| 【発明の名称】 |
移植機のスタンド構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】高見 幸徳
【氏名】三原 誠
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| 【要約】 |
【課題】植付作業機3の接地支持及び植付作業機3の取り外し作業を良好に行なうことができるとともに、前スタンド5と後スタンド6の接地姿勢と格納姿勢の切換えがができる移植機のスタンド構造を提供する。
【解決手段】走行機体2側の昇降機構2aに設けたヒッチ部22と、植付作業機3側に設けた取付部4とを係脱可能に連結する連結構造を備えた移植機1において、植付作業機3の前部と後部に、接地支持用の前スタンド5と後スタンド6を、接地姿勢と格納姿勢とに単独切換可能に設けた移植機のスタンド構造。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 走行機体2側の昇降機構2aに設けたヒッチ部22と、植付作業機3側に設けた取付部4とを係脱可能に連結する連結構造を備えた移植機において、前記植付作業機3の前部と後部に接地支持用の前スタンド5と後スタンド6を接地姿勢と格納姿勢とに単独切換可能に設けたことを特徴とする移植機のスタンド構造。 【請求項2】 後スタンド6を植付作業機3の下降時に前スタンド5よりも先に接地させる長さに形成するとともに、取付部4の上部をヒッチ部22に回動可能に支持した状態で、該取付部4の下部とヒッチ部22の下部との連結を解除せしめて植付作業機3を走行機体2から離脱させるように構成してなる請求項1記載の移植機のスタンド構造。 【請求項3】 後スタンド6を起立させた接地姿勢と、植付部ケース33間において横向きにした格納姿勢とに切換可能に構成してなる請求項1又は2記載の移植機のスタンド構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は走行機体の後部に牽引される移植機のスタンド構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、走行機体の後部に配置した昇降リンク機構の後端部に設けたヒッチ部に取付部を介して植付作業機を着脱可能に装着するようにした移植機は、植付作業機の前方で両側に左右一対の接地支持用のスタンドを折り畳み可能に設け、植付作業時にはこのスタンドを植付作業機の上方側に回動した格納姿勢において作業を行うようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来のような構成の移植機は、植付作業機に左右一対のスタンドをフロートの横方向の回動できるように設けているので、このスタンドは植付作業機を安定して支持するために、大型のものとならざるを得ない。 【0004】従って植付け作業をする際は、このスタンドを植付作業機の両側にはね上げた大げさな状態となり、場合によっては植付作業機を回向する際に邪魔となることがある。また、こののスタンドの回動作業が面倒である。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明に係る移植機のスタンド構造は、前記したような問題点を解決するためになされたものであり、次のように構成されている。 【0006】1)走行機体2側の昇降機構2aに設けたヒッチ部22と、植付作業機3側に設けた取付部4とを係脱可能に連結する連結構造を備えた移植機において、前記植付作業機3の前部と後部に接地支持用の前スタンド5と後スタンド6を接地姿勢と格納姿勢とに単独切換可能に設けている。 【0007】2)また、後スタンド6を植付作業機3の下降時に前スタンド5よりも先に接地させる長さに形成するとともに、取付部4の上部をヒッチ部22に回動可能に支持した状態で、該取付部4の下部とヒッチ部22の下部との連結を解除せしめて植付作業機3を走行機体2から離脱させるように構成している。 【0008】3)また、後スタンド6を起立させた接地姿勢と、植付部ケース33間において横向きにした格納姿勢とに切換可能に構成している。 【0009】 【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の移植のスタンド構造の一実施形態を説明する。 【0010】1は、前輪と後輪を備えた走行機体2と、その後部に昇降機構2aを介して本発明に係るスタンド構造を有する植付作業機3を着脱可能に備えて植付作業を行なう移植機である。 【0011】この図示例では上記昇降機構2aは、走行機体2の後部に互いに平行なアッパーリンク20とロアリンク21を設け、両者の後端をヒッチ部22で連結して図示しない油圧シリンダで上下動させるところの油圧昇降リンク方式に構成したものである。 【0012】また、昇降機構2aはヒッチ部22と植付作業機3の前側に設けた取付部4との間に、例えば実公平8−10246号公報に示されるものと同様な構成からなる連結構造によって、植付作業機3の着脱を簡単に行なうことができるようにしている。 