| 【発明の名称】 |
苗移植機 |
| 【発明者】 |
【氏名】木下 栄一郎
【氏名】安田 賢司
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】2つの苗植付装置5、5を一列状に並んで搬送されてくる複数の供給カップ40の中の1つ目と4つ目の苗供給カップ40a、40bの位置にそれぞれ配置したことを特徴とする苗移植機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、車輪等の走行推進体で機体を推進させながら苗を植付ける苗移植機に関する。 【0002】 【従来の技術】野菜苗用の苗移植機として、畝の両側を通る車輪等の走行推進体で機体を推進させながら畝に苗を植付ける構成のものがある。この種の苗移植機は一条植え構成のものが多かったが、最近、一畝に二条の苗を植付けることができる苗供給装置と苗植付装置を備えた二条用の苗移植機が用いられるようになってきた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、効率的に苗移植作業を行うことができる二条用の苗移植機を提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために本発明は次のような構成を採用した。2つの苗植付装置5、5を一列状に並んで搬送されてくる複数の供給カップ40の中の1つ目と4つ目の苗供給カップ40a、40bの位置にそれぞれ配置したことを特徴とする苗移植機である。 【0005】 【発明の効果】この苗移植機は、上記のように構成したものであるから、多くの苗を苗供給カップに供給して2条植えでき、非常に効率的に苗移植作業を行うことができる。 【0006】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1〜図11は本発明の苗移植機の一例の構成図である。苗移植機1は、走行推進体として走行車輪2、2、3、3を設けた走行部1aと、苗供給装置4、苗植付装置5等からなる二つの苗植付部1b(L)、1b(R)を備え、走行部1aによって畝Uを跨いだ状態で機体を進行させながら、苗植付部1b、1bで野菜のポット苗を畝Uの上面に植付ける構成となっている。作業者は、機体後方に設けた操縦ハンドル6で適宜機体を操向すると共に、植付作業時には苗植付部1b、1bの側方を歩行しながらそれぞれの苗供給装置4、4へ苗を補給する。以下、各部の構成について説明する。 【0007】走行部1aは、走行部ミッションケース7の前側にエンジン9が配置されている。エンジン9の左側面部には該エンジンの動力で駆動する油圧ポンプ10が設けられている。また、エンジン9の上側には燃料タンク11等が設けられ、その上側をボンネット12が覆っている。走行部ミッションケース7の背面部に側面視長方形の前フレーム13が一体に設けられており、この前フレーム13の背面右端部に走行部1aと操縦ハンドル6をつなぐメインフレーム14の前端部が固着連結されている。メインフレーム14は、右側の苗植付部1b(R)の下方を通って後方に延び、途中で斜め上向きに湾曲し、そのまま苗植付部1b(R)の後方位置まで延びている。そして、その後端部に操縦ハンドル6が固着して取り付けられている。 【0008】走行部ミッションケース7の左右側面部から、内部に後輪伝動用シャフトが挿通された回動自在な後輪伝動パイプ15L、15Rが左右側方に突出している。左側の後輪伝動パイプ15Lの方が右側の後輪伝動パイプ15Rよりも長くなっている。これら後輪伝動パイプ15L、15Rの先端部近傍は、前記前フレーム13に固定の支持パイプ15a、15aに取り付けた軸受部15b、15bによって回転自在に支持されている。そして、左右両後輪伝動パイプ15L、15Rの先端部に走行チェーンケース16、16が一体に取り付けられ、その走行チェーンケース16、16の先端部に設けた後輪車軸2a、2aに駆動車輪である後輪2、2が取り付けられている。後輪伝動パイプ15L、15R内のシャフトと走行チェーンケース16、16内のチェーン16a、16aを介して、走行部ミッションケース7から後輪車軸2a、2aへ動力が伝達される。 【0009】エンジン9の下側には、前輪支持パイプ17が前後方向のピボット軸17aを支点にして揺動自在に設けられている。この前輪支持パイプ17は、ピボット軸17aに対し左側の部分の方が右側の部分よりも長くなっている。前輪支持パイプ17は、エンジン9の下部に設けたエンジン取付ベース8に支持されている。