| 【発明の名称】 |
収穫作業機のフロントパネル構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】長野 文男
【氏名】稲田 俊寛
【氏名】宮野 良實
【氏名】尾崎 徳宗
【氏名】冨永 俊夫
【氏名】中村 国祐
【氏名】林 茂幸
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| 【要約】 |
【課題】メータパネル表示情報の視認を容易にしながら、運転者がメータパネルに寄り掛かることに起因したメータパネルの故障や破損を回避できるようにする。
【解決手段】メータパネル9を備えたフロントパネル11を搭乗運転部7に立設してある収穫作業機のフロントパネル構造において、フロントパネル11の上部に、メータパネル9を収納するボックス部32と、そのボックス部32から左右方向に向けて延出するアーム部34とが一体形成されたアーチ状の樹脂成形品からなるパネル支持体Bを装備し、ボックス部32を、その後部側ほど横幅が狭くなる運転者に対して逆向きの台形形状に形成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 メータパネルを備えたフロントパネルを搭乗運転部に立設してある収穫作業機のフロントパネル構造であって、前記フロントパネルの上部に、前記メータパネルを収納するボックス部と、そのボックス部から左右方向に向けて延出するアーム部とが一体形成されたアーチ状の樹脂成形品からなるパネル支持体を装備し、前記ボックス部を、その後部側ほど横幅が狭くなる運転者に対して逆向きの台形形状に形成してある収穫作業機のフロントパネル構造。 【請求項2】 前記パネル支持体をブロー成形してある請求項1記載の収穫作業機のフロントパネル構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、メータパネルを備えたフロントパネルを搭乗運転部に立設してある収穫作業機のフロントパネル構造に関する。 【0002】 【従来の技術】上記のような収穫作業機のフロントパネル構造においては、収穫作業時に、走行機体の前部に装備されている収穫装置への収穫作物の導入状態などを視認するために搭乗運転部にて運転者が立ち上がった状態で操縦する立ち作業を行う場合が多いことから、その立ち作業時に支えとして把持可能な門形のハンドル部材をフロントパネルの左右にわたる状態で立設して、立ち作業時においても安定した姿勢で作業を行えるようにしたものがある。しかしながら、上記のようなハンドル部材を設けると、そのハンドル部材がメータパネルの表示情報を視認する際の妨げになる不具合を招くようになる。 【0003】そこで従来では、例えば特開平11−46561号公報で開示されているように、フロントパネルの上部に立設されるハンドル部材にメータパネルを装備することが考えられていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の従来技術によると、立ち作業時に運転者がメータパネルに寄り掛かる虞があり、又、上記の従来技術では、単にハンドル部材にメータパネルを装備するだけであることから、立ち作業時に運転者がメータパネルに寄り掛かると、その全荷重がメータパネルに直接掛かってしまい、それに起因したメータパネルの故障や破損を招く虞がある。 【0005】本発明の目的は、メータパネル表示情報の視認を容易にしながら、運転者がメータパネルに寄り掛かることに起因したメータパネルの故障や破損を回避できるようにすることにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】〔構成〕上記目的を達成するため、本発明のうちの請求項1記載の発明では、メータパネルを備えたフロントパネルを搭乗運転部に立設してある収穫作業機のフロントパネル構造において、前記フロントパネルの上部に、前記メータパネルを収納するボックス部と、そのボックス部から左右方向に向けて延出するアーム部とが一体形成されたアーチ状の樹脂成形品からなるパネル支持体を装備し、前記ボックス部を、その後部側ほど横幅が狭くなる運転者に対して逆向きの台形形状に形成した。 