| 【発明の名称】 |
歩行型作業機の日除け装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹内 正志
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| 【要約】 |
【課題】作業者に直射日光が当ることを防ぐことができる歩行型作業機の日除け装置を提供する。
【解決手段】日除け装置30は、作業者25がグリップ部20を握りながら歩行型作業機10に追従して歩行する際に作業者25を太陽の直射日光59から遮るものである。この日除け装置30は、グリップ部20を備えたハンドル16を機体11から後斜上へ延ばし、ハンドル16に作業者25の頭上へ延びる支持フレーム35を取付け、支持フレーム35に日除け部50を取付けることで、作業者25のための日除けを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 機体から後斜上へ延びたハンドルの端部にグリップ部を設け、作業者が前記グリップ部を握りながら作業機に追従して歩行する歩行型作業機において、前記ハンドルに固定具で支持フレームを取付け、この支持フレームに日除け部を設けることにより、この日除け部を前記作業者の頭上に配置したことを特徴とする歩行型作業機の日除け装置。 【請求項2】 前記支持フレームを、ハンドルに当てる当接部と、この当接部から上方に延びた脚部と、この脚部から作業者の頭上まで延ばしたルーフ部とから構成し、ハンドルに支持フレームを取付けるために、当接部を前記固定具でハンドルに固定し、支持フレームに前記日除け部を設けるために、この日除け部を支持フレームのうちの少なくともルーフ部に取付けたことを特徴とする請求項1記載の歩行型作業機の日除け装置。 【請求項3】 前記固定具は、ルーフ部の高さを調整するために、当接部をハンドルの任意の位置に固定可能に構成した部材であることを特徴とする請求項2記載の歩行型作業機の日除け装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、作業者がハンドルのグリップ部を握りながら作業機に追従して歩行する歩行型作業機の日除け装置に関する。 【0002】 【従来の技術】耕耘機などの作業機のなかには、作業者が車体に載りながら作業を行う乗用型作業機や、作業者が徒歩で作業機に追従しながら作業を行う歩行型作業機がある。乗用型作業機には、作業者を太陽の直射日光などから保護するために車体にルーフを備えたものがあるが、歩行型作業機にはルーフを備えたものはない。 【0003】ここで、歩行型作業機も、乗用型作業機と同様に、殆どの作業を屋外で行うので晴天時に使用する頻度が高くなる。特に、歩行型耕耘機で耕耘作業をする場合には、晴天時の作業が好ましい。その理由は、晴天時に耕耘作業を行うことで、土壌の天地返し(表土と下層土とを反転置換すること)を効率よく行うことができるからである。土壌を天地返しすることで、土壌内に空気を含ませて微生物などを繁殖しやくし、作物がよく育つ土壌に改良することができる。よって、土壌の天地返しを効率よく行うことは重要である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、耕耘作業を晴天時に行うことにより、作業者は太陽からの直射日光に当り、疲労しやすくなる。このため、日差しの強い時間帯は、作業時間を短くして休憩を取る頻度を高くする必要がある。従って、耕耘作業の効率を高めることは難しい。 【0005】加えて、歩行型耕耘機などの歩行型作業機は、軽量な小型作業機なので女性でも簡単に使用することができる。よって、女性が歩行型作業機を使用する頻度も高い。ここで、女性にとっては日焼けを防ぐことは重要な問題であるが、歩行型作業機には日除けがないので日焼けを防ぐことは難しい。このため、作業の際に作業者に直射日光が当らないようにして、作業者の疲労や日焼けの軽減を図ることができる歩行型作業機の実用化が望まれている。 【0006】そこで、本発明の目的は、作業者に直射日光が当ることを防ぐことができる歩行型作業機の日除け装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために請求項1は、機体から後斜上へ延びたハンドルの端部にグリップ部を設け、作業者が前記グリップ部を握りながら作業機に追従して歩行する歩行型作業機において、前記ハンドルに固定具で支持フレームを取付け、この支持フレームに日除け部を設けることにより、この日除け部を前記作業者の頭上に配置したことを特徴とする。 