前輪支持パイプ17の左右両端部に前輪支持軸17a、17aが摺動自在に嵌合しており、その前輪支持軸17a、17aの先端部に前輪支持ロッド18、18が高さ調節可能に取り付けられ、該ロッドの下端部に従動車輪である前輪3、3が軸支されている。 【0010】走行部1aには機体に対して後輪2、2を上下動させて機体位置を制御する機体制御機構が設けられている。この機体制御機構は、走行部ミッションケース7の上に配置した油圧バルブユニット20から後方に向けて昇降シリンダ21が設けられ、該昇降シリンダ21のピストンロッド21aの先端部に天秤杆22が上下方向の軸まわりに回動自在に取り付けられている。昇降シリンダ21のピストンロッド21aは、前後両端が油圧バルブユニット20とメイフレーム14に取り付けた取付部材23とで支持されたガイド軸24に沿って摺動するようになっている。天秤杆22の左右両端部と、後輪伝動パイプ15、15に固着したスイングアーム25、25とが、連結ロッド26、26を介して連結されている。左側の連結ロッド26は、ローリングシリンダ27が組み込まれており、該シリンダ27を伸縮作動させることにより長さを変えられるようになっている。 【0011】昇降シリンダ21及びローリングシリンダ27は、前記油圧ポンプ10から供給される作動油を油圧バルブユニット20内の制御バルブ(図示せず)で制御されて作動する。昇降シリンダ21の伸縮作動で、左右の後輪2、2が同方向に同量だけ機体に対して上下動し、機体が昇降する。また、ローリングシリンダ27を伸縮作動させると、左右の後輪2、2が逆方向に同量だけ機体に対し上下動し、機体が左右に傾斜する。 【0012】苗植付部1b、1bは左右並列に配置され、右側苗植付部1b(R)は平面視で走行部ミッションケース7の後方に位置し、左側苗植付部1b(L)はその左側方に位置している。両苗植付部1b、1bはほぼ同じ構成である。前記前フレーム13の上面に走行部ミッションケース7から伝動される苗植付部ミッションケース30の下部が固着され、該苗植付部ミッションケース7の上部から左側方に植付伝動パイプ30aが設けられている。この植付伝動パイプ30aに左右の苗植付部1b、1bの第一植付伝動ケース31、31の基部がそれぞれ固着され、更に該第一植付伝動ケース31、31の先端部に第二植付伝動ケース32、32の基部が固着している。そして、第一植付伝動ケース31、31と第二植付伝動ケース32、32に後述する苗植付装置5、5の作動機構が連結されている。また、苗植付部ミッションケース30の上端部に基部を固定した上部フレーム34に右側苗植付部1b(R)の苗供給装置4が取り付けられ、植付伝動パイプ30aに固着のブラケット35に基部を固定した上部フレーム34に左側苗植付部1b(L)の苗供給装置4が取り付けられている。さらに、苗植付部ミッションケース30の上端部とブラケット35に固定された苗載台フレーム34に両苗植付部1b、1b共用の苗載台55が支持されている。 【0013】苗植付装置5は、その側面視からの作動図である図4と平面図である図5に示すように下端が尖ったカップ状の苗植付具60を備えている。この苗植付具60は、前側部材60aと後側部材60bとからなっており、苗植付具60の後方に位置する前側部材回動軸61Aに回動自在に支持された前側部材取付アーム62A、62Aに前側部材60aが一体に取り付けられ、苗植付具60の前方に位置する後側部材回動軸61Bに回動自在に支持された後側部材取付アーム62B、62Bに後側部材60bが一体に取り付けられている。よって、回動軸61A、61Bを支点にして両部材60a、60bが回動することにより、両部材60a、60bの下部が開閉動作をする。前側部材取付アーム62Aと後側部材取付アーム62Bに形成された長穴(図示せず)に遊嵌する連動ピン63によって、前側部材60aと後側部材60bは互いに連動して回動する。 【0014】前側部材取付アーム62Aの脚部62aAと後側部材取付アーム62Bの脚部62aBとの間に、前側部材60a及び後側部材60bを閉じる側に付勢するスプリング64が張設されている。この苗植付具60は、下記の作動機構によって所定の動作を行う。 【0015】第二植付伝動ケース32から上方に突出する支持部33a(図1)に後リンク支持アーム67Aが回動自在に取り付けられ、その支持アーム67Aに基部が枢着された後リンク68Aの後端に前側部材回動軸61Aが連結されている。後リンク68Aの中間部には、第二植付伝動ケース32の後端部に設けた後リンク駆動アーム69Aが連結されている。また、植付部ミッションケース30に前リンク支持アーム67Bが回動自在に取り付けられ、その支持アーム67Bに基部が枢着された前リンク68Bの後端に後側部材回動軸61Bが連結されている。 