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【発明の名称】 集草容器
【発明者】 【氏名】藤井 隆司

【氏名】富山 芳雄

【氏名】柴田 隆史

【氏名】佐治 伸一郎

【氏名】永井 宏樹

【氏名】小森田 武史

【氏名】多田 浩之

【氏名】大島 博

【要約】 【課題】刈草の排出がスムーズで、その排出位置を機体から離し易く、しかも、合理的な構成によって重量増加を避けながら所要の容積ならびに強度の集草容器を得る。

【解決手段】入口開口27と出口開口28とを備えた箱状の容器本体20と、出口開口28を開閉自在な後部蓋21とから構成され、箱状の容器本体20の外郭箇所でその稜線部分を形成するように構成された容器本体フレーム60と、容器下面側を閉塞する底板64と、通風可能な状態で刈草の通過を阻止するように容器本体の側面及び上面に設けた多孔面板61とを備えて容器本体20を構成し、容器本体フレーム60は、箱状の容器本体20の矩形状側面の一つの隅から同じ側面で対角位置にある他方の隅に向けて筋交い状に補強斜材部分60bを延設している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体に装備されているモーアから風力搬送されてきた刈草を収集するように走行機体側の刈草搬送用のダクトに接続される集草位置と、前記ダクトから分離された排出位置とに、位置移動自在に走行機体に装着してある集草容器であって、前記集草位置で走行機体側に向く入口開口とその反対側に向く出口開口とを備えた箱状の容器本体と、その容器本体に形成された出口開口を開閉自在な後部蓋とから構成され、前記容器本体は、箱状の容器本体の外郭箇所でその稜線部分を形成するように構成された容器本体フレームと、容器下面側を閉塞する底板と、通風可能な状態で刈草の通過を阻止するように容器本体の側面及び上面に設けた多孔面板とを備え、さらに、前記容器本体フレームは、箱状の容器本体の矩形状側面の一つの隅から同じ側面で対角位置にある他方の隅に向けて筋交い状に延設された補強斜材部分を設けて構成されている集草容器。
【請求項2】 多孔面板を容器本体フレームの容器内方側に位置させてある請求項1記載の集草容器。
【請求項3】 多孔面板の通気孔の開口径を変更自在に構成してある請求項1または2記載の集草容器。
【請求項4】 容器本体は、その出口開口近くで容器本体フレームの上下のフレーム部分に亘って連結固定された取付板を備え、この取付板が、集草容器を走行機体に連結支持させる支持機構に対する連結部材として構成されている請求項1,2または3記載の集草容器。
【請求項5】 後部蓋は、集草容器が集草位置にある状態でダクトに対向する上方箇所に設けられた無孔の凹曲面部分と、その下方で刈草の通過を阻止しながら通気可能に構成された多孔面部分とを備えて構成されている請求項1,2,3または4記載の集草容器。
【請求項6】 容器本体は、出口開口側が入口開口側よりも幅広となるテーパー状に形成されている請求項1,2,3,4または5記載の集草容器。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミッドマウント型やフロントマウント型の草刈り機において用いられる集草容器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】刈芝等の刈草を集める集草容器としては、走行機体後端側の送風ダクトに対して入口開口を接続するようにし、かつ、入口側を除くほぼ全体が網状体で構成された集草容器を、上下一対のリンク部材と油圧シリンダーとで支持したものが従来より知られている。このように構成されたものでは、集草容器がその入口開口を走行機体側に向けた集草姿勢と、その集草姿勢から油圧シリンダーで集草容器を押し上げ操作することで、揺動リンクの揺動限界まで押し上げ、その後に入口側上端部の横軸芯周りで集草容器を回動操作することにより、前記入口開口を下向きにした排出姿勢とに姿勢切換自在に構成されていた。