【0008】ハンドルに支持フレームを取付け、この支持フレームに日除け部を設けることで日除け部を作業者の頭上に配置した。 このため、太陽の直射日光を日除け部で遮ることができるので、作業者に直射日光が当らないようにすることができる。 【0009】請求項2は、支持フレームを、ハンドルに当てる当接部と、この当接部から上方に延びた脚部と、この脚部から作業者の頭上まで延ばしたルーフ部とから構成し、ハンドルに支持フレームを取付けるために、当接部を前記固定具でハンドルに固定し、支持フレームに前記日除け部を設けるために、この日除け部を支持フレームのうちの少なくともルーフ部に取付けたことを特徴とする。 【0010】支持フレームを当接部、脚部及びルーフ部で一体に形成したので、支持フレームの構成を簡素にして軽量化を図ることができる。このため、ハンドルに支持フレームを取付けても、ハンドルに過大な荷重がかかることを防ぐことができる。さらに、支持フレームを簡素な構成にすることで、支持フレームのコストを抑えることができる。加えて、支持フレームのうちの少なくともルーフ部に日除け部を取付けた。このため、作業者の前方視界を遮ることがなく、作業性を良好に確保することができる。 【0011】請求項3において、固定具は、ルーフ部の高さを調整するために、当接部をハンドルの任意の位置に固定可能に構成した部材であることを特徴とする。 【0012】固定具でハンドルの任意の位置に当接部を固定する構成にした。よって、当接部の固定位置を変えることで、ルーフ部の高さを調整することができる。このため、作業者の身長に合せて日除け部の高さを調整することができるので、太陽からの直射日光を効率よく遮ることができ、かつ作業者の作業姿勢を良好に保つことができる。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は作業者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。図1は本発明に係る歩行型作業機の日除け装置(第1実施形態)の側面図である。歩行型作業機10は、機体11の上端にエンジン12を取付け、機体11の下端部に耕耘軸13を回転自在に取付け、この耕耘軸13に耕耘爪14を取付け、機体11からハンドルポスト15を後方に延ばし、このハンドルポスト15の上端15aに後斜上へ延びたハンドル(左右のハンドル17,18)16を取付け、左右のハンドル17,18の端部にグリップ部(左右のグリップ部21,22)20を設け、これら左右のグリップ部21,22の前方の左右のハンドル17,18に歩行型作業機の日除け装置(以下、「日除け装置」と略記する)30を設けた歩行型耕耘機である。 【0014】この歩行型作業機10によれば、エンジン12を駆動することで耕耘軸13を回転し、耕耘軸13で耕耘爪14を回転することにより、耕耘爪14で土壌28を耕耘しながら前進する。この際に、作業者25は、左右のグリップ部21,22を握りながら歩行型作業機10に追従するように歩行する。 【0015】図2は本発明に係る歩行型作業機の日除け装置(第1実施形態)の斜視図である。日除け装置30は、左右のハンドル17,18に固定具31で支持フレーム35を取付け、この支持フレーム35に日除け部50を設けることにより、この日除け部50を作業者25(図1に示す)の頭部26上方に配置したものである。左右のハンドル17,18は、ハンドルポスト15の上端15aから後斜上へ延びた部材であり、それぞれの後端に左右のグリップ部21,22を備える。 【0016】支持フレーム35は、ハンドル16(左右のハンドル17,18)に当てる当接部36と、この当接部36から上方に延びた脚部40と、この脚部40から作業者25の頭上(頭部26の上方)まで延ばしたルーフ部44とからなる。当接部36は左右の当接パイプ37,38からなり、脚部40は左右の脚パイプ41,42からなる。さらに、ルーフ部44は左右のルーフパイプ45,46と、左右のルーフパイプ45,46を連結する連結パイプ48とからなる。