【0016】前リンク68Bの中間部には、第一植付伝動ケース31の後端部に設けた前リンク駆動アーム69Bが連結されている。エンジン9の駆動力がミッションを経由して伝達されて両駆動アーム69A、69Bが駆動回転すると、後リンク68A及び前リンク68Bが基部の位置を前後に変動させつつ上下に揺動し、苗植付具60が一定姿勢のまま上下動する。 【0017】後リンク68Aの基部には開閉アーム71が回動自在に取り付けられ、その開閉アーム71の先端部と前側部材取付アーム62Aとが開閉ロッド72で連結されている。また、後リンク68Aの中間部には後リンク駆動アーム69Aと一体に回転する開閉カム73が取り付けられている。この開閉カム73のカムフォロアとしてのローラ74が開閉アーム71に設けられている。 【0018】苗植付具60がその移動軌跡X(図1)の下死点付近にある位置から上昇する行程で、開閉カム73がローラ74に係合するようになっている。開閉カム73がローラ74に係合すると、開閉ロッド72が引かれ、前側部材60aと後側部材60bが互いに連動して、それぞれの下端が開くように回動する。開閉カム73がローラ74に係合しない時は、スプリング64の張力によって前側部材60aと後側部材60bの下端部は閉じている。 【0019】苗植付具60は図1の一点鎖線Xで示す軌跡で運動し、その上死点にある時に、苗供給装置4により苗が落下供給される。供給された苗は、前側部材回動軸61Aと後側部材回動軸61Bに取り付けられている筒状の苗ガイド76を通って苗植付具60内に導かれる。苗を保持した苗植付具60が下降し、一点鎖線Xで示す軌跡の下死点では苗植付具60の下部が畝の表土部に突き刺さり、苗移植用穴を形成する。これとほぼ同期して苗植付具60の前側部材60aと後側部材60bの下端部が開き、保持していた苗を上記苗移植用穴の中に解放する。そのまま苗植付具60が上昇し、上死点付近まで上昇すると苗植付具60が閉じる。 【0020】前記第二植付伝動ケース32は苗植付装置5の左側方に位置している。そして、該苗植付具60と一体で、苗植付具60の上方で落下する苗を案内する筒状の苗ガイド76(図5)が取り付けられている。第二植付伝動ケース32によって、苗補給作業時に作業者が苗植付装置5に干渉することを防いでいる。 【0021】この二条植え付け用の苗移植機のフレーム構成は、足回りを支えるパイプ15、17、15a、30a等のフレーム群とハンドル6をつないだメインフレーム14で構成されているが、さらに、左側の植付部1b(L)を載置したフレーム110をメインフレーム14に取り付け、さらに該フレーム110の上にプレート111を取付けたモノコックフレームで軽量な二条移植機のフレーム構成とすることができる。プレート111の上端部の2カ所には六角シャフト112a、112bが設けられており、該六角シャフト112a、112bは苗植付装置5の前リンク支持アーム67Bと後リンク支持アーム67Aの回動中心軸となっている。 【0022】また、フレーム110を取り付けることにより、植付部1bの重量でメインフレーム14がねじれるおそれがない、強固なフレーム構成となる。更に、フレーム110の前端部を走行車輪2を支持するべく左右に延びる支持パイプ15aに取り付けているので、メインフレーム14、前フレーム13並びに支持パイプ15a及びフレーム110により平面視で枠型のフレームが構成され、強固なフレーム構成となる。従来は、前後に配置した走行部と苗植付部とをそれぞれメインフレーム14の近くで支持しているので、走行車輪2、3の左右トレッドが広くなったり苗植付部を左右に複数個設けた構成であると、走行部と苗植付部とが接続されるメインフレーム14の近くの構成部材に大きなねじりトルクがかかってねじれ易く、苗の植付深さ、植付姿勢あるいは植付位置が精度良く適正に安定しないおそれがある。ところが、前記本発明の枠型のフレーム構成により走行部と苗植付部とを含む全体が一体的に支持され、機体全体のフレーム構成の強度を増すことができ、ひいては苗の植付深さ、植付姿勢あるいは植付位置が精度良く適正に安定させることができる。 【0023】苗供給装置4は、複数の苗供給カップ40、…を円周上に等間隔で配置したターンテーブル41を備えている。ターンテーブル41は、ターンテーブル支持フレーム56に固定された支持板42に、中心軸43を支点にして回転自在に設けられている。中心軸43にはターンテーブル41と同一方向に回動するラチェットホイール45が取り付けられ、そのラチェットホイール45の歯に噛み合う方向に付勢したホイール45側に付勢されたラチェット爪46がラチェットアーム47に取り付けられている。