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【発明の名称】 コンバインの後部用カバー装置
【発明者】 【氏名】山本 次郎

【氏名】石川 道男

【氏名】伊藤 孝司

【要約】 【課題】右外カバーと後外カバーとは、一部品へ装着して設け、コスト低減、及び装着の容易化を図ろうとするものである。

【解決手段】コンバインの右側後部の穀粒貯留タンク10と、穀粒排出装置の下排出支持筒35とを接続する引継移送装置41の右外側と、下排出支持筒35の後側とに設ける右外カバー38と、後外カバー40とは、フレーム支持装置42で支持して設けると共に、引継移送装置41の上側には、バッテリを設けた構成である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行車台2の右側後部に載置して穀粒を貯留する穀粒貯留タンク10と、該穀粒貯留タンク10の後側に穀粒の供給を受けて移送する引継移送装置41と、該引継移送装置41の後側に穀粒を機外へ排出する穀粒排出装置37の下排出支持筒35と、引継移送装置41及び下排出支持筒35の内側で前後方向には、下排出支持筒35を支持するフレーム支持装置42と、引継移送装置41の左側にエンジン20等を設けたコンバインにおいて、引継移送装置41と下排出支持筒35との右外側の右外カバー38と、該下支排出支持筒35後側の後外カバー40とは、フレーム支持装置42で支持して設けたことを特徴とするコンバインの後部用カバー装置。
【請求項2】 前記引継移送装置41の上部には、バッテリ47を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの後部用カバー装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンバインの右側後部の穀粒貯留タンクと、穀粒を機外へ排出する穀粒排出装置の下排出支持筒とを接続する引継移送装置の右外側と、下排出支持筒の後側とに設ける右外カバーと後外カバーとは、フレーム支持装置で支持して設けた技術であり、コンバインの後部用カバー装置として利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの走行車台の前部に設けた刈取機で立毛穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送されて、走行車台の上側へ載置した脱穀機へ供給されて脱穀され、この脱穀機の右横側後部に設けた穀粒貯留タンク内へ供給されて一時貯留される。
【0003】又、前記穀粒貯留タンク内に貯留した穀粒の排出は、この穀粒貯留タンク内から後側に設けた引継移送装置へ供給されて後方へ移送され、この引継移送装置の後側に設けた穀粒排出装置の下排出支持筒へ供給されて上方部へ移送され、この下排出支持筒から排出オーガを経て機外へ排出される。
【0004】前記引継移送装置、及び下排出支持筒の右外側に設ける右外カバーは、この引継移送装置へ装着して設け、又穀粒排出装置の下排出支持筒の後側に設ける後外カバーは、この下排出支持筒へ装着して設け、外観の向上、及び安全性の向上を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】引継移送装置、及び穀粒排出装置の下排出支持筒の右外側に設けた右外カバーと、この下排出支持筒の後側に設けた後外カバーとは、引継移送装置と下排出支持筒とに、個別に装着して設けていることにより、部点数が多くなり、このために、コストアップとなったり、又、これら右外カバーと後外カバーとは、別部品へ装着することにより、突合せ部の隙間は広くしないと、装着が困難になることがあったが、この発明により、これらの問題点を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】このために、この発明は、請求項1に記載の発明においては、走行車台2の右側後部に載置して穀粒を貯留する穀粒貯留タンク10と、該穀粒貯留タンク10の後側に穀粒の供給を受けて移送する引継移送装置41と、該引継移送装置41の後側に穀粒を機外へ排出する穀粒排出装置37の下排出支持筒35と、引継移送装置41及び下排出支持筒35の内側で前後方向には、下排出支持筒35を支持するフレーム支持装置42と、引継移送装置41の左側にエンジン20等を設けたコンバインにおいて、引継移送装置41と下排出支持筒35との右外側の右外カバー38と、該下支排出支持筒35後側の後外カバー40とは、フレーム支持装置42で支持して設けたことを特徴とするコンバインの後部用カバー装置としたものである。