支持フレーム35は、一例としてアルミニウム製パイプなどの軽量材で形成することで軽量化を図った部材である。 【0017】この支持フレーム35は、ハンドル16(左右のハンドル17,18)に取付けるために、当接部36(すなわち、左右の当接パイプ37,38)を固定具31で左右のハンドル17,18に固定したものである。加えて、支持フレーム35は、作業者25の頭部26上方に日除け部50を配置するために、日除け部50を支持フレーム35のうちの少なくともルーフ部44(ルーフ部44及びその左右辺、前辺の部位)に取付けたものである。 【0018】固定具31は、左当接パイプ37を左ハンドル17に取付ける前後の左固定具32,32と、右当接パイプ38を右ハンドル18に取付ける前後の右固定具33,33とからなる。前後の左固定具32,32は、左ハンドル17に左当接パイプ37を当てた状態で、左ハンドル17及び左当接パイプ37に一定間隔をおいて前後の左クランプ32a,32aを巻付け、これら前後の左クランプ32a,32aの両端を左ボルト・左ナット32b,32c(左ナット32cは図3参照)で締め付けて左ハンドル17に左当接パイプ37を固定したものである。 【0019】前後の右固定具33,33は、右ハンドル18に右当接パイプ38を当てた状態で、右ハンドル18及び右当接パイプ38に一定間隔をおいて前後の右クランプ33a,33aを巻付け、これら前後の右クランプ33a,33aの両端を右ボルト・右ナット33b,33c(図示せず)で締め付けて右ハンドル18に右当接パイプ38を固定したものである。なお、左クランプ32aは右クランプ33aと同じ部材であり、左ボルト・左ナット32b,32cは右ボルト・右ナット33b,33cと同じ部材である。 【0020】図3は図2の3−3線断面図であり、左ハンドル17に左当接パイプ37を固定した状態を示す。左ハンドル17の上端側に平坦部17aを形成し、左当接パイプ37の下端に平坦部37aを形成した。そして、左ハンドル17の平坦部17aに左当接パイプ37の平坦部37aを当て、左クランプ32aを巻付け、この左クランプ32aの両端を左ボルト・左ナット32b,32cで締め付けて左ハンドル17に左当接パイプ37を固定した。左ハンドル17に平坦部17aを形成し、左当接パイプ37に平坦部37aを形成することで、左ハンドル17に左当接パイプ37を安定させた状態に当接することができる。 【0021】加えて、図2に示す右ハンドル18に、左ハンドル17と同様に平坦部(図示しない)を形成し、右当接パイプ38に、左当接パイプ37と同様に平坦部(図示しない)を形成することで、右ハンドル18に右当接パイプ38を安定させた状態に当接することができる。これにより、左右のハンドル17,18に左右の当接パイプ37,38を強固に固定することができる。従って、左右のハンドル17,18に日除け装置30を強固に取付けることができる。 【0022】また、左ボルト・左ナット32b,32cを緩めることで、図2に示すように左当接パイプ37を左ハンドル17に沿って矢印の如く移動することができる。さらに、右当接パイプ38も右ハンドル18に沿って矢印の如く移動することができる。これにより、日除け部50の取付け高さを図2に示す矢印の如く任意に調整することができる。 【0023】図4は本発明に係る日除け装置(第1実施形態)の変形例を示す断面図であり、左当接パイプ37の下端に凹部37bを形成し、この凹部37bを左ハンドル17の上端に当て、左クランプ32aを巻付け、この左クランプ32aの両端を左ボルト・左ナット32b,32cで締め付けて左ハンドル17に左当接パイプ37を固定した状態を示す。 【0024】左当接パイプ37に凹部37bを形成することで、左ハンドル17に左当接パイプ37を安定させた状態に当接することができる。加えて、図2に示す右当接パイプ38に、左当接パイプ37と同様に凹部(図示しない)を形成することで、右ハンドル18に右当接パイプ38を安定させた状態に当接することができる。 【0025】よって、左右のハンドル17,18に左右の当接パイプ37,38を強固に固定することができる。これにより、左右のハンドル17,18に日除け装置30を強固に取付けることができる。また、左右の当接パイプ37,38のみに凹部37aを加工するだけで、左右のハンドル17,18に平坦部を加工する必要がないので、左右のハンドル17,18を加工する手間を省くことができる。