| 【発明の名称】 |
自走球葱収穫機 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 道一
【氏名】浅越 勝征
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| 【要約】 |
【課題】根菜作物の茎葉部の分捌整姿、根部掘り上げ、揚上移送の一連の収穫作業を能率的に行える自走球葱収穫機を提供する。
【解決手段】茎葉部挟持移送装置(15)を左右一対の搬送無端帯(25)にて構成し、エンジン(1)の動力が伝達されるミッションケース(2)から前延するPTO軸(44)とカウンター軸(37)とを受動ベベルギアケース(38)を介して連動連結し、前記カウンター軸にウオームギア(45)を嵌着し、該ウオームギアに噛合されるウオームホイル(46)を駆動軸(47)に嵌着し、該駆動軸にミッションケースからの動力を伝達し、前記一側の搬送無端帯を回転駆動するとともに、前記駆動軸からの動力をチエン伝達機構を経て回転軸(52)に伝達し、他側の搬送無端帯を一側の搬送無端帯に対し反対方向に回転駆動するように構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 分草装置(12)で茎葉部を分捌整姿し、チゼル(14)でもって根部を掘り上げた根菜作物を、茎葉部挟持移送装置(15)と首部挟持移送装置(16)とで挟持し、切断装置(17)にて移送中の根菜作物の茎葉部を切断し、切断後の茎葉部を引き続き茎葉部挟持移送装置(15)にて移送して排出し、切断後の根部を首部挟持移送装置(16)にて送出して収穫する自走球葱収穫機において、前記茎葉部挟持移送装置(15)を左右一対の搬送無端帯(25)(25)にて構成し、エンジン(1)の動力が伝達されるミッションケース(2)から前延するPTO軸(44)とカウンター軸(37)とを受動ベベルギアケース(38)を介して連動連結し、前記カウンター軸(37)にウオームギア(45)を嵌着し、該ウオームギア(45)に噛合されるウオームホイル(46)を駆動軸(47)に嵌着し、該駆動軸(47)にミッションケース(2)からの動力を伝達し、前記一側の搬送無端帯(25)を回転駆動するとともに、前記駆動軸(47)からの動力をチエン伝達機構を経て回転軸(52)に伝達し、他側の搬送無端帯(25)を一側の搬送無端帯(25)に対し反対方向に回転駆動するように構成したことを特徴とする自走球葱収穫機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、圃場に植立している球葱や人参等の根菜作物の茎葉部を分草装置で分捌整姿し、地中部のチゼルでもって掘り上げて、その根菜作物を挟持移送装置で移送して収集する自走型の根菜作物収穫機(以下、球葱収穫機という)に関する。 【0002】 【従来の技術】植立している根菜作物(球葱)の茎葉部を分草装置で分捌整姿し、地中部のチゼルで掘り上げ挟持移送装置でもって移送して収集する自走球葱収穫機は、既に公知とされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、根菜作物の茎葉部の分捌整姿、根部掘り上げ、揚上移送を一連に行いながら、揚上移送途上において余計な茎葉部を切断して、収穫すべき根部から隔離排出することができ、能率的な作業が行える自走球葱収穫機を提供することを目的とするものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手段を説明する。分草装置(12)で茎葉部を分捌整姿し、チゼル(14)でもって根部を掘り上げた根菜作物を、茎葉部挟持移送装置(15)と首部挟持移送装置(16)とで挟持し、切断装置(17)にて移送中の根菜作物の茎葉部を切断し、切断後の茎葉部を引き続き茎葉部挟持移送装置(15)にて移送して排出し、切断後の根部を首部挟持移送装置(16)にて送出して収穫する自走球葱収穫機において、前記茎葉部挟持移送装置(15)を左右一対の搬送無端帯(25)(25)にて構成し、エンジン(1)の動力が伝達されるミッションケース(2)から前延するPTO軸(44)とカウンター軸(37)とを受動ベベルギアケース(38)を介して連動連結し、前記カウンター軸(37)にウオームギア(45)を嵌着し、該ウオームギア(45)に噛合されるウオームホイル(46)を駆動軸(47)に嵌着し、該駆動軸(47)にミッションケース(2)からの動力を伝達し、前記一側の搬送無端帯(25)を回転駆動するとともに、前記駆動軸(47)からの動力をチエン伝達機構を経て回転軸(52)に伝達し、他側の搬送無端帯(25)を一側の搬送無端帯(25)に対し反対方向に回転駆動するように構成したものである。 