| 【発明の名称】 |
果実収穫具及び果実収穫網 |
| 【発明者】 |
【氏名】谷口 直夫
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| 【要約】 |
【課題】地面に落下する前に果実を収穫して、損傷したり虫がついたりするのを防止するとともに、収穫作業を省力化及び短縮化し、傾斜面に果樹が植えられている場合の収穫作業の危険性及びハブ等にかまれる危険性が低くなる果実収穫具及び果実収穫網を提供する。
【解決手段】梅の木2の幹に巻き付けるための中帯部1aと、一対の合わせ部1d,1dに備えられた面ファスナ1eを噛み合わせることにより、中帯部1aから逆四角錐状に梅の木2の下部を包囲する網状の包囲部1bと、包囲部1bの外縁に設けられており、枝に結び付けるための紐部1f,1f…を複数有した外帯部1cとを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 果樹の幹に巻き付けるための中帯部と、開閉のための一対の合わせ部を閉じることにより、前記中帯部から逆角錐状又は逆円錐状に果樹の下部を包囲する網状の包囲部と、前記包囲部の外縁に設けられており、枝に結び付けるための紐部又は枝に引っ掛けるためのフック部を複数有した外帯部とを備えたことを特徴とする果実収穫具。 【請求項2】 一方の合わせ部の表面と、他方の合わせ部の裏面とに、一対の面ファスナを備えた請求項1記載の果実収穫具。 【請求項3】 帯状の外縁部を有した矩形の果実収穫網であって、対向する二辺につき、少なくとも一辺の表面と、他辺の表裏面のいずれか一面とに、一対の面ファスナを設けたことを特徴とする果実収穫網。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、梅等の果実を収穫するための果実収穫具及び果実収穫網に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、梅、すもも及びさくらんぼ等の果実を収穫する場合、矩形の果実収穫網を複数枚、隣接する果実収穫網の長辺同士を合わせ、地面に釘打ちした状態で連ねて果樹の根元に配置し、落下した果実を手作業で収穫していた。しかし、この方法では、落下するときに果実に傷がつく、落下後に虫がつくという品質上の問題があった。また、この収穫作業は労力を要し、地面が傾斜している場合は危険であり、作業中にまむしやハブ等が出現することがあるという問題があった。 【0003】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、本願の第1発明は、果樹の幹に巻き付けるための中帯部と、逆角錐状又は逆円錐状に果樹の下部を包囲する網状の包囲部と、枝に結び付けるための紐部等を複数有した外帯部とを備えることにより、地面に落下する前に果実を収穫して、損傷したり虫がついたりするのを防止するとともに、収穫作業を省力化及び短縮化し、傾斜面に果樹が植えられている場合の収穫作業の危険性及びハブ等にかまれる危険性が低くなる果実収穫具を提供することを目的とする。 【0004】また、本願の第2発明は、包囲部の開閉のための一対の合わせ部に面ファスナを備えることにより、包囲部の開閉が容易である果実収穫具を提供することを目的とする。そして、本願の第3発明は、帯状の外縁部を有した矩形の網の対向する二辺につき、少なくとも一辺の表面と他辺の表裏面のいずれかとに一対の面ファスナを設けることにより、釘打ちをすることなく、容易に複数枚、地面に連ねることができる果実収穫網を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】第1発明の果実収穫具は、果樹の幹に巻き付けるための中帯部と、開閉のための一対の合わせ部を閉じることにより、前記中帯部から逆角錐状又は逆円錐状に果樹の下部を包囲する網状の包囲部と、前記包囲部の外縁に設けられており、枝に結び付けるための紐部又は枝に引っ掛けるためのフック部を複数有した外帯部とを備えたことを特徴とする。 【0006】第1発明においては、梅等の果実が地面に落下する前に集められるので、落下時に果実が損傷するという問題が解決し、虫もつきにくくなる。そして、収穫作業が省力化及び短縮化され、傾斜面に果樹が植えられている場合の収穫作業の危険性及びハブ等にかまれる危険性が低くなる。 【0007】第2発明の果実収穫具は、第1発明において、一方の合わせ部の表面と、他方の合わせ部の裏面とに、一対の面ファスナを備えたことを特徴とする。第2発明においては、包囲部の開閉が容易である。 【0008】第3発明の果実収穫網は、帯状の外縁部を有した矩形の果実収穫網であって、対向する二辺につき、少なくとも一辺の表面と、他辺の表裏面のいずれか一面とに、一対の面ファスナを設けたことを特徴とする。第3発明においては、釘打ちをすることなく、容易に複数枚、果実収穫網を地面に連ねることができる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1に係る果実収穫具を梅の木に取り付けた状態を示す斜視図、図2はこの果実収穫具の展開図であり、図中、1は果実収穫具である。梅の木2の幹には果実収穫具1の中帯部1aが巻き付けられており、この中帯部1aから展開するナイロンネットからなる包囲部1bにより梅の木2の下部が逆四角錐状に包囲されている。