(例えば、特開平11−89385号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構造の集草容器では、刈草の排出に際して走行機体側の送風ダクトとの接続を外して、その入口側上端部の横軸芯周りで集草容器を回動操作することにより、入口開口から刈草を落下放出させるものであるため、刈草が充満して集草容器が重くなっても、これを着脱する手数を要することなく刈草を排出することができる点では有用なものである。特に、集草容器を高く持ち上げた状態で刈草を排出できるようにしたものでは、排出刈草を運搬車に積んで所定箇所にまで搬送する場合などに便利に用いることができる。しかしながら、このように入口側を下向きに姿勢変更して、下方に向けた入口開口から刈草を排出する形態としたものでは、刈草の排出がスムーズに行われ難い傾向がある。つまり、集草容器は、走行機体側で刈り取られた刈草を、送風ダクトを介して送風状態で風に乗せて送り込まれるものであるが、送風ダクトとしては、送風速度を低下させずに、かつ車体下部の狭い空間を通す必要性などから、あまり大きな通路断面積のものを用いることができない。このため、そのダクト径とほぼ同等に形成される入口開口の大きさも、集草容器の大きさの割には小径のものとなる傾向がある。したがって、この入口開口からの刈草の排出は、あまり効率良く行われるものではない。また、上記のように構成した昇降用の揺動リンク構造を採用すると、排出高さを高くすることができる点では有効ではあるが、割合に走行機体に近い位置での排出であるため、刈草の排出の際に、搬送用の運搬車が近づき難かったり、走行機体上に刈草がふりかかり易いなどの不都合がある。さらに、集草容器が満杯になって刈取作業を中断する必要が生じるまでの時間、つまり連続稼動可能時間をできるだけ長くして作業能率の向上を図るには、集草容器自体を容積の大きなものに構成する、もしくは集草容器内での刈草の圧密度を高められようにすることが考えられるが、そうした場合、集草容器を単なる袋状体や網状体ではなく、より強度の高いものに構成する必要がある。ところが、単に構成部材の強大化によって容積の拡大や高強度構造を得ようとすると、集草容器の全体重量が増大して、その支持機構ならびに排出姿勢とするための駆動機構が大型化するなどの不具合もある。
【0004】本発明は、集草容器からの刈草の排出をスムーズにするとともに、その排出位置を機体から離れた箇所とし易く、しかも、合理的な構成によってその重量増加を避けながら所要の容積ならびに強度のものを得られるようにした集草容器を提供することにその目的がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために本発明の集草容器では次の技術手段を講じたものである。
〔請求項1にかかる発明〕走行機体に装備されているモーアから風力搬送されてきた刈草を回収するように走行機体側の刈草搬送用のダクトに接続される集草位置と、前記ダクトから分離された排出位置とに、位置移動自在に走行機体に装着してある集草容器であって、前記集草位置で走行機体側に向く入口開口とその反対側に向く出口開口とを備えた箱状の容器本体と、その容器本体に形成された出口開口を開閉自在な後部蓋とから構成され、前記容器本体は、箱状の容器本体の外郭箇所でその稜線部分を形成するように構成された容器本体フレームと、容器下面側を閉塞する底板と、通風可能な状態で刈草の通過を阻止するように容器本体の側面及び上面に設けた多孔面板とを備え、さらに、前記容器本体フレームは、箱状の容器本体の矩形状側面の一つの隅から同じ側面で対角位置にある他方の隅に向けて筋交い状に延設された補強斜材部分を設けて構成されている。