【0005】 【発明の実施の形態】つぎに、本発明の発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明による自走球葱収穫機の全体側面図、図2は自走球葱収穫機の要部平面図、図3は自走球葱収穫機の後部伝動系を示す断面図、図4は自走球葱収穫機の前部伝動系を示す断面図、図5は自走球葱収穫機の結束装置部分を後方からみた概略図である。 【0006】図示の自走球葱収穫機は、歩行型になっており、自走車(A)と収穫作業部(B)とで構成されている。自走車(A)は、エンジン(1)と、その出力部に連動する伝動機構を内装したミッションケース(2)と、ミッションケース(2)から左右に延出する伝動ケースに連設された左右のファイナルケース(3)(3)と、各々のファイナルケース(3)に軸支される駆動車輪(4)(4)と、ミッションケース(2)及びエンジン(1)の前側に左右向きに取り付けられる主フレーム(5)と、主フレーム(5)から後上方に延設される操縦ハンドル(6)などで構成されている。 【0007】そして、自走車(A)の前部に作業機フレーム(7)が設けられ、その作業機フレーム(7)に各種の構成要素を取り付けて収穫作業部(B)が構成される。作業機フレーム(7)は、前記主フレーム(5)から前延する複数の下部フレーム(8)(8)と、それぞれの下部フレーム(8)に前端部を支持して斜め後上方に傾設される上部フレーム(9)(9)と、後述する伝動ケース(10)とで側面視三角形状に枠組形成され、さらに、それぞれの下部フレーム(8)から前方に分草フレーム(11)を延設して構成されている。なお、(W)は駆動車輪(4)(4)の双方若しくは一方の前方延長線上に設けられるゲージホイルであり、作業機フレーム(7)に上下位置変更自在に取り付けられている。 【0008】収穫作業部(B)を構成する要素装置は、分草装置(12)、掻込装置(13)、チゼル(14)、茎葉部挟持移送装置(15)、首部挟持移送装置(16)、切断装置(17)、結束装置(18)および集束物受板(19)などであり、これ等を作業機フレーム(7)の所定部位に所定のように取り付けて、それらのうち所要のものを後記に詳述する伝動機構でもって強制駆動するように構成されている。 【0009】分草装置(12)は、圃場に列状に植立している根菜作物の茎葉部分を分捌整姿するもので、左右に並列する複数組の固定分草板(12a)とタイン出没式の縦回し分捌装置(12b)とで構成され、作業機フレーム(7)の進行方向前端部に設けられている。即ち、下部フレーム(8)から前方に延出する分草フレーム(11)の前端に固定分草板(12a)を固設するとともに、固定分草板(12a)の後方において前低後高に傾斜する縦回し分捌装置(12b)を、スタンド(20)と縦伝動筒(21)および横伝動筒(22)とで作業機フレーム(7)に取付支持している。 【0010】なお、図示の実施例においては、3組の固定分草板(12a)と縦回し分捌装置(12b)が横方向に並設されており、それらのうち左側および右側に位置するものは作業機フレーム(7)に取り付けることができるが、中央部分には作業機フレーム(7)を構成する部材が存在しないので、中央の縦回し分捌装置(12b)の前部は、左又は右側の縦回し分捌装置(12b)に取り付けた鞍状支持部材(23)によって支持し、また、中央の固定分草板(12a)は、中央の縦回し分捌装置(12b)のケースに取り付けている。 【0011】掻込装置(13)は、前記分草装置(12)で分捌整姿される根菜作物の茎葉部分を横幅方向の中央部分に掻き込んで茎葉部挟持移送装置(15)の挟持始端部に引き継がせるように設けられているもので、側面視(図1参照)で分草装置(12)の後背下部に後高に斜設され、かつ、平面視(図2参照)で前方拡がりの八字状に掛回装設される左右一対の掻込み無端帯を備え、それぞれの無端帯には回動方向下手側に後退角を有し、かつ、弾性変形可能な搬送突起が設けられている。 【0012】チゼル(14)は、分草装置(12)が分捌整姿する根菜作物の茎葉部分を掻込装置(13)が掴んでから後の時点において、根菜作物の地中部分、つまり、根部を掘り取るように地中を掘削するもので、実施例においては、縦板部(14a)の下端から機体内側向きに延出する水平刃部(14b)を向い合わせに位置させた左右一対の刃体で構成されている。そして、各々の刃体の縦板部(14a)の上下方向中程部位を枢軸(24)中心で前後に揺動し得るように作業機フレーム(7)に取り付けて設けられている。 