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【発明の名称】 コンバイン
【発明者】 【氏名】新保 喜崇

【要約】 【課題】連結部品の削減並びに機体重量の軽減並びに機体バランスの向上などを図る。

【解決手段】刈取部5及び脱穀部1を備え、走行クローラ19を装設させるコンバインにおいて、扱胴2を装設させる機枠フレーム35、36、52下部に、走行クローラ19を取付けるトラックフレーム27を一体固定させ、前記機枠フレーム35、36、52をトラックフレーム27の前後に突出させたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 刈取部及び脱穀部を備え、走行クローラを装設させるコンバインにおいて、扱胴を装設させる機枠フレーム下部に、走行クローラを取付けるトラックフレームを一体固定させ、前記機枠フレームをトラックフレームの前後に突出させたことを特徴とするコンバイン。
【請求項2】 刈取部から脱穀部に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構を設ける取付板を、脱穀部側面に固定させたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項3】 刈取部から脱穀部に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構を設ける取付板を、脱穀側板に着脱自在に固定させ、前記脱穀側板のメンテナンス用開口を前記取付板によって閉塞することを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項4】 刈取部から脱穀部に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構を設ける取付板を、機枠フレームに着脱自在に締結して固定させたことを特徴とする請求項1に記載のコンバイン。
【請求項5】 刈取部及び脱穀部を備え、走行クローラを装設させると共に、扱胴を装設させる機枠フレーム下部に、走行クローラを取付けるトラックフレームを一体固定させるコンバインにおいて、トラックフレームの前後幅に対してこの前後に略同長だけ機枠フレームを前後に延設させたことを特徴とするコンバイン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穀稈を連続的に刈取って脱穀するコンバインに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、脱穀部を搭載した機台の下側に、走行クローラをトラックフレームに装設した走行部を合体させると共に、前記機台前側の架台に刈取部を着脱自在に取付けるから、脱穀部と走行部を各別に組立てることによって前記機台が必要になり、機体構成部材及び連結部品の削減並びに機体重量の軽減などを容易に図り得ない等の問題がある。また、刈取部から脱穀部に穀稈を送給させる搬送機構に扱深さ調節機構を設け、脱穀部の穀稈扱深さを調節する技術があるが、扱深さ調節機構を刈取部に設ける構造では、刈取部構造の簡略化及び軽量化を行い得ないと共に、扱深さ調節機構を脱穀部に設ける構造では、取付部材または補強部材を特別に増設させる必要があり、組立分解作業などが面倒になる等の不具合がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、刈取部及び脱穀部を備え、走行クローラを装設させるコンバインにおいて、扱胴を装設させる機枠フレーム下部に、走行クローラを取付けるトラックフレームを一体固定させ、前記機枠フレームをトラックフレームの前後に突出させたもので、従来の機台を不要にして機体構成部材及び連結部品の削減並びに機体重量の軽減などを容易に図り得、しかも機枠フレームを介して支える脱穀部及びエンジンなどをバランス良く設置し得、機体バランスの向上などを容易に図り得るものである。