【0006】上記のように構成したことにより、集草容器に、走行機体側の刈草搬送用ダクトの径寸法とは関係なく開口寸法を大きく設定できる出口開口を備えて、その出口開口から刈草をスムーズに排出することができる。しかも、入口開口の反対側で走行機体から遠い側に位置する出口開口から刈草を排出することができるので、その刈草排出位置も走行機体から離れた位置となる。また、容器本体は、箱状の容器本体の外郭箇所でその稜線部分を形成するように構成された容器本体フレームを備え、その容器本体フレームの側面では、矩形状側面の一つの隅から対角位置にある他方の隅に向けて筋交い状に延設された補強斜材部分を設けているので、容器本体フレーム自体がその保形強度を効果的に高められている。そして、容器本体の前後端面以外の部分では、刈草重量も作用して最も面厚が高くなる容器下面側には底板が設けられ、側方への面厚としては底面ほど高くないが、主として面方向に沿って作用する上下方向での荷重が容器本体フレームに対する上下の曲げ荷重として作用する側面には、容器本体フレームの曲げに対して抗力を有する筋交い状の補強斜材が設けられているので、前記容器本体フレームの保形強度との相乗で、できるだけ全体の重量化を避けながら箱状の容器本体強度を合理的に高めている。
【0007】〔請求項2にかかる発明〕請求項2にかかる発明では、請求項1記載の集草容器において、多孔面板を容器本体フレームの容器内方側に位置させたものである。
【0008】上記のように、多孔面板を容器本体フレームの容器内方側に位置させると、多孔面板が容器外方側に位置する容器本体フレームの周枠部分及び補強斜材部分によって保持される。したがって、容器側面の全体に作用する面厚を多孔面板の保形強度のみで受けるように構成する場合に比べて、多孔面板そのものの強度としては、さほど大きな保形強度を要さず、容器側面の構成材を薄肉のパンチングメタルや網材などの軽量のもので構成することが可能である。また、多孔面板が多孔面板を容器本体フレームの容器内方側に位置されるものであると、その多孔面板の着脱が容器本体を支持する支持機構の存在によって妨げられることがない。
【0009】〔請求項3にかかる発明〕請求項3にかかる発明では、請求項1または2の構成において、多孔面板の通気孔の開口径を変更自在に構成してある。
【0010】上記のように、多孔面板の通気孔の開口径を変更自在に構成したことにより、刈草の種類や成長度、あるいは乾湿具合などによって適宜に通気孔径を変更して、無理なく刈草の回収を確実なものにすることができる。
【0011】〔請求項4にかかる発明〕請求項4にかかる発明では、請求項1〜3の構成において、容器本体の出口開口近くで容器本体フレームの上下のフレーム部分に亘って連結固定された取付板を備え、この取付板が、集草容器を走行機体に連結支持させる支持機構に対する連結部材として構成されたものである。
【0012】上記のように、容器本体の出口開口近くで容器本体フレームの上下のフレーム部分に亘って取付板を連結固定することによって、支持機構に対する容器本体の連結支持を確実なものとするとともに、出口開口を設けるがために強度の低下し易い出口開口近くの補強をも行うことになる。
【0013】〔請求項5にかかる発明〕請求項5にかかる発明では、請求項1〜4の構成において、後部蓋が、集草容器が集草位置にある状態でダクトに対向する上方箇所に設けられた無孔の凹曲面部分と、その下方で刈草の通過を阻止しながら通気可能に構成された多孔面部分とを備えて構成されている。
【0014】上記のように、ダクトに対向する上方箇所の後部蓋が無孔の凹曲面部分によって構成され、その下方に多孔面部分が形成されているので、ダクトから吹き出された刈草は、無孔の凹曲面部分に衝突し、その凹曲面に沿って滑らかに下方に案内される。そして、ダクトから吹き出された刈草は、ダクトから遠い箇所であり、かつ吹き出し気体の通過が許される前記下方の多孔面部分の近くから先に堆積し、その後に段々と上方側及びダクト近くに順次堆積することになるので、後部蓋にこのような凹曲面部分や多孔面部分を有していない構造に比べて、刈草が集草容器内部の隅から隅まで万遍なく収容され易い。
