| 【発明の名称】 |
草等の巻き付き防止軌道輪 |
| 【発明者】 |
【氏名】篠山 明政
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| 【要約】 |
【課題】農業における草刈り用刈払機のギヤケース部やハンマーナイフ草刈機のドラム部また、船舶におけるプロペラ軸外管に巻き付くつる草、水草、ロープ等の紐状体の巻き付きを防止し、作業能率の大幅な向上を図り、且つ、小型化された機構により動力を効率的に利用する、エコロジーの概念にも資する草等の巻き付き防止軌道輪を提供する。
【解決手段】紐状体が巻き付き始めるときに生じる引っ張る力によって軌道輪を回転させ、紐状体の巻き付きを防止する、ベアリングと軌道輪とから成る草等の巻き付き防止軌道輪であることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 草刈機の刈刃回転部や船舶のプロペラ回転部において、回転軸又は、回転軸外管に内側軌道輪を取り付け、その外周に外側軌道輪を取り付け、前記内側軌道輪と外側軌道輪の間には、該外側軌道輪が滑らかに回転できるように形成された回転機構を有して成る草等の巻き付き防止軌道輪。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、草刈り作業時における刈払機のギヤケース部やハンマーナイフ草刈機のドラム部又は、船舶の分野におけるプロペラ軸外管に巻き付くつる草、水草、ロープ等の紐状体を、巻き付く力の方向と同方向に軌道輪を回転させることにより、巻き付く力を発生させず、巻き付きを防止する草等の巻き付き防止軌道輪に関するものである。 【0002】 【従来の技術】(イ)刈払機のギヤケース部やハンマーナイフ草刈機のドラム両端部等、比較的つる草、ロープ等の紐状体が巻き付き易い部分にカバーを取り付け巻き付きを防止している。 (ロ)また、小型の回転刃を回転中心近くに取り付け、巻き付く紐状体を切断するようになっているものもあり、これにより巻き付きを防止している。 (ハ)船舶推進用のプロペラ軸外管においては、水草、ロープ等の紐状体が巻き付くのを防ぐため、ガードプレート及びガードバーでプロペラ軸外管及びプロペラをカバーするという方法が用いられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前記した(イ)の従来の技術では、カバーに大量の紐状体が巻き付くと回転刃或いは、回転軸と接触するようになり、そのため摩擦が生じ円滑な作業を阻害するという問題がある。また、前記した(ロ)の従来の技術では、回転中心近くに取り付けられた回転刃では、角速度が小さくなるため十分に紐状体を切断できず、巻き付きを防止できないという問題がある。さらに、前記した(ハ)の従来の技術では、この方法では推進時におけるガードプレート及びガードバーの水の抵抗が大きくなるという問題がある。本発明は以上の欠点を解決するためになされたものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明による上記課題の解決手段を草刈り作業における刈払機を例にとり示せば、ギヤケース1に内側軌道輪2を取り付け、その軌道上にローラーベアリング3を配置し、その外周に外側軌道輪4を取り付ける。本発明は以上の構成よりなっている。また、本発明の取り付け位置については、本発明と草刈り刃6との隙間を最小限に留めるようにする。図3を参照しつつ本発明の軌道輪における機能について説明すれば、草刈り刃6により紐状体が切断される際、草刈り刃6の回転する動きに従い、その回転方向へ紐状体が引っ張られる。その紐状体の動きにより外側軌道輪4に紐状体は巻き付き始めるが、そのときに生じている紐状体が引っ張られる力は外側軌道輪4の回転する力に変換されるため紐状体の巻き付く力が発生することはない。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態について説明する。先ず、図5及び図6のようにハンマーナイフ草刈機を例に取り説明すれば、ハンマーナイフドラム7の両側端に内側軌道輪2を取り付け、軌道上にローラーベアリング3を配置し、その外周に外側軌道輪4を取り付ける。本発明は以上の構成よりなっている。本発明の取り付け位置については、最も紐状体が巻き付きやすいハンマーナイフドラム7両側端に取り付ける。場合によっては紐状体の巻き付きやすい部分に適宜取り付けるのがよい。ローラーベアリング3については、図4における配列は2列であるが単列又は複列とすることができ、また、転動体式又はメタル式にすることができる。外側軌道輪4については、図5に示されるネジ5により結合されているが、取り付けをはめあい方式にし、外側軌道輪4を分割せずに取り付けることができる。また、内側軌道輪2についても同様に、分割してハンマーナイフドラム7にネジ或いは溶接等により取り付けられるが、分割せずに、はめあい方式で取り付けることもできる。本発明をハンマーナイフ草刈機に取り付けて作動させ、外側軌道輪4に紐状体が巻き付き始めるとハンマーナイフドラム7の回転方向に引っ張られた紐状体により外側軌道輪4が回転し巻き付きを防止する。ハンマーナイフ草刈機に巻き付くのは主につる草であるが、つる草は地面に根を張っているため、そのつる草が外側軌道輪4に巻き付き始めると、ハンマーナイフドラム7の回転方向とは反対の方向へ引っ張る力が生じる。したがって外側軌道輪4はハンマーナイフドラム7の回転方向と反対の方向へ回転し巻き付きを防止する。以上のように、いずれの方向に回転しても、紐状体が巻き付き始めるときに生じる紐状体の引っ張る力は外側軌道輪4の回転する力に変換されるため紐状体の巻き付く力が発生することはない。次に、船舶の分野におけるプロペラ軸を例に取り説明すれば、ケーシング10に内側軌道輪2を取り付け、軌道上に軸受11を配置し、その外周に外側軌道輪4を取り付ける。本発明は以上の構成よりなっている。軸受11については、ゴム軸受、リグナムバイタ軸受等の海水潤滑軸受やホワイトメタル軸受等の油潤滑軸受が使用できる。水中における紐状体には浮力があり、又、プロペラ9の回転による水流に従うため紐状体が軌道輪4に巻き付き始めるまでの動きは、前記した刈払機の場合とは異なるが、軌道輪4に紐状体が巻き付き始めてからは同様であり、紐状体に引っ張る力が生じ、軌道輪4が回転し巻き付きを防止する。 【0006】 【発明の効果】本発明は軌道輪4に巻き付こうとする紐状体の巻き付き始める時の引っ張る力を軌道輪4の回転する力に変換し、紐状体の巻き付く力をなくし、巻き付きを防止するものである。本発明を利用することによって、軌道輪4に紐状体が巻き付くことを防止出来、紐状体の甚大な労力による手作業での切断、除去から解放される。よって作業能率の向上を促進出来る。また、若干の巻き付きによる動力の効率的な利用の阻害ももちろん皆無である。加えて、本発明のサイズも取り付け機器に対し小型であり、ガードプレート等大型の巻き付防止装置の装着では動力の効率的利用が妨げられてしまうが、それについても杞憂である。更に本発明の機構そのものが巻き付く紐状体の引っ張る力を利用しているため、本発明は別口の燃料、エネルギー等の消費が不要であり、エコロジカルな観点からも有用である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500566213 【氏名又は名称】有限会社ささゆりグリーン
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| 【出願日】 |
平成13年2月9日(2001.2.9) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−233222(P2002−233222A) |
| 【公開日】 |
平成14年8月20日(2002.8.20) |
| 【出願番号】 |
特願2001−77230(P2001−77230) |
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