【0007】請求項2に記載の発明においては、前記引継移送装置41の上部には、バッテリ47を設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンバインの後部用カバー装置としたものである。
【0008】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、このコンバインの走行車台2の前部に設けた刈取機で立毛穀稈は刈取りされ、この刈取り穀稈は、この刈取機で後方上部へ移送されて、走行車台2の上側へ載置した脱穀機へ供給されて脱穀され、この脱穀機の右横側後部に設けた穀粒貯留タンク10内へ供給されて一時貯留される。
【0009】又、前記穀粒貯留タンク10内に貯留した穀粒の排出は、この穀粒貯留タンク10内から後側に設けた引継移送装置41へ供給されて後方へ移送され、この引継移送装置41の後側に設けた穀粒排出装置37の下排出支持筒35内へ供給されて上部へ移送され、この下排出支持筒35から排出オーガを経て機外へ排出される。
【0010】前記引継移送装置41、及び下排出支持筒35の右外側を覆うべく設ける右外カバー38と、この下排出支持筒35の後外側を覆うべく設ける後外カバー40とは、この下排出支持筒35の内側で前後方向に設けて、該下排出支持筒35を支持する支持フレーム装置42で支持させて設け、これら右外カバー38と後外カバー40とにより、外観の向上、及び安全性の向上を図っている。又、この引継移送装置41の上側には、バッテリ47を設けた構成としている。
【0011】
【発明の効果】請求項1に記載の発明においては、穀粒排出装置37の下排出支持筒35を支持する支持フレーム装置42へ引継移送装置41及び下排出支持筒35の右外側を覆う右外カバー38と、この下排出支持筒35の後側を覆う後カバー40とを設けたことにより、この一部品の支持フレーム装置42へこれら右・後外カバー38、40を支持して設けたことにより、装着用の部品点数が減少して大幅なコスト低減ができると共に、これら右・後外カバー38、40の突合せ部の隙間を狭くすることができ、外観性を向上させることができる。
【0012】請求項2に記載の発明においては、前記穀粒貯留タンク10の後側面と、下排出支持筒35との間に広い空間ができ、この空間部にエンジン20、及びバッテリ47を配設したことにより、空間を有効利用すると共に、前後バランスの向上を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。コンバイン1の走行車台2の上側に載置した脱穀機3の右横側に載置した穀粒貯留タンク10の後側に設けた引継移送装置41と、この引継移送装置41は後側に設け排出移送装置37の下排出支持筒35と接続させた構成である。これら引継移送装置41と下排出支持筒35との右外側に設ける右外カバー38、及びこの下排出支持筒35の後側に設ける後外カバー40の装着方法、及び装着位置等を主に図示して説明する。
【0014】前記コンバイン1の走行車台2の下側には、図1〜図12で示す如く土壌面を走行する左右一対の走行クローラ8aを張設した走行装置8を配設し、走行車台2の上側には、穀稈を脱穀する脱穀機3を載置した構成である。又、走行車台2の前側の刈取機9で立毛穀稈を刈取りし、この刈取り穀稈はこの刈取機9で後方上部へ移送され、脱穀機3へ供給して脱穀し、脱穀済みで選別済み穀粒を回収して、一時貯留する穀粒貯留タンク10は、脱穀機3の右横側で走行車台2の上側に配設した構成である。
【0015】前記脱穀機3の前方部で走行車台2の前側には、図12で示す如く刈取機9を設け、この刈取機9は前端部より、刈取りする穀稈を分離する分草体11を設け、この分草体11の上側には、刈取る穀稈を引起し、及び掻込するリール杆12a等を装着した略6角形状のリール装置12は、支持装置13で上下回動自在で、回転自在に軸支した構成である。