ラチェットアーム47と、後記前リンク支持アーム67Bと一体に作動する苗供給駆動アーム49とが苗供給駆動ロッド50を介して連結されている。 【0024】供給駆動アーム49が揺動することにより、このアーム49と一体的に中心軸43を中心に回動するラチェットアーム47が図3内記入Rの方向に回動し、ラチェットアーム47と一体的に動くラチェット爪46が、該ラチェット爪46と噛み合うラチェットホイール45の歯を介して該ラチェットホイール45を所定角度回転させ(図3の矢印Bの方向)、ターンテーブル41は苗供給カップ40、・・・の取付間隔分回転する。 【0025】このとき、ラチェットアーム47(図3の矢印R方向)の回動により、該ラチェットアーム47と共に動くラチェット爪46が軸46aを中心に回動してラチェットホイール45の噛合する歯から外れ、ラチェット爪46が次のラチェットホイール45の歯に噛み合い、ターンテーブル41は停止する(ラチェットホイール45とターンテーブル41は一体的に動き、中心軸43の回りに回転自在に支持されている。)。 【0026】こうして苗植付装置5の作動と同期して苗供給カップ40、…の取付間隔分づつ間欠的に回転する。各苗供給カップ40、…の底部には開閉自在なシャッタ52、…が取り付けられている。平面視で前側やや左寄りの位置が切れたC字形のシャッタ閉じ棒53が苗供給カップの底部に接する高さに設けられており、上記シャッタ閉じ棒53の切れた部分に相当する苗供給位置Pに位置する苗供給カップ40のシャッタ52は自重もしくは苗の重量で開くが、それ以外の苗供給カップ40、…のシャッタ52、…はシャッタ閉じ棒53に規制されて閉じた状態になる。 【0027】作業時には、機体の進行に合わせて作業者が左側の後輪2の後方を歩きながら、苗載台55に載置されている育苗トレイのポット苗を各苗供給カップ40、…に補給する。ターンテーブル41の回転により苗の入った苗供給カップ40が苗供給位置Pまで移動すると、シャッタ52が開き苗が苗植付装置5の苗植付具60の中に落下する。 【0028】本実施の形態の二条移植機は一対の苗供給装置4、4と苗植付装置5、5を備えているが、図2に示すように一対の苗供給装置4、4のターンテーブル41a、41bの内の一方のターンテーブル41aにのみ、ラチェットホイール45と該ラチェットホイール45の歯に噛み合うラチェット爪46,ラチェットアーム47及び苗供給駆動ロッド50を設け、他方のターンテーブル41bの回転軸43bにはラチェットホイール45bとラチェット爪46b及びラチェットアーム47bを取り付けるが、苗供給駆動ロッド50を取り付けないで、苗供給駆動ロッド50を設けた側の回転軸43aに固着したアーム115aを該アーム115aと連動するロッド116を介して回転軸43bに固着したアーム115bに連結する。ロッド116の両端は回転軸43a、43bにそれぞれ固着したアーム115a、115bの端部に回動自在に連結されている。 【0029】こうして、前記苗供給駆動ロッド50を取り付けていないターンテーブル41b側の回転軸43bに固着したアーム115bは該回転軸43bと一体的に回転し、該アーム115bはターンテーブル41a側の回転軸43aの回動に連動して順次回転することができる。 【0030】従ってターンテーブル41a側の苗供給駆動ロッド50の動きに連動して一対のターンテーブル41a、41bはそれぞれ矢印A(図2)方向に同時に回動する。このとき、図6(苗移植機の平面図)に示す構成からなる回転軸43a、43bのアーム115a、115b及びロッド116と苗供給駆動ロッド50a、50bによる連動機構を用いると、左右のターンテーブル41a、41bはそれぞれ矢印B、A方向(図6)に回動する。すなわち、ターンテーブル41a、41bは互いに内向きに回転する。 【0031】図6に示す構成では、互いに反対方向に回動する左右のターンテーブル41a、41bの各中心軸43a、43bに固定されるラチェットホイール45a、45bの歯に噛み合うラチェット爪46a、46bとラチェットアーム47は互いに対称的な配置になっている。 【0032】このように一対のターンテーブル41a、41bが移植機の進行方向に向かって互いに内向きに回転する構成にすることで、苗供給装置4、4から苗植付装置5、5に苗を落下させる位置Va、Vbを過ぎて空になったばかりの苗供給カップ40の近くで2人の作業者が新しい苗を空のカップ40に供給する作業が可能になり、作業者は苗載置台55からターンテーブル41a、41bが回動中に広い範囲(図6の矢印C、Dの範囲)内で、余裕をもって空の苗供給カップ40に苗を供給することができる。 