【0013】即ち、前記ヒッチ部22と取付部4とで構成する連結構造は、図2、図3で示すように、取付部4は植付作業機3の前部に形成した枠体40に上部の取付杆41を横設し、下部に取付係止軸42を横設している。 【0014】またヒッチ部22はその枠体22aの左右の上下に、前記取付杆41を上方から嵌入支持させるU字状の受止部25と、取付係止軸42を側方から支持する横向きU字状の受止軸部26とを凹形に形成している。 【0015】そして上記枠体22aの後方の側面に形成された受止軸部26には、取付係止軸42を嵌入した状態で係止固定するフック状の係止部材27を取付軸28に回動可能に設けているとともに、この係止部材27を運転席側から操作可能に指向させた切換レバー29によって、図3に点線で示した係止解除姿勢に切換操作可能に連繋させている。 【0016】また上記植付作業機3は、中央部に前記取付部4を有する作業機枠30に両側の2条分の苗載台31aを上方に折畳み状に格納姿勢にする8条分の苗載台31を前傾状に横設し(図2、4、5)、その下部に苗を掻き取って圃場に植付ける植付爪32を配設し、この植付爪32を左右一対で両側に伝動支持する植付部ケース33を上記作業機枠30から一体的に後方に向けて各条に対応する植付部34を構成していると共に、各植付部34に接地フロート35を対設している。 【0017】そして後方に向けて延設された各植付部ケース33の後部には、支持腕36を上方に向けて突設し、各支持腕36の上端を横枠状の支持枠37で連結することにより剛性を有する補強枠構造にしている。 【0018】また上記作業機枠30と支持枠37はその両側に、前記両側の2条分の苗載台31a及びその植付部34の植付部ケース33等を支持する補助作業機枠30aと補助支持枠37aとをそれぞれ接手部30b,37bを介して、図4で示す苗載台31aの作業姿勢から、図6で示すように補助作業機枠30aと補助支持枠37aを、接手部30b,37bを介して上方に向けて反転回動させた格納姿勢に切り換えることができるようにしている。 【0019】このような植付作業機3において前部の作業機枠30の両側には姿勢切換支持機構5a(図1)を介して前スタンド5,5を接地姿勢(図5)と格納姿勢(図6)とに切換可能に設けているとともに、後部の支持枠37の中途部には姿勢切換支持機構6aを介して1本の後スタンド6を接地姿勢と格納姿勢とに切換可能に構成している。 【0020】そして前スタンド5と後スタンド6は、その接地姿勢で植付作業機3を、図2で示すように走行機体2から離脱させて接地させたとき、この植付作業機3及びその取付部4をやや前傾姿勢で接地支持させることができるように、両者の長さを設定している。 【0021】そして植付作業機3が昇降機構2aに装着された状態で下降したとき、図1に示すように後スタンド6を前スタンド5よりも先に接地させることができ、この構成により後述する植付作業機3をヒッチ部22からの離脱を簡単に行なうようにしている。 【0022】次に図7、図8を参照して後スタンド6の姿勢切換支持機構6aについて説明する。 【0023】後スタンド6はその上端に取付軸孔60と起立止孔61と格納止部62とを形成した切換板63を一体的に設けている。 【0024】また、支持枠37には後スタンド6を支持ピン65を介して姿勢切換可能に支持するための、側面視で下向きコ字状の取付ブラケット66を、隣り合う植付部ケース33間の一方の植付部ケース33に近接した位置に固定し (図4、5)、上記取付ブラケット66の前後の両側片に穿設した孔に、U字状に屈曲させた支持ピン65の一方を嵌挿し、その突出端側にコイル状の張りスプリング67を張設して支持ピン65を固定方向に付勢し、この支持ピン65の折り返し他端の止部65aを前側の側片に穿設した固定孔68内に挿脱自在に挿通している。 【0025】従って、コ字状の支持枠37の起立止孔61と取付軸孔60の両方に支持ピン65を貫通して後ステンド6を支持しているので、この支持ピン65を中心として後スタンド6を図7に示すように下向きの接地姿勢と、横向きの格納姿勢とに回動させて保持することができる。 【0026】そして、前記取付ブラケット66内において取付軸孔60に支持ピン65を嵌挿支持させた状態で、この支持ピン65の先端の止部65aを切替板63の起立止孔61に挿入すると、後スタンド6は起立した接地姿勢に支持される。 【0027】そして支持ピン65を図8の点線で示すように切替板63から引き出してから後スタンド6を横向きに倒して支持ピン65の先端の止部65aを格納止部62に接当させるようにすると、図7の点線で示すように後スタンド6を両側の植付部ケース33間において支持枠37に沿わせたコンパクトな格納姿勢に切換えることができるようにしている。 【0028】尚、前スタンド5の姿勢切換支持機構5aは上記のものと同様な構成によって横向きの支持ピン65に支持させるようにしているので、接地姿勢状態にある前スタンド5は、この支持ピン65を中心に前方上方に向けて回動退避した位置で格納姿勢にすることができるようにしている。 【0029】以上のように構成した移植機1は、前スタンド5及び後スタンド6を共に格納姿勢に切換えた状態において昇降機構2aを介して植付作業機3を下降させ、接地フロート35を圃場面に接地し、滑走させながら植付爪32で苗載台31上の苗を掻き取って植付作業を円滑に行なうことができる。 