【0016】前記分草体11の後側には、穀稈を刈取る刈刃装置14と、刈取りした穀稈は、左右両側から中央部より、左側寄りへ向けて掻込移送する左・右側板15a,15b間に回転自在に軸支した掻込移送ローラ15と、この掻込移送ローラ15から穀稈を引継ぎ後方上部へ移送して、脱穀機3へ供給する箱形状の移送ケース16aと、上部移送ケース16bとに内装した回転自在な移送コンベア16を設け、この移送ケース16aの上側面で移送終端部近傍には、この移送ケース16a内の塵埃を吸引し、排出する吸引ファン17を回転自在に設けた構成である。
【0017】前記脱穀機3の前部には、図12で示す如くコンバイン1を始動、停止、及び各部を調節等の操作を行う操作装置18aと、これらの操作を行う作業者が搭乗する操縦席18bとは、操作室ケース19aで形成した操作室19b内に設けた構成である。穀粒貯留タンク10の後方部で走行車台2上側後端部には、エンジン20を載置した構成である。これら走行装置8と、刈取機9と、脱穀機3と、エンジン20等により、コンバイン1の機体1aを形成した構成である。
【0018】前記脱穀機3は、図10〜図12で示す如く移送コンベア16から供給される穀稈を受け、脱穀、及び選別等を行う構成である。脱穀済みで選別済みの穀粒は、穀粒貯留タンク10内へ移送ベルト21aと、この移送ベルト21aへ所定間隔で装着したバケット21bとを内装した揚穀装置21のこのバケット21bで揚送して供給する構成である。
【0019】前記脱穀機3は、供給された穀稈を脱穀する脱穀室5を前後方向に設け、この脱穀室5内には、外周部の移送始端部側に扱胴螺旋プレート4aと、移送終端部に扱胴排出爪4bとを固着した扱胴4を回転自在に軸支した構成である。この扱胴4の下側には、脱穀網23を張設した構成である。この脱穀室5内へ供給された穀稈は、前部から後部へ向けて移送中に脱穀され脱穀済み穀稈と、発生した一部の藁屑等は、脱穀網23から後逑する選別室24内へ内装した揺動選別装置25上へ漏下する構成である。
【0020】前記脱穀室5の後端部の一方側には、排出口26aを設け、藁屑、稈切、及び少量の穀粒を揺動選別装置25上へ排出する構成である。又、他方側には、供給口26bを設け、この供給口26bから処理室7内へ未処理の排塵物を供給する構成である。
【0021】前記処理室7は、図10、及び図11で示す如く脱穀室5の右横側で前後方向に形成した構成である。この処理室7内には、外周部の移送始端部側に処理胴螺旋プレート6aと、移送終端部側に処理胴爪6bとを固着した処理胴6を回転自在に軸支した構成である。この処理胴6の下側には、排塵網27を張設した構成である。この処理室7内へ脱穀室5に設けた供給口26bから供給された排塵物は後部から前部へ向けて移送中に再脱穀処理され、脱穀済み穀粒と、一部の藁屑等は、排塵網27から選別室24へ内装した揺動選別装置25上へ漏下する構成である。この処理室7の移送終端部には、排塵排出口7aを設けた構成である。
【0022】前記脱穀室5内へ供給された穀稈は、図10で示す如く前部から後部へ移送中に脱穀され、又、この脱穀室5から処理室7内へ供給された排塵物は、後部から前部へ移送中に再脱穀処理されることにより、この処理室7を脱穀室5と略同じ長さに形成することができ、これにより、処理室7内での処理能力がアップして、三番飛散粒が減少し、穀粒のロスを減少させることができる構成である。
【0023】前記脱穀室5の下面部(イ)である脱穀網23の下側面部と、処理室7の下面部(ロ)である排塵網27の下側面部とは、図11で示す如く上下方向に略同じ位置にして設けた構成である。前記処理室7に内装して軸支した処理胴6の回転方向は、脱穀室5に内装して軸支した扱胴4の回転方向とは、図11で示す如く同じ方向へ回転駆動すべく設けた構成である。
【0024】前記処理室7を形成する外側の右側板22の突出部で、揚穀装置21の前側、及び二番還元筒33の後側の各近傍部には、図10、及び図11で示す如くこの処理室7内を点検する前・後点検窓39a,39bを開閉自在に設けた構成である。
【0025】前記処理室7へ内装した処理胴6の移送始端部(ハ)位置は、図10で示す如く脱穀室5の供給口26b部の終端部(ニ)位置と略同じ位置とするか、又は前方に位置させて設けた構成である。前記処理室7へ内装した処理胴6の移送終端部(ホ)位置は、図10で示す如く脱穀室5へ内装した扱胴4の穀稈を取り込みする傾斜部4cの終端部(ヘ)より、後方に位置させて設けた構成である。