【0007】〔作用〕上記請求項1記載の発明によると、立ち作業時には、アーム部を把持することで安定した姿勢で作業を行えるようになり、又、メータパネルを収納するボックス部からアーム部を左右方向に延出していることから、アーム部がメータパネルの表示情報を視認する際の妨げになることを回避できるようになる。 【0008】更に、メータパネルをボックス部に収納することから、メータパネルに対する運転者の直接的な寄り掛かりをボックス部によって阻止することができ、又、ボックス部の形状が運転者に対する逆向きの台形であることから、その寄り掛かりでボックス部に掛かった荷重を左右外方に分散させることができてメータパネルへの集中を阻止することができるようになる。 【0009】しかも、パネル支持体は、軽量で成形の面での自由度が高い樹脂成形品であることから、フロントパネルの軽量化や製造の容易化を図れるとともに外観の向上を図れるデザインの採用が可能になる。 【0010】〔効果〕従って、フロントパネルの上部にアーチ状のパネル支持体を装備することで、立ち作業時での作業性の向上、及び、メータパネル表示情報の視認の容易化を図りながらも、そのパネル支持体のボックス部でメータパネルを保護できることから、運転者の寄り掛かりに起因したメータパネルの故障や破損を回避できるようになり、更に、そのパネル支持体を樹脂成形品とすることで、フロントパネルの軽量化、製造の容易化、並びに外観の向上を図れるようになった。 【0011】〔構成〕本発明のうちの請求項2記載の発明では、上記請求項1記載の発明において、前記パネル支持体をブロー成形した。 【0012】〔作用〕上記請求項2記載の発明によると、パネル支持体として高い強度を確保しながら軽量にすることができるようになる。又、運転者が寄り掛かった場合には、その荷重をボックス部の中空部分が緩衝材となって吸収するとともに広範囲に分散させるようになることから、メータパネルに掛かる荷重を更に弱めることができるようになる。 【0013】〔効果〕従って、パネル支持体をブロー成形することで、フロントパネルの軽量化を更に図れる上に、パネル支持体が有するメータパネルの保護機能を向上させることができて、運転者の寄り掛かりに起因したメータパネルの故障や破損をより確実に回避できるようになった。 【0014】 【発明の実施の形態】図1には収穫作業機の一例である自脱形コンバインの全体側面が示されており、このコンバインは、左右一対のクローラ式走行装置1の駆動で走行する走行機体2の前部に、植立穀稈を刈り取って後方に向けて搬送する収穫装置の一例である刈取搬送装置3を駆動昇降可能に連結するとともに、走行機体2に、刈取搬送装置3からの刈取穀稈に対して脱穀・選別処理を施す脱穀装置4や、脱穀装置4からの穀粒を貯留する穀粒タンク5などを搭載し、穀粒タンク5に、その内部に貯留された穀粒を機外に排出するスクリュー式の排出機構6を装備し、走行機体2における穀粒タンク5の前方箇所に搭乗運転部7を形成して構成されている。 【0015】図1〜3に示すように、搭乗運転部7は、機体フレーム8における搭乗運転部形成箇所の前部にメータパネル9や操縦レバー10などを備えたフロントパネル11を立設し、搭乗運転部形成箇所の左側部に主変速レバー12や副変速レバー13などを備えたサイドパネル14を立設し、搭乗運転部形成箇所の後部に搭載されたエンジン15などを覆うエンジンカバー16の上部に運転座席17を配備し、搭乗運転部形成箇所におけるフロントパネル11とサイドパネル14とエンジンカバー16とで囲まれたフレーム部分に搭乗ステップ18を敷設して形成されている。 【0016】図2〜6に示すように、フロントパネル11は、機体フレーム8に連結される壁体Aと、その上部に連接されるパネル支持体Bとから構成されており、壁体A及びパネル支持体Bには、ブロー成形された樹脂成形品が採用されている。