【0015】〔請求項6にかかる発明〕請求項6にかかる発明では、請求項1〜5の構成において、容器本体は、出口開口側が入口開口側よりも幅広となるテーパー状に形成されている。
【0016】上記のように、容器本体の出口開口側が入口開口側よりも幅広となるテーパー状に形成されていると、出口開口側を下向きに姿勢変更して刈草を排出する際に、前記テーパーが逆に幅狭となるものであったり容器本体の断面形状に全く変化が内構造であるものに比べて、刈草の排出がスムーズに行われ易い。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
〔草刈り機の構造〕図1に、本発明に係る集草容器を備えた草刈り機の一例である乗用型のミッドマウント型芝刈り機が示されている。この芝刈り機は、乗用型の走行機体1の前輪2と後輪3との間に、モーア4が昇降操作可能に吊り下げ装着されるとともに、機体後部に平行四連式のリンク機構5介して集草容器6が昇降自在に連結された構造となっている。
【0018】走行機体1の前部にはエンジン7が搭載され、このエンジン7の前部出力軸8から取出された動力がベルト伝動装置9を介して機体前部の下方に配備した作業用動力取出し軸10に伝達され、この作業用動力取出し軸10の動力がモーア4に軸伝達されている。また、ベルト伝動装置9にはテンションクラッチからなる作業クラッチ11が装備されており、この作業クラッチ11は走行機体1における運転座席12の右側に配備された作業クラッチレバー13にワイヤ連係されている。なお、作業クラッチレバー13は、前方操作で「クラッチ入り」、後方操作で「クラッチ切り」となる。
【0019】図2に示すように、モーア4は、3枚の回転ブレード14を左右に並列してデッキ15に収容した構造のものが利用されており、左側2枚の回転ブレード14が時計回りに駆動されるに対して、右側の1枚の回転ブレード14が反時計回りに駆動されることで、刈草がブレード回転によって発生した搬送風に乗ってデッキ15の後部中央近くに形成した出口15Aから排出され、左右の後輪3の間に配備されたダクト16を介して集草容器6に導かれるようになっている。
【0020】前記リンク機構5は上部リンク17、下部リンク18、および、これらの後端同士を連結する縦リンク19からなり、機体後部に連結固定された支持フレーム24における上部に左右2組が連結装備されている。そして、支持フレーム24の下部と下部リンク18とに亘って架設した油圧シリンダ25の伸縮作動によってリンク機構5が平行に昇降駆動されるようになっている。なお、この油圧シリンダ25の後側には、油圧シリンダ25の伸縮に伴って上下動するガード棒35が平行に配備されており、油圧シリンダ25のピストンロッド25aと他物との接触を防止して、ピストンロッド25aが損傷することが防止されている。
【0021】この左右のリンク機構5における各上部リンク17と縦リンク19との連結点aに、前記集草容器6における左右側面の後部に備えた側板26が枢支連結され、集草容器6が前記連結点aを中心にして回動可能に支持されている。
【0022】〔集草容器〕上記のようにリンク機構5に連結された集草容器6は、走行機体1に装備されているモーアから風力搬送されてきた刈草を収集するように走行機体1側の刈草搬送用のダクト16に接続される集草位置と、前記ダクト16から分離された排出位置とにわたって位置移動自在構成してある。この集草容器6は、前記集草位置で走行機体1側に向きダクト16に外嵌して接続される入口開口27とその反対側に向く出口開口28とを備えた箱状の容器本体20と、その容器本体20に形成された出口開口28を開閉自在な後部蓋21とから構成されている。