【0013】茎葉部挟持移送装置(15)は、作業機フレーム(7)の上部フレーム(9)(9)に軸支される輪体群に掛回する左右一対の軟弾性の搬送無端帯(25)(25)で構成され、側面視(図1参照)で上部フレーム(9)(9)の傾斜に沿って前低後高に傾斜し、かつ、平面視(図2参照)においては、略く字状を呈するよう後部が横側方に屈曲にして設けられている。そして、両無端帯(25)(25)の対向接触面間に前記掻込装置(13)から引き継いだ根菜作物の茎葉部分を挟持して斜後上方に揚上移送するようになっている。なお、茎葉部挟持移送装置(15)の始端側の搬送無端帯掛回輪体(26)は、掻込装置(13)の無端帯を掛回する後部輪体(27)と同軸に設けられている。 【0014】一方、茎葉部挟持移送装置(15)の下方に配置される首部挟持移送装置(16)は、茎葉部挟持移送装置(15)によって茎葉部分を挟持された根菜作物の首部を挟持し、茎葉部挟持移送装置(15)と共働して根菜作物を後方移送するものであり、該首部挟持移送装置(16)は、作業機フレーム(7)の下部フレーム(8)に軸支される輪体群に掛回する左右一対の軟弾性の搬送無端帯(28)(28)で構成され、その挟持始端部が茎葉部挟持移送装置(15)の挟持始端部よりやや後方に位置されている。 【0015】そして、側面視において茎葉部挟持移送装置(15)よりも緩い傾斜角度に斜設されて、搬送無端帯(28)(28)の後部が、平面視で横側方に屈曲されている前記搬送無端帯(25)(25)の後部に対して横方向に位置が齟齬するように機体の略中央部に位置され、搬送無端帯(28)(28)の移送終端部が結束装置(18)の集束通路(29)に臨まされている。 【0016】結束装置(18)は、茎葉部挟持移送装置(15)と首部挟持移送装置(16)との間にできる側面視三角形状の空間部に配設される。しかして、該結束装置(18)は、結束伝動ケース(30)が上方に位置して結束伝動ケース(30)の下側に前記集束通路(29)が形成されるとともに、集束通路(29)を挟んでその両側に位置する結節部(31)とニードル(32)などを結束伝動ケース(30)から垂下状に支持して構成されている。 【0017】なお、前記結束装置(18)は、任意の取付手段でもって作業機フレーム(7)に取り付けられるのであるが、その取付は、例えば、図5に示しているように、集束通路(29)および結節部(31)やニードル(32)などの近辺部を避けて配設する取付部材(33)(34)でもって行い、集束通路(29)およびその下方部分に広い懐が確保されるように配慮されている。 【0018】そうして、結節部(31)やニードル(32)から適宜下方に離間した部位に集束物受板(35)が設けられ、その集束物受板(35)が、茎葉部挟持移送装置(15)と首部挟持移送装置(16)によって揚上移送される根菜作物の根部(36)を載置状に支持するように構成されている。集束物受板(35)は、作業機フレーム(7)の下部フレーム(8)に上下位置変更自在に取り付けられており、必要に応じて上下位置を調節して結節部(31)およびニードル(32)に対する相対高さを変えて結束位置を調節設定できるようになっている。 【0019】また、集束物受板(35)は、結束装置(18)によって結束された根菜作物束を結束装置(18)から排出する案内板の役目をも果たすものとなっており、そのため、集束物受板(35)の後部は下方になだらかに傾斜されている。なお、図示のものでは、集束物受板(35)の上下位置のみを変更調節可能としているが、場合によっては、集束物受板(35)の全体又は一部分を前後方向に傾動調節することもできるようにして案内板としての作用をより適切に果たすようにしてもよい。また、集束物受板(35)を形状の異なるものに付替えて異種の根菜作物の収穫に対応できるようにすることは容易である。 【0020】切断装置(17)は、前記茎葉部挟持移送装置(15)と首部挟持移送装置(16)で挟持して揚上移送される根菜作物の茎葉部を、根部側に必要長さの茎葉部を残しながら切断分離するために設けられたものであり、茎葉部挟持移送装置(15)の下側近傍部で、結束装置(18)の移送上流部位に配設される。そして、揚上移送中の根菜作物の茎葉部を切断装置(17)が切断すると、切断された茎葉部と根部が、茎葉部挟持移送装置(15)、首部挟持移送装置(16)によって別々に移送されて、次第に上下方向および横方向に離されて、根部側は結束装置(18)の集束通路(29)に送り込まれるようになっている。なお、図示された切断装置(17)は、回転刃になっているが、固定刃であっても、レシプロ刃であってもよい。 