【0026】前記脱穀室5、及び処理室7の下側には、図10、及び図11で示す如く選別室24を形成し、この選別室24内には、これら脱穀室5の脱穀網23と、移送終端部の排出口26aと、処理室7の排塵網27と、移送終端部の排塵排出口7aからの漏下物、及び排塵物である穀粒、及び藁屑等の供給を受けて、揺動選別する揺動選別装置25を設けた構成である。
【0027】前記揺動選別装置25は、図10、及び図11で示す如く前部より、順次移送棚28aと、チャフシーブ28bと、ストローラック28cと、揺動棚28dとを設けると共に、このチャフシーブ28bの下側には、グレンシーブ28eを設けた構成である。又、このチャフシーブ28bは移送角度を調節可能に構成し、漏下量を調節できる構成である。前方部(上手側)で、この揺動選別装置25の前端部には、揺動支点29aを設けると共に、後方部(下手側)で、後端部の近傍には、揺動カム29bを設け、この揺動選別装置25を揺動自在に吊り下げ状態に設けて、揺動選別する構成である。
【0028】前記揺動選別装置25の移送始端部(下手側)の下側には、送風機30を設け、この送風機30で起風した選別風を送風して、穀粒と塵埃とに風選別する構成である。この送風機30で送風選別された塵埃と、揺動選別装置25で揺動選別された藁屑、及び稈切等は機外へ排出される構成である。
【0029】前記送風機30の下手側の先端部には、一番選別棚31から流下選別された穀粒を収容し、一番螺旋31aにより、横移送する一番受樋31bの上手側と接続させ、この一番受樋31bの下手側は一番選別棚31と接続した構成である。前記一番螺旋31aで横移送された選別済み穀粒は、揚穀装置21で引継ぎし、この揚穀装置21のバケット21bで揚送して、穀粒貯留タンク10内へ供給されて一時貯留する構成である。
【0030】前記一番受樋31bの後側(下手側)で、一番選別棚31の下側には、揺動選別装置25の揺動棚28dから流下選別された未脱穀処理物(二番物)を収容し、二番螺旋32aにより、横移送する二番受樋32を設けた構成である。この二番受樋32の上手側の上端部は、一番選別棚31の上端部と接続させると共に、下手側の上端部は、揺動選別装置25の揺動棚28dの下端部近傍の下側へ重合させて設けた構成である。この揺動棚28dの後端部は機外へ開放した構成である。
【0031】前記二番螺旋32aで横移送された未脱穀処理物(二番物)を引継ぎして、処理室7の前後方向の略中間位置へ還元する二番還元筒33を設けた構成である。この二番還元筒33内には、図10で示す如く二番移送ベルト33aを張設し、この移送ベルト33aには、二番物を揚送する移送板33b、又はバケット33bを所定間隔に設けた構成である。この二番還元筒33の上端部には、処理室7の前後方向略中間位置へ還元する筒形状の投出漏斗33cを設けた構成である。
【0032】前記二番受樋32の上手側には、補助送風機34を設け、この二番受樋32の上端部に設けた送風口32bへ送風して、二番物の選別性能の向上を図った構成である。前記穀粒貯留タンク10の後側板外側面と、排出移送装置37の下部側の下排出支持筒35との間には、図1〜図7で示す如く引継移送装置41を設けて接続した構成である。この排出移送装置37は下部の下排出支持筒35と、上部の排出オーガ36とよりなる構成である。この下排出支持筒35には、縦移送螺旋35aを内装して軸支した構成であり、この下排出支持筒35は略垂直姿勢で回動自在にフレーム支持装置42で支持させて設けた構成である。この下排出支持筒35の上端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外へ穀粒を排出する排出螺旋36aを伸縮自在で回転自在に内装した排出オーガ36を伸縮自在、上下回動自在、及び左右旋回自在に横方向へ配設した構成である。
【0033】前記引継移送装置41は、図1〜図7で示す如く引継ケース41aには、引継螺旋41cを回転自在に軸支して設けると共に、この引継ケース41aの外周部の下側には、着脱自在に引継ケースカバー41bを設けた構成である。又、この引継移送装置41の左側で走行車台2の上側の空間部には、エンジン20を載置した構成である。
【0034】前記穀粒貯留タンク10の底部には、図5〜図7で示す如くタンク螺旋10aを内装して軸支した構成である。又、この穀粒貯留タンク10と後側面と、引継ケース41aの前側面との間には、前・後タンクメタル10b,10cを設け、これら前・後タンクメタル10b,10cは接合ピン10eで接続させた構成である。この接合ピン10eの取り外しにより、穀粒貯留タンク10は外方向へ回動自在な構成である。
