| 【発明の名称】 |
円盤刃の固定具及びこの固定具による円盤刃の取付け、取外し方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】笹沼 清彦
【氏名】佐伯 裕行
【氏名】佐伯 政義
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| 【要約】 |
【課題】円盤刃を取付軸に取り付け、取り外すのに軽くて安全な器具を提供する。
【解決手段】円盤刃の回転を規制する固定具であり、この固定具が二本の杆を交差軸の回りに回動可能にしたやっとこ状をしているものであり、杆の一端を円盤刃の両面を滑り不能に挟持する挟持部、他端を片手で把握可能な握柄部としたことを特徴とする円盤刃の固定具。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 円盤刃の回転を規制する固定具であり、この固定具が二本の杆を交差軸の回りに回動可能にしたやっとこ状をしているものであり、杆の一端を円盤刃の両面を滑り不能に挟持する挟持部、他端を片手で把握可能な握柄部としたことを特徴とする円盤刃の固定具。 【請求項2】 挟持部に円盤刃の滑りを止める滑り止めを貼設した請求項1の円盤刃の固定具。 【請求項3】 一方又は両方の挟持部に適当間隔で円盤刃の外周に接当する二つの係止部を設けた請求項1又は2の円盤刃の固定具。 【請求項4】 請求項1〜3いずれかの円盤刃の固定具を片方の手で持って円盤刃を固定し、他方の手でレンチを持って円盤刃を固定しているナットを締め又は緩めることを特徴とする円盤刃の固定具による円盤刃の取付け、取外し方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、携帯式の草刈機(刈払機)や鋸盤又は研削盤等に用いられている円盤刃を取付け、取外しするときに使用して好適な円盤刃の固定具及びこの固定具による円盤刃の取付け、取外し方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】刈払機等に取り付ける円盤刃は、割れたり、欠けたりしたときには交換しなければならない。又、磨耗したときには研削しなければならない。このような場合には円盤刃を取付け、取外しする必要がある。円盤刃は、通常、本機の出力軸(取付軸)にネジ止めされていることから、取り外すときには、レンチ等によってそのナットを緩めることになるが(取り付けるときにはこの逆)、そのためには、円盤刃を固定しておかなければならない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は、これを固定する適当な器具がなかったから、多くの場合、円盤刃を足等で踏み付けていた。しかし、円盤刃の外周や面には刃が付いているから、大きな力が生じて動いたりした場合には大変な傷を負うことがある。本発明は、このような問題を解決するものであり、この種の円盤刃を簡単な操作で確実に固定する固定具及びこの固定具による円盤刃の取付け、取外し方法を提案するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明は、円盤刃の回転を規制する固定具であり、この固定具が二本の杆を交差軸の回りに回動可能にしたやっとこ状をしているものであり、杆の一端を円盤刃の両面を滑り不能に挟持する挟持部、他端を片手で把握可能な握柄部としたことを特徴とする円盤刃の固定具を提供する。則ち、握柄部を一方の手で握って挟持部で円盤刃を挟持すれば、円盤刃の滑りが起こらないのであるから、もう片方の手でレンチを操作すればよいことにり、足等による踏付けは不要である。 【0005】又、以上の構成において、挟持部に円盤刃の滑りを止める滑り止めを貼設しておけば、軽い握り力でも回転を止めることができ、安全性は一層高まる。更に、一方又は両方の挟持部に間隔をあけて円盤刃の縁に接当する二つの係止部を設けておけば、ナットを緩める(又は締める)際に円盤刃に発生するトルクをこの係止部で消し去ることができる。従って、固定具自体に引張力は生ぜず、軽い力で操作でき、老人や女子でもこの作業ができる。 【0006】更に、本発明は、上記した円盤刃の用途として、この固定具を片方の手で持って円盤刃を固定し、他方の手でレンチを持って円盤刃を固定しているナットを締め又は緩めることを特徴とする円盤刃の固定具による円盤刃の取付け、取外し方法を提供する。