【0004】また、刈取部から脱穀部に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構を設ける取付板を、脱穀部側面に固定させたもので、前記扱深さ調節機構を取付板に組付けた状態で組立または分解の各作業を行い得、製造及びメンテナンス等の作業性の向上を容易に図り得るものである。
【0005】また、刈取部から脱穀部に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構を設ける取付板を、脱穀側板に着脱自在に固定させ、前記脱穀側板のメンテナンス用開口を前記取付板によって閉塞するもので、前記取付板を開口の蓋として兼用して構成部品数の削減並びに組立作業の簡略化を容易に行い得、製造コストの低減並びに軽量化などを容易に図り得るものである。
【0006】また、刈取部から脱穀部に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構を設ける取付板を、機枠フレームに着脱自在に締結して固定させたもので、前記機枠フレームと取付板を相互に容易に補強し得、補強部材の削減または機枠フレームの強度低減などにより機枠フレームの軽量化及び低コスト化などを容易に図り得るものである。
【0007】また、刈取部及び脱穀部を備え、走行クローラを装設させると共に、扱胴を装設させる機枠フレーム下部に、走行クローラを取付けるトラックフレームを一体固定させるコンバインにおいて、トラックフレームの前後幅に対してこの前後に略同長だけ機枠フレームを前後に延設させたもので、従来の機台を不要にして機体構成部材及び連結部品の削減並びに機体重量の軽減などを容易に図り得、しかも機枠フレームを介して支える脱穀部及びエンジンなどをバランス良く設置し得、機体バランスの向上などを容易に図り得るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。図1は全体の側面図、図2は同平面図、図3は同正面図であり、図中1は扱胴2及びフィードチェン3及び揺動選別盤4を備えて連続的に穀粒を脱穀選別して収集する脱穀部、5は2条用引起ケース6及び掻込機構7及び刈刃8を備えて圃場の植立穀稈を連続的に刈取る刈取部、9は株元搬送チェン10及び穂先搬送タイン11を備えて刈取部5から脱穀部1に穀稈を送給する搬送機構、12は運転席13及び操向ハンドル14を備えて左側に走行変速レバー15を設置させる運転台、16は脱穀部1からの排藁を切断して放出する排藁カッタ、17はエンジン、18はミッションケース、19は左右一対の走行クローラ、20は脱穀部1の穀粒を揚穀筒21によって投入する籾タンク、22は籾受棒23に支持させる籾袋24を載置して籾タンク20の穀粒を取出す籾受台であり、連続的に穀稈を刈取って脱穀し、籾袋24に穀粒を取出す。
【0009】さらに、図4乃至図11に示す如く、複数のトラックローラ25とテンションローラ26を設けて走行クローラ19を装設させる左右一対の下フレーム27を設け、前後一対の水平フレーム28両側を左右の下フレーム27の前後部上面に溶接固定させ、4本の各フレーム27、28を平面視四角枠形に連結させる。また、脱穀部1の左右脱穀側板29、30の上側及び前側を溶接固定する左右の四角パイプ製メインフレーム31、32と、左右軸受板33、34を介してメインフレーム31、32前端に固定させる左右の前フレーム35、36と、脱穀側板29、30の後側とメインフレーム31、32後側に溶接固定する左右一対の四角パイプ製中フレーム37と、下側を前方に折曲げて斜設する中フレーム37中間の折曲コーナ部に溶接固定する左右の分岐フレーム38、39と、メインフレーム31、32中間の結合板40、41に前側を着脱自在にボルト42連結させてメインフレーム31、32上方に略平行に設ける左右の四角パイプ製上フレーム43、44により、左右の脱穀機枠45、46を構成する。
