| 【発明の名称】 |
安全機能を有する草刈機 |
| 【発明者】 |
【氏名】チョー キュマン
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| 【要約】 |
【課題】異物による刃部の損傷を防止し,平らでない作業面においても水平を維持しながら草刈り作業を行うことができ,また,刈られた雑草の後処理が容易で,かつ,刃の離脱による事故を防止できる等安全性に優れた安全機能を有する草刈機を提供すること。
【解決手段】回転軸12の底部に雑草を刈り取る刈刃13と,刈刃保護部材20を締結する。刈刃保護部材20の中央部には所定の間隔をおいてビード23を突出形成し,両側と前面部には刈られる雑草を刈刃13にガイドするための複数のガイド溝21,22とを形成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも,所定長さの台車と,動力装置から動力を伝達されて回転する回転軸と,前記回転軸に締結される刈刃とを含んで構成された草刈機において,前記刈刃の下部に位置し,異物から前記刈刃を保護し,刈り作業をガイドする刈刃保護部材と,前記刈刃保護部材の底部の所定の位置に一側が係合され,また,前記台車に他側が係合され,刈られた雑草の作業者への飛散を防止するブラケットと,前記ブラケットの所定の位置に形成された複数のガイドホールと,を備えていることを特徴とする安全機能を有する草刈機。 【請求項2】 前記刈刃保護部材は,中央部に所定の高さにて突出して形成されたビードと,前記刈刃保護部材の両側と前面部に形成され,刈られる雑草を前記刈刃にガイドする複数のガイド溝とで構成されることを特徴とする請求項1に記載の安全機能を有する草刈機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,安全機能を有する草刈機に係り,特に作業時,刃先が異物にあたるのを防止すると共に,刃部の離脱による事故を防止することができる安全機能を有する草刈機に関する。 【0002】 【従来の技術】図5に示すように,一般に草刈り作業用の草刈機で雑草や雑木などを刈り取る場合は,エンジン5を始動させた後,スロットルバルブ6を引っ張ると刈刃2が回転し,雑草や雑木などを刈り取るようになる。このとき,刈られた雑草が作業者に飛散するのを防止するために,刈刃2の上部の台車1aには安全カバー3aが設けられている。 【0003】しかし,従来の草刈機では,この安全カバー3aが,作業者側のみを閉鎖するように形成されているため,刈られた雑草が安全カバー3aの開放された側に散らばることになり,刈られた雑草を再度刈る作業が効率的でないという問題があった。 【0004】また,草刈り作業時,安全カバー3aの開放された側に刃2が露出し,思わぬ大事故を起こすおそれがあった。 【0005】さらに,上記のような刃2は回転軸と一体型であるため,作業時に刃部が石や鉄などの固形異物にあたった場合,刃2の前進する力と,これに抵抗する異物の力との間の均衡が破れてしまい,刃の一部分が衝撃を受けることになる。 【0006】このような場合,刃部2が前記の衝撃により曲がり,或いは,折れることがあり,また,その衝撃により作業者が台車1aを逃して二次事故が発生するおそれがあるだけでなく,エンジンと動力を伝達するシャフトなどに衝撃が与えられ,草刈機の性能を低下させるという問題点があった。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は,このような問題点に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,異物による刃部の損傷を防止し,平らでない作業面においても水平を維持しながら草刈り作業を行うことができ,また,刈られた雑草の後処理が容易で,かつ,刃の離脱による事故を防止できる等安全性に優れた安全機能を有する草刈機を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】前述した課題を達成するために本発明は,少なくとも,所定長さの台車と,動力装置から動力を伝達されて回転する回転軸と,回転軸に締結される刈刃とを含んで構成された草刈機において,刈刃の下部に位置し,異物から刈刃を保護し,刈り作業をガイドする刈刃保護部材と,刈刃保護部材の底部の所定の位置に一側が係合され,また,台車に他側が係合され,刈られた雑草の作業者への飛散を防止するブラケットと,ブラケットの所定の位置に形成された複数のガイドホールと,を備えていることを特徴とする安全機能を有する草刈機である。 【0009】ここで,刈刃保護部材は,中央部に所定の高さにて突出して形成されたビードと,刈刃保護部材の両側と前面部に形成され,刈られる雑草を刈刃にガイドする複数のガイド溝とで構成されるのが望ましい。 【0010】台車は作業者が立っている状態で作業し得るように設けられたものが好ましく,雑草類を刈り取る刈刃は,回転軸にナット等により締結されるのがよい。また,ブラケットに複数のガイドホールを形成することにより,ブラケットを草刈機の種類に応じて上下に高さを調節できる。 【0011】さらに,刈刃保護部材のビードは中央部に所定の高さにて突出して形成されているので,刈刃の離脱を防止し,刈刃と刈刃保護部材のボディとの摩擦を防止することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下,図面に基づいて,本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は,本発明の一実施の形態に係る草刈機を示した斜視図であり,図2は図1のA−A断面図であり,図3は本発明の一実施の形態に係る一部断面図であり,図4の(a)は本発明の一実施の形態に係るブラケットを示す正面図であり,(b)は(a)の側面図である。 【0013】図示したように,本発明の一実施の形態に係る草刈機は,少なくとも,所定の長さをもって作業者が立っている状態で作業し得るような台車10と,この台車10に連結された軸キャップ11の内部に設けられ,動力発生手段から動力を伝達されて回転する回転軸12と,回転軸12の底部にワッシャ14a,14bとナット15で締結され,雑草を刈り取る刈刃13と,刈刃13の下部に位置し,地面の異物から刈刃13を保護し,草刈り作業をガイドするための刈刃保護部材20とで構成される。 