【0021】つぎに、収穫作業部(B)の要素装置のうちの動力駆動要素、つまり、分草装置(12)、掻込装置(13)、チゼル(14)、茎葉部挟持移送装置(15)、首部挟持移送装置(16)、切断装置(17)、結束装置(18)などを駆動する伝動機構について説明する。主フレーム(5)に平行するカウンター軸(37)が主フレーム(5)に沿って配置され、その長手方向中程部に受動ベベルケース(38)、左方寄り部位にウオームギアケース(39)、右端寄り部位に結束駆動ベベルケース(40)が設けられ、これらのケースを支持部材(41)(42)を介して主フレーム(5)に取り付けることによってカウンター軸(37)を自走車(A)に支承装設している。そうして、前記受動ベベルケース(38)内において常時噛合する一対のベベルギア(43)により、ミッションケース(2)から前延するPTO軸(44)と前記カウンター軸(37)とが連動連結されている。 【0022】また、ウオームギアケース(39)内においては、カウンター軸(37)に嵌着されるウオームギア(45)にウオームホイル(46)が噛合されており、ウオームホイル(46)は、ウオームギアケース(39)から上方に延出する駆動軸(47)に嵌着されている。駆動軸(47)は、ウオームギアケース(39)かち立設されて上端部に左側の上部フレーム(9)が結合されている前出の左側伝動ケース(10)に内蔵され、軸上端部には、茎葉部挟持移送装置(15)の左側搬送無端帯(25)を掛回する後部輪体が嵌着されて、カウンター軸(37)からウオームギア(45)、ウオームホイル(46)、駆動軸(47)を経て後部輪体に伝動される動力で左側搬送無端帯(25)を回転駆動するように構成されている。 【0023】さらに、ウオームギアケース(39)の上面側に設けられるチエンケース(48)には、前記駆動軸(47)に嵌着する駆動スプロケット(69)と、従動スプロケット(49)とにチエン(50)を掛回して構成されるチエン伝動機構が設けられ、チエン(50)には、茎葉部挟持移送装置(15)の右側搬送無端帯(25)を駆動するスプロケット(51)が外接噛合されている。スプロケット(51)は、支持部材(41)に立設されて上端部が右側上部フレーム(9)に結合されている右側伝動ケース(10)に内蔵された回転軸(52)に伝達される動力で右側搬送無端帯(25)を左側のものに対し反対方向に回転駆動するように構成されている。 【0024】左右の搬送無端帯(25)(25)を掛回する始端側輪体(26)は、先にも説明したように、掻込装置(13)の無端帯を掛回する後部輪体(27)と同軸に設けられている。つまり、図4に示すように、上部フレーム(9)などに支えられた輪体支持軸(53)の上端部に掻込装置(13)の後部輪体(27)が嵌着されている。したがって、左右の搬送無端帯(25)(25)が回転すると、掻込装置(13)の左右一対の掻込み無端帯も同時に回転するようになっている。 【0025】また、図4にみられるように、上下に位置する輪体(27)(26)の間の部位には、チエンケース(54)が各々設けられ、それに内蔵されるチエン伝動機構(55)でもって、チエンケース(54)の後端部に配設されている駆動軸(56)を回転駆動するように構成されている。駆動軸(56)は、屈折継手(57)を介して連結された分草駆動軸(56a)と下部駆動軸(56b)とからなり、図4において逆く字状を呈する支持ケース(58)に軸受支持して設けられている。そして、下部駆動軸(56b)には、首部挟持移送装置(16)の搬送無端帯(28)を掛回する前部輪体(59)が楔着され、また、分草駆動軸(56a)は、縦伝動筒(21)内に収容されて、前述した横伝動筒(22)内に収容されている縦回し分捌装置(12b)の駆動軸を回転駆動して、複数組の縦回し分捌装置(12b)を共通に駆動するようになっている。なお、分草駆動軸(56a)は、左右いずれか一方のチエンケース(54)にのみ設けられ、他方のチエンケース(54)においては下部駆動軸(56b)のみが設けられるものである。 【0026】カウンター軸(37)の左右の軸端部は、左側のウオームギアケース(39)、右側の結束駆動ベベルケース(40)から外方にそれぞれ突出され、各突出部に偏芯回転子(60)(60)が取り付けられ、それぞれの偏芯回転子(60)(60)が連杆(61)(61)を介して、上述した左右チゼル(14)の縦板部(14a)の上端部に接続され、偏芯回転子(60)(60)によって左右のチゼル(14)を所定の振幅で前後に振動させるようになっている。 【0027】また、カウンター軸(37)の右端寄りに位置する結束駆動ベベルケース(40)には、ベベルギア機構(62)でもってカウンター軸(37)に連動連結した結束伝動軸(63)が設けられ、その結束伝動軸(63)が結束駆動ベベルケース(40)から上向きに突設されている。