さらに、左右のハンドル17,18を加工する必要がないので、既存の歩行型作業機10に適用することも可能になる。 【0026】図5は本発明に係る日除け装置(第1実施形態)の変形例を示す断面図であり、左ハンドル17及び左当接パイプ37を丸パイプのままに保ち、この状態で左当接パイプ37の下端を左ハンドル17の上端に当て、左クランプ32aを巻付け、この左クランプ32aの両端を左ボルト・左ナット32b,32cで締め付けて左ハンドル17に左当接パイプ37を固定した状態を示す。同様に、図2に示す右ハンドル18及び右当接パイプ38も丸パイプのままの状態で固定した。 【0027】よって、左右の当接パイプ37,38に平坦部や凹部を加工する必要がなく、さらに左右のハンドル17,18に平坦部を加工する必要がない。このため、左右の当接パイプ37,38や左右のハンドル17,18を加工する手間を省くことができる。さらに、左右のハンドル17,18を加工する必要がないので、既存の歩行型作業機10に適用することも可能になる。 【0028】図2に戻って、日除け部50は、支持フレーム35のルーフ部44に載せた矩形状のルーフプレート51と、このルーフプレート51の左端から下方にほぼ垂直に下げた左側プレート52と、ルーフプレート51の右端から下方にほぼ垂直に下げた右側プレート53と、ルーフプレート51の前端から下方に下げるとともに左右端をそれぞれ左右側のプレート52,53に連結した前プレート54とからなり、ルーフプレート51、左右側のプレート52,53及び前プレート54を樹脂で一体形成した部材である。 【0029】ルーフプレート51及び左右側のプレート52,53は、太陽の直射日光を遮ることができるように、一例として白色や黒色のような色付き樹脂で形成した。また、前プレート54は、作業者25の視界を遮らないように透明樹脂で形成した。なお、左右側のプレート52,53を透明樹脂で形成することも可能である。日除け部50を樹脂で一体形成することで、日除け部50の軽量化を図ることができる。 【0030】この日除け部50を支持フレーム35のルーフ部44に被せることにより、ルーフプレート51と左側プレート52との折曲部50aを左ルーフパイプ45に当て、ルーフプレート51と右側プレート53との折曲部50bを右ルーフパイプ46に当て、前プレート54と左側プレート52との折曲部50cを左脚パイプ41の上端部41aに当て、前プレート54と右側プレート53との折曲部50dを右脚パイプ42の上端部42aに当て、ルーフプレート51と前プレート54との折曲部50eの近傍に連結パイプ48を配置することができる。 【0031】この状態で、左ルーフパイプ45にルーフプレート51及び左側プレート52をブラケット55及びビス57,57で取付け、右ルーフパイプ46にルーフプレート51及び右側プレート53をブラケット55及びビス57,57で取付ける。さらに、左脚パイプ41の上端部41aに前プレート54及び左側プレート52をブラケット55及びビス57,57で取付け、右脚パイプ42の上端部42aに前プレート54及び右側プレート53をブラケット55及びビス57,57で取付ける。 【0032】これにより、日除け部50を支持フレーム35のうちのルーフ部44、ルーフ部44の左右辺及び前辺に沿った部位に取付けることができる。なお、日除け部50は、ルーフプレート51のみをルーフ部44に取付けてもよく、日除けが少なくともルーフ部44にあればよい。 【0033】図1に戻って、ルーフプレート51を後斜上へ向けて延ばしたので、日除け部50内の比較的暖かい空気を矢印■の如く後上方に逃がすことができる。これにより、日除け部50内に暖かい空気が留ることを避けることができるので、日除け部50内に下方から矢印■の如く新鮮な空気を進入させることができる。これにより、作業者25の頭部26を新鮮な空気で冷却することができる。 【0034】図6は図2の6−6線断面図であり、ルーフプレート51及び左側プレート52を左ルーフパイプ45に取付けた状態を示す。左ルーフパイプ45にブラケット55の湾曲部55aを左ルーフパイプ45に当て、溶接部58,58で左ルーフパイプ45にブラケット55を固定する。次に、ルーフプレート51及び左側プレート52の折曲部50aを左ルーフパイプ45に当てる。