【0010】また、メインフレーム31、32後端に着脱自在に固定させる左右一対の四角パイプ製延長フレーム47と、延長フレーム47後端の連結板48に着脱自在にボルト49連結させる上下の角パイプ製背面フレーム50、51と、下の背面フレーム51下端を固定させる左右一対の後フレーム52を設けるもので、前記フレーム27、28連結部に前記フレーム35、36及び38、39及び52を固定させ、中フレーム37下端を下フレーム27中間上面に固定させ、左側の各フレーム37、52間に燃料タンクフレーム53両端を固定させ、右側のフレーム37、39間及びフレーム47、52間に筋違フレーム54、55を固定させ、左右の中フレーム37間及び後フレーム52間及び上フレーム43、44間に横フレーム56、57、58を固定させ、籾タンク20を支持させる受フレーム59を設ける左右の上フレーム43、44後端を上の背面フレーム50上端の連結板60に固定させ、左右の走行クローラ19間で下フレーム27上方に左右の脱穀機枠45、46を立設させる。
【0011】また、前記軸受板33、34に左右軸受61、62を介して刈取支軸63を着脱自在に固定させ、刈取部5の刈取フレーム64基部を支軸63に回転自在に軸支させ、刈取昇降シリンダ65によって支軸63回りに刈取部5を昇降自在に取付ける。また、前記刈取支軸63中間に縦フレーム66を立設固定させ、左右のメインフレーム31、32に固定させる受フレーム67と縦フレーム66上部にシートフレーム68を固定させ、シートフレーム68上に運転席を取付けると共に、メインフレーム31、32及び縦フレーム66の前側に運転台12を固定させる。
【0012】さらに、図5、図7に示す如く、前記ミッションケース18両側に左右車軸ケース69を設け、走行クローラ19を駆動するクローラスプロケット70を車軸ケース69側端に設けると共に、後フレーム52にアクスル受板71を介して車軸ケース69を着脱自在に固定させ、前記横フレーム56にブラケット72を介してミッションケース18上部を着脱自在に固定させ、左右の後フレーム52の間で前後に渡ってミッションケース18を配設させる。
【0013】さらに、図4、図12乃至図15に示す如く、左のメインフレーム31と中フレーム37に連結させて側面視四角枠を形成する支持フレーム73、74を左の脱穀側板29に固定させ、各フレーム31、37、73、74で囲む側板29外側面に扱胴入力ケース75を固定させ、前記入力ケース75に搬送駆動ケース76を回転自在に軸支させ、前記搬送チェン10送り終端側のチェンレール77を搬送駆動ケース76に固定させ、前記搬送タイン11及び搬送チェン10を前後2本のガイドフレーム78を介して上下に取付け、扱胴2駆動力によって前記チェン10及びタイン11を駆動させると共に、搬送駆動ケース76を支点にして前記チェン10及びタイン11の送り始端側を昇降させ、長短稈(扱深さ)調節動作を行わせる。また、前記ガイドフレーム78に挾扼杆79及び長短稈センサ80を設けると共に、前記搬送駆動ケース76と縦フレーム37中間にバネ81を張設させ、搬送チェン10及びタイン11前端側の支持荷重をバネ81力により低減させ、長短稈調節機構82でチェン10及びタイン11を上下調節する操作力を軽減させ、電動の扱深モータ83の小型軽量化を図る。
【0014】さらに、図13乃至図15に示す如く、前記左メインフレーム31にユニット板84を着脱自在にボルト85止め固定させて長短稈調節機構82の台板86を取付けるもので、前記ユニット板84にレール板87と補助レール88を固定させ、複数のベヤリング製ガイドローラ89を介してレール板87に台板86を昇降自在に取付け、ユニット板84に回転自在に軸支させるピニオンギヤ89と、台板86に固定させるラックギヤ90を噛合させる。そして、刈取部5の刈取フレーム64にアーム91を介してパイプ形連杆92の一端側を連結させ、前記ピニオンギヤ89にアーム93を介して連杆92の他端を連結させ、刈取部5が昇降したときに連動して台板86を昇降させ、長短稈調節機構82全体を昇降させ、前記搬送チェン10及び搬送タイン11の送り始端側を刈取部5と連動して同一方向に昇降させ、相互の干渉を防ぐ。
【0015】また、刈取2軸ケース94及び縦パイプフレーム95及び刈取3軸ケース96を前記刈取フレーム64に備え、刈取1軸ケースである刈取支軸63に平面視平行な前記2軸ケース94とパイプフレーム95の一端側を回転自在に連結させ、前記ケース94及びフレーム95他端側に前記3軸ケース96を回転自在に連結させると共に、引起ケース6を設ける引起駆動パイプフレーム97、並びに刈刃8を設ける分草フレーム98を、前記3軸ケース96に固定させ、前記2軸ケース94と側面視平行な角パイプ製リンクフレーム99を介して前記運転台12に分草フレーム98を連結させる。