つまり、フロントパネル11を構成する壁体A及びパネル支持体Bに、軽量で成形の面での自由度が高いブロー成形品を採用していることから、フロントパネル11全体としての軽量化を図れるとともに、見栄えの良いデザインの採用が可能になって外観の向上を容易に図れるようになっている。又、フロントパネル11に、壁体A及びパネル支持体Bによる2分割構造を採用したことによって、単一のブロー成形品からフロントパネル11を構成する場合に比較して、成形の面での自由度をより高くすることができるとともに、人目に付く箇所などの表面精度を必要に応じて上げることも簡単に行えることから、より一層の外観の向上を容易に図れるようになっている。 【0017】図3〜7に示すように、壁体Aは、その高さ方向中間部位に、その中間部位の略横幅全域が前方に向けて突出するように表壁Aaを屈曲させた隆起段部a1を有するとともに、その略全域に、裏壁Abの複数箇所を局部的に凹入して表壁Aaに接合させた環状や点状の厚肉部19,20を備えるように、又、その左右の各側縁部21,22が後方に向けて膨出する中空状となるように、更に、その上部に、表壁Aaと裏壁Abとを接合させた厚肉で左右一対の連結部23を有するように、その上更に、その下端部に、後下がりの載置面24Aを有するように裏壁Abを後方に向けて膨出させた足置き部24を備えるように形成されている。つまり、壁体Aは、それ自体が高い剛性を有するように、左右の各側縁部21,22が後方に向けて膨出する平面視弓形状で、かつ、横幅の略全域にわたる隆起段部a1、複数の厚肉部19,20や連結部23、及び足置き部24などを備える比較的複雑な断面係数の大きい形状に形成されている。又、その下端部に足置き部24を形成したことによって、搭乗運転部7においてより楽な運転姿勢をとれることから、搭乗運転部7での居住性の向上を図れるようになり、更に、機体フレーム8に対する接合面積が大きくなることから、それ自体が立設姿勢において高い安定性を有するようになっている。 【0018】図3、図5及び図7に示すように、壁体Aにおける左側の側縁部21には、サイドパネル14の前端縁14aが係入される縦長の凹部21aが形成されており、これによって、左側の側縁部21自体の剛性を高めることができる上に、その凹部21aにサイドパネル14の14aを係入することによって、壁体A及びサイドパネル14を高い支持強度で安定性良く立設することができるとともに、壁体Aとサイドパネル14との間に隙間が形成されることによる見栄えの低下や、その隙間からの洗浄水などの不測の浸入を回避できるようになっている。 【0019】図3及び図5〜7に示すように、壁体Aにおける足置き部24の載置面24Aには、左右向きの複数の第1溝リブ24aと、それらの各第1溝リブ24aに交差するとともに載置面24Aの下縁にわたる前後向きの複数の第2溝リブ24bとが形成されており、これらの各溝リブ24a,24bによって、載置面24Aに乗せた足の滑りを抑制することができるとともに、それらの各溝リブ24a,24bに入り込んだ泥土などを第2溝リブ24bの後端から簡単に流し出すことができるようになっている。又、足置き部24の載置面24Aに複数の溝リブ24a,24bを形成したことによって、足置き部24自体が高い剛性を有するようになることから、壁体A自体の立設姿勢での安定性を更に向上させることができるようになっている。 【0020】図3〜5に示すように、壁体Aは、刈取搬送装置3側の端部となる左側の側縁部21に、その表壁Aaと裏壁Abとを変形可能な薄板状に接合させたカバー部25が一体形成されており、これによって、フロントパネル11にカバー部25を組み付ける手間を要することなく、刈取搬送装置3から搭乗運転部7側へのワラ屑などの流動を防止することができて搭乗運転部7での作業環境の向上を図れるとともに、刈取搬送装置3の昇降操作を行った際に、万が一、製作誤差などに起因して刈取搬送装置3がカバー部25に接触したとしても、カバー部25が変形して刈取搬送装置3との接触による破損を回避するようになっている。 