これにより、軽い力でしかも安全、迅速に円盤刃の取付け、取外しができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明に係る固定具と円盤刃の関係を示す刈払機の円盤刃の裏面図、図2は固定具の一部断面側面図であるが、この固定具は、二本の杆1、2を交差軸3の回りに回動可能にしたやっとこ状をしているものであり、杆1、2の一端を円盤刃4の両面を滑り不能に挟持する挟持部5、他端を片手で把握可能な握柄部6としたものである。 【0008】これにより、挟持部5を開いて円盤刃4をこれに挿入し、握柄部6(6aはグリップ)を手で握れば、円盤刃4は挟持部5によって回転不能に銜え込まれる。そこで、レンチ7を円盤刃4を嵌着している取付軸8に螺合しているナット9に嵌め、一方の方向に回動させるとナット9が外れから、円盤刃4を取付軸8から取り外すことができる。尚、レンチ7には一方の方向には滑るクラッチ構造が付いており、これをレバー7aで切り換えるようになっているから、取付け、取外しに応じて適宜切り換えることになる。この場合、交差軸3は挟持部5寄りに設けられており、握柄部6の握りによって倍力され、円盤刃4は挟持部6に対して滑らないようにされているが、これをより確実に行うためには、挟持部6の一方又は両方の挟持面にゴム等の滑り止め10が貼設されるのが好ましい。 【0009】本例の挟持部5は、一方は扇状に広がる広幅面5aを持つものに、他方は杆2と同様の狭幅面5bを持つものに設定され、狭幅面5b側の挟持面が広幅面5a側の挟持面の真ん中に合わさるようになっているが、これにおいて、広幅面5aの両端に起立して円盤刃4の外周に接当する係止部11を形成しておくのが好ましい。尚、この場合、係止部11と広幅面5a側の挟持面との間は、この係止部11が確実に円盤刃4の外周に接当するよう、手前側にヌスミを形成してある。 【0010】次に、以上の固定具によって円盤刃4を取り外す場合を説明すると、一方の手で挟持部5を開いて円盤刃4を挟持して握柄部6を握れば、円盤刃4の回転は規制されるから、レンチ7を操作すればナット9は緩み、円盤刃4を取付軸8から取り外すことができる。又、取り付けるときには、同様の操作をしてナット9を締め付ければよい。ところで、このとき、広幅面5a側の挟持面に係止部11を形成してこの係止部11を円盤刃4の外周に当てるようにしておけば、ナット9を締め又は緩める際に生ずる円盤刃4のトルクを消し去ることができる(則ち、このトルクに抗する力を出す必要がない)。従って、固定具自体がトルクがかかる方向に引っ張られることがないから、より省力的である。 【0011】以上、本発明の限られた実施の態様について説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の思想を逸脱しない範囲で種々改変された形態で実施されるのは言うまでもない。例えば、本例の杆は一方に孔を形成し、他方をこの孔の中に嵌入する形態で交差させているが、互いを接触させる通常の交差形態をとるものでもよい。又、挟持部の形状についても、一方が前記した広幅面を有することは必ずしも必要ではないし、相手の真ん中に合わせ面を有することも必要ではない。 【0012】 【発明の効果】本発明に係る固定具によれば、握柄部を手で握って挟持部で円盤刃を挟持することにより、取付け、取外しの際に発生する円盤刃のトルクが規制されるから、足等による円盤刃の踏付けは不要になり、安全性の高いものとなる。そして、このとき、固定具に円盤刃の外周に当たる係止部を設けておけば、トルクをこの係止部で消し去ることができるから、固定具の引っ張りに抗する力も不要になり、極めて軽い力で操作できるものとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】598092546 【氏名又は名称】株式会社エスケー
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| 【出願日】 |
平成12年11月6日(2000.11.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088993 【弁理士】 【氏名又は名称】板野 嘉男
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| 【公開番号】 |
特開2002−136209(P2002−136209A) |
| 【公開日】 |
平成14年5月14日(2002.5.14) |
| 【出願番号】 |
特願2000−337318(P2000−337318) |
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