持し且つ対峙した相対位置で配設したので、鱗茎作物を横倒し姿勢で複数個まとめて一括投入しても一時貯留させる事ができ、ホッパ機能と個別搬送機能を併用した供給搬送性によって、供給作業を容易にし楽にすることができる。 【0049】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、ベルト上方に均しロ−ラ(25c)を装備し、該均しロ−ラ(25c)を右ベルトコンベヤ装置(5b)の伝動プ−リ(25e)を駆動起点として、搬送方向に対して同方向正回転に構成したので、均しロ−ラ(25c)とベルトコンベヤ装置(5a・5b)の回転速度を同調させる事ができ、鱗茎作物に対して強い衝撃を回避し、且つ円滑に個別搬送を可能にすると同時に駆動構成を簡素化する事ができる。 【0050】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、一方側を縦周回多角形構造にして、その一辺を搬送終端部に対して略垂直方向に茎葉部を掻き下ろす茎葉押下部(5aa)として構成したので、受継間隙から茎葉部が下向きに落ち掛かると茎葉押下部(5aa)によって、茎葉部を掻き下ろし横倒し姿勢から倒立姿勢への姿勢変更を容易に可能ならしめ、円滑な搬送作用を提供する事ができる。 【0051】前記鱗茎作物調製機(T)の搬送装置に関して、鱗茎支持搬送装置(5)を左右併設させてなる一対のベルトコンベヤ装置(5a・5b)で構成して、該ベルトコンベヤ装置(5a・5b)の鱗茎部支持側の受継部と茎葉部支持側の受継部の相対位置を平面上で搬送方向に対して前後にずらして、茎葉部支持側の受継部を若干早めに配設したので、支持搬送されて来た鱗茎作物は左右受継部の前後方向のずれによって、実施例では、鱗茎部は右ベルトコンベヤ装置(5b)に支持されながら茎葉部は左ベルトコンベヤ装置(5a)の終端部と後搬送部の搬送装置との受継間隙に自重で垂れ下がり、鱗茎作物は横倒し姿勢から倒立姿勢への移送姿勢の変更を容易にする事ができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年5月17日(2001.5.17) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−335730(P2002−335730A) |
| 【公開日】 |
平成14年11月26日(2002.11.26) |
| 【出願番号】 |
特願2001−147225(P2001−147225) |
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