【0035】前記下排出支持筒35の下端部には、図7で示す如く支持筒下メタル35bを設け、この支持筒下メタル35bと引継ケース41aの後端部とを接続させた構成である。この支持筒下メタル35bには、後軸35cを内装して設けた構成である。この後軸35cの後端で、支持筒下メタル35bの外側には、入力プーリ35dを軸支した構成である。
【0036】前記タンク螺旋10aの移送終端部と、引継螺旋41cの移送始端部とは、接続、及び離脱自在な構成である。この引継螺旋41cの移送終端部と、後軸35cの移送始端部とは、接続させた構成である。入力プーリ35dへ動力が入力されると、穀粒貯留タンク10内の穀粒は、タンク螺旋10a、引継螺旋41c、縦移送螺旋35a、排出螺旋36aが回転駆動されることにより、排出オーガ36の先端部より、機外へ排出される構成である。
【0037】前記フレーム支持装置42は、図1〜図4で示す如く側面視略垂直部の上下両側に折曲部を設けた丸棒材等よりなる支持杆42aと、この支持杆42aの後方部に右外側前方部へ傾斜した丸棒材等よりなる複数個の後受杆42bと、前方部に右外側後方部へ傾斜した丸棒材等よりなる複数個の前受杆42cとよりなる構成である。
【0038】前記フレーム支持装置42の支持杆42a下側の折曲部(A)の前端部は、走行車台2の後端部の後枠2aへ固着して設けると共に、上側の折曲部(B)の前端部は、走行車台2の上側面に固着して設けた柱44の上端の支持板44aへ固着して支持させた構成である。この支持杆42a上側の折曲部(A)基部には、半円形状の受具45aを固着して設けて、下排出支持筒35を受け、この下排出支持筒35の外側には、締付具45bを設けて、ボルト、及びナット等により、受具45aへ装着し、この下排出支持筒35を支持した構成である。
【0039】前記引継移送装置41の引継ケース41aと、排出移送装置37の下排出支持筒35の右横外側には、右外カバー38を設けた構成である。この右外カバー35の後端部には、回動支点とする複数個の回動具38aを設け、この各回動具38aはフレーム支持装置42の各後受杆42bの外端部に設けた各横受軸43aへ回動自在に挿入すると共に、前端部には、複数個の結合具38bを設け、この各結合具38bは、フレーム支持装置42の各前受杆42cへ結合、及び解除可能に装着し、この右外カバー38を横方外側へ開閉自在に上下に2分割して設けた構成である。
【0040】前記排出移送装置37の下排出支持筒35、及びエンジン20の後側には、図1〜図4で示す如く後カバー40を着脱自在、及び開閉自在に設けた構成である。この後カバー40は下排出支持筒35の後側の後外カバー40aと、エンジン20の後側の後カバー40bとに分割した構成である。
【0041】前記後外カバー40aは、図1で示す如く平面視L字形状に形成し、この後外カバー40aは各後受杆42bに設けた複数個の内・外受板46a,46bへボルト、及びナット等により、着脱自在に装着して設けた構成である。前記後カバー40bは、図1で示す如く平面視L字形状に形成し、この後カバー40bの一方側の端部には、回動支点とする複数個の回動具40cを設け、この各回動具40cは支持杆42aの上下方向に複数個設けた後受軸43bへ回動自在に挿入すると共に、他方側の端部近傍には、複数個の結合具40dを設け、この結合具40dを各左支持杆46cへ結合、及び解除可能に装着し、この後カバー40bを後方外側へ開閉自在に、上下に2分割して設けた構成である。
【0042】前記右外カバー38と後外カバー40とは、一部品であるフレーム支持装置42へ装着して設けたことにより、装着用の部品点数を大幅に減少させることができて、大幅なコスト低減ができると共に、これら右・後外カバー38、40の突合せ部の隙間を狭くすることができ、外観性を向上させることができ、又、取付部の強度アップを図ることができる。
【0043】前記引継移送装置41の引継ケース41aの外周部で上側には、図2、及び図4で示す如く上方へ突出させてコ字形状のバッテリ取付板47aを固着して設け、このバッテリ取付板47aの上側には、バッテリ47をボルト、及びナット等によって装着して設けた構成である。