これにより、ルーフプレート51の裏面及び左側プレート52の裏面にブラケット55の両端が当る。 【0035】次に、ルーフプレート51の取付孔51aにビス57を差込むとともに、差込んだビス57をブラケット55の一端の取付孔56に捩じ込む。次いで、左側プレート52の取付孔52aにビス57を差込むとともに、差込んだビス57をブラケッ55トの他端の取付孔56に捩じ込む。これにより、ルーフプレート51及び左側プレート52を左ルーフパイプに取付けることができる。 【0036】なお、図6では、左ルーフパイプ45にブラケット55を溶接部58,58で固定する例について説明したが、左ルーフパイプ45にブラケット55を溶接部58,58で固定しなくてもよい。 【0037】図7は本発明に係る日除け装置(第1実施形態)の使用例を示す斜視図である。左右のハンドル17,18に支持フレーム35を介して日除け部50を設けることにより日除け部50を作業者25の頭部26の上に配置した。 このため、太陽の直射日光59を日除け部50で遮ることができるので、作業者25に直射日光59が当らないようにすることができる。従って、作業者25の疲労を軽減することができ、かつ作業者25の日焼けを防止することができる。 【0038】また、支持フレーム35を当接部36、脚部40及びルーフ部44で一体に形成したので、支持フレーム35の構成を簡素にして軽量化を図ることができる。このため、左右のハンドル17,18に支持フレーム35を取付けても、左右のハンドル17,18に過大な荷重がかかることを防ぐことができる。従って、作業者25は左右のハンドル17,18を良好に操作することができる。 【0039】さらに、支持フレーム35を簡素な構成にすることで、支持フレーム35のコストを抑えることができる。加えて、支持フレーム35のルーフ部44、その左右辺及び前辺に沿って日除け部50を取付けた。そして、ルーフ部44の前辺に取付けた前プレート54を透明樹脂とすることで、作業者25の前方視界を遮ることがなく、作業性を良好に確保することができる。 【0040】また、機体11から左右のハンドル17,18を後斜上へ延ばし、支持フレーム35を固定具31で左右のハンドル17,18の任意の位置に固定することができるように構成した。よって、支持フレーム35の固定位置を変えることで、支持フレーム35のルーフ部44の高さを調整することができる。このため、作業者25の身長に合せて日除け部50の高さを調整することができるので、太陽からの直射日光59を効率よく遮ることができ、かつ作業者25の作業姿勢を良好に保つことができる。 【0041】以下、第2〜第4実施形態について図8〜図12に基づいて説明する。なお、第1実施形態と同一部材については同一符号を付して説明を省略する。図8は本発明に係る歩行型作業機の日除け装置(第2実施形態)の側面図である。歩行型作業機60は、機体61の後部上端にエンジン62を取付け、機体61の下端部に駆動軸63を回転自在に取付け、この駆動軸63にスプロケット64を取付け、機体61の前端にアイドラ65を回転自在に取付け、アイドラ65及びスプロケット64に履帯66を巻き付け、機体61の上部に運搬台67を取付け、機体61から後斜上へ延びたハンドル(左右のハンドル71,72)70を取付け、左右のハンドル71,72の端部にグリップ部(左右のグリップ部75,76)74を設け、これら左右のグリップ部75,76の前方の左右のハンドル71,72に歩行型作業機の日除け装置(以下、「日除け装置」と略記する)80を設けた歩行型運搬機である。 【0042】この歩行型作業機60によれば、エンジン62を駆動することで駆動軸63を回転し、駆動軸63でスプロケット64を回転することにより、履帯66を回転しながら前進する。この際に、作業者25は、左右のグリップ部75,76を握りながら歩行型作業機60に追従するように歩行する。 【0043】図9は本発明に係る歩行型作業機の日除け装置の斜視図である。歩行型作業機の日除け装置80は、左右のハンドル71,72に固定具31で支持フレーム85を取付け、この支持フレーム85に日除け部100を設けることにより、この日除け部100を作業者25(図8に示す)の頭部26上方に配置したものである。左右のハンドル71,72は、機体61(図8に示す)から後斜上へ延びた部材であり、それぞれの後端に左右のグリップ部75,76を備える。 