【0023】前記容器本体20は、箱状の容器本体20の外郭を構成する金属製の容器本体フレーム60と、通風可能な状態で刈草の通過を阻止するように容器本体20の左右側面及び上面に設けた金網あるいはパンチングメタル等からなる多孔面板61とを備えて構成されている。前記容器本体フレーム60は、上下左右の前後方向に沿うフレーム部分が箱状容器外縁の稜線部分を形成するように断面L字状に構成された金属製の前後方向フレーム部分60aと、箱状の容器本体20の矩形状側面に相当する部分で、前側上方の隅から同じ側面で対角位置にある後側下方の隅に向けて筋交い状に延設された補強斜材部分60bとを備えて周枠62部分が構成され、この周枠62の前側で容器本体20の入口開口27を備えた前面を形成する前向き板63と、容器下面側を閉塞する金属製の底板64とを、ボルトナットによる着脱自在な連結、あるいは溶接による接合固定などによって一体化して構成されている。このように構成された容器本体フレーム60の内面側に、前記多孔面板61がボルト・ナットなどの連結手段を用いて着脱自在に装着されている。容器本体20の後端面は、その全体が開放されているとともに、支点b周りに揺動自在な前記後部蓋21で後端面を開閉自在に構成されている。なお、集草容器6の上方は合成樹脂製の導風カバー22で覆われており、容器上面の多孔面板61の通気部から抜け出てくる刈草搬送風を後方に案内して、刈草が周囲に飛散するのを防止するよう構成されている。
【0024】集草容器6の容器本体フレーム60の後部では、上下の前後方向フレーム部分60aに亘って上下側板26が一体的に連結固定されている。この上下側板26から延出したブラケット26aと、リンク機構5における縦リンク19の上方延出端とに亘って油圧シリンダ30が架設されており、この油圧シリンダ30が短縮されることで集草容器6が入口開口27を前にして前後方向に沿った集草姿勢になり、油圧シリンダ30が伸長されることで集草容器6が出口開口28を下方に向けた後ろ下がりの排出姿勢に回動(ダンプ)されるようになっている。つまり、後部蓋21から一体延出された支持アーム21aの先端が、集草容器6の側板26から延出したブラケット26bに、前記支点bを中心に回動可能に連結されるとともに、前記支持アーム21bの中間部位と縦リンク19から突設した支持部19aとに亘って連係リンク31が架設されており、図3に示すように、集草容器6が前後方向に沿う集草姿勢にある時には後部蓋21は閉じ姿勢にあり、図4に示すように、集草容器6が排出姿勢に回動されると、支点bが移動することで相対的に連係リンク31が突き上げられて、後部蓋21が開放されるのである。
【0025】前記後部蓋21は、集草容器6が集草位置にある状態でダクト16に対向する上方箇所に設けられた無孔の案内面部分21Aと、その下方で刈草の通過を阻止しながら通気可能であるように、下半部にのみパンチングメタルもしくは金属網が張られた多孔面部分21Bとを備えており、図6に矢印群で送風方向を示すように、ダクト16から勢いよく容器内に吹き出された刈草を後部蓋21の上半部の内面に凹曲面形状に形成された無孔の案内面部分21Aで受け止めて下向きに案内し、下半部に設けられた多孔面部分21Bから搬送風が排出されるよう構成されている。また、この後部蓋21の上部後側には、容器閉塞状態にある時に前記導風カバー22で後方に案内された刈草搬送風を下向きに案内する合成樹脂製の導風ガイド23が一体的に連設され、前記集草容器6の回動に連動して後部蓋21とともに自動的に作動するように構成されている。
【0026】〔別実施形態〕次に、本発明の別の実施形態を列記する。
[ 1] 集草容器を適用する草刈り機としては、実施の形態で示したミッドマウント型式のモーアに限らず、フロントマウント型式のモーアを採用したものであってもよい。
[ 2] 回動させて持ち上げ排出姿勢とした後の出口開口13の開放は、回動と同時に駆動力で開放されるものに限らず、回動とは無関係にして、人為的な操作で出口開口13の開放をロックする操作と、そのロックを解除する操作で行うものでも良い。
[ 3] 多孔面板としては、所要の強度を有した金属板製のものに限らず、合成樹脂製板状のものでもよく、また、その多孔面の開口孔径の変更は、多孔面板を取り外して別の開口孔寸法を有した多孔面板に取り替えるのみならず、大きい開口孔寸法の多孔面板に重ねて小さい開口孔寸法の板面材を取り付けるなどによって開口孔寸法を変更するものであってもよい。