【0044】これにより、前記穀粒貯留タンク10の後側面と、下排出支持筒35との間の広い空間部には、引継ケース41aを設け、又、この引継ケース41aの左側には、エンジン20等を載置して、この空間を有効利用すると共に、前後バランスの向上を図り、更に強度的に問題のない引継ケース41a上へバッテリ47を設けて、このバッテリ47の装着を容易にすると共に、強度的な心配を防止することができた。
【0045】前記走行車台2の後部には、図8で示す如くエンジン20を載置すると共に、前部には、走行用の伝動機構48aを内装した走行ミッションケース48を設け、この走行ミッションケース48に設けた左右両側の車軸48bには、走行スプロケット48cを軸支して設け、この走行スプロケット48cにより、走行クローラ8aを回転駆動する構成である。
【0046】前記走行ミッションケース48の近傍部には、油圧式無段変速用のポンプ49a、及びモータ49bを設け、これらポンプ49aとモータ49bは油圧ホース49cで接続した構成であり、これらによって走行ミッションケース48の伝動機構48aは回転駆動する構成である。
【0047】前記走行ミッションケース48の近傍には、伝動機構50aを内装したギヤーケース50を設け、このギヤーケース50の伝動機構50aへは、エンジン20からの動力を後逑する後プーリ52bを介して、伝達して回転駆動する伝動軸51を設け、この伝動軸51の前後両端部に設ける前・後プーリ52a,52bは、図8で示す如くこの伝動軸51の外周部に設けた伝動用パイプ51aの前後両端部に軸支して設けた前・後ベアリング51b,51cで回転自在に軸支して設けた構成である。
【0048】前記エンジン20の動力は後プーリ52bから伝動軸51、及び前プーリ52cを介して、ギヤーケース50の伝動機構50aへ入力されて、この伝動機構50aが増速されて、ポンプ49aを駆動する構成であり、このポンプ49aの駆動により、モータ49bが回転駆動され、走行ミッションケース48の伝動機構48aを回転駆動する構成である。
【0049】これにより、前記ポンプ49aとモータ49bとの位置を近接させることができ、両者を接続する油圧ホース49cを短かくすることができて、圧力損失の防止ができる。又、伝動軸51は伝動用パイプ51aへ内装していることにより、安全である。更に前・後プーリ52a,52bはこの伝動用パイプ51aで軸支していることにより、この伝動軸51には、テンション荷重が掛ることがない。
【0050】図13で示す如くラジエータ53と、オイルクーラ54と、コンデンサ55等を設けたボックス56を設け、このラジエータ53の内側にはラジエータファン53aを設けると共に、ラジエータファン53aの回転外周(D)の上部で、ラジエータ53等の冷却風のさまたげにならない位置へエアクリーナ57を設け、このエアクリーナ57とボックス56とは、ホース57aで接続させた構成である。このエアクリーナ57には、吸気用の吸気ホース57bを設けた構成である。
【0051】これにより、吸気専用にきれいな空気を取り入れるための構成が不用である。又、前記ボックス56を小型化できると共に、エアクリーナ57がこのボックス56の外側に位置させて設けたことにより、メンテナンスが容易にできる。図13、及び図14で示す如く伝動機構58aを内装したギヤーケース58のこの伝動機構58aの伝動軸58bには、伝動プーリ58cを軸支して設けた構成である。カウンタ軸59aには、カウンタプーリ59bを軸支して設け、このカウンタプーリ59bとエンジンに軸支したエンジンプーリ(共に図示せず)とには、複数本の入力ベルト59を掛け渡して、エンジンの動力を伝達する構成である。60はテンションプーリであり、60aはコンプレッサである。
【0052】前記カウンタ軸59aに軸支したカウンタプーリ59bと、ギヤーケース58の伝動軸58bに軸支した伝動プーリ58cとには、伝動ベルト59cを掛け渡して、このギヤーケース58内の伝動機構58aを回転駆動する構成である。これにより、各伝動の軸間をずれが減少する。又、部品点数を減少させて、コスト低減を図ることができる。
【出願人】 【識別番号】000000125
【氏名又は名称】井関農機株式会社
【出願日】 平成13年2月28日(2001.2.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2002−253032(P2002−253032A)
【公開日】 平成14年9月10日(2002.9.10)
【出願番号】 特願2001−54731(P2001−54731)