【0044】支持フレーム85は、ハンドル70(左右のハンドル71,72)に当てる当接部86と、この当接部86から上方に延びた脚部90と、この脚部90から作業者25の頭上(頭部26の上方)まで延ばしたルーフ部94と、ルーフ部94を補強する左右の補強部材97,97からなり、当接部86及び脚部90及びルーフ部94を一本のパイプを折曲げて形成したものである。 【0045】当接部86は左右の当接パイプ87,88からなり、脚部90は左右の脚パイプ91,92からなる。さらに、ルーフ部94は左右のルーフパイプ95,96と、左右のルーフパイプ95,96を連結する連結パイプ98とからなる。支持フレーム85は、一例としてアルミニウム製パイプなどの軽量材で形成することで軽量化を図った部材である。 【0046】この支持フレーム85は、ハンドル70(左右のハンドル71,72)に取付けるために、当接部86(すなわち、左右の当接パイプ87,88)を固定具31で左右のハンドル71,72に固定したものである。加えて、支持フレーム85は、作業者25の頭部26上方に日除け部100を配置するために、日除け部100を支持フレーム85のうちのルーフ部94に取付けたものである。 【0047】日除け部100は、支持フレーム85のルーフ部94に矩形状のルーフ布101を配置し、このルーフ布101の左右辺101a,101b及び後辺101cに一定の間隔をおいて通孔102・・・を明け、これらの通孔102・・・にロープ103を通すことでロープ103を左右のルーフパイプ95,96及び連結パイプ98に巻き付けることで、ルーフ布101をルーフ部94に取付けたものである。 【0048】日除け部100によれば、ルーフ部94に軽量のルーフ布101を設けることで、日除け部100の軽量化を図ることができる。なお、ルーフ布101に代えて、樹脂プレートやその他の部材を使用することも可能である。また、ルーフ布101をルーフ部94に取付けることで、作業者25の頭部26に太陽の直射日光59が当らないように遮ることができる。さらに、作業者25の頭部26上方のみにルーフ布101を配置して、作業者25の前方にはルーフ布101を配置しない構成にした。このため、ルーフ布101が作業者25の視界を遮ることはない。 【0049】図8に戻って、日除け部100を後斜上へ向けて延ばしたので、日除け部100の下方の比較的暖かい空気を矢印■の如く後上方に逃がすことができる。これにより、日除け部100の下方に暖かい空気が留ることを避けることができるので、日除け部100に向けて下方から矢印■の如く新鮮な空気を進入させることができる。従って、作業者25の頭部26を新鮮な空気で冷却することができる。 【0050】図10は本発明に係る日除け装置(第2実施形態)の使用例を示す斜視図である。左右のハンドル71,72に支持フレーム85を介して日除け部100を設けることにより日除け部100を作業者25の頭部26の上に配置した。 このため、太陽の直射日光59を日除け部100で遮ることができるので、作業者25に直射日光59が当らないようにすることができる。従って、作業者25の疲労を軽減することができ、かつ作業者25の日焼けを防止することができる。 【0051】また、支持フレーム85を当接部86、脚部90及びルーフ部94で一体に形成したので、支持フレーム85の構成を簡素にして軽量化を図ることができる。このため、左右のハンドル71,72に支持フレーム85を取付けても、左右のハンドル71,72に過大な荷重がかかることを防ぐことができる。従って、作業者25は左右のハンドル71,72を良好に操作することができる。 【0052】さらに、支持フレーム85を簡素な構成にすることで、支持フレーム85のコストを抑えることができる。加えて、支持フレーム85のうちのルーフ部94に日除け部100を取付けた。このため、作業者25の前方視界を遮ることがなく、作業性を良好に確保することができる。 【0053】また、支持フレーム85を固定具31で左右のハンドル71,72の任意の位置に固定することができる。よって、支持フレーム85の固定位置を変えることで、支持フレーム85のルーフ部94高さを調整することができる。このため、作業者25の身長に合せて日除け部100の高さを調整することができるので、太陽からの直射日光59を効率よく遮ることができ、かつ作業者25の作業姿勢を良好に保つことができる。 