【0016】また、電動昇降モータ100を備える電動昇降シリンダ65を前の水平フレーム28に設け、刈取2軸ケース94と縦パイプフレーム95を連結する水平パイプフレーム101に昇降シリンダ65のピストンを連結させ、昇降モータ100の正逆転駆動によって刈取部5を昇降させるもので、平面視略平行に設ける前記2軸ケース94とパイプフレーム95の平面平行リンク機構により刈取部5の左右方向の横振れを阻止すると共に、側面視略平行に設ける前記2軸ケース94とリンクフレーム99の側面視平行リンク機構により前記3軸ケース96及び分草フレーム98などを略水平姿勢を維持し乍ら前方上方乃至後方下方に上昇及び下降させ、圃場枕地での旋回などのときに刈取部5を脱穀部1から離れる前方上方に上昇による部材の干渉を防ぐ一方、収穫作業またはトラック荷台搭載運搬などのときに刈取部5を脱穀部1に近づく後方下方に下降させ、刈取部5と脱穀部1の前後幅を縮少させる。
【0017】また、前記台板86に固定させる前記電動扱深モータ83と、台板86にローラ軸102を介して回転自在に軸支させる扇形ギヤ103と、扇形ギヤ103に基端を一体固定させる調節アーム104を、前記長短稈調節機構82に備えるもので、扱深モータ83の出力ギヤ105を扇形ギヤ103に噛合させると共に、前記搬送チェン10を取付けるガイドフレーム77に調節アーム104先端を連結させ、前記長短稈センサ80または手動スイッチによって扱深モータ83を正逆転させ、調節アーム104を揺動させて前記搬送チェン10の送り始端側を昇降させ、搬送チェン10送り始端側の刈取り穀稈挾持高さを変更して穀稈の扱深さを略一定に保つ長短稈(扱深さ)調節動作を行わせる。また、扇形ギヤ103の回転を検出する長短稈調節リミットスイッチ106、107を設ける。
【0018】さらに、図16に示す如く、前後の横フレーム56、57にエンジン台108を設けてエンジン17を着脱自在に載置させ、エンジン17の上面及び後面を着脱自在なエンジンカバー109で覆い、脱穀部1後側でミッションケース18上方にエンジン17を搭載させると共に、左右のメインフレーム31、32間に脱穀機筐110を固定させ、支軸111回りに開閉自在に上面カバー112を設ける扱室113に扱胴2を内設させ、左右のメインフレーム31、32の間に扱胴軸114を介して扱胴2を設け、扱胴2下方側に受網115を設け、受網115下方に揺動選別盤4を取付けると共に、選別風供給唐箕116と、穀粒取出し一番コンベア117と、二番還元コンベア118及びスロワ119を、揺動選別盤4下方側に配設させ、揺動選別盤4の選別終端上方右側に吸排塵ファン120を設け、扱胴2からの脱粒物(穀粒と藁屑)を受網115を介して揺動選別盤4の後側上面に落下させ、選別盤4上を後方から前方に送る藁屑を吸排塵ファン120により機体右側に排出させる一方、前記選別盤4下方に漏下する穀粒を一番コンベア117により取出す。
【0019】上記から明らかなように、刈取部5及び脱穀部1を備え、走行クローラ19を装設させるコンバインにおいて、扱胴2を装設させる機枠フレームである前フレーム35、36及び後フレーム52下部に、走行クローラ19を取付けるトラックフレームである下フレーム27を一体固定させ、図4に示す如く、前記前フレーム35、36及び後フレーム52を下フレーム27の前後に略同じ長さ(L)だけ突出させるもので、刈取部5及び脱穀部1を備え、走行クローラ19を装設させると共に、扱胴2を装設させる機枠フレーム35、36、52下部に、走行クローラ19を取付けるトラックフレーム27を一体固定させるコンバインにおいて、トラックフレーム27の前後幅に対してこの前後に略同長だけ機枠フレーム35、36、52前後を延設させ、従来の機台を不要にして機体構成部材及び連結部品の削減並びに機体重量の軽減などを図り、しかも前フレーム35、36及び後フレーム52を介して支える脱穀部1及びエンジン17などをバランス良く設置させ、機体バランスの向上などを図る。