包囲部1bは、一対の合わせ部1d,1dを有しており、一方の合わせ部1dの表面と、他方の合わせ部1dの裏面とに一対の面ファスナ1eが設けられており、この面ファスナ1eにより容易に包囲部1bを開閉することができるようになしてある。 【0010】包囲部1bの外縁に設けられており、平面視が矩形をなす外帯部1cの各辺の略中央部には紐部1f,1f,1f,1fが設けられており、各紐部1fは最寄りの枝に結び付けられている。中帯部1a、外帯部1c、合わせ部1d及び紐部1fはナイロン製であり、中帯部1a、外帯部1c及び合わせ部1dは、包囲部1bの端部を袋状に挟んだ状態で縫製されており、中帯部1a及び外帯部1cは、はとめ1g,1g…によってさらに留められている。 【0011】以上のように構成された果実収穫具1を梅の木2に取り付ける場合、まず、包囲部1bが開いた状態で、中帯部1aを梅の木2の幹に巻き付け、中帯部1aの両端部に対応する面ファスナ1eの端部を噛み合わせて固定する。次に、面ファスナ1eの他の部分を噛み合わせて包囲部1bを閉じ、紐部1f,1f,1f,1fを最寄りの枝に結び付ける。 【0012】梅の実は枝から落下する時に中帯部1aで留まり、次々に積み重なる。梅の実が所定量集められた時点で、梅の木2から果実収穫具1を取り外し、梅の実を箱等に移し変える。本発明の果実収穫具1においては、梅の実が地面に落下する前に集められるので、落下時に損傷するという問題が解決され、虫もつきにくい。そして、収穫作業が省力化及び短縮化され、傾斜面に梅の木2が植えられている場合においても収穫作業が危険でなくなり、収穫時にまむし及びハブ等にかまれる危険性が低くなる。 【0013】実施の形態2.図3は、本発明の第2の実施の形態に係る果実収穫網を示す平面図であり、図中、3は果実収穫網である。この果実収穫網3は、帯状の外縁部3aを有した矩形のナイロン製の網であり、対向する長辺側の各外縁部3a,3aの表裏面に、各々一対の面ファスナ3b,3bが設けられている。 【0014】以上のように構成された果実収穫網3は、釘打ちをすることなく、面ファスナ3b,3b同士を噛み合わせることにより、容易に複数枚を、地面に連ねて配置することができる。従って、従来と比較して作業が省力化される。また、実施の形態1の果実収穫具1を取り付けて収穫するのが困難である急斜面のような場所においても、使用することが可能である。 【0015】なお、前記実施の形態1においては、果実収穫具1がナイロン製である場合につき説明しているがこれに限定されず、布製又は金属製等でもよい。そして、逆四角錐状に梅の木2を包囲する場合につき説明しているが、他の角錐又は円錐状でもよい。また、前記実施の形態2において、果実収穫網3がナイロン製である場合につき説明しているがこれに限定されず、ビニル製等でもよい。そして、長辺側の各外縁部3a,3aの表裏面に、各々一対の面ファスナ3b,3bが設けられている場合につき説明しているがこれに限定されるものではなく、果実収穫網3の対向する二辺につき、少なくとも一辺の表面と、他辺の表裏面のいずれか一面とに一対の面ファスナ3bが設けてあればよい。 【0016】さらに、前記実施の形態においては、果樹が梅の木2である場合につき説明しているがこれに限定されず、すもも、さくらんぼ、栗、フランコ等の木でもよい。 【0017】 【発明の効果】以上、詳述したように、第1発明による場合は、逆角錐状又は逆円錐状に果樹の下部を包囲し、梅等の果実が地面に落下する前に果実を集めることができるので、落下時に果実が損傷するという問題が解決し、虫もつきにくくなる。そして、収穫作業が省力化及び短縮化され、傾斜面に果樹が植えられている場合の収穫作業の危険性及びハブ等にかまれる危険性が低くなる。 【0018】第2発明による場合は、包囲部の合わせ部に一対の面ファスナを備えているので、包囲部の開閉が容易である。 【0019】第3発明による場合は、帯状の外縁部を有した矩形の果実収穫網の対向する二辺につき、少なくとも一辺の表面と、他辺の表裏面のいずれか一面とに一対の面ファスナを設けているので、釘打ちをすることなく、容易に複数枚の果実収穫網を地面に連ねて配置することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】300090639 【氏名又は名称】谷口 道夫
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| 【出願日】 |
平成13年2月21日(2001.2.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100078868 【弁理士】 【氏名又は名称】河野 登夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−238329(P2002−238329A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月27日(2002.8.27) |
| 【出願番号】 |
特願2001−45555(P2001−45555) |
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