そして、結束伝動軸(63)に連動するチエン伝動機構(64)を内蔵した伝動ケース(65)が結束伝動ケース(30)の上方で、かつ、結束伝動ケース(30)の左脇部を通って前方に延設され、結束伝動ケース(30)の前端部から垂下する回転軸(66)と結束入力軸(67)との間をチエン伝動機構で連動連結して、結束装置(18)に入力するように構成されている。 【0028】さらに、結束伝動ケース(30)の前端部から垂下する回転軸(66)には、切断装置駆動用の伝動装置(68)が連動連設され、該装置(68)を経て伝達される動力で切断装置(17)を駆動するようになっている。なお、切断装置(17)が駆動型である場合に、実施例のような伝動装置(67)によって駆動することに限られるものではなく、必要に応じて他の適宜の伝動軸から動力伝達することができ、また、切断装置(17)の支持も、結束装置や上部フレームなど都合のよい部材に支持させて設ければよい。 【0029】本発明による自走球葱収穫機を稼動すると、カウンター軸(37)から収穫作業部(B)の各部に動力伝達されるとともに、伝動ケース(37)を経て結束装置(18)に入力されて結束装置(18)が作動する状態になる。そして、自走球葱収穫機を圃場において所期のように進行させると、分草装置(12)によって根菜作物の茎葉部分が分捌整姿され、チゼル(14)で根部が掘り上げられて、その根菜作物の茎葉部が茎葉部挟持移送装置(15)に挟持されるとともに、根菜作物の首部が首部挟持移送装置(16)に挟持されて両挟持移送装置(15)(16)の共働によって揚上移送される。しかして、移送される根菜作物が結束装置(18)の移送上手部位に設けられている切断装置(17)に至ると、根菜作物の茎葉部が切り離され、切離された茎葉部は引き続き茎葉部挟持移送装置(15)で揚上移送されて次第に根菜作物の根部側から隔離される。また、茎葉部が切り離された根部側は、首部挟持移送装置(16)によって結束装置(18)に送り込まれ、結束して茎葉部とは異なる個所に送出される。 【0030】 【発明の効果】本発明は、以上の如く構成したので、次のような効果を奏するものである。分草装置(12)で茎葉部を分捌整姿し、チゼル(14)でもって根部を掘り上げた根菜作物を、茎葉部挟持移送装置(15)と首部挟持移送装置(16)とで挟持し、切断装置(17)にて移送中の根菜作物の茎葉部を切断し、切断後の茎葉部を引き続き茎葉部挟持移送装置(15)にて移送して排出し、切断後の根部を首部挟持移送装置(16)にて送出して収穫する自走球葱収穫機において、前記茎葉部挟持移送装置(15)を左右一対の搬送無端帯(25)(25)にて構成し、エンジン(1)の動力が伝達されるミッションケース(2)から前延するPTO軸(44)とカウンター軸(37)とを受動ベベルギアケース(38)を介して連動連結し、前記カウンター軸(37)にウオームギア(45)を嵌着し、該ウオームギア(45)に噛合されるウオームホイル(46)を駆動軸(47)に嵌着し、該駆動軸(47)にミッションケース(2)からの動力を伝達し、前記一側の搬送無端帯(25)を回転駆動するとともに、前記駆動軸(47)からの動力をチエン伝達機構を経て回転軸(52)に伝達し、他側の搬送無端帯(25)を一側の搬送無端帯(25)に対し反対方向に回転駆動するように構成したので、茎葉部の分捌整姿、根部掘り上げ、揚上移送を一連に行いながら、揚上移送途上において余計な茎葉部を切断して、収穫すべき根部から隔離排出することができ、能率的な作業が行える。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005164 【氏名又は名称】セイレイ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成6年10月30日(1994.10.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080621 【弁理士】 【氏名又は名称】矢野 寿一郎
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| 【公開番号】 |
特開2002−10707(P2002−10707A) |
| 【公開日】 |
平成14年1月15日(2002.1.15) |
| 【出願番号】 |
特願2001−149959(P2001−149959) |
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