【0020】また、扱室113前方の機筐110前壁に調節軸を介して回動自在に送塵弁121を取付け、運転席13側に突出させる調節操作レバー122に送塵弁91を連結させると共に、左右メインフレーム31、32に固定させるチェンレール123を介してフィードチェン3を張設させ、図16で扱胴2を反時計方向に回転させ乍ら、上面カバー112に設ける挾扼杆124と、フィードチェン3によって挾持搬送する穀稈の穂先を扱室113に挿入させ、上扱ぎ動作によって脱粒して穀粒を籾タンク20に収集する脱穀作業を行わせる。
【0021】さらに、図21に示す如く、機体右側にエンジン17の出力軸125を突設させ、プーリ126、127及びベルト128を介してミッションケース18の油圧無段変速入力軸129に出力軸125を連結させ、左右車軸130を介してミッションケース18から左右走行クローラ19に走行変速駆動力を伝える。また、プーリ131、132及びベルト133を介して唐箕116の軸134右側に出力軸125を連結させ、揺動選別盤4の前後方向揺動用軸135に唐箕軸134左側をギヤ136連結させる。また、扱胴2の入力軸137のプーリ138と、一番コンベア117の軸139左側のプーリ140と、二番コンベア118の軸141左側のプーリ142を、唐箕軸134左側のプーリ143にベルト144連結させると共に、扱胴軸114左側と搬送軸145に入力軸137をギヤ146連結させ、搬送駆動ケース76の軸147にチェン148及びベベルギヤ149を介して入力軸137を連結させ、扱胴2及び搬送チェン10及びタイン11に入力軸137から駆動力を伝える。また、扱胴軸114右側にウォームギヤ150を介してフィードチェン3の入力軸151を連結させると共に、一番コンベア軸139右側にベベルギヤ152を介して揚穀筒21の揚穀コンベア153下側を連結させる。また、二番コンベア軸141右側に、プーリ154、155、156及びベルト157を介し、吸排塵ファン120の軸158とカッタ入力軸159を連結させると共に、係脱自在な連結クラッチ160を介してカッタ16の軸161に入力軸159を連結させ、カッタ16下方に設ける排藁放出用オーガ162にチェン163を介してカッタ軸161を連結させ、脱穀部1各部にエンジン17駆動力を伝える。
【0022】さらに、前記刈取支軸63に設ける刈取1軸164に、プーリ165、166及びベルト167を介し、二番コンベア軸141右側を連結させると共に、刈取2軸ケース94の2軸168にベベルギヤ169を介して1軸164を連結させ、刈取3軸ケース96の3軸170にベベルギヤ171を介して2軸168を連結させ、左右引起ケース6及び掻込機構7及び刈刃8に3軸170からベベルギヤ172、173、174を介して駆動力を伝え、刈取部5各部を駆動する。また、前記籾タンク20底部に合成樹脂成形品製穀粒排出オーガ175を内設させ、電動排出モータ176によってオーガ175を駆動してタンク20の穀粒を排出させる。
【0023】さらに、図18に示す如く、刈取部7を昇降させる電動昇降モータ65と、株元搬送チェン10を揺動させて長短稈(扱深)調節を行う電動扱深モータ83と、排出モータ176を、キースイッチ177を介して本機のバッテリ178に電気接続させるもので、手動昇降スイッチ179によって昇降モータ65を正逆転操作して刈取部5を昇降させ、また長短稈センサ80の長短稈スイッチ180、181または手動扱深スイッチ182によって扱深モータ83を正逆転させて搬送チェン10を扱深調節動作させ、また籾タンク20出口のシャッタ183開による排出スイッチ184によって排出モータ176を回転操作して排出オーガ175を駆動する。
【0024】さらに、図8、図19乃至図21に示す如く、前記運転台12右側後部を支えるステップフレーム185を右のメインフレーム32に固定させ、前記揚穀筒21を立設させる揚穀ケース186を右の脱穀側板30とステップフレーム185に連結させ、脱穀部1右側で運転台12後側に揚穀筒21を略垂直に固定させる。また、前記揚穀筒21の下側に上下の支点台187を固定させ、前記排藁カッタ16の前側を支点台187に上下支軸188を介して水平方向に回転自在に連結させ、揚穀筒21回りに横方向に前記カッタ16を回動させ、前記カッタ16後側を脱穀部1から離反させ、右脱穀側板30外面を開放させて該部のメンテナンス作業などを行う。なお、前記カッタ16の側方回動オープンによって連結クラッチ160が離脱し、カッタ16の作業位置固定によって連結クラッチ160が係合する。