【0033】本実施の形態の二条移植機は一対の苗供給装置4、4と苗植付装置5、5を備えているが、図7(苗移植機の要部平面図)に示すように一対の苗供給装置4、4のターンテーブル41a、41bの内の一方のターンテーブル41aにのみ、ラチェットホイール45と該ラチェットホイール45の歯に噛み合うラチェット爪46及びラチェットアーム47と苗供給駆動ロッド50を設け、他方のターンテーブル41bの回転軸43bにアーム115bを固着する。苗供給駆動ロッド50を取り付けた回転軸43aに固着したアーム115a及びアーム115aに端部を回動自在に連結したロッド116とア−ム115bは連動する。このとき、前記ラチェットホイール45b、ラチェット爪46b及びラチェットアーム47bはラチェットホイール45a、ラチェット爪46a及びラチェットアーム47aとは反対方向に回転するように回転軸43bに連結する。 【0034】ターンテーブル41b側の回転軸43bには該回転軸43bと一体的に回転するアーム115bとターンテーブル41a側の回転軸43aと一体回転するアーム115aの各端部同士をロッドで回転自在に連結する。従って、図7(a)に示す構成からなる回転軸43a、43bのアーム115a、115b及びロッド116と苗供給駆動ロッド50による連動機構を用いると、左右のターンテーブル41a、41bはそれぞれ矢印B、A方向に回動する。 【0035】また図7(b)に示す構成からなる回転軸43a、43bのアームとロッドによる連動機構を用いると、左右のターンテーブル41a、41bは共に矢印A方向に回動する。前記図6、図7(a)及び図7(b)の左右のターンテーブル41a、41bの回動の中では、図7(a)に示す矢印の回動方向にターンテーブル41a及び41bが回動する場合が図6で説明したように一番望ましい。 【0036】また図8の平面図、図9の要部斜視図に示すようにターンテーブルとして複数の苗供給カップ(図8には20個の苗供給カップ40がある例を示す。)を弾性体からなるチェーン120で互いに連結して矩形状のスライド板121上を摺動させる形式の苗供給方式(回転ずし方式)の構成にすることで、多くの苗を苗供給カップ40に供給することができて、苗移植作業が非常に効率的に行うことができる。 【0037】スライド板121上の各苗供給カップ40は伸縮自在の弾性体からなるチェーン120で連結しているが、スライド板121上の矩形状の両端部に位置する3つの苗供給カップ40の側面に沿って該カップの動きを規制する十文字状の駆動輪123と従動輪124が設けられている。前記駆動輪123は植付部ミッションケース30からは右側方に設けられた歯車126、伝動チェーン127、スプロケット128及び伝動チェーン129によりエンジン駆動力が伝達される。 【0038】伝動チェーン129はスライド板121の底面部に設けられた電動チェーン127に連結したスプロケット128により駆動され、伝動チェーン129は十文字状の駆動輪123の回転軸上に設けられたスプロケット130と噛み合うことで駆動される。 【0039】また、図9に示すように苗植付装置5の真上に搬送されてきた苗供給カップ40のシャッター52は苗植付装置5に設けられた開閉アーム132により開閉制御される。苗植付装置5が上死点に達すると、シャッター開閉アーム132がカップ40のシャッター52を開き、苗を受け取ると共に、一時的に供給カップ40の動きを停止させる。開閉アーム132にシャッター52が当接するとシャッター52は開放され、カップ40の中の苗が苗植付装置5内に落下する。シャッター52が開閉アーム132に当接して開放されている間は当該カップ40の動きは停止するが、弾性体チェーン120の伸びで他のカップ40の搬送が滞り無く行われる。 【0040】また、苗供給カップ40のシャッター52が開閉アーム132に当接している間、当該カップ40は動かないのでカップ40内の苗が苗植付装置5に確実に落下するので、苗植え付けの失敗が無くなる。また図10に示す苗移植機の平面図のようにターンテーブル41を図1等で示したものより一回り大きくして、その同心円上に二列の苗供給カップ40を配置した構成にしても良い。 【0041】該カップ40のシャッターの開閉機構は図4、図5等で説明したものと同じ構成とし、各苗供給装置4の下部には苗植付装置5が設けられているので二列のカップ40a、40bからそれぞれ一つ畝の二条の苗を同時に植え付けることが出来る。 【0042】図11と図12には二条植付用の苗移植機の概略平面図と側面図を示す。◎同一の駆動軸で同時に2つの苗植付装置5、5を駆動させると、図1に示す軌跡Xを通る動きを2つの苗植付装置5がする。