【0021】図3〜6に示すように、壁体Aの各連結部23には、機体フレーム8に立設された角鋼管材からなる支持フレーム26に対する連結用の左右一対の貫通孔23aが穿設されており、これによって、壁体Aの上部を、機体フレーム8に立設された金属製の支持フレーム26に支持させることができて、壁体Aの支持強度を高めることができるようになっている。又、壁体Aの表壁Aaと裏壁Abとを接合させた厚肉の連結部23に貫通孔23aを穿設して支持フレーム26に対する連結を行うことから、支持フレーム26による壁体Aの支持をより高い支持強度で行えるとともに、壁体Aの中空部分27に貫通孔23aを穿設した場合に生じる貫通孔23aから中空部分27への洗浄水やゴミなどの入り込みを阻止できるようになっている。 【0022】尚、図3〜6に示す符号28は、壁体Aの下端部において表壁Aaと裏壁Abとを接合させることで厚肉に形成された左右一対の脚部であり、これらの脚部28が機体フレーム8にボルト連結されるようになっている。 【0023】図3〜6及び図8〜11に示すように、パネル支持体Bは、上カバー体29と下カバー体30とが屈曲変形可能な薄肉の左右のヒンジ31を介して連なる状態にブロー成形されたものであり、左右のヒンジ31を屈曲変形させて上カバー体29と下カバー体30とを重ね合わせることで、メータパネル9を収納するボックス部32が形成されるようになっている。 【0024】図9及び図10に示すように、上カバー体29は、下カバー体30に対する左右の合わせ面29Aの各外側縁29aが凹入形成されるのに対し、下カバー体30は、上カバー体29に対する左右の合わせ面30Aの各外側縁30aが突出形成されており、上カバー体29と下カバー体30とを重ね合わせてそれらの左右の連結部29B,30B同士をボルト連結した状態では、上カバー体29の各外側縁29aに下カバー体30の対応する外側縁30aが係入するようになっている。これによって、上カバー体29と下カバー体30とを重ね合わせた状態において、パネル支持体Bの製作誤差などに起因して、それらの合わせ面29A,30A同士の間に隙間が形成されることを防止でき、結果、その隙間による見栄えの低下や、その隙間からの洗浄水やゴミなどの浸入を抑制できるようになっている。 【0025】図8〜12に示すように、上カバー体29における右側の連結部29Bと下カバー体30における左右の連結部30Bは、パネル支持体Bの表面側Baと裏面側Bbとを接合させた高い剛性を有する厚肉に形成されている。 【0026】図2〜6及び図8〜11に示すように、パネル支持体Bは、上カバー体29に、下方に向けて延出する左右一対の支柱33と、搭乗運転部7にて起立姿勢で操縦する立ち作業時に左手による把持が可能となるように左外側方に向けて延出するアーム部34とが一体形成されたアーチ状のものであり、左右の各支柱33の延出端には、支持フレーム26の左右両端部に溶接された帯綱製で上向きのブラケット26Aにボルト連結される脚部35が、又、アーム部34の延出端には、サイドパネル14とともに支持フレーム26にボルト連結される側面視略三角形状の連結部36がそれぞれ形成されている。 【0027】つまり、パネル支持体Bは支持フレーム26に連結されるようになっており、これによって、パネル支持体Bを樹脂製の壁体Aに連結する場合に比較して、メータパネル9を収納することで重量が大きくなり、又、立ち作業時には操縦者の支えとなるパネル支持体Bを高い支持強度で支持することができるようになっている。 【0028】図4〜6及び図8〜13に示すように、各脚部35には、その左右中間箇所においてパネル支持体Bの表面側Baを裏面側Bbに接合することにより形成される凹部分35Aが設けられ、それらの各凹部分35Aには、支持フレーム26に対する連結用の貫通孔35aが穿設されており、これによって、各脚部35を対応する第1ブラケット26Aに連結する際には、各脚部35の凹部分35Aとそれに係入される第1ブラケット26Aとが接当して、パネル支持体Bの支持フレーム26に対する左右方向での位置ズレを阻止するようになることから、パネル支持体Bを支持フレーム26に対する左右方向での位置ズレのない好適な位置に簡単に組み付けることができ、もって、組み付けの容易化を図りながらパネル支持体Bが左右方向に位置ズレすることによる見栄えの低下を回避できるようになっている。