【0030】また移植機1は植付作業機3を走行機体2から離脱させて植付作業機3の点検や修理等のメンテナンス作業を行なったり、両者を各別に格納したり、或いは走行機体2のみを別の作業機に単独的に使用したい場合に、植付作業機3の離脱作業を次のようにして簡単に行なうことができる等の特徴を有する。 【0031】即ち、この場合、先ず格納姿勢にある前スタンド5と後スタンド6を姿勢切換支持機構5a,6aを操作して共に接地姿勢に切換えてから、ヒッチ部22の切換レバー29を引き操作して係止部材27を係止解除姿勢に切換え、次いで昇降機構2aを介して植付作業機3を下降操作する。 【0032】このようにして植付作業機3は下降すると、後スタンド6が前スタンド5より先に接地するので植付作業機3を前傾姿勢にしながら昇降機構2aのヒッチ部22が下降することに伴い、取付部4は取付杆41を受止部25に支持したまま回動して取付係止軸42を受止軸部26から離間させ、次いで前スタンド5が接地する。 【0033】この状態で昇降機構2aを介してヒッチ部22を更に下降すると、取付杆41が受止部25から完全に離間して取付部4がヒッチ部22から離脱し、走行機体2と植付作業機3とを簡単、且つ速やかに分離することができる。 【0034】そして走行機体2との連結を解除した後の植付作業機3は、重心よりの前側を複数の前スタンド5で低い高さで支持し、後側を1本の長い後スタンド6で支持するので、植付作業機3は三点で接地支持され、如何様な場所においても前後及び左右のガタ付のない状態で安定よく支持される等の利点がある。 【0035】そして植付作業機3を走行機体2に支持したままスタンドを使用する場合には、後スタンド6を格納姿勢にした状態において、前スタンド5のみを接地姿勢に切換えることにより、非植付作業時に昇降機構2aを下降させて植付作業機3を前スタンド5のみで前傾姿勢にすることはなく、その前側の重心付近を安定よく支持するので、昇降機構2a及び連結構造部分に大きな負荷をかけることのない安定姿勢で接地支持することができる。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の移植機のスタンド構造によれば、走行機体2側の昇降機構2aに設けたヒッチ部22と、植付作業機3側に設けた取付部4とを係脱可能に連結する連結構造を備えた移植機において、前記植付作業機3の前部と後部に接地支持用の前スタンド5と後スタンド6を接地姿勢と格納姿勢とに単独切換可能に設けたことを特徴としている。 【0037】従って従来の装置のように大型のスタンドを設けた場合に比較して、前スタンド5及び後スタンド6をそれぞれ回動操作することができる。 【0038】そして、植付作業機3を走行機体2から外したとき、前スタンド5と後スタンド6とで植付作業機3の前後を安定よく支持することができる。 【0039】また、植付作業機3を走行機体2の後部に昇降機構2aによって支持した状態でスタンド5、6を使用する際は、前スタンド5或いは後スタンド6を選択的に使用すればよく、従来の装置のように大型のスタンドを回動させる必要がないので、操作性が良い。 【0040】また、後スタンド6を植付作業機3の下降時に前スタンド5よりも先に接地させる長さに形成するとともに、取付部4の上部をヒッチ部22に回動可能に支持した状態で、この取付部4の下部と、ヒッチ部22の下部との連結を解除して植付作業機3を走行機体2から離脱させるように構成したことにより、昇降機構2aを下降して走行機体2と植付作業機3の連結を解除するとき、後スタンド6が前スタンド5より先に接地して昇降機構の下降に伴って植付作業機3の姿勢がヒッチ部22と取付部4の連結を解除する方向に変化するため、植付作業機3を走行機体2から簡単かつ速やかに解除することができる。 【0041】また、後スタンド6を起立させた接地姿勢と、植付部ケース33の間において横向きにした格納姿勢とに切換可能に構成したので、後スタンド6を支持枠37方向に接近させるように回動させて格納姿勢にすることができ、植付作業機3の後方や上方に突出させることがない。 【0042】従って、植付作業時等において後スタンド6が邪魔になることなく、植付部ケース33間においてコンパクトに格納することができる等の利点がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成13年5月28日(2001.5.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066865 【弁理士】 【氏名又は名称】小川 信一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2002−345312(P2002−345312A) |
| 【公開日】 |
平成14年12月3日(2002.12.3) |
| 【出願番号】 |
特願2001−158886(P2001−158886) |
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