【0025】また、前記揚穀筒21上端に籾投出口189を縦軸回りに回転自在に設け、籾投出口189を籾タンク20の右側前方に固定させて穀粒を投入させると共に、籾投出口189下側の揚穀筒21に軸受190を介してタンクフレーム191を水平方向に回動自在に設け、籾投出口189とタンクフレーム191とによって籾タンク20を揚穀筒21に横方向回転自在に取付け、脱穀部1及びエンジン17の両側上方に設ける左右メインフレーム31、32上側の左右の上フレーム43、44に籾タンク20を着脱自在に載置させ、脱穀部1からの穀粒を籾タンク20に投入させる一方、揚穀筒21回りに機体右側外方に籾タンク20を略水平に横移動させ、脱穀部1の上面カバー112を開放して扱胴2の出入またはフィードチェン3のメンテナンスまたはエンジン17の脱着などの作業を行う。なお、前記タンクフレーム191に排出モータ176を固定させ、排出モータ176を排出コンベア175にギヤ192連結させる。
【0026】さらに、図4、図6、図22に示す如く、前記扱胴2上方を閉塞する上面カバー112の挾扼杆124取付端部にフックレバー193を設け、上フレーム43のピン194にフックレバー193を係脱自在に係止させ、支軸111とフックレバー193及びピン194により上面カバー112を開閉自在に左右の上フレーム43、44間に固定させ、前記レバー193の離脱及び持上げ操作により上面カバー112及び挾扼杆124を支軸111回りに上方に回動させ、扱胴2及びフィードチェン3上面側を開放させる。また、左脱穀側板29に固定させる扱胴入力ケース75と、右メインフレーム32及び右脱穀側板30に固定させる軸受板195に扱胴軸114両側部を回転自在に軸支させ、左右メインフレーム31、32間に扱胴軸114を介して扱胴2を回転自在に軸支させる。
【0027】さらに、前記揺動選別盤4を出入させる脱着用開口196を左脱穀側板29に開設させ、略長方形状の矩形蓋板197と前記ユニット板84によって前記開口196を開閉自在に閉塞すると共に、図16のように前後レール198、199によって左右方向に移動自在な前記受網115を出入させる円弧形状の開口200を右脱穀側板30に開設させ、前記開口200より大きく相似形の円弧形蓋板201によって開口200を開閉自在に閉塞する。また、前記吸排塵ファン120を内設させるファンケース202を右脱穀側板30の前部上方の角隅部の外側面に溶接固定させ、ファンケース202の外面開口203からファン120を内挿させ、開口203を閉塞する蓋板(図示省略)にファン120を軸支させた状態でファンケース202に出入させ、ファン120を組立分解する。
【0028】また、刈取部5から脱穀部1に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構である長短稈調節機構82を設ける取付板であるユニット板84を、脱穀部1側面に固定させ、前記長短稈調節機構82をユニット板84に組付けた状態で組立または分解の各作業を行い、製造及びメンテナンス等の作業性の向上を図ると共に、刈取部5から脱穀部1に送給する穀稈の扱深さを調節する長短稈調節機構82を設けるユニット板84を、脱穀側板29に着脱自在に固定させ、前記脱穀側板29のメンテナンス用開口196を前記ユニット板84によって閉塞させ、前記ユニット板84を開口196の蓋として兼用して構成部品数の削減並びに組立作業の簡略化を行い、製造コストの低減並びに軽量化などを図るもので、刈取部5から脱穀部1に送給する穀稈の扱深さを調節する長短稈調節機構82を設けるユニット板84を、機枠フレームである左メインフレーム31と支持フレーム73に着脱自在に締結して固定させ、前記左メインフレーム31及び支持フレーム73とユニット板84を相互に補強し、補強部材の削減またはメインフレーム31及び支持フレーム73の強度低減などによりメインフレーム31及び支持フレーム73の軽量化及び低コスト化などを図る。