又、凹部分35Aを形成したことによって、脚部35自体の断面係数が大きくなって剛性が高くなることから、パネル支持体Bをより高い支持強度で支持フレーム26に支持させることができるようになり、しかも、パネル支持体Bの表面側Baと裏面側Bbとを接合させた凹部分35Aに支持フレーム26に対する連結用の貫通孔35aを穿設することによって、パネル支持体Bの中空部分37に貫通孔35aを穿設した場合に生じる貫通孔35aから中空部分37への洗浄水やゴミなどの入り込みを阻止できるようになっている。 【0029】図3〜5及び図8〜11に示すように、連結部36は、脚部35と直交する金型の合わせ方向に沿う姿勢に形成されるものでありながら左アーム部34の延出端に側面視略三角形状に形成されることによって樹脂材が溜まり易く、又、金型の抜き勾配によって絞られることなどに起因して中実に形成されるようになっており、これによって、高い剛性を有するとともに、支持フレーム26に対する連結用の貫通孔36aを穿設しても、その貫通孔36aから中空部分37への洗浄水やゴミなどの入り込みを阻止できるようになっている。 【0030】図2、図3、図5、図6、図8及び図11に示すように、フロントパネル11には白色のものが採用されていることから、上カバー体29において、メータパネル9のパネル面9Aに隣接する内縁部分29Cには、パネル面9Aを見易くする黒などのダーク色の第1銘板38が貼着されるようになっている。内縁部分29Cは、パネル面9Aから離れた外縁部分29Dよりも一段低くなるように形成されており、これによって、第1銘板38を内縁部分29Cに位置ズレのない状態に容易に貼り付けることができるとともに、上カバー体29の剛性を高めることができるようになっている。 【0031】図4、図6、図8、図11及び図12に示すように、上カバー体29において、左右の支柱33の間に位置する前壁部29Eには第2銘板39が貼着されるようになっており、これによって、上カバー体29の右側の連結部29Bと下カバー体30の右側の連結部30Bとを連結するボルト40を隠すことができる上に、正面からの意匠感の向上を図れるようになっている。 【0032】図9及び図11に示すように、ボックス部32の底壁32Aを形成する下カバー体30の略中央部には、パネル支持体Bの裏面側Bbを局部的に凹入して表面側Baに接合させた厚肉部41が形成されており、これによって、メータパネル9が載置される下カバー体30の剛性を高めることができるようになっている。又、その厚肉部41には水抜き用の貫通孔41aが穿設されており、ボックス部32内に入り込んだ洗浄水や雨水などは、厚肉部41に流れ込んで貫通孔41aから中空部分37に入り込むことなく円滑に排出されるようになっている。 【0033】図5、図8、図9及び図12に示すように、パネル支持体Bにおける右側の支柱33は、上方からの把持が可能なアーム部として機能するように、その上部33Aが後方に向けて膨出する状態に形成されている。つまり、搭乗運転部7に対する乗降を行う際には、パネル支持体Bにおける右側の支柱33の上部33Aを把持することができるので、搭乗運転部7に対する乗降を容易に行えるようになっている。 【0034】図4〜6及び図8〜12に示すように、パネル支持体Bにおいて、左右の各支柱33には、壁体Aに載置支持される被載置面33Bが形成され、又、アーム部34の延出端側には、壁体Aに載置支持される被載置面34Aと、壁体Aに対して後方から接当する接当部34Bとが形成されており、各被載置面33B,34Aを壁体Aに載置することによって、壁体Aに対するパネル支持体Bの上下方向での位置決めを簡単に行える上に、立ち作業時や乗降などの際に把持されることで比較的大きい荷重がかかるアーム部34を、両持ち状の高い支持強度で壁体Aに安定性良く受け止めさせることができるとともに、メータパネル9を収納することで重量が大きくなったパネル支持体Bを壁体Aの上部に安定性良く連接することができ、更に、メータパネル9を収納したパネル支持体Bの重量やアーム部34に掛かる荷重が、パネル支持体Bの左右の脚部35や連結部36に集中することに起因した脚部35及び連結部36の変形や破損を回避できるようになっている。 