[ 4] 多孔面板は、容器本体に対して、実施の形態に示したようにその内側から脱着される構造のものに限らず、容器本体の該側面に対してボルトネジなどによって着脱自在に構成されたものであっても良い。
[ 5] 補強用斜材部分は、実施の形態で示したように、集草容器の前側上方の隅から同じ側面で対角位置にある後側下方の隅に向けて筋交い状に延設されたものに限らず、前側下方の隅から同じ側面で対角位置にある後側上方の隅に向けて筋交い状に延設されたもの、あるいは、前側上下の各隅部から対角位置の後側上下の隅に向けて筋交い状に延設するなど、適宜の構成を採用することができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1のように構成したことにより、入口開口に比べて開口寸法の設定に制約がなく、開口寸法を入口開口に比べて大きく設定することのできる出口開口を利用してスムーズな刈草排出が可能となると共に、トラック荷台やプラットフォーム等の、機体から若干離れた高い位置にも良好に刈草を排出し易い利点がある。また、容器本体は、箱状の容器本体の外郭箇所でその稜線部分を形成するように構成され、かつ矩形状側面の一つの隅から対角位置にある他方の隅に向けて筋交い状に延設された補強斜材部分を備えるとともに、容器下面側を閉塞する底面板を設けた容器本体フレームを採用して、その全体の保形強度を、荷重や面厚の作用状態に適応した状態に高められているので、できるだけ全体の重量化を避けながら高強度で収容量の大きい集草容器を得られたものである。
【0028】請求項2のように、多孔面板を容器本体フレームの容器内方側に位置させると、多孔面板が容器外方側に位置する容器本体フレームの周枠部分及び補強斜材部分によって保持されるので、多孔面板そのものの保形強度としてはさほど高強度のものが要求されず、この点でも集草容器の重量化を避けられる利点がある。また、多孔面板が多孔面板を容器本体フレームの容器内方側に位置しているので、その多孔面板の着脱を行うに際して容器本体を支持する支持機構との干渉がなく、容器内部側から着脱作業を容易に行い易い点でも有利である。
【0029】請求項3のように、多孔面板の通気孔の開口径を変更自在に構成すると、刈草の種類や成長度、あるいは乾湿具合などによって適宜に通気孔径を変更して、刈草の収集を好適な条件で行うことができる利点がある。
【0030】請求項4のように、容器本体の出口開口近くで容器本体フレームの上下のフレーム部分に亘って取付板を連結固定することによって、支持機構に対する容器本体の連結支持を確実なものとするための取付板を、出口開口を設けるがために強度の低下し易い出口開口近くの補強を行う手段として兼用することができる。
【0031】請求項5のように、ダクトに対向する上方箇所の無孔の凹曲面部分と、その下方の多孔面部分とが形成された後部蓋を用いていたことによって、ダクトから吹き出された刈草の集草容器内部における収容状態を、刈草が隅から隅まで万遍なく収容された効率の良い集草を行える利点がある。
【0032】請求項6のように、容器本体の出口開口側が入口開口側よりも幅広となるテーパー状に形成されていると、出口開口側を下向きに姿勢変更して刈草を排出する際に、前記テーパーが逆に幅狭となるものであったり容器本体の断面形状に全く変化が内構造であるものに比べて、刈草の排出がスムーズに行われ易い利点がある。
【出願人】 【識別番号】000001052
【氏名又は名称】株式会社クボタ
【出願日】 平成13年2月14日(2001.2.14)
【代理人】 【識別番号】100107308
【弁理士】
【氏名又は名称】北村 修一郎
【公開番号】 特開2002−238321(P2002−238321A)
【公開日】 平成14年8月27日(2002.8.27)
【出願番号】 特願2001−37133(P2001−37133)