【0014】また,刈刃保護部材20は,刈刃13の離脱を防止し,刈刃13と刈刃保護部材20との摩擦を防止するため,所定の間隔をおいて中央部に突出して形成されたビード23と,刈刃保護部材20の両側と前面部に形成され,刈られる雑草を刈刃13にガイドするための複数のガイド溝21,22とで構成される。 【0015】なお,刈刃保護部材20の直径は,刈刃13の直径より大きくなっており,多数のガイド溝21,22によって石や鉄などの異物が刈刃13内に入り込むのを未然に遮断し,刈刃13を保護することができるようになっている。 【0016】ここで,刈刃13からビード23及び下部ワッシャ14bまでの距離は,d=1/4〜1/2D(d:刃底部からビードまでの距離,D:刃底部から下部ワッシャまでの距離)になることが好ましく,刈刃13を固定するナット15が外部からの衝撃で離脱しても,刈刃13の離脱がビード23により遮断され,事故の発生を防止することができる。 【0017】また,ビード23は,刈刃13と刈刃保護部材20のボディと所定の間隔をおいて形成されている。これは,刈刃保護部材20のボディが地面からの衝撃を受けた場合,刈刃13との摩擦が発生するのを防止する役割をはたす。 【0018】多数のガイド溝21,22中の側面ガイド溝21は,雑草を揃えて刈刃13にガイドするため,櫛状でビード23の外周まで溝が形成されており,刈刃13の回転時,刈刃13と側面ガイド溝21とがはさみの形状をなし,はさみの原理で雑草を刈り取ることになる。 【0019】なお,前面ガイド溝22は,雑木の小枝を切り取るため,側面ガイド溝21に比べて溝の深みが浅くなっている。 【0020】刈刃保護部材20の底部と,台車10に固定されたブラケット連結部材31の上・下部とに,それぞれボルト32a,32b及びナットで締結されたブラケット30が設けられている。ブラケット30は草刈り作業時,刈られた雑草及び異物の作業者への飛散を効率的に遮断し,また,刈られた雑草があちこちに散らばるのを防止し,刃の進行方向に刈られた雑草を集め,その後処理を容易にする機能をする。 【0021】また,ブラケット30の上・下部には,「O」状のガイドホール33が形成されているため,異なる種類の草刈機を使用する場合も,ブラケット連結部材31に固定する位置に応じて,ブラケット30のガイドホール33にボルト32b及びナットで上下に高さを調節することができる。 【0022】このように構成された本発明の一実施の形態による作用を説明する。先ず,図示しないエンジンを始動させた後,スロットルバルブを引っ張ると,刈刃13が回転しながら雑草や雑木を刈り取る。 【0023】なお,平らでない地面における草刈りを行う場合は,刈刃13の下部に設けられている刈刃保護部材20で水平を維持することができる。 【0024】ここで,雑草を刈り取る場合は,刈刃保護部材20の両側に形成されている側面ガイド溝21によって刈り,雑木の小枝を刈り取る場合は,前面部に形成されている前面ガイド溝22によって効果的に刈り作業を行うことになる。 【0025】なお,多数のガイド溝21,22において,溝の幅が一定の大きさで形成されているため,所定の大きさを有する石や鉄などが,刃部の内に入り込むことを未然に遮断することにより,刈刃13を保護することができる。 【0026】このように,刈り作業中の刈刃の離脱が,刈刃保護部材20の中央部に形成されているビード23により遮断され,思わぬ事故を防止することができる。 【0027】また,刈られた雑草や異物の作業者への飛散を,刈刃保護部材20と台車に連結されたブラケット30によって遮断することができ,一層安全な作業を行うことができる。 【0028】以上,添付図面を参照しながら本発明にかかる安全機能を有する草刈機の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかでありそれについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 【0029】 【発明の効果】以上,詳細に説明したように本発明によれば,異物による刃部の損傷を防止し,平らでない作業面においても水平を維持しながら草刈り作業を行うことができ,また,刈られた雑草の後処理が容易で,かつ,刃の離脱による事故を防止できる等安全性に優れた安全機能を有する草刈機を提供することができる。 【0030】草刈機に刈刃保護部材を設けているので,石や鉄などのような固形異物が刃部の内に入り込むことを遮断して刈刃の損傷を防止することができる。のみならず,思わぬ事故で刈刃と異物との衝突で刃が離脱し,その衝撃で台車を逃してしまうなどの二次事故を防止することができるため,草刈機の使用信頼性を向上する効果を奏する。 【0031】また,作業面が平らでない場合でも,刈刃保護部材で水平を維持しながら作業を行うことができ,刈刃保護部材に形成されたガイド溝によって雑草や雑木の種類に従い流動的に刈り作業を行うことができる。 【0032】さらに,所定形状のブラケットを備えているので,刈られた雑草があちこちに散らばることなく刃の進行方向に集まり,後処理が一層容易になるだけでなく,刈られた雑草や異物の作業者への飛散を効率的に防止する効果をも奏する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501182360 【氏名又は名称】チョー キュマン
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| 【出願日】 |
平成13年5月16日(2001.5.16) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095957 【弁理士】 【氏名又は名称】亀谷 美明 (外3名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−305931(P2002−305931A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月22日(2002.10.22) |
| 【出願番号】 |
特願2001−160030(P2001−160030) |
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