【0035】又、接当部34Bを壁体Aに接当させることによって、壁体Aに対するパネル支持体Bの前後方向での位置決めを簡単に行える上に、立ち作業時での把持などにおいて、アーム部34に前向きの荷重成分が大きい荷重が掛かる場合であっても、その荷重が掛かったアーム部34を壁体Aによって安定性良く受け止めさせることができるとともに、その荷重が連結部36に集中することに起因した連結部36の変形や破損を回避できるようになっている。 【0036】要するに、上述したようにブロー成形品の壁体Aとパネル支持体Bとからフロントパネル11を構成して、フロントパネル11の軽量化や外観の向上などを図れるようにしながらも、フロントパネル11としての必要強度を十分に確保することができる上に、搭乗運転部7に対する乗降時や立ち作業時には、それ自身が高い剛性を有するとともに支持フレーム26や壁体Aにより高い支持強度で好適に支持されたパネル支持体Bの右側の支柱33やアーム部34を支えとして把持することができるので、搭乗運転部7に対する乗降の容易化や立ち作業時での作業性の向上を図れるようになっている。又、メータパネル9を収納するボックス部32からアーム部34を左右方向に延出したことで、アーム部34がメータパネル9の表示情報を視認する際の妨げになることが回避されており、メータパネル9の表示情報の視認を容易に行えるようになっている。 【0037】図2、図3、図8及び図9に示すように、メータパネル9及びそれを収納するボックス部32は、その後部側ほど横幅が狭くなる運転者に対して逆向きの台形形状となるように形成され、又、ボックス部32は、その後壁32Bにも中空部分37を有するように形成されている。 【0038】つまり、メータパネル9をボックス部32に収納して保護することから、立ち作業時でのメータパネル9に対する運転者の直接的な寄り掛かりをボックス部32によって阻止することができ、又、ボックス部32の形状が運転者に対する逆向きの台形であることから、その寄り掛かりでボックス部32に掛かった荷重を左右外方に分散させることができてメータパネル9への集中を阻止することができ、更に、ボックス部32に形成された中空部分37が、緩衝材となってボックス部32に掛かった荷重を吸収するとともに広範囲に分散させるようになることから、メータパネル9に掛かる荷重を更に弱めることができるようになり、結果、運転者の寄り掛かりに起因したメータパネル9の故障や破損を回避できるようになっている。 【0039】又、メータパネル9の形状が運転者に対する逆向きの台形であることによって、万が一、運転者の寄り掛かりに起因した大きな荷重がメータパネル9に掛かったとしても、その荷重を左右外方に分散させることができて、その内部の電子部品を保護することができるようになっている。 【0040】ちなみに、図示は省略するが、メータパネル9には、走行速度などを表示する液晶パネル、液晶パネルの表示モードを切り換えるスイッチ、エンジン回転計、及び燃料計などが装備されている。 【0041】図2及び図14に示すように、サイドパネル14において、主変速レバー12及び副変速レバー13の前方には、走行機体2の左右方向での目標傾斜角を設定する左右傾斜角設定器42、左右傾斜角設定器により設定された目標傾斜角に走行機体2の姿勢を維持する水平制御を実行するか否かを切り換える水平自動スイッチ43、水平制御の実行に伴って点灯する水平ランプ44、走行機体2を図外の角度センサに基づく前後方向での水平姿勢に維持する前後制御を実行するか否かを切り換える前後自動スイッチ45、前後制御の実行に伴って点灯する前後ランプ46、水平制御と前後制御の実行モードを上限基準モードと下限基準モードとに切り換える上げ基準スイッチ47、及び上限基準モードの選択に伴って点灯する上げ基準ランプ48、下限基準モードにおいて実行する手動制御を選択する十字揺動式の操作レバー49、操作レバー49により押圧操作されている間、走行機体2の右側を上昇させる手動右上げ姿勢制御を実行させる右上げスイッチ(図示せず)、操作レバー49により押圧操作されている間、走行機体2の左側を上昇させる手動左上げ姿勢制御を実行させる左上げスイッチ(図示せず)、操作レバー49により押圧操作されている間、走行機体2を上昇させる手動上昇制御を実行させる機体上げスイッチ(図示せず)、及び、操作レバー49により押圧操作されている間、走行機体2を下降させる手動下降制御を実行させる機体下げスイッチ、などからなる姿勢変更ユニット50が配備されている。 