また複数の苗供給カップ40は図11に示すように機体の横方向に伸びた横長の無端状チェーン135に支持されて一列状態で搬送される。 【0043】従って、2つの苗植付装置5、5を一列状に並んで搬送されてくる複数の供給カップ40の中の1つ目と4つ目の苗供給カップ40a、40bの位置にそれぞれ配置し、一列状の苗供給カップ40、…に交互に別の種類の苗を供給しておくと、一つの畝Uに各条で異なる種類の苗を植え付けることができる。 【0044】また同一種類の苗をこの苗移植機で植え付けるときには、多少苗の供給をしていないカップ40があったとしても、どちらかの植付装置5で苗を植え付けることができる。また、図1に示すように、苗植付位置の後方には、左右一対の鎮圧輪80、80が設けられている。この鎮圧輪80、80は、下部ほど互いの間隔が狭くなるように斜めに取り付けられ、ロッド93に遊嵌させた重り81によって下向きに付勢されており、機体の進行に伴って畝面を転動し、苗が植付けられた後の苗移植穴の周囲の土を崩落させて穴を埋め戻すと共に、その跡を軽く鎮圧するようになっている。 【0045】また、上記ロッド93はメインフレーム14の前後中間部に固着した支持枠86に上下に揺動自在に支持された揺動フレーム87の後端部に取り付けられている。畝面の凹凸に応じて鎮圧輪80、80が機体に対し上下動すると、その鎮圧輪80、80の上下動による接地プレート28が畝の上面を検出して感知リンク機構29を介して油圧バルブユニット20内の昇降用油圧バルブ(図示せず)に伝えられ、揺動フレーム87の角度が元に戻る方向に昇降シリンダ21を作動させる。これにより、畝の上面から機体までの高さを一定に維持するように機体を昇降制御する。 【0046】更に、メインフレーム14の後部には鎮圧輪固定レバー91が回動自在に支持され、鎮圧輪固定レバー90は鎮圧輪80、80を非接地状態まで上昇させた位置で固定するものである。揺動フレーム87は機体の右側に配置されているので、機体の左側を歩行する作業者がこの揺動フレーム87に接触することがなく、確実な鎮圧を行えると共に、機体の昇降を正確に行える。 【0047】操縦ハンドル6は両端が後方に延びる平面視略コ字形をしており、その両端部にグリップ6a、6aが取り付けられている。旋回時や路上走行時には、作業者がグリップ6a、6aを握って操縦する。操縦ハンドル6は機体の左右中心から右側にずらせて設けられているので、畝の右側の溝を歩行しながらハンドル操作や苗補給作業を行いやすく、また、機体の左側を歩行しながら苗補給作業を行う時に邪魔にならない。 【0048】グリップ6a、6aの下側にはサイドクラッチレバー100、100が設けられている。また、操縦ハンドル6の基部には操作パネル101が設けられ、該操作パネル101に、苗供給装置4及び苗植付装置5へ伝動する植付クラッチの入・切操作と機体の昇降操作をする植付昇降レバー102、メインクラッチの入・切操作をするメインクラッチレバー103等が設けられている。 【0049】メインフレーム14には、畝面の凹凸に応じて上下に回動する接地体90が取り付けられている。この接地体90の動きが連動機構88を介して油圧バルブユニット20内の昇降用油圧バルブに伝えられ、畝の上面に対する機体高さが一定になるように前記昇降シリンダ21を作動させる。これにより、苗の植付深さを一定に維持する。植付深さ調節レバー92で接地体90の取付角度を変えると、苗の植付深さが調節される。 【0050】また、左右傾斜検出用の振り子95の動きに連動して油圧バルブユニット20内のローリング用油圧バルブが切り替わるようになっており、機体が左右に傾斜するとローリングシリンダ27が適宜作動し、機体を左右水平に戻すように制御する。 【0051】上記苗移植機1で2つの苗供給装置4と苗植付装置5が並列配置されている場合には一つの畝に二条の苗の植付作業を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000000125 【氏名又は名称】井関農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年9月14日(2000.9.14) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2002−305919(P2002−305919A) |
| 【公開日】 |
平成14年10月22日(2002.10.22) |
| 【出願番号】 |
特願2002−54181(P2002−54181) |
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