【0029】さらに、図23に示す如く、前記メインフレーム31を形成する角パイプに孔204を開設させ、前記孔204にローレットナット205をかしめ206固定させると共に、ユニット板84の取付け孔207をローレットナット205のかしめ部208よりも大きく形成し、メインフレーム31にユニット板84をボルト85及びナット205の締結により圧着させるもので、従来のようにユニット板84締結用のステーをメインフレーム31に溶接する必要がなく、溶接作業を省けると共に、かしめ部208を取付け孔207に内挿させるから、ユニット板84をメインフレーム31に容易に密着させることができる。
【0030】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明は、刈取部5及び脱穀部1を備え、走行クローラ19を装設させるコンバインにおいて、扱胴2を装設させる機枠フレーム35、36、52下部に、走行クローラ19を取付けるトラックフレーム27を一体固定させ、前記機枠フレーム35、36、52をトラックフレーム27の前後に突出させたもので、従来の機台を不要にして機体構成部材及び連結部品の削減並びに機体重量の軽減などを容易に図ることができ、しかも機枠フレーム35、36、52を介して支える脱穀部1及びエンジン17などをバランス良く設置でき、機体バランスの向上などを容易に図ることができるものである。
【0031】また、刈取部5から脱穀部1に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構82を設ける取付板84を、脱穀部1側面に固定させたもので、前記扱深さ調節機構82を取付板84に組付けた状態で組立または分解の各作業を行うことができ、製造及びメンテナンス等の作業性の向上を容易に図ることができるものである。
【0032】また、刈取部5から脱穀部1に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構82を設ける取付板84を、脱穀側板29に着脱自在に固定させ、前記脱穀側板29のメンテナンス用開口196を前記取付板84によって閉塞するもので、前記取付板84を開口196の蓋として兼用して構成部品数の削減並びに組立作業の簡略化を容易に行うことができ、製造コストの低減並びに軽量化などを容易に図ることができるものである。
【0033】また、刈取部5から脱穀部1に送給する穀稈の扱深さを調節する扱深さ調節機構82を設ける取付板84を、機枠フレーム31、73に着脱自在に締結して固定させたもので、前記機枠フレーム31、73と取付板84を相互に容易に補強でき、補強部材の削減または機枠フレーム31、73の強度低減などにより機枠フレーム31、73の軽量化及び低コスト化などを容易に図ることができるものである。
【0034】また、刈取部5及び脱穀部1を備え、走行クローラ19を装設させると共に、扱胴2を装設させる機枠フレーム35、36、52下部に、走行クローラ19を取付けるトラックフレーム27を一体固定させるコンバインにおいて、トラックフレーム27の前後幅に対してこの前後に略同長だけ機枠フレーム35、36、52を前後に延設させたもので、従来の機台を不要にして機体構成部材及び連結部品の削減並びに機体重量の軽減などを容易に図ることができ、しかも機枠フレーム35、36、52を介して支える脱穀部1及びエンジン17などをバランス良く設置でき、機体バランスの向上などを容易に図ることができるものである。
【出願人】 【識別番号】000006851
【氏名又は名称】ヤンマー農機株式会社
【出願日】 平成13年3月2日(2001.3.2)
【代理人】 【識別番号】100062270
【弁理士】
【氏名又は名称】藤原 忠治
【公開番号】 特開2002−253028(P2002−253028A)
【公開日】 平成14年9月10日(2002.9.10)
【出願番号】 特願2001−57798(P2001−57798)