【0054】図11は本発明に係る歩行型作業機の日除け装置(第3実施形態)の斜視図である。歩行型作業機110は、機体(トラクタ)111の後方にロータリ112を取付けた歩行型耕耘機であって、トラクタ111に後斜上へ延びたハンドル(左右のハンドル114,115)113を取付け、左右のハンドル114,115の端部にグリップ部117を設け、このグリップ部117の前方の左右のハンドル114,115に歩行型作業機の日除け装置(以下、「日除け装置」と略記する)120を設けたものである。 【0055】日除け装置120は、日除け部121の左右側のプレート122,123の後端をカットした点で、第1実施形態の日除け装置30の左右側のプレート52,53(図2参照)と異なるだけで、その他の構成は第1実施形態の日除け装置30と同じである。左右側のプレート122,123のようにそれぞれの後端をカットすることで、日除け部121の軽量化を図るとともに、作業者25に対する開放感を確保することができる。 【0056】歩行型作業機110によれば、左右のハンドル114,115に支持フレーム35を介して日除け部121を設けることにより日除け部121を作業者25の頭部26の上に配置した。このため、太陽の直射日光59を日除け部121で遮ることができるので、作業者25に直射日光59が当らないようにすることができる。従って、作業者25の疲労を軽減することができ、かつ作業者25の日焼けを防止することができる。 【0057】また、支持フレーム35を当接部36、脚部40及びルーフ部44で一体に形成したので、支持フレーム35の構成を簡素にして軽量化を図ることができる。このため、左右のハンドル114,115に支持フレーム35を取付けても、左右のハンドル114,115に過大な荷重がかかることを防ぐことができる。従って、作業者25は左右のハンドル114,115を良好に操作することができる。 【0058】さらに、支持フレーム35を簡素な構成にすることで、支持フレーム35のコストを抑えることができる。加えて、支持フレーム35のうちのルーフ部44、その左右辺及び前辺に沿って日除け部121を取付けた。そして、ルーフ部44の前辺に取付けた前プレートを透明樹脂とすることで、作業者25の前方視界を遮ることがなく、作業性を良好に確保することができる。 【0059】また、支持フレーム35を固定具31で左右のハンドル114,115の任意の位置に固定することができる。よって、支持フレーム35の固定位置を変えることで、支持フレーム35のルーフ部44高さを調整することができる。このため、作業者25の身長に合せて日除け部121の高さを調整することができるので、太陽からの直射日光59を効率よく遮ることができ、かつ作業者25の作業姿勢を良好に保つことができる。 【0060】図12は本発明に係る歩行型作業機の日除け装置(第4実施形態)の斜視図である。歩行型作業機130は、機体131の上端にエンジン132を取付け、機体131の前部下端に前輪133を設け、機体131の後部下端に後輪134を設け、機体131の底部に刈刃(図示しない)を備え、機体131から後斜上へ延びたハンドル(左右のハンドル136,137)135を取付け、左右のハンドル136,137の端部にグリップ部138を設け、このグリップ部138の前方の左右のハンドル136,137に歩行型作業機の日除け装置(以下、「日除け装置」と略記する)140を設けた歩行型芝刈機である。 【0061】なお、日除け装置140は、第1実施形態の日除け装置30とほぼ同一構成であり、左右のハンドル136,137への取付部が異なるのみである。よって、日除け装置140は、第1実施形態の日除け装置30と同一構成と見做して説明を省略する。 【0062】この歩行型作業機130によれば、エンジン132を駆動することで刈刃を回転させるとともに後輪134を回転させ、刈刃で芝を刈りながら前・後輪133,134で前進する。この際に、作業者25は、グリップ部138を握りながら歩行型作業機130に追従するように歩行する。 【0063】日除け装置140によれば、左右のハンドル136,137に支持フレーム35を介して日除け部50を設けることにより日除け部50を作業者25の頭部26の上に配置した。 このため、太陽の直射日光59を日除け部50で遮ることができるので、作業者25に直射日光59が当らないようにすることができる。