【0042】主変速レバー12の後方には、扱ぎ深さ制御を実行するか否かを切り換える扱ぎ深さスイッチ51、チャフ開度設定用の設定器52、唐箕風量設定用の設定器53、刈取搬送装置3の設定高さ位置を境とした昇降に連動して図外の脱穀クラッチと刈取クラッチの入り切りを行うオートクラッチ制御を実行するか否かを切り換えるオートクラッチスイッチ54、その設定高さ位置を設定する設定器55、刈り高さ制御を実行するか否かを切り換える刈り高さスイッチ56、及び、刈り高さ制御の目標高さを設定する設定器57、などが配備されている。 【0043】副変速レバー13の後方には、アクセルレバー58と、脱穀クラッチと刈取クラッチの入り切りを手動で行うための作業クラッチレバー59とが配備されている。 【0044】副変速レバー13と姿勢変更ユニット50との間には、図外の作業灯用のスイッチ部とウィンカー用のスイッチ部とを内装したコンビネーションスイッチ60が配備されており、これによって、路上走行時には、主に路上走行時に使用されるコンビネーションスイッチ60が、路上走行時に前方の高速位置に設定された副変速レバー13の近傍に位置することから、路上走行時におけるコンビネーションスイッチ60の操作性の向上を図れるようになっている。 【0045】尚、図15に示すように、コンビネーションスイッチ60を、主変速レバー12と副変速レバー13との間における後部側、つまり、路上走行時には操作設定されることのない副変速レバー13の倒伏位置側に配備して、主に路上走行時に使用されるコンビネーションスイッチ60の操作に副変速レバー13が支障を来さないように構成してもよい。 【0046】又、上記のいずれの配置においても、コンビネーションスイッチ60が、使用頻度の高く、かつ、操向時にはコンビネーションスイッチ60の操作に連続して操作される操縦レバー10の反対側に位置するようになっており、この点からも、コンビネーションスイッチ60の操作性の向上を図れるようになっている。 【0047】〔別実施形態〕以下、本発明の別実施形態を列記する。 (1)作業機としては、全稈投入形のコンバインあるいはニンジン収穫機や大根収穫機などであってもよい。 (2)パネル支持体Bとしては、ボックス部32から右外側方に向けて延出するアーム部34が一体形成されたものであってもよい。 (3)パネル支持体Bを、ボックス部32における後壁の全域又は略全域に中空部分37を有するように形成して、運転者の寄り掛かりに起因してメータパネル9に掛かる荷重をより効果的に減少できるようにしてもよい。 (4)パネル支持体Bとして樹脂製の射出成形品を採用するようにしてもよい。 (5)フロントパネル11としては、壁体Aにパネル支持体Bを一体形成して構成されたものであってもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100107308 【弁理士】 【氏名又は名称】北村 修一郎
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| 【公開番号】 |
特開2002−291320(P2002−291320A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月8日(2002.10.8) |
| 【出願番号】 |
特願2001−99652(P2001−99652) |
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