従って、作業者25の疲労を軽減することができ、かつ作業者25の日焼けを防止することができる。 【0064】また、支持フレーム35を当接部36、脚部40及びルーフ部44で一体に形成したので、支持フレーム35の構成を簡素にして軽量化を図ることができる。このため、左右のハンドル136,137に支持フレーム35を取付けても、左右のハンドル136,137に過大な荷重がかかることを防ぐことができる。従って、作業者25は左右のハンドル136,137を良好に操作することができる。 【0065】さらに、支持フレーム35を簡素な構成にすることで、支持フレーム35のコストを抑えることができる。加えて、支持フレーム35のうちのルーフ部44、その左右辺及び前辺に沿って日除け部50を取付けた。そして、ルーフ部44の前辺に取付けた前プレートを透明樹脂とすることで、作業者25の前方視界を遮ることがなく、作業性を良好に確保することができる。 【0066】また、支持フレーム35を固定具31で左右のハンドル136,137の任意の位置に固定することができる。よって、支持フレーム35の固定位置を変えることで、支持フレーム35のルーフ部44の高さを調整することができる。このため、作業者25の身長に合せて日除け部50の高さを調整することができるので、太陽からの直射日光59を効率よく遮ることができ、かつ作業者25の作業姿勢を良好に保つことができる。 【0067】なお、前記実施の形態では、本発明に係る日除け装置を耕耘機、運搬機及び芝刈機などの歩行型作業機に適用した例について説明したが、その他の歩行型作業機に適用することも可能である。前記実施の形態では、固定具31をクランプで構成した例について説明したが、固定具31はクランプに限らないで、例えばボルト止めとすることも可能である。また、支持フレームや日除け部の形状は、前記実施形態にかぎるものではなく任意に設定することができる。 【0068】 【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮する。請求項1は、ハンドルに支持フレームを介して日除け部を設けることにより日除け部を作業者の頭上に配置した。 このため、太陽の直射日光を日除け部で遮ることができるので、作業者に直射日光が当らないようにすることができる。従って、作業者の疲労を軽減することができ、かつ作業者の日焼けを防止することができる。 【0069】請求項2は、支持フレームを当接部、脚部及びルーフ部で一体に形成したので、支持フレームの構成を簡素にして軽量化を図ることができる。このため、ハンドルに支持フレームを取付けても、ハンドルに過大な荷重がかかることを防ぐことができる。従って、ハンドルの操作性を良好に保つことができる。さらに、支持フレームを簡素な構成にすることで、支持フレームのコストを抑えることができる。加えて、支持フレームのうちの少なくともルーフ部に日除け部を取付けた。このため、作業者の前方視界を遮ることがなく、作業性を良好に確保することができる。 【0070】請求項3は、固定具でハンドルの任意の位置に当接部を固定することができる。よって、当接部の固定位置を変えることで、ルーフ部の高さを調整することができる。このため、作業者の身長に合せて日除け部の高さを調整することができるので、太陽からの直射日光を効率よく遮ることができ、かつ作業者の作業姿勢を良好に保つことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005326 【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年11月1日(2000.11.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067356 【弁理士】 【氏名又は名称】下田 容一郎 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−136210(P2002−136210A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−334581(P2000−334581) |
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